おはようございます、自宅の書斎から杉本です。
久しぶりに夏風邪にかかってしまいました。
大人しく過ごしております、この記事が出る頃には治っているでしょう☆
クーラーが寒いときには、遠慮なく言ったほうがいいですね。
◆創作のリズム。
杉本自身の創作のリズムについて、今日はお話をしていきます☆
いまFT書房では「ゲームブック」「30分で遊ぶ1人用TRPG ローグライクハーフ(RLH)」「モンスター!モンスター!TRPG」の3つの柱を中心に、作品を展開しています。
このうち「モンスター!モンスター!TRPG」は海外からの翻訳作品で、「ゲームブック」とRLHがFT書房のオリジナル作品なわけです。
◆新しいものを、作りはじめています。
いま、私はゲームブックとして「昆虫都市」を、RLHのシナリオとして「死霊沼の聖母」を執筆しています。
「昆虫都市」はかたつむりのペースですが、「死霊沼の聖母」のほうは、まずまずのペースで制作が進んでいます。
それらに加えて、私はいつも「新しい何か」の制作を続けています。
簡単なご紹介ですが、私はこれまで、FT書房でいくつか「新しい何か」を作ってきました。
最初に作ったのは、おそらく業界初であったボードゲームの攻略書籍です。「アグリコラ」を攻略するための「アグリペディア」や、「カタンの開拓者」を攻略する「カタンの攻略者」など……。
これは好評で、商業誌でボードゲームの攻略記事を何回か書くことにもなりました。
次に当たった「新しいもの」は、クトゥルフ系のゲームブックです。
オリジナルの短編集を2冊、原作をもとにした作品を2冊、刊行しました。
ホラーゲームとゲームブックは相性がいいものでして(突然死の恐怖)、すごい勢いで完売したのを覚えています。
それから、グループSNE社で「TtTマガジン」や「ウォーロック・マガジン」の編集長をしつつ、同社からの刊行物に「トンネルズ&トロールズ」や「ソード・ワールド」のソロ・アドベンチャーを書くという時期を、何年間か送りました。
編集長を卒業してから取り組んだのが、新しいTRPGの制作です☆
2023年にRLHを配信してはや2年。
過去最大のヒット作となり、展開が続いています。
◆展開の「軸」。
作品をつくるとき、頭のなかでいつも、買い手の心情を想像します。
私は、大手のTRPG業界が「版上げ」を行うことを、「必要なんだろうけど、ちょっとイヤだな」と感じています。
第3版から第4版へとルールが変更になるとき、これまでに遊んだもの(シナリオやサプリメント)がリセットされてしまう。
もしかしたら、舞台となる世界なども変更となって、新しい世界について新しく学び直す必要が生まれてしまう。
そうすることで「新たなファンと古参のファンの知識差を埋める」「企業が存続していくために必要な資金を得る」といった、プラスの面があるのは理解しています。私もつくる側ですからね。
だけど、そのことで、遊んでいたひとつのルールと世界が「閉じてしまう」ことに、寂寥感といいますか、一種の寂しさを感じてしまうのです。
前置きが長くなってしまったのですが、私が「アランツァ」という共通世界を、ゲームブックとTRPG(RLH)で使っているのは、そういう理由です☆
◆作るとしたら?
いま、私にあるのはふたつのアイディアです☆
ひとつは、ファンタジーゲームブックという枠組みから足を伸ばしてクトゥルフ系ゲームブックを作ったときのような、「延長線上」で考えるアイディア。
具体的には、「現代怪奇×RLH」です!
もうひとつは、「90分で遊ぶ多人数用TRPG ローグライクハーフ(仮)(RLH90)」です。
これまで、プレイヤー数が最大2人だったRLHを、3人以上でも遊べるように拡張するというアイディアです☆
ゲームマスターが必要かどうかは決めていませんが、プレイヤーは最大でも3人か4人のゲームにできたら、と考えております。
◆実は、2年前から。
どちらのアイディアも、実はRLHがヒットした時から考えていたものです。
ここ最近は、後者のアイディアに関して、創作意欲が湧いてきています。
というのは、TwitterやYouTubeなどで、RLHを通じて交流して、仲良くなっておられる方々を目の当たりにしてきたからです☆
1人から4人で遊べるようなRLHを生み出すというのは、ひとつ、面白い試みなのではないかと考えております。
◆もし、そうするなら☆
もしRLH90を作るなら、世界観はアランツァのままで(あるいは、読者のオリジナル世界でも遊べるようなルールで)いこうと考えております☆
また、RLHのベースとなるルールは維持したままにすることで、新しいルールを覚える負荷を最小限にとどめられるように、デザインしていこうと思っています。
実は、軽い目鼻はすでについています。
RLH90はそれ自体がRLHのサプリメントでありつつ、RLH90が多人数用TRPGの基本ルールになるように、デザインする予定です。
すでに取り組んではおりますが、1年以上は必ずかかります。
RLHを作る際にも、ボツになったTRPGのルールが5個ほどありました。
RLH制作に至るまでには、2年間の長いトンネルがあったのです。
そういうわけですので、気長に、しかし楽しみにしていただけましたらさいわいです!
それではまた!
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