━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ ローグライクハーフ『怨霊列車は夜笛を鳴らす』リプレイ vol.8 (東洋 夏) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ FT新聞をお読みの皆様、こんにちは! 本日の担当は東洋 夏(とうよう なつ)。 ローグライクハーフ『怨霊列車は夜笛を鳴らす』のリプレイ小説をお届けいたします。 冒険の舞台は、夜を駆け、人をさらうという謎の〈怨霊列車〉。調査を依頼された十二歳の見習い聖騎士シグナスと、その相棒〈おどる剣〉のクロ。そして従者に「面白いこと」を愛するコビット族のヨンという布陣で進んでいきます。 前回vol.7では、〈怨霊列車〉の車掌が登場。切符を切るはさみで人体に「パッチン♪」と刻印することが大好き、という特殊な癖をお持ちのお方でした。シグナスくんに興味津々の車掌さんに対し、勇気ある十二歳は刻印を承諾。耳たぶを「パッチン♪」とされることで事なきを得ました。 先頭車両まで残すは一両。 次の車両では何が待ち受けているのでしょうか? なお、リプレイの性質上シナリオの根幹に触れます。 ネタバレとなりますので、避けたい方はそっと閉じていただけましたら幸いです。 前口上はこれでおしまい。 いざ出発と参りましょう! ◇ 〈シグナス(レベル8、聖騎士)〉 ・技量点:0 ・生命点:7 ・筋力点:4 ・従者点:9 ・技能:【高潔な魂】【全力攻撃】【癒しの光】 ・持ち物:見習いの片手剣(片手武器、斬撃)、丸盾、板金鎧(防御ロールに+1)、金貨14枚、スノーレパードアイ(金貨30枚相当の宝石)、騎士グロリアの指輪(金貨12枚の価値)、ランタン、食料1食分 〈クロ(レベル11、おどる剣、炎属性)〉 ・技量点:1 ・生命点:6 ・器用点:3 ・従者点:7 ・技能:【装備化】【凶器乱舞】【精密攻撃】【鋼の意志】 ・持ち物:なし ◇ [8号車]31:アンデッドになった乗客 残すところ、車両はあとふたつ。 次の車両を過ぎれば、〈怨霊列車〉の主に行き着くはずだ。車掌に切られて熱を持った耳に、夜風が気持ちよかった。シスターから買ったワインで洗って簡単な手当は施したものの、どんどん腫れてきている気がする。 列車の目的地は何処なのだろうか。車掌に聞いてみれば良かったのかもしれない。攻略の手がかりになった可能性もあるのに、迂闊だった。 先に連結部を跳んだヨンが、異常なしと手招きする。 シグナスも慎重に渡って行く。 古城の跡を発して如何ほどの時が過ぎたのだろう。長い夜であることに違いないが、まだ明ける気配は無さそうだ。シグナスはがっかりした。怨霊と名乗るくらいだから、朝の光には弱そうなものなのに。 扉を開けて、車両に踏み込む。今度の車両は拍子抜けするほど静かだった。それでも警戒してクロを鞘から引き抜くと、恐ろしいほど不機嫌かつ乱暴に〈おどる剣〉はシグナスの手のひらを振り解く。 「見せてみろ、シグナス」 クロの声には紛れもない怒りがこもっている。 「全然どうってこと……」 「見せてみろ!」 宙に浮いたクロから切先を突きつけられ、シグナスはぎくりとした。ゆっくりと顔を横にして切られた耳たぶを向けると、クロはシグナスが切先で突いて見聞し、 「腐れ落ちないことを祈るんだな」 「やめてよ」 「そうやって体が腐った奴を、俺はそれこそ腐るほど知ってるんだぞ」 そこでシグナスの背中に隠れていたヨンがひょいと顔を出して、取りなすように口を開いた。 「いやあ、でもねえ剣どん」 「誰が〈剣どん〉だ」 「剣どんは剣どんでしょうよう。そんな調子でシグにもカッコいい二つ名は必要じゃございませんか、え、剣の旦那。おたくの国の大立者といったら〈黒真珠〉で〈歌養いの騎士〉ブラークなんぞと申しますでしょう。ですからよう、〈耳欠〉のシグナスとかなんとか」 「みみかけ」 「良い感じじゃね、シグ? どうよ」 「馬鹿馬鹿しい。シグナスも喜ぶんじゃない、おい!」 「良いじゃんかクロ、ひとつくらい勲章があったってさ。僕だってブラーク様みたいに〈黒真珠〉とか言われたいし、サー・ノックスだって〈王女様の猟犬〉って言われてるんでしょ」 〈おどる剣〉は苛立ちも隠さずに空中でスピンした。 「クロ!」 「くそ、浮かれるのは勝手だがな、せいぜい生きて帰れるように気を引き締めておけ。分かったなシグナス」 「うん」 「ああ、子守りは疲れる」 クロは空中に横たわり、まるでやる気の失せた修道女めいた怠惰な空気を漂わせる。シグナスは苦笑して、中扉を開けた。そしてむせた。客室から噴き出す匂いの酷さにである。刺激臭を吸い込んだ途端に、視界が涙で霞む。 「うげぇーっ」 ヨンが鼻を摘んで言った。 「何だい、こいつぁ」 「来るぞ、構えろ、不死者だ!」 こんなときは鼻のないクロが羨ましくなる。座席に腰掛けていた人々が立ち上がってこちらを向いた。顔の造作がおかしい。それで言うなら体もだ。腐って半分ずり落ちた顔に引きずられるように、半身が傾いている。それがよたよたとこちらに近づいて来ていた。相手の人数は多く、狭い客車内では囲まれて潰される恐れがある。 (※お出でになりましたのはその名もずばり〈アンデッドになった乗客〉。出現数5と出まして、かつ反応は「常に死ぬまで戦う」。しかしレベルは3と低い上に特殊能力も無いので、落ち着いて切り抜ければいけるでしょう。クロの技能は温存して、1ラウンドの接近戦から。シグナスがクリティカルからの成功、クロもヨンも成功して、一挙に4体を撃破。防御も無難に成功しました。よしよし!) 「シグ、こっちの扉を開けるよ!」 びょうびょうと背後で風が叫んだ。ヨンの作戦を理解したシグナスはあえて中扉から先には入らず、不死者たちを待ち受ける。クロも異は唱えない。 「やったれ、耳欠のシグ!」 「はいっ!」 どっと殺到して来た不死者の腹を、シグナスは剣で刺し貫いた。ずくずくとした柔らかな手応えに肌が粟だったが、そんなことは気にしていられない。ぐっと体重をかけてくる相手の力を誘導し、互いの立ち位置を入れ替えるように勢いをつけて背後へ斬り抜けた。足元の覚束ない不死者は停止できず前進を続け、夜空に続く後扉から落下する。同じ手法でもう一体をシグナスは突き落とし、続けてクロが、おまけにヨンまで調子良く不死者を車外に厄介払いした。 (※2ラウンド。シグナスは攻撃失敗ですがクロが成功したため、すべての敵を倒すことに成功。勝利です) 最後の一体は体格の良い剣士のもので、これはやや苦戦したが、シグナスが剣を押し止める間に背後に回り込んだクロが突き飛ばすと、夜空に消えていった。 新手の気配はないと判断して、客席に挟まれた通路に足を踏み入れる。腐臭がこびりついていた。彼らはいつからここにいたのだろう。自分たちと同じように、物申すために先頭車両を目指していたのかもしれない。 (順番待ちしながら死んじゃったとか) と、不吉かつ不謹慎な想像がよぎり、シグナスは頭を振って追い払った。 (別のこと考えよ。例えば車掌さんの……あれ?) 車掌との一幕を思い出したところで、引っ掛かりを覚えてシグナスは足を止める。 「シグナス、どうした?」 「ねえクロ。車掌さんの言ったこと覚えてる?」 ふむん、と〈おどる剣〉は曖昧な返事をした。怒り狂ってろくに聞いていなかったのかもしれない。その怒りがペット呼ばわりされたことに端を発しているのか、それともシグナスが進んで傷つけられたことに対してなのかは、シグナスにはよく分からなかった。 「車掌さんがさ、確か〈久しぶりのお客様〉って言ったんだ」 「それがどうした」 「や、だって、僕たちの少し前に骸骨遣いのサー・グロリアが乗車したんじゃないの?」 「うむ……」 「サー・グロリアはさ、僕たちよりも先に進んでるはずじゃん。ここまで会わなかったんだから」 「そうか、車掌が会っていなかったのは不思議だとお前は言うんだな、シグナス」 「うん。だよね?」 「いっぱしの探偵みたいになってきたじゃないか。その路線で詩を作ってもらえ」 「からかわないでったら! ねえヨンさ……」 その時、いたずら者のコビットが腐臭も腐肉もものともせず座席によじ登り、シグナスの間近ながら死角になる位置に陣取って、 「ぶぉあわわー!」 と迫真の演技で不死者の真似事をしたものだから、シグナスは肝を潰して尻餅を突いてしまった。 「よよよ、ヨンさぁん」 情けない悲鳴を上げるシグナスに、コビットのヨンは、 「うけけけけ」 と愉快極まりないという様子で笑い、車両前方へ意気揚々と駆けていく。 「今のとこも歌ってもらうんだーぜ、シグ!」 「……シグナス、分かっただろう。イカれてる。だから俺はコビットなんぞ嫌いなんだ」 十二歳のいたいけなる従騎士は、正体不明のものでネチョネチョした床から尻を引き剥がし、大きく溜め息を吐いた。しかしそれであっても、シグナスはヨンのことを憎めない。面白い仲間と思っているのである。 ◆ [先頭車両]最終イベント シグナスは、間近に見る先頭車両の姿に度肝を抜かれた。巨大な龍の頭骨と車両とが、金属のからくりを通じて一体化している。チャマイの匠であれば、あるいはこのように途方もない機械も創造できようか。彼の地の匠は、クロの如き〈おどる剣〉すら製作するのだと聞くから。しかしシグナスには、やはり人の手が生み出せるような代物ではないと感じられるのだった。 ぽうーっ、と高く汽笛が鳴る。龍の頭骨の天辺につけられた煙突から、毒々しい蛍光緑の煙が激しく噴き出して夜空に流れた。まるでシグナスたちの到着を歓迎、あるいは警告するようである。 先頭車両の客車部分は、今まで過ぎてきたものに比べてやや背が高い。やはり主人の居所となれば、城であれば玉座の間という場所であろうから、一際豪華なのも頷ける。その先に細長い円筒状の空間があり、頭骨の裏と接続している。 加えて龍の頭骨そのものの巨大さにも、シグナスは畏怖の気持ちを抱いた。主人ノックスの父であるブラーク様が倒したという、ローレンシアの龍。それも、このような大きさだったのではないだろうか。事の善悪は横に置いて、巨大な生物が生きていた証にシグナスは胸が高鳴った。 「行けるか、シグナス」 クロの声に我に返って、シグナスは頷く。すっかり魅了されていた。 「ヨンさんは? あれヨ……うそ、もう渡ってる!?」 「ほっほーい、おもろは一番乗りでこそさ!」 コビットはいつの間にか先頭車両の扉に取り付いて、ガチャガチャやっている。 「シグナス、慎重に進め。いかれコビットに影響されてはならん」 「うん」 連結部を渡った。扉は不具合があるのか、シグナスとヨンが力を合わせてようやく開く。 「ボスの寝床にしちゃあ、ちょいとショボいね」 ヨンがウィンクしてみせた。それくらいショボい相手だったら良いのだけど、と思ってシグナスは少し肩の力が抜けたように感じる。笑いにしてしまうことも、大事だ。 ところが足を踏み入れた途端、さしものヨンも顔を曇らせる。シグナスは即座にクロを鞘から解放した。 客車の内張は、躯(むくろ)であった。壁は大小様々な、種族も性別も職業も異なる躯の羅列で出来ている。細部を観察すれば、ひどく古めかしい鎧の持ち主も並んでいた。 「何これ……」 「最悪の収集癖を患っているらしいな」 「おもろではある」 「ではない! このイカれコビットが。シグナスの教育に悪いだろうが」 「分かったよシグのママン」 「おい!」 その時、誰も触れていないのに、内扉が速やかに開いた。三人は顔を見合わせる。危険であると誰もが思ったからだ。 「控室は静かに使うものではないかね、演者諸君。その程度のわきまえはあると思っていたが、所詮は田舎役者であったか。まあ入りたまえ。オーディションの時間だ」 低く落ち着いた男の声である。権威あるものの尊大さが骨の髄まで染み付いている感じがした。 シグナスを先頭に客車の内側へ踏み込む。ふたりの人間が、一行を待ち構えていた。ひとりは玉座に腰掛けた男。これが先ほどの声を発したのだろう。ほの暗い照明のせいだろうか、その顔の肌艶からは血の気が感じられない。玉座は、案の定というべきかもしれない。内装と同じく無数の躯で出来ている。 もうひとりは——。 シグナスは反射的に剣を抜いて構えた。因縁の女騎士グロリアが立っていたからである。 しかし様子がさらにおかしかった。表情がない。シグナスたちを見ようともしない。いや、瞬きすらしていないのだ。 「そなたが、ロング・ナリクのシグナスだな」 シグナスは女騎士から視線を引き剥がし、玉座の主に向き直る。 「良い目をしておる。怒り、恐怖、それにも勝る使命感。それは写身のも欲しがるわけだ」 「……写身の……?」 「黙れ! 口を開いて良いと、いつ許可した! このダゲン・ラ・バーゲズに従騎士ずれが質問するなど無礼千万。お前の主人は礼儀すら教えんかったと見える」 玉座の肘掛けをどんと叩くと、肘掛けの材料にされていた人間の手が、許しを乞うように指を開いてわなないた。 シグナスは二の句が継げない。これ以上は彼を怒らせない方が良いと思ったのと、後は「身分が高い者には礼儀正しく接さねばならぬ」という従騎士たる者の心得が制止したからであった。 「とまれ、歓迎しようナリクの従騎士よ。幾年待ったことか。三十年ぶり、いやもっとか? 悲しいかな、我が目にかなう役者は少ない。ナリクに原石がおるとは考えもしなかったが、持つべきものは友と時だ。良い報せだったと後で返礼をせねばならんな。さて、無駄話はこれくらいで良い。オーディションをせねばならぬ。見目がよろしくても大根役者ではつまらん。分かったか? 分からんのであれば質問のひとつでも許す。くるしゅうないぞ」 鷹揚に手を振ってシグナスに質問を許可すると、男は玉座の奥深くにどっかりと座り直した。 「バーゲズ卿」 シグナスは慎重に口を開く。 「役者とは、何をお求めなのです」 玉座の男が哄笑した。 「飲み込みの悪い子供だ! いいぞ、お前くらい鈍い方が釣り餌にはよかろうて。ほれよう見てみい」 躯の並ぶ壁を、躯の玉座に身を預けた男は指差す。ずらりと並ぶ躯の中に、ぽっかりと一人分空いているところがある。シグナスは理解した。このダゲン・ラ・バーゲズなる男は、この空白にシグナスを詰め込もうとしている。 「理解は成ったか? 不合格の場合はそこに並ぶ栄誉は与えられんぞ。必死で演ずるが良い。では始めよう」 男がパチンと指を鳴らすと、それまで棒立ちしていた女騎士グロリアが突然動き出した。先だって対峙した時とは全く違う、ぎくしゃくとした不自然な身のこなしである。ただ目だけには生気が宿っており、戸惑いに瞳が揺れ動いていた。 「サー・グロリア!」 シグナスが呼びかけると、女騎士はがくがくと口を震わせながら、言葉を紡ごうとする。 「にに、ににげ、ろろ、しょう、ねねねん」 (逃げろ、だって……?) 「ここにいい、ては、いいいいいいけな」 「演者が台本以外のセリフをしゃべるな!」 男が怒鳴って玉座を叩くと、グロリアの口がガチンと音を立てて閉じ、その目から最後に残った理性が失われた。腕利きの騎士らしい凄まじい速さで剣を抜くと、あっという間に距離を詰めてくる。 ◇ 今回のリプレイはここまでです。 ついに〈怨霊列車〉の主ダゲン・ラ・バーゲズと対面。 「写身の」は前回『写身の殺人者』から繋がっています。『写身の殺人者』では真犯人を成敗したはずなのに、最後の最後に鏡の中から笑いかけてくる謎の存在が示されました。ですからきっと、シグナスくんが倒した写身の殺人者だとされた人物すら「真の」殺人者ではなかったのでしょう。ということで、人外の黒幕同士のつながりを匂わせてみました。さあ、こちらの因果の糸もどう紡がれていきますか! それでは、次の車両でお目にかかりましょう。 良きローグライクハーフを! ◇ (登場人物) ・シグナス…ロング・ナリクの聖騎士見習い。12歳。 ・クロ…シグナスの相棒の〈おどる剣〉で、元人間だと主張。 ・ヨン…身長1メートルほどの陽気な種族「コビット」の兵士。面白さがすべて。 ・アルゴット…土を掘り、金属を加工する技術に優れた種族「ドワーフ」の兵士。グロリアの火球により落命。 ・グロリア…サン・サレンの女騎士。バーゲズの命令でシグナスに襲い掛かるが……。 ・ダゲン・ラ・バーゲズ…〈怨霊列車〉の主。役者と称して躯(むくろ)を蒐集する、最悪の手合い。 ■作品情報 作品名:『怨霊列車は夜笛を鳴らす』 著者:ロア・スペイダー イラスト:海底キメラ 監修:杉本=ヨハネ 発行所・発行元:FT書房 購入はこちら https://booth.pm/ja/items/6820046 『雪剣の頂 勇者の轍』ローグライクハーフd33シナリオ集に収録 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。
FT新聞・保管庫
*2週間前までの配信記事が閲覧可能です。
SPAM注意
(編集・水波)最近SPAM投稿が増えておりますが、見つけ次第手動で削除いたしますので、決してクリックなどされないよう、ご注意下さい。
2026年8月13日木曜日
2026年8月12日水曜日
第3回【エメラルド海の探索】ローグライクハーフリプレイ FT新聞 No.4949
第3回【エメラルド海の探索】ローグライクハーフリプレイ ※本作品はローグライクハーフの規定に基づくリプレイ記事です。ローグライクハーフ「エメラルド海の探索」の詳細な内容に踏み込んでおりますのでご了承ください。 ぜろです。 ローグライクハーフ「エメラルド海の探索」の冒険譚です。 今回の主人公たちは、元剣闘士で熟練の傭兵ヴァルグと、彼と行動をともにする、左腕に「獣の腕」を宿す少年ハルト。 貿易都市ビストフの領主マキシミリアンから受けた依頼はクラーケンの討伐。 討伐船を賜った貴族ハーツデイルを船長に、まずは海域を封じる海賊の討伐に向かいます。 コビットの船員たちに、熟練の女性砲撃手ニーナと、新米砲撃手のポール青年を加え、「クラーケンぶっ殺し号」の航海は続きます。 【ヴァルグ レベル18 技量点2 生命点9 筋力点4 従者点9】剣闘士(元) 【ハルト レベル8 技量点1 生命点7 筋力点3 従者点8】獣使い 「クラーケンぶっ殺し」号 技量点1 生命点9 攻撃回数2 【砲撃】ダメージ2点 ●アタック01-6 アクアデーモンの襲撃【ポール】 マーフォークとの遭遇のあとは、また落ち着いた航海が続いている。 一度輝石の鱗鳥が、マストを止まり木がわりにしたくらいだ。 ウロコに覆われた奇妙で巨大な鳥で、爬虫類を思わせる外見をしている。 戦いになれば、あまりの強さに手がつけられない。 だから、魚以外の肉が欲しい船員も、あの鳥には手を出さない。 刺激しなければそうそう襲われることはないからだ。 ヴァルグが餌がわりに食料を置くと、それを脚でつかんで飛び去っていった。 やがてマドレーン海域を抜ける。 潮流の関係で海の色が変わってきたらそこがエメラルド海だ。 私は海に詳しくないハルトに、そんなふうに説明した。 ハーツデイル船長の予測では、エメラルド海に出る前に海賊船の襲撃があるだろうとのことだった。 だから、コビットの見張りも厳重に警戒していた。海賊船の出現を。 でも、そのせいで違う怪物の接近を許してしまった。 そいつらは、飛びあがるようにして、突然甲板に降り立った。 「アクアデーモン!」 誰かが叫ぶ。 見た目は人型。青緑色のウロコに覆われている。 末裔やマーフォーク。似たような海の住人には出会ってきたけれど、そのいずれとも違う。 やつらは、海中を潜航するように船に接近し、吸盤のついた手で船の側面をよじ登る。 だから発見されにくいのだ。 アクアデーモンの戦法は、一撃離脱。 船に上がるなり人をさらい、海に飛び込む。そうしたら後はやつらの思うがままだ。 すでに複数のアクアデーモンの侵入を許してしまっている。 「チイッ! 数が多い!!」 「ヒース!」 「ギャウ!」 戦いはヴァルグたちの領分だ。 火吹き獣がハルトの指示に従い、炎の舌を伸ばしながら火の玉を吐き出す。 それは船側から上がったばかりのアクアデーモン二体に命中し、たちまち海へと落とした。 アクアデーモン、海の魔物だけに、やはり炎が弱点なのか。 二体を落としたくらいでは、すでに甲板に上がったアクアデーモンたちは止まらない。 それぞれが目標を定めると、対象を海中に沈めようとタックルを仕かけてくる。 ヴァルグは二本の片手剣でしっかりと防ぎきる。 ハルトは巨大な槌を甲板に降ろし、回避する。 火吹き獣は炎の舌でけん制する。 捕獲に失敗したアクアデーモンたちは、成果はなくとも海に飛び込んでゆく。 そして最後の一体が狙いをつけたのは……私だった!? 私はなす術なくアクアデーモンにがっしりとつかまれ、そのまま海へと死のダイブを敢行されてしまった。 視界に入る甲板の距離が徐々に遠のく。そこにハルトの姿が急に大映しになった。 ハルトは、すでに甲板から私目がけて飛び出していたんだ。私を助けるために。 飛び込む勢いのまま大振りした「獣の腕」をアクアデーモンめがけて振り下ろす。 アクアデーモンが殴り飛ばされると同時に、私はぐいっとハルトの方に引き寄せられた。 そしてそのまま海へと落下した。 「テメェはバカか! 泳げねェくせによ!!」 船からヴァルグの叫びが聞こえる。 ハルトは、泳げない? 見るとハルトはすでに水を飲んで、ぐったりしている。 私は慌ててハルトを支え、顔が上になるように、あお向けの体勢にした。 同じくあお向けになった私の胸のあたりにハルトの顔がくるようにして支える。 厚手のマントは水を吸って重い。隠そうとしている腕が皆の目にさらされてしまうが、外さざるを得なかった。 「なんとかなんねェか! 浮くものを!」 「ヴァルグ落ちつけ、今用意させている」 「これが落ちついていられるか!!」 やがて甲板から、ロープのついた樽が投げ込まれた。 私は波にあおられながらゆっくりと接近し、どうにか樽につかまって浮力を確保した。 アクアデーモンの追撃がないのは幸いだった。 一度捕獲に失敗したらすみやかに去る。 それがやつらの流儀であり、習性なのだろう。 私は、私の腕の中の少年を見る。獣の腕の大きさのせいか、とても小さく見える。 彼に救われたのは、これで二度目だ。 一度目はクラーケンの触腕に襲われたとき、そして今。 彼は命の危険もかえりみずに、船外に飛び出した。よく知りもしない私なんかを助けるために。 この少年を死なせるものか。 そうして、救命艇によって助けられるまで、なんとか持ちこたえることができた。 [プレイログ] 【65 輝石の鱗鳥】 【輝石の鱗鳥 レベル6 生命点3 攻撃回数2】 反応 サイコロの出目5 ワイロ(食料2個) ヴァルグが食料2個を与え、終了。 【54 アクアデーモン】 【アクアデーモン レベル3 6体】 反応 サイコロの出目5 敵対的 【0ラウンド】 ヒースの攻撃 サイコロの出目6 クリティカル アクアデーモン6→5 追加攻撃 サイコロの出目3 クリティカル アクアデーモン5→4 アクアデーモンの引きずり込み(目標値3) ヴァルグ サイコロの出目4 回避 ハルト サイコロの出目2+技量点1=3 回避 ヒース サイコロの出目2+技量点1=3 回避 ポール サイコロの出目1 引きずり込まれる 【1ラウンド】 ヴァルグの攻撃 サイコロの出目1 外れ ハルトの攻撃 サイコロの出目4 アクアデーモン4→3 アクアデーモンは半減したため逃走。宝物判定なし。 ●アタック01-7 海賊船「鮮血号」【ポール】 ハルトをひとまず甲板に寝かせる。 マントがないから、黒毛に覆われた「獣の腕」がむき出しだ。 船の乗組員たちは、そのハルトの姿に息を呑んだ。 「この腕がなんなのか、説明を求めてもいいか?」 ハーツデイル船長が代表して、ヴァルグに問いかけた。 「俺も詳しくはわからねェが、厄介な呪いにやられてる。そこらの解呪師にゃ解けなかった」 「そう……なのか」 「霊廟の財宝を守る霊に呪われたとき、俺はやられたがコイツはなんともなかっただろ? ありゃ多分、より強力な呪いを受けてるせいではじかれたんだな」 「……」 「戦いになるとヤベェ力を出すが、今ンとこ他に影響はねェ。だから気にすんな」 「気にするなと言われてもな……」 そのとき、ハルトが小さなうめき声とともに、目を開けた。 私はたまらずハルトにとびついた。 「ハルト、私だ。ポールだ。私がわかるか?」 「あ……、ポールさん、無事だったんすね」 「ああ、ああ。君のおかげで助かったよ」 そこにヴァルグのドでかい声が降ってきた。 「テメエはバカか! 泳げもしねェクセに海に飛び込むなんざ」 「夢中だったんだ。ごめんなさい」 「ヴァルグ……さん、私は彼のおかげで命拾いしたんです。だからそれ以上は」 「俺ァな、テメエの命を大事にしろって言ってんの! 怒っちゃいねェよ!!」 どう見ても怒っているようにしか見えない。 ハルトは、自分がマントを身につけていないことに気がついたようだ。 「ハルト、すまない。海に浮かせるために外さないわけにはいかなかったんだ」 「大丈夫。どの道戦いになれば見せるモノ。師匠からも、『そンときゃためらわず使え』って言われてたし」 「そうそう、早ェか遅ェかの違いでしかねェのよ」 ハルトが意識を取り戻し、船内に安堵の空気が流れたそのときに、見張りの声が高らかに響いた。 「見えました! 海賊船『鮮血号』です! 右舷前方! まっすぐこっちに向かってきます」 「最悪なタイミングだな! クソが」 「……やれます。オレの武器をください」 「武器って、これのこと?」 ニーナが巨大な槌を両手で引きずりながら持ってきた。 「そう。ありがとう」 ハルトは荒い息を吐きつつも身体を起こし、「獣の腕」で槌を軽々と受け取る。 その腕は、恐ろしいものというよりも、頼もしいものとして私の目には映った。 「いけるか?」 「もちろん」 そうしてハルトは、師であるヴァルグの横に並び立った。 「ニーナ、ポール、砲撃準備急げ。全船員、武器を取れ」 ハーツデイル船長がてきぱきと指示を飛ばす。 私とニーナは砲座へと向かう。 そうしている間にも、海賊船「鮮血号」は、みるみる距離を詰めてくる。 船同士の戦いでは、位置取りが重要だ。 砲門は横腹についている。そのため、敵船に対しどのように有利に側面を向けられるかが重要となる。 「海賊船の馬鹿げた突貫にはつきあっておれん。舵を切れ。迂回して並走、接舷するぞ」 正面から突っ込んでくる無謀な鮮血号に対し、巧みな操舵で迂回する。 操船技術は明らかにこちらが上だ。 「撃て!」 迂回の軌道に乗ったことで、砲門が敵船を捉えた。 すかさず砲撃を仕かける。 ニーナの砲撃は鮮血号の船側に命中。木片が飛び散る。 私の砲撃はマストのやや上方に当たった。鮮血号の船速が削がれた。 「いいぞ、よくやった」 クラーケンぶっ殺し号は、鮮血号を後背から捕捉、並走に移行した。 鮮血号はガレー船だ。こちらよりも船体がやや低い。 鮮血号から、次から次へと鉤縄が飛んでくる。 鈎が舷側にがっちりと食い込み、ロープがピンと張って二隻を引き寄せる。 船腹がこすれ合い、木が軋む耳障りな音が響いた。 船が大きくよろめいた。 そこに鮮血号側から渡板が幾本もかけられる。 「あたいらの船を傷モノにした罰だ。あんたらの船をまるごといただくよ!」 鮮血号の甲板では、血のように赤い長コートを羽織った女船長が号令をかけている。 海賊船の船員の多くはオークだ。渡板を渡ってくる。 「白兵戦だ。気を引き締めろ!」 私とニーナも砲座を離れ、それぞれ武器を取った。 ●アタック01-8 海賊船の戦い【ハルト】 オレの目の前では、今まさに海賊と船員との戦いが繰り広げられていた。 「一対一では戦うな。海賊どもを囲い込め!」 白奴が右へ左へと、細かな指示を飛ばす。 こんな、敵味方が入り乱れての戦いは始めてだ。 白奴は、味方の手が薄いところを見るや、援護に回る。 カタナをすらりと抜き放ち一閃。たちまち海賊オークが次々と斬り倒されていく。 なにが戦力外通告だよ。もしかして、オレより強いんじゃないか? 「俺たちのやることはひとつだけだ。わかってるなハルト」 「ああ。もちろん。親玉をぶっ潰す」 「そのとおりだ。いくぜェ!」 オレは敵が敷設した渡板から、鮮血号へと乗り込んだ。すぐにヒースが続く。 師匠は豪快にも渡板を使わず、そのまま鮮血号へと飛び降りた。 甲板の女船長と対峙する。周囲には海賊オークども。その数は十体以上。 「おやおや、そんな少人数で乗り込んでくるなんて勇敢なおバカさん」 女船長から漂ってくるのは、ものすごい臭気だ。肉が腐った臭い。 近くで見て気づく。女船長の服は汚れきっており、ボロボロだった。 頬肉も一部そげており、ひゅーひゅーと音がもれていた。 「アイツはもう、死んでいる。『アンデッド』ってやつだ」 師匠はニヤリと笑った。 「俺の得意分野だ」 師匠の持つ剣の一本は、悪魔や不死の敵に絶大な威力を発揮する聖剣なのだ。 「死んでも宝を欲しがる強欲ババアにゃ、お仕置きが必要だな!」 「言わせておけばあ! やっておしまい!」 海賊オークどもがオレたちを取り囲む。 「獣の腕」に熱がこもる。戦いたい、という衝動がオレを蝕む。 師匠は目の前の甲板に、二本の剣を突き刺した。 素手で身構える。 「なめてんのかい?」 「見せてやるよ。大勢相手にするときの戦い方ってヤツをよ!」 ヒースが火の玉を放ち、海賊オークの顔面を燃やした。 それが開戦の合図だった。 師匠は素早い動きで海賊オークに接近すると、顔面目がけて剛腕を叩きこむ。 後背の敵めがけて鋭い蹴りを放つと、次の瞬間には身体を沈め、下から突き上げる拳でまた一体を倒す。 オークはたちまちその数を減らしてゆく。 「な、なんて強さだい」 「チッ。ウゼェ呪いを食らったせいで動きにキレがねえな」 「これでまだ全力じゃないってのかい」 いつもは武器を手にして戦っている師匠だけど、素手での戦いの方が動きがいいように見えた。 もしかしてこれが、闘技場の剣闘士の戦い方なのかな。 オレも負けてはいられない。 獣の腕を振るい、力まかせの槌の一撃で、海賊オークを叩き潰す。 しかし横から別のオークに体当たりをかまされ、大きくよろめき、片膝をついてしまった。 いけない。獣の腕の闘争本能に身を委ねすぎてしまった。しずまれ、オレの左腕よ。 「敵は目の前だけじゃねェ。常に周囲に気を配れ」 そう言う師匠は同時に何体を相手にしているのか。 オレとヒースがそれぞれ一体ずつを倒す頃、師匠は四体を甲板にはいつくばらせていた。 残りは四体。師匠がにらみを利かせると、たちまち逃げ去ってしまった。 「置いて逃げられるとか、船長のクセに人望ねェのな、テメエ」 「あんたの強さがデタラメすぎんだよ」 「言ったろ。俺は調子悪りい。だりィんだよっ!」 師匠は甲板に突き刺した二本の剣を抜き、構えた。 「とっとと終わらせる。テメエにはきっちり聖剣を叩きこんでやるからよ!」 そして師匠の連撃が決まり、たちまち女船長を追いつめていく。 「ヒース、火を!」 「ギャウ!」 ヒースに指示して、オレも隙を見て殴りかかる。 ヒースの火の息は女船長にダメージを与えたが、そのためにオレの接近に気づかれ、あっさりかわされてしまった。 女船長がきつい目でオレをにらみつける。 「ハン。卑怯とでも言いたげだな。下っ端を大量にぶつけといて、テメェは一対一で戦うつもりだったか」 師匠が挑発した。 女船長は、そんな師匠の安い挑発に乗り、オレと師匠へ同時にしかけた。 師匠の狙いは敵を怒らせ、集中力を乱すことにある……と思う。ただの素かもしれない。 けれども、女船長の激高ぶりは、予想の上をいった。 オレは攻撃を受けそこね、防いだ獣の腕を浅く傷つけられてしまう。しかしその血は、逆に、オレの闘争心をかきたてた。 そして師匠の方も、女船長の剣をかわしきれずに傷を増やしていた。 女船長は愉悦の表情を浮かべたが、すぐ次の瞬間、驚愕に目が見開かれた。 師匠の動きは傷を負わせられながらも止まらず、まっすぐ女船長を切り裂いたからだ。 自身が傷つくのをまったく恐れない、常人にはなしえない動きだった。 「俺の体の傷はすべて、反撃の証だッ!」 師匠が吼える。女船長はうろたえる。 その隙を逃さず、師匠、オレ、ヒースが追撃する。 女船長は防戦一方だ。 そのとき、女船長が苦しまぎれに放った一撃が、師匠にヒットした。 反撃におびえ、警戒する女船長。 しかしその反撃がないと知るやほっとしたような表情を浮かべ、……そのまま固まった。 傷を負いながらも、師匠が笑っていたからだ。 女船長が、誘い込まれたと悟ったときにはもう遅かった。 オレは背後から、動きを止めた女船長の脳天に、容赦なくトドメの一撃を振り下ろした。 「ハッ。俺の動きに気ィ取られ過ぎたな」 女船長は、何も言わずに倒れ伏した。 師匠は女船長が身につけていたボロボロのペンダントを取り、オレに投げてよこした。 「戦利品だ、とっとけ」 船長を失い、戦いの趨勢は決した。 海賊たちは、ある者は投降し、ある者は逃亡の望みを賭けて海へと飛び込んでいった。 オレたちは意気揚々と、「クラーケンぶっ殺し号」へ帰還した。 次回、ビストフへ一旦帰還し、次なる航海へ。 [プレイログ] 【最終イベント『鮮血号の女船長』】 【鮮血号の女船長 レベル5 生命点5 攻撃回数2】 【部下×11 レベル3】 【0ラウンド】 ・ヒースの攻撃 サイコロの出目4 命中 部下11→10 【1ラウンド】 ヴァルグは武器を置いており、【格闘術】使用。 【格闘術】〈弱いクリーチャー〉に対して素手攻撃の【攻撃ロール】を行ったさい、サイコロの目が4以上かつ攻撃が命中した場合はクリティカルが発生します。 ・ヴァルグの攻撃 サイコロの出目3 命中 部下10→9 ・ハルトの攻撃 サイコロの出目3 命中 部下9→8 ・ヒースの攻撃 サイコロの出目3 命中 部下8→7 部下7人の攻撃 ・ヴァルグの回避 サイコロの出目3、3、6で3回とも回避 ・ハルトの回避 サイコロの出目4、1で一回ダメージ ハルトの生命点7→6 ・ヒースの回避 サイコロの出目5、6で2回とも回避 【2ラウンド】 ・ヴァルグの攻撃 サイコロの出目6 クリティカル命中 部下7→6 追加攻撃 サイコロの出目4 【格闘術】クリティカル命中 部下6→5 追加攻撃 サイコロの出目5 【格闘術】クリティカル命中 部下5→4 追加攻撃 サイコロの出目2+修正0 外れ 残る部下4人は逃走。 【3ラウンド】 ・ヴァルグは素手から武器の持ち替え。 ・ハルトの攻撃 サイコロの出目2+技量点1 外れ ・ヒースの攻撃 サイコロの出目3+技量点1 外れ 女船長の攻撃 ・ヴァルグの回避 サイコロの出目3+修正2 回避 ・ハルトの回避 サイコロの出目6 回避 【4ラウンド】 ・ヴァルグの攻撃 サイコロの出目6 クリティカル命中 女船長の生命点5→4 追加攻撃 サイコロの出目3+技量点1 外れ ・ハルトの攻撃 サイコロの出目2+技量点1 外れ ・ヒースの攻撃 サイコロの出目4+技量点1 命中 女船長の生命点4→3 女船長の攻撃 ・ヴァルグの回避 サイコロの出目1 命中 ヴァルグの生命点9→8 ヴァルグの【不屈の一撃】 サイコロの出目4+修正2 命中 女船長の生命点3→2 ヴァルグの筋力点4→3 【不屈の一撃】斬撃ダメージを負った際、即座に修正+1で反撃できる。筋力点消費1 ・ハルトの回避 サイコロの出目2 ハルトの生命点6→5 【5ラウンド】 ・ヴァルグの攻撃 サイコロの出目3+修正1 外れ ・ハルトの攻撃 サイコロの出目5 命中 女船長の生命点2→1 ・ヒースの攻撃 サイコロの出目3+技量点1 外れ 女船長の攻撃 ・ヴァルグの回避 サイコロの出目2 命中 ヴァルグの生命点8→7 ヴァルグの【不屈の一撃】 サイコロの出目1 外れ ヴァルグの筋力点3→2 ・ハルトの攻撃 サイコロの出目4+技量点1 命中 女船長の生命点1→0 戦闘終了。 【宝物判定】 ・サイコロの出目3+1 1d6×1d6のアクセサリー サイコロの出目1、1 金貨1枚相当のアクセサリー ●ボロボロのペンダント(金貨1枚)入手 【ヴァルグ レベル18 技量点2 生命点9→7 筋力点4→2 従者点9】剣闘士(元) 【装備】 片手剣(高品質) 初撃のみ攻撃ロールにプラス1 聖剣(片手武器) 【アンデッド】【悪魔】に攻撃ロールプラス1 魔法の鎖鎧(生命点+2 防御ロール+1) 【食料】2 【金貨】20 【持ち物】 ランタン 魔法の大盾(従者の飛び道具防御+1) ハチミツの塊1(生命点+1) ハチミツの塊2(生命点+1) 魔法のつるはし 2回分 【格闘術】【十字剣】【不屈の一撃】【神眼】 【未使用経験点】0 【従者】 ポール(砲兵) ニーナ(砲兵) 【備考】呪いのため攻撃ロールにマイナス1 【ハルト レベル8 技量点1 生命点7→5 筋力点3 従者点8】獣使い 【装備】 槌(打撃/高品質) 初撃のみ攻撃ロールにプラス1 革鎧(生命+2 器用ロール+1) 【食料】2 【金貨】43 【持ち物】 ランタン 蟹座の彫刻(金貨300枚、持ち物欄2消費) 平穏のポーション(船酔い回復、対魔法ロール+2) ボロボロのペンダント(金貨1枚) 【獣血】【凶暴化】【騎馬防御】 【未使用経験点】0 【従者】 ヒース(火吹き獣/技1)炎耐性 ・0ラウンド攻撃からすみやかに1ラウンド攻撃が可能 ・特定のクリーチャーに2点ダメージ ●船 クラーケンぶっ殺し号 技量点1 生命点9 攻撃回数2 【砲撃】ダメージ2点 船の強化 【船体補強】生命点+2 【煙霧放出器】巨大クリーチャーからの防御ロール+1 3ラウンドまで ■登場人物 ヴァルグ 元剣闘士の傭兵。悪名は知れ渡っているが、危険な依頼は後を絶たない。 ハルト 自称ヴァルグの弟子の少年。左腕に「獣の腕」を持つ。 ヒース ハルトが連れている火吹き獣。火を吹く。騎乗生物のため乗ることも可能。 ポール クラーケンぶっ殺し号の砲撃手。砲撃手になりたての青年船員。 ニーナ クラーケンぶっ殺し号の砲撃手。ポールとは知り合いの女性船員。 ヴィルヘルム・マクシミリアン ビストフを治める領主。ネグラレーナを統治するマクシミリアン家と名を連ねる者。 ハーツデイル クラーケンぶっ殺し号の船長にしてビストフの貴族。 白奴 ホビット乗組員たちをまとめるチーフ。 ■作品情報 作品名:ローグライクハーフd66シナリオ「エメラルド海の探索」 著者:杉本=ヨハネ 監修:紫隠ねこ 発行所・発行元:FT書房 ローグライクハーフ基本ルール及び「黄昏の騎士」本編 https://booth.pm/ja/items/4671946 ローグライクハーフd66シナリオ「エメラルド海の探索」 https://ftbooks.booth.pm/items/4941872 本リプレイは、「ローグライクハーフ」製作に関する利用規約に準拠しています。 https://ftbooks.xyz/ftnews/article/RLH-100.jpg ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。
2026年8月11日火曜日
『Monkey business 2』-斥候の犬- FT新聞 No.4948
挨拶に代えて。 ついに、齊藤飛鳥先生による「ミステリ」としての、しかも「ローグライクハーフ」しての作品、『霊廟館の悪夢』登場! これでミステリ作家としての先生の味を十二分に楽しめる! その手ごたえは、本格推理ものとして、あそびごたえがある一本でした! あまりの喜びに、ついに一本書いてしまいました。 拙作の二次創作に、快く許可を出していただけた齊藤先生に、大いなる感謝を込めて! つたない作品ですが、どうぞよろしくお願いいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ 『Monkey business 2』 -斥候の犬- 著:葉山海月 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ 冒険者として、やっと独り立ちして十ン年。 君は、今日も殺人的なミッションをタフにこなし、「ああ、今日も忙しい野良犬な一日だった」と、場末の酒場に足を運ぶ。 店内に流れる甘ったるい音楽が、心をマッサージする。 これで、疲れを吹き飛ばすような「彼女」がいればなぁ、と夢想していた。 しかし、思い出すのは、かつて出会った女吸血鬼の館『霊廟館』の事件。 事件自体も、複雑な条件が絡み合い、不可能犯罪に見えた。 しかし、その中でも、ひときわ異様だった一人の少女。 その名はクワニャウマ。 「かわいい」というよりも「たくましい」(特に商魂)という顔をしていた彼女。 にやけているヤマネコのような印象の少女。 何よりも犯人を適当に指摘した時の、みぞおちに入れられた一撃が忘れられない! あれのおかげで、全身にスパークが走り、犯人を指摘できたのだ。 「高嶺の華」というよりか「高くつくそのへんの花」みたいな彼女を、どうして思い出したのだろう? 不思議に首をかしげていると、「わたしのこと、呼んだ?」と声をかけられた。 見て見ると、あのトンでも少女の面影が残る、「おねえさん」じゃないか? 「なぜ? ここに?」 「あんたはわたしを探せないかもしれないけど、わたしは呼ばれたら飛び出すのがモットー。あんたの居所なんて教えてくれなくても横に立つ」 そういえばこの店の名前が『泥酔の泥沼亭』。流れる曲が『覚えてますか? 愛しい時を』だったことを思い出す。 「へぇ。あんたもお酒、飲めるトシになったんだ」 こちらに運ばれてきた酒は、そう弱くないのを見て、クワニャウマが揶揄する。 「あんたがお酒をたしなむ歳になったくらいには」 当然ながら、話はいつしかあの事件について飛ぶ。 というのが、お互い共通した体験が、それしかないから。 「しっかしねぇ。よくもあんなに細かいところから手がかりを見つけて、組み立てたもんだねぇ」 クワニャウマは「青い月」という、いわゆるかき氷に柑橘系のお酒をまぶしたもの、(この店だけで出す特注品)を注文したところで、語りだす。 「まぁ。たまたま運がよかっただけだよ」 君も注文を終えたので、謙遜しつつまんざらでもない顔で言う。 「わたしも年食った間にいろいろあってね。じゃあね。この謎は解けるかな? 最近、旅先でわたしが『弁護』した事件なんだけど」 ……はは、これが無いと夏がはじまんないんだってばさ。 クワニャウマは、愛しそうに自分の前に置かれた、皿にフルーツが盛られたフローズンカクテルを愛でる。 夜も、君に来た酒も、序の口。 君は早速クワニャウマを促す。 隣国との関係がちょっとキナ臭い国……「T国」とでもしておく……では、建国100周年を祝って「王家の犬」を、広く一般市民からも募集していた。 生まれも育ちも関係無い。とにかく「これは王家にふさわしい!」と思われる逸話を残したワンちゃんを集め、その中で一番優秀な一頭を王家の犬として公式に迎え入れようとしたのだ。 「で、その時に面白いエピソードがあるんだヨ」 彼女は、氷を匙で一口すると、切り出し始めた。 ナンバーワンのエピソードがこれ。 その国が独立戦争を始めたとき、ある斥候がいた。 彼には、いつも一緒にいる家族同然の犬がいて、いっつも行動をともにしていた。 で、切り込み部隊の先導として、敵地に偵察に行き、もしも何かまずいことが起こったら、ぎりぎりまで自分の陣地へ戻って赤い旗を振っていたのさ。 彼は全力を持って期待に応え、部隊からの信頼も厚かった。 そんなある日、敵の一団が、罠をはった。 先もってその部隊の行くところを待ち伏せして、一気に叩こうとしたわけ。 もちろん、その斥候は異常に気づき、仲間のところへかけ戻ろうとしたけど、追っ手にやられて大怪我をした。喉を深く傷つけられ、もはやこれまでか! そいつが覚悟を決めたとき、その犬が大活躍! 彼は、自分の主人の血で赤く染まった上着を引きちぎって脱がせ、仲間のところへ駆け寄って、それを振るように走り暴れまわった。 その犬の異常さ。そして赤い布を見て、仲間は進撃を中断した。 一部隊の命を救ったのさ。 「いい話じゃないか」 君は正直なところを述べた。 クワニャウマは、皮肉な笑みで答えた。 「ところがね。そううまく世の中が転がるんだったら、わたしは今頃一国の大臣になってる」 それに異議を申し立てた者がある。 自称、「犬の研究家」さ。 そいつが言うことには。 「恐れながら陛下、この話は真っ赤な嘘と思われます。 というのが、犬は目が悪く、白黒なぼんやりとした視界しかございません。色が識別できないのに、どうして「赤い」布を認識できたのでしょうか?」 「この話を聞いて、その斥候の評判は一夜にしてひっくり返った。 『自分の名誉のためだけに、大嘘をついた大悪党』ってなもんね。 喉をやられて、一命をとりとめたやっこさんも、声が潰れていてろくに弁護ができない。かわいそうに、王家を騙した罪で、辺境の地へ流されるとこだったよ」 「それで?」 「そこで、名うての弁護士、クワニャウマ様のご登場」 彼女はニコリ、と向日葵が咲いたような笑顔を繰り出す。 そして、指を三本出した。 「何それ? 3杯おごれってこと?」 「いや、金貨3枚」 「高すぎるよ。せめて3杯おごれ、にしてくれよ」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ・作者からの挑戦状。 私は犬でないのでよくわかりませんが、「犬は色を感知できない」ということを前提にします。 それならば、どうしてこのワンちゃんは、「赤い色」を識別できたのでしょうか? 「偶然それを取った」という答えは、面白いですがそれはなしにします。 クワニャウマと、「君」がもめている間に、答えをどうぞ! 制限時間は1分! どうぞよろしくお願いいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 結局は、この店で一番高い酒を「正解」の代金にするということでお互いの利益は一致したらしい。 クワニャウマ切り出し始めた。 結論から言うと、その斥候が振り回していた布。 そいつには血が染み込んでいたんだな。 なんでも、初陣で斥候をやった時に、自身も大怪我をしたそうで、しかも、あたりに目立つようなものは無い。 そこで、自分の血で染めた下着を振り回して、仲間に危機を知らせた。 それ以来、「初心忘れるなかれ」という意味も込めて、その記念の布を使ってた。 つまり、布には「そいつの血と汗の匂い」が染み付いていたんだな。 で、今回の事案。 色はわからなくても「自分の主人が危機になると振り回している」血と汗にまみれた布がある。 お利口な犬は、咄嗟に機転を利かせて、血まみれの上着を使った。 これが事件の真相だよ。 彼は再び一転して、莫大な名誉と地位を得たよ。 わたしに弁護料を払えるくらいに」 「さぁて、まだまだ夜は長いよ。あんたに話がなくっても、こっちにはつもる話が、たっぷりあるの。なくってもでっちあげるケド。まぁ、その前に乾杯と行こうよ」 クワニャウマは、真顔になって聞く。 「ところで、この勘定は、あんた持ちだろうね」 なんで彼女を思い出したか、それがわかった。 永遠のとてつもなくフリーダムな女、それがクワニャウマだからだ。 ∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴ 本作に登場した酒場『泥酔の泥沼亭』のイメージミニチュア(制作:葉山海月) https://ftbooks.xyz/ftnews/article/bar1.JPG https://ftbooks.xyz/ftnews/article/bar2.JPG ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。
2026年8月10日月曜日
カタログ、作っています☆ FT新聞 No.4946
おはようございます、自宅の書斎から杉本です☆ 今年は去年よりも、イベントによく出ています。 そこにはそこでしか会えない、FT書房の作品を買ってくださる方と会うことができて、話をすることができて嬉しいです。 また、メール等でいただくおたよりとはまた違った角度の考えを知ることができて、参考になります。 さて、今日の記事に入る前に、蕨之介さんから「モンスター!モンスター!TRPG」のシナリオ公開について、ご連絡をいただきました。 ありがとうございます☆ 油断しているうちに2作品分のメッセージをいただいておりました……失礼しましたm(__)m ☆蕨之介さんからいただいたメッセージ抜粋☆ 今回はギリシャと宇宙を舞台にしたものです。 以前からやってみたかった「聖闘士星矢」チックなギミックを入れた、調子に乗った一作です。 ご笑覧いただけますと幸いです。 「希望の小惑星」 https://kakinokishokai.booth.pm/items/8689846 BOOTHさんにてシナリオを無償公開いたしましたこと、御報告いたします。 クリスさんのキャラクター、ブラックハートとエリカ・アメリカを使わせていただいております。 もちろん、クリスさんには了承をいただいています。 「月の秘密」 https://kakinokishokai.booth.pm/items/8693387 ☆ここまで☆ ◆最近、はじめたこと。 やることが多いのでゆっくりと進めていることがいくつかあるのですが、そのうちのひとつをご紹介します☆ 実は2019年に、FT書房の作品を紹介したPDFを作って、無償公開しました。 作品カタログみたいなもんです☆ ↓FT書房作品紹介 https://ftbooks.booth.pm/items/323032 FT書房は「油断するとすぐに新作を出す」ことで知られている集団です。 イベントでお会いしたファンの方はしばしば、「以前のイベントで何を買ったのか、忘れてしまった」とおっしゃります。 作品紹介のカタログがあれば持っている作品を把握しやすくなるとのことで、この作品紹介は好評でした☆ でも、これ、7年も前のものなんです★ ◆「ローグライクハーフ」「モンスター!モンスター!TRPG」の作品紹介、したいねえ☆ この7年前に作った本を更新したいなあと、最近、思っています。 そう思っていたのですが、ふと「いや、ちょっと違うぞ」と気づきました。 この2019年度版の作品紹介本は、FT書房作品のほとんどが文庫本サイズだったときのもので、それだから文庫本のカタチをしています。 今は「ローグライクハーフ」や「モンスター!モンスター!TRPG」など、B5サイズの書籍が増えています。 B5サイズの作品を紹介するなら、その紹介本もB5サイズにしたい。 つまり……「ローグライクハーフ」や「モンスター!モンスター!TRPG」を紹介する本を作るなら、別のものとして作るのが適切だと、感じたわけです。 そこで私は紫隠ねこさんのご協力のもと、「ローグライクハーフ」の作品情報を確認しました。 公式で書籍化したものだけで16作品、電子書籍も含めると20作品に及ぶことが分かりました。 「ローグライクハーフ」の入り口に最近立ったというファンのためにも、作品紹介を作らないと! そう思い、コツコツ取り組んでおります☆ 「モンスター!モンスター!TRPG」も同様で、どんなものかをまとめています☆ ◆水波流編集長と話したこと。 2026年8月9日(日)に、北澤慶先生が主催するTRPGイベント「TGFF(テーブルゲームファンフェスタ)」に、FT書房も物販として参加してまいりました☆ 古い知り合いやファンの方とたくさんお会いすることができて大満足なイベントだったのですが、そこで水波編集長と顔を合わせて、いろんなお話をしました。 ファンメイドの「ローグライクハーフ」のシナリオとリプレイを合わせると、今や200作品にも到達する勢いなのだそうです☆ しみじみ嬉しいナァと思いました……200作品が公開されている国産TRPGって、そんなに多くはないと感じます。 ◆せめて、公式だけでも! 200作品すべての作品紹介を私が作ることはあたわないのですが、せめて公式作品については、FT書房作品が網羅的に把握できるカタログを作りたい。 今、そう思っています。 FT新聞で配信するシナリオづくりや、ゲームブック制作なども並行してやっていくので、完成するのはだいぶん後になると思いますが……地道に進めてまいりますので、楽しみにしていただけましたらさいわいです! それではまた☆ ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。
2026年8月9日日曜日
Re:オレニアックス生物学 Vol.6 『ウルフドッグ』 FT新聞 No.4946
(編註:この記事は、過去の人気記事を再配信するReシリーズです。文中のコメント等は全て当時のものとなっております) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ オレニアックス生物学 Vol.6 『ウルフドッグ』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ 狼犬ウルフドッグ。 狼の戦闘力に犬の忠誠心を持つ、 ハイブリッドの危険な番犬。 アランツァのウルフドッグは、 どうやらそれだけではないようです。 あなたが冒険者として力をつけてきたなら、 よく調教されたウルフドッグは落とし穴。 本日の授業は聞き逃せません、、、 * 生物学の授業は非常に重要な科目だった。 アランツァの地での戦いは、戦争となるとまた話は別だが、人間以外の生き物と交戦することも少なくなかった。 聖オレニアックス剣術学校のカメル・グラントは生物学の権威。 そんな彼の授業は生き物の外見、性質、そして対処方法を教えてくれる。 生徒たちを生き残る道へと導く、確かな灯火だ。 今日もカメルの授業が始まる……。 * 「さっそく聞くが、このなかにウルフドッグと戦ったことのあるものはおるかね?」 開口一番、グラント博士は英雄候補たちにこう問うた。 さすが、というべきか、ちらほらと手が挙がる。 「これは驚いた。アヴィオン、ニナ、そしてガリィか」 前の方に座っていたガリィが驚いて振り返る。君の隣に座るヘイルが目をそらし、君の脇を肘でつついた。ヘイルと二人で含み笑いをする。 「では、ガリィ」 「うわ」 当てられたガリィがなぜか参ったという声を上げる。彼の様子に、クスクスと笑い声が上がる。 「なにがうわかね。君はどうやってウルフドッグを撃退したのかな? その時の様子を聞かせて欲しいのだが」 「あ、えっと……いや、大したことないんで、俺はいいです」 「こらこら。この授業は君のためだけじゃない。君の経験が、クラスメイトを救うことにもなるんだぞ」 「うーっ……」 悩むガリィを見て、君とヘイルはこらえきれなくなってプッと吹き出す。 「あーくそ、どうにでもなれ!」 ガリィは観念したように話し始めた。 「礼拝堂の隣の宿舎に入ろうとしたら、噛み付かれたんです」 「ほう、興味深いな」 グラント博士は目を見開いた。 「ウルフドッグは番犬として居たわけだな。どうして宿舎の番犬に噛み付かれたんだね」 「それは……」 「入ろうとした、というより、忍び込もうとしたというわけかね」 「あ、はい」 「日が沈んでから?」 「あ、はい」 「なぜ」 「あ……それは、その……シ、シスターに会いに行ったというか……」 「ほう。シスターに忍んで会いに行って、番犬のウルフドッグに噛み付かれて、それで?」 「で、ゴロゴロ転げまわったら服が破れて自由になったんで、そのまま逃げました」 「ふうむ」 グラント博士は眉を寄せてため息をついた。 「それは、ウルフドッグを撃退したとは言わんな。君がウルフドッグに撃退されたのだ」 ドッ、と教室が沸く。 ガリィは顔を真っ赤にして言い訳する。 「いや、でも、俺だけじゃないんですよ!」 「言い訳は男らしくないぞ、ガリィ!」 ヘイルがそれを打ち消すように叫ぶ。また教室が沸いて、グラント博士は彼らを鎮めなければならなかった。 「分かった分かった。その話は、職員室でじっくり聞こうじゃないか」 「うへえ」 ガリィは情けない声をあげた。 「手ぇ上げるんじゃなかった……」 また教室からゲラゲラと笑い声が上がった。その笑い声の大半は、ガリィと一緒に忍び込んだ、君とヘイルのものであったが……。 * 「では、気を取り直して質問しよう。アヴィオン、ウルフドッグに出会ったら、どのように対処するのが正しいか?」 グラント博士は狩人のアヴィオンを指名する。 アヴィオンはいつもの静かな口調で、すぐに答えた。 「その前に一つ質問させて下さい」 「うむ」 「出会った場所は、森ですか? 洞窟ですか?」 「ううむ」 グラント博士は反すうしていた口をピタリと止め、ニッコリと笑った。 「的を射た質問だな。優れた質問は優れた答えよりも尊い。アヴィオン、では、狩人の君から、森で出会った時、洞窟で出会った時、それぞれの対応について教えてくれないか」 「はい」 彼は静かに微笑みながら、控えめに話し始めた。 「洞窟で出会ったなら、部屋を塞ぐように守っている事が多いはずです。引き返しても、追ってくることはないでしょう。十分な準備をしてから戦うべきだと思います」 「例えば?」 グラント博士の問いに、アヴィオンはすぐに答える。 「例えば、狼犬の鋭い嗅覚を逆手に取るために、刺激臭のする物を用意します。部屋の中にぶちまければ、ウルフドッグの強さを半減できるでしょう」 「なるほど。では、森で出会ったら?」 「森でウルフドッグに出会ったら——」 アヴィオンは首を振った。 「どうか天国にいけるよう、自分の信じる神に祈れ。……そう言われています」 * 穏健派のアヴィオンのこぼした意外な言葉に教室はざわつく。 「こらこら、静粛に。アヴィオン、それは一体どういう意味か、皆に説明してくれないかね?」 グラント博士はしばらく反すうをしていたが、この件は完全にアヴィオンに任せてしまったようで、彼に続きを促した。 「はい。森で出会った狼犬は非常に危険な存在です。灰色熊と出会うか、ウルフドッグと出会うかと問われたら、僕なら灰色熊と戦うことを選ぶでしょう。まだ、逃げきれるかも知れませんから」 アヴィオンは話し始める。 「彼らは、誤解されやすい種族です。狼よりも少し弱いくらいだろう、と高をくくる冒険者もいます。それは間違いです。銀色に輝く彼らと実際に向い合ってみればそれが分かります。全身の毛が逆立ちますよ。猛獣です。犬よりも、狼よりもずっと大きいのです。イノシシと同じ体重を持ち、全身は筋肉の塊です。頭は分厚い頭蓋骨と頸椎(けいつい:首の骨)に守られています。当たりそこねた刃など、ものともしません。鋭い牙を持ち、一度噛みついたら肉を引きちぎるまで離れません。脚力が強く、枝の上に隠れるヒョウなどにも飛びつく跳躍を見せます。森を駆ける姿は銀の風のようです。森の動物は誰も逃げられません。嗅覚も犬のように鋭いのです」 アヴィオンはとつとつと話すが、顔は少し紅潮しているようだった。 グラント博士はうなづいて、彼に質問した。 「逃げるのではなく戦うのなら、どうなるかな?」 アヴィオンは問い返す。 「森で戦うんですよね」 「戦うことはできないかね?」 「いいえ、どうしてもというならやります。森は彼ら獣の領域ですが——」 アヴィオンはキッパリと言った。 「僕の領域でもありますから」 * 「森の中なら、罠を仕掛けます」 アヴィオンは森に潜む一本の木のような佇まいだったが、狩人としての知識を披露する時には、そこにキラリと刃が輝いたようだった。 「効果的な罠はスネアとかトラバサミなど、動きを止めるものがいいでしょう。彼らの知能が高いとは言っても、しょせん獣ですから、人間の知恵にはかないません。いや、人間は、知恵でしか勝てない、というべきかな」 アヴィオンは慎重に言葉を選んでいるようだった。 「肉弾戦なら、分厚い金属鎧を装備しなければならないでしょう。ヘイルのような特別な身体であれば別ですが、我々の首には大事な血の管があります。ウルフドッグはそれを知っており、首を噛み付いてくることが多いのです」 アヴィオンの答えに、グラント博士は更に質問する。 「遠距離戦なら?」 「弓矢がいいと思います。狙うのは心臓です。ですが……」 「どうした?」 「ウルフドッグに気づかれずに矢を射ることができるなら、引き返して別の道を行くべきだと思います」 「なるほど」 グラント博士は彼の言葉に大きく頷いた。 「アヴィオンは大事なことを教えてくれたな。不要な戦闘をけしかけることは、勇気ではない。軽はずみなだけだ、と」 * 授業も終わりに近くなり、グラント博士は真面目な口調で話し始める。 「魔法による掛け合わせで生まれたウルフドッグは、魔法を使わねば調教が難しく、本物の狩人でなければ飼いならすことができない。ただ、一度飼い馴らせば、血よりも濃い絆で結ばれるという。以上のことから分かることは何か? さすがに優秀だな。よく手が挙がるクラスだ。では、マグス」 錬金術師のマグスは、コクリと頷いた。 「ウルフドッグは人間にしか扱えない、ということです。彼らは錬金術の生み出した生物兵器だからです。だから、錬金術を理解する知能を持った限られた種族、つまり、人間にしか扱えません」 その言葉を引き継いで、グラント博士はニナに水を向ける。 「過激だな、マグス。エルフはウルフドッグを使うことはないのかね? ニナ」 「使いません。恐らく人間だけでしょう」 エルフのニナは、微笑んで首を振る。 (「そんな不自然な掛けあわせ、自然を愛する森の民なら許しません」とでも答えられたら盛り上がるんでしょうけど、ネグラレーナの商売ではそういうのも取り扱ってたからね……) ニナは笑顔の裏で、密かに舌を出した。彼女の複雑な胸中を察するものは、ほとんどいないだろう。 グラント博士は続ける。 「ウルフドッグから逃げ切ることは至難の業だ。推定最高速は時速100キロで、全力で30分だって駆けつづけることができる。速度を半分に落とせば、一晩中だって走れるという。やはりウルフドッグは、森で一番出会いたくない獣のうちの一つだといえるだろう。どうしても戦わなければならないなら、地形を利用した罠を仕掛けたり、網で捉えることや布を噛ませることで、動きを止めることを考えること」 終業の鐘がなる。 「もっとも、アヴィオンの教えてくれたとおり、ウルフドッグを扱うものと敵対せぬに越したことはない。もしそうなってしまったら、ウルフドッグは犬とも狼とも違う、一種の猛獣だと心得て、正面からでなく、知恵を絞って戦うこと。以上!」 博士はピンと背すじを伸ばしたまま、教室の扉を開ける。ありがとうございました! と声が響く。 若い生徒たちに教えることのうち、どれが役立ち、どれが無駄になるかは分からない。 だが、いくつかはきっと、彼らの命を永らえさせてくれるだろう。 そう信じて博士は今日も教鞭をとる。 (From:清水龍之介) ∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴ ウルフドッグ 部屋に入ると大きくて凶暴そうな犬が吠え掛かってきた。狼犬ウルフドッグだ! 部屋の奥には綺麗な道が見える。戦わずに逃げるなら一度だけ噛み付かれるものの、それ以上は追ってこない。体力ポイントを2へらして明るい道へ逃げる(Aへ進む)。 戦うならあなたはウルフドッグは嗅覚が非常に強いことを思い出す。香水かスライムのしずくを持っているか? 持っていて使用するなら、ウルフドッグの技量ポイントを2へらして戦うことができる。使ったものをアドベンチャーシートから消しておくこと。 【断頭台の迷宮】に登場。 技術点8 体力点8 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。
2026年8月8日土曜日
FT新聞1ウィーク! 第704号 FT新聞 No.4945
From:水波流 庭にバッタが大量発生して葉を食い荒らされてるなぁと思っていたら、最近はカマキリがやって来てバッタを捕食している。 蜘蛛も巣をはって待ち受けている。 猫の額のような我が家の庭にも生態系が生まれている。 From:葉山海月 子どもが作ったなぞなぞ。 「シナマ山」って何ですか? 答え。 「ツナマヨ」 ツナマヨのタイトル(笑)が印刷されたセロファン。 裏に返して透かして見れば、あら不思議。そんな風に見えます! From:中山将平 僕ら、明日8月9日(日)マイドームおおさかにて開催の「TGFF2026」に物販で出展します。 配置は【η08b】です。 ゲームブック、1人用TRPG「ローグライクハーフ」、モンスター!モンスター!TRPG関連作品等を扱います。 こっそりコミケ発売の新刊モンスター!モンスター!TRPGソロアドベンチャー「廃都脱出」をフライングで持っていきます。 ぜひお立ち寄りいただき、こっそり「1週間後刊行の新刊ありますか」とささやいていただけましたら。 当日は、僕中山がこっそりカエル人本も持ちつつ現地に行く予定です。 さらに、僕ら8月15日(土)に東京ビッグサイトで開催の「コミックマーケット108(1日目)」にサークル参加します。 配置は【東2ホール ソ49ab】です。 発売の新刊は、なんとモンスター!モンスター!TRPGソロアドベンチャー「廃都脱出」! この作品の詳細情報は僕たちのホームページで公開していまして、次のURLにてご覧いただけます! https://ftbooks.xyz/shinkanjyoho/haito さらにさらに、8月16日(日)「コミックマーケット108(2日目)」に、僕の個人サークル「ギルド黄金の蛙」が初サークル参加します。 配置は【西1ホール ま36a】です。 当日刊行のカエル人の新刊、「創作・RPG・ファンタジー汎用異種族設定集 カエル人の全て(衣食住編)」と既刊(魔法と儀式編)等を持って行きます。 ぜひ遊びにお越しいただけましたら。 さて土曜日は一週間を振り返るまとめの日なので、今週の記事をご紹介します。 紹介文の執筆者は、以下の通りです。 (葉)=葉山海月 (く)=くろやなぎ (明)=明日槇悠 (天)=天狗ろむ (水)=水波流 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■8/2(日)~8/7(金)の記事一覧 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2026年8月2日(日)齊藤飛鳥 FT新聞 No.4939 『霊廟館の悪夢』ローグライクハーフd33シナリオ ・新作ローグライクハーフシナリオ『霊廟館の悪夢』登場!。 なんと! 作者は、児童文学作家にして推理小説家である齊藤飛鳥先生! あらすじは以下の通り。 アランツァ大陸北西部から流れるハルト川から南西部の赤錆川にかけて、地図には載せきれないほど数多くの岩礁が存在する。 そのうちの一つにして最大の岩礁、松毬岩礁(まつかさがんしょう)で遭難してしまった主人公は、偶然にもそこに鎮座していた『霊廟館』にたどり着く。 一夜の宿のはずだったが、その晩に殺人事件が! 不可解なのは、被害者は齢200歳を超えた女吸血鬼にして魔術師のキュッリッキだったこと。 「アンデッド」という「不死」の代名詞のような存在を「殺した」だけではなく、目撃者が誰もいない。 館の特殊な構造ゆえ「殺人現場」を訪れたなら、「誰かが見ていた」はず。 この「姿なき殺人犯」に、挑め! 相棒として、齊藤先生の「リプレイ」でおなじみのヒロイン、若き日のクワニャウマ登場! 与えられた現場、証言に埋もれた真実のかけらを組み合わせないと「真実」は見えてこない! 推理作家ならではの、シリーズ初、ド本格ミステリ「ローグライクハーフシナリオ」 手ごわくも、その難易度の高さが心地よい一本に仕上がりました! どうぞよろしくお願いいたします。 (葉) 2026年8月3日(月)杉本=ヨハネ FT新聞 No.4940 ☆鬼が笑う話☆ ・FT書房代表の杉本=ヨハネ氏による月曜の記事、今週は雑談と近況報告でした。 杉本氏の趣味はボルダリング。未経験者からすると、1回1回のハードな全身運動にばかり目が行って、ひたすら大変なスポーツという印象を抱いてしまうのですが、今回杉本氏が語るのは、インターバルを含めたボルダリングの全体像。それは意外にも「心癒される経験」とのことで、執筆から生まれる緊張感やストレスをほどよく解消してくれるようです。 近況報告としては、8月の新刊となる『廃都脱出』の入稿完了のお知らせや、『アランツァ職業事典パーフェクトガイド』の構想など。詳しくはぜひ記事にてご確認ください☆ (く) 2026年8月4日(火)かなでひびき FT新聞 No.4941 これはゲームブックなのですか!? vol.136 ・バーチャル図書館委員長かなでひびき氏がゲームブックに関係ありそうでなさそうな周辺のよもやま話をしていきます。 今回紹介する作品は『人が消える街』(SCRAP出版)! 本、そして、パソコンによる謎解きゲーム。 取り出しましたるものは、一冊の写真集『うたかた』。JR熱海駅から始まるモデルさんの足跡を辿るうち、モデルさんの姿は消え、最終ページ……水面に浮かぶあれは!? この『うたかた』にはクイズキャンペーンがついておりまして、チラシに明記されているサイトへGO! すると問題、「この写真集がとられた日はいつ?」 だけど、どこにも撮影日なんて明記されていない! となると、写真集に映り込んだモノを観察して……「現場百辺!」ヒントを探しましょう! たとえ答えがわかっても正しい単語を入れないと前に進めなかった、初期のパソコンアドベンチャーゲームを彷彿とする手触り。 あなたの探偵力を大いにくすぐる、意外な答え。「オンライン」と「ゲームブック」を掛け合わせた、まったく未知の挑戦状! 見逃せば、本気で一生後悔することウケアイ! (明) 2026年8月5日(水)ぜろ FT新聞 No.4942 第2回【エメラルド海の探索】ローグライクハーフリプレイ ・軽妙な語り口でお馴染みの、ぜろ氏のリプレイ第504回。 今回の主人公は筋骨隆々な傭兵・ヴァルグ。そして、彼を師匠と呼び、赤い毛並みを持つ大型犬を連れ、「獣の腕」を宿す少年・ハルト。 二人は「クラーケンぶっ殺し号」に乗って、まずは海域を荒らす海賊退治に出ています。 ヴァルグの「味方殺し」という悪評が気になり、居心地の悪そうなハルト。そこに監督役の白髪白髭の軽薄なおじさんコビットが現れます。彼と話をしている間に島を発見。ヴァルグの過去も気になりますが、島の探索と参りましょう! さて、初めての島には一体何が待ち受けているのでしょうか? (天) 2026年8月6日(木)岡和田晃 FT新聞 No.4943 D&D第4版リプレイ〜リヴァイアサン計画、そして予言の洞窟へ〜 第4回 ・本作は、かつてD&D日本語版公式サイトに掲載されていた、エベロン世界が舞台の『ダンジョンズ&ドラゴンズ第4版』リプレイ「竜の予言に選ばれし者たち」の続編。 その4回目をお届けします。 ネディアの妹サナの結婚会場へ向かうため、すわ、“大陸横断鉄道”ライトニング・レイルに乗り込む一同だった。 その食堂にて、ゆっくり食事でも、と思った一行。 しかし、次々に倒れる乗客! スープには毒が! そして、追い打ちをかけるように、「テロリスト」たちの襲撃が! 彼らの正体とは!? いや、毒を食らってダメージを受ける仲間もいる中、はたして、この難局を切り抜けられるのか!? 全編これ、スリルある戦闘な一本です! (葉) 2026年8月7日(金)休刊日 FT新聞 No.4944 休刊日のお知らせ ・毎週金曜日は、読者から投稿された記事がここに入れるように、空けてある曜日です。 あなたの記事を、お待ちしております! (葉) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■今週の読者様の声のご紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ひとことアンケートへのご意見をご紹介します。 紙面の都合で、一部省略させていただくかも知れませんが何とぞご了承くださいませ。 すべてのお便りは編集部が目を通し、執筆者に転送しておりますので、いろんなご意見やご感想をぜひお送り下さい。 ↓↓ (忍者福島さん) 週刊文春で、羽生飛鳥さんの名前を見て、日本の中世ミステリーを書いておられるんだと改めて認識いたしました。 いつもリプレイで見ている名前が、他の媒体でも見ると、なんだか嬉しくなっちゃいますね。 (お返事:齊藤飛鳥) 「週刊文春」のインタビュー記事をお読み下さり、ありがとうございますm(_ _)m 作家人生初のインタビューでしたので、お読みいただけて嬉しいです^^♪ (ジャラル アフサラールさん) ミステリテイストなのはミステリ・ランキングの常連である齊藤飛鳥さんらしいですね。 (お返事:齊藤飛鳥) 御感想ありがとうございますm(_ _)mアランツァ世界は、独自の世界観とルールが作りこまれていますので、「特殊設定ミステリが書ける!」と血が騒ぎ、ミステリテイストになりましたf^^ (ジャラル アフサラールさん) 本の舞台の熱海は『人が消える街』とされてもいいんかいな(笑)と思いますが、熱海は最近エンタメの舞台になっていますから良いのかも? 私が印象的なのは最近新作アニメシリーズ開始した『機動警察パトレイバー』の実写版ドラマシリーズの「大怪獣現わる」という話で、怪獣騒動が財政復活を目論む熱海市長の陰謀で起こるという話でした。これがOKなら『人が消える街』も大丈夫? (お返事:かなでひびき) ありがとうございます。 いや、実はかなでも「熱海市がこんな事件を許可してくれたなー」と、その太っ腹に感動してたんですよー。 へー! 『機動警察パトレイバー』にそんなエピソードがあったんですかー。勉強になります。 かなでも早速チェックせねば! ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ■FT書房作品の通販はこちらから☆ FT書房 - BOOTH https://ftbooks.booth.pm ■FT書房YouTubeチャンネルはこちら! https://www.youtube.com/channel/UCrZg-eTeypwqfjwQ4RNIvJQ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■FT新聞が届かない日があった場合 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ FT新聞は休刊日でも「本日は休刊日です」というメールが必ず届きます。 未着の場合は、まず迷惑メールフォルダを一度、ご確認下さい。 もし迷惑メールにも全く届いていない場合は、それは残念ながらお使いのメールとの相性問題などで未着になっている可能性があります。 このところ各社のメールセキュリティ強化のためか未着のケースが複雑化しております。 未着の場合は、下記ページをご参考頂き、個々のアドレスの受信許可設定をお試しください。 https://ftnews-archive.blogspot.com/p/filtering.html *10回未着が続いた場合、そのメールアドレスはシステムより自動的に登録解除されます。再度登録する事は可能ですので、未着が続いた場合は、お手数ですがご自身で再登録下さい。 また【バックナンバー保管庫】は公開期間が2週間ありますので、その間にご自身でテキストを保存されたり、自分で自分にコピーしてメールを送られたりする等、ご活用お願いいたします。 ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。
2026年8月7日金曜日
休刊日のお知らせ FT新聞 No.4944
おはようございます。 本日は、タイトルのとおり休刊日です。 毎週金曜日は、読者から投稿された記事がここに入れるように、空けてある曜日です。 あなたの記事を、お待ちしております! FT新聞編集部一同 ■FT新聞へのご投稿はコチラ! こんな記事はどうかな?というご相談からでもぜひご連絡ください。 ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ■FT書房作品の通販はこちらから☆ FT書房 - BOOTH https://ftbooks.booth.pm ■FT書房YouTubeチャンネルはこちら! https://www.youtube.com/channel/UCrZg-eTeypwqfjwQ4RNIvJQ ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。