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2026年5月7日木曜日

ローグライクハーフ『怨霊列車は夜笛を鳴らす』リプレイvol.2 FT新聞 No.4852

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ ローグライクハーフ『怨霊列車は夜笛を鳴らす』リプレイ vol.2  (東洋 夏) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■    FT新聞をお読みの皆様、こんにちは!  東洋 夏(とうよう なつ)と申します。  光栄にも木曜日の枠を再び頂戴し、ローグライクハーフのリプレイ小説を連載させていただくこととなりました。  いちファンの拙い作ではございますが、最後まで楽しんでいただけましたら幸いです。  今回の連載ではサン・サレンを舞台にした『怨霊列車は夜笛を鳴らす』を取り上げます。主役はナリクの従騎士(見習いの騎士)シグナスと相棒の〈おどる剣〉クロ。  同じくサン・サレンを舞台にした『写身の殺人者』のリプレイと同じコンビですが、本作から読んでいただいても、全く問題はございません。    vol.1では人をさらう怪物〈怨霊列車〉の調査依頼を請けたふたりが、列車に乗り込むところまでをお届けしました。  師匠と離れ離れになってしまったシグナス。今まで調査から帰還した者はいないという危険な列車の正体に辿り着き、事件を解決に導くことはできるのでしょうか!?    なお、リプレイの性質上シナリオの根幹に触れます。  ネタバレとなりますので、避けたい方はそっと閉じていただけましたら幸いです。    前口上はこれでおしまい。  さあ、冒険の始まりです!  ◇ 〈シグナス(レベル8、聖騎士)〉 ・技量点:0 ・生命点:8 ・筋力点:4 ・従者点:9 ・技能:【高潔な魂】【全力攻撃】【癒しの光】 ・持ち物:見習いの片手剣(片手武器、斬撃)、丸盾、板金鎧(防御ロールに+1)、金貨21枚、スノーレパードアイ(金貨30枚相当の宝石)、2食分の食料、ランタン 〈クロ(レベル11、おどる剣、炎属性)〉 ・技量点:1 ・生命点:7 ・器用点:6 ・従者点:7 ・技能:【装備化】【凶器乱舞】【精密攻撃】【鋼の意志】 ・持ち物:なし    ◇ [1号車]23:気が狂った兵士たち  客車側の扉を、その内側から何かが叩いている。 「だっ、誰かいるってことだよね? ここ開けたら」 「だったら帰るか」 「クロの意地悪!」 「ぐだぐだ言うな。腹を括れ。騎士になるんだろ?」  列車の傾きが収まると共に、扉を叩く音も間遠になった。完全に静かになるのを待ってから、シグナスは意を決して慎重に扉を横へ滑らせた。 (※さて、中にいるのは正気を失ったサン・サレンの兵士たち。幸いにも主人公すら認識できていない状態で、襲われはしないようです。何人いるのか1d3で判定して……「三人」と出ました)  何の引っかかりもなくするすると開いた扉の内側を、ランタンの光で照らす。人がいた。話し声も聞こえる。シグナスの目に写るのは三人。彼らの揃いの鎧には見覚えがある。領主の私兵が着るものだ。  先に入った兵士たちも無事なのだったら、解決の糸口はきっとすぐに見つかるだろう。シグナスはほっとして、呼びかける。 「あの、サン・サレンの方ですよね!」  しかしシグナスの呼び掛けには誰も反応しない。それもそのはず、良く良く耳をそばだてれば、彼らは会話などしていなかった。三人ともあらぬ方を向いて独り言を呟いている。 「補給物資はまだ届かんのか! これでは如何に頑健なドワーフでも戦えぬ! そうだ、補給物資の話をしている! お前だ! お前に言っているんだ、どんな面の皮をしているのか!」 「そこに鶏がいるよお、本当だよお。ほら鶏鶏鶏鶏鶏、おもろだねえ、ヘイ、ご自身で羽をむしって丸焼きになるご予定は?」 「お母さんのスープなんて何年ぶりだろう。家に帰れて良かったよ。そろそろ兵士は辞めようかと思ってて」  シグナスは狼狽えた。  対して〈おどる剣〉のクロは冷静である。空中で四十五度傾き、言った。 「共通項が分かるか」 「へ?」 「全員、食い物の話をしている。腹が減ってるんだ」 「……長く閉じ込められてるのかな。可哀想だ」 (※兵士たちに〈食料〉を与えるなら、彼らを正気に戻すことができるようです。食料一個あたり、二人の兵士を救うことができます。救われた兵士たちは「戦う従者」となって冒険に加わってくれるようです。今までの事情を知っているかもしれませんし、是非ここは仲間になってもらいたいところ。  シグナスの従者点は9、クロの従者点は7ですから、主人公ふたりプレイですが従者を二人連れて行けます。さて。冷静に考えれば食料を一個使って二人を正気に戻すのが効率的でしょう。しかし聖騎士たるもの、残りの一人を救わないという選択肢があるのでしょうか? ない。そう思いますので、食料を二つ……つまりシグナスがもつすべての食料を消費し、三人全員を救うこととします)  シグナスは携帯食料を道具袋から取り出す。 「おいおい、まさか、おい」  今回は歩きながらでも食べられるように、木の実を練りこんだクッキーをナリクから持ってきた。それを三人の口に押し込んでいくと独り言は止み、夢中で咀嚼する音だけになる。 「なあお前、自分の食料を全部くれてやったのか?」 「だって苦しんでるんだよ。助けなきゃ。騎士でしょ、僕たちは」 「ああもう……」  そのように密やかに従騎士と〈おどる剣〉が囁きを交わしていると、客車の片隅から、 「ねえ、あなたたち」 弱々しい呼びかけがあった。  勢い込んで振り向くと、先程まで母親のシチューを幻視していた赤髪の女性兵士が、壁によりかかって立っている。疲れた様子だが目はしっかりとシグナスを見ていて、狂気の影は見当たらない。 「僕はシグナス、ナリクの従騎士です。こっちは〈おどる剣〉のクロ。この怨霊列車の調査を任されてます」 「もしかして、悪夢殺人事件を解決した、あのシグナス?」 「そうですけど……」  女性兵士は、痛ましいものを見る顔をした。 「聞いた、ヨン、アルゴット?」 また別の隅から、ヨンとアルゴットと呼ばれた兵士たちがそれぞれに返事をする。  ヨンはもじゃもじゃ髪のコビットで、身長はシグナスの半分くらい。アルゴットは口髭を三つ編みにした体格の良いドワーフで、縦にも横にもシグナスの倍近くありそうだ。 「恩は返さなきゃいけないと思う。どう、二人とも」 女性兵士の言葉に、コビットのヨンは目をまん丸に見開いて、 「そんな楽しそうな話、逃す手は無いだろ」 と言い、ドワーフのアルゴットは、 「求められんでも着いて行く。恥を雪がねばならん」 と頷く。  三人組のリーダーである女性兵士はトーヴァと名乗った。彼女はシグナスと同じく人間だ。サレンの領主の命で〈怨霊列車〉が好む種族や年齢や性別の傾向を調べるべく送り込まれたが、見事に全員さらわれたと言う。列車に好き嫌いはないのだ。 「従騎士どの、それから剣どの。そんなわけで、我らには付き従う用意があります」 「ぜひ、お願いします」  シグナスが頭を下げると、兵士三人も頭を下げた。 「しかし、誰か一人は残らねばならん」  空中を漂う〈おどる剣〉のクロが、三人の頭上から言う。 「最悪の場合、生き証人がいなくては後続も同じことを繰り返すだけだ。人選は好きにするが良い」  三人組は、態度の大きい〈おどる剣〉をじっと不信の目で見た。 「早くしろ」 「あの、ごめんなさい、クロは騎士なんです──」 「黙ってろシグナス。そっちは早く決めろ」 (※兵士Aとか言ってしまうのも味気ないですので、名前をつけてみました。生命点1の従者に名前を付けることがどれだけプレイヤーの精神にプレッシャーをかけるか承知の上で、やってみます。誰と冒険をするかは、1d6でダイスに問うことにします。1か2が出ればコビットの男性ヨン。3か4が出ればドワーフの男性アルゴット。5か6が出れば人間の女性トーヴァ。結果は二回振って2と3になりましたので、ヨンとアルゴットですね)  三人組は密やかに話し合い、最後はヨンが持っていたサイコロを転がして運命を決めさせたようだった。トーヴァが肩を落とし、ヨンとアルゴットが胸を張る。 「全員で戻ってきてよ」  トーヴァが言って、三人は拳をコツンと突き合わせた。  その様子を羨望の眼差しで眺めていたシグナスに、 「あまり思い入れるなよ。友達など少ない方が良い。そこは師匠を見習え」 と逆さになった〈おどる剣〉のクロは忠告する。 「それって寂しくない?」 「見送る方が寂しいんだ。お前にはまだ分かるまいし、分からん方が良いがな」 「……ねえクロ、記憶が戻ったの?」 「いや……いいや。そのような記録が蓄積されているだけだ」 「ごめん」 「謝るな」  〈おどる剣〉のクロは、元々は人間だったという。さる国の女王に仕える騎士であった。それだけ覚えているのだが、どこの国の何という女王に仕えたのか、それから自分の本名も思い出せないのである。  コビットのヨンが近づいてきて言った。シグナスの身長の半分くらいのところに、頭の天辺がある。 「ねえ。君のことはサー・シグナスって呼べばいいのかい?」 「いえ、僕はまだ従騎士ですから。シグナスと呼んでください」 「謙虚ボーイだ」 「け、けんきょぼーい!?」  こちらはシグナスより背の高い、大柄なドワーフのアルゴットが重々しい声で言った。 「謙虚は美徳だ。しかし、我らの長はお主である。故に堂々と振舞って良い。先に言っておくが、そのヨンは頭のネジが壊れておるから、真面目に相手をしてはならん」 ヨンは目をぐるりと回して、否定とも肯定ともつかぬリアクションでシグナスをけむに巻いたのであった。 ◇    今回のリプレイは、ここまでです。  コビットのヨンとドワーフのアルゴット。新たな仲間を加えて賑やかなチームになりましたね。彼らは技量点0、生命点1の「戦う従者」として扱われます。敵の攻撃が一撃当たれば死、という過酷な条件ではありますが、どうか最後まで一緒にいて欲しいと願っています。  そして聖騎士らしい振る舞いをした結果、シグナス&クロの持ち合わせる回復アイテムはゼロになってしまいました。シグナスは回復技【癒しの光】を有するとはいえ、使えるのは一回きり。プレイヤーにタイミングを見極める眼力が要求されますね。緊張……。    それではまた、次の車両でお目にかかりましょう。  良きローグライクハーフを!   ◇    (登場人物)  ・シグナス…ロング・ナリクの聖騎士見習い。12歳。今回は良いところを見せたい。  ・クロ…シグナスの相棒の〈おどる剣〉。元は人間かつ騎士だと主張している。  ・ヨン…身長1メートルほどの陽気な種族「コビット」の兵士。  ・アルゴット…土を掘り、金属を加工する技術に優れた種族「ドワーフ」の兵士。  ・トーヴァ…人間の女性兵士で、ヨンとアルゴットと共に〈怨霊列車〉の調査をしていた。 ■作品情報 作品名:『怨霊列車は夜笛を鳴らす』 著者:ロア・スペイダー イラスト:海底キメラ 監修:杉本=ヨハネ 発行所・発行元:FT書房 購入はこちら https://booth.pm/ja/items/6820046 『雪剣の頂 勇者の轍』ローグライクハーフd33シナリオ集に収録 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。

2026年5月6日水曜日

第3回【クトゥルフ深話(クトゥルー短編集2 暗黒詩篇)】ゲームブックリプレイ FT新聞 No.4851

第3回【クトゥルフ深話(クトゥルー短編集2 暗黒詩篇)】ゲームブックリプレイ ※ここから先はゲームブック【クトゥルフ深話(クトゥルー短編集2 暗黒詩篇)】のネタバレを含んでいます。ご注意ください。 ぜろです。 「クトゥルフ深話」(クトゥルー短編集2 暗黒詩篇)をプレイしています。 スタートでいきなり暗闇の中にいる状況からは脱しました。 そして自分がグレイハッカー、コードネームはキサラギであることを思い出します。 日本、アメリカ、モンゴル、イースター島で異変が起きています。 各地の異変に対処するため、遠方の友人と連絡を取りつつ、各地の状況を把握していきます。 災害レベルが3になると都市が滅ぶという中、まだ何もしていないのに、日本の災害レベルが2に。 いったいどうなってしまうのでしょうか。 ●アタック01-6 いきなり黄衣の王 3日目を迎えた。いったい何日目まで大丈夫なのだろうか。予想もつかない。 さて、今日の調査だ。 ・パソコン ・携帯端末 ・タブレットPC ・手元の石 ・車のキー ・本棚 パソコンはアメリカの友人だった。 携帯端末はモンゴルの友人だった。 となるとあとは、タブレットPCだ。きっと都合よくイースター島に行っている誰かがいるに違いない。 私はタブレットPCを利用して、調査研究をしているITビジネスのパートナーとチャットをしてみた。 彼の名は、アブドル・アフ・アキビ。通称AAA。彼は今、やっぱり都合よくイースター島にいた。 アブドルは、イースター島の景色に感動している。 今のところ、不穏な様子は見られない。 ただ、海底の誓に変化が起こっている等の異変が起きている、との情報はあった。 海底の誓? 誓ってなんだ? 調べてみたけれど、よくわからなかった。私の知らない意味があるのか。 これは後日、電子書籍版の内容を知る機会があり、真相が明らかになった。 海底の「層」の誤字ということだった。なるほど。 とにかく、海底の異変か。 海底といったらクトゥルフで連想するのは、海底都市ルルイエとか、魚みたいなインスマス顔をした人々とかだけど。 まあ、まだ何もわかんないな。 こうして、半日は過ぎた。 残り半日だ。 さて、次は車のキーを選ぼう。 ここのところ、ずっと世界中の知人と連絡を取るばかりだった。 やはり、自分の足で稼ぐことも大事だ。 車のキーは、想像どおり、自分の車で外出するということだった。 行き先は二択だ。 ・首都圏 ・福井県 なぜいきなり福井県? これまでまったくなんのヒントもないと思うけれど。 それ以前に、半日刻みのスケジューリングなんだけど、半日で福井県まで行って戻って来られるのか? まあ、物理的に不可能ではないかもしれないけれど、ほとんど全部移動時間だよね? そう言いながら、福井県を選んだ。 そして私は、九頭竜川流域を散策した。 いやほんど、なんでいきなりそこ? そこには、かつて劇場だった廃墟があった。 何かに導かれるように、私はその劇場の廃墟に忍び込む。 楽屋に、本が転がっていた。 手に取る。 タイトルは、こう読めた。 「黄衣の王」。 これは、本棚を調べた際に、持っているかと問われたことのある書物だ。 つまり、邪神についての情報がある可能性が、ある。 黄衣の王は、風の化身で、水の天敵であるということのようだ。 そして、とある呪文を唱えると、黄衣の王を召喚できるという。 情報もなしに福井県へ赴き、異変に関連した書物を見つけてしまった。 これは、どういうことだろう。今の私は、何かに導かれでもしているというのだろうか。 不吉な予感は、なおも消えなかった。 これにて、3日目の行動は終了だ。 次は恒例の、世界情勢のチェックだ。 3日目、いったい何が起きているのか。 今回、事態に進展があったのはアメリカだ。 アメリカでは、なぜか、東海岸沿いの病院で、奇形化の報告が多く上がっているという。 一部の都市の住人は遺伝的に偏った発達をするのだとか、様々な説が上がっている。 これで連想するのは、「インスマスの影」という作品だ。 そこでは堂々と、「ダゴン秘密教団」という団体が、秘密でもなんでもなく活動していた。 ともかく、異変が起こり始めている。アメリカの災害レベルが0から1に上がった。 今現実の日本時間で昼間だと、さらに災害レベルが1上がると言われたが、今は夜だったので変化はない。 何気に怖いな。現実とのリンク。 ●アタック01-7 アーカムと『旧き印』 4日目の朝だ。 私には、やりたいことが2つある。 今日はそこを中心に進めよう。 ひとつは、車で出かけて首都圏に赴くこと。 もうひとつは、アメリカへ連絡し、災害レベルが1に上がった状況を確認することだ。 首都圏へ行ってみた。 日本の災害レベルがすでに2になっていると、首都圏には人の姿はもう、見えなくなっている。 ほとんどの人が避難してしまったようだ。 あの黒い影の影響なのだろう。 今回は、なんの収穫も得られなかった。 これで半日を消費した。 次はアメリカの様子を確認しよう。 パソコンで、アメリカの投資家マーカスと連絡を取る。 マーカスによれば、近くの街で首つり自殺が多発しているらしい。 カルトの儀式の話題なんかもあったために、不吉なことの前触れだとも噂されているという。 マーカスは、私がビジネスの話で連絡しているのではないことは、お見通しのようだった。 「何か調査してほしいんだろ。報酬ははずめよ」 ・米国内の異常についての情報収集をしてもらう ・首吊り自殺の街へ出向いてもらう 情報は足で稼げ、だ。 マーカスの足を利用させてもらおう。 首吊り自殺の街へ、行ってみてはくれないか。 「いや、俺は探偵でも調査員でもない、ただの個人投資家だってこと、忘れてないか?」 マーカスのツッコミが入った。 でも、実は彼も行く気はあったようだ。 彼によれば、実は調査員が現地で消息を絶っているという。 首吊り自殺の街の名は、アーカム。 あれ、この名前って、クトゥルフでは名物ともいえる街の名では。 「報酬ははずめよ。例の口座にな」 そして、マーカスからもたらされた情報は、以下のとおりだ。 アーカムでは、『旧き印』と言われる、不思議な文様の石を庭先に掲げていた家だけが、集団自殺や奇形化から逃れられたという。 その『旧き印』の画像を送ってもらった。 私は、『旧き印』を手に入れた。 これで私が手に入れたものは『書物「黄衣の王」』と、『旧き印』となる。 作品の冒頭で、記憶できるのならメモは取らずとも良いみたいなことを言われていたけれど、これはメモなしでは難しいな。 4つの地域の災害レベルのほか、入手できるアイテムまで管理するとなると、私の頭ではパンクしてしまう。 ともあれ、これで4日目の行動は終了した。 4日目の世界情勢の変化を確認しよう。 今度の異変は、モンゴルが関係していた。 昆虫の大発生が、ユーラシア大陸各地で起こっているという。 これによって、モンゴルの災害レベルが0から1に引き上げられた。 さらに、例によって現実とのリンクがある。 今回は、私自身が怪我をしていたり体調不良だったりする場合に、さらに災害レベルを引き上げよ、という指示だ。 まあ、一応怪我はなく、体調不良もないので、無視しておこうか。 ●アタック01-8 アルマスと『覗きガラス』 5日目。 世界的な異変は続いているが、それらが何とどう繋がっているのかが、未だに見えてこない。 見えないながらも異変に対応しようと、様々なアイテムが集まりつつある。 今日の方針を立てよう。 たぶん、1日の終わりにはイースター島の災害レベルが上がるのだろうと思われる。 なので逆に、イースター島はそっとしておこう。 災害レベルが上がった後の方が、できることが増えそうな気がする。 では、今日はどうするか。 モンゴルだよ。モンゴルは災害レベルが1になった。 何か変化があるに違いないと思うのだ。 しかしモンゴルのアルマス・ハンはまだまだのんきなもので、相変わらず遊牧民たちのことわざの話をしていた。 今回は「剣をかざすより距離を取れ」ということわざを紹介してくれた。 武器を持って戦うよりも、逃げて敵と距離を取った方が確実に生き残れる、というものだ。 土地に執着しない遊牧民らしい考え方とも言える。 一応、昆虫の大発生の話題も出た。 作物被害は出ているが、遊牧民は被害のない草原へ移動すれば良いという発想だとのこと。 いやいや、畑は人と違って移動できないんだから、そう簡単にはいかんでしょ。 話はその程度で終わってしまった。 が、私はあきらめず、午後にもう一度モンゴルのアルマスに連絡を取った。 なぜか。 災害レベル1の時に2度目の連絡を入れると、災害レベルが2に上がる、との注釈を目にしていたからだ。 これでモンゴルは、災害レベル2の出来事に移行する。 アルマスによれば、今、さすらいの占い師に星占いをしてもらっているとのこと。 「巨星が墜ちるだろうから準備をしろ」と言われたそうだ。 さらに「新月と満月、好きな方を選べ」と言われているらしく、どちらを選ぶかを私に委ねてきた。 これは……満月の方だな。 この話を伝承と繋げるのは、インスピレーション以外のなにものでもない。 しかし、連想するならば、満月の方になる。 根拠はこうだ。 最初に聞いた伝承歌。『新月の夜に賢人は刀を切り取り、満月の夜にガラスは彼方を映す』 次に聞いた遊牧民の考え方。『剣をかざすより距離を取れ』 両方を合わせれば、刀に関係した新月より、距離を取って彼方を映す満月が正しいことになる。 満月を選ぶと、アルマスは占い師から、円形のガラス板を授けてもらったという。 各所に不思議な呪文が刻まれている。 『覗きガラス』を入手した。 邪神に対抗できるアイテムを、またひとつ手に入れたということでいいのか? こうして5日目は、モンゴルにかかりきりになっていた。 さあ、この日の世界情勢を確認しよう。 おそらく今度はイースター島に動きがあるのではないか。 正解だった。 イースター島では激しい地殻変動が起こり、多数のモアイ像が崩落するなどの被害が出ている。 これでイースター島の災害レベルが0から1に上がった。 ここから私は情報収集に時間を使うことになる。 そのため、現実世界の私の昨日の睡眠時間が8時間以上なければ、睡眠不足から適切な対応が取れないこととなり、さらに災害レベルが上がり、2になってしまうのだそうな。 睡眠時間8時間以上ってのは、忙しすぎる現代人にはなかなか難しい時間だな。 特に私のようなブラック社畜にとっては不可能と言ってもいい。 ポケモンスリープで睡眠時間を計測しているけれど、6時間を超えていたら万歳だ。 というわけで、イースター島の災害レベルは、私の睡眠時間が少ないせいで2に上がってしまったのだった。 次回、現実世界の私の生活が作品に影響しまくり、残念なことに。 【災害レベル】 日本:2 アメリカ:1 モンゴル:2 イースター島:2 【持ち物】 ・書物「黄衣の王」 ・旧き印 ・覗きガラス ■登場人物 キサラギ ハッキングで飯を食うグレイハッカー。日本人。世界規模の謎の現象に挑もうとしている。 マーカス・アルクヘイム アメリカ在住の投資家。キサラギの友人。アメリカの情報に通じる。 アルマス・ハン モンゴルのバックパッカー。怪奇現象にも詳しい。キサラギの友人。 アブドル・アフ・アキビ ITビジネスのパートナー。イースター島にいる。 ■作品情報 作品名:ゲームブック クトゥルー短編集2 暗黒詩篇 「クトゥルフ深話」 著者:山田 賢治 発行所・発行元:FT書房 購入はこちら ・書籍版(現在、通販品切。委託店舗在庫のみ) https://booth.pm/ja/items/2484141 ・電子書籍版 https://www.amazon.co.jp/dp/B09Z22RJQY ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。

2026年5月5日火曜日

Re:インセンティブ(前)@20代からのゲームブック122 FT新聞 No.4850

FT新聞編集長の水波流です。 本日は、Reシリーズ・丹野佑氏による『20代からのゲームブック』 元は丹野氏が20代のとき、約3年に渡って書き綴られた名コラムの再録です。 (2014年2月5日 FT新聞No.391〜2016年11月23日 FT新聞No.1412) (編註:文中のコメントは全て当時のものとなっております) ☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆  おはようございます。丹野です。  夜が寝苦しい季節になってきました。この時期は、どうやって夜中快適に過ごすかが最大のテーマですね。  カーテンを閉め切っていても、朝になると部屋の気温が上がって汗をかいています。  部屋の中にいるのに熱中症、みたいな状況は避けたいので寝る前に水分を取るようにしていますが、これはこれで別の心配が湧いてきますね。 ■外部から与えられるものを言います  インセンティブという言葉があります。丹野は経済用語として知った言葉ですが、最近ではビジネスの現場でもよく使われるようです。  日本語での言い換えが難しいのですが、「動機づけ」と訳されることが多いようです。ある人に対して何かをしてほしいとき、やりたくなる(あるいは、やりたくなくなる)ように仕向けることを「インセンティブを与える」と言います。  というとなんだか悪いことのようですが、単純に「この仕事には報酬を与える」というのがインセンティブです。「今日がんばったら焼肉だ!」みたいなパターンもありますね。  経済学では、企業に補助金を与えることでエコロジー分野を研究するインセンティブを与えたり、タバコに税金をかけることで価格を上昇させるインセンティブを与える、というように使われたりします。  さて、経済学の話をしたいわけではなく、このインセンティブの考え方はゲームとしてのゲームブックを語る上でも重要な概念なので、一度取り上げてみようと思います。 ■ふたつの動機  ゲームブックを読み進めるうえでは「動機」が必要になりますが、この際、二種類の動機を意識する必要があります。  ひとつは言うまでもなく、主人公への動機。このままでは死んでしまうから脱出しようとか、冒険に出ることでお宝が得られるとか、そういうものです。  そしてもう一つは読者への動機です。単純に言えば、「このゲームブックを読み進めたい」と思えるかどうか、ということですね。  もちろん、二つの動機は重なる部分もあります。主人公がどうなるのかが気になれば読み続ける動機になりますよね。  しかし、主人公に強い動機が与えられれば必ず読者も読み進めたくなるかといえば、そうとは限りません。主人公の動機が読者から共感しにくいものだった場合、むしろ読むことがストレスになる場合もあります。  では、主人公に共感できなかったり、強い動機が与えられないような作品は書くべきではない、ということでしょうか。  結論だけ言えば、そうとは限りません。(ただし、読者が共感しやすい強力な動機を与えたほうがいい場合が多いのは確かです)  こういうとき、インセンティブの考え方が役に立ちます。  読者が読み進める動機には、さまざまなものがあります。実は、作中で与えられるものに限りません。  たとえば、「その作品のジャンルが好き」とか、「この作者の書いたものなら信用できる」などの要素も、作品を読み進める動機になります。序盤に大きな盛り上がりがなくても、「この作者ならこれから面白くなるはずだ」と思えれば読み進められるもの。当たり前ですが、意外と忘れがちなポイントです。  では、どのように読者に対して「読む」インセンティブを与えるのか、具体的なテクニックの話を……といきたいところですが、少々長くなってしまいました。  続きは次回にいたします。それではまた! ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。

2026年5月4日月曜日

☆モンスター!モンスター!TRPG 新刊のお知らせ☆ FT新聞 No.4549

おはようございます、自宅の書斎から杉本です☆ 暖かくなってきました、過ごしやすさを感じています。 クライミングは今も続けているのですが、最近は首や腰への負担を感じています。 特に痛むのは左手首で、TFCC損傷という故障状態にあります。 整骨院に通い、リハビリと施術を受けながらやっています。 さて、本記事に入る前に蕨之介さんから「30分で遊ぶ1人用TRPG ローグライクハーフ」のシナリオ公開情報が届きましたので、ご紹介をば。 「囚われた僕たち」 https://talto.cc/projects/SglZ_ivXF1JUH8lOLifeO 「見えない鎖」 https://talto.cc/projects/Sqh0hzAkR1WRk3KtAEopG 「ローグライクハーフ」「モンスター!モンスター!TRPG(M!M!)」に関する新作等の情報(URL等)を送っていただけましたら、このように冒頭で紹介させていただきますので、sugimotojohn☆hotmail.com までお寄せください(☆を@に変えて送ってください)。 より詳細な記事として紹介を希望される場合には、FT新聞の編集部員である天狗ろむ(@amaku_romu)までお願いします。 ◆『ヒューマンズ!ヒューマンズ』がお目見えだ!! 今回登場するのはM!M!のサプリメント『ヒューマンズ!ヒューマンズ!」です!! これまでさまざまなモンスターを展開してきたM!M!ですが、このサプリメントでは「人間、エルフ、ドワーフ/ドウォン」というモンスター・タイプ(他のTRPGではもっとも一般的であった種族たち)を中心に扱っています。 キャラクターには職業(お金を稼いでいなくても、毎日そのことに関わっていればそうとして扱われます)があり、それぞれの種族の文化の香りがしっかりと伝わってきます。 また、「アヴァター」と称しまして、「神々の干渉、魔法や呪い、異種交雑、あるいは突然変異などによって変化した、様々な人間のようなキャラクター」を扱うことができます。 吸血鬼、スーパーヒーロー、四次元立方体テッセラクトの化身の例とともに、能力値への係数や扱い方に関するアドバイスが載せられています。 また、「ズィムララのモンスターラリー」で登場した種族に登場した「人間と共存可能な種族」についてもしっかりと掘り下げられ、サプリメントどうしの互換性を高めています。 ◆単体で遊べる性能↑↑ 今回の作品はスタンドアローンで遊べる作品になっています。 他のTRPGを遊んだことがあるのであれば、1冊だけで遊ぶことができます。 ◆付録1! 英語版を読んだ際に私が不満だったのが、武器や防具が少し具体的ではなかったことです。 うっすらと気づかれているかもしれませんが、私は物語マニアであると同時に、データマニアでもあります。 世界で2番目に作られたTRPGの第5版が大好きなのも、世界で最初に作られたTRPGと比べて、圧倒的に武器のデータが大きかった、という点がひとつ挙げられます。 私は岡和田さんと相談して、本国のケンやクロンプトンと連絡を取り合い、彼らが過去に作った一般的な装備、武器、防具、毒、銃器の表を掲載することに関する許諾を得て、新しく翻訳したものを付録としてつけることにしました(※)。 これで、M!M!で私がやりたかったことが、できるようになりそうです☆ ※……信じられないほど邪悪な形状をした投げナイフは、現地の言葉「フンガムンガ」を採用しました。 ◆付録2!! 今回の作品の付録は「ターキー・モンスターの侵略」です☆ 宴のメイン・ディッシュとしてターキー(七面鳥)を得ることが冒険の目的ですが、プレイヤー・モンスターが狩りを行うたびに、鳥たちの頂点たる「ターキー・モンスター」が出現する危険にさらされます。 タイゲリアン諸島という新しい土地で行われる、すぐにはじめられる冒険です! ◆大好きな1冊☆ ケン・セント・アンドレがM!M!を展開していくなか、私はひとつ、どうもハマらないところがありました。 それは、私がそれまでにやってきた「ファンタジー世界を旅する冒険気分」というものが、足りないように感じたからです。 私が遊びたい「モンスター」は、闇エルフのような「人間に近い、倫理観が異なる存在」です。 武器や防具を選び、生き残る確率を上げていくのも大好きです。 そういった部分、私にとっての栄養分が、M!!M!には足りないかもと思っていました。 しかし、「ヒューマンズ!ヒューマンズ!」が出たことで、それはすっかり解決しました! 新しい冒険を作っていく意欲が、今はむくむくと育ちつつあります☆ ◆まとめ。 通販ページはすでにできております、↓から予約が可能です☆ 最速で入荷までやっていきますが、作品があなたの手もとに届くのは6月末ごろになる見込みです(ただし、PDF版は5月25日ごろに販売を開始する予定です)。 書籍版をもっとも早く手に入れる方法は「ゲームマーケット春2026」です。 イエローサブマリンなどの店舗は、その次に早いでしょう。 ↓「ヒューマンズ!ヒューマンズ!」モンスター!モンスター!TRPGサプリメント https://ftbooks.booth.pm/items/8232648 それではまた! ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。

2026年5月3日日曜日

ローグライクハーフd33シナリオ『九つの樹の道』 FT新聞 No.4848

おはようございます。 FT新聞編集長の水波流です。 本日はローグライクハーフの新作d33シナリオ『九つの樹の道』を配信いたします。 フーウェイキャンペーンのd66シナリオの構想を進める中、杉本=ヨハネ氏より「入門編のシナリオがあっても良いのでは?」というアドバイスを頂き、これまでの物語から連なるものを書いていた手を止めて、全く新規で考えた物語です。 過去作に登場した闇エルフや忌まわしい怪物、失われた信仰についてのイメージをちょっと横に置いたとき、森の中のいろいろな樹木や草花のことが頭に浮かびました。 そこを順番に巡る話にしよう、と思いました。 春らしく新しいことを始める物語というのも心躍ります。 けっこう明るい話のつもりだったのですが、途中からどうも深刻なムードが漂うのは、拭いきれない作風ゆえでしょうか……苦笑 またぜひ感想もお聞かせ頂ければ嬉しいです。 このシナリオは、作成したばかりの初級レベルの主人公での冒険に適しています。 ローグライクハーフをよく遊ばれる方も、ぜひ新規キャラを作成して冒険に出て貰えればと思います。 それでは、良き冒険を! +++++++++++++++++++++++ 独自の文化と価値観が根差した、ラドリド大陸でも類を見ない地方・フーウェイを旅する主人公。 ひょんなことから〈混沌〉を狩る者であるトレウェリ氏族の若者の成人の儀式に立ち会うことになる。 神聖なハシバミの杖を携え、祖先にまつわる《九つの樹》を巡る儀式に同行するが、やがてその旅路は……。 ローグライクハーフ d33シナリオ『九つの樹の道』 -Vandring av Nio- https://ftbooks.xyz/ftnews/gamebook/RogueLikeHalf_Vandring_av_Nio.txt ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。

2026年5月2日土曜日

FT新聞1ウィーク! 第690号 FT新聞 No.4847

From:水波流 4/30頃発売の、TH(トーキングヘッズ叢書) No.106 『アニミズム的ヴィジョン〜世界との関係を編み直す』に寄稿。 【「あわい」に棲まう作法】というタイトルで、『家守綺譚』『営繕かるかや怪異譚』『蟲師』『風の谷のナウシカ』に通底する精神性について論じております。 THは、書評、映画評、舞台評、展覧会紹介などが掲載される季刊誌です。 書籍詳細や取扱店などはこちらの出版社サイトより! https://athird.cart.fc2.com/ca1/460/p-r1-s/ From:葉山海月 何様だ? 人様だ! From:中山将平 僕ら、明後日5月4日(月・祝)「文学フリマ東京42」にサークル参加します。 開催地は東京ビッグサイト。ブース配置は【I-88】です。 扱うのは、ファンタジーゲームブックや、1人用TRPG「ローグライクハーフ」、「モンスター!モンスター!TRPG」等などの作品。 また、僕個人は「ギルド黄金の蛙」にて5月5日と6日に「クリエーターズマーケット54」にサークル参加します。 こちらの開催地はポートメッセなごや。ブース配置は【B-61】です。 カエルの勇者ケロナイツシリーズを扱います。 お近くの方はぜひ遊びにお越しいただけましたら。 さて土曜日は一週間を振り返るまとめの日なので、今週の記事をご紹介します。 紹介文の執筆者は、以下の通りです。 (天)=天狗ろむ (明)=明日槇悠 (葉)=葉山海月 (く)=くろやなぎ (水)=水波流 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■4/26(日)~5/1(金)の記事一覧 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2026年4月26日(日)杉本=ヨハネ FT新聞 No.4841 Re:「ローグライクハーフ」都市サプリメント:蛮族都市フーウェイ&新職業【獣使い】 ・5月のローグライクハーフ新シナリオは、FT新聞編集長でもある水波流氏による『九つの樹の道』。今週は舞台となる蛮族都市フーウェイの都市サプリメントと、【獣使い】のデータをお届けしました。 水波氏のこれまでの作品『常闇の伴侶』などとは繋がりのない、入門用シナリオとのこと。ゲームマーケット春2026にて書籍版『常闇の伴侶』も登場しますので、ゴールデンウィークがお休みの方は、こちらの都市サプリメントと合わせてフーウェイ独自の文化を先んじて満喫しちゃいましょう。 クワニャウマたちのリプレイでおなじみ齊藤飛鳥氏が絶賛していた〈猟犬〉もこちらで購入できますよ! (天) 2026年4月27日(月)杉本=ヨハネ FT新聞 No.4842 ☆「ローグラークハーフ」新作のお知らせ☆ ・きたる5月23-24日両日、FT書房はゲームマーケット春2026に出展いたします! 春の新刊第1弾は、水波流先生によるD66シナリオ+都市サプリメント「蛮族都市フーウェイ」+新職業【獣使い】だ! 初のD66シナリオ、北方蛮族の街フーウェイの特色が色濃く出た名作『常闇の伴侶』のイラスト担当は画家の松本貴子先生、錚々たる受賞歴にして大のレトロゲーム好き! 緋色朱音氏のセンスが、常にも増して冴え渡っている表紙のタイトルロゴにも大注目。 カメル先生の大陸1周の旅である「アランツァワールドガイド」も、しっかりと掲載されております☆ 場所は幕張メッセ、ブース番号は「に−42」。遊びに来てください! 中山将平氏と杉本=ヨハネ氏が両日お出迎えいたします!! (明) 2026年4月28日(火)かなでひびき FT新聞 No.4843 『これはゲームブックなのですか!?』vol.132 ・バーチャル図書館委員長かなでひびき氏がゲームブックに関係ありそうでなさそうな周辺のよもやま話をしていきます。 今回紹介する作品は、短編集『ここにひとつの□がある』(著・梨 角川ホラー文庫)からの一篇『穴埋め作業』 冒頭から出題されるクロスワードパズル。 3マスしかない、簡単なシロモノかと思いきや、そこには、あなたの日常を侵食する何かが!? すくなくとも、かなでもわたしも、こんな仕掛けを見たことがありません! 言葉通り「文中から飛び出てくる」恐怖! 皆さんにも、この「新次元」の恐怖を体感していただきたいっ! ともかく本屋に走れっ! さもないと葉山まで「ホラーという愉悦」におぼれます! (葉) 2026年4月29日(水)ぜろ FT新聞 No.4844 第2回【クトゥルフ深話(クトゥルー短編集2 暗黒詩篇)】ゲームブックリプレイ ・軽妙な語り口でお馴染みの、ぜろ氏のリプレイ第489回。前回からは、山田賢治氏の短編ゲームブック『クトゥルフ深話』に挑戦しています。 謎の暗闇の中でパラグラフジャンプを駆使しつつ、なんとか現実世界に戻り、自分が何者かを思い出した主人公。このリプレイでの名前も決まり、本格的な調査が始まります。 どうやらこの作品では、主人公が行動すると時間が経過し、世界各地の「災害レベル」が変化していく模様。いまのところは、そんな状況をただ見ているだけの主人公ですが、入手した情報や「トラペゾヘドロン」の力で、世界を救うことができるのでしょうか……? (く) 2026年4月30日(木)岡和田晃 FT新聞 No.4845 『アナログゲーム産業年鑑2025』のご紹介  ・「FT新聞」No.4831(2026年4月16日)で紹介した、『アナログゲーム産業年鑑2024』。 その続編が、2026年3月に、出ました! その名も、『アナログゲーム産業年鑑2025』。 ページ数は2倍以上になっており、各ジャンル別(テーブルゲーム、伝統ゲーム、シミュレーションゲーム、TCG、TRPG、体験型ゲーム、その他のゲーム)の分析や、アナログゲームの教育利用に関する研究動向、ボードゲームサークル小史なども付記され、内容が飛躍的に充実を見せたと言っても過言ではありません。 この機会に、お近くの図書館等への購入依頼を呼びかけられてはいかがでしょうか? 詳細は本記事をよろしくお願いいたします! (葉) 2026年5月1日(金)休刊日 FT新聞 No.4846 休刊日のお知らせ  ・毎週金曜日は、読者から投稿された記事がここに入れるように、空けてある曜日です。 あなたの記事を、お待ちしております! (葉) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■今週の読者様の声のご紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ひとことアンケートへのご意見をご紹介します。 紙面の都合で、一部省略させていただくかも知れませんが何とぞご了承くださいませ。 すべてのお便りは編集部が目を通し、執筆者に転送しておりますので、いろんなご意見やご感想をぜひお送り下さい。 ↓↓ (ジャラル アフサラールさん) この本の「初回出荷分限定特典」に「折箱」の紙とその折り方が付いていたそうで、折り紙を折って、箱の中に隠されているメッセージを見ると…ホラーな遊びに満ちた書籍ですね。 (お返事:かなでひびき) ありがとうございます! へー! そんな遊びが! さすがです! がぜん興味が湧いてまいりましたねー。 「本」という物理的枠にとらわれない、「飛び出す」恐怖にやられたんですが、やはり梨先生! 遊び心満開ですねー! (ポール・ブリッツさん) 30年ほど昔、別冊宝島「世紀末キッズのためのSFワンダーランド」で、「モダンホラー」の定義として「ホラーっぽいけれどまったく怖くなく、代わりにひたすら面白いエンターテインメント」という議論があり、その代表としてディーン・R・クーンツが取り上げられていましたが、ホラーTRPGは、そうしたモダンホラーの道を進むべきでしょうか、それともプレイした時の恐怖感を突き詰める方向に進むべきでしょうか。または両者は完全に別物であり、ホラーTRPGは分化の道をたどるのが正しい在り方でしょうか。考えたけれど答えが出ないのです。 (お返事:中山将平) ご感想をいただき、ありがとうございます。 僕は「表現物に進むべき方向や正しさがある」とは思えていませんが、どのようなテイストで作品をまとめるかという意味で興味深いお話ですね。 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ■FT書房作品の通販はこちらから☆ FT書房 - BOOTH https://ftbooks.booth.pm ■FT書房YouTubeチャンネルはこちら! https://www.youtube.com/channel/UCrZg-eTeypwqfjwQ4RNIvJQ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■FT新聞が届かない日があった場合 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ FT新聞は休刊日でも「本日は休刊日です」というメールが必ず届きます。 未着の場合は、まず迷惑メールフォルダを一度、ご確認下さい。 もし迷惑メールにも全く届いていない場合は、それは残念ながらお使いのメールとの相性問題などで未着になっている可能性があります。 このところ各社のメールセキュリティ強化のためか未着のケースが複雑化しております。 未着の場合は、下記ページをご参考頂き、個々のアドレスの受信許可設定をお試しください。 https://ftnews-archive.blogspot.com/p/filtering.html *10回未着が続いた場合、そのメールアドレスはシステムより自動的に登録解除されます。再度登録する事は可能ですので、未着が続いた場合は、お手数ですがご自身で再登録下さい。 また【バックナンバー保管庫】は公開期間が2週間ありますので、その間にご自身でテキストを保存されたり、自分で自分にコピーしてメールを送られたりする等、ご活用お願いいたします。 ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。

2026年5月1日金曜日

休刊日のお知らせ FT新聞 No.4846

おはようございます。 本日は、タイトルのとおり休刊日です。 毎週金曜日は、読者から投稿された記事がここに入れるように、空けてある曜日です。 あなたの記事を、お待ちしております! FT新聞編集部一同 ■FT新聞へのご投稿はコチラ! こんな記事はどうかな?というご相談からでもぜひご連絡ください。 ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ■FT書房作品の通販はこちらから☆ FT書房 - BOOTH https://ftbooks.booth.pm ■FT書房YouTubeチャンネルはこちら! https://www.youtube.com/channel/UCrZg-eTeypwqfjwQ4RNIvJQ ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。