━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ ローグライクハーフ『怨霊列車は夜笛を鳴らす』リプレイ vol.10 (東洋 夏) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ FT新聞をお読みの皆様、こんにちは! 本日の担当は東洋 夏(とうよう なつ)。 ローグライクハーフ『怨霊列車は夜笛を鳴らす』のリプレイ小説をお届けいたします。 冒険の舞台は、夜を駆け、人をさらうという謎の〈怨霊列車〉。調査を依頼された十二歳の見習い聖騎士シグナスと、その相棒〈おどる剣〉のクロが主役です。 前回vol.9では、女騎士グロリアを退け、〈怨霊列車〉の主ダゲン・ラ・バーゲズとの最終決戦にもつれこみました。従者ヨンの死によって怒りに燃えるシグナスは、怨霊伯爵に正義の鉄槌を下すことができるのでしょうか? なお、リプレイの性質上シナリオの根幹に触れます。 ネタバレとなりますので、避けたい方はそっと閉じていただけましたら幸いです。 前口上はこれでおしまい。 さっそく決戦の只中に向かって出発と参りましょう! ◇ 〈シグナス(レベル8、聖騎士)〉 ・技量点:0 ・生命点:7 ・筋力点:1 ・従者点:9 ・技能:【高潔な魂】【全力攻撃】【癒しの光】 ・持ち物:見習いの片手剣(片手武器、斬撃)、丸盾、板金鎧(防御ロールに+1)、金貨14枚、スノーレパードアイ(金貨30枚相当の宝石)、騎士グロリアの指輪(金貨12枚の価値)、ランタン、食料1食分 〈クロ(レベル11、おどる剣、炎属性)〉 ・技量点:1 ・生命点:5 ・器用点:2 ・従者点:7 ・技能:【装備化】【凶器乱舞】【精密攻撃】【鋼の意志】 ・持ち物:なし ◇ [先頭車両]最終イベント (承前) 玉座の主が背筋を伸ばすと、その背部から生えた三本の白骨の腕がうねり、まるで多頭の竜のように主を取り巻いた。シグナスを襲った腕は、中央から頭を超えて生えたものであろう。鋭い爪と見えたものは、三日月型に固まった氷であった。 「さてシグナス、これは魔術王の腕だ。私を氷の術で殺そうとした。氷に封じて粉砕することによってな。しかし生憎、私はそのように下賤な手法では死なぬ」 上機嫌な玉座の主は、続いて剣を携えた二本の腕も紹介する。 「これは兄弟傭兵の腕。お前たちのように息の合った剣士どもであった。おお、そうだシグナス。お前の主人は見事な剣の使い手であるな。ハボリームめを生命の根源まで焼いて絶やしたのだと、それでいて手傷のひとつも負わなかったと聞いたぞ。悪魔の骸をコレクションに並べる貴重な機会であったが、お前の主人のお陰でし損ねたわ。しかし彼奴の腕を揃えて聖騎士狩りをするのはさぞかし楽しかろう。興行のためには名剣も集めねばなるまいな」 くっくっくっ、と玉座の主は喉を鳴らした。 シグナスの耳元でクロが囁く。 「俺が魔術王の相手をする」 「わかった」 「一撃で落とす。堪えてくれ」 「やる」 「諸君、作戦会議は終わったかね。では再開だ!」 (※2ラウンド、シグナス【全力攻撃】成功。クロは初めて【精密攻撃】を使ってみます。これは攻撃に初期属性(クロの場合は【炎】)が付与される上に、【攻撃ロール】に+1までもらえる優れもの。クロの攻撃は、おっとクリティカル! からのもう一度振って、こちらもクリティカル! 本人(本剣)にとっても必殺の隠し玉だったのでしょう) クロが高々と飛び上がり、魔術王の腕への挑戦を明確に示した。ジグザグに宙を舞う〈おどる剣〉めがけて、氷の爪が伸びる。 (ふん、のろまめ。読み通りだ。隠しておいた価値はあったな) クロは自身の内部に指令を送る。光の速さで総身に行き渡った指令は、ゴーレムの魔術回路を精密に変動させる。その指令はこうだ。〈発火せよ〉。 炎の尾を引き、燃える彗星となったクロが氷の爪に接近すると、体当たりする間もなく爪は溶け、あとには慄く白骨のみが残された。粉砕する。バーゲズの肩の骨までが砕ける。バーゲズの悲鳴。空中でターン。シグナスが攻め立てられつつも懸命にいなしている、兄弟傭兵の手の片割れに襲いかかる。 シグナスが目を見開いて、輝く黒い瞳でクロを見つめた。クロは面映ゆくも、誇らしく思う。そうだ、俺は騎士の先達として背中を見せ、この子を護らねばならん。 今度は傭兵たちの腕が守勢に回る番だった。言葉通り気炎万丈のクロと斬り結ぶ剣は、鋼が根を上げて欠け、やがて砕けたところを腕ごと仕留められる。シグナスは残りの腕と打ち合い、これは主人に褒められるところであろうが、真っ向勝負で剣の冴えで優った。手首から切断された傭兵の腕に亀裂が走り、それはバーゲズの肩に至り、ついに胸まで弾けた。白骨が美麗な装束から突き出す。 「バーゲズ卿、降参を!」 (※ここで処理的には生命点0になって戦闘終了。続くシナリオのエンディングでは、バーゲズは余裕綽々で腕を再生しようとしますが、何故か果たせず、やがてバラバラになってしまうという終わりが書かれます。しかしですね、不遜にも「何故か」の部分が消化不良だなと個人的に思ってしまいました。ということで、ここからは我流のエンディングです。派手に行きます) しかしシグナスの言葉に、玉座の主は嗤って応じる。 「素晴らしい。実に素晴らしい。では次だ」 バーゲズの背中に、天井からずり落ちた躯がのしかかった。マントのようにバーゲズを包んだ躯の半ばから、次は八本の手が伸びた。手、いや脚かもしれない。 「ううむ良い表情だシグナス。久方ぶりにぞくぞくさせてくれるではないか。その調子で絶望していけ。私は無限に再生するのだから」 さてこれはアラネアの勇士の、と続ける玉座の主の言葉をシグナスはろくに聞いていなかった。無限に再生する。その言葉に打ちのめされていたからだ。確かにシグナスとクロの攻撃はバーゲズの胴体にまで届いていたはず。しかしそれは致命傷にはならかった、とバーゲズは言うのだ。それが証拠に骸はバーゲズの下半身まで包み込み、今や玉座の主はアラネアそのもののように見える。 不死者を完全に沈黙させるには、再生できないほどの破壊を与えなくてはならない。最良の打ち手は善なるセルウェー神の御力を借りて浄化する手法であろうが、残念ながらシグナスは未熟故に、善神の御力を攻撃において振るう許可を得ていないのである。 先ほど、あの玉座の主は魔術王に氷漬けにされて砕かれても平気だと言った。そして炎を操るから、恐らくクロが焼き尽くそうとしても対抗手段を持ち合わせているはず。自分さえしっかりしていれば、とシグナスは歯噛みするのだ。 「諦めるな」 クロが決然と言い放つ。 「何か仕掛けがある。それさえ叩けば」 玉座の主は鼻で笑った。 「わきまえよ。演者が台本に干渉することを、私が許すと思うてか!」 ◆ 時は少しだけ遡る。 三号車。 「あらあらあら、今宵は迷える子羊の多いこと。ついに足を止めてくださったのですね、グロリア様。懺悔をなさいますか? あまりお時間も無いようですので」 シスターの前に立った女騎士グロリアは、燃えている。だがその瞳は明瞭で、怨霊列車の主人による呪縛から切り離されたことを、無言のうちに告げていた。これは彼女の魂なのである。 「シスター、感謝します。しかし懺悔の前に伝えねばならぬことがある。それは私の使命だ。これより先に、怨霊列車を攻略せんと願う者のために……いや、今まさに戦っている者のためにもだ。間に合うのなら、まだ負けと決まってはいないのだから」 「わたくしへの伝言でよろしいのです?」 「いや、出来れば、従騎士シグナスの主人に託したい」 「分かりました。特別にお代はいただきませんわ。払ってくださっても構いませんけど♪」 グロリアは苦笑いする。 「生憎と、シスター、この朽ちた身には恥と罪以外に価値あるものは残っておりません」 「冗談ですわ〜♪」 幾つかの香と、幾つかの薬草と、幾つかの呪文。それを繋ぎ合わせてシスターは女騎士の魂を、彼女の望む方向へ押し出した。それはいずれの神の御業でもなく、ただいずれの神にも仕えるこのシスターにしか使役できない技である。 ◆ 同刻。 廃城前には小さな焚き火が熾されている。聖騎士ノックス・オ・リエンスは独り、待ち侘びていた。最上のものは彼の従騎士が五体満足で仕事を成し終えて帰還することである。最悪の場合でも、乗り込む術は用意した。 甲高いグリフォンの鳴き声が雪原にこだまする。随分と気性の荒い個体らしい。だが勇気があるならそれで構わなかった。思い描いた作戦通りなら〈怨霊列車〉の真横を飛ぶことになる。胆力を持ち合わせないグリフォンでは用を為さない。その条件さえ合うならば、あとは腕で乗りこなしてみせる。 雪は降っていないが、その分ひどく冷え込む夜だった。作戦決行にはまだ時を待たなければならない。〈怨霊列車〉が近づいてくる時を狙う。追いかけるのはグリフォンの体力を無駄にするばかりだ。小枝をくべ、火を見つめて心を無にする。空洞になった心を、善神セルウェーへの祈りで満たす。 ぱちん、と火が爆ぜた。顔を上げると、そこに女性が立っている。騎士だ。サン・サレンの騎士だろうか。しかし燃えている。定命の者ではないようだが、悪意はなさそうだ。 「サー・ノックス?」 「ああ」 「名乗り遅れた無礼をお許し願う。我が名はグロリア。情報を託すべく、死せる身なれど魂にて参じた次第である。恥ずかしながら、私は〈怨霊列車〉に囚われて今の今まで正気を失っていた。最後に善き事を成したい」 「聞こう」 女騎士は微かに笑ったようである。少しだけ柔らかな口調になって、続けた。 「貴殿、どうも従騎士とは正反対の気性をお持ちのようだ。良い少年をお育てになった」 「……」 「いや、重ねてご無礼を致した。単刀直入に申し上げる。〈怨霊列車〉を止めるためには、外部からの介入が不可欠。かの列車の主、ダゲン・ラ・バーゲズ伯爵を名乗る怪異は不死者であり、常の手段では屠ること能わず。伯爵を仕留めるには、先頭車両の機関部を破壊するしかない。伯爵はそこに他者の魂を溜め込んで精製し、自身と列車、そして私のような躯とを動かす活力に仕立て上げているのだ。伯爵と貴殿の従騎士がたった今、交戦している」 ノックスはすっくと立ち上がる。 「破壊の手法は」 「分からない。私が得られた情報はそこまでなのだ」 汽笛の音が、夜空のどこかで鳴り響いた。サン・サレンの兵士が駆けてきて、燃える女騎士を見て目を剥く。 「報告」 「し、失礼致しましたサー・ノックス! 観測兵の情報によりますと、〈怨霊列車〉が回頭しこの廃城に向かっているとのことです。速度が一定なら、接敵まであと十分です! グリフォンを引いてまいりましょうか」 「いや、まだだ。離れていろ」 「はっ! 了解しました!」 ノックスは背負った道具袋から、弓を取り出した。 「まさか貴殿、射落すつもりか」 女騎士の言葉に応えず、ノックスは淡々と弦を張って整え、引いて弓の調子を試す。西方砂漠の砂クジラの骨を主材とするフレームは、本来ならばこのような雪原で引くには不向きだろう。しかし一撃だけ保てば良い。 汽笛が再び鳴り響いた。空に目を遣ると〈怨霊列車〉が早くも視認できる。 「何処だ」 「龍の後頭部から続く、やや細い円筒の部分だ」 ノックスは了解した。 この技は弟の見様見真似である。武芸師範はノックスには伝えず、弟を選んだ。妬ましくはなく、むしろ誇らしく思っている。しかし今は、その技が必要だ。 ノックスは低く、地面に沈み込もうとするように低く構える。引き絞られた弦が静かに猛っていた。 (さて、僕に出来るか。出来なければ兄として情けないな。善なる神よ御照覧あれ。リエンス流——剛弓術!) ◆ 今回のリプレイはここまでです。 特にランダム要素のあるローグライクハーフのリプレイを書くことの面白さと申しましょうか。同じシナリオであっても、プレイヤーの数だけ、あるいは主人公の数だけ違う物語や意味が生まれていくのです。 そんなわけで、シグナスとクロの冒険は、シナリオの本来のエンディングよりも派手派手にはっちゃけて結末を綴らせていただこうと思っております。 ちなみにノックスが引いている弓は、また別の冒険で彼が獲得したものであったりします。そうやって繋がって行くのも楽しいですね。 次回が最終回となりますが、最後までお付き合いいただけましたら幸いです。 それでは皆様、良きローグライクハーフを! ◇ (登場人物) ・シグナス…ロング・ナリクの聖騎士見習い。12歳。 ・クロ…シグナスの相棒の〈おどる剣〉で、元人間だと主張。 ・ヨン…身長1メートルほどの陽気な種族「コビット」の兵士。面白さがすべて。グロリアとの最後の対決にて落命。 ・アルゴット…土を掘り、金属を加工する技術に優れた種族「ドワーフ」の兵士。グロリアの火球により落命。 ・トーヴァ…ヨンとアルゴットと共に〈怨霊列車〉の調査に来ていた「人間」の兵士。 ・ノックス・オ・リエンス…ロング・ナリクの聖騎士。シグナスの師匠。〈猟犬〉の異名を持ち、主命を受けて暗殺などの仕事もこなしているともっぱらの噂。 ・グロリア…サン・サレンの女騎士。躯になってもバーゲズに操られ、最後には爆発させられた。魂となってノックスの元を訪れバーゲズの情報を提供する。 ・ダゲン・ラ・バーゲズ…〈怨霊列車〉の主。役者と称して躯(むくろ)を蒐集する、最悪の手合い。 ・ハボリーム…拙リプレイ時空ではサン・サレンに根城を構えたバルサムデビル。シグナスの師匠ノックスにより暗殺される(参考シナリオ:『賞金首を狙え—隠密任務編—』/作:天狗ろむ/作品URL: https://talto.cc/projects/mjMKe3Lgaz58zl4sg5LdE / リプレイ: https://x.com/summer_east/status/2003597509038678525?s=20) ■作品情報 作品名:『怨霊列車は夜笛を鳴らす』 著者:ロア・スペイダー イラスト:海底キメラ 監修:杉本=ヨハネ 発行所・発行元:FT書房 購入はこちら https://booth.pm/ja/items/6820046 『雪剣の頂 勇者の轍』ローグライクハーフd33シナリオ集に収録 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。
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2026年9月10日木曜日
2026年9月9日水曜日
第7回【エメラルド海の探索】ローグライクハーフリプレイ FT新聞 No.4977
第7回【エメラルド海の探索】ローグライクハーフリプレイ ※本作品はローグライクハーフの規定に基づくリプレイ記事です。ローグライクハーフ「エメラルド海の探索」の詳細な内容に踏み込んでおりますのでご了承ください。 ぜろです。 ローグライクハーフ「エメラルド海の探索」の冒険譚です。 今回の主人公たちは、元剣闘士で熟練の傭兵ヴァルグと、彼と行動をともにする、左腕に「獣の腕」を宿す少年ハルト。 貿易都市ビストフの領主マキシミリアンから受けた依頼はクラーケンの討伐。 海神ホリィドゥーンの加護、クラーケンの居所を見通す遠見師エラ・シエロの同行を得て、クラーケンぶっ殺し号は、航海を続けます。 【ヴァルグ レベル20 技量点2 生命点9 筋力点4 従者点9】剣闘士(元) 【ハルト レベル10 技量点1 生命点7 筋力点4 従者点8】獣使い 「クラーケンぶっ殺し」号 技量点1 生命点9 攻撃回数2 【砲撃】ダメージ2点 ●アタック03-3 いけにえの島【ポール】 見張りが航路上に島を発見した。 航海を優先している私たちは、島の探索は後回しにし、一路クラーケンのもとへと向かう選択をする。 しかし、見張りからもたらされた追加情報は、簡単には無視できないものだった。 「砂浜にゴブリンの姿を多数確認。加えて、縛られた者が何名か。ゴブリンは焚火を囲み、踊り狂っている様子です」 それではまるで、古くから伝わるいけにえの儀式のようじゃないか。 縛られた何名かは人間よりも小柄という。コビットかノームあたりかな。 「お願いします。助けに行かせてください!」 報告を聞くなりハルトが、船長に進言……というより、懇願していた。 「この船がクラーケン退治を優先してるのは知ってる。でも、ほっとけないんだ。オレ一人で行くから、どうか……!」 「誰も行かないとは言っていないだろう。非常事態だ。いくら航海を優先すると言っても、無視できないこともある」 「それじゃあ……!」 「ああ。行ってくれるな、ヴァルグ」 「あたぼうよ。誰にモノ言ってんだ。行くぞハルト」 「はい……はい! 行こう、ヒース」 ヴァルグとハルト、そしてヒースを乗せた小舟は、ゴブリンたちに気づかれないよう、砂浜脇の岩場から回り込むようだ。 儀式の最後にきっといけにえは殺されてしまうだろう。その前にどうか、間に合ってくれ。 船長が双眼鏡を覗き込み、様子を確認している。 「気づかれないまま無事上陸できたようだ。あっ」 船長が気になる声を上げる。 「どうした? ヴァルグがゴブリンと一緒に踊り出しでもしたか?」 白奴が冗談めかして聞き返す。まったく心配していないのは明らかだ。 「ああ、ヴァルグが先行して飛び出しただけだ。いつものことだな。もう終ったぞ」 「え、もう?!」 私は驚きの声を上げた。いくらなんでも早すぎなのでは。 「ゴブリンどもはすでに散り散りだ。縛られた人の拘束を解く方に苦戦しているくらいだな」 やがてヴァルグたちが、助けた人たちを連れて小舟で戻ってきた。 彼ら三人はノームだった。職人気質で発明好きな種族として知られる小柄な種族だ。 「我々を救っていただき、感謝する」 ノームたちは深々と頭を下げた。 「我々はからくり都市チャマイの銃士隊だ。交易船の護衛をしていたところをクラーケンに襲われ、船を沈められてこの島に流れ着いた。そこをゴブリンに捕らわれ……本当に助かった」 「クラーケンから逃げてきたところをすまないが、本船は目下、クラーケン討伐の任に当たっている」 船長が説明すると、ノームたちは色めき立った。 「とんでもない! そういうことならぜひ我々にも協力させてくれ! 銃は湿って使い物にならないが、雑務でもなんでもするぞ」 「君たちを歓迎しよう。再び危地へと赴くのはいささか心苦しいが」 「なに、我々の命はもうないも同然だった。感謝しかない!」 こうして新たにノームたちが加わった。 私はふと思いつき、提案してみた。 「火薬なら、大砲に使っているもので代用できないでしょうか?」 ノームたちはその提案に、一も二もなく飛びついた。 「試しに見せてくれ。もし銃が調整ができれば、必ずや戦力になると約束しよう」 こうして船は新たな乗組員を迎えることになったのだった。 [プレイログ] 【中間イベント 原始のゴブリン】 【原始のゴブリン 出現数5 レベル3】 ・リーダー一体がレベル4。リーダーを倒すと他の個体が引継ぎ、レベル4になる。 【0ラウンド】 ヒースの攻撃 サイコロの出目4 ゴブリン5体→4体 【1ラウンド】 ヴァルグの攻撃 サイコロの出目6 ゴブリン4体→3体 ヴァルグの追加攻撃 サイコロの出目4 ゴブリン3体→2体 →ゴブリンは逃走。 宝物判定 サイコロの出目4 1d6×1d6のアクセサリー サイコロの出目6と5 アクセサリー(金貨30枚)を入手 ※ノームは従者にできるが、従者枠に空きがないため、乗船のみである。 ●アタック03-4 悪魔の魚【ハルト】 その悪魔の魚は、いきなり甲板に立っていた。 アクアデーモンのように、ウロコにびっしり覆われた半魚人のような外見とは違う。 その逆だった。 魚の胴体から、人間の手足が生えたような奇妙で不気味で……でも、見ようによっては笑えてしまう外見だった。 「ピロロロロ」 どこから出しているのかわからない、水の入った笛を吹いているような声が漏れた。 無機質で冷たい魚の瞳が、じっとこちらを見つめていてぞっとする。 見張りには見つけられなかったみたい。 アクアデーモンのときもそうだったけど、水の中から近づいて、こっそりよじのぼってくる相手を見つけるのは難しい。 「アクマウオ……だと?!」 「知っているのか、白奴?」 船長が問う。 「ああ。雑食の悪魔。あのでかい口に入るものはなんでも呑みこんじまう。人間でさえも」 「食いしんぼうか。どう評していいのかわからんな」 「あとやたら強い。そんで、ぬるぬるしてる」 「そっちを先に言ってくれ」 「そんなわけで、コビットはおいしくいただかれる前に退散、たいさ〜ん!」 白奴の号令で、甲板のコビット乗務員たちが一斉に船室へと逃げ込んでいく。 「じゃ、あとよろしく〜」 甲板に残ったのは師匠、オレ、ヒース。そして船長だけだ。 アクマウオは再び「ピロロロロ」と不気味な声を出す。 魚の瞳は、どこを見ているのかがわかり辛い。 そして突然、動いた。 一直線に。 狙いはヒースだ!! 「ヒース!」 ヒースがとっさに炎を吐いてけん制する。 炎が出るのは想定していなかったんだろう。アクマウオの動きが一瞬止まった。今だ! オレは、獣の腕を振るい、巨大な槌で、渾身の力をこめてアクマウオをなぐりつけた。 ぬるん。 しかし、槌はアクマウオのぬめる皮膚をつるりとすべり、甲板を強く叩きつけるだけだった。 「効かない!?」 アクマウオが巨大な口を開けてヒースに飛びかかる。 まるで魚の顔全体が口になったような大きな口だ。 これならだいたいのものは呑みこんでしまうだろう。ヒースでさえも。 ヒースは必死に噛みつき返して抵抗している。 「叩けないなら、斬ればいい」 師匠の低い声が響いた。 アクマウオに斬りかかる。 それは見事にアクマウオの胴体を深く裂いた。 「俺の剣が反応してやがる。正真正銘の悪魔だなテメエ」 ヴァルグが剣の切っ先をアクマウオに向けた。 「ピロロロロ。ソレが、ドウシタ」 しゃべった!? 師匠に深手を負わされたというのに、痛がる様子もない。 「そのケモノ、ゴチソウ。イタダク」 そのとき、船室の扉が開いて、三人のノームたちがだだだっと飛び出してきた。 その場に整列した三人は、銃を手にしている。 「狙え!」 スチャッ。 洗練された動きで銃を構える。 「撃てっ!」 ダン! ダンダンッ! 乾いた発砲音が響く。その攻撃はアクマウオをかすめた。 アクマウオはさすがに脅威を感じたのだろう。 ためらうことなく甲板から海中へと身を躍らせ、姿を消した。 ノームの銃士のひとりが、欄干から船尾方向を観察する。 「どうやら、再来の意思はないようです。去っていきました」 アクマウオはこうして撃退された。 「なんでェ。俺の独壇場だったのによォ」 師匠は雑に剣を肩に担ぎ、不満を口にする。 「すまない。だが銃の調整は間に合ったぞ。これで我々もクラーケン戦でお役に立てる」 その返答に、船長は満足そうにうなずいたのだった。 「ああ。助力に感謝する。期待しているぞ」 ●アタック03-5 決戦前のひととき【ポール】 遠見師エラの義眼は淡い紫の光を放ち続けている。 「ここです」 エラは静かに、かつ厳かに告げた。 それは、この旅の最終目的地を示していた。 「不思議な気分だな」 ハーツデイル船長が感慨深げにつぶやく。 「一方的に襲われるしかない相手だったものが、今回は待ちかまえる側とは」 雲ひとつない空に、照りつける陽光が肌を焼く。 その暑さを和らげるように、暖かな風が全身をほどよく撫でてゆく。 エメラルドの海原はどこまでも続き、水平線の彼方に溶けるように消えている。 これなら、クラーケンがどこから来ようとも、発見はたやすいはずだ。 見張り台には三人のコビットたちが、右舷前方、左舷前方、後方を眺め渡し、全方位をカバーしている。 甲板では他のコビットたちが、クラーケン対策に忙しく動き回っている。 太いロープをさらに三つ編みに結い合わせ、その先に巨大な鉤を取りつけている者。樽を慎重に運ぶ者。 「その樽には火薬が詰めてあるから気をつけてくれよ」 「おおっとこりゃスマン」 白奴が何気なく樽に腰かけようとした瞬間、コビットの一人に注意されていた。 ノームの銃士隊は、銃の手入れに余念がない。 ハルトは緊張した面持ちでヒースをやさしくなでていた。ヒースは心地よさそうに目を細めている。 ハルトはもう、マントを羽織っていない。最初から全力で動けるよう、獣の腕をむき出しにしている。 ヴァルグは、甲板の先端で無駄に格好つけて立っていた。 「私たちもそろそろ持ち場につこうか」 ニーナにそう声をかける。 「え、ええ……そうね」 ニーナの声はいつになく弱々しかった。普段のはきはきした様子とは明らかに違う。 「ねえポール、あなたクラーケンと直接戦ったことあるんでしょ。その……どう、だった?」 そうか。ニーナはクラーケンとは遭遇するのも初めてなんだ。 海をおびやかす伝説の魔物。 遭遇したが最後、船はバラバラにされ、生きて還るなど絶対に不可能だと言われている。 しかし私は生き残った。 ヴァルグたちの超人的な活躍と、クラーケンの気まぐれによって。 そもそも私は、どうしてこの船に乗ったのか。 あやうく死にかけたというのに。 それは、ヴァルグが私を認め、誘ってくれたのが嬉しかったから。 そんな小さなことが、クラーケンへの恐怖に勝ってしまったんだ。 ヴァルグならクラーケンでもきっとなんとかしてしまうんじゃないか。そう思った。 「皆張り切って準備してる。それでも、どう? クラーケンに、勝てる……かな?」 ニーナは不安げに私を見つめていた。 いや、ニーナだけじゃない。この船の乗組員のほとんどは、心のどこかで同じ思いを抱いているはずだ。 ああやって作業に集中することで、それをごまかそうとしている。 クラーケンを知る者として、私はなんと答えるべきだろう。 少し考える。ニーナだけじゃなく、乗組員たちの不安を取り除くには……。 私は、船首で前方を見つめているヴァルグに大声で叫びかけた。 「なあ、ヴァルグ! いよいよだな! クラーケンが出たら、がっちり船を守ってくれよ!」 「おう。任せとけ。あいつはなりはでけェがようするにイカだ。柔らけェからザックザックに切り刻んでやるぜ」 ヴァルグも大声で、自信満々に返してきた。 「ポールにも期待してるぜ。あいつのでけェ図体、撃ちゃあ当たる。狙い放題よ!」 「おいおい、それじゃ私の腕前が悪いみたいじゃないか」 「だはは。言うねェ。ま、ポールとそっちのニーナの嬢ちゃんが当てまくってくれりゃあ、勝利は間違いなしだ。なんたってこの船は『クラーケンぶっ殺し号』だからな!」 ヴァルグの宣言に、甲板全体がどっと沸いた。 「……と、いうことだ。ニーナ、お互いがんばろう」 「うん。……ありがと」 ニーナはわずかに笑みを浮かべ、いつもの調子を取り戻したように見えた。 私とニーナは軽くハイタッチをし、それぞれの砲座へと向かった。 次回、ついに最終決戦! [プレイログ] 【62 アクマウオ】 【アクマウオ レベル6 生命点6 攻撃回数2】 【0ラウンド】 ヒースの攻撃 サイコロの出目5+修正1 命中 アクマウオの生命点6→5 【1ラウンド】 ヒースの攻撃 サイコロの出目5+修正1 命中 アクマウオの生命点5→4 ハルトの攻撃 サイコロの出目3+修正2 外れ ヴァルグの攻撃 サイコロの出目6 クリティカル アクマウオの生命点4→3 ヴァルグの追加攻撃 サイコロの出目2+修正3 外れ アクマウオの生命点が半減したため、逃走。 ※ノームの銃士は従者になっていないので、演出です。 宝物判定 サイコロの出目6 2d6×5の価値の宝石 サイコロの出目1と2(下限が30のため、30に決定) 宝石(金貨30枚の価値)入手 【ヴァルグ レベル20 技量点2 生命点9 筋力点4 従者点9】剣闘士(元) 【装備】 片手剣(高品質) 初撃のみ攻撃ロールにプラス1 聖剣(片手武器) 【アンデッド】【悪魔】に攻撃ロールプラス1 魔法の鎖鎧(生命点+2 防御ロール+1) 【食料】2 【金貨】25 【持ち物】 ランタン 魔法の大盾(従者の飛び道具防御+1) ハチミツの塊1(生命点+1) 魔法のつるはし 2回分 精巧なアクセサリー(金貨120枚) アクセサリー(金貨30枚) 宝石(金貨30枚) 【格闘術】【十字剣】【不屈の一撃】【神眼】 【未使用経験点】2 【従者】 ポール(砲兵) ニーナ(砲兵) 【ハルト レベル10 技量点1 生命点7 筋力点4 従者点8】獣使い 【装備】 槌(打撃/高品質) 初撃のみ攻撃ロールにプラス1 革鎧(生命+2 器用ロール+1) 【食料】2 【金貨】45 【持ち物】 ランタン 蟹座の彫刻(金貨300枚、持ち物欄2消費) ボロボロのペンダント(金貨1枚) →売却 浮力の胴着(水中ペナルティを無視。泳ぎの判定+2) 狼の刻印の腕輪(金貨12枚) エメラルド(金貨30枚) 【獣血】【凶暴化】【騎馬防御】 【未使用経験点】1 【従者】 ヒース(火吹き獣/技1)炎耐性 ・0ラウンド攻撃からすみやかに1ラウンド攻撃が可能 ・特定のクリーチャーに2点ダメージ ●船 クラーケンぶっ殺し号 技量点1 生命点9 攻撃回数2 【砲撃】ダメージ2点 船の強化 【船体補強】生命点+2 【煙霧放出器】巨大クリーチャーからの防御ロール+1 3ラウンドまで ■登場人物 ヴァルグ 元剣闘士の傭兵。悪名は知れ渡っているが、危険な依頼は後を絶たない。 ハルト 自称ヴァルグの弟子の少年。左腕に「獣の腕」を持つ。 ヒース ハルトが連れている火吹き獣。火を吹く。騎乗生物のため乗ることも可能。 ポール クラーケンぶっ殺し号の砲撃手。砲撃手になりたての青年船員。 ニーナ クラーケンぶっ殺し号の砲撃手。ポールとは知り合いの女性船員。 ヴィルヘルム・マクシミリアン ビストフを治める領主。ネグラレーナを統治するマクシミリアン家と名を連ねる者。 ハーツデイル クラーケンぶっ殺し号の船長にしてビストフの貴族。 エラ・シエロ 遠見師。クラーケンの居場所を探るのに必要な人材。 白奴 コビット乗組員たちをまとめるチーフ。 ■作品情報 作品名:ローグライクハーフd66シナリオ「エメラルド海の探索」 著者:杉本=ヨハネ 監修:紫隠ねこ 発行所・発行元:FT書房 ローグライクハーフ基本ルール及び「黄昏の騎士」本編 https://booth.pm/ja/items/4671946 ローグライクハーフd66シナリオ「エメラルド海の探索」 https://ftbooks.booth.pm/items/4941872 本リプレイは、「ローグライクハーフ」製作に関する利用規約に準拠しています。 https://ftbooks.xyz/ftnews/article/RLH-100.jpg ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。
2026年9月8日火曜日
これはゲームブックなのですか!? vol.137 FT新聞 No.4976
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ 『これはゲームブックなのですか!?』vol.137 かなでひびき ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ 唐突ですが、あなたは飛行機に載っています。 「キのフレタ」ような大学生風の男が、「この飛行機を東大向けて突っ込ませます」と拳銃片手に宣言してます。 さて、横の席に座っていた男がささやきかけます。 「安楽死用の薬、買いませんか? あなたの全財産で」 今だったら、この設定、出版社側でストップがかかるんじゃないの? と、余計な心配をしつつ、バーチャル図書委員長、かなでひびき登場! 今回は、そのまんまズバリ『落ちる飛行機の中で』(著:乙一/集英社文庫 短編集『ZOO2』に収録)よ! 話戻すね。 で、見回してみると、いかにも「イジられまくる人生の落伍者」みたいな学生が、「すいませんすいません」言いながらスッチーさん射殺! それを諌めようとした東大出の紳士も射殺! 「東大に落ち続けて五年。もはや東大に受かることこそ人生で、あとは余生!」と信じる彼の今の人生の目的は、この飛行機の頭を東大校舎に向け、突っ込むことだった! 危機迫る中、主人公の隣の席の男が言う。 「このまま行ったら、地獄のような阿鼻叫喚な苦しみを味わって死ぬことになります。それよりはいかかでしょう? これを打って安楽死する、ってのは?」 彼の手には液体の入った一本の注射器があった。 「買いませんか?」と聞いてくる彼。 しかし、まずはじめの問題って、「この飛行機が落ちるか否か?」ってことよね。 犯人が取り押さえられ、捕まってしまったり、犯人が突然心臓発作を起こしたりして、危機がのぞかれれば、死ぬ必要はないじゃない? 見ると、犯人は本当に頼りない吹けば飛ぶよなヒヨっ子。 だから、取り押さえようとする人が続出するけど、そのたびに何かが起こってかかっていった人全員が銃口の餌食になっているのよね。 恐ろしいほどの運に守られているのは明白。 しかし、運命の女神って、ほんとに些細なことで逃げ去るよね。 つまり「落ちる」とは確定していないのよね。 「落ちるか、落ちないか?」 これが第一の分岐。 そして、隣席の男はセールスマンだから、当然のように高く売りつけようとしてくるわけ。 この場合、主人公は、3万円の現金とキャッシュカードしか持っていない。 キャッシュカードは3百万ほどある。 そして、サラリーマンは全額で売りつけようとする。 けど、ちょっと考えてちょうだい。 「もしこの飛行機が落ちなかったら、私=主人公だけが死んで、生き残った彼にちょっとした宝くじが当たったような恩恵を与えてしまう」という丸損に終わる。 つまり「やつからどれだけただ当然でこの薬を奪えるか?」が分岐のメインテーマになってしまう。 「どうせ死ぬんだから」と迫るセールスマンは、丁々発止のやり取りのあと、ふと気づく。 「まさか、あなたのキャッシュカードの暗証番号、あなたの誕生日ではありませんよね」……。 そう、こいつは、主人公が運転免許証を持っているのを見逃さなかった! 彼は「このセールスは自分にとって賭けだ」とうそぶく。 そして、自分を捨ててでも、自分の人生をメチャクチャにした奴に復讐しようとしている主人公にとってもまた、「ゲーム」だったのよ! そして、意外な人物が絡んできて、物語は実に奇想天外な方向に動く。 この、「ささいなこと=分岐」で後がガラリと変わる! というのが、本短編集『ZOO』シリーズの特色の一つなんだけど、特に本作はその度合いが激しい! これに分岐が出てきたら、即ゲームブックになる! かなで確信しております! 出てくる主要キャストが「全員命を捨てている」中、本当に誰が生き残るかわからないし、乙一先生は、ウマウマ食ってるマフィンにピンを入れることもためらわない(褒め言葉です)劇薬なエンディングもアリな人。 独特としか言いようがない軽妙なギャグも相まって、まるで名作のゲームプックのリプレイを文字通り「紐解いていく」ような感覚は、本作の妙! あなたの予想は、きっと裏切られるっ! で、この言葉、別に本作に限ったものではなく、『ZOO』シリーズ作品は、本当に「アイディアのびっくり箱」と言う感じで、とにかく予想が裏切られるっ! ホラー界を牽引する作家先生の一人なので、「手に入りづらい」ということもないと思うわ! サーチ&デストロイならぬサーチ&リードで一つ! 読まないとコウカイすることうけあい! ∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴ 『落ちる飛行機の中で』(短編集『ZOO2』収録) 著:乙一 出版社:集英社 2006/5/19 文庫 605円(税別) Kindle版 385円 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。
2026年9月7日月曜日
イベント参加と近況報告☆ FT新聞 No.4975
おはようございます、自宅の書斎から杉本です☆ 前日の日曜日夜にこの記事を書いております。 最近はよくイベントに自分で出るようにしているのですが、とても楽しいです。 よく遊んでいる、楽しかったという声をいただき、「ローグライクハーフの内輪用シナリオを回して、若い頃のように遊んでいる」というお話を伺って、いまとてもテンションが上がっています。 「30分で遊ぶ1人用TRPG ローグライクハーフ」は、私が作成した5本目のTRPGです。 残りの4本はというと、出来がイマイチでお蔵入りとなりました。 そのうちの1本は「アランツァTRPG」で、これはわりといい出来栄えだったのですが……「ローグライクハーフ」のヒットによって、お蔵に入ってしまった作品です。 光あれば影あり……! ◆ダブル参加!! さて、きたる9月13日(日)、FT書房は大阪と名古屋でイベントに出展します☆ 名古屋では名古屋コミティア!! 刈谷市産業振興センターで開催されます。 F-32にて、お待ちしております☆ こちらのイベントにはFT書房のゲームブック作家、鬼才ロア・スペイダーが出陣いたします!! 彼が売り子をやってくれるのは非常にレアです☆ 見かけられましたら、ぜひ声をかけてあげてください……サインにも対応してくれると思います! 大阪のほうは、文学フリマ大阪14に、わたくし杉本が参戦いたします! ね-15にて新刊『廃都脱出』を含めたラインナップでお届けします……遊びに来てください! ◆「ガルアーダの塔」の話☆ 今日も今日とて「ガルアーダの塔」の執筆をがんばっております☆ 紫隠ねこさんのがんばりのおかげで、固定キャラクターとしての主人公「君」の【職業】ができあがりつつあります。 その名は【オレニアックスの戦士】。 製品版「ガルアーダの塔」にのみ登場する【新職業】です☆ この職業、途中で別の【新職業】へと分岐する仕組みが搭載されておりましてですね。 作品中、ある装備品を獲得することで、特別な【職業】へと進めるというシステムが搭載されています。 ◆杉本は何をしているかって? 私のほうは何をしているかというと、売り子をしていました。 いや、冗談です☆ 売り子はしていましたが、それ以外の日は執筆です。 主人公である「君」の同級生である、7人の仲間。 彼らの登場シーンにはじまり、その性能、さらには作品中の〈できごと〉が、彼らを従者(というか仲間)にしているとき、どのように展開するかをまとめておりました。 ◆それとは別に「都市サプリメント」や【新職業】も! 「ガルアーダの塔」はよくばりセットで、これらの主人公バージョンの遊び方と本編の他に、「都市サプリメント」として聖フランチェスコ市、新しい職業として【道化師】を掲載予定です! がんばりますよおおお!! お読みいただき、ありがとうございます! それではまた!!
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2026年9月6日日曜日
『桜森と冬の終わり』ローグライクハーフd66シナリオ FT新聞 No.4974
おはようございます。FT新聞編集長の水波です。 第1日曜日は、ローグライクハーフのシナリオ配信日! 本日配信いたしますのは、2025年に行ったFT新聞の読者参加企画「フォレストマスターへの道」で、投稿されたできごとを元に制作された、みんなで作るd66シナリオ『桜森と冬の終わり』! フォレストマスターと呼ばれるそれぞれの方が創作されたできごとを、杉本=ヨハネが1本のストーリーに紡いだものです。 桜森に訪れるひとつの脅威を前に、樹人たちは動き出す……。 それぞれの個性あるできごとの数々を、じっくりとお楽しみください。 ローグライクハーフd66シナリオ『桜森と冬の終わり』 https://ftbooks.xyz/ftnews/gamebook/RogueLikeHalf_Winter%E2%80%99sEnd_in_TheCherryBlossoms.txt ■桜森とその周辺地域 FT書房の看板作品のひとつ「かえる沼を抜けて」は、かえる沼を舞台としている。この沼地は今回の冒険の舞台である桜森と隣接している(より正確には、かえる沼は桜森の一部だ。しかし、大きな土地を占めるため別に扱う)。 アランツァ設定資料集:大陸南西部 https://ftbooks.xyz/ftnews/gamebook/AranciaSynopsis_SouthWest.txt ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。
2026年9月5日土曜日
FT新聞1ウィーク! 第708号 FT新聞 No.4973
From:水波流 9月2日はシーランド公国の独立記念日でした。 私も男爵に叙されている身でありますので、はるか極東の地から、イギリス南東部10km沖合の、Principality of Sealand に想いを馳せたのでした。 公国に栄光あれー。 From:葉山海月 気が付いたら、猫が私の味見をしている。 From:天狗ろむ 残暑が厳しいですが、朝晩は涼しい日もあり、徐々に秋の気配を感じるようになりました。過ごしやすい時間が増えるのは大歓迎ですね。 今月の勝手におススメ公式シナリオは、9月に敬老の日がありますので……とある所で印象的な老夫婦が出てくる「女王の肉」! かなり困った状況になっている老夫婦なので、是非助けてあげてくださいね。 From:中山将平 僕ら、明日9月6日(日)「こみっくトレジャー48」(開催地はインテックス大阪)にサークル参加します。 配置は【D08b】です。 僕自身も、ギルド黄金の蛙でサークル参加します。 こちらの配置は【C14a】です。 ぜひ遊びにお越しいただけましたら。 さて土曜日は一週間を振り返るまとめの日なので、今週の記事をご紹介します。 紹介文の執筆者は、以下の通りです。 (葉)=葉山海月 (明)=明日槇悠 (く)=くろやなぎ (天)=天狗ろむ (水)=水波流 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■8/30(日)~9/4(金)の記事一覧 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2026年8月30日(日) 杉本=ヨハネ FT新聞 No.4967 ローグライクハーフ・都市サプリメント【商業都市ナゴール】&新職業【剣闘士】 ・9月第1日曜日は、2025年に行ったFT新聞の読者参加企画「フォレストマスターへの道」で、投稿されたできごとを元に制作された、みんなで作るd66シナリオ『桜森と冬の終わり』を配信いたします。 本日はそれに伴いまして、その舞台となる「都市サプリメント:商業都市ナゴール」と新職業【剣闘士】を再配信いたします! 人間とコビットの入り混じる活発な商業都市ならではの、バラエティに富んだアイテム。 剣闘士のアグレッシブさを、この機会におさらいしておきましょう! (葉) 2026年8月31日(月)杉本=ヨハネ FT新聞 No.4968 【予告】9月配信のローグライクハーフ作品のお知らせ☆ ・先日行いましたアンケートへのご協力、ありがとうございました! 製品化希望の上位3作品を発表しております☆ 杉本氏にとっても意外だったというその結果は? 「『桜森と冬の終わり』は未配信なので、このアンケートは判断が難しいですね……。」 紫隠ねこ氏のつぶやいたひと言がきっかけで、「桜森と冬の終わり」の9月の第1日曜日の日曜配信枠を使っての配信が決定! 大変お待たせをいたしました。 「ハンティング・ペストガール」は、「ガルアーダの塔」ローグライクハーフ版と制作時期が重なったため、配信を延期いたします。 10月以降のシナリオ配信予定は、また改めてお知らせします。10月29日にはFT書房が20周年を迎えることですし、盛り上がっていきたいですね☆ (明) 2026年9月1日(火) 紫隠ねこ FT新聞 No.4969 冒険は君の手で作れ! 第2回 ・ローグライクハーフ総監修の紫隠ねこ氏による、『Four Against Darkness』(4AD)解説記事の第2回をお届けしました。 4ADは、ダンジョンを舞台にした冒険を体験できる1人用RPGであり、ローグライクハーフの着想の元となった作品です。前回の「ローグライクハーフと比較して、4ADはどのようなゲームなのか」というテーマに続き、今回は豊富なサプリメントやシナリオブックの一部が紹介されています。 幾つかのタイプの物語性をもつシナリオブックをはじめ、中級ルールと上級ルール、追加クラス、そして冒険のランダム性を増やすオプションルールと、多彩で多方向的な拡張性は、ローグライクハーフとも共通するところが多いように思います。実際に遊んでみたくなるのはもちろん、ローグライクハーフのシナリオ制作者の方にとっても、いろいろと参考になることがありそうな記事でした! (く) 2026年9月2日(水)ぜろ FT新聞 No.4970 第6回【エメラルド海の探索】ローグライクハーフリプレイ ・軽妙な語り口でお馴染みの、ぜろ氏のリプレイ第508回。 今回の主人公は筋骨隆々な傭兵・ヴァルグ。そして、彼を師匠と呼び、赤い毛並みを持つ大型犬を連れ、「獣の腕」を宿す少年・ハルト。 二人は「クラーケンぶっ殺し号」に乗って、クラーケン探しに欠かせない「遠見師」を迎えに辿り着いた島にて、要塞ヤドカリと対決し、見事撃退! 助ける事が出来た遠見師エラ・シエロに同行してもらう事になりました。 エラ・シエロが「見た」クラーケンのいる方角へ、「クラーケンぶっ殺し号」は名の通りの冒険へと出航します! (天) 2026年9月3日(木)岡和田晃 FT新聞 No.4971 D&D第4版リプレイ〜リヴァイアサン計画、そして予言の洞窟へ〜 第6回 ・本作は、かつてD&D日本語版公式サイトに掲載されていた、エベロン世界が舞台の『ダンジョンズ&ドラゴンズ第4版』リプレイ「竜の予言に選ばれし者たち」の続編。そのリプレイ6回目をお届けします。 追っ手をまき、聞き込みと記憶を頼りに、ブラックマーケットにあるアウフルの屋敷を探し出す。 そこに現れたのは、怪しくもなまめかしいティーフリングの美女。その人こそアウフルだった! ジュスと訳ありらしい彼女。 ネディアの妹、サラとの政略結婚の裏にあるものの情報を聞き出してみれば…… 婚約者、エラストレル・イル=ワイナーン卿を総司令官として、大規模な戦が準備されているらしい。 攻め込む先は「“冬の砦”ティラー・シラエン」! そこにあるカイバー・シャードの鉱床を、カイウスIII世は、甥のエラストレル・イル・ワイナーン卿を使って、武力をもってエラドリンを駆逐し、我が物にしようとしている! しかし、そのこととこの政略結婚に何の関係が!? ネディアが“皮剥がれ”になった理由が、そこに存在するのか!? すべての疑惑を解くために、エラドリンたちの砦に行くことに。 そこで登場した仰天の「ビーグル」とは!? 謎が謎を呼ぶ一幕! どうぞご一読を! (葉) 2026年9月4日(金)休刊日 FT新聞 No.4972 休刊日のお知らせ ・毎週金曜日は、読者から投稿された記事がここに入れるように、空けてある曜日です。 あなたの記事を、お待ちしております! (葉) ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ■FT書房作品の通販はこちらから☆ FT書房 - BOOTH https://ftbooks.booth.pm ■FT書房YouTubeチャンネルはこちら! https://www.youtube.com/channel/UCrZg-eTeypwqfjwQ4RNIvJQ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■FT新聞が届かない日があった場合 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ FT新聞は休刊日でも「本日は休刊日です」というメールが必ず届きます。 未着の場合は、まず迷惑メールフォルダを一度、ご確認下さい。 もし迷惑メールにも全く届いていない場合は、それは残念ながらお使いのメールとの相性問題などで未着になっている可能性があります。 このところ各社のメールセキュリティ強化のためか未着のケースが複雑化しております。 未着の場合は、下記ページをご参考頂き、個々のアドレスの受信許可設定をお試しください。 https://ftnews-archive.blogspot.com/p/filtering.html *10回未着が続いた場合、そのメールアドレスはシステムより自動的に登録解除されます。再度登録する事は可能ですので、未着が続いた場合は、お手数ですがご自身で再登録下さい。 また【バックナンバー保管庫】は公開期間が2週間ありますので、その間にご自身でテキストを保存されたり、自分で自分にコピーしてメールを送られたりする等、ご活用お願いいたします。 ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。
2026年9月4日金曜日
休刊日のお知らせ FT新聞 No.4972
おはようございます。 本日は、タイトルのとおり休刊日です。 毎週金曜日は、読者から投稿された記事がここに入れるように、空けてある曜日です。 あなたの記事を、お待ちしております! FT新聞編集部一同 ■FT新聞へのご投稿はコチラ! こんな記事はどうかな?というご相談からでもぜひご連絡ください。 ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ■FT書房作品の通販はこちらから☆ FT書房 - BOOTH https://ftbooks.booth.pm ■FT書房YouTubeチャンネルはこちら! https://www.youtube.com/channel/UCrZg-eTeypwqfjwQ4RNIvJQ ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。