おはようございます、FT新聞編集長の水波流です。 第1日曜日は、ローグライクハーフのシナリオ配信日! お待たせ致しました!d66『ガルアーダの塔』最終回です! 広大な90階建ての塔に、いよいよ最後の階までのシナリオとして、「7回目〜9回目の冒険」が追加されました。 これまでに配信しましたシナリオをアップデートする形ですので、 続きの方も、まだ冒険に出られていない方も、新たにダウンロードしてプレイください! 舞台となる都市サプリメント「水上都市聖フランチェスコ」、中級ルールの改訂版、製品版に向けたカワラベ氏のイラストの一部も再配信致します! ぜひじっくりとお楽しみください。 ローグライクハーフd66シナリオ『ガルアーダの塔』1-90階 https://ftbooks.xyz/ftnews/gamebook/RogueLikeHalf_TowerofGaruada1-90.txt ↓ 都市サプリメント:水上都市聖フランチェスコ https://ftbooks.xyz/ftnews/gamebook/RogueLikeHalf_SUP_St-Francis.txt ↓ ローグライクハーフ:基本ルール2(中級レベル) ver.1.3 https://ftbooks.xyz/ftnews/gamebook/RogueLikeHalf_BasicRuleSet2_Middle-class.txt 【イラスト】 by カワラベ レディ・マチルダ https://ftbooks.xyz/ftnews/article/Garuada_LadyMatilda.png ゴーストマスター https://ftbooks.xyz/ftnews/article/Garuada_GhostMaster.png 猛獣アドン https://ftbooks.xyz/ftnews/article/Garuada_Adon.png ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。
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2026年6月7日日曜日
2026年6月6日土曜日
FT新聞1ウィーク! 第695号 FT新聞 No.4882
From:水波流 6月28日(日)に開催される『TrollCon Nagoya 1』、応募締切が来週【6月14日】までと迫って参りました! 水波もGMとして参加いたしますが、今回は ・『モンスター!モンスター!TRPG』 ・『ヒューマンズ!ヒューマンズ!』 ・『トンネルズ&トロールズ完全版』 ・『社会思想社版T&T5版』 という、“新旧すべての《これでもくらえ!》”を体験できる特別な機会となっております! 人数にまだ空きがあるうちに、ぜひ下記フォームよりお申し込み下さい! https://gforms.app/r/jORZVgb From:葉山海月 悪役なんかが「貴様は苦しみながらじわじわ死んでいくのだぁ!」とかぬかします。 しかし、我々は「苦しみながらじわじわ」死に向かって生きているんではないんでしょうか? From:天狗ろむ もう今年も半ばまでやってきました。台風や豪雨など、厳しい自然に悩まされることが少ない日々であれと願っております。 そんな6月のおススメ公式シナリオは、先月書籍版も登場した『常闇の伴侶』! 夏至を目前にした初夏の蛮族都市フーウェイに近い太鼓の森での因習にまつわるお話。今年の夏至は6月21日だそうですので、今から始めればゆっくり遊んでもピッタリです。 そして私事ながら…今週のぜろ氏と東洋夏氏のリプレイに、拙作キャラクターを登場させて頂いておりました。記事を確認させて頂いてビックリしたり喜ばしかったり!(恐らく偶然とは思うのですが、【幸運ロール】にクリティカルしたような気持ちに。お二方、ありがとうございます!) From:中山将平 僕ら、明日6/7(日)以下の2つのイベントにサークル参加します! ・「ボードゲームフリーマケット16」 開催地:神戸のKITOホール・ギャラリーA 配置:【めっちゃ08】 ・「コミティア156」 開催地:東京ビッグサイト 配置:【か05a】 また、僕自身は個人サークル「ギルド黄金の蛙」の活動として、「コミティア156」の方にサークル参加します! 配置は【い52a】。自作のカエル人コンテンツを扱います。 東京でカエル人のコンテンツを頒布する機会は多くないと思いますので、お近くの方はぜひ遊びにお越しいただけましたら。 さて土曜日は一週間を振り返るまとめの日なので、今週の記事をご紹介します。 紹介文の執筆者は、以下の通りです。 (葉)=葉山海月 (く)=くろやなぎ (明)=明日槇悠 (天)=天狗ろむ (水)=水波流 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■5/31(日)~6/5(金)の記事一覧 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2026年5月31日(日)かなでひびき FT新聞 No.4876 読者参加企画『みんなのリドルストーリー』第12回(解答編) ・かなでひびき氏による企画。かなで氏が集めた奇妙で結末がない物語の断片。この前半部に、読者の皆様がオチに当たるストーリーを考えるという企画です。 今回のお話は、「立ち止まって、じっと空を凝視する男。そのうちに一人、二人と町の人が集まり始めて、ついには街のみんなが空を見上げはじめた!? 男はどうして、空を見上げっぱなしなままなのか? あるいは空に本当に何かが浮かんでいたのか?」 今回も、ホラーっぽいのからギャグ。こったひねりがあるものから勢いで押し切るネタまで、かなり多彩なオチが豊作! 解答者さんの知恵の数々、お楽しみください! (葉) 2026年6月1日(月)杉本=ヨハネ FT新聞 No.4877 アランツァへのいざない アランツァ百氏族1 ・FT書房が展開するファンタジー世界「アランツァ」について深掘りする本連載、今回のお話は「氏族」について。 アランツァの各地に存在する「有望な氏族」は、冒険者たちを輩出する可能性をもつ集団で、しばしば特定の職業と結びついています。氏族といえば血縁集団というイメージも強いですが、アランツァにおける氏族では、他人どころか他種族を養子として迎え入れることも珍しくないとのこと。 FT書房作品に登場する(または自分で創作する)さまざまなキャラクターたちの背景を想像しながら、何度も読み返したくなる情報が満載です。今回は約30の氏族が紹介されていますが、「百氏族」のタイトルどおり有望な氏族はまだまだあるようですので、どうぞお楽しみに! なお、月曜日の記事の冒頭では、杉本=ヨハネ氏がファン作品のご紹介もしております。シナリオやサプリメントを作成された方は、ぜひお気軽に記事内の連絡先までお知らせください! (く) 2026年6月2日(火)かなでひびき FT新聞 No.4878 『これはゲームブックなのですか!?』vol.133 ・バーチャル図書館委員長かなでひびき氏がゲームブックに関係ありそうでなさそうな周辺のよもやま話をしていきます。 今回紹介する作品はぜろ氏推薦の『魔女の館の殺人』(三日市 零・著 ハーパーBOOKS+)! PR動画の謎を解き、脱出ゲーム『魔女の館の殺人』の参加資格を得た哲学科の変人入ってる美形、柏木詩文と驚異的な記憶能力の持ち主、進藤理人。 山の上の夢幻館に集められた男女10名は、「アリスの呪いを解いて館から脱出せよ」とのミッションに挑戦するのですが、謎解き中にレア焼けバラバラの焼死体に遭遇! タイムリミットが迫る中、脱出に加えて真犯人当てもしなくてはならない「脱出ゲーム」と「クローズド・サークル」のフルコース。あなたは夢幻館から脱出できるか! (明) 2026年6月3日(水)ぜろ FT新聞 No.4879 第3回【可愛いあの子に最高のプレゼントを】ローグライクハーフリプレイ ・軽妙な語り口でお馴染みの、ぜろ氏のリプレイ第494回。引き続き、寝子氏によるローグライクハーフシナリオ『可愛いあの子に最高のプレゼントを』に挑戦しています。 お友達の少女りにゃへのお誕生日プレゼントを探して、森エリアを探索中のウサナギ一行。 森ではトラブル連発です。思わぬ出会いにドリルウサギたちも激おこの事態に!? りにゃのお家に着いてとうとうパーティも始まりますが、これまでの物語に出てきたウサギたちや、とある宿の親子も大集合! 和気あいあいとした雰囲気の中、発生してしまったトラブル対処を『お願い』されたウサナギ。やる気十分で次回に続きます! (天) 2026年6月4日(木)東洋夏 FT新聞 No.4880 ローグライクハーフ『怨霊列車は夜笛を鳴らす』リプレイvol.4 ・X(旧Twitter)にて意欲的にリプレイ執筆中であり、生き生きとしたキャラクターたちが魅力的な、東洋夏氏による「怨霊列車は夜笛を鳴らす」のリプレイ第4回目をお届けしました。 前作の『写身の殺人者』リプレイと同様に、主人公の一人は従騎士の少年・シグナス。そして二人目の主人公は、剣型ゴーレム「おどる剣」クロ。 人をさらう怪物〈怨霊列車〉なる、夜空を走る面妖な列車に乗り込んだ二人は、同行者として陽気なコビット兵士のヨンと、いかめしいドワーフの兵士アルゴットを加え、先頭車両を目指します。 今回はちょうど、中間地点に位置する車両。中で待ち受けていたのは、サン・サレンの鎧を着た女騎士と、そして、唐突な別れ……。 シグナスへの試練は、様々な形で振りかかってきます。それでも何とか踏ん張る彼に、どうぞエールを……! (天) 2026年6月5日(金)休刊日 FT新聞 No.4881 休刊日のお知らせ ・毎週金曜日は、読者から投稿された記事がここに入れるように、空けてある曜日です。 あなたの記事を、お待ちしております! (葉) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■今週の読者様の声のご紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ひとことアンケートへのご意見をご紹介します。 紙面の都合で、一部省略させていただくかも知れませんが何とぞご了承くださいませ。 すべてのお便りは編集部が目を通し、執筆者に転送しておりますので、いろんなご意見やご感想をぜひお送り下さい。 ↓↓ (匿名希望さん) アランツァへのいざない 第4回 アジール、フェーデ、決闘裁判など、私たちの史実を介して垣間見る、アランツァ世界の様相は、とても興味深いものでした。 ところで、はざま の解説は、私にはとても腑に落ちるものでした。 trpg やゲームブック、あるいは小説などでファンタジーの世界に遊ぶ時、私たちはまさに、はざま の中へと足を踏み入れているように思われるのです。 (お返事:杉本=ヨハネ) ありがとうございます☆ ファンタジー世界は時間を超越したところにあるものですし、私たちの世界の境界線に近い場所にあるものだという考え方も、しっくりきます。 ファンタジーの世界が「はざま」という思い、とても素敵だと思います。 (匿名希望さん) アランツァへのいざない、神々編。楽しく読ませていただきました。 神と言いながら魔法から入るのがユーザーフレンドリーと言いますか、特徴的と言いますか。神々のことがわかると次は天使のことが気になります。普段どこでどんな生活をしているのでしょう? (お返事:杉本=ヨハネ) ありがとうございます☆ 厳密な意味では人が神を観測することはできないので、神そのものについて記述しても(私を含めて)誰にもその真意を理解することはできない、という考えで記事を書きました。 人間が正確に理解できるのは結果、言い換えると恩恵なので、魔法から「神の姿」を想像するという思想設計です。 天使は人間の目が届かないところに普段はいます。 人間の目が届かないところにいるので、どこで何をしているのか人間には分かりません。 たぶんエヴァシュネという、アランツァに重なり合う並行世界にいます。 アランツァに姿を現すのは、基本的には神の使命を帯びた際のみです。 (ジャラル アフサラールさん) 作者の三日市 零さん、変わった名前に聞き覚えがあると思ったら『このミステリーがすごい!』大賞に応募して隠し玉(編集部推薦)として『復讐は合法的に』が刊行された人でした。何でもコロナ禍により在宅勤務となった事が小説を書く切っ掛けだったそうです。漫画『歌舞伎町アンダーサルベージ』の原作もされていて今後が楽しみな作家さんです。 (お返事:かなでひびき) ありがとうございます! コロナの時のエピソード、まるでクロフツの「入院生活が暇だったんで、かの傑作『樽』を書いた、ってのをほうふつさせますねー。 『歌舞伎町アンダーサルベージ』、知らなかったですぅ。勉強になります! ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ■FT書房作品の通販はこちらから☆ FT書房 - BOOTH https://ftbooks.booth.pm ■FT書房YouTubeチャンネルはこちら! https://www.youtube.com/channel/UCrZg-eTeypwqfjwQ4RNIvJQ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■FT新聞が届かない日があった場合 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ FT新聞は休刊日でも「本日は休刊日です」というメールが必ず届きます。 未着の場合は、まず迷惑メールフォルダを一度、ご確認下さい。 もし迷惑メールにも全く届いていない場合は、それは残念ながらお使いのメールとの相性問題などで未着になっている可能性があります。 このところ各社のメールセキュリティ強化のためか未着のケースが複雑化しております。 未着の場合は、下記ページをご参考頂き、個々のアドレスの受信許可設定をお試しください。 https://ftnews-archive.blogspot.com/p/filtering.html *10回未着が続いた場合、そのメールアドレスはシステムより自動的に登録解除されます。再度登録する事は可能ですので、未着が続いた場合は、お手数ですがご自身で再登録下さい。 また【バックナンバー保管庫】は公開期間が2週間ありますので、その間にご自身でテキストを保存されたり、自分で自分にコピーしてメールを送られたりする等、ご活用お願いいたします。 ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。
2026年6月5日金曜日
休刊日のお知らせ FT新聞 No.4881
おはようございます。 本日は、タイトルのとおり休刊日です。 毎週金曜日は、読者から投稿された記事がここに入れるように、空けてある曜日です。 あなたの記事を、お待ちしております! FT新聞編集部一同 ■FT新聞へのご投稿はコチラ! こんな記事はどうかな?というご相談からでもぜひご連絡ください。 ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ■FT書房作品の通販はこちらから☆ FT書房 - BOOTH https://ftbooks.booth.pm ■FT書房YouTubeチャンネルはこちら! https://www.youtube.com/channel/UCrZg-eTeypwqfjwQ4RNIvJQ ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。
2026年6月4日木曜日
ローグライクハーフ『怨霊列車は夜笛を鳴らす』リプレイvol.4 FT新聞 No.4880
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ ローグライクハーフ『怨霊列車は夜笛を鳴らす』リプレイ vol.4 (東洋 夏) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ FT新聞をお読みの皆様、こんにちは! 本日の担当は東洋 夏(とうよう なつ)。 ローグライクハーフ『怨霊列車は夜笛を鳴らす』のリプレイ小説をお届けいたします。 夜を駆け、人をさらう謎の怪物〈怨霊列車〉の調査を依頼されたのは、十二歳の見習い聖騎士シグナスと、その相棒〈おどる剣〉のクロ。陽気なコビットのヨン、それから貫禄あるドワーフのアルゴットという頼もしい兵士二名を味方に加えて、未だ帰還者ゼロの危険な調査に挑みます。 前回vol.3では、亡霊たちの晩餐会で危うくシグナスくんが生きたムカデを食べさせられそうになり、かと思えば万神殿めいた車両で謎のシスターから食料を分け与えてもらうという、〈怨霊列車〉の予測不能な空間設計に翻弄されました。 さあ、今回は何が彼らを待ち受けているのでしょうか。 また、リプレイの性質上シナリオの根幹に触れます。 ネタバレとなりますので、避けたい方はそっと閉じていただけましたら幸いです。 前口上はこれでおしまい。 さあ、冒険の始まりです! ◇ 〈シグナス(レベル8、聖騎士)〉 ・技量点:0 ・生命点:8 ・筋力点:4 ・従者点:9 ・技能:【高潔な魂】【全力攻撃】【癒しの光】 ・持ち物:見習いの片手剣(片手武器、斬撃)、丸盾、板金鎧(防御ロールに+1)、金貨11枚、スノーレパードアイ(金貨30枚相当の宝石)、ランタン、食料2食分 〈クロ(レベル11、おどる剣、炎属性)〉 ・技量点:1 ・生命点:7 ・器用点:6 ・従者点:7 ・技能:【装備化】【凶器乱舞】【精密攻撃】【鋼の意志】 ・持ち物:なし ◇ [4号車]中間イベント シスターから買った──生臭め、とドワーフのアルゴットはぼやいたが──バケットと赤ワインの入ったバスケットを荷物袋に押し込んで、シグナスたちは次の車両に向かうことにした。 最前列の椅子では幼子が丸くなって寝ている。その子が何者なのか尋ねる勇気はシグナスにも無く、コビットのヨンですら軽口を叩かなかった。〈怨霊列車〉の中で暮らす子供が正常な存在であるかどうかなど、知ってしまえばより重い荷を負うことにもなりかねない。 (サー・ノックスだったら、サー・スノウスノウなら、あるいはブラーク様……) 尊敬する聖騎士の諸先輩なら、果たして尋ねただろうか? 子供を救うために、あるいはシスターを救うために。シグナスは今の自分には処理しきれないと判断する冷静さと、己の気概のなさを嘆く心の間で、板挟みになってしまった。 連結部に出ると、やはり夜空は冴え渡り、数え切れぬ星がシグナスに瞬きかけてくる。先頭車両にあたる龍の頭骨が見えた。列車はゆっくりと空中で曲がっているらしい。何処へ向かっているのだろう? 頭骨から数えると、次の車両は〈怨霊列車〉の中間地点になるようだ。 「さて、お次は何かな。開けてびっくり」 「せんことを願う。口を閉じておれ」 乗り込むなり、三人はこれまでの車両と様相が違うことに気づく。内側の扉が壊されているのだ。そして、鼻をつく異臭が漂っている。腐ったものの臭い。悪夢の晩餐会で嗅いだそれより、遥かに強烈だ。晩餐会と違って隠すつもりもないらしい。 「こっちの扉を開けとこうよ」 とヨン。 「いつでも逃げられるでしょ」 「それがいいと思います」 シグナスは賛成した。そして腰に手を伸ばすと、鞘から〈おどる剣〉のクロを抜く。 「俺は出番無しでいたかったんだがな」 「協力して」 「分かってる。荒事になったら、お前だけではどうにも頼りない」 「クロ!」 〈おどる剣〉はからかうように、空中で一回転した。 壊れて歪になった内扉を潜り抜ける。 その先には、人がいた。シグナスは息を飲む。何という僥倖か。鎧を見れば分かる。サン・サレンの騎士だ! 女性騎士は紋章入りのマントを翻し、こちらを振り向く。凛とした眼差しがシグナスを射抜いた。 「少年、何者か。見慣れぬ紋章だが」 「ナリクから参りました、従騎士身分のシグナスと申します。ご領主様よりこの列車の調査を拝命しました、サー」 挨拶をしながら、シグナスは必死に紋章学の授業で教わったはずの、サン・サレンの紋章一覧を記憶の中でひっくり返している。しかし、残念ながらその回の授業にはあまり身が入っていなかったのだろう。どれだけ考えても、騎士のマントに掲げられた紋章が誰のものか思い出せない。 「私はグロリアだ。シグナス、君の主はいないのか」 「サー・グロリア、残念ながら乗車できませんでした。あの、あなた様も列車の調査に?」 騎士はその言葉にたちまち顔を曇らせた。何か深い理由があるようだと察して、シグナスは無理に問いかけずに沈黙を守る。これは気難しい主人サー・ノックスと付き合う上で会得した、叱られないための大切な処世方法であった。 「私は……」 騎士は、短い金髪に指を突っ込んでぐしゃぐしゃに掻き回す。 「私は……」 それでも女騎士グロリアの激しく苦悶する様子が心配になって、シグナスが歩み寄ろうとした。それを待ち構えていたように、耳障りな金属音を立てて、床から何かが起き上がる。 朽ちかかった体に鎧を纏い、半ばまでちぎれかかった首に頭を乗せた、死せる兵士たちだ。囲まれている。〈おどる剣〉のクロが飛来して、シグナスの背後についた。 「お前ら、シグだけじゃなくておいら達も見ろよ!」 「シグナス、そこで待っておれ。すぐに行く!」 ヨンとアルゴットの声が聞こえ、それを心強く思いながら、シグナスは女騎士の方を窺う。この死せる兵士たちが彼女にも襲いかかるのではないかと心配したのだ。しかし無用であったらしい。女騎士が剣を抜き高々と頭上に突き上げると、その切っ先に炎の渦が生じた。 「魔法を操る騎士!」 シグナスは目を輝かせる。ナリクの聖騎士が得意とするのは退魔の技で、聖遺物などの触媒を介さず魔法を操るのは残念ながら不得意な領域だ。女騎士が生じさせた炎は離れているシグナスの頬すらちりちりと熱くなるほどで、これなら死せる兵士たちを一網打尽に出来るかもしれない。乾燥した骸に抗するための火は定石だ。シグナスはむしろ巻き込まれないようにすべきだろうと、回避する場所を求めて目線をさまよわせる。 そして、騎士は剣を振り下ろした。 「……え?」 だが、その切っ先が示したのは、死せる兵士たちではない。 (※主人公が「戦う従者」を連れている場合、第0ラウンドに女騎士グロリアは一度だけ、その集団のひとつに向けて【炎球】を行使します。サン・サレンの騎士なのに、何故……!? 判定は【対魔法ロール】(目標値4)を集団として行い、失敗した場合は1点のダメージを受けるとのこと。まず振ってみましょう。……うっ、出目3。失敗です。出目3の場合は1体の従者がダメージを受けてしまいます。もとより生命点1なので、ヨンかアルゴットのどちらか1人が犠牲になるということですね。選べない、選びたくない。しかしプレイヤーは決断しなければなりません。ということでダイスに語ってもらいましょう。偶数ならヨン、奇数ならアルゴットが死せるものの国に参ります。出目……5。アルゴットです) 「避けて! ふたりとも!」 女騎士グロリアが狙ったのはヨンとアルゴット。炎球が炸裂した。赤々と燃え上がる炎の内に、人影が見える。シグナスは絶叫した。 「何で! 何でこんなことをするんですか! サー・グロリア!!!」 そこに折り重なるように死せる兵士たちが襲いかかってくる。 「サン・サレンの兵士ですよ、味方に、そんなの騎士がやる事じゃない!」 「シグナス、冷静になれ!」 (※騎士グロリア自体は0ラウンド以降静観の構えを取ります。ここで襲い掛かってくるのは〈騎士グロリアの部下たち〉。出現数7、レベル3。アルゴットの弔い合戦と参りましょう。まず0ラウンドにクロの技能【凶器乱舞】で斬り込みます。ダイスロールの結果は、何とクリティカル→クリティカル→成功で3体を蹴散らしました。クロ先輩がむしろ激怒なさっているのでは!?) 〈おどる剣〉のクロが宙を舞い、シグナスに最も近づいた3体の首をたちまちの内に刈り取った。死せる兵士たちはその鋭さに一歩退く。驚いたことに、統制が取れていた。 「シグナス」 「分かってる。僕は卑怯者になんか負けない」 シグナスの口ぶりに、〈おどる剣〉クロは斜めにかしいで懸念を表明する。この大勢の死せる兵士たちに囲まれていても、シグナスの覚えるべき恐怖は怒りによって封じられていた。無謀と紙一重の勇気に突き動かされて、シグナスは仕掛ける。 (許せない……!) 狙うは一点。鎧に覆われず、死者であるためにアンバランスになった首だ。 (※1ラウンド。シグナスの攻撃はクリティカルからのファンブル。精神的な乱高下が現れております。クロは手堅く成功。忘れてはならないヨン、こちらは残念ながら失敗。死せる兵士たちはあっという間に残り2体となりました。防御はシグナスとクロで1回ずつ挑戦し、共に成功) 死せる兵士たちの剣をいなし、シグナスは骨が剥き出しになった兵士の喉元に向かって切っ先を突き上げる。がつんという手応えと共に、死せる兵士の頭が吹っ飛んで行った。 「次!」 返す刃でもう1体。意気込んで踏み込んだ剣は、しかし今回は肋骨と鎖帷子に挟み込まれて止まった。一気に興奮が醒め、シグナスは己の窮地を悟る。剣が引き抜けなければ、このまま四方八方から刺されて終わりだ。 そこに〈おどる剣〉のクロが飛び込んで来て、シグナスが悪戦苦闘していたその肋骨を砕き、兵士の半身をばっさりと切り落とす。 「阿呆!」 「ごめん、クロ」 「冷静なれと言っただろう!」 先だっての悪夢連続殺人事件に遭遇して以来、シグナスは主人ノックスから、敏捷性と正確性を重点的に叩き込まれてきた。聖騎士のうちでも頭抜けた剣速を誇る主人にはまだ足元にも及ばないが、それでも確実に技量は向上している。 (※2ラウンド。シグナスの攻撃成功、クロはまたもクリティカル→成功でオーバーキルな感じで最後の1体を粉砕しました。クロ先輩がキレッキレです) 落ち着きを取り戻したシグナスは、攻めに転じた兵士たちの剣をことごとく避け、また1体の首を刎ねた。その様子に安堵したか〈おどる剣〉クロの刃もますます冴え渡り、唸りを上げて宙を舞うと兵士たちのど真ん中に切り込んで行く。 形勢不利と見たのだろう。死せる兵士たちの長と思しき骸が、くるりと頭を回して騎士を向く。そして予想外にも明瞭な言葉を発したのであった。 「グロリア様! ここは我らに! 貴方様はあの怨霊の主を!」 「うむ」 女騎士が踵を返し、次の車両目掛けて連結部の扉を開く。そこに〈おどる剣〉のクロが浮かび上がった。 「騎士たるもの、背中を見せるは不名誉と思わんのか!」 烈火のごとき気迫で踊りかかろうとするところに、兵士隊長が主人の盾となるべく飛びかかる。 「止まれ、剣めぇっ!」 生前は巨体であっただろう兵士隊長に、クロは包み込まれるように抑え込まれた。──かと思われたが、全身を錐のように回転させた〈おどる剣〉は、兵士隊長の骸をずたずたに割いて、骨粉を散らしながら背面へと突き抜ける。しかしその一瞬のもみ合いのうちに、女騎士グロリアは次の車両へと姿を消していた。 兵士隊長の敗北を契機に、死せる兵士たちは次々と力を無くして床に倒れていく。その内の小柄な骸が、シグナスに向けて精一杯手を伸ばしながら言った。その手のひらに、腐れた死者には不釣り合いな、水晶の指輪が差し出されている。 「……この時代の騎士よ……。このふざけた遊戯からグロリア様を……」 最後の言葉は聞き取れなかった。骨が次々と砕けて、歯は抜け落ち、音を出す事が出来なくなったからである。シグナスは骨の間に落ちた指輪を摘まみ上げた。指輪は持ち主のようには砕けず、検分すると女騎士グロリアの紋章によく似た意匠が彫り込まれている。 だが、持ち主は「どうせよ」と託したかったのだろう。 (助けてとか言いたかったのかな。でもあなたの主人は、僕の仲間を奪ったんだ。それはあなたの主人と、同じ領主に仕える仲間でもあったはずなのに) シグナスは冷ややかに、崩れていく兵士たちの骸を見ていた。しかしその耳にヨンの泣き声が届いた時、若き従騎士は己を恥じたのである。敵を憎むより先に寄り添うべき味方がいたというのに、それにすら思いが至らない。 (情けない。未熟過ぎる。こんな風だから、いつもサー・ノックスに呆れられちゃうんだ、僕は) せめて子供っぽく泣いたりはせずにいよう。歯を食いしばり、ぎゅっと拳を握り締めたシグナスの横で、クロは珍しく忠告もしなければ茶々も入れずに、黙って浮いていた。 ◇ 今回のリプレイは、ここまでです。 早くも、アルゴットさんとお別れの時が来てしまいました。 聖騎士の技能に【神の加護】というものがあり、これを用いると、自分以外も含めて【対魔法ロール】に失敗した味方をカバーすることができます。もしかしたらアルゴットさんも護れたのかもしれません。シグナスくんは残念ながらこの技能を取っておらず……。きっと「もっと鍛錬をして、先輩たちのように技能が使いこなせていれば」と悔しさで一杯でしょう。 これもローグライクハーフの心揺さぶるポイントだと思うんですが、生命点1で技量点0の従者たちは本当にあっけなく倒れて行きます。恐らくは、微かに手が滑ったとか、一歩先に出過ぎたとか、ほんのわずかなボタンの掛け違いのような瞬間に命を落としてしまう。厳しい世界です。だからこそ忘れずにいたい。数字ではなく血肉の通った「誰か」として想いたい。そういう気持ちを抱かせてくれます。心はめちゃくちゃ痛むのですけどもね! さあ涙を拭って、次の車両でお目にかかりましょう。 良きローグライクハーフを! ◇ (登場人物) ・シグナス…ロング・ナリクの聖騎士見習い。12歳。泣かないように踏ん張っている。 ・クロ…シグナスの相棒の〈おどる剣〉。元は人間かつ騎士だと主張している。 ・ヨン…身長1メートルほどの陽気な種族「コビット」の兵士。 ・アルゴット…土を掘り、金属を加工する技術に優れた種族「ドワーフ」の兵士。グロリアの火球により落命。 ・グロリア…サン・サレンの女騎士。アンデッドの部下を引き連れ、様子がおかしい。 ■作品情報 作品名:『怨霊列車は夜笛を鳴らす』 著者:ロア・スペイダー イラスト:海底キメラ 監修:杉本=ヨハネ 発行所・発行元:FT書房 購入はこちら https://booth.pm/ja/items/6820046 『雪剣の頂 勇者の轍』ローグライクハーフd33シナリオ集に収録 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。
2026年6月3日水曜日
第3回【可愛いあの子に最高のプレゼントを】ローグライクハーフリプレイ FT新聞 No.4879
第3回【可愛いあの子に最高のプレゼントを】ローグライクハーフリプレイ ※本作品はローグライクハーフの規定に基づくリプレイ記事です。ローグライクハーフ「可愛いあの子に最高のプレゼントを」の詳細な内容に踏み込んでおりますのでご了承ください。 ぜろです。 「可愛いあの子に最高のプレゼントを」リプレイです。 お友だちのりにゃちゃんへ贈る誕生日のプレゼントを探すという、ほんのりほんわかしたローグライクハーフのシナリオです。 街エリアと森エリア、両方を見てまわってプレゼント候補を探そうという主人公ウサナギと、そのお供の九匹のウサギたち。 街エリアでは道中でいくつかのプレゼント候補を見つけながら、森のほうへ。 森には無造作に置かれた謎の宝箱があり、花ウサギの合唱練習に居合わせて怖がらせてしまったり。 森でのプレゼント探しを続行する第3回です。 【ウサナギノミコト レベル12 技量点:1 生命点:8 筋力点:4 従者点:9】 【装備】 ピコピコハンマー(片手打撃)初撃+1 丸盾(生命点+2) ウサギ使いの服(生命点+2・防御+1) 【食料】0 【金貨】58 【持ち物】 強化ポーション(1ラウンド消費攻撃+1/金貨30枚) ブラウンダイヤの結婚指輪(金貨30枚) 魔王の宝玉(金貨25枚) 焼きたてのねこパン ぬいぐるみねこちゃん 【全力攻撃】【全力防御】【かばう】 【未使用経験点】2 【従者】 ドリルウサギ(弓兵扱い)四匹(ウサピュン、ウサマル、ウサチュウ、ウサマロ) ノウサギ(剣士扱い)五匹(ウサヒコ、ウサタロ、ウサミ、ウサニャン、ウサコ) ※ウサニャンが脱落 ●アタック01-5 ウサヒコとニセモノの耳 草むらの中に、ウサギの耳がぴこぴこと揺れているのが見えた。 「あれ? もしかしてウサニャンが戻ってきたヒコ?」 いつもうっかりなウサヒコが、まっさきに接近しようとするのを全力で止める。 待って。様子がヘン。よく見て。あの耳、薄緑色してる。ウサニャンじゃないよ。 「そっかぁ残念ヒコ。じゃあ、なにウサギかな?」 揺れるウサミミは、だんだんと接近してくる。 そして草むらから飛び出してきたのは、耳だけウサギで口もとが牙だらけのモンスターだった。 これはウサギじゃない。ウサギモドキだ! 【22 ウサギモドキ】 ウサギモドキは植物系モンスターだ。 ウサギのふりをして油断させて、仲間と思って近づいたウサギから養分を吸うのが目的だ。 けど、僕たちが警戒していたから、しびれを切らして飛び出してきたみたいだ。 【ウサギモドキ レベル4 生命点6 攻撃回数2】 いちはやく気づいたおかげで準備は万端だ。 草むらから飛び出した瞬間にドリルウサギのドリルが立て続けに飛ぶ。 ところが、ウサピュン、ウサマル、ウサチュウが攻撃を外してしまった。 ウサギだと思っていたら、草むらから飛び出したのが思ってたのと違う外見だったから、戸惑ってしまったみたい。 けど、ウサマロのドリルはしっかり命中。それも、すぐ次ににょきっと生えたドリルも放って二連発だ。 ドリルウサギ、たまに調子がいいと、こんな感じで二連発できることもある。 ドリル攻撃でひるみ、動きが止まったところでほかのウサギたちが一斉攻撃をかける。 ウサヒコが強烈な頭突きでウサギモドキを吹っ飛ばす。さらに落下地点で待ちかまえると、下から突き上げて、もう一度空へと舞い上がらせた。 落下地点にウサタロ、ウサミ、ウサコの三匹が攻撃をしかける。 けれどウサギモドキは着地とともに、今度は自分でジャンプしてかわした。 三方から殺到したため、目標のウサギモドキを見失った三匹は頭と頭がごっつんこしてしまった。 ウサタロ、ウサミ、ウサコの頭に星がくるくる回っている。 ウサギモドキ、手ごわいな。 僕も参戦。ピコピコハンマーでピコっと叩いた。 でも、倒しきれなかった。あと一撃なのに。 最初のラウンドで、手数で攻めて押し切るのが僕たちの基本戦略だから、ここで倒しきれなかったのは痛いな。 ウサギモドキは鋭い牙を突き刺そうと襲ってくる。 僕は難なく回避したけど、次にウサタロに向かった。 ウサタロも、ふらふらくらくらギリギリ回避。 僕は念のため【かばう】つもりでいたけれど、その必要はなかった。 そこに、さっきダブル頭突きを決めたウサヒコが体当たりをかける。 ウサギモドキはころころっと転がり、ピンっと立っていた頭のウサミミがしおしおにうなだれた。 くたびれたウサミミは、しおれた葉っぱのように見えた。 これで決着だ。 [プレイログ] 【ウサギモドキ レベル4 生命点6 攻撃回数2】 ウサギモドキに気づくか【魔術ロール】目標値は4。サイコロの出目4で成功。不意打ちはなし。 ○0ラウンドのドリルウサギの攻撃 ウサピュン サイコロの出目2+1 失敗 ウサマル サイコロの出目1 ファンブルで失敗 ウサチュウ サイコロの出目2+1 失敗 ウサマロ サイコロの出目6 クリティカル ウサギモドキの生命点6→5 ウサマロの追加攻撃 サイコロの出目3+1 命中 ウサギモドキの生命点5→4 ○1ラウンド 剣士枠のウサギたちの攻撃 ウサヒコ サイコロの出目6 クリティカル ウサギモドキの生命点4→3 ウサヒコの追加攻撃 サイコロの出目3+1 ウサギモドキの生命点3→2 ウサタロ サイコロの出目1 ファンブルで失敗 ウサミ サイコロの出目1 ファンブルで失敗 ウサコ サイコロの出目1 ファンブルで失敗 ウサナギの攻撃 サイコロの出目2+2 命中 ウサギモドキの生命点2→1 ウサギモドキの攻撃 ウサナギの回避 サイコロの出目4 回避 ウサタロの回避 サイコロの出目3+1 回避 ○2ラウンド ウサヒコの攻撃 サイコロの出目5 ウサギモドキの生命点1→0 戦闘終了 ●アタック01-6 ウサギノエリート 森ではトラブル連発で、なかなかプレゼントに繋がる材料は見つけられなかった。 そろそろ戻らないと、りにゃちゃんの誕生日会に間に合わないかな。 そう思って戻り始めたけれど、もうひとつイベントが残っていたみたい。 そっか。前回花ウサギから逃げ出したためだ。あのイベントは回数にカウントされなかったから。 【21 エリートドリルウサギ】 森を抜けようと急いでいると、三匹のドリルウサギに出会った。 ドリルウサギの仲間に会えるなんて珍しい。同じドリルウサギのウサピュンたちは、嬉しそうに耳をぴくぴく動かしている。 「やあ、ボクはウサピュン。ドリル仲間だね」 ウサピュンは、ツノとツノの先端をくっつける、ドリルウサギ特有の親愛のポーズを取ろうとした。 けれど、そのツノを相手が振り払った。 「……え?」 そのドリルウサギたちは、不遜な口調で言った。 「ノウサギどもと一緒にいるようなゲセンなやからが、友好的に接してくるでないわ」 「我らエリートなドリルウサギと対等につきあうつもりだとは、思い上がりもはなはだしい」 「私立聖ウサギノ学園に入学してくるなら、後輩として使ってやらないこともないけどね」 これには、ウサピュンたちドリルウサギも激おこだ。 「ねえ、アイツらやっちゃっていいピュン?」 「どっちが思い上がりか、わからせてやるマル」 「ボクも激おこチュウ」 「アイツらやっつけて、プレゼント巻き上げるマロ」 待って待って。 怒れるのはわかるけど、向こうは中立なんだからこっちから手を出すのはやめとこうよ。 「チュウりつ? あれが? チュウ」 それにほら、そんなウサギたちから奪ったものをりにゃちゃんへのプレゼントにするなんて、あんまり楽しくないでしょ。 「それもそっかマロ」 僕たちは、さらに偉そうなことを言っているエリートドリルウサギたちを放置してその場を離れた。 さあ、森を抜けて誕生日会の会場であるりにゃちゃんの家へと急ごう。 [プレイログ] 【エリートドリルウサギ 出現数3 レベル5】 反応表 サイコロの出目2 中立。 ※中立にもいろいろあるよねって思い、一触即発だけど戦闘にはならなかったので結果的に中立と同じ効果が得られる感じにしました。 ●アタック01-7 プレゼントは誰の手に 【最終イベント】 りにゃちゃんの家についた。 たくさん集まりすぎて、お部屋には入りきれないみたい。 だからお庭でパーティするみたいだ。 考えてみたら、僕たちだけでもひとりと九匹だ。今はウサニャンがいないから八匹か。 最初からお部屋でやる想定ではなかったのかもしれない。 知らない人やウサギもいたけれど、会ったこともあるウサギたちもいたよ。 まずは主催者側には、今回の主役のりにゃちゃん。 今日はおめかしして、おしゃれなドレスを着ている。ねこ耳の間からはねた髪が揺れていてかわいらしい。 僕たち、森から帰ってきてそのままの格好で来ちゃったけど、よかったのかな。 「あ! うさなぎも来てくれたなの!」 「来たよ。誕生日おめでとう!!」 「ありがとなの!」 そばには、そのお姉さんのリナさんもいる。僕たちが仮面ウサギから取り返したペンダントを首からかけている。 こういうときのためのアクセサリーとして使っているんだね。 それから、りにゃちゃんのおともだち、ふぃあ。 しゃべらない黒ウサギだけど、心の声で会話ができる不思議なウサギだ。 魔王ウサギが嫁にしたいって狙ってて、一度はさらわれたこともあるけれど、れっきとしたオスウサギ。 今では魔王様も、おともだちになってる。 魔王様は本当は「マオウサギ」って種類のウサギみたいだけど、魔王ウサギの方がしっくりくるから、ここではそんな感じに呼ぶね。 そんな魔王ウサギも、配下をたくさん連れてお祝いに来ていた。 いつもはりにゃちゃんや僕たちの方で魔王城に遊びに行っているから、魔王ウサギたちがこっちに来るのはとても珍しい。 魔王ウサギの隣ではダイオウウサギがごろんと転がりグースカ寝ている。このウサギいつも寝てないか? それから魔王軍四天王ならぬ二兎の、ミズウサギとメラウサギ。水と炎のウサギたち。魔王城で戦ったけれど、今では仲良しだ。 魔王ウサギの執事、トゲイワウサギ。 「そういえばトゲイワウサギよ、我が用意したプレゼント用の宝箱はどうしたのだ。持っていないではないか」 「はい魔王様。あまりにかさばるので、中のプレゼントだけ出して、箱は森の中へ置いてきました」 「ばっかもん。あの宝箱があるから良いのではないか」 「はっ。申し訳ありません」 変なところで、森の道の真ん中に雑に置いてあった宝箱の意味がわかってしまった。 中に入っていた金貨5枚は回収し忘れたんだろう、きっと。もうもらっちゃったから返さないけど。 変わったところでは、魔王城でからくりウサギの研究にいそしんでいる宇佐美博士なんかも来ている。 またなんだかよくわからない、からくりウサギを連れていた。 「あの博士、アタチと名前かぶってるからあんま好きじゃない☆ミ」 ウサミがそんな風にぶーたれた。魔王城での最初の出会いでもショック受けてたしね。 人数が多いため、とくに開始のあいさつがあるわけではなく、立食パーティ式にそれぞれ歓談をはじめている。 今日のパーティの食事は、「天駆ける狗」亭のマスター、ダヴァラン氏が手がけているとのことだ。その料理はとてもおいしい。 今、りにゃちゃんとなかよくお話しているお姉さんは、ダヴァランさんの娘のディジベラさんっていうんだって。 りにゃちゃん、まだ幼いのに顔が広いなぁ。 参加者のほうは、ギリギリまで森に行っていた僕たちが最後くらいで、だいたいそろっているみたい。 ある程度したら主役のりにゃちゃんのあいさつがあるんだろうな。 と、そこへ新たな来客が現れた。 「下にーィ 下にっ!!」 四匹の家臣ウサギが担ぐ輿に乗ってちょんまげを結ったウサギ。トノサマウサギだ。 ええ? りにゃちゃん、トノサマウサギとも友だちだったの? 僕、トノサマウサギとは2回戦って、2回とも追い払っちゃったんだけど。 「おお、ここはなにやらよさげな会場じゃな。苦しゅうないぞ。おお。皆我への貢ぎ物を持っておるようじゃな。感心感心」 そう言って輿ごとずいずい会場に入ってくるトノサマウサギ。 これは来客じゃない。予定外の闖入者だ。 魔王ウサギにトノサマウサギ、その横には寝そべったダイオウウサギ。 これってかなりレアな構図ではないだろうか。王様大集合だ。 「ここは我が友、ふぃあと懇意にしているりにゃちゃんの誕生日会場。皆が持つのはりにゃちゃんへの誕生日プレゼントだ。貢ぎ物では断じてないわ。りにゃちゃんへのプレゼントを持たぬ者は去るが良い」 「いけませんねえ。我が君、ここは私が先陣を切りましょう」 魔王ウサギの怒りを受け、トゲイワウサギが動いた。 「私の新技を披露しましょう。ハアッ!」 四肢を踏みしめ、土の魔法を放つ。 トゲイワウサギの気合に合わせ、トノサマウサギ一帯の地面が隆起し、ちくちくした無数のトゲが生えた。 家臣ウサギたちは痛がり、輿を手放してしまう。悲鳴を上げて転げ落ちるトノサマウサギ。 「おかしいですねぇ。もっと派手に土の槍が出て貫くはずなのですが」 「よくやったトゲイワよ。十分な隙だ。食らえ。魔王ビイイィィム!」 魔王ウサギの腕輪から放たれた謎光線は上空に向けて発射され、複数に分裂するとトノサマウサギとその神輿を担ぐウサギたちに降り注いだ。 僕が戦った時には見たことのない攻撃だ。あの腕輪は、からくりが得意な宇佐美博士が作ったのかな? 「魔王軍二兎として、俺もやるぜ。うおおお、サラマンダーショット!」 そこにメラウサギが、格好つけた技名とともに炎の弾を発射した。 「魔王軍二兎が一兎、『兎波が走る』ミズウサギ。私も参りますわ。ハイパー水鉄砲!」 ミズウサギの放った水流は、メラウサギの炎の弾に命中し、「じゅう」という音とともに消火してしまった。 同時に水流も消え去り、トノサマウサギまでは届かない。 「邪魔すんなミズウサギ。なにやってんだ」 「貴方の弾が私の進路を妨害したのでしょう?」 メラウサギとミズウサギは口ゲンカを始めてしまった。 けど、魔王ウサギの攻撃までで、もう十分だった。 あまりに派手派手な光線攻撃に、会場内は大騒ぎになっている。 「退却、退却じゃあああ!」 トノサマウサギたちは輿を放り出してスタコラサッサ。 トノサマウサギの逃走ルートにいた客たちは慌てて避けたけれど、一人のお客がトノサマウサギとぶつかった。 その拍子に、持っていた飲料が跳ね飛んでしまい、宇佐美博士が連れたからくりウサギが頭からかぶる形になった。 トノサマウサギはかまわずに逃げ去ってしまう。 「まったく、人騒がせな侵入者よ」 魔王ウサギは、邪魔者を追い払った達成感で満足げだ。 「どうだふぃあよ。我は有能であろう」 そして想い人ふぃあへのアピールも忘れない。 「(ケンカ……ダメ……)」 「そうよ、ケンカはダメなの」 ふぃあのテレパシーと、本日の主役のりにゃちゃんに叱られて、魔王ウサギはしゅんとなった。 「ガ……ガガガ……ピピ……」 そのとき、機械っぽい異音が会場内に響いた。 「ガガピー!!!!」 「うん? おお、これはいかん!!」 宇佐美博士が大きな声で告げる。 「我の造りし大ケッサクのウサギ型ゴーレムが、液体をかぶってショートしておる!」 ええっ!? 「なんだと。博士、今回はしっかり防水加工もしていると自慢していたではないか!」 「水への備えは完璧であった。しかし……ジュースは対象外だったのだ。このままでは暴走する!」 言っているそばからウサギ型ゴーレムは、腕をぐるんぐるんと振り回して暴れはじめた。 これにはお客たちも慌てて逃げ出し、会場の外周に避難する。 メラウサギとミズウサギも、口論している場合ではないと逃げだした。 「ふはははは。我が改良に改良を重ねたこの『からくりウサギ マークII』は無敵なのだ!」 「ええい博士、ラスボスみたいなムーブをかますでない。こうなればまた我が打ち倒してやろう」 「まつの!」 魔王ウサギが再びビームを出そうとするのを、りにゃちゃんが止めた。 「そのこうげきは、かいじょうがめちゃめちゃになってしまうの!」 「いや、しかし、あやつを止めねば……」 「(ヤメテ……)」 ふぃあの声が会場にいる人全員の心に届き、魔王ウサギも少し落ち着いた。 「ふぃあまでがそう言うならば仕方ない。だが、どうするのだ」 「ええ、それなら……」 りにゃちゃんの姉、リナちゃんが、僕たちに言った。 「ウサナギさん、暴走するからくりウサギを止めるの、お願いできない?」 「うさなぎ! やあっつけてなの!」 二人から『お願い』されたなら、僕がやらなきゃね。 じゃあ、みんないい? いくよ! 「ピュン!」「もち☆ミ」「やるマロ!」「いくヒコ!」 次回、ラスボス戦!! [プレイログ] すべてボス戦前の演出につき、なし。 【からくりウサギ レベル4 生命点8 攻撃回数3】 【ウサナギノミコト レベル12 技量点:1 生命点:8 筋力点:4 従者点:9】 【装備】 ピコピコハンマー(片手打撃)初撃+1 丸盾(生命点+2) ウサギ使いの服(生命点+2・防御+1) 【食料】0 【金貨】58 【持ち物】 強化ポーション(1ラウンド消費攻撃+1/金貨30枚) ブラウンダイヤの結婚指輪(金貨30枚) 魔王の宝玉(金貨25枚) 焼きたてのねこパン ぬいぐるみねこちゃん 【全力攻撃】【全力防御】【かばう】 【未使用経験点】2 【従者】 ドリルウサギ(弓兵扱い)四匹(ウサピュン、ウサマル、ウサチュウ、ウサマロ) ノウサギ(剣士扱い)五匹(ウサヒコ、ウサタロ、ウサミ、ウサニャン、ウサコ) ※ウサニャンが脱落 ■登場人物 ウサナギノミコト 通称ウサナギ。ウサギ使いの少年。 りにゃ ねこ耳ねこしっぽの女の子。誕生日パーティするよ。 リナ りにゃの姉。仮面ウサギに大事なペンダントを盗まれたことがある。 魔王ウサギ マオウサギ。いろいろあったけど今はりにゃのトモダチ。 ウサピュン、ウサマル、ウサチュウ、ウサマロ ドリルウサギ。ウサナギのファミリー。 ウサヒコ、ウサタロ、ウサミ、ウサコ 普通のウサギ。ウサナギのファミリー。 ウサニャン ウサナギのファミリーのウサギ。途中脱落し、花ウサギと一緒に合唱している。 ふぃあ りにゃの友だちで、魔王ウサギの想い人。テレパシーで会話できる。 トノサマウサギ どこかの偉い殿様らしい。空気は読めない。 トゲイワウサギ 魔王ウサギの執事。以前のふぃあ誘拐の実行犯。 メラウサギ 魔王軍二兎のうちの一兎。火系の攻撃が得意。 ミズウサギ 魔王軍二兎のうちの一兎。水系の攻撃が得意。 宇佐美博士 魔王城でからくりウサギの研究開発にいそしむマッドな博士 からくりウサギマークII 宇佐美博士が開発したゴーレム。ジュースで暴走。 ダヴァラン 「天駆ける狗」亭のマスター。天狗ろむさん作品のキャラクター。友情出演。 ディジベラ 「天翔ける狗」亭の看板娘。天狗ろむさん作品のキャラクター。 ■作品情報 作品名:「可愛いあの子に最高のプレゼントを」 作者・イラスト:寝子 ローグライクハーフ基本ルール及び「黄昏の騎士」本編 https://booth.pm/ja/items/4671946 可愛いあの子に最高のプレゼントを(冊子版) https://lennon257.booth.pm/items/6915985 可愛いあの子に最高のプレゼントを(ダウンロード版) https://lennon257.booth.pm/items/6713417 本リプレイは、「ローグライクハーフ」製作に関する利用規約に準拠しています。 https://ftbooks.xyz/ftnews/article/RLH-100.jpg ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。
2026年6月2日火曜日
これはゲームブックなのですか!? vol.133 FT新聞 No.4878
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ 『これはゲームブックなのですか!?』vol.133 かなでひびき ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ 脱出ゲームって楽しいよね! 謎を解きながら、一歩一歩正解を積み上げていって、「閉じられた場所」から脱出する。 それは、リアルで「脱出ゲーム」のイベントが開催されていることでも、わかると思う。 じゃあさぁ。 加えて、頭脳系遊戯王道である「ミステリ」……しかも、「閉じられた場所での殺人」なんて加われば、もう言うことないんじゃない? などと、今回も不謹慎なことを抜かしながら、バーチャル図書委員長かなでひびき登場! 今回紹介する本は『魔女の館の殺人』(三日市 零・著 ハーパーBOOKS+)よ! (ぜろ様、情報提供ありがとうございますっ!) 主人公たちは、哲学科で「考える」こと担当で変人入ってる美形、つまりホームズ役の柏木詩文と、「一度見たことは絶対に忘れない」驚異的な記憶能力の持ち主「進藤理人」がワトスン役! ひょんなことで、シェアルームを始めた二人。 ある日、理人は詩文に、うさんくさいサイトを見せる。 「ビルディング社の公式サイトで見つけたキャンペーン動画」。 一見、なんの変哲もないある会社のPR動画に見えるけど、やはり引っかかるノイズがある。 そして、それを解いたとき、これから始まる惨劇……脱出ゲーム『魔女の館の殺人』の始まりだった。 山の上に立つ、『ゲームの舞台』となる夢幻館に集められたのは、男女含めて10名。 「魔女狩りで、不運の死を遂げたアリスの呪いを解いて、この館から脱出して欲しい」 ゲームの設定はこの通り。 和やかなホラー!?感抜群のまま、ゲームに臨もうとした理人たちだったけど、謎を解いていく中、焼死体、しかもレア焼けでバラバラなものが! 「謎解き」は、フィクションだから楽しいのであって、リアル事件が起こった彼らは、早速警察に連絡しようとする。 しかし、通信手段は断たれてしまっている! しかも「脱出ゲーム」なんだから、扉は閉められている! タイムリミットが迫る中、脱出への正解。加えて真犯人当てまでしなくてはならない! こうして、命懸けのゲームは始まった! 「脱出ゲーム」と「クローズド・サークル」って相性ぴったりだと思うの。 この作品は、その二つがぴたりと理想的にはまっている。 脱出自体の謎も難易度が低すぎず、歯ごたえがあるし、何より巻末に全て答えが乗ってる! 何より見事なのは、「殺人事件」の真相に迫ることが「脱出」への正解につながっていることね。 おそらく、勘のイイ人は「動機」という点から、犯人の目星はつくかもしれないけど、そこは「閉じられた館」。 警察や外部協力者に手伝ってもらって、館に集まった全ての人々の過去を徹底的に洗い出せば簡単に解決はできると思うけど、それができない以上「現場にある手がかり」のみで事件を解かなきゃいけない。 そして、名作のパズラー推理小説のように、物語に出てきた「違和感」を覚える行動は、全て犯人を指し示している! 全ての歯車がピッチリ合うラストは、ホームズ役の詩文くんに拍手を送りたくなったわ! 「脱出ゲーム」と「犯人当て」。 なんとも豪華なフルコースが、これ一冊で楽しめる! 読まなければ後悔することウケアイ。 ∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴ 『魔女の館の殺人』 著 三日市 零 出版社 ハーパーBOOK+(2025/5/15) 文庫 880円(税込) ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。
2026年6月1日月曜日
アランツァへのいざない アランツァ百氏族1 FT新聞 No.4877
おはようございます、枚方市のスターバックスから杉本です。 蕨之介さんから「ローグライクハーフ」の公開です! https://talto.cc/projects/x0FqMkHgTo9ZyFOsEZron 「トウフが飛んだ日」 盗賊都市ネグラレーナに【妖怪】が来た、というシナリオだそうです☆ FT新聞の月曜記事では冒頭で、このように「ローグライクハーフ」や「モンスター!モンスター!TRPG」のシナリオやサプリメントのファン作品のご紹介をしております。 sugimotojohn☆hotmail.comまでお寄せください(☆を@に変えて送ってください)。 さて、本日の記事は「アランツァへのいざない」から、アランツァに存在する氏族から百ほどを選んでご紹介します。 一度に全部をご紹介しようと思ったのですが、あまりに長いなと感じました。 ここのところ記事がとても長いので、胃もたれしないように、3回に分けてご紹介します☆ それでは、さっそくまいりましょう。 ◆一族について アランツァ世界には冒険者になる可能性がある「有望な氏族」が数多くいます。アランツァ世界の諸都市では、他人(他種族)を養子として迎え入れることはごく一般的です。異なる種族が一族のメンバーであることは、それほど珍しいことではありません。 家名の横に書かれている都市は、その家柄と関わりの深い都市名です。該当する都市ではその家が力を持っている、と言い換えることもできます。特に書かれていない場合、その一族の中心にある種族は人間です。 主な職業には、【魔術師】や【戦士】といった冒険者のものだけでなく、商人や職人といった仕事が書かれている場合があります。このような職業にはゲーム的な意味合いはありませんが、その一族がどのようなものであるかを知る手がかりになるでしょう。 ◆ドルチ家 拠点:商業都市ナゴール 主な種族:善の種族 主な職業:宿屋関係、商人 ドルチ家はアランツァ世界で初めて、全国展開した宿屋【剣竜亭】を創設した冒険者サウル・ドルチとその娘ソーニャの一族。人を惹きつける風貌と家柄で知られている。商才のある裕福な一族である。 ◆フロッグ家 拠点:商業都市ナゴール 主な種族:人間、かえる人 主な職業:交易商人 フロッグ家は不通となっていたかえる沼の交易路をつなぎ再開、さらには空中庭園に住む古い時代のかえる王に認められて交易を行う商人の一族。フロッグの名字はそのかえる王から賜わる。かえる沼に城を構えて、そこにたくさんの食客を囲んでいる。 ◆ダビデ家 拠点:商業都市ナゴール 主な種族:人間、エルフ、ドワーフ、コビット、ノーム、ゴーレム 主な職業:古物商 ダビデ家は骨董品で財をなした一族。ナゴールでもっとも栄えている古物商であり、レアリティの高い魔法の装備品を入手する上で有利。商才のある者を家に迎えることで栄えてきた。 ◆ココフ家 拠点:商業都市ナゴール、北方都市サン・サレン 主な種族:人間、半巨人 主な職業:【魔術師】、学者 ココフ家は魔法の力に優れた一族。もともとはサン・サレンの貴族。知識神ソロンドオルを信仰する。ビジョンと呼ばれる、未来を見通す力を持つ者が不定期に生まれる。ココフ家には「ビジョンの力を持つ者が2人以上家にいると、不幸が訪れる」という迷信があるため、2人目は追放されるか、自発的に家を出る。 ココフ家、特にビジョンの力を持つ者は、未来において誰かが自分を裏切る可能性や、ひとつ選択肢が違っただけで異なる相手と永遠の愛を誓う人間の姿を何度も見てきたため、総じて人間の信条や信念といったものを信じない傾向が強い。 ◆ディストール家 拠点:商業都市ナゴール、水上都市聖フランチェスコ 主な種族:人間、エルフ、ドワーフ、コビット、ノーム、ゴーレム 主な職業:【戦士】【魔術師】 ディストール家は聖フランチェスコの貴族で、剣士の家系。剣術に優れるが細身な傾向がある。戦士としては不利に働く血筋を、魔法の才が補う。強い向上心を持ち、貴族社会に生きる者が多い。そのいっぽうで、冒険稼業を尊ぶべき仕事のひとつと考え、積極的に支援する。冒険者の才を持ちながら経済的に恵まれない者を養子にとり、自立に至るまで養育することもある。知識神ソロンドオルを信仰する。 ◆レム家 拠点:水上都市聖フランチェスコ、城塞都市ドラッツェン 主な種族:人間、エルフ、コビット、ゴーレム 主な職業:【魔術師】、【秘術師】 レム家は魔法の力に優れた一族。大貴族で、聖フランチェスコの宮廷魔術師を含む、優秀な魔法使いを輩出してきた。もともとはドラッツェンの古い家柄で、いまは両市それぞれに根をおろしている。いつでも真剣で、都市や周囲の人間の繁栄に対する責任を自分たちが負っているという自負を抱える、高慢でまじめな一族。龍神ラガルティハを信仰する。 ◆ホラドリウス家 拠点:水上都市聖フランチェスコ 主な種族:人間、エルフ、ゴーレム 主な職業:【魔術師】 小島都市ホラドリウスはかつて天空に浮上した空中都市だったが、魔力が尽きて極北の地へと落下した。ホラドリウスの一族はその空中浮上を可能にした大魔法使いの子孫で、今は海洋に浮かぶその小島の支配者でもある。 一族のなかで魔法使いの道を選んだ者は長いヒゲを伸ばす風習がある。知識神ソロンドオルを信仰する。 ◆ウォルドーフ家 拠点:水上都市フランチェスコ 主な種族:人間、エルフ、ノーム、ゴーレム 主な職業:なんでも ウォルドーフ家は聖フランチェスコに名高い貴族の一族。優しく面倒見がいい一方で、貴族らしい高慢な態度が鼻につく「典型的な」貴族である。冒険者とは縁遠い血筋であるはずが、一人娘アルウェラが「天使の花嫁」という祭りで知り合った異国の魔法使いとたった1日で(!)結婚を決める。その結果、この大陸に異国魔法の使い手を迎え入れた、数少ない一族としても有名になる。 ◆ヌヴェール家 拠点:水上都市聖フランチェスコ 主な種族:人間、エルフ、ノーム、ゴーレム 主な職業:【僧侶】 ヌヴェール家は聖フランチェスコの下級貴族で、宗教関係者を多く輩出してきた家。古いしきたりを重んじる、保守的な家柄。僧籍に入るものが多い都合、養子が多い。ヌヴェールの家ではさまざまな種族や人種が、家族として同じ食卓につく。「人一人は大切」が家訓。二神教徒(剣神エスパダ、盾神エスクード)。 ◆ヴィトリッチ家 拠点:水上都市聖フランチェスコ、冒険都市カラメール 主な種族:人間、エルフ、ノーム 主な職業:商人、芸術家 ヴィトリッチ家は商人と芸術家という、ときに相反する信条を持つこともあるふたつの稼業を並行して続ける一族。もともとはカラメール出身で、褐色または黒色の肌の者が多い。快活で情熱的であるいっぽう、感情的な面も持ち合わせている。 ◆クラフトマルト家 拠点:水上都市聖フランチェスコ 主な種族:人間、エルフ、ノーム 主な職業:【魔術師】、【異国魔法使い】 クラフトマルトは聖フランチェスコの宮廷魔術師の家系。清貧と品行方正を旨とする、潔癖な一族。異国魔法を使う、数少ないこの大陸の魔法使い。知識神ソロンドオルの信徒。 ◆ダーク家 拠点:水上都市聖フランチェスコ、貿易都市ビストフ 主な種族:人間 主な職業:【盗賊】、船乗り、【道化師】 ダーク家は船乗りや盗賊の家系。平民。本拠地は聖フランチェスコにあるが、世界中を旅している。性格は掴みどころがなくひょうひょうとしており、口がよくまわる。なんでも要領よくやれるが、努力が嫌いで続かない。根性もない。 ◆レインホールド家 拠点:貿易都市ビストフ、神聖都市ロング・ナリク 主な種族:人間、エルフ、コビット、末裔、ナリク民(ドワーフ、エルフ、人間の混血) 主な職業:狩人、【盗賊】、【戦士】 レインホールド家はジンド大陸と呼ばれる別大陸の血をひく由緒正しい家系。「変身獣」を狩猟することをなりわいとする。やや沈鬱な性格をしていることが多く、偏頭痛などを抱えている。これの解消のためにスモーク(タバコなど)やドラッグを消費することもある。 ◆アーチボルト家 拠点:貿易都市ビストフ 主な種族:人間、エルフ、コビット 主な職業:弓闘士、【盗賊】 アーチボルト家はジンドと呼ばれる別大陸の貴族家系。弓で戦うことで武勲を築いてきた家柄で、ジンドでは名誉ある「最高弓闘士」の称号を何度も勝ち取ってきた。誇りある一族で、自ら戦う力を持たない者たちを守ることを矜持とする。 ◆アキヅキ家 拠点:貿易都市ビストフ 主な種族:人間、エルフ、コビット 主な職業:サムライ、【戦士】 アキヅキ家は代々剣豪を輩出する一族。極東にあるヤーパン国からこの大陸に渡り、カタナと呼ばれる両手用の武器を駆使して戦う。 ◆マキシミリアン家 拠点:盗賊都市ネグラレーナ 主な種族:人間、エルフ、コビット 主な職業:【戦士】 マキシミリアン家は代々、盗賊都市ネグラレーナの領主を務めてきた由緒正しい家柄。実利的な性格で、感情を排した冷静な思考を習慣とする。マキシミリアン家は都市内に怪物を入れる権利を王として所持しており、動物や怪物の管理に長じている。 ◆グレゴリア家 拠点:盗賊都市ネグラレーナ 主な種族:人間、エルフ 主な職業:なんでも グレゴリア家は堕落した伯爵家。行き過ぎた淫行で知られるセエラ伯爵夫人をはじめ、その魔性で他の貴族たちを籠絡してきた古い家柄。穏やかで柔らかい態度、相手の心を癒やす話し方、淫蕩に満ちた生活とは裏腹に信心深い姿勢が特徴的。 ◆ローズガーデン家 拠点:盗賊都市ネグラレーナ 主な種族:人間、エルフ、コビット 主な職業:なんでも ローズガーデン家は美しい容姿で知られる一族で、ネグラレーナの華とたとえられる。容姿端麗に加えて芸術家の血筋でもあり、音楽に対する造形が深い。好奇心が強く、都市内に広いコネクションを持つ。 ◆ランカスター家 拠点:盗賊都市ネグラレーナ、神聖都市ロング・ナリク 主な種族:人間、エルフ、ドワーフ、コビット 主な職業:【僧侶】、【聖騎士】 ランカスターは聖フランチェスコのヌヴェール家と並んで、多くの宗教関係者を出してきた家柄。剣神エスパダと盾神エスクードの二神教徒。多くの街の二神教徒とつながりがある。ランカスター家の一族には内部対立があり、信仰に基づいた使命と善をまっとうすることを重視する者たちと、一族の繁栄こそ最も大切な事柄と決めて、そのために行動する者たちがいる。しかし、その対立はお互いを滅ぼそうというものではない。彼らはお互いの方向性がそれぞれランカスター家の存続に必要であると考え、いがみ合いながらもお互いの役割をわきまえている。 ◆ガーデンハート家 拠点:盗賊都市ネグラレーナ、水上都市聖フランチェスコ 主な種族:人間、エルフ 主な職業:【盗賊】、【魔術師】 ガーデンハート家は里を追われたエルフの一族。街に出たのはニナ・ガーデンハートがはじめで、彼女はもともと自然神ヴェルディアを信仰する狩人だったが、追われて都市部での生活を続けるうちに盗賊剣士となった。一族は途中で分裂して、ニナはネグラレーナを経て聖フランチェスコに流れた。 ◆スティング家 拠点:盗賊都市ネグラレーナ、山岳都市カザド・ディルノー 主な種族:人間、ドワーフ 主な職業:【戦士】、【戦鍛治】 スティング家はカザド・ディルノーからネグラレーナに移住したドワーフの一族。ものづくりが得意で、武器屋の経営や鍛冶職人として生計を立てる。 ◆ロンデンベルク家 拠点:城塞都市ドラッツェン、冒険都市カラメール 主な種族:人間、エルフ、ドワーフ、半巨人 主な職業:【戦士】、遊歴の騎士 ロンデンベルク家は剣士の家柄。その多くはドラッツェンの軍に仕えてきたが、一匹狼となって諸都市を放浪する者もいる。一族は体格が大きく、よく通る指導者向きの声質をもつ。豪胆ないっぽうで細心な性格をしている。信心深さと謙虚さに欠けており、相手の命を奪うことにもためらいがない。総じて外敵には冷酷だが、仲間には親切であり、そのことに無自覚でもある。 ◆アストリンゼント家 拠点:城塞都市ドラッツェン 主な種族:人間、エルフ、ノーム 主な職業:医師、【僧侶】 アストリンゼント家は医者と聖職者を輩出してきた家柄。宮廷医師となったサンライト・アストリンゼントが有名。獣人の一族で、先天的に獣血が体内に流れている。たいてい、誠実で実直な性格をしている。奉仕的な面を持つ善人で、稼いだ金の大半を慈善医療に注ぎ込むため貧しい生活を営んでいる。[万能医薬品]を使って回復を行うには[医薬品の投与]のスキルが必要。 ◆ケンシルバニア家 拠点:城塞都市ドラッツェン、冒険都市カラメール 主な種族:人間、エルフ、ドワーフ、半巨人 主な職業:【戦士】、【盗賊】 ケンシルバニアはドラゴンスレイヤーの一族。狩人として生活をしながら、ドラッツェン周辺でドレイク狩りを行う。性格はうぬぼれが強い自信家で、自分を認めてくれる強者とは容易に仲良くなる。ドラゴンを倒すことで名をあげた家でありながら、龍神ラガルティハを信仰する。 ◆トゥルーク家 拠点:城塞都市ドラッツェン、からくり都市チャマイ 主な種族:ゴーレム 主な職業:なんでも トゥルーク家はゴーレムの一族。ゴーレムは血が通った生物ではないため、一族も血のつながりがあるわけではない。作り主を失った身寄りのないゴーレムたちの中から、研究、学問、製作に興味のある者を集めて作られた一家。 ◆マルドゥーク家 拠点:冒険都市カラメール、城塞都市ドラッツェン 主な種族:人間、エルフ、ドワーフ 主な職業:【戦士】 マルドゥーク家は代々騎士の家柄で、忠誠心の高い一族として知られる。背が高い。弱者を守るためにその剣はあると教えられて育つ。剣の腕はそれほどでもないが、有言実行(その分無口)を旨とする一族は代々、他の騎士団員からの信頼を得続けている。 ◆ブローシス家 拠点:城塞都市ドラッツェン 主な種族:人間、ドワーフ、半巨人 主な職業:【戦士】 ブローシス家はもともと傭兵稼業を続けていた祖先が、ドラッツェンに定住して冒険者になったことではじまった一家。背はそれほど高くないが筋肉質で頑丈な肉体を持つ。あまり賢くはなく、不器用だったが、さまざまな武器を使いこなす戦闘好きだった。街の人々のために命を懸けるいっぽう、話すのが苦手で顔を隠して街を歩いたという。ブローシスは街の人々に愛されていたが、世渡りがヘタで、騎士団のような他の街の守り手とは仲がよくなかった。それが原因で小規模な集団戦時に孤立、敵のトロルたちに殺害されたと言われている。 ◆ロドラン家 拠点:城塞都市ドラッツェン 主な種族:人間、半巨人 主な職業:なんでも ロドラン家は尊大な態度が鼻につく、契約主義の一族。龍の血を色濃く引いており、ときどき人間に近いサイズの龍が生まれる。約束は守り、曲解もしない。ロドラン家はその点において信頼のおける家柄であるが、彼らの「人間性」には信用がおけないと言われている。切り替えが早く、仲間が死んだとしても数秒後には「仲間がいない前提での未来」の計画を構築できる。ロドラン家は傭兵の家系で、高貴な身分の対象を守護する契約を結ぶことで生計を立てる。契約の期間中であれば命がけで戦い、全身全霊をもって対象を守るが、契約が切れた次の瞬間には帰宅をはじめるのがロドラン家の人間である。このような気質はその龍の血ゆえと言われているが、彼らの心のうちは定かではない。 ◆シェブラン家 拠点:城塞都市ドラッツェン、山岳都市カザド・ディルノー、からくり都市チャマイ 主な種族:ドワーフ、ノーム 主な職業:【戦士】、【戦鍛治】 シェブラン家はドワーフとノームの両方の血を引く一族で、体格は両者の中間ぐらい(人間よりも少し背が低く、恰幅がいい)。テホと呼ばれるドラッツェン近郊の都市における貴族の一族。チャマイから流れてきたノームとカザド・ディルノーのドワーフが恋に落ちて誕生した家柄で、シェブラン家はテホの地の開拓民のリーダー的存在だったと言われている。多産の家系であるためシェブランの名字は珍しくなく、ドラッツェン、カザド・ディルノー、チャマイといった都市でその子孫を見ることができる。 ◆マグマンティ家 拠点:城塞都市ドラッツェン、神聖都市ロング・ナリク 主な種族:人間、エルフ、ノーム、ナリク民(ドワーフ、エルフ、人間の混血)、鳥人 主な職業:【錬金術師】 マグマンティは鳥人または獣人の血をひく一族。記憶力がよく、愛情にも憎しみにも執着する。義理がたく人の恩を忘れないいっぽう、やられたことも忘れず、復讐の機会を窺いながら生きる厄介な性格。錬金術に造詣が深く、魔法の道具や怪物を作り出すことに精神的な充足を覚える。 ◆ガドル家 拠点:城塞都市ドラッツェン 主な種族:半巨人 主な職業:【戦士】 ガドル家は半巨人の家柄。冒険好きの一家で戦士の家系。ガドル家は勇敢な戦士として都市内で評価されており、1年に一度はドラッツェンの城に招かれて、姫将軍ジャルベッタや将軍たちへの謁見を許される。 今回はこのあたりで。 それではまた!! ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら 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