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2020年8月23日日曜日

T&T読者参加企画『カザン帝国辺境開拓記』 ep.13 No.2769

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T&T読者参加企画『カザン帝国辺境開拓記』 ep.13

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from 水波流
月イチペースでお送りする、読者参加企画。
今回は総勢19名のご参加を頂いております。

1点、みなさまにご報告です。
2018年12月から始まったこのゲームも、約1年半が経過し、そろそろ一区切りをつけたいと考えています。

理由は色々とあるのですが、
・開始当初考えていたものより小説ベースのゲームになり、GMもキャラクターに愛着が出てきたため、無造作に死亡させたりミッション失敗させたりしづらくなったこと
・ずっと同じキャラクターでゲームを続ける事で能力がインフレしてしまうこと
等があげられます。

具体的にはあと2回、ep.15で終了する形で考えています。
(それでも丸2年間の連載になりますね……感謝)
続編については、読者の皆さんからのお声を頂ければ、なにか考えてみたいと思っております。
それでは引続き、どうぞよろしくお願いいたします。

さて本文ですが、毎度の長文ですのでパソコンでご覧頂くのを推奨いたします。
もし携帯電話などで受信し、途中で切れたりしている場合は、下記バックナンバー保管庫からご確認をお願いいたします。
https://ftnews-archive.blogspot.com/

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事件の結末

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■事件A:8人出撃
〈大断崖〉風の峡谷の〈ダルゴンの大図書館〉の調査を継続する。
神の如き力を持つと言われた魔術師の1人、ダルゴンの遺した魔導書を手に入れることが出来れば、ひと財産である事は間違いない。
先遣隊の報告によると、2階特別閲覧室への入室には本1冊の寄贈が必須のようだ。赴く者はザルダック商店で購入を済ませておくように。
また未確認ではあるが、司書ゴーレムから得た情報によると2階から更に塔の最上階に館長室が存在するらしい。
各自、細心の注意を払って調査に当たるように。
脅威予測)中
報酬)大

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴

「やあやあ、司書くんお元気?」
 古城の石壁にポル・ポタリアの軽妙な声が響き渡る。
「ようこそいらっしゃいました、ミスター」
 恭しくゴーレムの司書が頭を垂れた。
「ねえキミの知り合いに美人、いや美ゴーレムっているかな? いやぁボクの友人に美ゴーレムを連れた海賊がいてさ。あんな感じに身の回りの世話とかお願いしたいんだよね〜」
 カウンターに身体を預けながら、意味のあるのかないのかわからぬ会話を続けるポルの背後で、初めての訪問となるカエル人サマが物珍しそうにあたりを眺めていた。
「これは……凄いものダナ」

 前回の探索を経て、各自は思い思いの書物を手に乗り込んできていた。
 司書とポルの会話に割り込むように、老兵メックリンガーが懐から取り出した冊子をカウンターに叩きつけるように投げ出した。
「デュラル殿によるとじゃな、『ウス=異本』という類の禁断の知識を載せた書だそうな。この大図書館にはふさわしかろうと思って有り金はたいて買ってきたのじゃ。さぁ、これを受け取って館長とやらにあわせんかーい!」
 カウンターに置かれた薄い冊子の表紙には『桃源エルフ村妖精狩り・異聞』のタイトルと肌色が多そうな人物画が見えた。
 続いてデュラルが苦笑しながら、その横に自分の本を重ねる。
「俺はこれだ。『グリムトゥースのトラップブック』……君のマスターもよくご存じだろう。迷宮罠作りの達人と呼ばれたグリムトゥースその人が手がけたとされる秘伝の書さ。今後の図書館の防犯対策にも役に立つはずだ」
 司書ゴーレムは嬉しそうに図解されているページをめくった。
「子供にと思って買ったものですが、面白くて、最後は切なくて、私読んで、泣いちゃいましたよ」
 スパイデイが遠い目をしながら絵本『岩悪魔の恩返し』を差し出す。その横からクリフが背負い袋から三分冊になった革装丁の本を取り出した。
「儂はヘローム王国時代以降の歴史書じゃよ。ここには古いものは沢山あるようじゃが、新しいものも必要じゃろうて」
「近代天文学に関する本をお持ちしました。日付と天気を記した巻物を見かけましたが、ここでは空に関する何かの観測研究をおこなっているのではありませんか。であれば、何かお役に立てるかと思いまして」
 アンドレアが静かな笑みを湛えながら専門的な学術書を差し出した。
「ワタシはこれダ……本当は、本人に直接お渡ししたかったのだがナ」
 サマが取り出したのは、魔術師ダルゴンの人物像・業績に関する論文をまとめた羊皮紙の束だった。
「これはこれは。マスターもお喜びになりますよ」
 司書ゴーレムが双眸の赤い光を瞬かせながら答えた。
 後ろからエミリアが珍しく躊躇したように差し出したのは、しっかりとした装丁の日記帳だった。
「希少本なんか買わずとも、もっと価値のあるものを持ってきた。いつの日かカザン帝国辺境開拓軍の誰かが、後世に残るような偉業を成し遂げたら、この日記にはとんでもない値がつくぞ。ここには普通の者なら知る事ができないプライベートな情報も書いてあるしな」
 興味深そうに覗き込んだ連中に、エミリアは言い訳がましく小声になりながら付け加えた。
「それに任務の中で、自分が死んだ途端に誰からも忘れ去られるのは面白くないから……」
「へえ、どんな風に書いたんだ」
「だ、ダメだっ。見るなっ」
 エミリアは顔を赤らめて拒否した。
 ポルは含み笑いをしながらそれを眺めつつ、自分の背負い袋に手を入れると安い作りの本を何冊も取り出した。
「ボクが持ってきたのはね、まずはこれ『ハッピー教聖典』人を集めて大儲けする宗教のやり方が書いてあるんだ。それに『素敵な(犯罪)結社の作り方』でしょ。仲間集めから運営、「こうしたら捕まるよ!」が詰まった一品だよ。それに、なるにはブックス幻の一冊と言われた『詐欺師になるには』……あとは『怖いお義父さんのいなし方』っと」
「一冊で結構です、ミスター……」
 司書ゴーレムが困ったように口を挟んだ。


 司書ゴーレムに見送られ、カウンター背後の大階段を上がると、二階の広間に出た。
 四方の壁には多数の紋章が飾られ、肖像画や風景画などが目に入る。1階に比べて書棚は少なく、見通しは良い。
 広間の奥には知恵の守護者たるスフィンクスの石像が台座に収まっている。その背後に二つの扉が見えた。
 一行は顔を見合わせる。アンドレアが小さく頷くと、デュラルと共に先頭に立って足を進めた。
 石像まであと数歩というところで、どこからともなく低い声が広間に響いた。
《よくぞ来た》
 アンドレアは1歩前に進みでると、丁重に礼をし話しかけた。
「貴方が館長か」
《そうとも言えるし、そうでないとも言える》
 禅問答のような答えが返ってくる。アンドレアは重ねて問いかける。
「では貴方がダルゴンなのか?」
《まさか。私ごときは神の如きダルゴン様には遠く及ばぬ》
 スフィンクスの石像は皮肉な調子で語り続けた。
《我はシーモア。蔵書の管理をマスター・ダルゴンより任されている》
「ではダルゴンとやらはここにはおらんと言うのじゃな?」
 メックリンガーが横から口を挟んだ。
《そうとも言えるし、そうでないとも言える》
 また謎めいた答えが返された。デュラルが端的な口調で切り返す。
「我々は魔導書の閲覧を希望している。特別閲覧室への入室条件となる書物については、先程納めさせてもらった」
《確かに確認している。貴公らの閲覧を許可しよう》
 スフィンクスの背後の右扉が、重々しい音を立てて開いた。

「さて、どうする?」
 エミリアが一行に尋ねかけた。
「まずは魔導書じゃろ」
「いや館長室も気になりますよ」
 メックリンガーとスパイデイが異なる意見を口にした。
 サマやポルは任せるとばかりにだんまりを決め込んでいる。
 思案げな様子でアンドレアが口を開いた。
「文献の調査にはしっかり時間をかけたいところです。であれば閲覧室は後回しにして、先に館長室を訪ねるのはどうでしょう」
「儂も賛成だ」
 クリフが顎髭を捻りながら頷いた。
「ねえシーモアくん。マスター・ダルゴンのお部屋には、どこから行けばいいんだい?」
 ポルが相変わらず物怖じしない様子で石像に語りかけた。
《謁見にはそれ相応の資格を示してもらわねばならぬ》
 スフィンクスは堅い調子で答えた。
《……と、普段なら言うところだが、貴公らに1つ頼みがある》


「やれやれ、また掃除とはの」
「いちいち文句を言うな」
 不満げなメックリンガーにエミリアが冷たい口調で言葉を封じた。
 司書長シーモアの依頼とは、塔に住み着いた大蜘蛛の退治。どうも先日、一階の書庫で一行が遭遇したのもその子蜘蛛だったようだ。
《奴らめ、私が動けぬのをいい事に、産卵して子蜘蛛まで増やしおって。後顧の憂いを断つためにも、根絶やしにして欲しいのだ》
 困った調子で話す石像の言葉を思い返しながら、エミリアはそっと含み笑いをした。
「武器がないんじゃぞ、武器が」
「いやぁ、でも今回は魔法の使用許可も事前に出ていることですし……」
「甘いんじゃ若造。備えあれば憂い無しと言うじゃろ。物事には常に万全を期さねばならんのじゃ。いいか、転ばぬ先の杖とも言ってな……」
 なだめるつもりで口を挟んだスパイデイが、いつもの長話に苦い顔で相づちを打っていた。
 エミリアとクリフが竜の牙を用意し、魔術の心得のある各自も詠唱の準備をしている。
「用意はいいな? 開けるぞ」

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【戦闘】
PC:アンドレアMR50防5、クリフMR40防5魔防5、デュラルMR30防5、スパイデイMR30防5、エミリアMR20防5、ポルMR20防5、メックリンガー老MR20防5、サマMR20防5
敵:マザースパイダーMR120防10、ヒュージスパイダーMR80*4

 *アンドレア、デュラル、スパイデイ、ポル《いだてん》詠唱。2回行動。
 *エミリア、クリフ、竜の牙使用。MR30スパルトイ*2召喚。

「さっさと片付けるぞ」
「了解」

1ラウンド:PC【398】 VS 敵【378】 /敵側に20ダメージ!(マザースパイダー120、ヒュージスパイダーA76、B76、C76、D76)

 *ヒュージスパイダーA、特殊能力/スパイダーウェブ(アンドレア/3ターンのあいだ攻撃力1/2)
 *ヒュージスパイダーB、特殊能力/スパイダーウェブ(デュラル/3ターンのあいだ攻撃力1/2)

「この前は不覚を取りましたが……きっちり訓練してきましたよ。借りは返させていただきます!」
 スパイデイが愛用の細身の剣に代わり、箒を構え、母蜘蛛に何度も突きかかった。

 *エミリア、屍人使いエルファニの指輪を使用。《L3これでもくらえ!》発動! マザースパイダーに60魔法ダメージ!
 *デュラル、ポル《凶眼》詠唱。攻撃力*3

2ラウンド:PC【442】 VS 敵【358】 /敵側に84ダメージ!(マザースパイダー54、ヒュージスパイダーA59、B59、C59、D59)

 母蜘蛛が体液をまき散らしながら奇怪な叫び声を発すると、塔の上部から子蜘蛛がカサカサと姿を現した。

 *増援:ヒュージスパイダーMR80*3
 *ヒュージスパイダーC、特殊能力/毒の牙(エミリア/5ターンのあいだ毎ターン防御無視3ダメージ)
 *ヒュージスパイダーD、特殊能力/毒の牙(クリフ/5ターンのあいだ毎ターン防御無視3ダメージ)

「くっ……長引くとこっちが不利か」
 噛まれた腕を抑えながらエミリアが警告する。
「各自、できうる限りの魔術を使え!」

 *アンドレア《これでもくらえ!》詠唱。マザースパイダーに20魔法ダメージ!
 *サマ《これでもくらえ!》詠唱。マザースパイダーに20魔法ダメージ!
 *デュラル《炎の嵐》詠唱。ヒュージスパイダーABCDに20魔法ダメージ!
 *ポル《メメコレオウスの黒き礫》詠唱。ヒュージスパイダーABCDに6魔法ダメージ!

3ラウンド:PC【362】 VS 敵【472】 /PC側に110ダメージ!(アンドレア44、クリフ31、デュラル24、スパイデイ24、エミリア11、ポル14、メックリンガー老14、サマ14、スパルトイA19、B19)

 *ヒュージスパイダーE、特殊能力/スパイダーウェブ(スパイデイ/3ターンのあいだ攻撃力1/2)

「集中しろ! 母蜘蛛さえ倒してしまえば……」
「ええい、奥の手じゃい」

 *メックリンガー《L2これでもくらえ!》の呪文石を使用。マザースパイダーに40魔法ダメージ! マザースパイダー死亡
 *デュラル、屍人使いエリファスの杖を使用。《L2これでもくらえ!》発動! ヒュージスパイダーAに40魔法ダメージ! ヒュージスパイダーA死亡
 *クリフ、炎の石を使用。ヒュージスパイダーBCDに合計32魔法ダメージ!
 *サマ《イーゼルヴァンの黒き夢》詠唱。ヒュージスパイダーE、昏睡。

 母蜘蛛は甲高い叫びとともに絶命し、ひっくり返ってビクビクと痙攣していた。しかし子蜘蛛の集団に依然周囲を取り囲まれている。
「数が多すぎる……」
 蜘蛛の巣に絡め取られ、何度も噛み付かれた数人は青い顔でうなだれており、長くは持ちそうにない。エミリアも同様に憔悴しきっていたが、やがて毅然とした表情を取り戻し懐に手を入れた。
「アンドレア、あれを使うぞ」
「!……わかった」

 *アンドレア、熊神石を使用。ワーベア化→MR+30
 *エミリア、熊神石の破片使用。ワーベア化→MR+25

4ラウンド:PC【230】 VS 敵【266】 /PC側に33ダメージ!(アンドレア74、クリフ28、デュラル24、スパイデイ24、エミリア33、ポル14、メックリンガー老14、サマ14、スパルトイA16、B16)

 *ヒュージスパイダーF、特殊能力/毒の牙(ポル/5ターンのあいだ毎ターン防御無視3ダメージ)
 *ヒュージスパイダーG、特殊能力/毒の牙(メックリンガー/5ターンのあいだ毎ターン防御無視3ダメージ)

 *デュラル、熊神石を使用。ワーベア化→MR+30

5ラウンド:PC【288】 VS 敵【271】 /敵側に17ダメージ!(マザースパイダー0、ヒュージスパイダーA0、B19、C19、D20、E78(昏睡)、F77、G77)

 *クリフ《イーゼルヴァンの黒き手》詠唱。ヒュージスパイダーCに10魔法ダメージ!クリフ10回復。

6ラウンド:PC【303】 VS 敵【263】 /敵側に40ダメージ!(マザースパイダー0、ヒュージスパイダーA0、B13、C13、D3、E71(昏睡)、F70、G70)
7ラウンド:PC【311】 VS 敵【249】 /敵側に62ダメージ!(マザースパイダー0、ヒュージスパイダーA0、B2、C2、D0、E61(昏睡)、F60、G60)
8ラウンド:PC【294】 VS 敵【192】 /敵側に102ダメージ!(マザースパイダー0、ヒュージスパイダーA0、B0、C0、D0、E41(昏睡)、F39、G39)
9ラウンド:PC【305】 VS 敵【108】 /敵側に197ダメージ!(敵全滅)

戦闘終了:アンドレアMR44/50防5、クリフMR35/40防5魔防5、デュラルMR24/30防5、スパイデイMR24/30防5、エミリアMR5/20防5、ポルMR2/20防5、メックリンガー老MR2/20防5、サマMR14/20防5、スパルトイA16/30(送還)、B16/30(送還)

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 体液と巣の残骸がこびり付いた塔の石壁を、報告を受けた司書ゴーレムが一心不乱に清掃していた。
 その様子を眺めながら休息を取っていた一行の耳に、唐突に年老いた声が響き渡った。
《上がってまいれ》
 塔の内壁に沿って設けられた螺旋階段が、淡い輝きとともにゆっくりと動き出した。
 一行は顔を見合わせ逡巡したが、やがて意を決して一人ずつ飛び乗った。

 塔の最上階はこの古城でもっとも美しく飾られた部屋で、壁や天井には装飾が施されていた。小さくはあるが大量の書物や古道具が収められた書斎のようで、全員が部屋に入ると背後で扉が自動的に閉まった。
 小型のパイプオルガンからは楽団もいないというのに小さく音楽が奏でられている。
《ようこそお若いの》
 眼前の書斎の椅子に、うっすらと透き通る姿で老魔術師が腰掛けていた。一行は驚きを隠せずに繁々とその姿を眺めた。
《ふん、こんなものが珍しいか。幻じゃよ。儂はここにはおらぬわ》
 老魔術師は面白くなさそうな調子で口を開いた。
「大魔術師ダルゴン、お目にかかれて光栄ダ」
 サマが一歩踏み出して、カエル人として敬意を表す仕草を取った。
《ほほう。さてはお主か。儂に関する文献を寄贈したというのは》
 ダルゴンはにやりと笑みを浮かべると、サマを見返した。
《頭の良いカエルめ。儂のことを詳しく知るものが未だにおるとはの》
 ダルゴンは満更でもない様子でつぶやくと、椅子に深く背を預けた。
《して何が望みじゃ》
「魔術師ダルゴン、高名な貴殿の独自の魔法を伝授賜りたいのだが」
 デュラルが一歩前に進み出た。
「わ、儂も」
 メックリンガーが慌てて続いた。
《何かを得るためには何かを支払わねばならぬ。それが物事の道理というもの》
 老魔術師の眼光が鋭く光る。
《……しかし、そうじゃな。そう難しい事でもない。この館を維持するため、司書たちでは手が回らぬ雑用が幾つかある》
 ダルゴンは顎に手をやり、しばらく思案するように首をかしげてから、口を開いた。
《それに、既に書庫やこの塔は掃除してくれたようじゃしな》
 億劫そうに片手を振ると、サイドテーブルの上に鎖で繋がれた漆黒の大きな魔導書が、風もないのにパラパラとめくれ、やがて頁が開いた。
 デュラルたちは食い入るようにその頁を見つめた。
《ああ、それからその辺のガラクタで良ければ持っていっても構わんぞ》
 ダルゴンは一行の背後にある、ごちゃごちゃと雑多なものが押し込まれた棚を指差した。
 エミリアとクリフが興味津々といった様子で、棚の古道具に手を伸ばした。
《う゛う゛う゛う゛う゛う゛……》
 棚に立てかけられた杖が、まるで呻くようにカタカタと振動し、エミリアはぎょっとした様子で老魔術師を振り返った。
 ダルゴンはいかにも面白そうにくっくと含み笑いをする。
《愚かなダーヴィドよ。静かにするのだ。120年ぶりにここから出る機会をお前にくれてやろうというのだぞ》
 そう語りかけると、杖の震えが止まった。一行は気味悪げに遠巻きに眺めていた。
《儂の秘術を盗もうとした不肖の弟子よ。数百年はそうしておるわ。たまには外に出たかろうて。お主らに貸し与えるゆえ、飽きるまで使うが良いぞ》


 一夜明け、外壁の清掃と草むしりを行った末、特別閲覧室の蔵書の閲覧もひと通り済ませた一行はそろそろ砦に帰る算段を始めていた。
 そこへアンドレアが、自分はもう少し残ると告げた。
「ここの本ですが、貸出はできずとも写本なら許可を頂けるそうですから。写して帰りたいんですよ」
 あらかじめ見越していたのだろう。数日は泊まり込みできるよう、アンドレアは食料と水を多めに持参していた。

 夕刻になり、帰路につく一行をアンドレアは古城の入口で見送った。各々が収穫物を手にし、浮かれた様子で峡谷の小道へ向かう。
 そこへ、司書ゴーレムが足音も激しく追ってきた。一行の怪訝な視線が、前回同様にポルに集まる。
 しかし司書ゴーレムは一冊の本を片手に差し出した。
「こちらをお忘れです」
 革装丁の自費出版本には『ポル・ポタリアかく語りき』と金文字で書かれていた。
 こっそり置いてきたのがバレてしまったポルは気まずい顔で苦笑した。


∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
☆戦果
アンドレア →熊神石が完全に砕け散った。写本入手、持参した巻物にダルゴンのオリジナル呪文を1つ書き写させてもらえた。
エミリア →熊神石の破片が完全に砕け散った。
クリフ →炎の石を使用した。
サマ
スパイディ
デュラル・アフサラール →熊神石が完全に砕け散った。
ポル・ポタリア
メックリンガー老 →《L2これでもくらえ!》の呪文石を使用した。

■入手した財宝
全員、下記から好きなものを1つ選択して下さい。
物品はそれぞれ1つしか無いため先着順。(呪文習得は重なっても可能)

・特別製の魔法の杖《愚かなダーヴィド》(一通りの魔法を習得しているが、気が向いたときにしか発動しない)
・《教え》:《ダルゴンの暗き眼差し》(敵1体を永続的にMR半減/1事件に1回使用可能)
・《教え》:《ダルゴンの暗き残像》(2体の分身を作成し身代わりとする。分身はダメージを受けると霧散する/1事件に1回使用可能)
・《教え》:《ダルゴンの暗き雷鳴》(5ターンの間、敵1体に魔法ダメージ15点/1事件に1回使用可能)
・《魔神の剣》の呪文石*2 5ターンの間、ダメージ3倍/1回限り
・《魔神の盾》の呪文石*2 5ターンの間、防御点3倍/1回限り
・異界獣の黒曜石*2(MR40ブラックハウンドを召喚/1回限り)
・魔除けのメダリオン(魔法防御+10)

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■事件B:4人出撃
聖遺物のひとつ《鏡》をなんとか手にし、砦に戻った君たちを司令室にてガガック兵長が出迎えた。
「〈竜塚〉の部隊から伝令だ。今のところ、竜の鳴動は抑え込めているとの事。しかしそう長くは持つまい」
西方エルフ森林警備隊長ギルサリオンは悩みながら言葉を重ねる。
「時間が足りぬか。どうにか二手に分かれられればよいのだが」
守護獣への対処は不安が残るが、君たちに片側を探索してもらい、ギルサリオンと森林警備隊が残る側に当たることとしたい。
《玉》と《杖》……どちらを選ぶべきか?
脅威予測)中
報酬)小

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴

 〈シャンキナルの森〉の奥へと再度進軍した一行は、〈聖地シャンス〉で二手に別れた。
 ギルサリオン隊長率いる森林警備隊の一団を見送ると、レックス砦の一行は目の前の霊廟を振り仰いだ。聖地はいつ来ても薄暗く、不気味に静まり返っていた。
 聖遺物のひとつ《玉》がそこには安置されているはずであった。かつて竜と戦い、太古の故郷〈ホーラ・ルー・ヤー〉よりこの地に降り立った〈古き森〉の主たち。そして彼らが西方エルフに授けたとされる人外の力を秘めた三種の聖遺物。来るべき竜との戦いのために創られたものなればこそ、〈カザンの悪夢〉を封じる際にもエルフ王ベリエンベールによって使われたのだろう。
 一行は深き森の静寂に気圧されたように、無言で霊廟を見つめていた。

 その一行から少し離れたところで、獲物を狙う鷹のような目で油断なく周囲に気を配っている一人の女がいた。今回のために雇われた剣士だ。褐色の肌に縮れた毛をドレッドヘアに編み込み、炎の大地と呼ばれるゾルの伝統的な刀剣フリッサを帯び、鰐皮の胸当ての上から赤いマントを纏っている。
「一緒に探索するのは久しぶりだな、ゲルダ」
 今回の雇い主であり、旧知の仲でもあるマロウズが後ろから話しかけた。
「ああ。アンクル・アグリーの地下迷宮以来か」
 女剣士ゲルダは厳しい顔を緩め、にこりと笑顔を向けた。
「俺たち4人だけでは力不足。お前の剣の腕が頼りだ」
「……マロウズ、お前の頼みとあれば、私はいつでも力を貸す。それがあの迷宮で命を救われたお前への恩返しだ」
「ありがとう、ゲルダ」
 マロウズは何かを思い出したのか、ふと噛みちぎられたような右耳の古傷にそっと手を当てた。

 ヘルトが提げている見慣れない武器を目にし、ニンツが声を掛ける。
「へえ、新調したのか?」
「ああ、先日は慣れぬ棒術で無様なところを見せてしまったからな」
 そう言ってヘルトが陽に掲げた武器は、鋭い黒曜石の刃を複数、木製の直刀に固定したものだ。
 太陽を崇めるという南のスコーピオン連邦でよく使われている刀剣で、現地の言葉ではマクアウィトル、カザン語でいう「手の木」と呼ばれていた。切れ味は金属剣と比べても遜色なく、人間の首をも切断でき、古来は太陽に捧げる生贄の儀式にも使われていたらしい。
 ヘルトがこれまで愛用していた剣を霊廟の入口に置くと、ニンツも同じように鉄製の短剣を腰から外した。そして借り物の黒曜石の短剣を取り出し、ふた振りを腰に下げ、もうひと振りをヘルトに渡した。
「そういうお前は……魔術訓練を受けていたようだが」
「ああ、エルフどもはいい顔しねえだろうが、そんなこと言ってられる状況じゃねえ」
 ニンツはへっと笑うと早口で言葉を続けた。
「大事の前の小事ってやつだ。こっちのやり方でやらせてもらうぜ」

 カーモネーギーは弓の弦の調子を確かめながら、不安な様子を隠せずにいた。
「いるんだろうなぁ。ここにも守護獣とやらが……」
 前回の激しい戦いを思い出し、頭を何度も振って嫌な考えを追いやった。
「ほんとに、正攻法しかないのかなぁ……」
 一行の士気に水を差すわけにもいかず、カーモネーギーは独り言ちた。

 全員が改めて霊廟の入口を眺めた。深い暗闇が口を開けている。果たしてどこまで続いているのか。
「第二の聖遺物は、玉……か」


 一行は慎重に霊廟の奥に足を運んだ。《鏡》の霊廟と造りは同じらしく、奥の広間に向かう回廊はひんやりとした静謐な空気に満ちていた。
 石畳には一行の靴音だけが硬く響きわたる。緊張を紛らわすためか、ニンツが黒曜石の短剣を弄りながら軽い調子で呟いた。
「隊長のやつは上手くやってやがるかね」
「……人のことを心配している余裕はないと思うがな」
 マロウズが少し硬い調子で応えると、すっと前方を指し示した。一寸先も見通せない暗闇の先に、大広間が口を広げていた。
 先行したヘルトが無言で篝火に松明の火を移すと、柱が立ち並ぶ大広間が、明かりに照らされて浮かび上がった。
「……《鏡》の時と違って、デカブツはいねえようだな」
 ニンツが奥の祭壇の上に置かれているアカシアの木の箱に目をやりながら呟いた。
 《鏡》の霊廟と同じく優美な装飾を施された聖櫃は、広大な玄室の主として堂々たる様子で安置されている。

《汝、力を求めるか》

 一行の脳裏に、低い声が直接響き渡った。
「油断するな。囲まれているぞ」
 女剣士ゲルダが警告の声をあげる。
 カーモネーギーが慌てて周囲を見回すと、立ち並ぶ柱の1柱1柱に、台座に飾られた木製の像が据え付けられていた。神像は左右にずらりと立ち並び、全部で39柱。それぞれまるで違うモチーフの異形の獣が象られ、印象的なポーズを取っていた。

《汝、力を求めるか》

 声が再び問いかけた。意を決してマロウズが一歩前に進み出る。
「……求める!」

《力を求める者よ。ではその資格を示すが良い》

 夜空を模した天蓋に、無数の星が煌めいた。星々はみるみるうちに強く輝きを増し、やがて雷のように激しい光が地上に舞い降りた。光に撃たれた8柱の神像が威圧感のある動きで台座から降り立つ。
「さぁて、御伽噺のようにいくかな……」

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【戦闘】
PC:マロウズMR40防5、ヘルトMR40防5、ニンツMR35防5、カーモネーギーMR35防10、女剣士ゲルダMR60防5
(ヘルト、ニンツは借り物の武器の為MR-5)
敵:守護獣*8(紫微、貪狼、巨門、禄存、文曲、廉貞、武曲、破軍) 
MR32防5魔防10

 *守護獣・紫微 特殊能力/恐怖の叫び。カーモネーギー行動不能。

 辺りに響き渡る叫びを耳にしたカーモネーギーが、引きつった表情で足をガクガクと震わせる。
「引け。任せろ」
 ゲルダはカーモネーギーを後ろに押しのけ、片刃剣フリッサを素早く引き抜くと、鋭い切っ先で二連続の突きを入れ、流れるような動きで刀身を横に薙ぎ払った。緩やかに湾曲した鋭利な刃が、木像の表面を撫で切りにする。

1ラウンド:PC【163】 VS 敵【219】 /PC側に56ダメージ!(マロウズ34、ヘルト34、ニンツ29、カーモネーギー34、女剣士ゲルダ54)

 *守護獣・貪狼 特殊能力/雷招来。ゲルダに30魔法ダメージ

「危ないっ!」
 自分を取り戻したカーモネーギーが急いで防護呪文を詠唱する。

 *カーモネーギー《わたしを守って、あなたを守って》詠唱。ゲルダの魔法防御+15。

「す、すまん」
 ゲルダが冷や汗を拭いながら礼を言った。
「いや、こっちこそだよ」

 *マロウズ《いだてん》詠唱。2回行動。

2ラウンド:PC【221】 VS 敵【242】 /PC側に21ダメージ!(マロウズ34、ヘルト34、ニンツ29、カーモネーギー34、女剣士ゲルダ39)

 *守護獣・巨門 特殊能力/流星招来。ニンツに30魔法ダメージ
 *ニンツ《ないことに》詠唱。守護獣・巨門の《流星招来》を無効化

「悪ぃがめんどくせえのは無しにさせてもらうぜ」

 *カーモネーギー《いだてん》詠唱。2回行動。
 *マロウズ、ヘルト《死の刃》詠唱。攻撃力*2。

3ラウンド:PC【331】 VS 敵【235】 /敵側に96ダメージ!(紫微25、貪狼25、巨門25、禄存25、文曲25、廉貞25、武曲25、破軍25)

 *守護獣・禄存 特殊能力/威圧の叫び。ヘルトMR半減。
 *ヘルト《ないことに》詠唱。守護獣・禄存の《威圧の叫び》を無効化
 *ニンツ《これでもくらえ!》詠唱。紫微に20魔法ダメージ!(紫微15)

「まずいな……あまり長引くとこっちが不利だ」
「奥の手も使いどころってとこだな」
 マロウズとヘルトが肩で息をつきながら目配せした。

4ラウンド:PC【233】 VS 敵【218】 /敵側に15ダメージ!(紫微15、貪狼25、巨門25、禄存25、文曲25、廉貞25、武曲25、破軍25)

 *守護獣・文曲 特殊能力/月光招来。PC側全員に15魔法ダメージ。
 *カーモネーギー《ないことに》詠唱。守護獣・文曲の《月光招来》を無効化
 *ニンツ《L2これでもくらえ!》の呪文石を使用。貪狼に40魔法ダメージ!(貪狼・無力化)

「いよぉし!」
「でも兄貴……魔術の残りが、もう……」
 喝采を上げるニンツと対照的に、カーモネーギーが不安そうな顔で呟いた。

5ラウンド:PC【180】 VS 敵【211】 /PC側に31ダメージ!(マロウズ39、ヘルト33、ニンツ28、カーモネーギー34、女剣士ゲルダ38)

 *守護獣・廉貞 特殊能力/炎の息。PC側全員に15魔法ダメージ

「くっそ、炎には炎……やるぞヘルト!」
「ああ」
 マロウズが目の前の守護獣と切り結びながら、ちらりと横目を送った。
「ゲルダ、時間を稼いでくれ」
「……承知」
 ゲルダは一歩前に踏み出すと懐から、信じられないほど邪悪な形をした投げナイフを取り出した。
 大きく振りかぶって勢いをつけ、水平に投げつけると、多方向に刃の伸びたナイフはグルグルと回転しながら飛翔し、守護獣たちを次々に切り裂いた。
 その隙に左右に分かれたヘルトとニンツは魔法語を詠唱した。
「原祖たる太陽の灼熱を用いて、我が敵を打ち倒す焔よ来たれ……」
 二人は襲い来る守護獣の鉤爪を、詠唱を途絶えさせず身をかわす。
「「《炎の嵐》!」」
 *ヘルト、ニンツ《炎の嵐》詠唱。敵全体に20魔法ダメージ*2
 *守護獣・武曲 特殊能力/氷の息。《炎の嵐》を1つ無効化

6ラウンド:PC【147】 VS 敵【156】 /PC側に9ダメージ!(マロウズ24、ヘルト18、ニンツ13、カーモネーギー19、女剣士ゲルダ23)

 *守護獣・破軍 特殊能力/陽光招来。PC側全員に15魔法ダメージ。
 *ヘルト《ないことに》の呪文石を使用。守護獣・破軍の《陽光招来》を無効化
 *ニンツ、奇跡的な回復薬を使用。10回復。
 *カーモネーギー、ゲルダ、神の如き回復薬を使用。30回復。
 *マロウズ、エルブンダガーを使用。銀狼化→MR+20

7ラウンド:PC【210】 VS 敵【142】 /敵側に68ダメージ!(紫微0、貪狼0、巨門10、禄存10、文曲10、廉貞10、武曲10、破軍11)
8ラウンド:PC【186】 VS 敵【121】 /敵側に65ダメージ!(紫微0、貪狼0、巨門4、禄存4、文曲4、廉貞4、武曲4、破軍6)
9ラウンド:PC【189】 VS 敵【109】 /敵側に80ダメージ!(敵無力化)

《汝らに、資格あり》

戦闘終了:マロウズMR33/40防5、ヘルトMR18/40防5、ニンツMR23/35防5、カーモネーギーMR35/35防10、女剣士ゲルダMR53/60防5)

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 守護獣たちが動きを止めると、満身創痍の一行は祭壇の聖櫃に近づいた。
 ニンツが無造作に聖櫃の蓋を開けると、中には小ぶりな勾玉が安置されていた。
 取り出された勾玉は神秘的な深い緑色を湛えており、見つめているだけで自然に背筋が伸び、身の引き締まるような感覚があった。
 勾玉の表面には、上位エルフ語でこう刻まれていた。

イ・オツ・ミスマル
《神の印が私を守護する》


「遅すぎる……」
 霊廟の前でギルサリオン隊長以下、森林警備隊の一団を待つマロウズの声には困惑が含まれていた。
 森には日暮れが近づいていた。
 空には暗雲が立ちこめ始め、遠くでごろごろと雷の音が耳に響いた。
「何やってやがるんだ、隊長のやつ」
 応急処置をした怪我の具合を確かめながら、石段に腰を下ろしたニンツが苛立たしげに口にした。

 やがて雨が降り出した。
 一行は無言で雨音を聞きながら、森を眺め続けていた。
 ふとカーモネーギーがなにかを目にし、立ち上がった。四人も遅れて視線を走らせる。
 雨の中、森の奥から足を引きずりながら、ギルサリオンが姿を現した。
 折れた左手が力なくだらりとぶら下がっていた。
「無様なところを見せたな」
「お前一人だけか? ほかの奴らは」
「森林警備隊は全滅だ……貴様らはうまくやったようだな」
 ギルサリオンは額に流れる血の混じった雨水を拭いもせず、右手に握りしめた一本の杖を一行に差し出した。
 その杖は、見た目の簡素さとは裏腹に神威に満ち、全身から不思議に芽が吹き、生命の輝きを湛えている。
「《杖》と……《鏡》、お前たちに託す。私も必ず後から……」
 そう言い残すと、ギルサリオンは糸が切れた人形のようにぐらりと身体を傾けると、雨の中に倒れ伏した。


∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
☆戦果
"片耳の"マロウズ →戦闘後の探索で《そこにあり》を詠唱。隠された財宝を発見。
カーモネーギー →神の如き回復薬を使用した。戦闘後の探索で《そこにあり》を詠唱。隠された財宝を発見。
ヘルト →《ないことに》の呪文石を使用した。戦闘後の探索で《そこにあり》を詠唱。隠された財宝を発見。
偵察兵のニンツ →奇跡的な回復薬を使用した。戦闘後の探索で《そこにあり》を詠唱。隠された財宝を発見。

■隠された財宝(副葬品)
全員、下記から好きなものを1つ選択して下さい。
それぞれ1つしか無いため先着順。

・七星剣(MR+20)
・クリス・アカラベス(MR+10/魔法防御+10)
・星のメダリオン(流星招来・敵単体に魔法ダメージ30/1事件に1回使用可能)
・神像を模した人形(MR40守護獣召喚/1事件に1回使用可能)

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■事件C:7人出撃
〈大断崖〉手前の盆地の古代帝国時代の塔について、探索を継続する。
第四階層は古典的とも言える石造りの迷宮になっているようだ。
幻術によるものか不可思議な現象も起こっている。一層の注意をして探索に望むように。
もし具体的に調査したい部屋などがあれば申告せよ。
(下記より方針を選択して下さい)
・新しいエリアへ進むことを重視
・未探索の扉や通路を埋めていくことを重視
・各部屋の中を丁寧に調査することを重視
脅威予測)未知数
報酬)莫大・金貨よりも魔法の物品の入手可能性が高い

■現在の攻略状況(MAP)
https://ftbooks.xyz/ftnews/KhazanEmpire/4F_MAP2.png

攻略済み
【#6】町の幻影
【#1】レッドドラゴンの幻影
【#9】酒場の幻影
【#13】バラクたちの幻影
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【隊列】
前衛:ソーグ、ヤスヒロン、へーざぶろー
中衛:万太郎、ケン、シャオリン
後衛:ヴェルサリウス、ハンタードール、バードドール

【進路】
第四階層到着→北2→西4→南2→東2→南2
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「ここに来るのも三度目か……」
 第四階層の迷宮の石壁に、万太郎の呟き声が虚ろに響き渡った。遅々として進まぬ探索を前に、一行も無言でその意に同じた。
「で、隊長。今度はどこから行くよ?」
 左右の通路を見回しながら、ソーグが問いかけた。
「遅参の借りは働きで返させてもらうさ」
 出発ギリギリで追いかけてきた事をしきりに詫びつつ、ソーグは照れたように頬をかいた。
「そうだな……【#9】の、例の酒場の幻影の部屋から別の扉に行こうか」
「了解」
 前回の探索から新たに何か仕掛けられた痕跡がないか手早く目を走らせたあと、ソーグはそっと扉を開けた。

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Room #6:
・東西4ブロック*南北3ブロック
・扉(北・南・東・西)
・古ぼけた家具

【進路】
扉(南)→東2→南4→扉

Room #9:
・東西5ブロック*南北5ブロック
・扉(北・南*2・東・西)
・カウンター、テーブル、椅子、水飲み場、戸棚、汚い毛皮、汚物の入ったバケツ、廃棄された武器
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「まだ行ってないのは、西と南西と北か……」
「いや、北はさっきの【#6】につながってるだけだ。こないだクリスティと調べておいた」
「ほう、手回しが良いではないか」
 へーざぶろーの発言にヴェルサリウスが満足げに頷いた。
 一行は、西と南西のどちらに向かうか軽く話し合い、結局、南西の扉を選ぶことにした。西は以前、ウルクの武装兵が大挙として突入してきたイメージが強く、幻影とわかってもあまり気分のいいものではない。
 
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【進路】
扉(南西)→南2
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「ん……?」
 T字路にぶつかり、前衛のヤスヒロンが左右を確認すると奇妙な声を上げた。
「どうした」
「いや、たぶんその扉は【#13】のだな」
 ヤスヒロンは左手に少し進んだ先に見える、金属板のはめ込まれた重々しい鉄扉を指差した。
「へえ、よくわかるな」
「あの電撃の痛みは忘れん」
 ヤスヒロンはまだ痺れが残っているかのように右腕をさすった。

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【進路】
西2→北2→西2→南2→扉
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 2ブロック進むごとに右へ、左へ、また左へ……。
 一行の前に、また扉が現れた。通路はまだ西へと続いている。
 ソーグはチラリと振り返り、同意を確認すると扉を調べ始めた。

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・扉
 調査(ソーグ)→罠も鍵もかかっていない→開く

Room #11:
・東西2ブロック*南北3ブロック
・扉(北・東・西)
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 木製の簡素な作りの扉をそっと押し開けると、そこは狭い小部屋だった。左右に扉が見えるが、それ以外特に目立ったものも無い。
「これくらい小さいとアタシには丁度いいサイズなんだけどナァ」
 シャオリンが新人のナカダンジョウ・ケンに話しかける。東洋風の装束を身に纏ったこの男は、万太郎やシャオリンと同じようにソナン・イエからやって来たのかと思われたが、よくよく話を聞くとどうやらニホンという国から不思議な門をくぐり抜けて、この世界に迷い込んできたらしい。
「押忍! 先輩にはお似合いであります!」
「アリガト」
 ソーグは二つの扉に目を走らせると、まず東側の扉を調べ始めた。
「やれやれ、盗賊が俺しかいないってのは参ったね……」
 イェスタフはカンダック師からの呼び出しでスラムグリオン魔法学校へ向かっている。前回活躍してくれた女盗賊クリスティも今回は雇う資金がなく、金の切れ目が縁の切れ目と離れていった。

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・扉(東)
 調査(ソーグ)→罠も鍵もかかっていない

・扉(西)
 調査(ソーグ)→罠も鍵もかかっていない
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「めずらしいな。入口はおろか、どの扉にも何の仕掛けもないなんて、この階層では初めてだ」
「そういう時こそ注意が必要だと思うがね」
 ヴェルサリウスが古代帝国の宝珠を掲げた。魔術的な光が古ぼけた石壁をまばゆく照らす。しかし光が収まったとき、隠されたものを示す紫の発光はどこにも無かった。
「ふむ。こういうこともある、か。」
 ヴェルサリウスが呟き、宝珠を懐にしまった。
 もう安心と判断し、へーざぶろーが東の扉を押し開ける。
「長い通路が続いているぞ」
「こっちはすぐに別の扉だヨ」
 シャオリンが西の扉を引き開けながら報告した。
「手近な方は後に回そう」
 万太郎が決断し、ソーグが東の奥の扉へ先行した。

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【進路】
扉(東)→東3
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 まっすぐな通路をしばらく進むと、奥にまた扉が見えた。ヤスヒロンは歩きながらなにか違和感を覚えた。足下の感覚が妙におかしい。しかし、何だ……?
「あ、わっ」
 シャオリンが急に転んで尻餅をついた。万太郎が苦笑しながら手を差し出す。シャオリンが床に着いていた手を伸ばしたが、その手がぬるりと滑った。
「な、なんだ?」
「後ろ!」
 ヴェルサリウスが警告の声を上げた。入ってきた扉の方角を振り返ると、気づかぬうちに廊下の床の角度が斜めに持ち上がっており、一行はやや下に向かって進んでいる格好だった。違和感の正体に気づいたヤスヒロンは舌打ちをした。
 そして更に悪いことに、側壁から大量の油が噴出し激しく流れ始めた。
「うわぁぁぁぁあああ」
 一行は有り得ない速度で東へ向かって廊下を滑り続けた。

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【進路】
(強制移動)東2→扉(激突) *全員MR-5
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 激しい音を立てて数人が扉に激突すると、扉は内へ開いた。全員が団子状態にもつれ合いながら、部屋の中央までゴロゴロと転がり込んで、金属製の檻に身体をぶつけてようやく勢いが止まった。
 油の濁流はご丁寧に扉の足下の排水溝に吸い込まれていく仕掛けになっていた。
「ここは……?」
 頭を振りながら万太郎が周囲を見回した。見覚えのある檻がいくつも目に入った。そこは前回の探索でやってきた【#13】の部屋であった。

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Room #13:
・東西3ブロック*南北5ブロック
・扉(北・東・西*2)
・一部崩落した天井、猛獣用の檻、樽、コート掛け、鉄の棒
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 一行は油でヌルヌルになった身体を引きずって、北の扉から出て元の部屋を目指した。不快な匂いを身に纏いながら、先ほどと同じ道を辿る。

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【進路】
扉(北)→西5→北2→西2→南2→扉

Room #11

【進路】
扉(西)→西1→扉

・扉
 調査(ソーグ)→罠も鍵もかかっていないが歪んで開かない。
 蹴破る(へーざぶろー)→開かない
 蹴破る(へーざぶろー)→開かない
 蹴破る(へーざぶろー&ケン&ヤスヒロン)→開かない
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「チェストー! セイッセイッセーイッ!」
 ケンが習い覚えた武術の型で、扉を連続で蹴りまくった。しかし扉はビクともしない。
「だめだな、こりゃ。別なところへ回るか」
 へーざぶろーがあきらめ顔で振り返った。同意の旨を返そうとした万太郎の耳に、ゴゴゴと重い石が擦れるような音が響いた。
「ん……なんだ」
 周囲に目をやると、両側の壁に小穴が開き、液体が噴出するところであった。
「またかよぉぉぉぉぉおおお」
 全員が叫ぶと同時に、床が斜めに持ち上がった。

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【進路】
(強制移動)東1→扉(激突)→東2→扉(激突)→東5→扉(激突) *全員MR-5
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 扉に激突しつつ【#11】の部屋を通過し、長い廊下に何度も身体をぶつけながら、全員そのまま【#13】の部屋まで転がり込んだ。
 一行は悪態をつきながら身体を起こし、気を取り直すと、痛む身体をさすりながら三度目となる道を辿った。
 【#11】の扉を越えた先に、もう一つ南向きの扉が見えたのをソーグが指摘したからだ。構造上はさっき開かなかった【#11】から続く通路がここに繋がっていていいはずだった。

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【進路】
扉(北)→西5→北2→西2→南2→扉(無視)→西3→扉

・扉
 調査(ソーグ)→罠発見!(ギロチン扉)→罠解除(ソーグ)→解除失敗!
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「罠はあるが、古典的なやつだ。扉を開けた拍子に、扉の脇柱に沿って巨大なギロチンの刃が落下してくるって仕掛けさ」
「ふぅむ。わかっていれば避けられなくはなかろうが……」
「すまんが俺の腕じゃ無効化は出来なかった」
 ヴェルサリウスとソーグが並んで思案する。
「アタシが開けて、すぐピューンって逃げようか」
「いやそりゃ無理だろ」
 シャオリンの提案をへーざぶろーが一蹴した。
「小鬼に開けさせよう」
 ヤスヒロンが一歩進み出た。兜のスリットから細めた目で扉を睨みつけ、甲高い音で下手くそな口笛を吹く。一行はあっけに取られた様子で見守った。
 やがて通路にくすぶった煙があがり、小さなコウモリの羽が生えた1匹の小鬼が躍り出た。
「ハイなハイな。呼びましたかダンナ〜」
「この扉の罠を解除してくれ」
 ヤスヒロンはむすっとした様子で扉を指し示した。
「こんなもん、ワイに任せてもろたら、ちょちょいのちょいや!」
 小鬼は扉を眺めると、なにやら気難しげな表情をすると、聞いたことのない言葉でなにかを唱えた。扉が不思議な光に包まれる。
「ほうら、終わりましたでえ」
 小鬼は無造作に扉を引き開けると、恐ろしげなギロチンの刃が落ちてこないのを証明するように、何度も出入りした。そして得意げな様子でヤスヒロンを振り返った。
「また口笛吹いてくれはったら、いつでも駆けつけまっせ〜」
 ケケケと笑い声を残しながら小鬼は姿を消した。ヤスヒロンはふうとため息をついた。
 一行は動きを止めているギロチンを横目に、恐る恐る扉をくぐった。

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Room #10:
・東西4ブロック*南北4ブロック
・扉(北・南*2・東*2)
・トゲだらけの大穴
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「な、なんだこいつぁ」
 へーざぶろーは部屋をのぞき込んで唖然とした表情で呟いた。
 部屋の中央にはびっしりとスパイクが敷き詰められた穴が大きく口を開けており、その縁の部分をぐるりと取り巻くように、回廊状に床が配置されている。
 南と東に2つずつ扉が見えた。おそらく東のどちらかが、【#11】へ続く通路のはずだ。
「慎重に進む必要があるな。右回りか、左回りか……」
 ヴェルサリウスが思案げな様子で口にした。
 2人並べばぎりぎりという通路幅で、足を踏み外せば串刺しは必至である。一行はおっかなびっくり右回りに歩を進めた。最初の扉に辿り着き、ソーグが手早く調査した。
「間違いない。これはさっきの扉だ」
「開けるなよ。もう油まみれになるのはごめんだ」
 万太郎が苦笑しながら答えた。へーざぶろーもそれを笑いながら、先の扉へ向かった。
 その瞬間、へーざぶろーの姿が消えた。
「!?」
「待て。進むな」
 ヴェルサリウスの制止を受けて、万太郎が急いで懐から《そこにあり》の呪文石を掴み出した。魔術の光とともに辺りの光景がぐにゃりと歪み、一変する。
 中央の大穴はどこにも無く平らな床が広がり、変わりに目の前に奈落が口を開けていた。慌てて覗き込むと全身を強く打ったへーざぶろーが倒れ込んでいた。
 ソーグはロープをヤスヒロンとケンに握らせると急いで奈落の底に降り立ち、へーざぶろーの具合を確かめた。命に別状はないが重傷だ。
「そっと引き上げてくれ。そっとだ」
 床に寝かされたへーざぶろーは低いうめき声を上げた。
「誰か薬を持っていないか」
 何人かが懐に手をやった。しかしヤスヒロンがそれを制して前に出た。
「先日手に入れたものだが……」
 ヤスヒロンのごつい手に、古めかしい指輪がはめられている。
「ザルダック商店の鑑定士の言うことには、回復の力があるらしいんで」
 そう言いながら、手のひらをへーざぶろーの身体にかざす。柔らかな光がヤスヒロンの手から放たれた。
 へーざぶろーの荒い呼吸が徐々に整ってゆく。
「ディニエルが……妹が昔、怪我したときにはこうして治してくれたな。まぁ兄さん、気の毒に、って」
 ヤスヒロンは遠い目をして呟いた。

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・扉(東南)
 調査(ソーグ)→罠はかかっていない
 鍵開け(ソーグ)→鍵開け成功!

・扉(南東)
 調査(シャオリン)→失敗
 《そこにあり》の呪文石(シャオリン)→罠はかかっていない
 鍵開け(シャオリン)→鍵開け失敗
 蹴破る(シャオリン)→開かない
 蹴破る(シャオリン&ヤスヒロン)→成功

・扉(南西)
 調査(へーざぶろー)→失敗
 《そこにあり》(へーざぶろー)→罠はかかっていない
 鍵開け(へーざぶろー)→鍵開け失敗
 蹴破る(へーざぶろー)→成功

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「こっちとこっちは繋がってるヨ!」
「先輩がた、こちらの通路が先に通じているようです!」
「ようし、どんどん行くぜ!」
「いやお前ら……もうちょっと、その、慎重にやれよ」
 力ずくで突き進む前衛たちに、ソーグは呆れたように天を仰いだ。とは言え、ここが生き物の住処では無いだけまだマシではあった。
 しばしの力任せの探索の成果で、結局のところ【#10】から伸びる通路はどれも【#13】の部屋に繋がっていることがわかった。
 引き時を感じてはいたが、まだ何の収穫もないのは後ろ髪を引かれるところであった。せめて、何かひとつふたつは見つけて帰りたい。
 一行は【#10】の部屋の北扉から出て、さらに探索を継続することにした。

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【進路】
西1→北2→東2→北2→T字路→西2→扉

・扉
 調査(ソーグ)→罠はかかっていない
 鍵開け(ソーグ)→鍵開け成功!

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 踏み込んだ部屋は、薄暗く先が見通せない様子だったが、中央にぼんやりとランタンの灯りでテーブルが照らされていた。
 数人の人影が椅子に座ってなにやら話し込んでいるように見えた。
 ソーグは小さく舌打ちし、誰も聞こえないように呟いた。
「気に入らねぇ……」
 警戒しながらテーブルに近づく一行に、目つきの悪い細身の男が振り返ると、わざとらしい大袈裟な身振りで制止した。
「シーッ、悪いな客人。今はデカい賭けの最中なんだ。遊びたけりゃ、順番を待つんだな」
 テーブルでは神経質な顔つきの男が手元のカードをじっと眺めていた。よく見ると手先が震え、唇は青ざめている。かたや周りの観客はにやにやしながらそれを見つめている。
「なんだ……賭博場……?」
 万太郎が不信感もあらわに呟いた。
「馬鹿な。こんな所にある訳が無い。およそこれも……」
 ヴェルサリウスが小声で返した。
「気に入らねぇな」
 強い口調に視線が集まった。
「これは俺の記憶だ」
 ソーグが吐き捨てるように口にした。
「ここは俺の故郷ガル市で、今は5年前。この後の筋書きはこうさ。幼なじみがイカサマ賭博で負けて吊るされる。あの時、俺は後ろで見ているだけで何もできなかった。……だがな。この後悔も、友との思い出も、すべて俺のものだ。参の騎士、お前になど渡さん」
 ソーグは懐から出した棒手裏剣をカードを手にした賭博師の喉元に投げつけた。
「お前のやり口は汚すぎるんだよ!」

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【戦闘】
PC:へーざぶろーMR40/50防5、ソーグMR35/45防5、ヤスヒロンMR35/45防10、シャオリンMR35/45防5魔防5、ヴェルサリウス27世MR20/30防10魔防5、無敵の万太郎MR15/25防5、ナカダンジョウ・ケンMR10/20、バードドールMR20/30、ハンタードールMR25/35
敵:盗賊風の男MR40防3*5

 *盗賊風の男ABCDE《いだてん》詠唱。2回行動。
 *先制射撃:ハンタードール【28】/盗賊風の男Aに28ダメージ!(盗賊風の男A17)

1ラウンド:PC【265】 VS 敵【344】 /PC側に79ダメージ!(へーざぶろー36、ソーグ31、ヤスヒロン35、シャオリン31、ヴェルサリウス20、万太郎11、ケン2、バードドール12、ハンタードール16)

「くそっ、早いな」
「こっちも呪文で対抗しよう」
 万太郎とソーグが頷き合う。
「ケン、無理するな。いったん下がれ」
「お、押忍!」
 ヴェルサリウスの声かけに応じ、トンファーで身を守りながら、ケンは2体のドールの背後に身を隠す。
「こっちはアタシが。アンタは向こうヨ」
「任せておけ」
 シャオリンとヤスヒロンが二手に分かれる。
「こちとら辛気くさい罠ばかりでイライラしてたんだ。暴れさせてもらうぜえ」
 へーざぶろーがトゲ棍棒を両手に構え突進していく。

 *万太郎、古代帝国の指輪を使用。《凶眼》発動! 攻撃力*3
 *ソーグ《いだてん》詠唱。2回行動。
 *へーざぶろー、シャオリン《死の刃》詠唱。攻撃力*2。

2ラウンド:PC【366】 VS 敵【339】 /敵側に27ダメージ!(盗賊風の男A14、B37、C38、D38、E38)

 万太郎は意を決して、前回の探索で手に入れた薬を飲み干した。刹那、全身に力が満ちあふれ、筋肉がもりもりと音を立てて膨れ上がった。
「天と地と人の名において、我が怨敵の急所を見通す禍々しき眼を我に与えよ……《凶眼》!」
「燃えろぉ!!」

 *万太郎、?くすりびん使用。力の薬=MR+10
 *ソーグ《凶眼》詠唱。攻撃力*3
 *シャオリン、炎のガントレットを使用。《炎の嵐》発動! 敵全員に20魔法ダメージ!

「ええい。犬だ、犬を放て!」
 *増援:ハウンドMR30*4
「おせえよ」

3ラウンド:PC【398】 VS 敵【302】 /敵側に96ダメージ!(盗賊風の男A0、B8、C9、D9、E9、ハウンドA18、B18、C18、D18)

 *ヤスヒロン、古代帝国の杖を使用。《炎の嵐》発動! ハウンドたちに20魔法ダメージ!(ハウンド全滅)

4ラウンド:PC【261】 VS 敵【88】 /敵側に173ダメージ!(敵全滅)

戦闘終了:へーざぶろーMR36/50防5、ソーグMR31/45防5、ヤスヒロンMR35/45防10、シャオリンMR31/45防5魔防5、ヴェルサリウス27世MR20/30防10魔防5、無敵の万太郎MR21/35防5、ナカダンジョウ・ケンMR2/20、バードドールMR12/30、ハンタードールMR16/35
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 幻影が消え失せ、がらんとした部屋を見つめながら、ソーグは傍らのドワーフの若者に声をかけた。
「前にも言ったろ、ヤスヒロン。参の騎士は卑劣な奴だ。二人で必ずこの貸しは取り立てるぞ」
「は、はいっ」

 部屋には幾ばくかの財宝が見つかった。ここらが潮時と判断し、一行は帰還を決める。
 全員が扉を出た後、ソーグはふと立ち止まり振り返った。先程までの喧騒が嘘のように静まり返っている。
「悪いな……まだそっちには行けないんだ」

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
Room #8:
・東西2ブロック*南北4ブロック
・扉(北・南・東・西)
・獣の剥製、角笛、風景画、古ぼけた棚
・隠された財宝(金貨100枚、銀貨2150枚(金貨215枚相当))
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
☆戦果
ヴェルサリウス27世
シャオリン
ソーグ
ナカダンジョウ・ケン
へーざぶろー
ヤスヒロン →戦闘後《そこにあり》の呪文石を使用し、隠された財宝を発見。
無敵の万太郎 →《そこにあり》の呪文石、力の薬を使用した。

■現在の攻略状況(MAP)
https://ftbooks.xyz/ftnews/KhazanEmpire/4F_MAP3.png

攻略済み
【#6】町の幻影
【#1】レッドドラゴンの幻影
【#9】酒場の幻影
【#13】バラクたちの幻影
【#11】何もない小部屋
【#10】トゲの大穴の幻影
【#8】賭博場の幻影


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
☆ランキング
*今回参考に、事件Aに参加したメンバーの持参した書籍と価格も掲載しておきます。

1位:
"片耳の"マロウズ/MR45防5
 +金貨80枚、選択した財宝
→(所持品:金貨85枚。黒き短剣、エルブンダガーMR+10(使用すると銀狼化MR+20/1事件に1回使用可能)、高品質な武器+2【チェーン・ソード】、高品質な防具【レザージャケット】、《ないことに》の呪文石、奇跡的な回復薬、呪文:《死の刃》《そこにあり》《いだてん》)
・雇い人(ゾルの女剣士ゲルダL2) 金貨60枚 MR60防5/1事件限り

2位:
カーモネーギー/MR35防10
 +金貨50枚、選択した財宝
→(所持品:金貨115枚。高品質な武器+2【魔弓・イチイバル】、高品質な防具【革鎧】、高品質な防具【籠手に付けれる小型盾】、《開け》の呪文石、呪文:《そこにあり》《ないことに》《いだてん》《わたしを守って、あなたを守って》)

ヘルト/MR45防5
 +金貨50枚、選択した財宝
→(所持品:金貨60枚。高品質な武器+2【マクアウィトル】&高品質な武器【カッツバルゲル】、(予備)高品質な武器【シュヴァイツァー・サーベル】、高品質な防具【メイル・アーマー】、保存食*1、《開け》の呪文石、《厄払い》の呪文石、呪文:《死の刃》《そこにあり》《ないことに》《炎の嵐》)

偵察兵のニンツ/MR40防5
 +金貨50枚、選択した財宝
→(所持品:金貨55枚。高品質な武器【良い短剣】&【鋭い短剣】、高品質な防具【硬い皮鎧】、《L2これでもくらえ!》の呪文石*2、《ないことに》の呪文石、呪文:《これでもくらえ!》《そこにあり》《ないことに》《炎の嵐》)

5位:
アンドレア/MR80防5+++
 +金貨35枚、選択した財宝、写本(内容は魔導書以外であれば自由に設定可能)、ダルゴンの巻物(呪文1つ選択/1回限り使用可能)
→(所持品:金貨35枚。黒き剣、ファイアブランドMR+15(《炎の嵐》を発動/1事件に1回使用可能)、高品質な武器【鞭】、高品質な防具【革鎧】、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石*2、《ないことに》の呪文石、モンゴーのしるし、呪文:《これでもくらえ!》《いだてん》)
・書物(金貨10枚)内容は近代の天文学に関する学術書
・書物(金貨20枚)写本用の空白の本とペン、インク
・書物(金貨10枚)同じく空白の巻物

6位:
エミリア/MR30防5
 +金貨40枚、選択した財宝
→(所持品:金貨105枚。ベアクロー、高品質な防具【ブレストプレート】、《開け》の呪文石*2、《そこにあり》の呪文石*4、《ないことに》の呪文石*7、奇跡的な回復薬*2、竜の牙、屍人使いエルファニの指輪(《L3これでもくらえ!》/1事件に1回使用可能))
・書物(金貨30枚)1冊(しっかりした作りの日記帳)

デュラル・アフサラール/MR40防5+
 +金貨40枚、選択した財宝
→(所持品:金貨60枚。高品質な武器【弓】、灰色熊の毛皮、奇跡的な回復薬*2、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石、《ないことに》の呪文石、屍人使いエリファスの杖(《L2これでもくらえ!》/1事件に1回使用可能)、呪文:《いだてん》《凶眼》《炎の嵐》)
・書物(金貨40枚)「グリムトゥースのトラップブック」

8位:
サマ/MR20防5
 +金貨35枚、選択した財宝
→(所持品:金貨40枚。高品質な防具【スケイル・アーマー】、《開け》の呪文石、《ないことに》の呪文石、《魔神の盾》の呪文石、奇跡的な回復薬、呪文:《これでもくらえ!》《そこにあり》《耐えよ》《イーゼルヴァンの黒き夢》)
・書物(金貨50枚)魔術師ダルゴンの人物像・業績に関する論文

9位:
クリフ/MR55防5魔防5++
 +金貨30枚、選択した財宝
→(所持品:金貨35枚。高品質な武器+2【斧】、高品質な防具 【???】、魔封じの首飾り(魔防+5)、《開け》の呪文石、奇跡的な回復薬、竜の牙、呪文:《イーゼルヴァンの黒き手》)
・書物(金貨35枚)ヘローム王国時代以降の歴史書

スパイデイ/MR40防5+
 +金貨30枚、選択した財宝
→(所持品:金貨45枚。高品質な武器【細身の剣(レイピア)】、高品質な防具 【鋼の鎧、楯セット】、《そこにあり》の呪文石、奇跡的な回復薬、スパイダーベノム1瓶、呪文:《いだてん》)
・書物(金貨10枚)「岩悪魔の恩返し」

ポル・ポタリア/MR30防5
 +金貨30枚、選択した財宝
→(所持品:金貨45枚。高品質な武器【鞭】、高品質な防具【飛来物除けの護符を織り込んだジャケット(緑色)と足になじむ靴】、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石*2、奇跡的な回復薬*3、スパイダー・ベノム1瓶、呪文:《そこにあり》《ないことに》《いだてん》《凶眼》《メメコレオウスの黒き礫》)
・書物(金貨5枚)「ハッピー教聖典」:ねずみ講なエセ宗教の本
・書物(金貨5枚)「素敵な(犯罪)結社の作り方」:仲間集めから運営、「こうしたら捕まるよ!」が詰まった一品
・書物(金貨5枚)「詐欺師になるには」:なるにはブックス幻の一冊
・書物(金貨5枚)「怖いお義父さんのいなし方」:拳士ワカ=シマヅの娘ノリコとのラブロマンス?
・書物(金貨100枚)「自費出版の本」:ポル・ポタリアの生涯。皮装丁で内容はポルのグラビアと名(迷)言集

メックリンガー老/MR30防5
 +金貨30枚、選択した財宝
→(所持品:金貨30枚。高品質な武器【槍】、いにしえの胸当て、《そこにあり》の呪文石、奇跡的な回復薬、ボンバの実、呪文:《ないことに》)
・書物(金貨85枚)『ウス=異本:桃源エルフ村妖精狩り・異聞』

13位:
ヴェルサリウス27世/MR30防10魔防5+
 +金貨45枚
→(所持品:金貨85枚。高品質な武器【超小型単弓】、高品質な防具【キルテッド・シルク】、?たて=紋章の盾(魔法を跳ね返す/1事件に1回使用可能)、古代帝国の首飾り、古代帝国の宝珠(《開け》《そこにあり》《ないことに》のうち、1つを選んで使用可能/1事件に1回使用可能)、《小鬼の口笛》の呪文石、幸福の黄色い耳栓、呪文:《イーゼルヴァンの黒き夢》、ハンタードール(MR35、先制攻撃可能))

シャオリン/MR45防5魔防5
 +金貨45枚
→(所持品:金貨165枚。高品質な武器+2【ヒョウ】、高品質な武器【鉄扇】、高品質な防具 【火鼠の皮衣】、カザン帝国勲章、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石、《大まぬけ》の呪文石、《粉みじん》の呪文石、奇跡的な回復薬*2、炎のガントレット(《炎の嵐》《炎の壁》のうち、1つを選んで使用可能/1事件に1回使用可能)、木製自作ドール「睡蓮」、呪文:《死の刃》《ないことに》《炎の嵐》)

ソーグ/MR45防5+
 +金貨45枚
→(所持品:金貨170枚。高品質な武器+2【グレートソード】、高品質な防具【レザーアーマー】、奇跡的な回復薬、《ないことに》の呪文石、棒手裏剣(狙撃)、呪文:《ないことに》《いだてん》《凶眼》)

ナカダンジョウ・ケン/MR20
 +金貨45枚
→(所持品:金貨45枚)

へーざぶろー/MR50防5
 +金貨45枚
→(所持品:金貨120枚、高品質な武器+2【トゲこん棒】&【トゲこん棒】、高品質な防具【レザーアーマー】、呪文:《死の刃》《そこにあり》《炎の嵐》《メメコレオウスの黒き礫》)

ヤスヒロン/MR45防10
 +金貨45枚
→(所持品:金貨125枚。高品質な武器+2【鍛冶師の弟子考案、自作の:飛び出せ!くん【モーニングスター】壱号くん+2】、高品質な武器防具【バイキングスパイクシールド】、高品質な武器【ヘヴィーメイス】、高品質な防具【首、腕など急所を部分的に鉄板で覆った鎖帷子】、古代帝国の杖(《L3これでもくらえ!》《炎の嵐》のうち、1つを選んで使用可能/1事件に1回使用可能)?ゆびわ=回復の指輪(ダメージ10点回復/1事件に1回使用可能)、《開け》の呪文石、《ないことに》の呪文石、《魔神の盾》の呪文石*2、奇跡的な回復薬、ボンバの実、呪文:《小鬼の口笛》)

無敵の万太郎/MR25防5
 +金貨45枚
→(所持品:金貨120枚。高品質な武器+2【ソナン・イエの槍】、高品質な防具【アーミング・ダブレット】、古代帝国の指輪(《凶眼》《耐えよ》《わたしを守って、あなたを守って》のうち、1つを選んで使用可能/1事件に1回使用可能)、《そこにあり》の呪文石*4、《大まぬけ》の呪文石、《小鬼の口笛》の呪文石、黒豹の彫像(異界獣召喚/1事件に1回使用可能)、奇跡的な回復薬、バードドール(MR30、飛行可能))

■砦にて待機(今回投稿無し)
《冬の嶺の炎》バラク=ヘルムハート/MR50防5
→(所持品:金貨110枚。黒き大斧、高品質な武器【バスタードソード】、高品質な防具【革鎧】、《開け》の呪文石、奇跡的な回復薬*1、身代わりの依り代、呪文:《そこにあり》《ないことに》《いだてん》《メメコレオウスの黒き礫》)

ゲディス/MR20 →(所持品:金貨35枚)
イールギット/MR30 →(所持品:金貨40枚。いにしえの短剣)
アクロス/MR20 →(所持品:金貨50枚)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
☆ザルダック商店
金貨を入手している場合、買い物をしても構わない。自由筆記欄に記載すること。
商品は変わる場合があるので、次回以降に残しておくこともできる。

<商品リスト>
・高品質な武器+2 金貨60枚 MR+15/好きな武器タイプを自由筆記に記載下さい(高品質な武器から買い替える場合、古い武器は金貨10枚で引き取ってくれる)
・高品質な武器 金貨30枚 MR+10/好きな武器タイプを自由筆記に記載下さい
・高品質な防具 金貨30枚 防御点+5/好きな防具タイプを自由筆記に記載下さい
・奇跡的な回復薬 金貨10枚 ダメージ10点回復/1回限り
・神の如き回復薬 金貨25枚 ダメージ30点回復/1回限り
・《L2これでもくらえ!》の呪文石 金貨20枚 魔法ダメージ40点/1回限り
・《L3これでもくらえ!》の呪文石 金貨40枚 魔法ダメージ60点/1回限り
・《死の刃》の呪文石 金貨15枚 1ターンのみダメージ2倍/1回限り
・《開け》の呪文石 金貨10枚 鍵開け/1回限り
・《そこにあり》の呪文石 金貨10枚 隠されたものを感知する/1回限り
・《ないことに》の呪文石 金貨20枚 魔術を1度だけ無効化する/1回限り
・《いだてん》の呪文石 金貨40枚 3ターンの間2回行動が可能/1回限り
・《凶眼》の呪文石 金貨40枚 1ターンのみダメージ3倍/1回限り
・《炎の嵐》の呪文石 金貨40枚 敵全体に魔法ダメージ20点/1回限り
・《耐えよ》の呪文石 金貨40枚 5ターンのあいだ防御点2倍/1回限り
・《わたしを守って、あなたを守って》の呪文石 金貨40枚 2ターンのあいだ1名に魔法防御15点/1回限り
・雇い人(戦士L2) 金貨60枚 MR60防5/1事件限り
・雇い人(戦士L3) 金貨100枚 MR85防10/1事件限り
・雇い人(盗賊L2) 金貨60枚 MR40・《死の刃》《開け》《そこにあり》/1事件限り
・雇い人(盗賊L3) 金貨100枚 MR55防2・《死の刃》《開け》《そこにあり》《いだてん》《耐えよ》/1事件限り
・雇い人(魔術師L2) 金貨60枚 MR25・《L2これでもくらえ!》《ないことに》《凶眼》/1事件限り
・雇い人(魔術師L3) 金貨100枚 MR35・《L3これでもくらえ!》《ないことに》《いだてん》《凶眼》《炎の嵐》《耐えよ》《わたしを守って、あなたを守って》/1事件限り

☆訓練場
金貨を使用して、ガガック兵長に特別訓練をつけてもらえる。自由筆記欄に記入すること。
支払い可能であれば複数回選択しても構わない。
なお魔術訓練で覚えるのはあくまで呪文そのものであり、高レベルで呪文をかける事は魔術師のみができる特技のため、PCにはできない。

・戦闘訓練:金貨100枚/基本MR+10
・魔術訓練1:金貨50枚/(これでもくらえ、死の刃、開け、そこにあり、ないことに)から1つ選択。今後1事件に1回使用可能に。(呪文石との併用可)
・魔術訓練2:金貨80枚/(いだてん、凶眼、炎の嵐、耐えよ、わたしを守ってあなたを守って)から1つ選択。今後1事件に1回使用可能に。(呪文石との併用可)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【ルール】
・PCはカザン帝国の辺境開拓軍の戦士です。
・T&Tシステム的にはPCは盗賊にあたり、戦士の特技も魔術師の特技も持ち合わせません。
・毎回、「事件」が更新されます。どの事件を解決に向かうか選択して下さい。
・同じ事件に向かったPCが多ければ、解決しやすいですが報酬も少なくなります。逆に1人だと報酬は総取りですが、失敗の可能性も高くなります。
・トロールワールドは無情です。運が悪ければあっけなく死ぬでしょう。死んだときは死んだときです。新たなPCで1から出直して下さい。
・事件の処理はシンプルにモンスターレートで行います。(PCも一律でMR表記処理)PCの初期戦闘力はMR20(3D6+10)です。
・事件を解決したら、報酬がもらえます。報酬はカザン帝国への貢献度として、順位付けされます。順位によっては特別報酬がもらえることもあるでしょう。
・報酬を使って装備を購入したりすることもできます。商品は毎回変わるので使うか、貯めるかは判断のしどころでしょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【未解決事件】
A:
自由行動。
これまで手がけてきた事件や出会った人物などで、もし君が気になっている事があるならば、行動を起こしても良い。
何をしたいのか、具体的に申告するように。
脅威予測)?
報酬)?


B:
西方エルフの多大な犠牲を払い、聖遺物《鏡》《玉》《杖》が揃った。
折しも〈竜塚〉の術士アルヴェルディアより、竜の鳴動が激しくなっているとの報告が入っている。
これ以上は如何に西方エルフ最高峰の術士隊カルドゥニアといえども、押さえ切れそうにない。
急ぎ向かわねばなるまい。
なおギルサリオン隊長は意識不明の重体との事。指揮は君たちに任される。
脅威予測)大
報酬)中


C:
〈大断崖〉手前の盆地の古代帝国時代の塔について、探索を継続する。
第四階層の石造りの迷宮の探索も半ばが過ぎた。幻術に注意をして探索に望むように。
もし具体的に調査したい部屋などがあれば申告せよ。
(下記より方針を選択して下さい)
・新しいエリアへ進むことを重視
・未探索の扉や通路を埋めていくことを重視
・各部屋の中を丁寧に調査することを重視
脅威予測)未知数
報酬)莫大・金貨よりも魔法の物品の入手可能性が高い

■現在の攻略状況(MAP)
https://ftbooks.xyz/ftnews/KhazanEmpire/4F_MAP3.png


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【作戦会議室・峡谷の山猫亭】

https://www1.x-feeder.info/FTGAME/

出撃前に相談をしたり、雑談や交流ができるチャットルームです。
PC・スマホ・携帯から閲覧/書き込みできますので、ぜひご活用下さい!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【参加方法】

https://jp.surveymonkey.com/r/QYYZPZ8

参加フォームに下記を記入し、送信して下さい。
・キャラクター名
・今回選択する事件
・(任意・自由筆記)事件への対応や購入した商品、キャラ設定(年齢・性別・性格・生い立ち・風貌・特徴・口癖など)
・プレイヤー名・メールアドレス
 *投稿内容の詳細確認などが必要な際にこちらからご連絡をする場合があります。

【参加締切】
配信日の2週間後を締切とします。
締切を過ぎますと次回は「待機」となります。

■今回の締切:9/6(日)24時まで

 *ep.14配信予定:10月中旬〜下旬


●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
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ぜひ、お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m

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