SPAM注意

(編集・水波)最近SPAM投稿が増えておりますが、見つけ次第手動で削除いたしますので、決してクリックなどされないよう、ご注意下さい。

2026年7月16日木曜日

ローグライクハーフ『怨霊列車は夜笛を鳴らす』リプレイvol.6 FT新聞 No.4922

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ ローグライクハーフ『怨霊列車は夜笛を鳴らす』リプレイ vol.6  (東洋 夏) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■    FT新聞をお読みの皆様、こんにちは!  本日の担当は東洋 夏(とうよう なつ)。  ローグライクハーフ『怨霊列車は夜笛を鳴らす』のリプレイ小説をお届けいたします。  冒険の舞台は、夜を駆け、人をさらうという謎の〈怨霊列車〉。調査を依頼された十二歳の見習い聖騎士シグナスと、その相棒〈おどる剣〉のクロ。そして従者に「面白いこと」を愛するコビット族のヨンという布陣で進んでいきます。  前回vol.5では、騎士ゾンビとの戦いを繰り広げた三人。自分の頭をちぎって投げるというアグレッシブな攻撃に意表を突かれながらも、勝利を掴みました。  次の車両では何が待ち受けているのでしょうか。  なお、リプレイの性質上シナリオの根幹に触れます。  ネタバレとなりますので、避けたい方はそっと閉じていただけましたら幸いです。    前口上はこれでおしまい。  亡霊たちの晩餐会、謎のシスター、そしてシグナスたちに刃を向けた女騎士。予測不可能な波乱を運ぶ列車の旅へ、いざ出発と参りましょう。  ◇ 〈シグナス(レベル8、聖騎士)〉 ・技量点:0 ・生命点:7 ・筋力点:4 ・従者点:9 ・技能:【高潔な魂】【全力攻撃】【癒しの光】 ・持ち物:見習いの片手剣(片手武器、斬撃)、丸盾、板金鎧(防御ロールに+1)、金貨11枚、スノーレパードアイ(金貨30枚相当の宝石)、騎士グロリアの指輪(金貨12枚の価値)、ランタン、食料2食分 〈クロ(レベル11、おどる剣、炎属性)〉 ・技量点:1 ・生命点:6 ・器用点:4 ・従者点:7 ・技能:【装備化】【凶器乱舞】【精密攻撃】【鋼の意志】 ・持ち物:なし    ◇ [6号車]12:踊る骸骨と宝物 「シグ、あの剣どんは君の友達なんだよね?」  コビットらしく恐れ知らずのヨンが、連結部を軽やかに歩きながら言った。 「友達っていうか──」  風に負けないようにシグナスは叫び、途端に後悔する。冷たい風を思い切り吸い込んだせいで、くしゃみが出たのだ。足元には千尋の闇が広がっていると言うのに。  〈怨霊列車〉が何処かに降りる気配は無かった。夜の空を黙々と走り続ける。目的地は何処なのだろう。列車というものをシグナスは初めて知ったが、乗り物であるならば、辿り着きたい場所に向かうためのからくりであるはずだ。目的地さえ判明すれば、少しはこの冒険も楽になるかもしれない。  シグナスは注意深く足場を確かめながらも、素早く連結部を渡り切った。次の車両の扉を開けて中へ転がり込むと、嫌な予感に捉われる。  美しい音楽と、明るい光が内扉の向こうから漏れ出ていた。二両目の車両を思い出す。 「ねえ、シグ」  上目遣いにこちらを見るヨンも、同じ気持ちであるらしい。二両目の車両は華やかな晩餐会の場になっていたが、後に酷いまやかしであったと判明している。 「分かってます。今回はしくじりませんから」 「おもろしてくれても良いよ」 「良くないです」  シグナスは内扉を滑らせ、開いた。どっと音量の上がった調べは優雅な三拍子。床を踏む幾組もの男女の足が揃った音を立て、軽やかな合いの手を入れる。しかし熱気はない。生者が持つはずの熱気は。踊っているのは、貴族めいた豪華な衣装を着込んだ骸骨だ。楽団もまた骸骨。 「ご飯食べて踊ってる内に死んじゃったのか」 とヨンが言う。 「いいね!」 「いい──でしょうか」 「どうせ死ぬなら楽しく死ぬよ。それがコビット流。湿っぽいのは嫌いさ。おや?」  ヨンが忙しなく体を左右に振り、骸骨の踊り手を透かして何かを見ようと務めている。シグナスも真似してヨンの視線の先を窺うと、 「宝箱?」 「んっふっふ、盗ろうぜえ」 ヨンはにっかりと笑った。 「と、盗るぅ!?」 「騎士様には思いもよらぬことでございましようが、こちとらコビットよ。おもろがすべてよ。くっくっく」   (※ここで求められるのは【器用ロール】。目標値は4です。ここは副能力値に【器用】を持つクロにお願いしましょう。出目は2。ギリギリですが成功は成功です、ヨシ!)  ヨンが悪い笑いをし、シグナスがどぎまぎしていると、 「待て、無粋な奴らめ」  〈おどる剣〉のクロが、二人と踊る骸骨たちの間に浮かんで、ゆらりゆらりと揺れる。 「クロ?」 「盗みの秘策でもありやすかね、旦那。こちとらケチな泥棒でござーい」 「これは、スプリンガルだ。知らんだろう」  シグナスとヨンは顔を見合せる。 「知らんだろうな。サン・サレンのダンスだからな。まあ見ていろ」  〈おどる剣〉は総身で三拍子を刻むと、ふっと骸骨たちの踊りの輪に寄っていく。ワン・ツー・スリー。エット・トヴォ・トレ。  シグナスは驚いた。クロのリズムは骸骨たちの踊りと完全に調和している。あまりにも自然なので、最初からそこにいた事が正しいかのように、クロはするすると輪の内側に入っていった。骸骨たちも咎めない。 「ははーん。人間だった頃はさ、あいつ遊び人だったに違いない。シグよ、教えといてもらうんだぜ」 「踊り方を?」 「遊び方だよ、シグ! 世の中にゃ、何を見ても聞いても、おもろくない奴がいるって聞くよ。そういうのは心が曇ってんだね。自分で磨きゃあ、ぴっかりぴっかり光るのにな」 「ふうん」  遊び方。遊ぶこと。思えば、あまり知らないかもしれない。シグナスは輪の中で踊る剣を見ながら、ふうっと溜め息をついた。孤児院からここまで、自分だけの自由時間を持って遊ぶなんて、あんまり考えてもみなかったことである。 (……え?)  シグナスは目を擦った。翻る衣服の幕の向こう、踊りの輪の中に、骸骨ではない一組の男女が交じっているように見える。銀の髪を長く垂らした女性はお姫様だろうか。その手を取って情熱的に踊るのは頬にそばかすの散った青年騎士だ。ふたりは幸せそうに微笑みを交わしている。両思いに違いない。何でこんなところで踊っているのだろう。もしかしてこの列車の主だったりするのか。 (じゃあ、クロが危ない)  シグナスは慌ててコビットの肩を小突いて、 「ヨンさん──」 「何だい」 「あそこで踊ってるの……あれ? いや、ごめんなさい見間違いです」  瞬きの間に男女はいなくなっていた。  シグナスが呆然としていると、カチリと掛けがねの開く音が三拍子を乱す。 「うわわっ!」  一斉に骸骨たちが動きを止め、重力に従って潰れた。粉末になった踊り手たちを吸い込まぬよう、ヨンとシグナスは咄嗟に目口鼻を塞ぐ。    (※宝箱の中身を判定します。ここは修正なしの【宝物表】ですね。いざ……出目2。金貨3枚。ううううううん、もうちょっと欲しかったかな(強欲)。とはいえ金貨1枚を笑うものは金貨1枚に泣くのでしょう。有難く懐に入れていきます)   「ははは、これは愉快だ。見ろシグナス」 と、目口鼻のうち口と鼻の無いクロが笑っている。もうもうと立ち上った粉塵が収まるとシグナスとヨンは慎重に歩を進め、ゆらゆらと三拍子に揺れる〈おどる剣〉が開いた宝箱を覗き込んだ。 「オー・ラ・ラ! こんだけ?」  ヨンが口を尖らせる。無理もない。仰々しく飾られた宝箱の中に入っていたのは、金貨三枚ぽっちであった。骸骨たちは、自分たちがこの金貨のために踊らされていたと知ったら、憤慨するかもしれない。 「罠じゃなさそうだ。もらっていくぞ」  クロがベルベットの内張りにめり込んだ金貨をほじくり出し、ピンと跳ねあげた。それをシグナスが取ろうとしたところを、すかさずヨンが宙に躍り上がって掴まえる。 「おいおい、シグナス。聖騎士が反射神経で負けるというのは」 「言わないでクロ、お願いだから。あの、ヨンさんその金貨……」 「え、おーもろ!」 「何ですか? 金貨がおもろ?」 「見なよシグ。この美しいレイディのお顔をさ」  ヨンは金貨を突き出す。その表面を見て、シグナスにも意味が分かった。現在のサン・サレンの硬貨には領主ラドスの顔がついている。とすると、この金貨はラドスが領主になる前、シグナスが生まれるよりずっと前のものだ。〈怨霊列車〉の中に、何故そんなものがあるんだろう。シグナスは首を傾げた。 ◇  少し短めですが、今回のリプレイはここまでです。  〈怨霊列車〉の主は上流階級の方なのか、あるいは憧れがあるのか……。晩餐会といい、パーティーが沢山開かれているようですね。  クロ先輩に踊ってもらった「スプリンガル」はノルウェーの民族舞踊。サン・サレンには北欧の風合いが似合うかなと思い、採用してみました。いわゆる西洋の社交ダンスとはひと味違う男女の踊り。分かりやすく三拍子で表現したものの、本当は西洋音楽の「三拍子」という枠に当てははまらないのだとか、地方ごとに方言のようにスプリンガルにも癖が出るのだとか、なかなか奥の深い踊りのようです。よろしければ検索してみてください。    それでは、次の車両でお目にかかりましょう。  良きローグライクハーフを!   ◇    (登場人物)  ・シグナス…ロング・ナリクの聖騎士見習い。12歳。ヨンから悪いことに誘われて、まだ緊張している。  ・クロ…シグナスの相棒の〈おどる剣〉で、元人間だと主張。ダンスは体が覚えていた。  ・ヨン…身長1メートルほどの陽気な種族「コビット」の兵士。面白さがすべて。  ・アルゴット…土を掘り、金属を加工する技術に優れた種族「ドワーフ」の兵士。グロリアの火球により落命。  ・グロリア…サン・サレンの女騎士。アンデッドの部下を引き連れ、様子がおかしい。 ■作品情報 作品名:『怨霊列車は夜笛を鳴らす』 著者:ロア・スペイダー イラスト:海底キメラ 監修:杉本=ヨハネ 発行所・発行元:FT書房 購入はこちら https://booth.pm/ja/items/6820046 『雪剣の頂 勇者の轍』ローグライクハーフd33シナリオ集に収録 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。

2026年7月15日水曜日

第5回【蜂竜の森】ローグライクハーフリプレイ FT新聞 No.4921

第5回【蜂竜の森】ローグライクハーフリプレイ ※本作品はローグライクハーフの規定に基づくリプレイ記事です。ローグライクハーフ「蜂竜の森」の詳細な内容に踏み込んでおりますのでご了承ください。 ぜろです。 ローグライクハーフ「蜂竜の森」の冒険譚です。 妖狐のフォルネ、魔猫のニャルラ。二匹のお供を連れたタイガの冒険です。 今回の目当ては「蜂竜の王蜜」。 コーネリアス商会の料理人クックロッド氏の依頼による、危険な蜂竜の巣でしか取れない食材採取の冒険です。 森へと入り、蜂竜と戦う竜人やヘラクレスナイトと協力関係になりました。 今回はついに蜂竜の巣を発見。ヘラクレスナイトたちも到着し、いよいよ巨大な巣の内部へと突入します。 【フォルネ(妖狐) レベル13 技量点:2 生命点:5/5 魔術点:4 従者点:8】 【装備】(人間形態でのみ効果あり) 片手武器 木盾(生命点+1) 鎖鎧(生命点+1防御ロール+1) <スキル> 【変化】人間形態に変化する。 【空蝉】防御ロール振り直し。パーティの誰の時でも可。 【西法術:氷槍】魔術ロール成功で2点ダメージ 【持ち物】 1小柄(飛び道具)※人間形態でのみ使用可。 2草避けのお守り 植物によるアクシデントへの対応力を上げる。 【ニャルラ(魔猫) レベル13 技量点:1 生命点:9/10 器用点:8 従者点:5】 【装備】なし <スキル> 【満月のような瞳】全員が暗闇ペナルティを受けない 【素早い反射】防御ロール振り直し。器用点1点消費。 【柔らかい肉球】先攻決め、不意打ち判定が自動成功。器用点1点消費。 【狩りの本能】弱いクリーチャーを倒した時、追加で攻撃ロール。器用点1点消費。 【目も当てられぬ激怒】攻撃ロールの直前に使用し、成功したらクリティカル扱いに。 【温存経験点】1 【タイガ 従者 荷物持ち】 【持ち物】 食料0 金貨5 1 蟷螂蜂毒 3回分 追加ダメージ1 巨大樹の迷宮P56 2 ロープ 3 オオトカゲの宝石(金貨18枚分) 「手がかり」1 ●アタック01-12 タイガと蜂竜の巣 【最終イベント 蜂竜の女王】 逃げ去る蜂竜の偵察兵を追って、巣のところまでやってきた。 蜂竜の巣は、巨大樹のふもとにあった。前に行ったことのある巨大樹に比べれば、格段に小さい。 「小さい巨大樹」って単語が妙におかしい。 小さい巨大樹に、大きな蜂の巣。 蜂竜の巣は、巨大樹の枝からぶら下がり、地面についてしまっている巨大な土色の球体。 精緻な波のようなものを幾重にも重ねた模様は、まるで芸術作品のよう。 やがて巣の中から、蜂竜たちが次々と飛び出してきた。 それは、ここまで逃げる蜂竜を追跡してきた僕たちにまっすぐ向かってくる。 数が多い。これでは中に入るどころか、ここの戦いだけでも危ない。 その時、どこからともなく飛来した巨大なカブトムシが、蜂竜の群れを蹴散らしていった。 「チェーンジ! ヘラクレスナイト」 そのカブトムシはかけ声とともに、甲冑を身につけた人型に変形する。 「待たせたな、タイガ少年」 「ナイトさん!!」 「私もいるよ!」 竜人の女戦士カトリーナさんが、他の竜人の戦士たちを率いて参戦してきた。 「さあ、ここは私たちにまかせて、君たちは中に入りなさい」 「ありがとう、カトリーナさん、ナイトさんも。いくよ、フォルネ、ニャルラ」 「はい」「お〜みつっ!」 いよいよ、蜂竜の巣に突入だ。 「少しだけ、待ってください」 フォルネが制止をかける。なにをするかと思ったら、その場で【変化】をし、和装の少年の姿になった。 その姿は、蜂竜との激戦が繰り広げられているこの場所には場違いなほどに美しい。 「これは驚いた。君は私と同じタイプだったのだね」 ヘラクレスナイトが親近感マシマシで喜びの声を口にする。 「私のは『変形』ではなく【変化】なので違うのですけど……まあ、いいでしょう」 フォルネは説明を放棄した。のんびり説明している時間はない。 でも、フォルネは僕に人の姿を見られるのを避けていたけれど、どうして。 「私が得た新しい術『西法術』は人の姿でないと使えないのです。出し惜しみをしている余裕はなさそうですから」 なるほど。そういうことか。 「あの……でも……あまり私の方を見ないでいただけると……」 フォルネは頬を赤らめながら、恥ずかしげにそう言ったのだった。 「なにやってるの。はやくいくよっ。お〜みつがアタイを待ってるのだ」 ニャルラに急かされ、僕たちは蜂竜の巣に突入した。 巣の中は、真っ暗かと思ったが、そうではなかった。 巣の外観からはわからなかったけど、外の光が透過して内部を照らし出している。 それは外壁を通すことで、黄金色の光に変化して見えた。 まるで巣の内部全体が黄金でできているみたいだ。 そして、全体に甘ったるい匂いが漂っている。 「匂いだけのはずなのに、服がべとついてしまわないか心配になりますね」 「甘いかおりでくらくらする〜」 ニャルラは、甘さだけで酔っぱらったみたいになっている。 床はぶよぶよしている。 壁には、数多くの蜂竜がへばりついている。 しかし、僕たちに対して、攻撃する様子もなければ、なんらかのリアクションを起こそうという気配もない。 「クックロッドさんが言っていたとおりだ」 僕たちに蜂竜の王蜜を取ってくることを依頼したクックロッドさんは、出発前に知る限りの知識を教えてくれた。 外で遭遇する蜂竜は危険だけれど、巣の中の蜂竜は働き蜂だから、何もしてこない。 それでも僕たちは警戒しながら、蜂竜の王蜜がどこにあるのか探す。 広めの空間に出た。 甘い匂いは、ひときわ強くなってきた。 天井に、無数の六角形の穴があいている。 その六角形には、黄金色の液体のようなものがたまっている。 その液体は粘性があるのか、そこに留まり続ける。 と、徐々に六角形の口からはみだし、ふくらみ始める。 粘性のある液体が、ゆっくりと時間を引き延ばすように伸び、つながりの部分が糸のように細くなり……不意に、途切れておちた。 ぽたり。 それは下の柔らかな床へと落ちる。 下は黄金色の水たまりのようになっていた。 落ちた瞬間、粘り気が感じられる重い動きで水面がわずかに跳ね、波紋が広がる。 天井では、次の雫が落ちようと、その筋を伸ばしている。 その水たまりにたまった液体を、雑用係の蜂竜が、口で吸い上げては移動していく。 きっと、運搬しているんだ。あいかわらず、僕たちの方には見向きもしない。 「あの床の黄金色の水たまり。きっとあれが王蜜だね」 「わお!」 ニャルラが駆け寄り、さっそくひとなめ。 「あっま〜〜い!」 ニャルラはその味覚を全身で表現するかのように転げ回った。 「急いで回収しよう。外でナイトさんたちが戦ってくれてる」 僕たちは、王蜜を回収しようと水筒を取り出した。 そのときだ。 一方の壁に、赤いふたつの光が灯った。 不思議なことに、その壁にだけ、働き蜂の蜂竜が一匹もへばりついていない。 壁を割るように、巨大なスズメバチの頭がのぞいた。 壁を破って胴体が、そして脚が現れる。ぶよぶよの地面が揺れる。 のっそりと姿を現したのは、巨大な、あまりにも巨大な蜂竜だった。 胴の部分が異様に長く、壁の向こうに消えている。 間違いない。女王蜂。蜂竜の女王だ。 それは、道中に出会った蛇竜の女帝にもひけを取らない大きさだった。 ガギガギガギ、とその巨大な顎が鳴った。 僕たち侵入者を、放置する気はないようだった。 [プレイログ] 「手がかり」をひとつ消費することで、竜人の戦士たちが駆けつけ、巣の前の蜂竜(弓兵)との戦闘は回避できる。 ●アタック01-13 フォルネの西法術 【蜂竜の女王 レベル5 生命点7 攻撃回数2 ダメージ2 防御点1】〈巨大なクリーチャー〉 「ニャルラ、こっちへ」 蜂竜の女王がこちらに注意を向ける前に、僕はニャルラを呼び寄せた。 いざという時のために準備しておいた「蟷螂蜂毒」だ。 これにニャルラの爪を浸す。 「決して自分で舐めないようにね」 「うう〜。気をつける」 周りの匂いが甘すぎて、舐めたくなってしまうらしい。 「この毒は一度の攻撃しか効果はない。攻撃したら、また僕のところに戻ってきて。フォルネも」 「私は別の手段で攻撃します。それはすべてニャルラに」 「ありがとフォルネ」 それにしても大きい。こんな大きな怪物と、戦うのか僕たちは。 蛇竜の女帝のときに感じた、決して相手をしてはならない威圧感を全身に感じる。 「どんなに大きな敵でも、鼻の頭にかみつけばいけるんでしょう?」 「ちょっと鼻まで届きそうにないの」 そんな状況だというのに、僕の頼もしい仲間たちは、軽口をたたいていた。 やがて蜂竜の女王の全貌があらわれ、ついに僕たちと対峙した。 ガギガギと顎を鳴らし続けている。これが怒りのサインだというのは、コミュニケーションが取れずとも理解できた。 フォルネが遠方から術を使い、ニャルラが前線でかく乱をする作戦だ。 「いきます!」 フォルネが優雅な動きで術式を唱える。 かざした手の先に、光が集約し、氷の槍が形づくられた。 「これが会得した西法術【氷槍】です!」 鋭く発射された氷の槍は、蜂竜の女王の分厚い皮膚を貫き、長い胴体部分に突き刺さった。 これならこの巨大な女王にも通用する。 「くらえ、どくどくのツメ!」 ニャルラは目一杯ジャンプするけれど、やっぱり女王の頭にはとても届かなかった。 突き刺さった氷の槍の付近に接近すると、その鋭い爪を振るう。 それは腹部の比較的柔らかな皮膚を裂き、裂かれた部分がたちまち変色する。 蟷螂蜂毒は即効性の毒なのだ。 蜂竜の女王のギチギチ音が悲鳴のように変化した。明らかに効果がある。 蜂竜の女王は、その巨大な脚でニャルラを踏みつけようとする。 脚を持ちあげた時には余裕ぶっていたニャルラだが、踏み下ろしの動作に顔色を変えた。 予想を超えて鋭い動きだったからだ。素早い反射ですんでのところで身をかわす。 さらに蜂竜の女王は、連続しての攻撃を繰り出す。 次の脚が持ちあげられ……そしてそれはニャルラではなく、王蜜を運んでいる運搬係の蜂竜に向けられた。 運搬係の蜂竜は、これまで何の反応も示さず黙々と作業していたが、さすがに女王の攻撃に対しては回避行動を取り、なんと、ギリギリでかわした。 「見境ないですね。怒りで我を忘れているようです」 「それより、あの攻撃よけるなんて、あの蜂竜すごいの。一緒にたたかえないかな」 「それはさすがに無理でしょう」 戦いはまだ始まったばかりだ。 「ニャルラ、毒を塗り直すからこっちへ」 「あいあいさ〜」 僕たちが次の蟷螂蜂毒の準備をしている間にも、フォルネは【氷槍】を飛ばし、蜂竜の女王へのダメージを重ねている。 「タイガさま、そちらに向かっています。気をつけて」 その声にニャルラがいち早く反応し、すぐに前線に戻った。 そこに蜂竜の女王からの、鋭い爪蹴りが飛ぶ。 ニャルラは素早い反射で回避しようとするも避けきれず、軽々と蹴り飛ばされてしまい、壁に打ちつけられた。 よろよろと立ち上がる。 その合間にも蜂竜の女王は猛り狂い、運搬係の蜂竜が一匹、犠牲となった。 「ニャルラ、無事ですか!?」 「まだまだ。へっちゃら〜」 ふらつきながらも、まだ軽口を言えている。 しかし、ニャルラへのダメージはフォルネの集中力を奪った。 西法術を唱えるのだが、【氷槍】がうまく生成されない。 ニャルラもなんとか態勢を立て直して攻撃を試みるが、動きに精彩を欠き、ぜんぜん当てられない。 蜂竜の女王は、まるで意に介さずに前線のニャルラを蹴散らしにかかる。 今度はニャルラはどうにか避けた。付近にいた蜂竜がまた一匹犠牲になった。本当に誰彼かまわず攻撃をしている。 「まずいです。後がありません」 フォルネの口調から焦りがにじむ。 「私の魔力では、【氷槍】は、あと一発が限度です」 蜂竜の女王は、まだまだ余力を残している。 フォルネの【氷槍】がなくなれば、あとはニャルラの毒攻撃頼みだ。 なにか、ほかに方法はないか、考えなければ。 「フォルネ、落ち着いて。今はその魔法にだけ集中するんだ」 しかしフォルネは、あと一発しか打てないこと、絶対に外してはならないことへの緊張感から、まるで立ち直ることができていなかった。 フォルネの端正な顔立ちに、隠しようのない焦りが浮かび上がっている。 そしてフォルネの唱える術式は、光を集めて氷の槍を形成しつつあったが、それが途中で霧散した。 術は、効果を現さなかった。 「あ……」 フォルネは、がっくりと両膝をついた。 [プレイログ] 蟷螂蜂毒は事前に準備していたが、物語の展開上ここで準備描写を入れた。 第1ラウンド フォルネの攻撃【氷槍】 サイコロの出目3+魔術点4=7 命中 蜂竜の女王の生命点7→6 フォルネの魔術点4→3 ニャルラの攻撃 サイコロの出目5+技量点1 命中 蜂竜の女王の生命点6→5 毒の効果切れる 蜂竜の女王の攻撃 1回目 ニャルラの回避 サイコロの出目3+技量点1 命中 【素早い反射】で振り直し。サイコロの出目4+技量点1=5 回避。ニャルラの器用点8→7 2回目 蜂竜(雑用)の回避 サイコロの出目5で回避。 第2ラウンド フォルネの攻撃【氷槍】 サイコロの出目4+魔術点3=7 命中 蜂竜の女王の生命点5→4 フォルネの魔術点3→2 ニャルラ 蟷螂蜂毒を再装填 蜂竜の女王の攻撃 1回目 ニャルラの回避 サイコロの出目3+技量点1=4 命中 【素早い反射】で振り直し。サイコロの出目1 ファンブルで命中 ニャルラの生命点9→7 ニャルラの器用点7→6 2回目 蜂竜(雑用)に命中 第3ラウンド フォルネの攻撃【氷槍】 サイコロの出目1 ファンブルで失敗 フォルネの魔術点2→1 ニャルラの攻撃 サイコロの出目1 ファンブルで失敗 蜂竜の女王の攻撃  1回目 ニャルラの回避 サイコロの出目4+技量点1 回避 2回目 蜂竜(雑用)に命中 第4ラウンド フォルネの攻撃【氷槍】 サイコロの出目1 ファンブルで失敗 フォルネの魔術点1→0 ●アタック01-14 蜂竜の女王との決着 一方、ニャルラも攻めあぐねていた。 蜂竜の女王の一撃は強力だ。うっかり当たるだけでも命を削り取られかねない。 さきほどのダメージによるふらつきからは回復してきたものの、女王の攻撃を警戒しての動きでは、どうしても決定的な隙を突くことができなかった。 逆上した女王の無差別攻撃は、いたずらに蜂竜の数だけを減らしてゆく。 僕は、なにかないかと周囲を見回していた。 このままではジリ貧だ。この状況を打開できる鍵は、どこかにないか。 この空洞の隅には、馬車などの残骸が放置されていた。 明らかに場違いだ。馬車の乗り手がこの中まで来るのは考えにくい。 きっと、外の蜂竜たちが資材かなにかのために持ちこんだものに違いない。 その中に、なぜか巨大な丸太が転がっていた。 あの丸太をぶん回せば、いかな蜂竜の女王といえど、ダメージは通りそうだ。 僕は、筋肉ムキムキになって丸太で女王に殴りかかる自分を夢想し、その妄想を振り払った。 ダメだ。現実を見ろ。 次に目についたのは設置型のクロスボウだ。 手に持って発射するクロスボウと違い、サイズも大きく、威力も段違いだ。 これなら、なんとかなるかもしれない。 僕はクロスボウのところに向かい、動きを確かめる。 固いし重いが、ちゃんとまだ動く。 装填する矢も何本か落ちている。 「フォルネ、手伝って!」 声をかけるが、フォルネは反応しない。 僕が、やるしかない。 僕は、斜めにかしいでいる固定型クロスボウを全身の力を込めて押し、土台を水平に設置した。 ずりずりと引きずりながら、方向を蜂竜の女王の方へと向ける。 そのとき、こう着状態にあった戦場に動きがあった。 ニャルラの攻撃が、ついに蜂竜の女王を捉えたのだ。 またしても柔らかな腹部を狙った攻撃が見事にヒットする。毒による効果もあるのだろう。蜂竜の顎音が、まるで苦しみに歪むように変化した。 そしてそのまま、蜂竜の全体が灼熱の赤色に変貌してゆく。 黄金色の室内に、赤熱化した蜂竜の巨体のコントラストは、目に優しくない。 そして熱い。女王の身体全体が、熱を発しているのだ。 蜂の騎士が炎の舌で攻撃していたことを思い出す。蜂竜は炎を操るのだ。 腹部に突き刺さっていた、フォルネが放った氷の槍が白煙を上げて溶け出し、そこからドロドロと体液があふれ出している。 熱によって部屋の中に甘ったるい匂いがさらに充満し、蜜の中を泳いでいるみたいだ。 もはや蜂竜の女王は、蜂でも竜でもなく、巨大な怪獣に見えた。 これまでも無差別に攻撃していた女王だが、完全に自分を見失い、我を忘れている。 素早い動きでこの場にいるすべてのものを排除しようとする。 「フォルネ! 避けて!!」 失意の底に沈むフォルネにも容赦なく攻撃が向けられる。 さすがに女王の深刻な変化を見過ごすようなフォルネではない。 女王の手あたり次第の攻撃をギリギリで回避しながら、僕の動きにようやく気づいた。 「タイガさま、それは……」 「この固定式のクロスボウで、女王を射貫くんだ。僕ひとりの力じゃ足りない。力を貸して」 「は、はい……!」 一方、至近距離で女王に攻撃を加えたニャルラの方は、赤熱化した女王の熱波をまともに受けてしまった。 「あっつぅ〜〜い!」 女王から距離を取って転げまわる。 そしてあろうことか、水のかわりに蜂竜の王蜜だまりに突っ込んだ。 体じゅうべとべとになりながら、それでも熱さましにはなったみたいだ。 女王はグゴゴゴと、苦しげな顎音を鳴らす。 僕は気づいた。女王は怒りのあまり、自身の赤熱化を制御しきれていない。 あの熱は、女王自身をも傷つけている。そしてそのことで女王は、さらに怒りを増幅させている。 これまで女王の巨体へ与えたダメージはわずかで、まるで勝ち目が見えなかった。 けれど、女王が自分で自分を傷つけているのなら、勝機はある。 「ニャルラ。僕たちがクロスボウを準備する間、少しだけ時間を稼げる?」 「たいが、アタイを誰だと思ってるのっ。できるに決まってるじゃない」 そう言いながら、僕の方に向けて駆け寄ってくるニャルラ。 言葉と行動が合ってないけど、どういうこと? 「その前にまたどくちょ〜だい。さっきの攻撃で切れちゃった」 ああ、そういうことか。 僕はニャルラの爪に蟷螂蜂毒を塗布する。 「うう〜。お〜みつで全身甘いから、舐めたくなっちゃう〜」 「ニャルラ、がまんがまん」 「わかってる〜」 ニャルラは元気を取り戻して蜂竜の女王に向かっていった。 僕とフォルネは協力して、照準を微修正し、固定式クロスボウの弓を装填する。 この一撃で、決める。 僕たちの視線の先では、ニャルラが暴れる蜂竜の女王を必死にけん制していた。 当たらなければ良い。しかし一撃でも食らおうものなら、下手をすればそれだけで命を奪われかねない重い一撃。 それでもニャルラは、女王を翻弄することを楽しんでいるようにさえ見えた。 しかし、ついに女王の爪がニャルラを捉えた。 「ぎゃっ」という悲鳴とともに引き裂かれ、地面に投げ出されるニャルラ。 これまでの激戦のダメージの蓄積が一気に出たのか、息も絶え絶えだ。 そんなニャルラを、女王は容赦なく踏みつけにゆく。 「ニャルラぁ!」 フォルネが叫ぶ。フォルネは以前、【空蝉】でニャルラの幻影を作って割り込み、回避させたことがある。 けれども魔力が底をついた今、その方法が使えないことを悔やんでいるのだ。 ニャルラは最後の力を振り絞るようにして、すんでのところで転がって踏みつけを避けた。けれど、ふらふらだ。これ以上戦わせられない。 「ニャルラ、ありがとう。あとは僕たちがやる。フォルネ、用意はいい?」 「いけます」 蜂竜の女王の胴体を狙いたい。そこが一番柔らかいからだ。しかし重いクロスボウの角度はもう修正できない。 僕は弦をギリギリと引いてがちっと固定させる。引き金を引くのはフォルネの役目だ。 ニャルラが撤退したことで、蜂竜の女王の視界にいるのは僕たちだ。 蜂竜の女王はまっすぐ僕たちを見た。斜線は完全に通っている。これなら。 ところが、蜂竜の女王は赤熱化した火炎の球のようなものを飛ばしてきた。 いけない。これがクロスボウに当たって角度が変わったら、全部やり直しだ。 「させません!」 そこにフォルネがクロスボウの前に割って入り、自分の身体でそれを防ぐ。 「ぐ……ああ……」 「フォルネ!」 フォルネは自身に受けたダメージにふらつきながら赤熱の球をはじくと、がっくりと膝をついた。 その向こうには蜂竜の女王が至近に迫っていた。 「タイガさま、今です!」 「!! うん」 ニャルラが、フォルネが、命がけで作ってくれたチャンス。 僕は力任せに重い引き金を引いた。 クロスボウの太い矢は、ものすごい勢いで女王めがけて射出され、氷槍が刺さっていた傷痕に命中した。 通常だったら貫通していてもおかしくない攻撃だ。しかし女王の腹部が長く伸びているために、完全に胴内にめりこむ形となった。 蜂竜の女王の身体が大きくのけぞり、次に巨体が地響きを立てて倒れてゆく。 巨大な手足をもぞもぞさせながら、縮こまっていく。死に際の虫を思わせる動き。 巨大なるがゆえに、生命活動を停止するには至らないが、もう動いて戦う力も意志もないことは明らかだった。 手足を丸めた蜂竜の女王は、思った以上に小さく見えた。 [プレイログ] 第4ラウンド(続き) ニャルラの攻撃 サイコロの出目1 ファンブル 蜂竜の女王の攻撃 1回目 ニャルラの回避 サイコロの出目6クリティカル回避 2回目 蜂竜(雑用)に命中 第5ラウンド フォルネ 固定クロスボウの準備(位置修正) ニャルラの攻撃 サイコロの出目6 クリティカル命中 蜂竜の女王の生命点4→3 連続攻撃は毒の効果なくダメージが通らないためキャンセル。 生命点が3点になり、蜂竜の赤熱化。攻撃回数が2から4に。 蜂竜の女王の攻撃 1回目 フォルネの回避 サイコロの出目5 回避 2回目 ニャルラの回避 サイコロの出目1 ファンブルで命中 【素早い反射】で振り直し。サイコロの出目1でファンブル ニャルラの生命点7→5 ニャルラの器用点6→5 3回目と4回目 蜂竜(雑用)ともにサイコロの出目5で回避 赤熱化の反動により蜂竜の女王の生命点3→2 第6ラウンド ニャルラ 毒の準備 フォルネ 固定クロスボウの準備(弓の装填、弦を引く) 蜂竜の女王の4回攻撃 1回目 ニャルラの回避 サイコロの出目1でファンブル 【素早い反射】サイコロの出目4+技量点1=5 回避 ニャルラの器用点5→4 2回目 フォルネの回避 サイコロの出目1 ファンブル 命中 フォルネの生命点5→3 3回目 蜂竜(雑用)が回避 4回目 蜂竜(雑用)に命中 赤熱化の反動により蜂竜の女王の生命点2→1 第7ラウンド フォルネの攻撃 サイコロの出目3+技量点2 命中 蜂竜の女王の生命点1→0 (演出上、引き金を引くのはタイガですが、フォルネの攻撃の扱いです) 次回、この冒険の結末。そして……。 【フォルネ(妖狐) レベル13 技量点:2 生命点:5→3/5 魔術点:4→0/4 従者点:8】 【装備】(人間形態でのみ効果あり) 片手武器 木盾(生命点+1) 鎖鎧(生命点+1防御ロール+1) <スキル> 【変化】人間形態に変化する。 【空蝉】防御ロール振り直し。パーティの誰の時でも可。 【西法術:氷槍】魔術ロール成功で2点ダメージ 【持ち物】 1小柄(飛び道具)※人間形態でのみ使用可。 2草避けのお守り 植物によるアクシデントへの対応力を上げる。 【ニャルラ(魔猫) レベル13 技量点:1 生命点:9→5/10 器用点:8→4/8 従者点:5】 【装備】なし <スキル> 【満月のような瞳】全員が暗闇ペナルティを受けない 【素早い反射】防御ロール振り直し。器用点1点消費。 【柔らかい肉球】先攻決め、不意打ち判定が自動成功。器用点1点消費。 【狩りの本能】弱いクリーチャーを倒した時、追加で攻撃ロール。器用点1点消費。 【目も当てられぬ激怒】攻撃ロールの直前に使用し、成功したらクリティカル扱いに。 【温存経験点】1 【タイガ 従者 荷物持ち】 【持ち物】 食料0 金貨5 1 蟷螂蜂毒 3回分→0 追加ダメージ1 巨大樹の迷宮P56 2 ロープ 3 オオトカゲの宝石(金貨18枚分) ■登場人物 タイガ 主人公の人間の少年。もうすぐ11歳。フォルネとニャルラの二匹を連れて旅をしている。 フォルネ 銀毛で3本尻尾の妖狐。タイガに心酔している。 ニャルラ 星空色の毛並みの良い魔猫。気まぐれ。 コンスタンサ コーネリアス商会の令嬢。通称コニー。オウカンワシにさらわれたところをタイガたちに救われる。 ヴァンダービルド コーネリアス商会の当主。コニーの父親。 クックロッド コーネリアス商会の料理人。蜂竜の王蜜取得に情熱を燃やす。 キャティ 竜人の村の道具屋。初出はゲームブック「百竜の森」。 カトリーナ 竜人の村の女戦士。蜂竜討伐の遠征中。 ナイトさん ヘラクレスナイト。カブトムシ形態から人間形態に変形できる竜人の村への協力者。その動機はキャティへの一目ぼれ。 蜂竜の女王 巨大なクリーチャー。巣への侵入者に対し怒りで我を忘れ、赤熱化し暴走する。 ■作品情報 作品名:蜂竜の森「ローグライクハーフ」d33シナリオ 著者:ロア・スペイダー 監修:紫隠ねこ、杉本=ヨハネ 発行所・発行元:FT書房 ローグライクハーフ基本ルール及び「黄昏の騎士」本編 https://booth.pm/ja/items/4671946 巨大樹の迷宮「ローグライクハーフ」d66シナリオ(「蜂竜の森」収録) https://ftbooks.booth.pm/items/5361362 本リプレイは、「ローグライクハーフ」製作に関する利用規約に準拠しています。 https://ftbooks.xyz/ftnews/article/RLH-100.jpg ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。

2026年7月14日火曜日

FT書房の作品としてこんなのがあったらいいなぁという勝手なアイデア 第1回 FT新聞 No.4920

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ FT書房の作品としてこんなのがあったらいいなぁという勝手なアイデア 第1回 「アランツァビジュアルガイドシリーズ」 (中山将平) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■  おはようございます。  今年の年始から、個人サークル「ギルド黄金の蛙」を始動しているイラストレーターの中山将平です。  このサークルで色々なイベントに出ています。  次回参加予定は、7月19日(日)「ZINフェス奈良」と7月20日(月・祝)「そうさくマーケットvol.3」です。  前者はまだブース配置が分かりませんが、後者は「ち18a」かと。  実は、同じ7/20にFT書房は「文フリ北海道」に出展する予定です。  お近くの方は、ぜひ遊びにお越しいただけましたら。  ちなみに、ギルド黄金の蛙から出しているカエル人の本「カエル人の全て(魔法と儀式編)」はおかげさまでご好評をいただき、増刷することができました。  続巻(衣食住編)はこっそり申し込んで当選している8月のコミケでお披露目できるように現在鋭意作成中ですので、ご興味の方はぜひお楽しみに。  さて、最近僕は月に1度程度だけ記事を書いているのですが、この機会を「どのように意味あるものにするか」深く考えていました。  その一つの答えとして、今回は「FT書房の作品としてこんなのがあったらいいなぁという勝手なアイデア」を書いてみたいと思います。  ええ、あなたの予想通り、このお話は僕の勝手なアイデアであって、FT書房の本来の製造ラインとは全く関係がありません。  つまり、実現する見込みは現在のところ皆無です。  とはいえ、僕があるといいなぁと思っているということは、他にもそう思われる方がいらっしゃるやもしれません。  もしたくさん声を見かけたときには、僕自身が作ることを検討しようかなとも思っています。  まぁ、そんな現象はないのが常ですので、あり得ないことを前提とした記事として気軽に読んでいただけましたら。  今日は3つのアイデアをお届けしてみます。 ◆「アランツァビジュアル人物ガイド」   僕個人として、「なぜこれがないんだ!?」「これは絶対必要なのでは!?」と勝手に考えているものの一つが、このアイデア「アランツァビジュアル人物ガイド」だったりします。  タイトル通り、アランツァの有名人物や印象的な人物を、ビジュアルを中心としてまとめたある種の設定集、もしくはガイドブックのような作品というアイデアを考えています。  僕はイラストレーターなので、ビジュアル的なものへの関心が特に大きいのかもしれません。  各キャラクターの背景・登場作品・持ち物の解説はもとより、相関図や各都市・組織との関わり、アランツァ世界で暮らすキャラクターについてもコラムなどもあると楽しそうです。  本文24ページ(表紙裏表紙を含むと28ページ)、A4サイズ、フルカラー、中綴じ本、イベント頒布価格2,000円。(僕が作っている「カエル人の全て(魔法と儀式編)」と同じ仕様です)  最大総発行部数1,000部、初版第一刷りの発行部数500部で、それ以降の再版はせず電子版のみに移行。イベントとBOOTHでのみ頒布の形式を想定しています。 ◆「アランツァビジュアル装備品ガイド」  最近、代表の杉本=ヨハネ氏が記事「アランツァへのいざない」で様々なアイテムについてまとめられているのを興味深く拝見しています。  実は以前、「ローグライクハーフのシナリオ作りにいつか必要になる日が来る」と考え、FT書房のゲームブックでアランツァ世界にこれまで描かれた様々な要素を勝手にエクセルファイルにまとめたことがありました。  誰に頼まれたわけでもないので、考えてみるとあれは単に僕が作りたくて作った、ある意味趣味の品だったのだと思います。  そのデータが「アランツァへのいざない 植物由来の装備品など」の回でベースに使われたとのお話を聞き、にんまりしていました。  それでなのですが、この装備品等々「風物」について、またしてもビジュアル中心にまとめたアイテム集というアイデアを考えています。  各アイテムのローグライクハーフでのデータと共に、それらを入手可能な施設や場所の例(商店・難所等々)、ゲームブックでの登場作品等を掲載。  さらに、生物由来のアイテムについては一部元となっている生物のデータも追いかけがあると楽しそうかと。  これもある意味、アイテムを中心とした切り口で描くワールドガイドの一種なのだと思います。  仕様・発行部数・形式などは「アランツァビジュアルキャラクター集」のアイデアと同様を想定しています。   ◆「アランツァビジュアル食べ物ガイド」  ローグライクハーフでは「装備品」に分類されることも多い、食料や酒等などに特化したアイテム集というアイデアです。  もちろん、それぞれのビジュアルやデータと共に、それらを入手可能な施設(宿屋等)の紹介も掲載するとワクワクするかと。  さらに、アランツァ世界で見かける料理法やキッチン関連の紹介、食料を通じた各都市の交易まで追いかける案も持っています。  仕様・発行部数・形式などはやはり、「アランツァビジュアルキャラクター集」のアイデアと同様を想定しています。 ◆ まとめ 形になることはないかもしれませんが、僕はこんなことを考えています。 冒険が大好きですが、冒険を構成する要素もまた、僕の愛するものなのだと思います。 では、今日はそろそろこのあたりで。 よきファンタジー・ライフを。 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。

2026年7月13日月曜日

☆新作告知☆ FT新聞 No.4919

おはようございます、自宅の書斎から杉本です。 今日の記事である「アランツァへのいざない」を次回に送らせていただきまして、緊急告知を行います! 記事を楽しみにしてくださっていたあなたに、心からお詫び申し上げます☆ 緊急告知とは、夏のコミックマーケットにおける新刊のご案内です!! ◆「モンスター!モンスター!TRPG(M!M!)」公式から、初の国産ソロアドベンチャーを!! FT書房からこの夏、初の国産ソロアドベンチャーとして「廃都トゥー=エバンから脱出せよ!」を刊行いたします!! カップリングとしてクトゥルフ系ソロアドベンチャー「黒い猫でも白い猫でも」が同時収録されます☆ ◆夏は新刊がないはずでした★ 実はこの夏、FT書房からの新刊は出ないことに決まっておりました★ 「30分で遊ぶ1人用TRPG ローグライクハーフ(RLH)」はイラスト待ちの作品がイラストレーターさんの進行具合の兼ね合いで遅れており、またワールドガイドである『アランツァワールドガイド』を控えているため、夏は見送ることにしました。 「モンスター!モンスター!TRPG」の方はというと、ケン・セント・アンドレの最新ソロアドベンチャーである『マタ・ハリの冒険』が、先日まで行われていたクラウドファウンディングとの兼ね合いで、本国アメリカから「待った」がかかった状態になってしまったのです。 そういうわけで、この夏は宙ぶらりんな状態になりそうでした。 ◆岡和田晃さんとの打ち合わせ☆ そんな状態であることを、M!M!の翻訳長である岡和田さんに共有したところ、ひとつの提案をいただきました。 それは、ふたつのアイディアでした。 ひとつは、ズィムララを舞台とした、オーソドックスな冒険要素のあるソロアドベンチャーを刊行すること。 もうひとつは、これよりも少し短めの、クトゥルフ要素のあるソロアドベンチャーをカップリングとしてつけることです。 ◆なぜ、ソロアドベンチャーなのか? 最初の案は、岡和田さんがかつてFT新聞にて配信して大好評を得た「廃都コッロールから脱出せよ!」を、M!M!向けにコンバートするという提案とセットになったものでした。 このまま埋れさせるには惜しい作品でしたし、初配信から6年が経過して、人々の記憶から薄れつつあるとも思い、この提案を受け入れ、刊行を決意しました☆ オーソドックスな冒険がM!M!の新たな間口となると同時に、国産の作品がどのぐらい受け入れられるかの試金石になると、私たちは考えています。 それはつまり、FT書房から刊行する「雑誌」、つまりM!M!やRLHなどに関連した不定期のムック本を、どんな内容と量にしていくのかにも関わってきます☆ この作品のタイトルは「廃都トゥー=エバンから脱出せよ!」へと決まりました! ふたつめの案は、これから先の展開と関わるものです。 ズィムララの世界にはクトゥルフが実在するわけですが、ホラー要素のあるクトゥルフ作品に対する評価は、どんな塩梅なのか。 そういった方向にも展開をしたいと考えてはいるものの、読者の需要に沿ったものでないと、なかなか出すわけにはいかないもので。 これも、作品の感想や評価を通じて掴んでいけたらと思っています。 ◆逆輸入作品です! ふたつめの案、つまりカップリング作品のタイトルは「黒い猫でも白い猫でも」と言います。 M!M!ファンのあなたは、この名称をご存知かもしれません。 なんとこの作品、すでにアメリカではケン・セント・アンドレ監修のもと、英語で刊行されているのです! 本の世界でも珍しい、逆輸入作品となったわけです☆ ◆イラストはDON-CHANG! すべてのイラストを手がけてくださるのはDON-CHANGさん! FT書房のゲームブックでは『怪物狩猟』、トンネルズ&トロールズのソロアドベンチャーでは『月花の冒険』など、お世話になった作品を挙げれば枚挙にいとまがありません。 実力派のイラストレーターです……以前耳に挟んだお話では、アメリカでは日本よりもさらに人気だと聞いております。 ◆がんばっています! 1ヶ月足らずという短い期間ですが、もちろん誤植ゆるすまじ、です☆ もともとの原稿はみっちりチェックを受けたものですが、コンバートや編集に際してミスが生じていないか、バグチェッカーの輝龍をはじめ、作者、編集、監修である私も、目を皿のようにしてバグや誤植をあぶり出しております☆ たったひとつの誤植が、すべての読者の遊ぶ際のつまづきになってしまいます。 1冊の本からすべての誤植を滅せられるように、今回も全力を挙げてまいります!! それではまた! ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。

2026年7月12日日曜日

Reオレニアックス生物学 Vol.5 『生ける骸骨』 FT新聞 No.4918

(編註:この記事は、過去の人気記事を再配信するReシリーズです。文中のコメント等は全て当時のものとなっております) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ オレニアックス生物学 Vol.5 『生ける骸骨』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ 生物学の授業は非常に重要な科目だった。 アランツァの地での戦いは、戦争となるとまた話は別だが、人間以外の生き物と交戦することも少なくなかった。 聖オレニアックス剣術学校のカメル・グラントは生物学の権威。 そんな彼の授業は生き物の外見、性質、そして対処方法を教えてくれる。 生徒たちを生き残る道へと導く、確かな灯火だ。 今日もカメルの授業が始まる……。 「さて、今日は君たちに質問だ。君たちは忘れられた地下遺跡の中を進んでいる。すると、目の前に骸骨が現れた。ただの朽ちた骸骨ではない。しっかりと足で立ち、頭をこちらを向けた。さあ! どうする?」 この問いかけにまず手を上げたのがヘイルだ。 「向かってくるならこちらは剣で応戦します」 「君らしい回答だ。だが、30点。相手が向かってくるからといってやみくもに剣を振るだけで問題は解決しないことが多い。他には?」 カメルはそういって他の生徒を見る。 「はい! 相手が骸骨なら剣より鈍器が効果的と考え、杖で攻撃。もしくは、石つぶての魔法を唱えます」 そう答えたのは、レムレスだ。確かに、剣は骨のような刃が聞きにくい相手にはあまり有効ではない。 「ふむふむ。さすが。相手の特性を良く考えた対処法だ。だが、それでは70点。もっと効率が良い方法はないかな?」 カメルがそういうとベルナデッタが立ち上がり答える。 「ここは……私の出番かと。そのような理に反したモノは神の力が一番効くはずです」 ややおっとりぎみだが、自信ありげに胸を張って答える。 「そうだな。その回答で95点だ」 カメルの言葉にベルナデッタが、少し不満げに問いかける。 「……100点ではないのですか?」 「ふふふ……。ベルナデッタ。君の回答は正しい。ただ1つ。ある生物の存在を考慮にいれていないという点を除いてな。それこそが今日の講義の本題だ」 そういってカメルは骸骨がかかれた羊皮紙を黒板に張った。 「皆は骸骨だけが動いているのを見れば、邪悪な存在によって骨だけが動かされていると考えるだろう。『アンデット』だと。しかし、この世界にはいるのだよ。骨だけが動いているように見せる生物が。『アンデット』ではない『生ける骸骨』という名の生物が」 「……それはスケルトン……つまり『アンデット』というモンスターではないのですか?」 「それは『動く骸骨』だ。『生ける骸骨』は人間なのだ。ただし、皮膚はおろか内臓までも透明だがな」 カメルの言葉に生徒達はざわめく。 「彼らは元々は普通の人だ。ただ、錬金術実験の結果で骨を除いて透明な体になってしまった。さらに不幸な事に生まれてきた子供にも同じ特性を持つことになってしまったのだ」 「な……なんでそんな実験を?」 マグスはおそるおそるカメルに質問した。錬金術師として、気になったのだろう。 「ふむ……。本当のところは分からん。『生ける骸骨』は聖フランチェスコの東南東にあるカラメールはケラーツヴェルグ地方で生まれた。あのあたりは錬金術の軍事利用が盛んで、生物どうしのかけ合わせによるキメラ化や不老長寿の研究が盛んに行われている。聖フランチェスコの錬金術師は彼らとも交流があるわけだが……。推測ではあるが、軍事利用でもするつもりだったのだろう? 完全な透明生物ができれば、暗殺・諜報にとても役立つ。だが、結果は失敗。そうして生み出されたのが『生ける骸骨』だ」 カメルは黒板に張られた生ける骸骨の絵をみる。 「彼らはれっきとした人間だ。ただ、骨以外の器官が透明なだけのな。だが、見た目はまさしく『アンデット』。だから、普通の人間は忌み嫌う。モンスターと同じにしか見えないからな。だから、彼らは人が来ないような場所に隠れるように住み、ときには刑吏や黄金さらいのような、身分の低い仕事をしながら街に住んでいる」 分かっていない顔をしている生徒がいたので、カメルはつけ加える。 「黄金さらいとは、糞尿を処理する職業のことだ。もし彼らが人間を見ても、極力かかわることはしない。だが、万が一、人里離れた彼らの里が見つかった場合、全力で口を封じようとするかもしれない。彼らにとって存在を知られることは討伐されることと、しばし同義の歴史を歩んできたからだ」 一息をついて、今度はベルナデッタを見て話す。 「注意しなければいけないのは、彼らは『アンデット』ではなく、れっきとした生物だということだ。だから、『アンデット』に対して有効な、君の神の力はあまり意味がない」 ベルナデッタは別のことで身震いした。アンデッドをちりに返すつもりで、人間を殺してしまうなど、あってはならない。 ベルナデッタは真剣な顔で話を聞く。 「『生ける骸骨』と出会うことは殆どない。だが、0ではない。その時、相手を『アンデット』と思って行動すると、大変な目に会うだろう。しかし、今回の講義を思い出せば、そのとき慌てなくすむ。だから、覚えておいてほしい。彼らの悲しい生い立ちもな……では、今日の講義はここまで」 博士はピンと背すじを伸ばしたまま、教室の扉を開ける。ありがとうございました!と声が響く。 若い生徒たちに教えることのうち、どれが役立ち、どれが無駄になるかは分からない。 だが、いくつかはきっと、彼らの命を永らえさせてくれるだろう。そう信じて博士は今日も教鞭をとる。 (From:ロア・スペイダー) ∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴ 「生ける骸骨」 【大魔導城のワナ】94ページ参照 技術点不明 体力点不明 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。

2026年7月11日土曜日

FT新聞1ウィーク! 第700号 FT新聞 No.4917

From:水波流 絵本作家の林明子さんが亡くなられてしまいました。 つい先日『子どもを描く 林明子の世界』として制作にまつわるエピソードが沢山詰まった本が出版され、読んだところでした。 我が家でも『はじめてのおつかい』は娘が小さい頃に大のお気に入りで、図書館で他の絵本の表紙を見るだけで「あのひとだねえ」と認識するくらいでした。 まだ読んだことのない作品もあるので、これを機会に手に取ってみようと思います。 From:葉山海月 おもちゃの吸盤付きスポンジ弾。どうしても地面に転がったやつが見つからないと思ったら、壁にくっついてました。 From:明日槇悠 セブンイレブンで売ってるハイボールとミックスナッツを映画鑑賞のお供にするのにハマっています。いい七夕でした! From:中山将平 ワンウィーク記事も、とうとう第700回ですね。いつも読んでくださっている方、ありがとうございます。 7/20に僕らFT書房は「文フリ北海道」に出展する予定です。 また、僕自身は個人サークルギルド黄金の蛙にて7月19日(日)「ZINフェス奈良」と7月20日(月・祝)「そうさくマーケットvol.3」にサークル参加します。 創作マーケットでの配置は「ち18a」です。 お近くの方は、ぜひ遊びにお越しいただけましたら。 さて土曜日は一週間を振り返るまとめの日なので、今週の記事をご紹介します。 紹介文の執筆者は、以下の通りです。 (く)=くろやなぎ (天)=天狗ろむ (明)=明日槇悠 (葉)=葉山海月 (水)=水波流 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■7/5(日)~7/10(金)の記事一覧 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2026年7月5日(日)火呂居美智 FT新聞 No.4911 『刻の悪魔のピラミッド』ローグライクハーフd66シナリオ ・今月の新作ローグライクハーフシナリオとして、火呂居美智氏の『刻の悪魔のピラミッド』をお届けしました。 シナリオの舞台となるのは、ポロメイア小国家連合。冒険のはじまりには、この地域の二大巨頭とも言えるエドガー王とアルマ皇帝が登場し、主人公は彼らのいずれかの陣営に属する形で、「生きては帰れない砂漠」に突如出現したピラミッドへと向かいます。 3月に配信されたd33シナリオ『生霊姫狂騒曲』(本来は「姫」の後にハートマークが入りますが、文字化け防止のためここではカットさせていただきます)は、本作の前日譚として位置付けられており、当該シナリオに登場したキャラクターの活躍(?)も本作の見どころです! もちろん、未プレイの方でも独立したシナリオとして遊んでいただけますよ。 ピラミッドでの探索、登場人物たちの織り成す物語、そして「刻の悪魔」との手に汗握る戦いを、どうぞお楽しみください! (く) 2026年7月6日(月)杉本=ヨハネ FT新聞 No.4912 アランツァへのいざない 動物由来の装備品や食べもの ・FT書房が展開するファンタジー世界「アランツァ」について深掘りする本連載、今回のお話は「動物由来の装備品や食べもの」についてです。 ウサギや牛などのポピュラーであろう動物から、虫類、魚類、鳥類などなど……アランツァの動物系クリーチャー由来の装備品や食べ物が沢山! そして、動物には「人間」も含まれるのでした……「アランツァ」のハードな部分も垣間見えますね……! 個人的には「ぷりぷりザリガニのソテー」が食べてみたいです! 皆様は何が気になるでしょうか? (天) 2026年7月7日(火)かなでひびき FT新聞 No.4913 『これはゲームブックなのですか!?』vol.134 ・バーチャル図書館委員長かなでひびき氏がゲームブックに関係ありそうでなさそうな周辺のよもやま話をしていきます。 今回紹介する作品はぜろ氏推薦の『流血マルチバース』(五条紀夫・著 双葉文庫)! ミステリ好きな登場人物たちの非地上的メタ推理合戦の果ての超意外な犯人『虚無への供物』、舞台・登場人物は同じだけど殺される展開が違う複数の物語の入れ子構造『匣の中の失楽』、そうした「メタ推理」ジャンルに新たな一ページが! 締切破りの常連の作家である「私」が編集からSATSUGAI宣告を受け、逃げた先で会った奇妙な女の人が語りだした超絶に奇妙な話。太平洋に浮かぶ「龍穴島」へ、旧日本軍が隠したお宝探しに招待された一行は早々に殺人者がうろついている極限状況に巻き込まれた! そこで読者の前にあらわれるA、B、Cの選択肢。 そう、このお話は三つに分岐する。ゲームブック風でありながら、頭からしっぽまで筋の通った「論理パズル」の多重性は、まさしくパラフィクション! 今すぐ本屋さんに走れ! (明) 2026年7月8日(水)ぜろ FT新聞 No.4914 第4回【蜂竜の森】ローグライクハーフリプレイ ・軽妙な語り口でお馴染みの、ぜろ氏のリプレイ第499回。荷物持ちの少年タイガと、妖狐フォルネ、魔猫ニャルラの一人と二匹が、スズメバチとドラゴンの両方の特性を兼ね備えた狂暴な「蜂竜」の巣でのみ取れる「王蜜」を求めて、冒険を続けます。 中間イベントを終え、物語は後半へ突入! 森の中で出会う様々な「装い」のクリーチャーに対し、タイガたちは慎重に状況判断して進んでいきます。 蜂竜に再び出会いますが、今回はさくっと蹴散らしまして……逃げる蜂竜を追いかけた先で彼らが見たものは……! かつての冒険の繋がりも感じさせるのは流石! ぜろ氏の技量点の高さを感じます! (天) 2026年7月9日(木)岡和田晃 FT新聞 No.4915 D&D第4版リプレイ〜リヴァイアサン計画、そして予言の洞窟へ〜 第2回  ・本作は、かつてD&D日本語版公式サイトに掲載されていた、エベロン世界が舞台の『ダンジョンズ&ドラゴンズ第4版』リプレイ「竜の予言に選ばれし者たち」の続編。 その二回目をお届けします。 プレイヤーは主に、フィッツギボン商会の背後の陰謀や「竜の予言」について調査を進めていましたが、そのおよそ半年の間に、バジリスクの卵を受け取ったコースのハルデン卿の周辺が、やけにピリピリしたムードに包まれてきたことがわかってきました。密かに軍備が拡張され、大規模な演習が行われているのではないかと噂されているのです。  一方、どうやらフィッツギボン商会は、地下に巣食う異形どもに関わる物品を、人間たちへ流していることも判明しました。そう、行き着く先は、カルナスの首都コースです! こんな緊張の糸が張り詰める中、ネディアのもとに1通の手紙が!? はてさて、そこには驚きの展開が……。 加えて、プレイヤーが5レベルになった、ということで、ぐっとレギュレーションを拡張することに! 1回限りのセッションでは、途中で使用するルールブックやサプリメントを変えてしまえば混乱を招くのでやってはいけないが、キャンペーン・ゲームだったら、プレイヤーの習熟度に合わせてレギュレーションを変えていくのも面白い。 ということで、その匙加減も学べる一本! どうぞご一読を! (葉) 2026年7月10日(金)休刊日 FT新聞 No.4916 休刊日のお知らせ  ・毎週金曜日は、読者から投稿された記事がここに入れるように、空けてある曜日です。 あなたの記事を、お待ちしております! (葉) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■今週の読者様の声のご紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ひとことアンケートへのご意見をご紹介します。 紙面の都合で、一部省略させていただくかも知れませんが何とぞご了承くださいませ。 すべてのお便りは編集部が目を通し、執筆者に転送しておりますので、いろんなご意見やご感想をぜひお送り下さい。 ↓↓ (忍者福島さん) もう僕の中では、仮面ライダー騎士とでもいうべき存在になってしまいました! 次に会ったら、ライダーキックで戦ってくれないかな(笑) (お返事:ぜろ) 感想ありがとうございます。 そういえば最近、忍者福島さんがビビっと反応しそうなアニメ、特撮ネタが少なめですね。 以前より物語の方に注力しているところはあります。 ヘラクレスナイトはカブトムシモチーフの仮面ライダーでいうと、「仮面ライダーストロンガー」「仮面ライダーブレイド」「仮面ライダーカブト」あたりを連想しますね。そう思って調べてみたら、「仮面ライダーカブト」の劇場版に、そのまんまヘラクレスオオカブトモチーフの「仮面ライダーヘラクス」が実在していました! ……あれ? 私、この作品のDVD持ってる。すっかり忘れていました。 「ナイト」の名前の方でいくと、「仮面ライダー龍騎」に登場する「仮面ライダーナイト」でしょうか。でもあれはどちらかというとコウモリモチーフのバットマンみたいな感じなのでイメージ違いますね。 やあ、久しぶりにこっち系の話を振られて、めちゃくちゃ早口な風になってしまっております。 次回のナイトくんの活躍にご期待ください。 (ジャラル アフサラールさん) 作者の五条紀夫さんは登場人物が全員死亡した状態から始まる異色のミステリ『クローズドサスペンスヘブン』でデビューされて以来、へんかきゅうどころか魔球やん(笑)と言いたくなる設定のミステリを書かれています。評判が良かったのが読むとしばらくチクワが食えない?『私はチクワに殺されます』でしょうか。今後の活躍が期待されます。 (お返事:かなでひびき) お便りありがとうございます。 へー。『クローズドサスペンスヘブン』ですかー。 『生ける屍の死』を皮切りに、『兇人邸の殺人』など、「殺人事件」の土台をひっくり返すような作品、出てくるようになりましたね。 オカルト、SFのボーダーを超えたミステリが登場する。これは革命的かも!? 『私はチクワに殺されます』も、タイトルにひかれましたが、なかなか手にする機会が( ;∀;) (ぜろさん) ニ度にわたり、私のXでのポストを拾ってくださりありがとうございます。これらは、「これはゲームブックなのですか!?」向けの本だなあと思いつつ、自分では紹介までせずに画像出してお茶を濁しておりました。 また面白い本がありましたらご紹介ください。 (お返事:かなでひびき) ありがとうございます! リプレイ、いつも楽しく拝見させていただいてます! かなでの方もネタ切れ気味なので、ホント助かります。 やはり、かなで一人でやっていたら、どうしても「嗜好のバイアス」がかかってしまい、マンネリになってしまうと思うんです。 今回は、謎解き志向が強い作品、そして「新しいゲームブックのカタチ」を提示する作品を紹介していただき、「おおー。こんなものもあったのか!?」と新鮮な刺激を受けました。 リプレイで忙しい中、わざわざコメントありがとうございました! ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ■FT書房作品の通販はこちらから☆ FT書房 - BOOTH https://ftbooks.booth.pm ■FT書房YouTubeチャンネルはこちら! https://www.youtube.com/channel/UCrZg-eTeypwqfjwQ4RNIvJQ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■FT新聞が届かない日があった場合 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ FT新聞は休刊日でも「本日は休刊日です」というメールが必ず届きます。 未着の場合は、まず迷惑メールフォルダを一度、ご確認下さい。 もし迷惑メールにも全く届いていない場合は、それは残念ながらお使いのメールとの相性問題などで未着になっている可能性があります。 このところ各社のメールセキュリティ強化のためか未着のケースが複雑化しております。 未着の場合は、下記ページをご参考頂き、個々のアドレスの受信許可設定をお試しください。 https://ftnews-archive.blogspot.com/p/filtering.html *10回未着が続いた場合、そのメールアドレスはシステムより自動的に登録解除されます。再度登録する事は可能ですので、未着が続いた場合は、お手数ですがご自身で再登録下さい。 また【バックナンバー保管庫】は公開期間が2週間ありますので、その間にご自身でテキストを保存されたり、自分で自分にコピーしてメールを送られたりする等、ご活用お願いいたします。 ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。

2026年7月10日金曜日

休刊日のお知らせ FT新聞 No.4916

おはようございます。 本日は、タイトルのとおり休刊日です。 毎週金曜日は、読者から投稿された記事がここに入れるように、空けてある曜日です。 あなたの記事を、お待ちしております! FT新聞編集部一同 ■FT新聞へのご投稿はコチラ! こんな記事はどうかな?というご相談からでもぜひご連絡ください。 ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ■FT書房作品の通販はこちらから☆ FT書房 - BOOTH https://ftbooks.booth.pm ■FT書房YouTubeチャンネルはこちら! https://www.youtube.com/channel/UCrZg-eTeypwqfjwQ4RNIvJQ ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。