●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
「FT新聞」&「SF Prologue Wave」コラボレーション企画 Vol.28
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
●はじめに(岡和田晃)
幻想・ホラー作家としてのイメージが強いかもしれない間瀬純子さんですが、なんとサイバーパンクSFも手掛けています。今回紹介する「イマジペディア」は、まさにそれ。
アーバン・アクションとしての意匠のみを採用し、「パンク」としての反逆性、既成権力を転覆(subversion)する反骨精神を失ったエピゴーネンが少なくないなか、間瀬純子さんは異種混交性(ハイブリディティ)とポエジー、「建設的な未来」ではなく現在を描く手段としてのサイバーパンク、という本義に立ち返っているかに思えます。
サイバーパンクはコンピュータ・カルチャーに強く依拠します。サイバーパンクが成立した1980年代前半、ソ連ではようやく個人用のデスクトップPC・エレクトロニカ60を使用できるようなったという状態でした(拙稿「ソ連とアメリカ、日本を跨いだ迫真のドキュメント「テトリス・エフェクト—世界を惑わせたゲーム」を参照、https://www.4gamer.net/games/841/G084155/20250115001/)。このため、サイバーパンクには"西側"のイメージが根強いのですが、本作はそうした価値観すらをも転倒させています。
ウィリアム・ギブスンは『カウント・ゼロ』でサイバースペース内に現れるゾンビを描きましたが、最先端のテクノロジーが、どこか秘教的・呪術的な価値観を呼び覚ますものです。加えて、それこそエピグラフに引かれるジェフ・ヌーンが『ヴァート』で描いたようなサイケデリックなカウンター・カルチャー的な価値観をも「継承」しています。お愉しみください。
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
「イマジペディア」
間瀬純子
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
——《〈イングリッシュ・ヴードゥー〉の世界へようこそ。快感がきみを待っている。知識はセクシー。苦痛がきみを待っている。知識は拷問》
「ヴァート」(ジェフ・ヌーン、田中一江 訳、早川書房)
—— 僕ら全員でこの歌を歌おう。頭をフリー(自由)にしてイメージを呼び込もう。
"Sing this all Togather" (The Rolling Stones、筆者 訳)
一
新荘織人(オルト・ニューマナー)は県立美術館の学芸員だったが、仕事を辞め、盆地にある地方都市の中央に建つ、母名義の新荘ビルディングの四階の自室に籠り、学生が座るような粗末な事務用椅子に腰掛けて全身の感覚を研ぎ澄ましている。右手には鉄パイプを握りしめている。学芸員になって十年経つ。もう美術館に勤めるのは難しいだろう。将来を考えると暗澹(あんたん)とする。しかし今はそれどころではない。
いつ敵が来るのかわからない。
新荘ビルはこの小都市で一番高い。かつては真っ白い瀟洒(しょうしゃ)な建物だった。鉄筋コンクリートづくりモルタル塗りの五階建てで、南を向いた建物の西側にはコンクリートの外階段が、一階ごとに南から北、北から南へと折り返しながら貼りついている。
ビルの屋上では、ラテン系の若い女が二人ゆっくりと踊っている。古いスマートフォンからポップ音楽が流れ、一人はタンバリンを叩き、もう一人は腕を上げ下げしてリズムを取り、腰をまわして、湿度の高い、生ぬるい空気をかき混ぜた。酷い音質だ。織人はこの小都市のごくマイナーな名家出身者としてそれなりの美意識を与えられたから、酷い絵や酷い音質には耐えられない。織人は、彼女たちの伸ばし放題の髪に半ば隠れた彫りの深い小さな顔を見て、東京の国立科学博物館に収蔵された干し首を思いだした。
五月の正午だった。空は白く曇っているが、わずかに差す陽光であたりは明るい。モニター視覚器を通じて、屋上から町の四方が見える。陽炎で揺れる山が町を取り囲んでいる。ヘリコプターが飛んできたので敵かと焦るが、檻に入れた月の輪熊を山腹に建つ野生動物収容所へ運んでいるだけのようだった。熊はどこかで人間を襲ったのだろう。
モバイルコンピューター端末を経由して、織人の視線は地上と屋上を結ぶコンクリートの外階段を上から下へと向かっていく。異状はない。二階に暮らす母がまた勝手に階段に濃紅色のペチュニアのプランターを置いている。これは視界を遮るし、織人の美意識では濃紅のペチュニアは世界でもっとも卑俗で馬鹿げた花のひとつで、織人は苛立つ。このビルディングは父が母に遺したものなので文句は言えない。代わりに新荘家の美術品はすべて織人が相続した。
『あなたは新荘家を継ぐ長男ですからね』死んだ祖母が繰り返し聞かせた言葉が織人の耳にこびりついている。
モニタリングは疲れる。織人がいるのは四階だが、このビルディングには(株)保坂医療機具製のモニター感覚器が各所に設置されている。モニター感覚器が受け取った情報は無線通信により、織人が額に開けた接続用端子《無料で手術します。保健所にご相談ください》に嵌めこんだモバイル端末が受け取り、大脳が情報/現実を再構成する。ビルにばらまいたモニター感覚器は視覚と聴覚がメインだ。触覚器と嗅覚器は高価なので、ほとんど設置していない。
ジャック・イン(没入)を切ることもできるのだが、誰が襲ってくるのかわからないから織人には接続を切ることができない。
屋上の女たちは二十世紀のミュージシャン、ヴァーニャ・レオノフの今でも有名な小曲を合唱していた。ヴァーニャ・レオノフらの音楽形式はロックと呼ばれた。単純な和音の移り変わる四拍子の楽曲に合わせて、当時の若者の感情や思考を代弁したり使嗾(しそう)する詩を歌う。ラジオやテレビといった素朴なマスメディアの発達によって文化現象となったのはビートルズやローリング・ストーンズであり、ヴァーニャ・レオノフだった。レオノフは一九三九年イギリス生まれで白系ロシア人の息子である。歳の離れた父は司祭で、母国の革命を逃れてきた。ヴァーニャ・レオノフは『宗教を捨てよう、今生きている人間たちのことを考えよう』と歌った。
こけおどしの神はいない
マリアは処女(おとめ)ではない
救世主は愛から生まれてきたただの人間
僕の夢は新しい世界
人々が愛、知識、すべての美しいものを共有(シェア)する世界
『イメージング・ニューワールド』
ヴァーニャ・レオノフに影響を受けた人々がインターネット初期にイマジペディア同胞団をつくった。イマジペディア同胞団は美術館や図書館の収蔵品を撮影してオンラインで公開するようになった。今では画像は数億点にのぼる。
ヘリコプターに釣られた熊の檻の鎖が切れ、新荘ビルの屋上に落ちてくる。
「くそ」
織人は座り込んだ椅子から跳ね起きる。接続を切って、鉄パイプを握りなおす。四階の書斎兼居間の裏口ドアから西に出て、外階段を駆け上がる。屋上では檻から熊が這い出てきていた。ラテン系の女たちはまだ踊っていて、踊り用に巻いたらしき濃紅の絹布が空中に翻る。
織人は額に開けた大脳に直属する端子穴から、モバイル端末の入力端子を外す。ジャック・アウト(離脱)。
肉眼にフリップ(転)すると、白く塗った屋上にいたのは、熊ではなくもっと小さいものだった。キャスターとアームが三つずつついた自走式穿孔(せんこう)機械だ。穿孔機械は屋上のモニター感覚器に向けて飛びかかった。
(株)保坂医療機具製のサブスクライブ《初めの一ヶ月は無料》モニター視覚器の中核には、培養した猿の眼球が十二個使用されている。眼球は透明な円錐形の強化プラスティック・シェル(外殻)に覆われている。穿孔機械は視覚器をアームで掴み、真ん中のアームの先端の楔(くさび)を、眼球を覆ったプラスティックシェルに向けて振り下ろす。織人は、鉄パイプを振り上げ穿孔機械を叩いた。こいつはさして丈夫ではなかった。人間の肘(ひじ)から下ほどの大きさの海老を叩きのめしたらこのような感じではなかろうか。
織人は屋上に膝をつき、穿孔機械にくっついていた照明器具のような、一辺十センチほどの四角いパーツを手に取る。内部には発光体が見える。元・学芸員の織人は、この機構をしばしば利用した。画像読み取り用のスキャナーだ。織人は叩き壊したスキャナーを調べる。メーカー名は『イマジペディア』であった。織人の敵である。織人は彼らがスキャナーメーカーを手に入れたことを知った。穿孔機械は鉄パイプをめり込ませたまま自走し、外階段から地上に飛び降りた。鉄パイプが駐車場のアスファルトに衝突する音が響いた。
穿孔機械は地上に叩きつけられ壊れる直前に、織人のモバイル端末にメッセージを送っていた。
「貴殿ご所有のイヴァン・クラムスコイ《(1837-1887)帝政ロシアの画家。移動派を主宰》の未公開作品を撮影のうえ、イマジペディア・オンライン美術館で公開してくださいませんか。すでに著作権は切れています。私たちは、芸術は誰に対しても無料かつ自由に公開されるべきだと考えています。私たちの使命はすべての知識と美を人類が共有する世界です」
踊っていたラテン系の女たち、ルシアとコンチータが笑いながら、飛び去るように階段をかけ降りていく。彼女たちは、新荘ビル一階のコンビニエンスストアでアルバイトしている。
二
織人は、モバイル端末にalt-newmanor4というIDを打ち込み、イマジペディアにログインする。織人はイマジペディアの元メンバーで、IDはまだ残っている。イマジペディアは織人の敵だが、同胞と呼ばれるメンバーは全世界に数百万人いる。織人はまだ同胞団を追放されていない。情報を得るためにはフォーラムに入るのが早かった。
ジャック・インすると、屋上までのはずの外階段が、北の空に向かって延びはじめた。
僕らは宙に墓を掘る
階段の前面に、前世紀に行われた計画的な民族抹殺に関する詩の一節が現れる。
空中に向けて一条、斜め一直線に階段が建っている。現実には真昼だが、日が暮れた。イマジペディア美術館の空は常に夜で、月と金星がほのかに光っている。織人は段の上にいた。数段登るごとに左右の通路が大きな白い百合が開くように広がっていく。通路の登りの側は白い壁だ。この壁はフェルメールの『牛乳を注ぐ女』の背景の漆喰壁を素材にしている。壁に収蔵画像の縮小版がミニアチュア(細密画)となって並んでいる。空間は飽きないように工夫され、鳩が二羽、漆喰壁に開いた壁龕(へきがん)で眠っていた。
視野の右端には常時虫眼鏡マークが浮かんでいた。二秒見つめ続けると検索用の単語を入力できる。音声でも手話でもキーボードでも入力可能である。
少年のころ織人は、気まぐれな猟奇趣味や残酷趣味を満たすために『人肉食』だの『虐殺』だのという言葉を入力したものだった。お馴染みのゴヤの『我が子を食らうサトゥルヌス』から、冬戦争《(1939-1940)》でフィンランド兵に食い尽くされ、皮膚だけになったロシア兵の残骸の写真にたどり着いた。検索ワードを入れると立っている場所の角度が変わり、新しい階段と新しい通路が延びていく。遠くに数人のシルエットが見える。シルエット一人が一万人にあたる。
この美術館は感覚情報を集めて脳とモバイル端末で擬似的に作り上げられた建物で、飾られている絵は、世界中の美術館の所蔵品の複写である。少年時の織人は、ジャック・インしてはこの階段を駆け上ったものだった。絵も美術館も、解像度は年々上がり、複雑な細部の装飾が加えられていく。
織人がメンバー用ホームに飾っているのは、帝政ロシア時代の『移動派』の画家イヴァン・クラムスコイが描いた『見知らぬ女』という美しい絵だ。絵も描かれた女も写実的で冷ややかである。
織人あるいは新荘家が所有する貴重な美術品は、このクラムスコイが描いた未公開の小さな絵のみである。数代前、新荘家から出たささやかな有名人《新荘礼一郎(1872-1951)イマジペディア百科事典に小さな記事のある唯一の新荘家の人間、文学愛好家で実業家》が、日露戦争《(1904-1905)》前のロシア帝国に文豪レフ・トルストイ《(1828-1910)ロシアの小説家》を訪ねていったとき、モスクワで買い求めた。大貴族であったトルストイの領地には、彼に私淑する文学者や愛読者が巡礼者のように出入りしていた。
階段の手すりに新たな詩句が現れる。
春の夜の夢の浮橋とだえして峰に別るる横雲の空
濃紺の夜空を背景に、白く浮き出た雲が形を変化させながら流れている。階段と左右に広がる通路の辻々にはヴァーニャ・レオノフの静止画像が立っている。長髪に絞り染めのシャツというヒッピー《1960年代末ごろにアメリカで流行した若者の風俗。自然や自己の内面への関心を強く持つ。幻覚剤に親和性が高い》めいた服装なのに、シルクハットを逆さに抱えている。そこから兎や花が出てくる。
階段と通路、細密画の並んだ白い壁以外に、確固とした場所はない。他はすべて空か雲だった。細密画を二秒以上見つめると、その画が示す美術品が実物大あるいはそれ以上に拡大されて鑑賞可能になる。恐ろしく解像度の高い複製品だ。
現在でも世界中のイマジペディア同胞団の学芸員や図書館員が現実の美術館から芸術作品を撮影したりスキャンしたりして、収蔵に協力し続けている。
画廊や収集家も協力した。アーティストが作品を提供すればイマジペディア同胞団オンライン美術館に収蔵され、チャンスがあれば同胞団のニュースレターに使ってもらえる。その代わりにフリー《自由/無料》で公開するライセンスを求められ、数十人の画家が自殺した。音楽や娯楽やアートはサブスクライブ《初めの一ヶ月は無料》されるものであり、売買システムを取り仕切る巨大企業だけが確実に儲かる。イマジペディア美術館は志の高い非営利団体で、胴元も儲からないがアーティストにも利益はない。イマジペディア同胞団では、世界中で数百万人のボランティアが無償で労働している。《貧困も強欲もない。共有される世界……とヴァーニャ・レオノフは歌った》
サブスクライブの胴元である巨大IT企業はイマジペディア同胞団の使命に共感していた。イマジペディアの成果を優先して利用する代わりに同胞団の事務局に毎年多額の寄付をするのだった。
実際のところ共有するためには、訓練されたノーメンクラトゥーラ(管理者組織)が必要だった。アーティストのなかで学のある者は美術の教師や学芸員になり同胞団でボランティアした。あるいはイマジペディアの募金担当職員になるか餓死した。
織人はアーティストではない。県立美術館に勤めていたとき上司の命で撮影と公開に協力した。
『やあ同胞たち。ようこそ、イマジペディア同胞団フォーラムへ』
ヴァーニャ・レオノフの画像が言った。
イマジペディア世界同胞団のフォーラムに転送された。夜空を通る階段が巨大な車輪のスポークのように集まり、各階段は途中でいっせいに下に向かって折れ曲がり、階段どうしが重なって、半球形にくぼんだ広大な広場となる。
織人は階段を降りて広場に向かう。
メンバーの画像から合成音声が流れる。視野の隅に動く『設定』メニューから『日本語』を選択すると、自動的に背後に日本語字幕がつく。ドイツ人メンバーの青年がぶつぶつ言っていた。「同胞団という名前はあまり好きじゃないな……これは僕がドイツ人だからかもしれないけど、学校でほんとうにたくさん習うんだ。つまり、ナチスに協力した団体のことをね。兄弟団みたいな名前が結構あってさ。……で、イマジペディアの僕らが邪悪なグループみたいに聞こえるんだ。もっと良い名前を考えないか」
同胞団のメンバーの多くはドイツ人ではないから皆、無視する。これはbotなのかもしれない。青年は織人が日本人だからか、議論したそうに近づいてくる。無視すると、こいつは「イルカを殺すな」と言って罵るのだった。
同胞団理事会委員の写真たちがフレンドリーに喋る。
「やあ織人、君の持っているイヴァン・クラムスコイの絵を同胞団の美術館で公開したいんだ。今期はロシア移動派の重点登録期間なんだよ」
彼らは数年前から同じことを言っている。
織人は疑問に思う。《誰が知らせたんだ? どうしてこいつらは俺が絵を持っていることを知っているんだ》
「やあ、alt-newmanar4、これは警告だよ。君をこんな目に遭わせたくないんだ」
同胞団理事会は、イマジペディア同胞団から追放された学芸員や司書が見ることになるビジョンを織人に見せた。
赤煉瓦の壁面がそびえている。煉瓦前面を刳(く)り抜いたアーチ型の出入り口の奥は鉄のシャッターで閉ざされている。この建物は見覚えがある。アムステルダム国立美術館の入口である。ここにはレンブラントの『夜警』がある。十七世紀、黄金時代のオランダ絵画が多数収蔵されており、写実的で精密な絵を好む織人は好きな美術館である。
シャッターに文字が浮かぶ。
『あなたのイマジペディアIDは無効になります。イマジペディアならびにほとんどの国の公共の美術館、博物館、図書館、古文書館の利用番号はオンライン/オフラインともに使用不可になります。
あなたは今後一切、公共の知識や芸術にアクセスすることはできません』
織人はジャック・アウトする。
三
新荘ビルディングの四階に戻り、再び回転椅子に腰掛ける。額に開けた個人端子《無料で手術します》にモバイル端末を差すと、メッセージが届いている。
『すべての芸術は人類皆で共有されるべきです。写真撮影を許可してください。美術品の本体はあなたの手元に残ります。撮影に都合の良い日時をフォームから選んでください。イマジペディア同胞団』
モニタリングの続きをする。なぜ、俺の高祖父が買ったものを無料で公開しなければならないのかわからない。
《撮影だけならば良いのではないか?》とも思うのだが怒りが湧く。
祖母と曾祖母の声がよみがえる。『これはあなたのもの、新荘家のものです』
明治生まれの曾祖母は家つき娘で婿を取った。
《お父様は毎朝、裏山の急坂を馬で駆け上って、お城から盆地のようすを見下ろしていましたよ》石垣だけ残った山城の跡地は中世には豪族であった新荘家の所有で、時折漏らす曾祖母の愚痴は浮世離れしていた。
《関ヶ原で東軍についていたらねえ》
織人は他人の幸不幸に関心が持てないことを自覚している。自分自身とせいぜい親族、それにこの小都市だけだ。血と土地以上に人を規する重い根底がどれほどあるだろうか。
イマジペディア同胞団のように人類全体のことを考える人たちは何か異常に見える。
ヴァーニャ・レオノフは二十世紀の人間だ。当時、世界は『冷戦』といって東と西に分かれており、お互いを悪の極地だと見なしていた。レオノフが東側の領袖たるソビエト連邦の工作組織KGBの工作員だったという説はよく知られている。その真偽は一般には公表されていない。
(株)保坂医療機具の青村という営業担当者が四階表玄関の呼び出しチャイムを鳴らしている。
四
青村はスポーツ好きで感じの良い二十代の青年である。ビルディング東側にあるエレベーター棟に面した表玄関に立っていた。
青村は織人に紙状のタブレットを見せる。「新荘様の四階に設置したモニター視覚器……俗に言うカメラが故障信号を出しているのでお訪ねいたしました。何度かメッセージを差し上げたのですが」
「そうだったのですか?」
メッセージを検索すると確かに一時間ほど前に三通のメッセージが届いていた。
四階の玄関ホールのコンクリート壁には、ヴァーニャ・レオノフのA4サイズの絵が立てかけられている。(株)保坂医療機具の製品で、両目に穴が開き、それぞれ三つずつ猿の眼球が嵌まっていた。三つの眼球の白目は互いに癒着している。
青村が絵に手をかける。「モニター視覚器HEO398714VL型。ヴァーニャ・レオノフ型は人気はあるのですが、人型という特性上、附属する生体眼球の数が足りず若干壊れやすくなっております」青村が言った。「サブスクリプションですので、同タイプの代替品を持って参ります」
織人は身についた穏やかな口調で答える。
「僕はヴァーニャ・レオノフ型は頼んでいません。確かサブスクライブ契約のとき、他の品がないので一時的にVL型を持っていらしたのでしたね」
青村が答える。「そういうお話でした。申し訳ございません。ヴァーニャ・レオノフ型は大変な人気でございまして、弊社の代表もVL型は弊社存続の限り、永遠に残せと」
「永遠に残るかはまだわからないですよ。同時代にもてはやされても消える芸術は多いのです」
青村は少し奇妙な顔をした。彼は芸術について考えたことはなさそうだった。「……お年を召した方にお好きな方がたくさんいらっしゃいますね。私どもは学校で習いましたが。弊社の代表などは二十世紀に実際にコンサートを見に行ったことがあるそうです」
青村には二十世紀も十二世紀も変わらなそうだった。……織人は気づく。保坂医療機具からサブスクライブされた感覚器が織人の美術品情報をイマジペディア同胞団に送ったのではないか? 青村自身は同胞ではないかもしれないが、VL好きだという(株)保坂医療機具の代表は怪しい。
「新荘様、では別の画像タイプに交換いたしましょうか」
「ええ。無地で結構です」
織人はそう言いながら考える。(株)保坂がイマジペディア同胞団に通じているとしたら、どうすれば良い。モニター端末は(株)保坂医療機具の製品がもっとも信用がおける。サブスクを解約しても、他のメーカーにも同胞団のメンバーがいるだろう。一人でも社員や職員にイマジペディアの同胞が混ざっていれば、その組織がイマジペディアの理念のために尽くす可能性は高い。
「新荘様。無地だと眼球が目立ちますので、あまりおすすめはいたしません」
青村はVL絵画型モニター視覚器の額縁を頑丈そうな両手で掴み、持ち上げた。そのとたん、VLの絵の目から片方の眼球が射出された。レオノフのひとつの目につき、三つずつ詰められた培養眼球は、しずく型の透明な強化プラスティック・シェルに覆われている。三つの眼球はしずくの大きく丸い側に詰められていた。
射出されたしずく型のシェルは、空中でカーブを描き、尖った後端が織人の正面に来る。シェルの尖端は正確に織人の右目に刺さった。痛みというより鈍器がぶつかったような衝撃を感じた。
これで俺は立体物を捉えることができない、と片目を失いかけた織人は思う。
青村が言う。「新荘様、私には理解できないのです。新荘様が死蔵されているクラムスコイの未発表品ですが、同胞団が願っているのは撮影だけです。現物は新荘様のお手元に残ります。何が問題なのでしょう?」
「駄目だ。人に見せた途端、俺は自分の持ち物だという感覚がなくなる」
青村は心底呆れたように言う。「理解できません」
「物には思い出や意味がまとわりつく」
「知恵も美も人類全体で共有すべきです。未公開のまま一人で所有するのは罪悪です」
眼球に受けた衝撃が痛みへ変わっていく。強化プラスティックシェルは鼻梁にぶつかり止まっているが、痛みは頭の奥へさらに潜っていき、取り返しのつかない領域にたどり着きそうだった。
織人は右目を押さえ、座り込む。青村は額のモバイル端末をオンにして、部屋の(株)保坂製モニター感覚器を切り替えながら走査している。
「居間の奥の書架に金属反応があります。金庫ですね?」
西側の外階段で獣の匂いがする。ごく少数だけ設置した嗅覚器から送信されてきた情報だ。視覚モニターを通じて、黒い馬がコンクリートの階段を駆け上がってくるのが見える。高祖父かその父か先祖かが馬の鐙(あぶみ)を踏んでいるのを感じる。
黒い馬がどっと扉を押し破り、織人の部屋に入り込む。後肢で立ち上がり、両前肢の蹄が宙を掻いた。織人は額の端末を引き抜く。ジャック・アウト。
馬は、母が飼っている黒いレトリバーの介助犬だった。動くたびに背中の筋肉が震え、短毛が黒光りした。なんと醜い犬なのだろう。白目が目立ち、物欲しげだ。黒い介助犬は嬉しそうに織人を見上げ、尻尾を振る。この犬は愛情やおやつを共有されて当然だと思っている。
老齢の母は足こそ弱っていたが、活動的である。杖をつき、介助犬を侍(はべ)らせてどこにでも出かける。近県の美術館や博物館に寄付をし、非公開の収蔵品にアクセスできる特別会員になっている。
織人は母に言う。「お母さん、警察を呼んでください」
青村が母に声をかけた。「本荘様」
本荘は母の旧姓だ。母は新荘の本家にあたる家の出だった。母は父と見合いで結婚した。いわば降嫁を命じられた不幸な女性である。母が父の死後、名字を旧姓に戻したのであろうことを織人は初めて知った。
本荘滋絵(ジエ)が威厳に満ちた、凜とした声で青村に言った。「青村さん、『十七世紀オランダ美術』の画集をお探しなさい」
青村は書架に目を走らせ、オランダ美術の重い画集を取り出しカバーを外す。現れるのは鉄でできた薄い直方体の、平べったい金庫だった。青村は金庫の横の、膨らんだ金具を調べている。「ここが鍵になっていますね。指紋認証でしょうか? 弊社に持ち帰れば簡単に開けられます」
金庫の中にはクラムスコイが描いた『見知らぬ女』のための習作が入っている。織人が見ているのは現実の景色のはずなのだが、残った片目と、接続を切ったはずの(株)保坂製の感覚器の情報が入り交じっている。視界は立体感を失い平板になり、眼球の潰れた右側は耐えがたいほどの眩しい光だけがあった。
青村は母に尊敬を込めて言う。「メンバー:jie-Truemanarさん。私たち同胞団の使命がひとつ達成に近づきました」
母の介護犬は犬の形態のままヴァーニャ・レオノフと犬の混じった姿を取る。織人は母の杖を奪い取る。母がよろけた。
「お年寄りになんということをするんです」
織人は杖で青村を殴る。青村は抱えていた金庫を床に落とした。
織人は金庫を取り上げ、右手の親指の腹で鍵に触れる。指紋が認証されロックが開く。織人は書物を開くように手元の金庫を開いた。とても美しい絵が見える。『見知らぬ女』の習作だ。馬車から見下ろす美しい女は愛想も礼儀もない。絵の女は単に目が合ったから、画家か鑑賞者に視線を向けた。女の意識の連なりの間隙が現れ、肉体だけが惰性で前の瞬間を引きずり、画家か鑑賞者を見下ろしていた。織人は少年時代、この絵を初めて父が見せてくれた日を覚えている。
イマジペディア同胞団は織人を追放したらしかった。外階段から伸びた先のイマジペディア美術館がくしゃりと潰れていくのを織人は感じ取る。
青村は素早く起き上がろうとしている。ワイシャツもネクタイも血にまみれている。あれは織人の血だろう。
織人は右の眼球に刺さった培養眼球入りしずく型シェルを抜き取る。血と体液があふれ、Pタイルの床に滴った。
血まみれのシェルの尖った部分を、クラムスコイの素描が描かれたカンバスに押しつけた。百年以上前の帆布はやすやすと裂ける。しずくの先をさらにカンバスにめり込ませ、糸を引き裂く。織人は貧血を起こし半ば意識を失いながらも、取り憑いた非合理な観念に駆り立てられ、全人類に共有すべき芸術の破壊を続ける。《他の人間が決して見ることができないように、完全に破壊しつくさなければならない》
母が言う。「織人さん、あなたは昔から思いやりがない。自分のことばかり。この家の人はみんなそう。だから支配階級に入れないのです」
すべてを共有すると称して収奪する新しい世界が始まるのならば、そんな未来は俺はいらない。
この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件などには一切関係ありません。
引用元:
僕らは宙に墓を掘る……
パウル・ツェラン「死のフーガ」『パウル・ツェラン詩文集』(パウル・ツェラン、飯山光夫 編・訳、白水社)
春の夜の夢の浮橋とだえして……
藤原定家朝臣『新古今和歌集』 (窪田空穂 著、やまとうたeブックス第二版、底本は『完本 新古今和歌集 評釈』東京堂書店)
この作品は、「ニューロマンサー」(ウィリアム・ギブソン、黒丸尚 訳、早川書房)へのオマージュです。
冒頭に登場する屋上で踊る二人の女性の様子はジョン・シンガー・サージェントの絵画『Capri Girl on a Rooftop』からの引用です。
初出:「SF Prologue Wave」
https://prologuewave.club/archives/10679
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
■今日の新聞に対するお便りはコチラ!
ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m
↓
https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report
【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。
https://ftnews-archive.blogspot.com/
【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。
https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84
■FT新聞をお友達にご紹介ください!
https://ftbooks.xyz/ftshinbun
----------------------------------------------------------------
メールマガジン【FT新聞】
編集: 水波流、葉山海月、中山将平
発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房)
ホームページ: https://ftbooks.xyz/
メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください)
----------------------------------------------------------------
メルマガ解除はこちら
https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2022ft0309news@blogger.com
※飛び先でワンクリックで解除されます。
FT新聞・保管庫
*2週間前までの配信記事が閲覧可能です。
SPAM注意
(編集・水波)最近SPAM投稿が増えておりますが、見つけ次第手動で削除いたしますので、決してクリックなどされないよう、ご注意下さい。
2025年4月3日木曜日
2025年4月2日水曜日
第5回【戦場の風】ゲームブックリプレイ FT新聞 No.4452
第5回【戦場の風】ゲームブックリプレイ
※ここから先はゲームブック【戦場の風】のネタバレを含んでいます。ご注意ください。
ぜろです。
ゲームブック「戦場の風」のプレイを続けています。
戦場に取り残され、なおも戦おうというコーデリア王女を無事に離脱させるため、王命を受けて旅立った主人公。
戦場の端っこで、敵国ドラッツェンの繰り出すウォードレイクに遭遇し、どうにか逃げのびます。
牛飼いジェイコブ、聖騎士の配下だった兵士アンドロを同行者に加え、王女を探して戦場を走ります。
牛飼いと別れ、聖堂へ。王女の所在はつかめません。そして舞台はいよいよ戦場へ——!
【ウォーレン 技術点12 体力点15/19 運点12】
【持ち物】
・剣
・荷物袋
・食料1
・馬
・ガーネット
・牛飼いの笛
●アタック04-8 ウォーレン、深読みしすぎる
俺とアンドロは、聖堂を出る。
王女の行方がわからない以上、行く先はより危険な場所へと近づいていくのは自明のことだ。
我が国の王女は、単なる箱入り娘ではない。
これが初陣とはいえ、最前線に陣を敷いている可能性も十分にある。
そんなことを思いながら、丘を進む。
地面がところどころ荒れている。
ここでも、戦いがあったのだ。
いつどこに、何が潜んでいるか、わからない。
戦場の中心ではなくとも、残党を狩る小集団などがいてもおかしくない。
「おい」
声が聞こえた。
しかし、姿は見えない。
見れば、何者かが茂みの中に潜んでいるようだ。
姿は見せない何者かは、眼光のみを鋭く光らせ、言った。
「ロング・ナリクの密使だな?」
この男、何者なのか。
不意打ちをせず、わざわざ向こうから声をかけてきたという事実。
これのみで、味方であると判断はできない。
「どうした。口がないのか。まあいい。俺はコーデリア殿下の密偵だ。伝言があるなら俺が預かろう」
・王からの撤退命令を男に伝える
・伝えない
この選択肢は、あまりにもナンセンスだ。伝えるわけがない。
直接伝えるべきだからとか、そんな理由じゃない。
ここでこの男を簡単に信用して俺たちが密使であると明かすこと自体が軽率すぎるからだ。
「賢明だな。俺が仲間だって証拠がないと、教えられねえよな」
この男、本当に王女の密偵なのかもしれない。
だとしたら、俺を試したのか。
しかし、嫌な感じはしない。敵と味方が入り混じるこの地で初対面の相手を警戒するのは当然のことだ。
男は茂みから、ぬっと手を伸ばした。
その手には、黒いコインが握られている。
「これはロング・ナリクの密使のみが持っているものだ。お前も持っているだろう」
いや、俺の持ち物欄にはそんなアイテムはないな。
荷物を調べようとして、気がついた。
この言葉で荷物を調べようとする行為そのものが、俺の正体を明かしてしまう行動だと。
冷静に考えると、このシチュエーションそのものが不自然なのだ。
黒いコインは、本当に密使の証なのか。
そうなら、俺が最初から知っていないとおかしいだろう。
相手は無言で黒いコインを示し、こちらも同じく黒いコインを見せることで、互いの証となる。
そういうものだ。
だから、向こうが黒いコインを出した後で、俺が荷物をがさがさやるのも呆れた行動に映るだろう。
その行為自体が密使と自白しているようなもの、と最初は考えたが、なお悪い。間抜けな密使と自白しているようなものだからだ。
「どうしたのですか。荷物を改めないのですか」と、アンドロ。
ああもう、俺が警戒していたのに、台無しだよ。
荷物をあさると、王から渡された袋の中に、たしかに同じく黒いコインが入っていた。
ここで持ち物欄に「黒いコイン」を書き込むよう指示があった。
もともと持っていたが、今持ち物として認識したのだ。
一応これで、互いの身分を確認しあうことはできた。
俺は俺を、間抜けな密使と明かしてしまった。
でもこれってつまり、王様が俺に、一番大事なことを伝え忘れたってことになるな。
まあ、伝えなければならない情報量は多かっただろうし、その中で抜けてしまうこともあるのはわかる。俺もやらかす。
けど、一番大事なことだよな。
まあ、黒いコインを荷物に入れ忘れたのではないだけよしとしておこうか。
「とにかく、伝言はお前が直接殿下に伝えてくれ」
コーデリア王女の密偵を名乗る男は言った。
この男はどうして、俺が密偵だと見抜いたのか。
もしかして、聖堂で王女の行方を尋ねる場面をこっそり見ていたのかもしれない。
それでここまで追跡してきたのかも。
「王女は、聖堂にかくまわれている」
……やはりか。
どうやら、俺の読みは当たっていたようだ。
「司祭に『フリージアの花の様子を知りたい』と言うんだ。それが合言葉だ」
これだけ言うと、男は素早く立ち去った。
そして俺は、司祭との会話の場面で使えるパラグラフジャンプを手に入れた。
●アタック04-9 ウォーレン、花咲くその場所へ
聖堂に戻る。
そこでは、一度目の訪問とまったく同じ場面が展開される。
司祭が言う。
「あなたはここに、どのようなご用でいらしたのかな?」
・王女を探していると答える
・施しを受けたいと答える
2つの選択肢が出ている。
しかし俺はそれを無視して「フリージアの花の様子を知りたい」と尋ねた。
あらかじめ教えてもらっていた計算方法で、指定のパラグラフに飛ぶ。パラグラフジャンプだ。
「こちらへ。花の場所へ案内しましょう」
司祭は、柔和な笑みをたたえたまま、言った。
そこは聖堂の奥の小部屋だ。一見、物置部屋のような、目立たない場所。
司祭はそこの床板を外す。
地下への階段があらわれた。
「……この下です」
この構造。最初から設計されていたということだろう。
国境周辺だけに、こうした事態なども想定されていたということだろうか。
「お気をつけて。彼女は人を見る目はたしかです。あなたが信用に値しないと感じたら、耳を塞いでしまうかもしれません」
そんな相手に、俺は撤退の説得をしなければならないのか。
戦場での戦いよりも、こちらの方がよっぽど骨が折れそうだ。
「ひとつだけ、いいですか」
階段を下りようとした俺に、司祭が質問を投げかけてきた。
「この戦い、大勢は決したように思えます。それなのに、あなたがたはずいぶん勝敗にこだわっているように思えます。あなたはなぜここへ来たのですか?」
・最悪の負け方を避けるため
・いつか勝つため
この選択肢なら「いつか勝つため」だろう。
俺はそう即決して、先へと進んだ。しかし進むときにわずかに違和感を感じた。
「勝ちにこだわっているように思える」と発言した相手に「いつか勝つため」と返すのは、それこそ「勝ちにこだわった」発言だ。
司祭の求める答えは、これではない気がする。
しかし、進んでしまったので、今回はこれでいく。
司祭は、俺の言葉をかみしめるように目を閉じた。
「ただ、お聞きしたかっただけです。お気になさらず」
あ、やはり何かが足りなかったっぽい。
俺は司祭のお眼鏡にはかなわなかったのかもしれない。
階段を下りきると、扉があらわれる。隙間から明かりが漏れている。
「さあ、ここです」
司祭の案内に従い、扉を開けた。
●アタック04-10 コーデリア王女、高揚する
中は小部屋になっていた。
中にいる人々の視線がいっせいに俺に集中した。
それはロング・ナリクの兵士たち。
無傷の者はひとりもいない。しかし戦えない者もひとりもいない。
王女を守る最後の砦の兵士たちなのだ。
そして、その中心に彼女はいた。
金髪、短髪の少女。
彼女が、ロング・ナリクの王女コーデリアだ。
俺は、王の使いであると名乗った。
「こちらへ。陛下の言葉を、聞かせてください」
入室し、ドアを閉める。
中央へと進む。
コーデリア王女は、援軍を要請していた。
これは、その返答となる。
援軍の到着を期待している王女に、軍を撤退させることを、納得させなければならない。
このシチュエーションに至って、俺は思った。
これって、かなり無理ゲーじゃね?
戦場ではない、国王のもとで使命を受けた時にも、困難な任務だとは思っていた。
しかし現地でこの場面に至り、改めて使命の重さを思い知った。
どうするか。
俺はまず、王の言葉をそのまま伝えた。
それが俺の使命だからだ。
この戦いに勝ち目はないと、王は判断している。
援軍の要請には、応えられない。
コーデリア王女が人質とされる前に、戦場を離脱させるのが我が任務であること。
「そんな。陛下はこの戦いを捨て、逃げよとおっしゃるのですか?」
うん。そう言った。
さあ、ここから流れを変えることこそが、俺の腕の見せ所となる。
「陛下は、この戦の場にいないからわからないのです。たとえ援軍がなくても、私たちは……誇りのため、正義のため、命ある限り戦わなければなりません。ドラッツェンの横暴に屈してはならないのです!」
よくない。非常によくない流れだ。
王女の言葉には力がある。戦場という特殊な状況下での高揚もあいまって、周囲にも電波していく。
この言葉が、「名誉の戦死」を求めるに過ぎないことすら、誰も気づいていないかもしれない。
・黙って成り行きを見守る
・口を挟み、彼らを止める
黙っていたら、もう止められない。
しかしこの高揚した状況の中、口出しひとつで止められる状況でもない。
とはいえ、この選択肢が置かれた以上、口を挟む以外にない。
もしかしてここにも何らかのパラグラフジャンプが隠されているのかもしれない。
「なぜ止めるのですか? 戦うべきではない理由があるとでも?」
あるよ。犬死にだからだよ。
王女は自身の言葉で高揚してしまっている。
「ドラッツェン軍は、今もこうして、決定的な打撃を与えずに、じわじわと私たちの領民を苦しめています。我々は、退くわけにはいきません」
冷静にならなければ、話にならない。
冷静にさせるには、どうするのが良いか。
やり方としては簡単だ。冷や水をぶっかければいい。
高揚した気分を一瞬で霧散させてしまうほどの。
問題は、それにはどうすればいいか、だ。
それには、別の角度から、王女が気づいていないことを伝えることだ。
流れに呑まれてはならない。流れを変えなければ。
そこに、俺が考えた選択肢が並ぶ。
・ドラッツェン軍の狙いは、この土地だ
・ドラッツェン軍の狙いは、コーデリア王女だ
この選択肢は重要だ。軍が撤退を選択するかどうかが、ここにかかっているかもしれない。
俺は、どちらを選べばよいのだろうか。
次回、俺の言葉を聞いた、コーデリア王女の判断は?
【ウォーレン 技術点12 体力点15/19 運点12】
【持ち物】
・剣
・荷物袋
・食料1
・馬
・ガーネット
・牛飼いの笛
・黒いコイン
■登場人物
ウォーレン ロング・ナリク軍の一員で若き騎兵。主人公。
ロング・ナリク王 おうさま。コーデリア王女の父。
コーデリア ロング・ナリクの王女。15歳で初陣。戦場の指揮を執る。
ジャルベッタ ドラッツェン軍の指揮官。冷酷無比との噂。
聖騎士ウォーレン ロング・ナリクの当代一の聖騎士。ロング・ナリク軍の副官。戦地で命を落とす。
ジェイコブ 金牛の丘の牛飼い
アンドロ 聖騎士ウォーレンに従っていた兵士。ウォードレイクに遭遇し生き延びる。王女に伝えたいことがある。
■作品情報
作品名:戦場の風
著者:丹野佑
編集:エディットなかの
発行所・発行元:FT書房
購入はこちら
https://www.amazon.co.jp/dp/B00SSZ9D5C
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
■今日の新聞に対するお便りはコチラ!
ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m
↓
https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report
【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。
https://ftnews-archive.blogspot.com/
【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。
https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84
■FT新聞をお友達にご紹介ください!
https://ftbooks.xyz/ftshinbun
----------------------------------------------------------------
メールマガジン【FT新聞】
編集: 水波流、葉山海月、中山将平
発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房)
ホームページ: https://ftbooks.xyz/
メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください)
----------------------------------------------------------------
メルマガ解除はこちら
https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2022ft0309news@blogger.com
※飛び先でワンクリックで解除されます。
※ここから先はゲームブック【戦場の風】のネタバレを含んでいます。ご注意ください。
ぜろです。
ゲームブック「戦場の風」のプレイを続けています。
戦場に取り残され、なおも戦おうというコーデリア王女を無事に離脱させるため、王命を受けて旅立った主人公。
戦場の端っこで、敵国ドラッツェンの繰り出すウォードレイクに遭遇し、どうにか逃げのびます。
牛飼いジェイコブ、聖騎士の配下だった兵士アンドロを同行者に加え、王女を探して戦場を走ります。
牛飼いと別れ、聖堂へ。王女の所在はつかめません。そして舞台はいよいよ戦場へ——!
【ウォーレン 技術点12 体力点15/19 運点12】
【持ち物】
・剣
・荷物袋
・食料1
・馬
・ガーネット
・牛飼いの笛
●アタック04-8 ウォーレン、深読みしすぎる
俺とアンドロは、聖堂を出る。
王女の行方がわからない以上、行く先はより危険な場所へと近づいていくのは自明のことだ。
我が国の王女は、単なる箱入り娘ではない。
これが初陣とはいえ、最前線に陣を敷いている可能性も十分にある。
そんなことを思いながら、丘を進む。
地面がところどころ荒れている。
ここでも、戦いがあったのだ。
いつどこに、何が潜んでいるか、わからない。
戦場の中心ではなくとも、残党を狩る小集団などがいてもおかしくない。
「おい」
声が聞こえた。
しかし、姿は見えない。
見れば、何者かが茂みの中に潜んでいるようだ。
姿は見せない何者かは、眼光のみを鋭く光らせ、言った。
「ロング・ナリクの密使だな?」
この男、何者なのか。
不意打ちをせず、わざわざ向こうから声をかけてきたという事実。
これのみで、味方であると判断はできない。
「どうした。口がないのか。まあいい。俺はコーデリア殿下の密偵だ。伝言があるなら俺が預かろう」
・王からの撤退命令を男に伝える
・伝えない
この選択肢は、あまりにもナンセンスだ。伝えるわけがない。
直接伝えるべきだからとか、そんな理由じゃない。
ここでこの男を簡単に信用して俺たちが密使であると明かすこと自体が軽率すぎるからだ。
「賢明だな。俺が仲間だって証拠がないと、教えられねえよな」
この男、本当に王女の密偵なのかもしれない。
だとしたら、俺を試したのか。
しかし、嫌な感じはしない。敵と味方が入り混じるこの地で初対面の相手を警戒するのは当然のことだ。
男は茂みから、ぬっと手を伸ばした。
その手には、黒いコインが握られている。
「これはロング・ナリクの密使のみが持っているものだ。お前も持っているだろう」
いや、俺の持ち物欄にはそんなアイテムはないな。
荷物を調べようとして、気がついた。
この言葉で荷物を調べようとする行為そのものが、俺の正体を明かしてしまう行動だと。
冷静に考えると、このシチュエーションそのものが不自然なのだ。
黒いコインは、本当に密使の証なのか。
そうなら、俺が最初から知っていないとおかしいだろう。
相手は無言で黒いコインを示し、こちらも同じく黒いコインを見せることで、互いの証となる。
そういうものだ。
だから、向こうが黒いコインを出した後で、俺が荷物をがさがさやるのも呆れた行動に映るだろう。
その行為自体が密使と自白しているようなもの、と最初は考えたが、なお悪い。間抜けな密使と自白しているようなものだからだ。
「どうしたのですか。荷物を改めないのですか」と、アンドロ。
ああもう、俺が警戒していたのに、台無しだよ。
荷物をあさると、王から渡された袋の中に、たしかに同じく黒いコインが入っていた。
ここで持ち物欄に「黒いコイン」を書き込むよう指示があった。
もともと持っていたが、今持ち物として認識したのだ。
一応これで、互いの身分を確認しあうことはできた。
俺は俺を、間抜けな密使と明かしてしまった。
でもこれってつまり、王様が俺に、一番大事なことを伝え忘れたってことになるな。
まあ、伝えなければならない情報量は多かっただろうし、その中で抜けてしまうこともあるのはわかる。俺もやらかす。
けど、一番大事なことだよな。
まあ、黒いコインを荷物に入れ忘れたのではないだけよしとしておこうか。
「とにかく、伝言はお前が直接殿下に伝えてくれ」
コーデリア王女の密偵を名乗る男は言った。
この男はどうして、俺が密偵だと見抜いたのか。
もしかして、聖堂で王女の行方を尋ねる場面をこっそり見ていたのかもしれない。
それでここまで追跡してきたのかも。
「王女は、聖堂にかくまわれている」
……やはりか。
どうやら、俺の読みは当たっていたようだ。
「司祭に『フリージアの花の様子を知りたい』と言うんだ。それが合言葉だ」
これだけ言うと、男は素早く立ち去った。
そして俺は、司祭との会話の場面で使えるパラグラフジャンプを手に入れた。
●アタック04-9 ウォーレン、花咲くその場所へ
聖堂に戻る。
そこでは、一度目の訪問とまったく同じ場面が展開される。
司祭が言う。
「あなたはここに、どのようなご用でいらしたのかな?」
・王女を探していると答える
・施しを受けたいと答える
2つの選択肢が出ている。
しかし俺はそれを無視して「フリージアの花の様子を知りたい」と尋ねた。
あらかじめ教えてもらっていた計算方法で、指定のパラグラフに飛ぶ。パラグラフジャンプだ。
「こちらへ。花の場所へ案内しましょう」
司祭は、柔和な笑みをたたえたまま、言った。
そこは聖堂の奥の小部屋だ。一見、物置部屋のような、目立たない場所。
司祭はそこの床板を外す。
地下への階段があらわれた。
「……この下です」
この構造。最初から設計されていたということだろう。
国境周辺だけに、こうした事態なども想定されていたということだろうか。
「お気をつけて。彼女は人を見る目はたしかです。あなたが信用に値しないと感じたら、耳を塞いでしまうかもしれません」
そんな相手に、俺は撤退の説得をしなければならないのか。
戦場での戦いよりも、こちらの方がよっぽど骨が折れそうだ。
「ひとつだけ、いいですか」
階段を下りようとした俺に、司祭が質問を投げかけてきた。
「この戦い、大勢は決したように思えます。それなのに、あなたがたはずいぶん勝敗にこだわっているように思えます。あなたはなぜここへ来たのですか?」
・最悪の負け方を避けるため
・いつか勝つため
この選択肢なら「いつか勝つため」だろう。
俺はそう即決して、先へと進んだ。しかし進むときにわずかに違和感を感じた。
「勝ちにこだわっているように思える」と発言した相手に「いつか勝つため」と返すのは、それこそ「勝ちにこだわった」発言だ。
司祭の求める答えは、これではない気がする。
しかし、進んでしまったので、今回はこれでいく。
司祭は、俺の言葉をかみしめるように目を閉じた。
「ただ、お聞きしたかっただけです。お気になさらず」
あ、やはり何かが足りなかったっぽい。
俺は司祭のお眼鏡にはかなわなかったのかもしれない。
階段を下りきると、扉があらわれる。隙間から明かりが漏れている。
「さあ、ここです」
司祭の案内に従い、扉を開けた。
●アタック04-10 コーデリア王女、高揚する
中は小部屋になっていた。
中にいる人々の視線がいっせいに俺に集中した。
それはロング・ナリクの兵士たち。
無傷の者はひとりもいない。しかし戦えない者もひとりもいない。
王女を守る最後の砦の兵士たちなのだ。
そして、その中心に彼女はいた。
金髪、短髪の少女。
彼女が、ロング・ナリクの王女コーデリアだ。
俺は、王の使いであると名乗った。
「こちらへ。陛下の言葉を、聞かせてください」
入室し、ドアを閉める。
中央へと進む。
コーデリア王女は、援軍を要請していた。
これは、その返答となる。
援軍の到着を期待している王女に、軍を撤退させることを、納得させなければならない。
このシチュエーションに至って、俺は思った。
これって、かなり無理ゲーじゃね?
戦場ではない、国王のもとで使命を受けた時にも、困難な任務だとは思っていた。
しかし現地でこの場面に至り、改めて使命の重さを思い知った。
どうするか。
俺はまず、王の言葉をそのまま伝えた。
それが俺の使命だからだ。
この戦いに勝ち目はないと、王は判断している。
援軍の要請には、応えられない。
コーデリア王女が人質とされる前に、戦場を離脱させるのが我が任務であること。
「そんな。陛下はこの戦いを捨て、逃げよとおっしゃるのですか?」
うん。そう言った。
さあ、ここから流れを変えることこそが、俺の腕の見せ所となる。
「陛下は、この戦の場にいないからわからないのです。たとえ援軍がなくても、私たちは……誇りのため、正義のため、命ある限り戦わなければなりません。ドラッツェンの横暴に屈してはならないのです!」
よくない。非常によくない流れだ。
王女の言葉には力がある。戦場という特殊な状況下での高揚もあいまって、周囲にも電波していく。
この言葉が、「名誉の戦死」を求めるに過ぎないことすら、誰も気づいていないかもしれない。
・黙って成り行きを見守る
・口を挟み、彼らを止める
黙っていたら、もう止められない。
しかしこの高揚した状況の中、口出しひとつで止められる状況でもない。
とはいえ、この選択肢が置かれた以上、口を挟む以外にない。
もしかしてここにも何らかのパラグラフジャンプが隠されているのかもしれない。
「なぜ止めるのですか? 戦うべきではない理由があるとでも?」
あるよ。犬死にだからだよ。
王女は自身の言葉で高揚してしまっている。
「ドラッツェン軍は、今もこうして、決定的な打撃を与えずに、じわじわと私たちの領民を苦しめています。我々は、退くわけにはいきません」
冷静にならなければ、話にならない。
冷静にさせるには、どうするのが良いか。
やり方としては簡単だ。冷や水をぶっかければいい。
高揚した気分を一瞬で霧散させてしまうほどの。
問題は、それにはどうすればいいか、だ。
それには、別の角度から、王女が気づいていないことを伝えることだ。
流れに呑まれてはならない。流れを変えなければ。
そこに、俺が考えた選択肢が並ぶ。
・ドラッツェン軍の狙いは、この土地だ
・ドラッツェン軍の狙いは、コーデリア王女だ
この選択肢は重要だ。軍が撤退を選択するかどうかが、ここにかかっているかもしれない。
俺は、どちらを選べばよいのだろうか。
次回、俺の言葉を聞いた、コーデリア王女の判断は?
【ウォーレン 技術点12 体力点15/19 運点12】
【持ち物】
・剣
・荷物袋
・食料1
・馬
・ガーネット
・牛飼いの笛
・黒いコイン
■登場人物
ウォーレン ロング・ナリク軍の一員で若き騎兵。主人公。
ロング・ナリク王 おうさま。コーデリア王女の父。
コーデリア ロング・ナリクの王女。15歳で初陣。戦場の指揮を執る。
ジャルベッタ ドラッツェン軍の指揮官。冷酷無比との噂。
聖騎士ウォーレン ロング・ナリクの当代一の聖騎士。ロング・ナリク軍の副官。戦地で命を落とす。
ジェイコブ 金牛の丘の牛飼い
アンドロ 聖騎士ウォーレンに従っていた兵士。ウォードレイクに遭遇し生き延びる。王女に伝えたいことがある。
■作品情報
作品名:戦場の風
著者:丹野佑
編集:エディットなかの
発行所・発行元:FT書房
購入はこちら
https://www.amazon.co.jp/dp/B00SSZ9D5C
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
■今日の新聞に対するお便りはコチラ!
ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m
↓
https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report
【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。
https://ftnews-archive.blogspot.com/
【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。
https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84
■FT新聞をお友達にご紹介ください!
https://ftbooks.xyz/ftshinbun
----------------------------------------------------------------
メールマガジン【FT新聞】
編集: 水波流、葉山海月、中山将平
発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房)
ホームページ: https://ftbooks.xyz/
メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください)
----------------------------------------------------------------
メルマガ解除はこちら
https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2022ft0309news@blogger.com
※飛び先でワンクリックで解除されます。
2025年4月1日火曜日
Re:PC@20代からのゲームブック118 FT新聞 No.4451
FT新聞編集長の水波流です。
本日は、Reシリーズ・丹野佑氏による『20代からのゲームブック』
元は丹野氏が20代のとき、約3年に渡って書き綴られた名コラムの再録です。
(2014年2月5日 FT新聞No.391〜2016年11月23日 FT新聞No.1412)
☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆
(編註:この記事は、過去の人気記事を再配信するReシリーズです。文中のコメントは全て当時のものとなっております)
おはようございます。丹野です。
ようやく梅雨らしい気候になってきました。とはいえ、雨が降るとさすがに外に出るのがおっくうになってしまいますね。
とはいえ、雨がたくさん降ってくれないと農作物の生育にかかわりますから、しっかり降ってくれないと困りますね。
できれば自分が外出しない日にうまく集中的に降ってほしいとムシのいいことを考えてしまいますね。
■パーセクでもないです
PCといえば、アナログゲームではだいたい「プレイヤー・キャラクター」のことを指しますが、今回取り上げたいのは、それとは違うPCです。もちろん、パーソナル・コンピューターでもありません。
最近話題のPCといえば、「ポリティカル・コレクトネス」。日本語で言えば「政治的正しさ」というところでしょうか。ニュースでドナルド・トランプ氏の発言が「PCでない」として取り上げられることで耳にする機会が増えました。
少々ややこしい概念ですが、現在において表現を行うなら避けては通れない問題でもあります。
PCは主に言葉そのもの、あるいは言葉の使い方を指す概念で、その言葉が公平・中立なものか、差別的・偏見的でないかという点が論点になります。
日本でも90年代ごろから、「看護婦・看護士」や「保母・保父」と性別で呼び分けていた職業を「看護師」「保育士」と性別によらない表現に変えたり、「登校拒否」を「不登校」と本人の意思を限定しない表現で呼ぶようになったりと、PCに基づいて呼び名が変わったものがあります。
単純に言い換えればいいというものではないのですが、言葉自体に偏見が含まれている際に使われます。
■十分な注意が必要(当たり前の結論)
ゲームブックも表現活動ですから、もちろんPCと無関係ではいられません。
丹野も『ソーサリー』を遊んでいたとき、「首狩り族」という言葉がそのまま出てきたときにはかなり驚いてしまいました。これは、現実に首狩りの習慣がある(あった)部族を呼ぶ際には、PC的に使うべきではないとされている言葉です。首狩りをするという一点だけしか表現していないからですね。
とはいえ、『ソーサリー』作中の首狩り族は、現実の部族を指しているわけではありません。PC的に配慮した表現、たとえば「首を狩る風習のある部族」と書き換えてしまうと、文章の勢いがそがれてしまいます。
このように、PCはしばしば表現の自由と対立します。特定の部族のことを指しているわけではない「首狩り族」までPC的に修正すべきだというのは、少々過剰というものでしょう。
同様に、「政治的に正しくない」ことを隠ぺいするような目的で言い換えるのも考えものです。たとえば、2013年公開の映画『ローン・レンジャー』では、作中では明らかに「インディアン」と言っているのに、字幕では「先住民」と書かれていたことには辟易した覚えがあります。
PCの基準は非常にあいまいで、普通に使っているつもりの言葉でも、政治的中立さを失ってしまうことがありえます。近年では、たとえば「ゆとり世代」という言葉は大きく意味合いが変わって使われるようになりました。
ゲームブックの場合、ちょっとしたニュアンスで展開の受け取り方が大きく変わる場合もありますから、気を付けて言葉を選んでいきたいですね。
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
■今日の新聞に対するお便りはコチラ!
ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m
↓
https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report
【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。
https://ftnews-archive.blogspot.com/
【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。
https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84
■FT新聞をお友達にご紹介ください!
https://ftbooks.xyz/ftshinbun
----------------------------------------------------------------
メールマガジン【FT新聞】
編集: 水波流、葉山海月、中山将平
発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房)
ホームページ: https://ftbooks.xyz/
メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください)
----------------------------------------------------------------
メルマガ解除はこちら
https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2022ft0309news@blogger.com
※飛び先でワンクリックで解除されます。
本日は、Reシリーズ・丹野佑氏による『20代からのゲームブック』
元は丹野氏が20代のとき、約3年に渡って書き綴られた名コラムの再録です。
(2014年2月5日 FT新聞No.391〜2016年11月23日 FT新聞No.1412)
☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆
(編註:この記事は、過去の人気記事を再配信するReシリーズです。文中のコメントは全て当時のものとなっております)
おはようございます。丹野です。
ようやく梅雨らしい気候になってきました。とはいえ、雨が降るとさすがに外に出るのがおっくうになってしまいますね。
とはいえ、雨がたくさん降ってくれないと農作物の生育にかかわりますから、しっかり降ってくれないと困りますね。
できれば自分が外出しない日にうまく集中的に降ってほしいとムシのいいことを考えてしまいますね。
■パーセクでもないです
PCといえば、アナログゲームではだいたい「プレイヤー・キャラクター」のことを指しますが、今回取り上げたいのは、それとは違うPCです。もちろん、パーソナル・コンピューターでもありません。
最近話題のPCといえば、「ポリティカル・コレクトネス」。日本語で言えば「政治的正しさ」というところでしょうか。ニュースでドナルド・トランプ氏の発言が「PCでない」として取り上げられることで耳にする機会が増えました。
少々ややこしい概念ですが、現在において表現を行うなら避けては通れない問題でもあります。
PCは主に言葉そのもの、あるいは言葉の使い方を指す概念で、その言葉が公平・中立なものか、差別的・偏見的でないかという点が論点になります。
日本でも90年代ごろから、「看護婦・看護士」や「保母・保父」と性別で呼び分けていた職業を「看護師」「保育士」と性別によらない表現に変えたり、「登校拒否」を「不登校」と本人の意思を限定しない表現で呼ぶようになったりと、PCに基づいて呼び名が変わったものがあります。
単純に言い換えればいいというものではないのですが、言葉自体に偏見が含まれている際に使われます。
■十分な注意が必要(当たり前の結論)
ゲームブックも表現活動ですから、もちろんPCと無関係ではいられません。
丹野も『ソーサリー』を遊んでいたとき、「首狩り族」という言葉がそのまま出てきたときにはかなり驚いてしまいました。これは、現実に首狩りの習慣がある(あった)部族を呼ぶ際には、PC的に使うべきではないとされている言葉です。首狩りをするという一点だけしか表現していないからですね。
とはいえ、『ソーサリー』作中の首狩り族は、現実の部族を指しているわけではありません。PC的に配慮した表現、たとえば「首を狩る風習のある部族」と書き換えてしまうと、文章の勢いがそがれてしまいます。
このように、PCはしばしば表現の自由と対立します。特定の部族のことを指しているわけではない「首狩り族」までPC的に修正すべきだというのは、少々過剰というものでしょう。
同様に、「政治的に正しくない」ことを隠ぺいするような目的で言い換えるのも考えものです。たとえば、2013年公開の映画『ローン・レンジャー』では、作中では明らかに「インディアン」と言っているのに、字幕では「先住民」と書かれていたことには辟易した覚えがあります。
PCの基準は非常にあいまいで、普通に使っているつもりの言葉でも、政治的中立さを失ってしまうことがありえます。近年では、たとえば「ゆとり世代」という言葉は大きく意味合いが変わって使われるようになりました。
ゲームブックの場合、ちょっとしたニュアンスで展開の受け取り方が大きく変わる場合もありますから、気を付けて言葉を選んでいきたいですね。
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
■今日の新聞に対するお便りはコチラ!
ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m
↓
https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report
【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。
https://ftnews-archive.blogspot.com/
【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。
https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84
■FT新聞をお友達にご紹介ください!
https://ftbooks.xyz/ftshinbun
----------------------------------------------------------------
メールマガジン【FT新聞】
編集: 水波流、葉山海月、中山将平
発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房)
ホームページ: https://ftbooks.xyz/
メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください)
----------------------------------------------------------------
メルマガ解除はこちら
https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2022ft0309news@blogger.com
※飛び先でワンクリックで解除されます。
2025年3月31日月曜日
「ローグライクハーフ」個人制作シナリオのご紹介☆ FT新聞 No.4450
おはようございます、枚方市のスターバックスから杉本です☆
ローグライクハーフの運営をはじめてから、はや2年が経とうとしています。
◆最近のローグライクハーフ界隈のお話☆
いま、5月配信のd66シナリオを書いています。
私にとって大事なナンバーになることもあって、いつも以上に真剣なテンションでやっています。
そんな折、ふと顔を上げると、ローグライクハーフファンによる作品が、数多く世に出ていることに気づきました。
今日はそんな作品のなかから、シナリオとサプリメントにスポットを当てて情報を集めました。
◆主にTALTOから。
「ローグライクハーフ」のシナリオやサプリメントは、TALTOというサイトに掲載していただくことを推奨しています。
「ローグライクハーフ」というTRPGジャンルを分類に掲載してほしいと打診して、キッチリと応えてくれた最初のサイトだったからです。
もちろん、他の掲載サイトでもまったく問題ありません☆
そのTALTOには現在、約30個のローグライクハーフシナリオ/サプリメントが掲載されています。
今回はここ半年間で発表された作品に絞って、ご紹介いたしますね。
作品紹介にあたって、TALTOにある「作品概要」の記述からの引用をさせていただきました。
◆「搬入せよ! 遠き東のハニワたち」
東洋夏さんによる作品です。
アランツァ世界を舞台とした作品で、東の国からやってきた「ハニワ」を運ぶd33シナリオ。
(作者による作品概要引用)
ネメディ平原を横切り、ロング・ナリクの豪商リエンス家の屋敷まで積み荷を届けることがあなたの任務。
荷馬車に積まれているのは遠く東の国から運ばれて来た「ハニワ」だという。
危険に満ちた旧街道を踏破して、無事にハニワを搬入することはできるだろうか?
https://talto.cc/projects/x9UXNxiRLB6-M3kiqqhSQ/rev/qbaTYsE0rG/booklets/Y2e5wqGM4z
◆「ウーサとウサギの迷宮」
寝子さんによる作品です。
タイトルどおり、ウサギに関連する迷宮です。
ウサギの従者やウサギのコックなど、ウサギへの愛が溢れたd33シナリオ。
https://talto.cc/projects/9ineaJJcMSwA1UffILH6O/rev/0rmf98Lq9E/booklets/Bo-QBNppw6
◆「食べ切れ! 闇鍋パーティー」
寝子さんによる作品です。
闇鍋を作り、食べる。そんなd33シナリオです。
アランツァ世界のクリーチャーも出てきます……モンスターとして、あるいは食材として!
(作者による作品概要引用)
闇鍋を作って食べるだけの、ノリで遊ぶシナリオです。深く考えてはいけません。
作者も闇鍋について詳しくないので間違っているかもしれませんが、雰囲気でお楽しみください。
初心者向けだと思います。
https://talto.cc/projects/fDa4SmsQ_M0DAC9NMZpCp/rev/j2IRPPyZav/booklets/gM69XCfuqs
◆「天駆ける狗のディナーは■ミの鍋」
天狗ろむさんによる作品です。
共通世界アランツァを舞台としたd66シナリオ。
「からくり都市チャマイ」での食材あつめを目的とした冒険。
寝子さんによる「食べ切れ! 闇鍋パーティー」とあわせて、アランツァ世界の食料事情の需要を感じた作品です☆
(作者による作品概要引用)
天狗ろむ作の初シナリオ+サプリメントができました!
仕様を分かっていなかった所為で文量が凄かったり、特殊ルール設けまくりと、色々と粗が目立つ作品ですが、楽しい作品にはなったかと思いますので、宜しければお楽しみください!
ほんのりとサプリメント「ヒーローズオブダークネス」対応していたり、していなかったりしています。
良き冒険があらんことを!
https://talto.cc/projects/NuK2xEMI2wXI37wWXZE-H/rev/Lt_PYvilXE/booklets/rkVlsk0QoD
◆続きは次週!
今回の記事ではTALTOに掲載されているローグライクハーフのシナリオ/サプリメントを4作品、ご紹介いたしました。
過去半年間に掲載された作品はあと5作品あります……次週に続きます☆
それではまた!
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
■今日の新聞に対するお便りはコチラ!
ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m
↓
https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report
【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。
https://ftnews-archive.blogspot.com/
【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。
https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84
■FT新聞をお友達にご紹介ください!
https://ftbooks.xyz/ftshinbun
----------------------------------------------------------------
メールマガジン【FT新聞】
編集: 水波流、葉山海月、中山将平
発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房)
ホームページ: https://ftbooks.xyz/
メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください)
----------------------------------------------------------------
メルマガ解除はこちら
https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2022ft0309news@blogger.com
※飛び先でワンクリックで解除されます。
ローグライクハーフの運営をはじめてから、はや2年が経とうとしています。
◆最近のローグライクハーフ界隈のお話☆
いま、5月配信のd66シナリオを書いています。
私にとって大事なナンバーになることもあって、いつも以上に真剣なテンションでやっています。
そんな折、ふと顔を上げると、ローグライクハーフファンによる作品が、数多く世に出ていることに気づきました。
今日はそんな作品のなかから、シナリオとサプリメントにスポットを当てて情報を集めました。
◆主にTALTOから。
「ローグライクハーフ」のシナリオやサプリメントは、TALTOというサイトに掲載していただくことを推奨しています。
「ローグライクハーフ」というTRPGジャンルを分類に掲載してほしいと打診して、キッチリと応えてくれた最初のサイトだったからです。
もちろん、他の掲載サイトでもまったく問題ありません☆
そのTALTOには現在、約30個のローグライクハーフシナリオ/サプリメントが掲載されています。
今回はここ半年間で発表された作品に絞って、ご紹介いたしますね。
作品紹介にあたって、TALTOにある「作品概要」の記述からの引用をさせていただきました。
◆「搬入せよ! 遠き東のハニワたち」
東洋夏さんによる作品です。
アランツァ世界を舞台とした作品で、東の国からやってきた「ハニワ」を運ぶd33シナリオ。
(作者による作品概要引用)
ネメディ平原を横切り、ロング・ナリクの豪商リエンス家の屋敷まで積み荷を届けることがあなたの任務。
荷馬車に積まれているのは遠く東の国から運ばれて来た「ハニワ」だという。
危険に満ちた旧街道を踏破して、無事にハニワを搬入することはできるだろうか?
https://talto.cc/projects/x9UXNxiRLB6-M3kiqqhSQ/rev/qbaTYsE0rG/booklets/Y2e5wqGM4z
◆「ウーサとウサギの迷宮」
寝子さんによる作品です。
タイトルどおり、ウサギに関連する迷宮です。
ウサギの従者やウサギのコックなど、ウサギへの愛が溢れたd33シナリオ。
https://talto.cc/projects/9ineaJJcMSwA1UffILH6O/rev/0rmf98Lq9E/booklets/Bo-QBNppw6
◆「食べ切れ! 闇鍋パーティー」
寝子さんによる作品です。
闇鍋を作り、食べる。そんなd33シナリオです。
アランツァ世界のクリーチャーも出てきます……モンスターとして、あるいは食材として!
(作者による作品概要引用)
闇鍋を作って食べるだけの、ノリで遊ぶシナリオです。深く考えてはいけません。
作者も闇鍋について詳しくないので間違っているかもしれませんが、雰囲気でお楽しみください。
初心者向けだと思います。
https://talto.cc/projects/fDa4SmsQ_M0DAC9NMZpCp/rev/j2IRPPyZav/booklets/gM69XCfuqs
◆「天駆ける狗のディナーは■ミの鍋」
天狗ろむさんによる作品です。
共通世界アランツァを舞台としたd66シナリオ。
「からくり都市チャマイ」での食材あつめを目的とした冒険。
寝子さんによる「食べ切れ! 闇鍋パーティー」とあわせて、アランツァ世界の食料事情の需要を感じた作品です☆
(作者による作品概要引用)
天狗ろむ作の初シナリオ+サプリメントができました!
仕様を分かっていなかった所為で文量が凄かったり、特殊ルール設けまくりと、色々と粗が目立つ作品ですが、楽しい作品にはなったかと思いますので、宜しければお楽しみください!
ほんのりとサプリメント「ヒーローズオブダークネス」対応していたり、していなかったりしています。
良き冒険があらんことを!
https://talto.cc/projects/NuK2xEMI2wXI37wWXZE-H/rev/Lt_PYvilXE/booklets/rkVlsk0QoD
◆続きは次週!
今回の記事ではTALTOに掲載されているローグライクハーフのシナリオ/サプリメントを4作品、ご紹介いたしました。
過去半年間に掲載された作品はあと5作品あります……次週に続きます☆
それではまた!
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
■今日の新聞に対するお便りはコチラ!
ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m
↓
https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report
【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。
https://ftnews-archive.blogspot.com/
【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。
https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84
■FT新聞をお友達にご紹介ください!
https://ftbooks.xyz/ftshinbun
----------------------------------------------------------------
メールマガジン【FT新聞】
編集: 水波流、葉山海月、中山将平
発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房)
ホームページ: https://ftbooks.xyz/
メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください)
----------------------------------------------------------------
メルマガ解除はこちら
https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2022ft0309news@blogger.com
※飛び先でワンクリックで解除されます。
2025年3月30日日曜日
Re:貿易都市ビストフ「ローグライクハーフ」都市サプリメント&新職業【異国魔法使い】 FT新聞 No.4449
おはようございます。
FT新聞編集長の水波です。
いよいよ来週の日曜日は、ロア・スペイダーによる新作d33シナリオ『怪盗は雪夜に舞う』が配信となります。
拠点となる街は貿易都市ビストフ!
それに伴いまして、以前配信しました「都市サプリメント」と「新職業」を再配信いたします。
ビストフ独自のアイテムや従者を駆使して、ぜひ『怪盗は雪夜に舞う』を楽しんで下さいね!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
◆貿易都市ビストフ
この街はアランツァ世界ではかなり北方にあるにも関わらず、温暖な気候を保っています。
温暖な海流の上を通ってきた東からの風が一年中吹いているためだと言われています(偏西風や偏東風のようなものですが、アランツァ世界には自転がないため、厳密には異なります)。
しかし、その風がどうして一年中吹いているのか、本質的な理由は分かっていません。
↓「都市サプリメント:貿易都市ビストフ」
https://ftbooks.xyz/ftnews/gamebook/RogueLikeHalf_SUP_Vistov.pdf
◆【異国魔法使い】
【魔術点】をベースとした新しい職業で、基本ルールで【魔術点】を副能力値を選んだ場合と使い勝手は似ています。
【炎球】や【気絶】といった〈弱いクリーチャー〉に対抗する呪文がないのが弱点ですが、明かりや黄金を生み出すといった創造性あふれる呪文が使え、別の面で便利です。
ローグライクハーフ 新職業【異国魔法使い】
https://ftbooks.xyz/ftnews/gamebook/RogueLikeHalf_NewClass_ExoticWizard.txt
↓「アランツァ:ラドリド大陸地図」by 中山将平
https://ftbooks.xyz/ftnews/article/MAPofARANCIA.png
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
■今日の新聞に対するお便りはコチラ!
ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m
↓
https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report
【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。
https://ftnews-archive.blogspot.com/
【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。
https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84
■FT新聞をお友達にご紹介ください!
https://ftbooks.xyz/ftshinbun
----------------------------------------------------------------
メールマガジン【FT新聞】
編集: 水波流、葉山海月、中山将平
発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房)
ホームページ: https://ftbooks.xyz/
メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください)
----------------------------------------------------------------
メルマガ解除はこちら
https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2022ft0309news@blogger.com
※飛び先でワンクリックで解除されます。
FT新聞編集長の水波です。
いよいよ来週の日曜日は、ロア・スペイダーによる新作d33シナリオ『怪盗は雪夜に舞う』が配信となります。
拠点となる街は貿易都市ビストフ!
それに伴いまして、以前配信しました「都市サプリメント」と「新職業」を再配信いたします。
ビストフ独自のアイテムや従者を駆使して、ぜひ『怪盗は雪夜に舞う』を楽しんで下さいね!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
◆貿易都市ビストフ
この街はアランツァ世界ではかなり北方にあるにも関わらず、温暖な気候を保っています。
温暖な海流の上を通ってきた東からの風が一年中吹いているためだと言われています(偏西風や偏東風のようなものですが、アランツァ世界には自転がないため、厳密には異なります)。
しかし、その風がどうして一年中吹いているのか、本質的な理由は分かっていません。
↓「都市サプリメント:貿易都市ビストフ」
https://ftbooks.xyz/ftnews/gamebook/RogueLikeHalf_SUP_Vistov.pdf
◆【異国魔法使い】
【魔術点】をベースとした新しい職業で、基本ルールで【魔術点】を副能力値を選んだ場合と使い勝手は似ています。
【炎球】や【気絶】といった〈弱いクリーチャー〉に対抗する呪文がないのが弱点ですが、明かりや黄金を生み出すといった創造性あふれる呪文が使え、別の面で便利です。
ローグライクハーフ 新職業【異国魔法使い】
https://ftbooks.xyz/ftnews/gamebook/RogueLikeHalf_NewClass_ExoticWizard.txt
↓「アランツァ:ラドリド大陸地図」by 中山将平
https://ftbooks.xyz/ftnews/article/MAPofARANCIA.png
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
■今日の新聞に対するお便りはコチラ!
ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m
↓
https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report
【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。
https://ftnews-archive.blogspot.com/
【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。
https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84
■FT新聞をお友達にご紹介ください!
https://ftbooks.xyz/ftshinbun
----------------------------------------------------------------
メールマガジン【FT新聞】
編集: 水波流、葉山海月、中山将平
発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房)
ホームページ: https://ftbooks.xyz/
メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください)
----------------------------------------------------------------
メルマガ解除はこちら
https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2022ft0309news@blogger.com
※飛び先でワンクリックで解除されます。
2025年3月29日土曜日
FT新聞1ウィーク! 第633号 FT新聞 No.4448
From:水波流
時間が無くても本が読みたくて、ひたすら図書館で借りては読み漁っていた10年前。
最近読んだ本を読書記録につけたら、その頃に既読だった事に気づいてショックを受ける。内容は覚えてなくても読んだ事すら覚えてないというのはさすがに……。
なので、このところは少しずつ読むように心がけています。
from:葉山海月
「コーヒーは体にいい」と言われたのでガブガブ飲んでいたら「糖尿に悪いからやめなさい」と言われたので今日はサラダ記念日。
from:中山将平
僕ら、最新の情報を公式Twitterでも公開しています。
まだフォローいただいていない方、ぜひ以下のURLよりフォローしていただけましたら。
https://x.com/FTshobo
さて土曜日は一週間を振り返るまとめの日なので、今週の記事をご紹介します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■3/23(日)~3/28(金)の記事一覧
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2025年3月23日(日) 杉本=ヨハネ FT新聞 No.4442
Re:アランツァワールドガイド Vol.4 貿易都市ビストフ
・4月第1日曜に配信予定のロア・スペイダーによる新作d33シナリオは貿易都市ビストフが舞台になります。
それに伴って、以前配信しましたアランツァワールドガイドを再配信いたします。
海に出ることを考える冒険者にとっては、重要な土地、貿易都市ビストフ。
そこを旅しながら、カメル教授が出会ったものは?
ぜひ冒険の舞台を想像して、楽しみにお待ちください!
2025年3月24日(月)杉本=ヨハネ FT新聞 No.4443
☆今後の刊行予定☆
・本日は前回チラリと触れた春の刊行作品について、さらに夏のコミックマーケットにて刊行するべく、現在奮闘中の作品についてのご案内です。
まずは、作家ロア・スペイダー氏の2作品を刊行!
ゲームブック『単眼の巨獣』☆
FT書房が展開する世界「アランツァ」の中核をなすモンスターのひとつ【混沌】に属するクリーチャーを主人公とした中編ゲームブックです。
イラストは中山将平氏!
もうひとつはローグライクハーフのd33シナリオを4本収録した、新サプリメント『雪剣の頂 勇者の轍(仮)』です☆
北方都市サン・サレンを拠点とし、同都市に関するワールドガイドに加え、装備品や従者の購入が可能となる「都市サプリメント」と、【新職業】として【秘術師】を掲載。
イラストは海底キメラ氏!
その他、夏のコミックマーケットで刊行予定の作品についても触れていきます!
お見逃しなきよう!
2025年3月25日(火) 中山将平 FT新聞 No.4444
カエル人が教えてくれたファンタジー創作 第42回
・中山氏が創作している『カエルの勇者ケロナイツ』(ファンタジー世界に住まうカエル人たちの活躍を描いたオリジナル作品)。
その創作から、学んだことを書きつづります。
中山氏、実はTRPGを遊んでいて「サイコロを振りすぎなんじゃないかな……」と思うことがあるのです。
例えば、箱を開けたとき、ふたの裏に小さな文字が書かれていたとしましょう。
その文字に「気づけるかどうか」をサイコロで決めることについてどう感じられるでしょうか。
もしそれが緊迫した状況で、一度しか確認できないなら見落としもあるかもしれません。
しかし、箱に正常な観察力を持って注目できているなら、「鈍感だから気づけなかった」という説明に納得できるか心配になります。
それでは、サイコロを振る場面=運について、いったいどういうことなのかを掘り下げて分析してまいります。
2025年3月26日(水) ぜろ FT新聞 No.4445
第4回【戦場の風】ゲームブックリプレイ
・テンポのよい語り口で勝負する、ぜろ氏のリプレイ記事、第431回をお届けしました。
今回挑戦する作品は、丹野佑・著『戦場の風』です。
戦場に取り残され、なおも戦おうというコーデリア王女を無事に離脱させるため、王命を受けて旅立った主人公。
戦場の端っこで、敵国ドラッツェンの繰り出すウォードレイクに遭遇し、どうにか逃げのびます。
牛飼いジェイコブ、聖騎士の配下だった兵士アンドロを同行者に加え、王女を探して戦場を走ります。
ジェイコブからアイテムをもらい、不意打ちを食らったのち、丘の中でひときわ大きな建物である聖堂に向かうのだが……。
冒険は続きます。
2025年3月27日(木) 齊藤飛鳥 FT新聞 No.4446
齊藤飛鳥・小説リプレイvol.29『常闇の伴侶』その5
・児童文学・ミステリ作家、齊藤飛鳥さんによるTRPG小説リプレイをお届けしました。
今回の挑戦する作品は「ローグライクハーフ」シリーズ『常闇の伴侶』
《太古の森》で行なわれている、怪しい儀式の原因を突き止めれば、高額報酬が期待できる。そんな噂を安酒場で聞いた冒険家乙女のクワニャウマは、カリウキ氏族の戦士ゲルダとまじない師ヴィドと《太古の森》の探索を始めた。ついに怪しい儀式の原因は闇エルフ達であり、それに樹人の長老の弟が使われていることが判明。樹人の長老の依頼で、儀式によって衰弱している弟の安楽死を依頼されたクワニャウマ達は、長老の弟の木を探し求めて《太古の森》の探索を続けるのであった。
その中で出会った少女を連れ、『闇の聖域』に住まうラスボスとの謁見へ。
はたして、彼らの運命は!?
二周目、堂々のラスト!
2025年3月28日(金) 休刊日 FT新聞 No.4447
休刊日のお知らせ
・毎週金曜日は、読者から投稿された記事がここに入れるように、空けてある曜日です。
あなたの記事を、お待ちしております!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■今週の読者様の声のご紹介
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ひとことアンケートへのご意見をご紹介します。
紙面の都合で、一部省略させていただくかも知れませんが何とぞご了承くださいませ。
すべてのお便りは編集部が目を通し、執筆者に転送しておりますので、いろんなご意見やご感想をぜひお送り下さい。
↓↓
(ヴェルサリウス28世さん)
FT新聞1ウィーク! 第632号 FT新聞 No.4441
>「イギリスでは1650年にオックスフォードに最初のコーヒーハウスが開業したとされてますので年代的には合ってるかもしれません」
投稿後に気づいたのですが、オックスフォードに最初のコーヒーハウスが開業した1650年当時、イギリスには緑茶すらないので、コーヒーと紅茶で対照実験をすることはあり得ないですね。1657年、ロンドンのコーヒーハウスで初めてイギリスでの茶の販売が始まりましたが、これは緑茶で、売り出しにあたっての宣伝ポスターには、茶の効用について「頭痛、結石、水腫、壊血病、記憶喪失、頭痛、下痢、恐ろしい夢などの症状に効き目あり」などという東洋の神秘薬としての売出しでした。紅茶(発酵茶)がイギリスに入るのは1689年以降のことです。
参照:キリン歴史ミュージアム「酒・飲料の歴史 第3話 茶の歴史」
https://museum.kirinholdings.com/history/tea/story3c.html
同じ1657年に新聞に出たコーヒーの広告も、「コーヒーと呼ばれる飲み物(きわめて身体によき天然の飲料、すぐれたる効能多し)。胃の孔を塞ぎ、体内の熱を強め、消化を助け、精神の働きを促し、気持ちを快活にする。ただれ目、咳、風邪、粘膜の炎症、肺病、頭痛、水腫、風疹、痛風、懐血病など多くに効く」という広告でした。
参照:UCC社「歴史」
https://www.ucc.co.jp/enjoy/encyclopedia/history/index.html
イギリス以外で見ても、だいたいコーヒーよりも紅茶が入ってくる方が遅いみたいですね。
(お返事:葉山海月)
ありがとうございます!
なるほどー。お茶も薬として売られていたのですねー。確かにコーラなんかも、最初は薬として売られたように覚えております。
「だいたいコーヒーよりも紅茶が入ってくる方が遅い」とのことですが。
あたしゃすっかり逆かと思っていました。以外ですねー
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
■今日の新聞に対するお便りはコチラ!
ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m
↓
https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report
【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。
https://ftnews-archive.blogspot.com/
【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。
https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84
■FT新聞をお友達にご紹介ください!
https://ftbooks.xyz/ftshinbun
■FT書房作品の通販はこちらから☆
FT書房 - BOOTH
https://ftbooks.booth.pm
■FT書房YouTubeチャンネルはこちら!
https://www.youtube.com/channel/UCrZg-eTeypwqfjwQ4RNIvJQ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■FT新聞が届かない日があった場合
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
FT新聞は休刊日でも「本日は休刊日です」というメールが必ず届きます。
未着の場合は、まず迷惑メールフォルダを一度、ご確認下さい。
もし迷惑メールにも全く届いていない場合は、それは残念ながらお使いのメールとの相性問題などで未着になっている可能性があります。
このところ各社のメールセキュリティ強化のためか未着のケースが複雑化しております。
未着の場合は、下記ページをご参考頂き、個々のアドレスの受信許可設定をお試しください。
https://ftnews-archive.blogspot.com/p/filtering.html
*10回未着が続いた場合、そのメールアドレスはシステムより自動的に登録解除されます。再度登録する事は可能ですので、未着が続いた場合は、お手数ですがご自身で再登録下さい。
また【バックナンバー保管庫】は公開期間が2週間ありますので、その間にご自身でテキストを保存されたり、自分で自分にコピーしてメールを送られたりする等、ご活用お願いいたします。
----------------------------------------------------------------
メールマガジン【FT新聞】
編集: 水波流、葉山海月、中山将平
発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房)
ホームページ: https://ftbooks.xyz/
メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください)
----------------------------------------------------------------
メルマガ解除はこちら
https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2022ft0309news@blogger.com
※飛び先でワンクリックで解除されます。
時間が無くても本が読みたくて、ひたすら図書館で借りては読み漁っていた10年前。
最近読んだ本を読書記録につけたら、その頃に既読だった事に気づいてショックを受ける。内容は覚えてなくても読んだ事すら覚えてないというのはさすがに……。
なので、このところは少しずつ読むように心がけています。
from:葉山海月
「コーヒーは体にいい」と言われたのでガブガブ飲んでいたら「糖尿に悪いからやめなさい」と言われたので今日はサラダ記念日。
from:中山将平
僕ら、最新の情報を公式Twitterでも公開しています。
まだフォローいただいていない方、ぜひ以下のURLよりフォローしていただけましたら。
https://x.com/FTshobo
さて土曜日は一週間を振り返るまとめの日なので、今週の記事をご紹介します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■3/23(日)~3/28(金)の記事一覧
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2025年3月23日(日) 杉本=ヨハネ FT新聞 No.4442
Re:アランツァワールドガイド Vol.4 貿易都市ビストフ
・4月第1日曜に配信予定のロア・スペイダーによる新作d33シナリオは貿易都市ビストフが舞台になります。
それに伴って、以前配信しましたアランツァワールドガイドを再配信いたします。
海に出ることを考える冒険者にとっては、重要な土地、貿易都市ビストフ。
そこを旅しながら、カメル教授が出会ったものは?
ぜひ冒険の舞台を想像して、楽しみにお待ちください!
2025年3月24日(月)杉本=ヨハネ FT新聞 No.4443
☆今後の刊行予定☆
・本日は前回チラリと触れた春の刊行作品について、さらに夏のコミックマーケットにて刊行するべく、現在奮闘中の作品についてのご案内です。
まずは、作家ロア・スペイダー氏の2作品を刊行!
ゲームブック『単眼の巨獣』☆
FT書房が展開する世界「アランツァ」の中核をなすモンスターのひとつ【混沌】に属するクリーチャーを主人公とした中編ゲームブックです。
イラストは中山将平氏!
もうひとつはローグライクハーフのd33シナリオを4本収録した、新サプリメント『雪剣の頂 勇者の轍(仮)』です☆
北方都市サン・サレンを拠点とし、同都市に関するワールドガイドに加え、装備品や従者の購入が可能となる「都市サプリメント」と、【新職業】として【秘術師】を掲載。
イラストは海底キメラ氏!
その他、夏のコミックマーケットで刊行予定の作品についても触れていきます!
お見逃しなきよう!
2025年3月25日(火) 中山将平 FT新聞 No.4444
カエル人が教えてくれたファンタジー創作 第42回
・中山氏が創作している『カエルの勇者ケロナイツ』(ファンタジー世界に住まうカエル人たちの活躍を描いたオリジナル作品)。
その創作から、学んだことを書きつづります。
中山氏、実はTRPGを遊んでいて「サイコロを振りすぎなんじゃないかな……」と思うことがあるのです。
例えば、箱を開けたとき、ふたの裏に小さな文字が書かれていたとしましょう。
その文字に「気づけるかどうか」をサイコロで決めることについてどう感じられるでしょうか。
もしそれが緊迫した状況で、一度しか確認できないなら見落としもあるかもしれません。
しかし、箱に正常な観察力を持って注目できているなら、「鈍感だから気づけなかった」という説明に納得できるか心配になります。
それでは、サイコロを振る場面=運について、いったいどういうことなのかを掘り下げて分析してまいります。
2025年3月26日(水) ぜろ FT新聞 No.4445
第4回【戦場の風】ゲームブックリプレイ
・テンポのよい語り口で勝負する、ぜろ氏のリプレイ記事、第431回をお届けしました。
今回挑戦する作品は、丹野佑・著『戦場の風』です。
戦場に取り残され、なおも戦おうというコーデリア王女を無事に離脱させるため、王命を受けて旅立った主人公。
戦場の端っこで、敵国ドラッツェンの繰り出すウォードレイクに遭遇し、どうにか逃げのびます。
牛飼いジェイコブ、聖騎士の配下だった兵士アンドロを同行者に加え、王女を探して戦場を走ります。
ジェイコブからアイテムをもらい、不意打ちを食らったのち、丘の中でひときわ大きな建物である聖堂に向かうのだが……。
冒険は続きます。
2025年3月27日(木) 齊藤飛鳥 FT新聞 No.4446
齊藤飛鳥・小説リプレイvol.29『常闇の伴侶』その5
・児童文学・ミステリ作家、齊藤飛鳥さんによるTRPG小説リプレイをお届けしました。
今回の挑戦する作品は「ローグライクハーフ」シリーズ『常闇の伴侶』
《太古の森》で行なわれている、怪しい儀式の原因を突き止めれば、高額報酬が期待できる。そんな噂を安酒場で聞いた冒険家乙女のクワニャウマは、カリウキ氏族の戦士ゲルダとまじない師ヴィドと《太古の森》の探索を始めた。ついに怪しい儀式の原因は闇エルフ達であり、それに樹人の長老の弟が使われていることが判明。樹人の長老の依頼で、儀式によって衰弱している弟の安楽死を依頼されたクワニャウマ達は、長老の弟の木を探し求めて《太古の森》の探索を続けるのであった。
その中で出会った少女を連れ、『闇の聖域』に住まうラスボスとの謁見へ。
はたして、彼らの運命は!?
二周目、堂々のラスト!
2025年3月28日(金) 休刊日 FT新聞 No.4447
休刊日のお知らせ
・毎週金曜日は、読者から投稿された記事がここに入れるように、空けてある曜日です。
あなたの記事を、お待ちしております!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■今週の読者様の声のご紹介
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ひとことアンケートへのご意見をご紹介します。
紙面の都合で、一部省略させていただくかも知れませんが何とぞご了承くださいませ。
すべてのお便りは編集部が目を通し、執筆者に転送しておりますので、いろんなご意見やご感想をぜひお送り下さい。
↓↓
(ヴェルサリウス28世さん)
FT新聞1ウィーク! 第632号 FT新聞 No.4441
>「イギリスでは1650年にオックスフォードに最初のコーヒーハウスが開業したとされてますので年代的には合ってるかもしれません」
投稿後に気づいたのですが、オックスフォードに最初のコーヒーハウスが開業した1650年当時、イギリスには緑茶すらないので、コーヒーと紅茶で対照実験をすることはあり得ないですね。1657年、ロンドンのコーヒーハウスで初めてイギリスでの茶の販売が始まりましたが、これは緑茶で、売り出しにあたっての宣伝ポスターには、茶の効用について「頭痛、結石、水腫、壊血病、記憶喪失、頭痛、下痢、恐ろしい夢などの症状に効き目あり」などという東洋の神秘薬としての売出しでした。紅茶(発酵茶)がイギリスに入るのは1689年以降のことです。
参照:キリン歴史ミュージアム「酒・飲料の歴史 第3話 茶の歴史」
https://museum.kirinholdings.com/history/tea/story3c.html
同じ1657年に新聞に出たコーヒーの広告も、「コーヒーと呼ばれる飲み物(きわめて身体によき天然の飲料、すぐれたる効能多し)。胃の孔を塞ぎ、体内の熱を強め、消化を助け、精神の働きを促し、気持ちを快活にする。ただれ目、咳、風邪、粘膜の炎症、肺病、頭痛、水腫、風疹、痛風、懐血病など多くに効く」という広告でした。
参照:UCC社「歴史」
https://www.ucc.co.jp/enjoy/encyclopedia/history/index.html
イギリス以外で見ても、だいたいコーヒーよりも紅茶が入ってくる方が遅いみたいですね。
(お返事:葉山海月)
ありがとうございます!
なるほどー。お茶も薬として売られていたのですねー。確かにコーラなんかも、最初は薬として売られたように覚えております。
「だいたいコーヒーよりも紅茶が入ってくる方が遅い」とのことですが。
あたしゃすっかり逆かと思っていました。以外ですねー
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
■今日の新聞に対するお便りはコチラ!
ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m
↓
https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report
【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。
https://ftnews-archive.blogspot.com/
【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。
https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84
■FT新聞をお友達にご紹介ください!
https://ftbooks.xyz/ftshinbun
■FT書房作品の通販はこちらから☆
FT書房 - BOOTH
https://ftbooks.booth.pm
■FT書房YouTubeチャンネルはこちら!
https://www.youtube.com/channel/UCrZg-eTeypwqfjwQ4RNIvJQ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■FT新聞が届かない日があった場合
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
FT新聞は休刊日でも「本日は休刊日です」というメールが必ず届きます。
未着の場合は、まず迷惑メールフォルダを一度、ご確認下さい。
もし迷惑メールにも全く届いていない場合は、それは残念ながらお使いのメールとの相性問題などで未着になっている可能性があります。
このところ各社のメールセキュリティ強化のためか未着のケースが複雑化しております。
未着の場合は、下記ページをご参考頂き、個々のアドレスの受信許可設定をお試しください。
https://ftnews-archive.blogspot.com/p/filtering.html
*10回未着が続いた場合、そのメールアドレスはシステムより自動的に登録解除されます。再度登録する事は可能ですので、未着が続いた場合は、お手数ですがご自身で再登録下さい。
また【バックナンバー保管庫】は公開期間が2週間ありますので、その間にご自身でテキストを保存されたり、自分で自分にコピーしてメールを送られたりする等、ご活用お願いいたします。
----------------------------------------------------------------
メールマガジン【FT新聞】
編集: 水波流、葉山海月、中山将平
発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房)
ホームページ: https://ftbooks.xyz/
メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください)
----------------------------------------------------------------
メルマガ解除はこちら
https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2022ft0309news@blogger.com
※飛び先でワンクリックで解除されます。
2025年3月28日金曜日
休刊日のお知らせ FT新聞 No.4447
おはようございます。
本日は、タイトルのとおり休刊日です。
毎週金曜日は、読者から投稿された記事がここに入れるように、空けてある曜日です。
あなたの記事を、お待ちしております!
FT新聞編集部一同
■FT新聞へのご投稿はコチラ!
こんな記事はどうかな?というご相談からでもぜひご連絡ください。
↓
https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。
https://ftnews-archive.blogspot.com/
【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。
https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84
■FT新聞をお友達にご紹介ください!
https://ftbooks.xyz/ftshinbun
■FT書房作品の通販はこちらから☆
FT書房 - BOOTH
https://ftbooks.booth.pm
■FT書房YouTubeチャンネルはこちら!
https://www.youtube.com/channel/UCrZg-eTeypwqfjwQ4RNIvJQ
----------------------------------------------------------------
メールマガジン【FT新聞】
編集: 水波流、葉山海月、中山将平
発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房)
ホームページ: https://ftbooks.xyz/
メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください)
----------------------------------------------------------------
メルマガ解除はこちら
https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2022ft0309news@blogger.com
※飛び先でワンクリックで解除されます。
本日は、タイトルのとおり休刊日です。
毎週金曜日は、読者から投稿された記事がここに入れるように、空けてある曜日です。
あなたの記事を、お待ちしております!
FT新聞編集部一同
■FT新聞へのご投稿はコチラ!
こんな記事はどうかな?というご相談からでもぜひご連絡ください。
↓
https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。
https://ftnews-archive.blogspot.com/
【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。
https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84
■FT新聞をお友達にご紹介ください!
https://ftbooks.xyz/ftshinbun
■FT書房作品の通販はこちらから☆
FT書房 - BOOTH
https://ftbooks.booth.pm
■FT書房YouTubeチャンネルはこちら!
https://www.youtube.com/channel/UCrZg-eTeypwqfjwQ4RNIvJQ
----------------------------------------------------------------
メールマガジン【FT新聞】
編集: 水波流、葉山海月、中山将平
発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房)
ホームページ: https://ftbooks.xyz/
メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください)
----------------------------------------------------------------
メルマガ解除はこちら
https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2022ft0309news@blogger.com
※飛び先でワンクリックで解除されます。
登録:
投稿 (Atom)