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2026年11月6日金曜日

休刊日のお知らせ FT新聞 No.5035

おはようございます。 本日は、タイトルのとおり休刊日です。 毎週金曜日は、読者から投稿された記事がここに入れるように、空けてある曜日です。 あなたの記事を、お待ちしております! FT新聞編集部一同 ■FT新聞へのご投稿はコチラ! こんな記事はどうかな?というご相談からでもぜひご連絡ください。 ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ■FT書房作品の通販はこちらから☆ FT書房 - BOOTH https://ftbooks.booth.pm ■FT書房YouTubeチャンネルはこちら! https://www.youtube.com/channel/UCrZg-eTeypwqfjwQ4RNIvJQ ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。

2026年11月5日木曜日

齊藤飛鳥・小説リプレイvol.48『九つの樹の道』その3 FT新聞 No.5034

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児童文学・ミステリ作家、齊藤飛鳥さんによる
TRPG小説リプレイ
Vol.48
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〜前回までのあらすじ〜
 冒険家乙女クワニャウマは、フーウェイのトレウェリ氏族の若者アルコゥから、自身の成人の儀式の介添人を頼まれ、謝礼目当てで引き受ける。《太古の森》にある印が刻まれた木々を九つ巡って自らの杖にその印を刻むというその儀式は、やがて《混沌》というクリーチャーとの戦いに突入していく……。

これまで《太古の森》の冒険をしていて、様々なクリーチャーや個性的な人々と出会ってきたのですが、前回から登場した《混沌》はとびきり強烈な存在感を放っています。相手を捕食したり寄生したりして進化して、ついには女王クラスになる、アランツァ世界の最強枠にして最脅威であることがこの上なく魅力的です。さらに、それを狩ることを使命とする一族や軍隊がいるので、とても想像力が刺激されて楽しいです^^
楽しいと言えば、アルコゥくんのやっている成人の儀式です。すでにやっている方がいるとは思いますが、実際に杖の絵を描くか、竹ひごを杖に見立てて、そこに上から順番に《リスティプ》の印を書いていくと、冒険の臨場感が増してよいです!! 竹ひごだった場合には、そのままアルコゥくんの概念グッズの出来上がりともなるのも楽しみどころです♪
こういう楽しみ方ができるのは、ローグライクハーフが一人用TRPGと定義付けされているからなのでしょう^^

最後に非常にわたくし事となりますが、先日地元の図書館に置いてある数少ないゲームブックである『アドベンチャーゲームブックシリーズ』(国土社)が、市内のよその図書館だけの所蔵となり、気軽に読めなくなっていることに気づきました。
このシリーズと初めて巡り合ったのは小学生の時ですが、こちらで啓蒙されて以来再読し始め、ミステリあり、ホラーあり、スパイスリラーありと、様々冒険を楽しめる優れものシリーズと気づき、図書館へ行った時には立ち読みするようになっていました。
特に『マーシュ館の幽霊』が好きで、冒険が本格的に開始する前に底なし沼にはまって死ぬは、結末次第でホラーにもミステリにもなるはと、とても遊び甲斐のある作品です。
それが、気軽に読めなくなるとは、むしょうに切なくなりました……orz

※以下、冒険の核心部分に触れる内容を含みますので、未読の方はご注意下さい。

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ローグライクハーフ
『九つの樹の道』リプレイ
その3

齊藤(羽生)飛鳥
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4:中間イベント
「俺たちトレウェリ氏族は、《混沌》を狩る部族だ」
アルコゥは、〈しずくの怪物〉に傷つけられたものの、大半をたいらげたことで自尊心が回復したのか、軽く止血しただけで先を進んだ。そして、シラカバが立ち並ぶ木立を先導しながら、そのずっと奥の暗闇を見通すように視線を流した。
「森の〈こちら側〉に混沌が居座ることはない。それはトレウェリがハルト川を越える《混沌》を全て狩り尽くしているからだ」
しばしの沈黙。
こちらから、話題を振りにくいと思っているうちに、アルコゥは再び口を開いた。
「……だが〈向こう側〉となると話は別だ。あちらは俺達フーウェイのトレウェリ氏族と混沌都市ゴーブからの軍隊の合同で、《混沌》狩りをしている」
アルコゥの声に冷たいものが混じっていることに、わたしは気づいた。
わたしはバイト先のオーナーから聞いたことを思い出す。同じ北方でもハルト川を挟んだ《太古の森》の西側と、その先に広がる《カオス平原》にはそこかしこに《混沌》が這いずり回っている。そうした《混沌》に対処するため、混沌都市ゴーブから軍隊が派遣されているというものだった。
でも、アルコゥから今聞いた話によると、トレウェリ氏族も参戦していたらしい。それだけ《混沌》とは強大かつ脅威的な存在なのだ。
「もうすぐ〈 ᚾ ナウズル〉だ」
その言葉に目を凝らすと、少し先に天まで届く幹と森を支えるように広がる枝が微かに見えた。トネリコの木が雄大な幹を湛えているのだ。森の樹木の中でもひときわ気高く、生命に満ち溢れる大木を前にして、わたし達は歩みを早めた。
その時、森の静寂を切り裂くような金切り声が辺りの木々を震わせた。
「ホーゥホゥ」
緩やかに旋回しながらトネリコの下枝に大きな鳥がとまる。よく見ると、それは女の上半身に鳥の身体を持つ奇怪な姿をしている。
金目の物を持っていそうだな。戦闘をしかけてきたら、荒稼ぎの好機到来!! こっそり武器を探ろうとするわたしをアルコゥが押さえ、そっと耳打ちする。
「よせ……あれは〈死の使い〉だ」
そして槍を地面に伏せると、片膝をついて平伏する。わたしとイェシカも、慌ててそれに倣う。雷電、飛燕、月光も、いい子に伏せをする。猟犬も、本能で相手がただ者ではないと察したらしい。
「面をあげよ」
鳥乙女は長い黒髪を揺らしながら、紅を引いたような真っ赤な唇から舌をちろちろと覗かせ、蠱惑的な視線をわたし達へ向ける。
「ぬしはフーウェイのものかえ」
老婆のように掠れた、それでいて美女のように艶めかしい声が、わたしの耳朶を打つ。大人の女らしい落ち着いた声と話し方だ。わたしも、これくらい貫禄のある話し方をすれば、もっと依頼料を取れる冒険家になれるだろうか。
「ああ。俺はトレウェリ氏族のアルコゥ」
アルコゥが、幾分緊張した様子で応じる。彼の手が小さく震えているのが視界に入る。
「……トレウェリの小僧かえ。それは丁度よいわ」
鳥乙女は鴉のような鳴き声で喉を震わせ、上目遣いでじっとりと睨めつける。
「〈歩く樹〉にな、《混沌》がおる」
アルコゥの表情が、瞬く間に凍り付く。
「あれはいかん。……死んでもいないし、生きてもいない」
鳥乙女は吐き捨てるように呟く。そして遠くを見晴るかすようにぐるりと首を回すと、そのままひと声鳴いて翼を広げ飛び立っていった。
研ぎ澄まされた刃物を擦り合わせるような、不吉な鳴き声が遠くに消えてゆく。アルコゥの安堵のため息が聞こえた。

鳥乙女が飛び立った後、わたし達は野営を始めた。トネリコの《リスティプ》の印は〈 ᚾ ナウズル〉……【欠乏・強制】を司る。これで、アルコゥの杖の刻み目は3つになった。わたしは幹に刻まれた印から目をそらすと、野営の焚き火ごしにアルコゥを眺めた。
「まさかこんなことになるとは……すまない」
アルコゥは、わたしを見つめ返すと潔く頭を下げた。確かにただの成人の儀式の介添というには荷が重くなってきた。でも、その分、荒稼ぎのチャンスが増えそうだし、謝礼をたんまりとはずんでもらうとしよう。
下心を押し隠し、炙ったウサギの肉などで夕食を取ると、アルコゥはトレウェリの聖なる樹である〈歩く樹〉についての話を語りはじめた。
「〈歩く樹〉とは、森の奥に根差す最も古い《リスティプ》だ。広々と伸ばした自らの枝から気根を地面に降ろし、やがて根付いた気根は新しい幹となる。そうして古い幹を取替えながら数十年かけて移動していく様が、まるで歩いているように見えることから、その名がつけられたのだそうだ」
「歩けるけれど、トレント、つまり樹人とは違うのね」
「その通りだ、クワニャウマさん。〈歩く樹〉には大ビョルンと呼ばれる、混沌の女王と相討ちになって果てたトレウェリ氏族の英雄が眠っている。トレウェリ氏族には、大ビョルンはいつの日にかフーウェイに帰ってくるという言い伝えがある。《リスティプ》となった彼が歩いた跡には枝や葉、実が朽ち果て、濃厚な腐葉土の道が残る。自ら落とした身体を喰らいながら、彼は少しずつだが故郷への道を歩んでいるんだ。トレウェリ氏族はその『大いなる帰還』を待ち望みながら、連綿と儀式を続けているんだ」
「うちの故郷の成人の儀式とは全然違って、ロマンティックね」
「クワニャウマさんの故郷の儀式が、ちょっと……いいや、何でもない。とにかく、何人たりとも、〈歩く樹〉の道を妨げることは許されぬ」
アルコゥは決然とした目で火を見つめながら、静かに口にした。
今この地にいるトレウェリ氏族は彼一人。しかし駆け出しの戦士の彼だけでは心許ないだろう。
わたしは、鳥乙女のとまっていた枝をそっと見上げた。
(死んでもいないし、生きてもいない)
うーん……よりにもよって、大事な樹に《混沌》がくっついてしまったとは、何とも厄介な話だ。でも、これならアルコゥだけでなく、トレウェリ氏族からも謝礼を期待できそうだ。
そっとアルコゥを見れば、彼は無言で、ハシバミの杖に刻まれた幾つもの印を見つめていた。
思いつめている様子が、ひしひしと伝わってくる。これでは、うまくいく冒険もしくじって大損になりそうだ。
「とりあえず、寝不足は金貨1枚の得にもならないから、今日のところは寝て明日の冒険に備えよう」
「そ、そうだな。うん、そうしよう」
アルコゥが気を取り直したところで、わたし達は眠りについた。


5:夏の王
翌日、すっかり心身共に回復したわたし達は、野営地を後にした。
しばらくして、辺りの空気が変わる。
見れば、大きく楕円形の葉が風になびいていた。その根元から青い果実の房が無数にぶら下がっている。
「これはクルタソルミ——」
「——くそたそるみ!?」
「クルタソルミ、黄金の指という意味だ!! 失礼な間違いをしないでくれよ、クワニャウマさん。この木はその名の通り、真夏になれば黄色に熟した細長い果実が成るんだ。でも、今は季節じゃないから気をつけな。青いやつを食うと毒があるからよ」
「強欲だけど、暴食ではないんで安心して」
「ゆうべ、捨てる予定だったウサギのはらわたの両端を糸で結わいて茹でて食べていたほど、食べ物に執着していたのに?」
「食材を無駄にしまいとしただけ。ちなみに、あれはウサギの腸の丸茹でって料理。春の初めのウサギは新芽しか食べないから、腸内のウンチがきれいでいい味付けになるの」
「ありがとう。ウサギの糞さえ食材にすると聞いて、ますます青い実に手を出さねえか心配になったよ」
アルコゥは群生するクルタソルミを避けながら、更に奥を目指していく。さっきの説明は、逆効果だったか。
「なぁに、アルコゥ坊やじゃないの」
不意に果実の房の影から、小妖精が顔を出した。
「おやまあ、アルコゥ。大きくなって」
「ちょっとちょっと、アルコゥ坊やが来てるわよ」
小妖精は次から次へと顔を出し、羽音をさせながら姦しくわたし達の周りを飛び回る。
「坊やはやめてくれ。俺はもう成人なんだ」
「あらあら、格好つけたい年頃なのねぇ」
アルコゥは憮然とした表情で、歩を進めた。やがてひときわ大きなクルタソルミの樹の前に出た。
「これは、夏の王と呼ばれ【家畜・財貨】を司る〈 ᚠ フェ〉だ」
「そうなんだ。ありがたい物を司っているお方なのね」
わたしに説明してから、アルコゥは夏の王に恭しく祈りを捧げる。わたしも軍馬を買いに行く途中なので、【家畜・財貨】御利益がほしくて、祈りを捧げる。すると、アルコゥの後ろ姿を遠巻きに眺めながら、小妖精たちはひそひそ話を続けていた。
間も無くアルコゥが立ち上がると、妖精たちはあれこれと捲し立てながら、見送ってくれた。アルコゥは、夏の王に視線を送る。
「この木は親の木の近くに子の木が生えてくるんだ。そうしていつしか辺りは孫の木でいっぱいになる。……きっとな、寂しがり屋だったんだろうぜ」
そう言って彼はクックッと笑った。
「それもいいけど、小妖精と知り合いが多いことの方が楽しそうでいいなぁ。うちは帰還したがっても丁重にランタンに長期滞在してもらっている妖精がいるだけだから、ああいう打ち解けた付き合いは羨ましい」
「監禁中なだけじゃねえか!! 何を爽やかに物騒なことを告白しているんだよ!?」
「大丈夫。今では持ち物があと1つ増えたら解放する約束で話がまとまったから。ね、イェシカ」
イェシカが、こくりとうなずく。
「イェシカも共犯かよ!!」
アルコゥのツッコミが、面白かったのだろう。クックッと笑うように夏の王の枝葉が揺れた。


6:不穏な胎動
「ここいらは昔、《混沌》の群れとの大きな戦があった場所なんだ」
アルコゥは、奇妙に開けた痩せ地にニレの大樹がぽつんと聳えているのを遠目で眺めながら、説明を始めた。
さっき、小妖精の姦しい奥方達に、めったやたらにかわいがられていたことへの照れ隠しのように、真面目な声音だった。
「なんでも奴らの〈女王〉までお出ましでよ。さしもの俺たちトレウェリも多勢に無勢で、最後にはこのあたり一面に火をかけて焼き払ったって話だ。……樹人やエルフどもには酷く恨みを買ったものさ」
アルコゥが振り返り、大樹を指し示す。おかげで、《混沌》に性別があるのかと質問する機会を逃してしまった。
「あれが〈 ᚴ カウン〉……【火・変容】を司るものだ」
その時、風向きが変わり、わたしは顔をしかめる。野原から屍骸の放つ瘴気のような臭いが漂ってくるのだ。
辺り一面に、羽根を毟り取られた鴉の死骸や腹部が潰された栗鼠、首の捻じ切られた兎などが散乱している。イェシカは青ざめ、わたしのマントの裾をつかむ。猟犬達は、牙を剥いて警戒し始めていた。
鈍い痛みを感じ足元を見ると、泥土に埋まっていた古い穂先を踏みつけていた。
「爺さんが言っていた……戦場で眠る鉄を起こしてはならぬ。ひとたび手負わば、魂の糸が解けるまでその傷は二度と塞がらぬ……」
アルコゥが不安な顔を見せる。いつもは強がってみせているものの、まだ年若い、駆け出しの戦士なのだ。
彼は首を振って考えを追いやると、神妙な面持ちで《リスティプ》へ歩を進めた。
わたしはアルコゥが〈カウン〉に祈りを捧げ、杖に刻み目を入れるのを落ち着かない気持ちで眺めていた。でも異臭が漂う屍骸に囲まれた状況で落ち着けていたら、人間として何か損をしている感じがするから、落ち着かなくてもよしとするか。
「行こう」
アルコゥの呼びかけをこれ幸いに、わたし達は後味の悪い気持ちを抱えながらも、そそくさとその場を後にした。


(続く)

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴ 

齊藤飛鳥:
児童文学作家。推理作家。TRPG初心者。ゲームブックは児童向けの読書経験しかなかったところへ、『ブラマタリの供物』『傭兵剣士』などの大人向けのゲームブックと出会い、啓蒙され、その奥深さに絶賛ハマり中。最近は、そこにローグライクハーフが加わって、ついにはシナリオ作りに挑戦。『霊廟館の悪夢』を先日FT新聞様に掲載していただいた。
現在『シニカル探偵安土真』シリーズ(国土社)を刊行中。2025年までに6巻が刊行中。2026年春に、7巻が刊行。
大人向けの作品の際には、ペンネームの羽生(はにゅう)飛鳥名義で発表し、2026年1月上旬に文庫版『歌人探偵定家』(東京創元社)、同年5月29日『歌人探偵定家 弐』が、同年6月22日には、『御成敗式目の殺人』(中央公論新社)が刊行された。

初出:
本リプレイはFT新聞が初出の書き下ろしです。

■書誌情報
ローグライクハーフd33シナリオ
『九つの樹の道』
著 水波流
2026年5月3日FT新聞配信

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2026年11月4日水曜日

第3回【海の奥底に夢は眠る】ローグライクハーフリプレイ FT新聞 No.5033

第3回【海の奥底に夢は眠る】ローグライクハーフリプレイ ※本作品はローグライクハーフの規定に基づくリプレイ記事です。ローグライクハーフ「海の奥底に夢は眠る」の詳細な内容に踏み込んでおりますのでご了承ください。 ぜろです。 ローグライクハーフ「海の奥底に夢は眠る」の冒険譚をお送りしています。 妖狐フォルネ、魔猫のニャルラをお供に連れた少年タイガは、港町ビストフへ。 そこで白奴と名乗る白髪のコビットと知り合い、さっそく宝探しの船出をすることになります。 はじめての海の冒険に心をときめかせるタイガ。海の不思議な出来事が、彼らを待ち受けているのでした。 「エメラルド海の探索」のエピソードとの繋がりを色濃く感じさせる物語は、いったいどこに向かっていくのか。 ぜひ皆さんの目で見届けてください。 【フォルネ(妖狐) レベル14 技量点:2 生命点:5 魔術点:3/4 従者点:8】 【ニャルラ(魔猫) レベル14 技量点:1 生命点:8/10 器用点:7/8 従者点:5】 【タイガ 従者 荷物持ち】 ●06 ワイバーンの襲撃 二日目の航海も、穏やかな波の静かな航海と思われた。 けれどもそれは、すぐに打ち破られた。 「大変だ! でっかいの飛んでくる。あれはワイバーンだ。ワイバーンが来るよ白奴の旦那ぁ!!」 コビットの見張りが金切り声で叫ぶ。 「なに、ワイバーンだとっ!」 空を飛ぶ巨大な鳥のような竜のようなものが、船に接近してくる。 白奴はすぐさま指示を出した。 「全方位を確認。島がないか探せ! さあ、ニャルちゃんたち出番が来るぜ。準備しな」 「島を見つけて、どうするんですか?」 「さあな。近づくか離れるか、確認した感じだなぁ」 右舷九十度に島影が見つかったと、すぐに報告がきた。 「ちょっとそれ貸しな」 白奴は双眼鏡をひったくると、島を確認している。 そして「よし、あれならいけるな」とつぶやくと、号令をかけた。 「島に入り組んだ入り江がある。そこを目指せ。狭いとこに逃げこみゃ、やっこさん嫌がって近づいちゃこねえさ。面舵だ。ポールが舵を取れ!」 「アイアイサー!」 白波丸は急速に回頭し、島を一直線に目指す。 「さあ、あの島に着くまで、ワイバーンを防ぎきってくれよ。期待してるぜ」 「とおすぎてとどかない〜」 「ニャルちゃん猫パンチ遠くに飛ばせないだろ。もっと近づいてからにしときな」 そう言う間にも、ワイバーンはぐんぐん接近してくる。 「あのワイバーンはまだ若くて小さい。巣立ってすぐのひよっこだな」 それでも、オウカンワシと比べてひけを取らないくらいの大きさはある。 僕にはひとつ疑問があった。 「ワイバーンが出たらなんで島を探したんですか? まるであるって確信してるみたいだった」 「今それ聞く? ワイバーンはそんなに長くは飛び続けられないからよ。近くに島は必ずある。で、逃げこめそうな島ならこうやって目指す。ダメなら、島から離れながら戦う。どっちにしても島の位置がキモだ」 白奴はなんだかんだ言いながらも、僕の質問へ丁寧に説明してくれた。 「フォルネ、ニャルラ、来るよ。いける?」 「空飛ぶ生き物とは、いっぱい戦ってきましたから」 「アタイも!」 巨大樹でオウカンワシと戦った経験がきっと自信につながっているんだろうと思う。 ワイバーンは上空から急降下をかけてきた。 フォルネ、ニャルラはワイバーン接近のタイミングを狙うが、うまく合わせられない。 むしろワイバーンはフォルネをその後脚で捕獲しようと、甲板すれすれまで接近してきた。 フォルネはあわやというタイミングで【空蝉】の術で影のように瞬間的に移動し、難を逃れた。 フォルネの捕獲に失敗したワイバーンは、再度上空へと舞い上がる。 その間にも、白波丸は全速力でぐんぐん島に接近している。 「もう一度くるよ。なんとかもちこたえて!」 「よおぉ〜し!」 ニャルラはなんと、勢いよくマストに駆けあがっていった。 一番てっぺんまで登りきる。 「わあ〜すっごいながめ。たか〜い!」 ワイバーンとの戦いの最中なのに、周りの景色を見てはしゃいでいる。 ワイバーンはそんなニャルラをまったく無視して、また甲板に向けての急降下を敢行した。 「よぉ〜し。こっからなら届くよっ。ていっ!」 ニャルラは、マストのてっぺんからためらいなく、跳んだ。 そのままワイバーンの背にとりつくと、その右の片翼を爪で切り裂いた。 バランスを崩しながらもワイバーンは、なお甲板上のフォルネを捕獲しようと後脚の爪を伸ばす。 フォルネはその爪に一度は捕まったが、ワイバーンが体勢を崩したために弾かれた。 ワイバーンはそのまま墜落するようにずどんと甲板に落下する。船が大きく揺れた。 その隙にニャルラはワイバーンの背から甲板へと飛び移っている。 ワイバーンがその身体を起こし、再度飛び上がったところで、船は島の入り組んだ入り江に潜り込むことができた。 「よぉーし、なんとかなったかあ」 白奴が安堵の声をもらす。 ワイバーンはしばらく上空を飛んでいたけれど、やがて飛び去っていった。 「だいっしょ〜りっ!」 ニャルラは得意げだ。 「ちょっとさすがにマストのてっぺんから跳び降りるのは危険すぎます」 「お嬢ちゃん度胸ありすぎ」 フォルネと白奴が口々に言いつのる。 僕も一言言いたいところだったけれど、せっかくワイバーンを追い払った第一人者だ。 心配するのは二人に任せて、その功績をほめることにした。 だって、あんなに大きなワイバーンに臆せず飛び込んでいくなんて、簡単にできることじゃない。 「ところでポール」 ひととおりニャルラを褒める会をして、ニャルラが気持ちよくなったところで、白奴が急に、深刻な声でポールを呼んだ。 「ちょっとこのへん、浅瀬か岩場があるみたいでさあ。ほら、聞こえる? 船底からごりごりって。穴開いちゃ大変だから、慎重に出てくんない? しんちょーに、ね?」 「あ、あいあいさー」 ここからしばらくは、ニャルラからポールさんに活躍の主役が移ることになるのだった。 ●07 ダトツの打突 ワイバーンを退けた白波丸は、航海を再開した。 白奴さんによれば、航海は順調で、目的地は確実に近づいているという。 「好天に恵まれてよかったぜ。このまま最後まで穏やかな航海としゃれこみたいねえ」 「ちょっと白奴。そういうこと言うと天気が荒れたりってよくあるんだから、やめときましょうよ」 「おや、ポールはずいぶん迷信深いじゃないか。イワシの頭拝んじゃうタイプ?」 「船乗りが一番迷信やジンクスを気にする生き物だって、白奴だって知ってるでしょうに」 「はは。違えねえ」 白奴さんとポールさんの、そんな気ままなやりとりが聞けるくらいには、のんびりしている。 「せっかくだから、釣りでもしてみる? サメとか釣っちゃって」 白波丸はもともと漁船なので、釣りに使う道具はいろいろそろっているらしい。 でもサメは遠慮したいな。前に空の上で遭遇したときに食べられそうになったから。 「空でサメに食べられそうに? それ面白い経験だけど、言わない方がいいぜ。嘘つきだと思われるから」 そうかな。クラーケン退治したよりも現実的かと思ったけど。 「いやいや、クラーケン退治は本当だから。なあポール」 飛鮫に遭遇したのも本当だけど、まあいいや。 そんなことを言っていたら、前方で、ぱしゃんぱしゃん、と空中に飛び出しては海面に潜る魚影を見つけた。 トビウオかな? 「ありゃダトツだな。細長い槍みたいな魚だ。食べるとウマいが……」 「おいしいのっ!?」 「……なんでも串刺しにするから急所にあたればイチコロやべえ。このままじゃ航路にさしかかりそうだな。船室に戻った方が無難……とおっ?!」 白奴さんとポールさんの間を影が横切り、タンッ! と船室の壁に突き刺さったのは、細長い魚。 そのままビイィィン、と振動するように揺れた。 「やべえ、もうこのへんダトツ領域だ。みんな船室にダッシュダッシュ!」 僕も慌てて走る。 ひゅん! ひゅん! とダトツの風切り音がして、甲板の上を飛び過ぎてゆく。 動きが早すぎて、その姿を目で捉えきれない。 「さあ、ニャルラとフォルネも、早く!」 僕は船室のドアのところで声をかける。 「おいしいんでしょ。つかまえたいな〜」 「そんなこと言ってる場合ですか!」 フォルネがニャルラを引きずってでも連れて行こうという動きを見せると、さすがにニャルラも自分で動いた。 が、そのときまさに、ダトツの群れが一斉にフォルネとニャルラを襲った! カカカカカッ! と一斉に船室の壁に突き刺さる。 それはまるで、ニャルラの体の形にはりつけにされてるみたいだった。 ひゅん、ともう一匹が飛んでくる。動けないニャルラは首をひねってギリギリかわし、横からがぶりと食らいついた! 「お、おいひいっ」 その隣でもフォルネが、尻尾のところに一本刺さって壁からぶら下がっていたのだった。 ダトツの群れは、これで行きすぎたみたいだった。 船室の壁に刺さったダトツは全部で九匹。 「ひどい目にあいました……」 フォルネの尻尾のダトツを引き抜く。 ニャルラの方も、体の形をなぞるように刺さっているダトツを順番に引き抜いていった。 「ふみ〜」 「ダトツってのは煮ても焼いてもウマいんだ。全員分にゃあ足りないが、危なかったニャルちゃんらメインに、うまいパエリア作ってやるよ。昼飯に期待しときな」 「わ〜いやった〜」 ついさっきまでダトツにはりつけにされて危なかったとは思えないゆるさで、大喜びのニャルラだった。 ちなみに白奴さんが作ったダトツ料理が本当においしかったことはつけ加えておこう。 ●08 波間のいたずら妖精 少し波が高くなってきた。 船の揺れが大きくなっている。 そのとき、どこからともなく、男の子が楽しく笑うような声が聞こえた。 ここに男の子は僕しかないけど、もちろん僕のじゃない。 大きな白波の間をぬって、波の上を滑るようにして遊ぶ二人の男の子の姿が見えた。 「こりゃいかん。タイガ少年、すぐにニャルちゃんをつかまえてくれ。悪いけど力づくでも」 理由はともかく、僕はニャルラを抱き寄せた。ニャルラは逃げる理由もないのでおとなしい。 白奴さんはすぐにポールを呼ぶと、耳打ちする。 「いいか。あいつらの方を見るな。聞くな……は無理か。反応するな。全船員に伝えろ。大声出さずに、伝言ゲームでな」 ポールは急いでコビットの船員さんたちに伝令に向かう。 そうして白奴さんは、僕たちの方にも言った。 「聞いてのとおりだ。あいつらサーフ・スピリットはいたずら好きな波間の精霊。反応しちゃならん。遊び相手と思われたが最後、船が転覆するまで遊び倒されてしまうからな」 なるほど、ニャルラは言い聞かせても反応しちゃいそうだから、先に捕まえさせたんだね。 と、そのときニャルラが、するりと僕の腕の中から抜け出した。 「あっ」 「私が行きます」 すぐにフォルネがニャルラを追いかける。 「わ〜いおっかけっこ〜」 ニャルラは大きく揺れる船をものともせずに駆け回る。フォルネはその後を追いかける。 「いいぞフォルネちゃん、あいつらがいなくなるまで、追いかけっこに集中させてやれ」 白奴がそう声をかける。 とはいえニャルラの体力は無限大だ。 あちらこちらを駆け回り、白奴さんの身体をよじのぼり、僕の足の間をくぐり抜け、ポールさんの頭を踏み越えてジャンプすると、マストに上りはじめる。 フォルネも必死に後を追い、マスト上部の横木の端っこでニャルラを追いつめた。 「はぁ、はぁ、もう逃げられませんよ」 「ふっふ〜。それはどうかな〜?」 ニャルラはそこからぴょん、と飛び降りるような動きをした。 しかし本当に落ちるのではなく、横木を尻尾でつかんでぐるんと一回転。その勢いで上に飛びあがると、フォルネを飛び越えた先の横木に着地した。 「なっ」 奇想天外なニャルラの動きに、息を切らしたフォルネは翻弄されっぱなしだ。 「おーい、もういいぞ。あいつら消えちまった」 白奴さんの声がかからなければ、フォルネは限界に達していたかもしれない。 「あ〜たのしかった。もうちょっとやんない?」 「やりません!」 フォルネの悲痛な叫びが響き渡った。 ●09 幽霊船オールドジャック号 サーフ・スピリットが消えても、海の荒れ模様は変わらなかった。 白奴さんにとっては、これも想定の範囲内だったみたいだ。 やがて海が渦潮を巻いている地点に到達した。 「間違いない。目的の場所はこの海域の先だぜ。ポール、きばんな」 「ええ、ここを越えるの? 無茶じゃない?」 「無茶じゃない。おじさんはその昔超えてるからな」 いくつかの大きな渦が巻いている。 「渦の中心に引き込まれると抜け出せなくなる。外縁で加速をつけながら脱出するのがコツだぜ」 「簡単に言わないでくれ」 「渦からは遠くてわからないかもしれないが、ここはもう渦の流れの中に入ってるんだ。どちらにせよ切り抜けるしかない」 「渦の方向に強く引っ張られると思ったら、それでか」 「方向指示は出す。ポールの舵さばきにかかってるからな」 白奴さんは船のへさきに立ち、波を見極めにかかった。 「このままだと急角度で渦に向かっちまうな。やや面舵だ。流れに乗って勢いをつけろ」 白奴さんの指示でポールさんが操舵する。 「引き込む力が強くて舵輪が重い。力を貸してくれ!」 必死に操船するポールさんから救援要請だ。 僕でも助けになる? 「頼む。位置は私が固定するから」 僕はポールさんの脇で舵輪を握った。 「右へ回すんだ」 そう言われて力を込めるが、まったく動かない。 「私も手伝います」 フォルネが少年の姿に変化し、手を貸してくれた。 「がんばれ〜」 ニャルラは声援を送ってくれた。 三人がかりで舵輪を回し、舵を切る。 船はわずかに傾きながら、その進路をゆるく右へと変えていった。 「いよおし。流れをつかんだぜ。この勢いで、渦潮地帯を突破する」 白波丸の船速がぐんぐんと上がる。 やがて船はその勢いのまま、渦潮地帯を抜けた。 「やあお疲れさん。帰りもよろしく」 「時間かかってもいいから、回り道してきましょうよ」 ポールはそんな弱音を吐いていた。 「ニーナとの約束の航海に遅れねえか?」 「それは困る」 やがて前方に島が見えてきた。 二つの似たような形の島が並んでいる。 「間違いない。あの双子島の間にあるはずだ」 白奴さんが目的地への到達を告げた。 難破した船が、あの双子島の間に漂着しているのだという。そしてそれこそが、この宝探しの目的の船だ。 白波丸は、ゆるゆると島に接近してゆく。 すると不意に、あたりに霧がたちこめ始めた。それも遠方の視界を奪う、黒い霧だ。 「白奴、これってヤバいやつじゃ」 ポールが怖気づいたような声を上げる。 「おう。やべえヤツだな。だがもうここまできちまった以上進むしかねえのよ」 「ひー」 言いながらも船を前へと進めるポール。 黒い霧の向こうから、海に浮かぶ朽ちた船影が至近距離で姿を現した。 白波丸よりひとまわりは大きいだろうか。 白奴さんはその船をまっすぐに見据えていた。 「オールドジャック号……。まさか、幽霊船になっちまってるとはな」 白奴さんのやや低い声のつぶやきは、明らかにその船をよく知っているものだった。 それだけでなく、昔を懐かしむような、古い傷をそっとなでるような、そんな響きが感じられた。 次回、オールドジャック号と白奴の因縁とは。 [プレイログ] 【中間イベント ワイバーン襲来】 【ワイバーン レベル6 生命点3 攻撃回数2】 ・戦闘の目的は、船が安全圏に入る2ラウンド終了まで持ちこたえること。 【1ラウンド】 ・フォルネ、ニャルラともに攻撃は外れ。 ・ワイバーンの攻撃。フォルネは回避に失敗し【空蝉】で振り直し。サイコロの出目4に修正を加え6で回避成功。 ・ニャルラはサイコロの出目と修正で普通に回避。 【2ラウンド】 ・フォルネの攻撃は外れ。ニャルラはサイコロの出目5に修正を加え命中。ワイバーンの生命点を3点から2点に。 ・ワイバーンの攻撃。フォルネは回避に失敗し1点ダメージ。ニャルラは回避成功。 ・この時点で2ラウンド持ち超えたため、戦闘終了。 【宝物判定】金貨20枚分のアクセサリーを入手。 【23 ダトツ】 ・レベルは3。出現数は9体。 ・0ラウンドに一方的に9回攻撃を仕かけてくる。9匹で3食分のダトツが手に入る。 ・9回攻撃の結果、ニャルラが2点、フォルネが1点のダメージを受ける。 ・その場でダトツを食料として消費し、ニャルラ、フォルネともに生命点は最大まで回復した。 【21 サーフ・スピリット】 ・出現数は2体。レベル3。 ・反応表の結果は1で【中立】。 ・白奴が知識を持っており、警告することで難を逃れたことに。 【22 渦巻く海流】 ・抜けるには、器用ロール(目標値4) ・フォルネが挑戦、サイコロの出目5で成功。渦巻く海流を突破。 【フォルネ(妖狐) レベル14 技量点:2 生命点:5 魔術点:3→2/4 従者点:8】 【装備】(人間形態でのみ効果あり) 片手武器 木盾(生命点+1) 鎖鎧(生命点+1防御ロール+1) <スキル> 【変化】人間形態に変化する。 【空蝉】防御ロール振り直し。パーティの誰の時でも可。 【西法術:氷槍】魔術ロール成功で2点ダメージ 【持ち物】 1小柄(飛び道具)※人間形態でのみ使用可。 2草避けのお守り 植物によるアクシデントへの対応力を上げる。 3マドレーンヤシの実2個 4アクセサリー(金貨20枚) 【温存経験点】1 【ニャルラ(魔猫) レベル14 技量点:1 生命点:10/10 器用点:8→7/8 従者点:5】 【装備】なし <スキル> 【満月のような瞳】全員が暗闇ペナルティを受けない 【素早い反射】防御ロール振り直し。器用点1点消費。 【柔らかい肉球】先攻決め、不意打ち判定が自動成功。器用点1点消費。 【狩りの本能】弱いクリーチャーを倒した時、追加で攻撃ロール。器用点1点消費。 【目も当てられぬ激怒】攻撃ロールの直前に使用し、成功したらクリティカル扱いに。 【温存経験点】2 【タイガ 従者 荷物持ち】 【持ち物】 食料2 金貨31 1 ロープ 2 金貨100枚 3 ホリィドゥーンの木像 ■登場人物 タイガ 主人公の人間の少年。11歳になった。フォルネとニャルラの二匹を連れて兄を探す旅をしている。 フォルネ 銀毛で3本尻尾の妖狐。タイガに心酔している。 ニャルラ 星空色の毛並みの良い魔猫。気まぐれで好奇心のかたまり。食べること大好き。 白奴 白髪のコビット。タイガたちに宝探しへの同行をもちかける。 ポール 白奴の船「白波丸」に乗る航海士。クラーケン退治の砲撃手でもあった。 ニーナ クラーケンぶっ殺し号の砲撃手。ポールがひそかに思いを寄せている。 ハルト 行方不明かつ生死不明のタイガの兄。いったいどこでどうしているのか。 ヴァルグ クラーケンを退治したというビストフの英雄。 ■作品情報 作品名:ローグライクハーフオリジナルミニシナリオ『海の奥底に夢は眠る』 著者:東洋夏 発行者:東洋夏 ローグライクハーフ基本ルール及び「黄昏の騎士」本編 https://booth.pm/ja/items/4671946 冊子版 『一日一歩のローグライクハーフ 2.大海魔と小剣士編』 https://souyou-east.booth.pm/items/6617502 ※本作品が収録されています。 本リプレイは、「ローグライクハーフ」製作に関する利用規約に準拠しています。 https://ftbooks.xyz/ftnews/article/RLH-100.jpg ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。

2026年11月3日火曜日

これはゲームブックなのですか!?・番外編 FT新聞 No.5032

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ 『これはゲームブックなのですか!?・番外編』  緒方直人 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ おはようございます。緒方直人です。 久しぶりに面白いゲームブックに出会ったのでご紹介したいと思います。 『超頭脳戦サバイバル! リアル人狼ゲームで勝ち残れ!』  著:真代屋秀晃、アメノトモアキ 2024年刊ということで結構新しめの作品ですね。こうして未だゲームブックという形式が廃れずに続いていることを嬉しく思います。 ストーリーは、中学生の男女7人が謎の館に閉じ込められて、命がけの人狼ゲームをやらされるという内容です。 人狼ゲーム、やったことはないですが有名なアナログパーティゲームですよね。プレイヤーの誰かが隠れた悪者役の人狼となり、他のプレイヤーを騙して食べちゃったら勝ちってヤツ。 それを1人用の読書形式で体験させようというのですから、これはなかなかアレンジが大変だったろうなとご苦労が偲ばれます。 ちなみに、いちおうは児童向け図書なのですが、犠牲者はきっちり血まみれで殺されました、という残酷描写がありますので苦手な方はご注意を。 最近のお子様はこういうのでもぜんぜん平気なのかなぁ。 で、批評。 面倒なパラメータ管理やマップ等は一切無く、単に選択肢を進めていくだけで遊べるシンプル構造です。 閉じ込められた館のどこを探索するか、誰を疑い、誰を信じて誰を人狼と投票するかでゲームの流れが変わります。もちろん間違った選択をすると人狼に食べられたり自分が処刑対象者にされて哀れゲームオーバーに。 スタイルとしては推理探偵ものの形に落とし込んであり、ちゃんとゲームブックしてて面白かったです。子供向けと侮るなかれしっかり考えて流れを選ぶ要素も充分にありましたしね。 そして普通に生存者だけが脱出して終わるノーマルエンドの他にも、もう一度頑張れば今度は全員が生きて出られるハッピーエンドも用意されているぞという2段構えが嬉しい。うんうん、これぞゲームブックですねぇ判ってらっしゃる。 ということでこの令和の新ゲームブック、ぜひ皆さんもどうぞご一読くださいませね。 それでは今日はこのへんで。またの機会をお楽しみに。 ∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴ 『超頭脳戦サバイバル! リアル人狼ゲームで勝ち残れ!』  著:真代屋秀晃、アメノトモアキ  出版社:池田書店 2024/3/19  文庫 1210円  Kindle版 1000円 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。

2026年11月2日月曜日

20周年です!! FT新聞 No.5031

おはようございます、自宅の書斎から杉本です。 蕨之介さんから「30分で遊ぶ1人用TRPG ローグライクハーフ」のシナリオが無料公開されたとのご報告をいただきました! ↓「秋涼の森と薄紅の花」 https://talto.cc/projects/yiVzreAU-aEdKCHWkn_uA この記事をお読みのあなたが「ローグライクハーフ」や「モンスター!モンスター!TRPG」のシナリオを書かれた際には、 sugimotojohn☆hotmail.com(☆を@に変えてご連絡ください)にご連絡くださいませ☆ 紹介させていただきます! 今日はお知らせ記事です、わりと盛りだくさんです。 ◆20周年、そして1万ダウンロードの達成☆ 時代の波に揉まれながら、応援のなか生きているFT書房ですが……20年を迎えることができました! そして、ついに今月、「30分で遊ぶ1人用TRPG ローグライクハーフ」の累計ダウンロード数が1万本を突破しました! 無料のダウンロード数が1万本、紙の書籍のほうは3000部を突破しました☆ ◆こいつはすごいぜ……! そして、20周年をお祝いしてくれているかのように「ローグライクハーフオンリーイベント」がオンライン上ではじまりました☆ 天狗ろむさん主催による「ログラハドロップス」です! こいつはすごいです……電源ゲーム化した「ローグライクハーフ」にプレイ補助ツール、ミリタリー版ルール、アランツァを舞台にした様々なシナリオ、リプレイ、そしてゲームブック……!! 作者として、心よりお礼申し上げます。 愛してくれて、ありがとう……!! ↓ログラハドロップス! https://amakuromu.wixsite.com/rlhparty ◆11月22日には、私も登場します!! 11月22日(日)の午後9時から1時間ほど、Twitter(現X)のスペースで私杉本もゲスト出演します! 主催の天狗ろむさんと、質問にお答えする対談形式でトークをさせていただきますね☆ 楽しみです。 ◆ゲームブックを、また書きたい……!! さて、これは今後というよりは来年の目標ですが、ゲームブックの執筆をしたいです☆ プロットはすでにほぼできていて、今は「ドラマ性」について、練りを入れているところです。 といっても、頭のなかだけのお話でして……今は冬コミに向けて「アランツァワールドガイド」の執筆をがんばっています。 ◆ソーリィ……! そんなタイミングですみません、来年の頭にFT書房初となる「価格の上昇」が起こりますので、今のうちにお知らせをば。 「いつか買おう」と思っておられた本は、今のうちにお買い求めいただけましたら。 ◆具体的には。 FT書房はイベント会場でゲームブックを1,500円、ローグライクハーフのシナリオを1,800円で販売しております。 2027年1月1日以降、これがすべて2,000円になります。 BOOTH通販では、文庫本型のゲームブックを1,650円、ローグライクハーフのシナリオを1,980円で出させていただいております。 この両方が2,200円になります。 ◆不思議な値上げ、ですよね。 この価格上昇を聞いてあなたは、ちょっと不思議に感じられたかもしれません。 1,500円の本も1,800円の本も2,000円になる。 とても奇妙な感じがすると思います。 これは、FT書房のゲームブックが、20年前から刊行されていることに起因します。 ゲームブック部門は20年間、ずっと値上げもなしにやってきたわけです☆ でも、実を言いますと、ゲームブックって印刷代がかかるんです。 ◆印刷の単価はページ数。 こうなる理由は、ページ数に要因があります。 印刷料金というものは、ページのサイズよりもページ数によって主に決まります(ページサイズの影響も多少はあります)。 400ページのゲームブックを1,500円で出すというのは、現在ではかなり難しい状況にあります。 そして、その値段のままだと、増刷が現実的ではないというのが今の状態です★ ◆悩んでいます。 FT書房はこれまでずっと、文庫型のゲームブックを出す「こだわり」を貫いてきました。 それは、私が好きなゲームブックが文庫本で出版されてきたからです。 ですが……最近ちょっと、その考えが正しいのか、悩んでいます。 ゲームブックがかつて文庫本型だったのは、その型にすると費用が安かったからです。 でも、いわゆる文庫本型って、部数が出ることが前提になっているんですね。 FT書房の規模感では、最初から逆にコスト高になっています。 文庫本型にすることでコスト高になるというのは、実はかえって本質からは遠ざかっているんじゃあないだろうか? 現実として、いまゲームブックを気軽に出しづらくなっていて……考え込んでいます。 ◆話を戻します。 話を戻します。 1,800円で売っているB5版の作品群──つまりは「ローグライクハーフ」のシナリオ群──の価格上昇は、ゲームブックほどには必要ない状況なので、2,000円となります。 『アランツァクリーチャー事典』や『ヒーローズオブダークネス』、『ガルアーダの塔』あたりの、1,800円よりも高い作品は、一切価格を変えません。 『モンスター!モンスター!TRPG』には、まったく影響はありません。 ただシンプルに、1,500円と1,800円→2,000円という価格上昇です。 ◆今年中に! そういうわけですので、文庫本型のゲームブックや、トンネルズ&トロールズの文庫本型ソロアドベンチャー、『羊たちにまぎれて』、あるいは「ローグライクハーフ」d66シナリオサプリメントなど、購入予定のある作品は今年中にお買い求めいただけましたらさいわいです。 今回はこのあたりで。 それではまた! ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。

2026年11月1日日曜日

ローグライクハーフd33シナリオ『白きエフティフィア』 FT新聞 No.5030

おはようございます。 FT新聞編集長の水波流です。 第1日曜日は、ローグライクハーフのシナリオ配信日! 本日は紫隠ねこさんによるローグライクハーフの新作d33シナリオ『白きエフティフィア』を配信いたします。  スォードヘイル丘陵地帯に築かれた集落の酒場で、戦士の神霊フェムナを信仰する半人半馬の少数種族・カプリコンから依頼を受けた君は、高地にあるその聖地へと向かう……。 +++++++++++++++++++++++ ローグライクハーフ d33シナリオ『白きエフティフィア』 https://ftbooks.xyz/ftnews/gamebook/RogueLikeHalf_TheWhiteEftychia.txt ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。

2026年10月31日土曜日

FT新聞1ウィーク! 第716号 FT新聞 No.5029

From:水波流 アート・文学・映画・舞台などのカルチャームーブメント批評誌 TH(トーキングヘッズ叢書)No.108 『「人形愛」という思想〜静かなる抵抗、護るべき聖域』 に寄稿。 『去りゆく者と待ち続けるモノ』と題し、ヒトと人形の愛について思考しました。 ぜひ書店にてお求め下さい! https://athird.cart.fc2.com/ca1/476/p-r1-s/ From:葉山海月 ドールハウス作ってると「家を編む」感がある。 From:明日槇悠 『MARY - メアリ姫の奪還』って短編フリーゲーム(完全版も発売予定とのこと)がおもしろいです。アイデアの勝利という感じですが、勉強になるのは、単に「選択肢に一文字追加できるからおもしろい」だけじゃなくて、それに対するレスポンスにセンスが光っていて生半可な想像以上に奥深い作り込みがされているんです。短いレスポンスのセンス、そのインタラクト甲斐(?)は例えばゲームブックでも非常に大事なものだとおもいます。 From:天狗ろむ 私事ながら、明日11月1日(日)より1か月間、ローグライクハーフオンリーWEBイベント「ログラハドロップス」を開催いたします! 色んな形でローグライクハーフを楽しめる1か月に出来るよう、様々な催しを企画しています。皆様のご参加も是非お待ちしております〜!(一般参加も無料です!) From:中山将平 FT書房20周年、おめでとうございます。 いつも応援していただき、ありがとうございます。 次回僕らの参加予定イベントは、11月8日(日)「文学フリマ東京43」です。 開催地は東京ビッグサイト。配置は【R-36】。 先日のゲムマ秋新刊「ローグライクハーフガルアーダの塔」は、Booth通販の倉庫へ発送しました。 入庫後通販開始となる見通しですので、もう数日以内かなと考えております。 この作品にご注目いただいている方は、以下の公式ホームページでの紹介ページURLをぜひチェックしていただけましたら。 https://ftbooks.xyz/shinkanjyoho/rlhgaruada さて土曜日は一週間を振り返るまとめの日なので、今週の記事をご紹介します。 紹介文の執筆者は、以下の通りです。 (天)=天狗ろむ (明)=明日槇悠 (く)=くろやなぎ (葉)=葉山海月 (水)=水波流 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■10/25(日)~10/30(金)の記事一覧 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2026年10月25日(日)中山将平 FT新聞 No.5023 Re:「ローグライクハーフ」d66シナリオ『呪われた血族の牙城』 ・本日10月31日は、ハロウィン! という事で、2023年のハロウィンに併せて配信した、ローグライクハーフ・d66シナリオ『呪われた血族の牙城』を再配信いたしました! 昨年は配信できませんでしたので、2年ぶりのお目見えです。 イラストや漫画の作成が本業ながら、TRPGなどのシナリオを作るのも大好きだという中山氏による、「吸血鬼」をテーマとした「ホラーファンタジー」の冒険物語! このシナリオ独自の職業「吸血鬼殺し」や半吸血鬼化の特徴「血の呪い」によって、よりドラマチックな冒険がお楽しみいただけますよ。 書籍化をお求めの方は是非とも! 感想をお寄せください〜!! (天) 2026年10月26日(月)杉本=ヨハネ FT新聞 No.5024 ストーリーとドラマ性 ・ゲームブックには「ゲーム性」と「ブック性」がある、とはよく言われることですが、さて「ブック性」とは何のことでしょう? 頻繁に聞くのは、「ストーリーだ」という解釈ですが、杉本氏はこの言葉にのどに刺さった小骨のような違和感をずっと覚えてきたのだそう。 それは、冒険ゲームブックを振り返るたびに、「ファンの間で言われているほど『ストーリー』がちゃんとしているわけじゃない」と感じてきたからです。 そうして先日、杉本氏はより「ブック性」を表すのにしっくりくる端的な言葉は「ドラマ性」ではないかと言語化に成功しました。 できごと(事実)の筋書きである「ストーリー」よりも、人間の内面(感情、特に葛藤)を描いた「ドラマ」の方がゲームブックの形式と相性がいい。 なぜなら……詳しくは本文にて。ファイティング・ファンタジーシリーズ作品のネタバレをビシバシ含みますが、示唆に富む記事です! (明) 2026年10月27日(火)中山将平 FT新聞 No.5025 FT書房の作品としてこんなのがあったらいいなぁという勝手なアイデア 第2回 「アランツァビジュアル事典シリーズ」 ・イラストレーター中山将平氏が「あったらいいなぁ」と思い描く、FT書房の(まだ)存在しない作品群。前回の「人物」「装備品」「食べ物」をテーマとするビジュアルガイドに引き続き、今回は「魔法」「アンデッド」「からくり」に関するビジュアル事典のご紹介です。 前回のテーマが、私たちの現実にも通じる日常的なものごとだとすれば、今回のテーマは、ファンタジー(&サイバーパンク)に特徴的な現象・存在・ギミックだと言えるでしょうか。そんなビジュアル事典を実際に読んでみたい、と思われた方は、ぜひお便りなどでその思いをお届けください!(私はからくり事典が見たいです!!) (く) 2026年10月28日(水)ぜろ FT新聞 No.5026 第2回【海の奥底に夢は眠る】ローグライクハーフリプレイ  ・軽妙な語り口でお馴染みの、ぜろ氏のリプレイ第518回をお届けします。 今回のリプレイ作品は、東洋夏氏のローグライクハーフ『海の奥底に夢は眠る』 酒場で知り合ったコビット、白奴の誘いで、お宝求め、大海原に! ウキウキ気分の一行に歓迎するのは、空飛ぶキメラともいうべきトビウオグリフォンの襲来。あるいは人魚たちとのお歌のセッション! 海に浮かぶお宝!?も回収しつつ、タイガたちの旅は続きます。 (葉) 2026年10月29日(木)岡和田晃 FT新聞 No.5027 D&D第4版リプレイ〜暁のトロール号を駆り、”塔の街”シャーンでの決戦だ!〜 第2回  本作のリプレイ元は、かつてD&D日本語版公式サイトに掲載されていた、エベロン世界が舞台の『ダンジョンズ&ドラゴンズ第4版』リプレイ「竜の予言に選ばれし者たち」の続編の、そのまた続編です。 フェイスパイア地下の「予言の洞窟」でドラゴンの予言者イェスリン・リーンと出会った一行。そこでネディアは、かつて別の時代にドラウの二刀流レンジャー、リアーナとして生き、イェスリン・リーンとともにドラゴンの力を悪用しようとする敵と戦っていた記憶を取り戻した。 “竜の予言”とは何なのか。それを力として利用することは可能なのか。サナを蝕む“穢れ”、ウォーフォージドの生命、そして一行自身の「ありえた人生」まで巻き込みながら、予言の洞窟はさらに深い秘密を見せ始める。 それすなわち、多重に同時に存在する世界を自由に操ることができるなら、「神」に触れる力を手にすることではないか!? にわかにSF的なアプローチも見せる今回。 そのスケールを超えた陰謀に刮目せよ! (葉) 2025年10月30日(金)休刊日 FT新聞 No.5028 休刊日のお知らせ  ・毎週金曜日は、読者から投稿された記事がここに入れるように、空けてある曜日です。 あなたの記事を、お待ちしております! (葉) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■今週の読者様の声のご紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ひとことアンケートへのご意見をご紹介します。 紙面の都合で、一部省略させていただくかも知れませんが何とぞご了承くださいませ。 すべてのお便りは編集部が目を通し、執筆者に転送しておりますので、いろんなご意見やご感想をぜひお送り下さい。 ↓↓ (緒方直人さん) ストーリーとドラマ性 FT新聞 No.5024、お話、興味深く拝読しました。確かにストーリーよりドラマと言われた方がしっくり来ますね。読んでる自分が主人公の行動・感情を自由に操作できる、ドラマを創造できるところがきっと『楽しい!』と感じるのだと思います。今後もゲームブックに対する面白い分析を期待しております。 (お返事:杉本=ヨハネ) ありがとうございます☆ ここ数年間ゲームブックの執筆や分析から遠のいていた感がありますが、ゲームブックにはゲームブックにしか出せない「良さ」があると、前にも増して感じています。 また、書いていきます! (白虎さん) No.5024 ゲームブックの主人公になれる没入感は忘がたいもので、当時小学生だった私は本を読むのが好きでした。これは今でもですが。 ファミコンが全盛期で、魔界村とドラゴンクエスト(無印)が発売日をずらして発売するような時期、本屋で手にした「火吹山の魔法使い」は信じられないほどの衝撃を与えてくれました。 続々と発売されるファイティング・ファンタジーシリーズの冒険を何度も繰り返し、「火吹山」の迷宮地図も指が、ひっくり返りながら書いたものです(笑) そんな折、新書版で発売された新しいシリーズ作品との出会いが人生を変えました。 アーサー王、キャメロット、エクスカリバー、そして偏屈魔法使いマーリン(笑) ピップの身体に入るあの儀式(この本を開くという行為)は、ネバーエンディングストーリーに通ずるもの、今にして思えば異世界転生だったのかもしれません。 (お返事:杉本=ヨハネ) ありがとうございます☆ ドラゴンファンタジー(現グレイルクエスト)は素晴らしいゲームブックですね! 巻が進むにつれて色々とふざけた感じが前に出てきますが、前半の巻は正統派と言っても差し支えない作品だと思います。 火の玉や火の指でドラゴンを倒せるように、できるだけ温存するのがクリアのコツだったのを、よく覚えています。 ご存知かもしれませんが、私がゲームブックの師匠として師事しているのは、あのシリーズのイラストを手がけたフーゴ・ハル先生です。 当時の制作に関することを含めて、示唆に富んだお話を聞かせていただいております。 あのワクワクを受け継いだ作品を目指して、がんばっていきます☆ (白虎さん) 5000回記念 Q1:D&D(4e以外)、AFF2e、新CoC Q2:ドラゴン・ファンタジーシリーズ、ファイティング・ファンタジーシリーズ、ドルアーガ三部作 Q3:XANADU、夢幻の心臓II、ドラゴンクエストシリーズ Q4:TRPGは悩んだ〜、SW、真・女神転生覚醒編、GURPS妖魔夜行、退魔戦記etc・・・ ゲームブックは、古本屋で見かける度買ってしまう「ピップ」との思い出、まさにネバーエンディングストーリーな引き込まれ方をした作品 PCゲームは、ハイドライド、マイクロキャビン作品、エメドラ、アルシャーク、アマランス、Xak、直近ではバイオシリーズetc・・・でもやっぱりPC88でやりこんだ「XANADU」かな (お返事:水波流) おおお「エメドラ、アルシャーク、アマランス、Xak」とは! PC88→98移行期の、綺羅星のようなRPGの数々ですなぁ。 小中学生だった私は、全て買うことができず、コンプティークの攻略記事を読み込んで我慢しておりました……。 ぜひそうしたレトロゲームの思い出やレビューなど、投稿してくだされば嬉しく思います! ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ■FT書房作品の通販はこちらから☆ FT書房 - BOOTH https://ftbooks.booth.pm ■FT書房YouTubeチャンネルはこちら! https://www.youtube.com/channel/UCrZg-eTeypwqfjwQ4RNIvJQ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■FT新聞が届かない日があった場合 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ FT新聞は休刊日でも「本日は休刊日です」というメールが必ず届きます。 未着の場合は、まず迷惑メールフォルダを一度、ご確認下さい。 もし迷惑メールにも全く届いていない場合は、それは残念ながらお使いのメールとの相性問題などで未着になっている可能性があります。 このところ各社のメールセキュリティ強化のためか未着のケースが複雑化しております。 未着の場合は、下記ページをご参考頂き、個々のアドレスの受信許可設定をお試しください。 https://ftnews-archive.blogspot.com/p/filtering.html *10回未着が続いた場合、そのメールアドレスはシステムより自動的に登録解除されます。再度登録する事は可能ですので、未着が続いた場合は、お手数ですがご自身で再登録下さい。 また【バックナンバー保管庫】は公開期間が2週間ありますので、その間にご自身でテキストを保存されたり、自分で自分にコピーしてメールを送られたりする等、ご活用お願いいたします。 ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。