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2026年1月2日金曜日

第1回 水曜ゲームブックリプレイの思い出 FT新聞 No.4727

第1回 水曜ゲームブックリプレイの思い出

FT新聞、水曜ゲームブックリプレイ担当のぜろです。
金曜日枠が空いているので、ふらふらっとたまに来ては記事を置いていこうかと思っております。


●この記事の目的

毎週土曜日に、「FT新聞1ウィーク!」がありますよね。
あそこで、私のゲームブックリプレイの連載の通算の回数を数えてくださっているんですよ。
私は各作品の回数しか手元で記録していなかったので、通算で数えてくださっているのに気づいた時に驚きました。

そしてその回数にまた驚き。
なんと、いつの間にか連載回数が450回を軽く超え、500回に届こうとしています!

それだけの回数を、ほぼほぼ休載なしで続けてるんですよ。すごくないですか。
自分で言うのもなんですが、けっこう毎週密度の高いリプレイをお届けしていると思っていますので、これだけ続いていることに私自身がびっくりです。

それで思ったんですよ。
自分のリプレイ連載を振り返って、作品の感想とその頃の思い出を合わせたような記事を書いてみるのはどうかなって。

FT新聞さんには新規の読者さんも多いですし、私のリプレイは単行本化される予定もないので、過去のリプレイを読みたいと思っても簡単には読めないのです。
なので、これまでどんな作品をプレイして、どんな感想を持ったかというのを改めて振り返ってみるのも良いのではないかと。

ちなみに、そう言いながらも過去のリプレイを、すべてではないですが、読む方法はあります。
kindle書籍にて、「FT新聞20○○版」という毎年のバックナンバーが出ております。
そちらを確認していただければ、過去のリプレイを読むことができます。
ただし、FT書房作品以外のものはカットされているようですので、すべてではありません。

ところで、私、仕事がめちゃくちゃ忙しい人なんですよ。「ライフワークバランスって何だっけ」といつもぼやいているレベルに。
しかも通勤時間も長いんですよ。片道1時間以上かかります。
平日は日が変わるかどうかのタイミングで自宅に帰り、朝7時に出勤しています。

私、わりといろいろ隠さない方なので、職場にも私が週一連載記事を書いているのを知っている人は何人もいます。
皆さん口をそろえて、「いつ書いてるの」と言ってきます。それくらいにプライベートな時間が少ないと思われていて、わりと事実ではあります。

なのにゲームブックのリプレイなどという、ひとつの作品に対して恐ろしく時間のかかる楽しみ方をしているわけです。
となるとどういうことが起きるか。
そう。私がFT新聞を初めてからのゲームブックのプレイ履歴は、掲載されているゲームブックリプレイとほぼ等しいという事態に!

ほかの!
 作品を!
  プレイしている時間が!
   ない!!

あれもしたいこれもしたいもっとしたいもっともっとしたい!

つまり、FT新聞のリプレイの歴史というのは、そのまんま私がゲームブックをプレイしてきた歴史そのものと言えるのです。
なんだか私、リプレイを書いているおかげでゲームブックの第一人者面をしておりますが、積んでる勢を除いて新作を追い続けているみなさんの方が、実は私よりも多くの作品をプレイしていると思いますよ。

そんなわけで、この記事では、私のゲームブックリプレイ掲載の歴史を振り返りながら、思い出語りをしていきます。


●その1 宝石島の脱出

現在のFT新聞水曜日のリプレイは、2016年11月30日の、「ミラー・ドール」のリプレイから始まっています。
私の通算の連載回数も、そこから始まっています。
でも実は、私のリプレイ連載は、さらにそのずっと前から始まっていたのです。

それを含めたら、連載回数はいったいどうなってしまうのか。
私も数えていませんが、少なくとも100回分近くはあるように思います。

もともと私は、2008年頃からmixiで、ファイティングファンタジーシリーズを中心にリプレイを書いていました。
今もリプレイはそのまま残っているのですけれど、現在のような体裁になってはおらず、本当に好きなように書き散らかしているような感じです。
ちょっと今読むとむずがゆくて、とてもひとさまにお出しできるようなものではないのです。普通にお出ししていますが。

一応こちらになります。今はmixiは登録なしでも見られるようになっております。

ぜろのゲームブックリプレイ目次
https://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=7076225&id=1943798744

そんな時に、たまたま見つけてしまったんですよ。
FT書房が発行しているゲームブック「宝石島の脱出」を!

その頃は、ファイティングファンタジーのシリーズはもう日本での展開は終了して久しいし、新作は期待できないのかなと思っている時でした。
まさか日本人で、ファイティングファンタジーのシステムを踏襲して作品を作っている方がいる?!
喜んで取り寄せて、勢いよくリプレイを書かせていただきました。

そうしたら、まさかのFT書房の代表、杉本=ヨハネさんに発見されてしまいましてねぇ。
今でこそ、この業界の規模を考えると、わりと発見されやすかったんだろうな、って思うのですが、当時はそれほどSNSに精通しているわけでもなく、発見されたことに本当にびっくりしました。

そこからゲームブックに関連した楽しいやりとりをさせていただいておりましたが、次に来たお誘いでさらにびっくり。
「毎日配信のメールマガジンをやるから、それに記事書いてくれない?」と。

そう。私のゲームブックリプレイは、FT新聞の配信開始当時から、始まっていたのです!
最初に連載を開始したのは、杉本=ヨハネ著「宝石島の脱出」でした。FT新聞第0005号になります。
これは、もともとmixiにアップしてあった記事を、軽く修正した程度の形で連載版としておりました。

毎日配信のFT新聞始めるよ! 登録したらリプレイも読めるよ!
って登録してみたら、まさか読者ではなく執筆者の方になっていて、読めるリプレイは私のリプレイでした。

この当時はですね、FT新聞がこんなにも長寿の化け物コンテンツになるなんて、思ってもみませんでした。
なのでリプレイ連載も、今を思えば1回が短めで、だらだらと、のんびり長期連載で続けておりました。

「宝石島の脱出」リプレイ当時の記事を見ると、第31回とか書いてあります。
半年以上かけてじっくり連載していたのですね。
今も長編ものをプレイする時には、じっくり取り組んで回数もかけますが、密度が違いますからね。
今「宝石島の脱出」リプレイを書いていたら、たぶん10〜15回程度の記事にしていると思います。

そんなわけで「宝石島の脱出」は、私にとっては非常に思い出深い作品になりました。

この作品、ファイティングファンタジールール版と、トンネルズ&トロールズ版の、2つのルールで刊行されていたんですよ。
それで、私が反応したのはファイティングファンタジー版でした。
トンネルズ&トロールズも以前から知ってはいて、持ってもいたのですが、いかんせんあまりTRPGになじみがなく、ソロアドベンチャーだけだったんですね。
当時の私のトンネルズ&トロールズの印象は、「時間をかけてキャラクターを作成して、ソロアドベンチャーを始めたらすぐ死ぬ」だったのです。
今ではその印象は変化していまして、トンネルズ&トロールズ関係の書籍も集めてはおりますが、いかんせんプレイする優先順位の関係で、どうしても手つかずになってしまっております。
いつかそちらにも手を広げたいものです。

なので以下の感想は、ファイティングファンタジー版準拠のものになります。

「宝石島の脱出」は、その名の通り、宝石島に漂着した主人公が、島から脱出するまでを描いた作品です。
島は各地を自由に行き来できるような構造になっています。
今コンピュータRPGでいうところの「オープンフィールド」をゲームブックでやっているような感じです。

最初は武器も何も持っていない状態からゲームスタートという、過酷な状況です。

この作品の面白いところは、脱出するだけなら、運さえよければすぐに達成できることですね。
運試しに5回くらい連続成功すれば、泳いで脱出することさえできてしまうのですから。

宝石島という名のとおりに、この島に隠された財宝の秘密。
途中で明かされていく島の秘密。
そういったものを読み解きながら、脱出を目指します。

脱出の方法は複数ありますし、島の秘密も段階的に明かされるようになっておりますので、隠されたパラグラフに進めた時の驚きと喜びはかなりのものです。
それが幾重にも重なっており、まだこの先があるのか! という気持ちにさせられたことを覚えています。

この作品に、どれだけのアイディアと愛情を詰め込んだんだ、って思いました。
なにより、ファイティングファンタジー的なシステムの作品に触れられるのがうれしかったのです。
それに、シリーズが進むにしたがって、解けないレベルの難解さになってしまった本家と異なり、こちらはきちんと、弱いキャラクターになっても生き残れるような配慮もありました。
きちんと普通にプレイしてクリアできるファイティングファンタジーをプレイさせてもらえて、喜びしかありませんでした。

この作品、欠点も少しあって、最たるものはシステム面の重さです。
プレイヤーに管理させるには少々重い部分があり、それがプレイしやすさの足を引っ張っているところはありました。
1パラグラフを進むたびに10分が経過しているという計算で、60分ごとに空腹で体力点が1点ずつ失われていくというルールがあったのです。
プレイヤーに何パラグラフ進むにつき体力点を1点失う、と管理させるのは、今思えばかなりのシステム面の重さだと思います。

それはそれとしてこのルールだと、体力点18点のキャラクターが何も食べなければ、18時間後に餓死してしまうんですよ。
こういうの、ゲーム的な処理に割り切った感じがあって、私は逆に大好きです。
ちなみに仲間になる可能性があるキャラクターに、くいしんぼキャラがおりまして、そのキャラクターは計算上、何も食べないでいると3時間で餓死します。ひどい。(ほめ言葉)

FT書房の作品って当時から、リアルな質感の部分と、ゲームとして割り切った処理をするところのギャップがたまらなく萌えでした。
そのあたりは、今にも繋がっていると思っています。
たとえば「かえる沼を抜けて」では、装備をつけることで体力点などが加算されるルールになっています。
その結果どうなるか。なんと、体力点2点の時に、体力点に2点加算される防具を脱ぐと……その瞬間に体力点0点で死にます。
それが最初のルール説明に明記されているんですよ。面白すぎます。

「宝石島の脱出」は、そんなふうに、私の脳天を直撃した作品でした。

また、この後の展開で、短編ゲームブック「マドレーンの海域」にて、宝石島は再登場します。
多くの島の中のひとつという形で、サイコロの出目によって、たまに流れつくことがありました。
たまに、と言いましたが、サイコロの出目によっては意外としょっちゅう行くことにもなります。
なので、もしかして宝石島、意外と助け船が来ることもあるんじゃない? などと思ったりもしました。

こうした作品間の繋がりは、ちょっぴりうれしい気分になりますね。

「宝石島の脱出」リプレイは、FT新聞2013年版で読むことができます。

FT新聞2013年版
https://www.amazon.co.jp/dp/B0B354RFVS
連載期間
2013年1月25日から2013年7月31日(全30回)


また、私のmixiでも読むことができます。
ゲームブックリプレイ【宝石島の脱出】目次
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1941198424&owner_id=7076225


■作品情報
作品名:宝石島の脱出
著者:杉本=ヨハネ
発行所・発行元:FT書房
購入はこちら
ゲームブック版(在庫なし)
https://ftbooks.booth.pm/items/361724
T&T
ソロアドベンチャー版
https://ftbooks.booth.pm/items/361773


●おわりに

さて、最初のリプレイ作品だけにボリュームが多くなってしまったので、今回はこれだけでおしまいです。
次回は、この次に連載していた「断頭台の迷宮」と「大魔導城のワナ」リプレイについてお話させていただけたらと思います。
不定期なので次はいつになるかはわかりませんが、たまに金曜記事を埋めに来ますので、よろしくお願いします。
みなさま方も、軽い気持ちで金曜日に記事を置いてくださいますと、私がうれしい気持ちになります。みんなで埋めよう金曜日。
それではまた、次回は水曜のリプレイ記事で会いましょう。


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