こんにちは、淀屋橋のドトールコーヒーから杉本です☆
梅田にある老舗にあるボルダリングジムに行くのか、なんばにある好きなジムを選ぶのか。
そんなことを思案しながら、この記事を書いています。
◆祝、配信!
さて、昨日、『死霊沼の聖母』がついに配信されました!
アランツァワールドガイド、都市サプリメント「死霊都市フアナ・ニクロ」、【新職業】として【呪術師】も、前月から当日にかけて配信してまいりました。
前々週には、拠点となる街である「死霊フアナ・ニクロ」がどのような場所であるかを文章で伝えるワールドガイドを。
前週には他の都市とはまったことなる「死霊都市フアナ・ニクロ」を。特色が強く、異質な要素が多くある都市として、紹介できました。
当日には、シナリオ本編と同時に【新職業】である【呪術師】をご紹介いたしました。
また、感想をお待ちしております☆
◆かなり忙しい1ヶ月☆
事前にある程度のアイディアとプロットは準備しているのですが、それでもこの前月はかなり忙しい期間です。
種類が異なる4種類のサプリメント(シナリオもサプリメントと呼べるならば)を作るので、集中的な努力が必要になります。
監修である紫隠ねこさんには、いつも助けられています。
1人では、このスピード感のある制作環境に耐えられない可能性がありました。
◆あとひとつ、いやふたつ……!
さて、これで、アランツァのメイン大陸ラドリドでご紹介していない都市は、ついにあとひとつとなりました!
それは……「盗賊都市ネグラレーナ」です!
最後のシナリオとして考えているアイディアもすでにあり、それはおいおい明らかにしていきます。
そちらもかなりタフなシナリオですから、楽しみにしていただけましたら!
そんなことを話しているとき、FT書房作品の熱心な読者であるあなたは、あることに気づいたかもしれません。
「杉本さん、実は、まだ都市紹介をちゃんとしていない街が、1個だけありますよね……?」
そうおっしゃられるとしたら、あなたは相当なFT書房通だろうと思います。
そうなんです。まだ未紹介の街は、もうひとつあるんです☆
◆旅のスタート地点にして、ゴール。
カメル・グラントが旅をはじめたとき、そのスタート地点は「聖フランチェスコ」という街でした。
最初のシナリオである「黄昏の騎士」の舞台であり、数多くの優秀な冒険者を生み出してきた、魅力的な街です。
しかしながら、この「黄昏の騎士」というシナリオには、基本ルールに同梱されるカタチで「黄昏の騎士」のシナリオがついています。
そのため、聖フランチェスコのワールドガイドや都市サプリメント、【新職業】はついていないのです!
これが、実は「最後の拠点」です。
◆最後の拠点で、どんなシナリオ?
この街を拠点にしたシナリオを作るとき、どんなものにするのかを私はわりと早い段階で決めていました。
私はゲームブック作家です。その作風は基本的に「緻密に絡み合った箱庭」を作ることを得意としていて、項目番号の数が400なら400、200なら200というなかで、密度を最大にまで上げていくことをやり続けてきました。
しかし、その中に若干の例外があります。量で勝負している作品も、あるのです。
その代表作が「かえる沼を抜けて」です。総項目数が1056ほど、イラストが101枚あるという、タフな大型の作品です。
「狂える魔女のゴルジュ」で「緻密で小さめの作品」を制作した私は、そろそろ、大型の作品を作りたいなーと感じるようになりました☆
ところで、聖フランチェスコが舞台の最初の冒険といえば「ガルアーダの塔」ですね。
こちらは60階建ての塔を1階ずつ登っていく、合計3冊のゲームブックとして刊行する予定でしたが、(とても面白い自負はあるのですが)そこまで売り上げがよくなく、第1巻で刊行が止まっている状態です。
◆大きなシナリオは、まだない☆
紫隠ねこさんとお話しているのは、この「塔を昇る」という冒険の体験感は、「ローグライクハーフ」との親和性が高いのではないか、ということです。
「巨大樹の迷宮」がそうであったように、上に登っていくという仕様には強いようにできているのです、ローグライクハーフのシナリオは。
現時点ではまだ考案の段階ですが、合計で9回の冒険ができるような、大型のシナリオを考えています。
ゲームブック版では60階だった塔の階数は、それに応じて90階建てになります☆
◆考えている「特色」
合計9回の冒険ができるとなれば、長編にふさわしい要素をいくつか入れることができます。
ひとつは、手に入る装備品によってパワーアップできるシステムです。
塔内の敵クリーチャーは強さが若干インフレするように高めに設定され、同時にそれに対応して「塔内でのみ使えて、塔を出る際には資産に変わる」装備品を用意する予定です。
◆冒険を支える「仲間」☆
従者の他に、同じ目的のために動く「仲間」が登場するようにしていきます。
「仲間」は主人公の能力値や【判定ロール】にボーナスをくれるような存在ですが、敵に直接関与することは基本的にない仕様で考えています。
従者と仲間の両方が戦闘に参加すると、ごちゃごちゃする可能性がありますので。
◆悪魔ガルアーダの物語。
街を守る者たちに物語があるように、敵であるガルアーダにも彼らの物語があります。
本編で描くことができなかった(しかしすでに書き上げてある)原稿に手を入れて、ブラッシュアップしてお見せできるかと思います!
◆どちらが先かな?
実はこの作品と、盗賊都市ネグラレーナを舞台とした冒険の、どちらを先に描くかをかなり悩みました。
「死霊沼の聖母」は新興宗教をぶっ倒す話で、ネグラレーナを舞台とした話にもきな臭い宗教が絡んだ敵が出てきます。
2連続でそういった冒険が続くのは、好きであればいいものの、ちょっとしんどい可能性もあります。
そこで、グッと冒険色が強い作品として、「ガルアーダの塔for RLH(仮)に着手するのが先かなという結論を、出しつつあります!
◆まとめ。
「黄昏の騎士」がシンプルな、遊びやすい冒険であるとしたら、「ガルアーダの塔for RLH」はサイズの大きい、にぎやかな作品になると思います。
ひとつの街からはじまったものが、1周して最初の街へと戻ってくる。
なんだか、感慨深い気持ちになります。
相当な文量のある作品ですから、時間をかけてキッチリとやっていこうと思っています!
それではまた!
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