第3回【クトゥルフ深話(クトゥルー短編集2 暗黒詩篇)】ゲームブックリプレイ ※ここから先はゲームブック【クトゥルフ深話(クトゥルー短編集2 暗黒詩篇)】のネタバレを含んでいます。ご注意ください。 ぜろです。 「クトゥルフ深話」(クトゥルー短編集2 暗黒詩篇)をプレイしています。 スタートでいきなり暗闇の中にいる状況からは脱しました。 そして自分がグレイハッカー、コードネームはキサラギであることを思い出します。 日本、アメリカ、モンゴル、イースター島で異変が起きています。 各地の異変に対処するため、遠方の友人と連絡を取りつつ、各地の状況を把握していきます。 災害レベルが3になると都市が滅ぶという中、まだ何もしていないのに、日本の災害レベルが2に。 いったいどうなってしまうのでしょうか。 ●アタック01-6 いきなり黄衣の王 3日目を迎えた。いったい何日目まで大丈夫なのだろうか。予想もつかない。 さて、今日の調査だ。 ・パソコン ・携帯端末 ・タブレットPC ・手元の石 ・車のキー ・本棚 パソコンはアメリカの友人だった。 携帯端末はモンゴルの友人だった。 となるとあとは、タブレットPCだ。きっと都合よくイースター島に行っている誰かがいるに違いない。 私はタブレットPCを利用して、調査研究をしているITビジネスのパートナーとチャットをしてみた。 彼の名は、アブドル・アフ・アキビ。通称AAA。彼は今、やっぱり都合よくイースター島にいた。 アブドルは、イースター島の景色に感動している。 今のところ、不穏な様子は見られない。 ただ、海底の誓に変化が起こっている等の異変が起きている、との情報はあった。 海底の誓? 誓ってなんだ? 調べてみたけれど、よくわからなかった。私の知らない意味があるのか。 これは後日、電子書籍版の内容を知る機会があり、真相が明らかになった。 海底の「層」の誤字ということだった。なるほど。 とにかく、海底の異変か。 海底といったらクトゥルフで連想するのは、海底都市ルルイエとか、魚みたいなインスマス顔をした人々とかだけど。 まあ、まだ何もわかんないな。 こうして、半日は過ぎた。 残り半日だ。 さて、次は車のキーを選ぼう。 ここのところ、ずっと世界中の知人と連絡を取るばかりだった。 やはり、自分の足で稼ぐことも大事だ。 車のキーは、想像どおり、自分の車で外出するということだった。 行き先は二択だ。 ・首都圏 ・福井県 なぜいきなり福井県? これまでまったくなんのヒントもないと思うけれど。 それ以前に、半日刻みのスケジューリングなんだけど、半日で福井県まで行って戻って来られるのか? まあ、物理的に不可能ではないかもしれないけれど、ほとんど全部移動時間だよね? そう言いながら、福井県を選んだ。 そして私は、九頭竜川流域を散策した。 いやほんど、なんでいきなりそこ? そこには、かつて劇場だった廃墟があった。 何かに導かれるように、私はその劇場の廃墟に忍び込む。 楽屋に、本が転がっていた。 手に取る。 タイトルは、こう読めた。 「黄衣の王」。 これは、本棚を調べた際に、持っているかと問われたことのある書物だ。 つまり、邪神についての情報がある可能性が、ある。 黄衣の王は、風の化身で、水の天敵であるということのようだ。 そして、とある呪文を唱えると、黄衣の王を召喚できるという。 情報もなしに福井県へ赴き、異変に関連した書物を見つけてしまった。 これは、どういうことだろう。今の私は、何かに導かれでもしているというのだろうか。 不吉な予感は、なおも消えなかった。 これにて、3日目の行動は終了だ。 次は恒例の、世界情勢のチェックだ。 3日目、いったい何が起きているのか。 今回、事態に進展があったのはアメリカだ。 アメリカでは、なぜか、東海岸沿いの病院で、奇形化の報告が多く上がっているという。 一部の都市の住人は遺伝的に偏った発達をするのだとか、様々な説が上がっている。 これで連想するのは、「インスマスの影」という作品だ。 そこでは堂々と、「ダゴン秘密教団」という団体が、秘密でもなんでもなく活動していた。 ともかく、異変が起こり始めている。アメリカの災害レベルが0から1に上がった。 今現実の日本時間で昼間だと、さらに災害レベルが1上がると言われたが、今は夜だったので変化はない。 何気に怖いな。現実とのリンク。 ●アタック01-7 アーカムと『旧き印』 4日目の朝だ。 私には、やりたいことが2つある。 今日はそこを中心に進めよう。 ひとつは、車で出かけて首都圏に赴くこと。 もうひとつは、アメリカへ連絡し、災害レベルが1に上がった状況を確認することだ。 首都圏へ行ってみた。 日本の災害レベルがすでに2になっていると、首都圏には人の姿はもう、見えなくなっている。 ほとんどの人が避難してしまったようだ。 あの黒い影の影響なのだろう。 今回は、なんの収穫も得られなかった。 これで半日を消費した。 次はアメリカの様子を確認しよう。 パソコンで、アメリカの投資家マーカスと連絡を取る。 マーカスによれば、近くの街で首つり自殺が多発しているらしい。 カルトの儀式の話題なんかもあったために、不吉なことの前触れだとも噂されているという。 マーカスは、私がビジネスの話で連絡しているのではないことは、お見通しのようだった。 「何か調査してほしいんだろ。報酬ははずめよ」 ・米国内の異常についての情報収集をしてもらう ・首吊り自殺の街へ出向いてもらう 情報は足で稼げ、だ。 マーカスの足を利用させてもらおう。 首吊り自殺の街へ、行ってみてはくれないか。 「いや、俺は探偵でも調査員でもない、ただの個人投資家だってこと、忘れてないか?」 マーカスのツッコミが入った。 でも、実は彼も行く気はあったようだ。 彼によれば、実は調査員が現地で消息を絶っているという。 首吊り自殺の街の名は、アーカム。 あれ、この名前って、クトゥルフでは名物ともいえる街の名では。 「報酬ははずめよ。例の口座にな」 そして、マーカスからもたらされた情報は、以下のとおりだ。 アーカムでは、『旧き印』と言われる、不思議な文様の石を庭先に掲げていた家だけが、集団自殺や奇形化から逃れられたという。 その『旧き印』の画像を送ってもらった。 私は、『旧き印』を手に入れた。 これで私が手に入れたものは『書物「黄衣の王」』と、『旧き印』となる。 作品の冒頭で、記憶できるのならメモは取らずとも良いみたいなことを言われていたけれど、これはメモなしでは難しいな。 4つの地域の災害レベルのほか、入手できるアイテムまで管理するとなると、私の頭ではパンクしてしまう。 ともあれ、これで4日目の行動は終了した。 4日目の世界情勢の変化を確認しよう。 今度の異変は、モンゴルが関係していた。 昆虫の大発生が、ユーラシア大陸各地で起こっているという。 これによって、モンゴルの災害レベルが0から1に引き上げられた。 さらに、例によって現実とのリンクがある。 今回は、私自身が怪我をしていたり体調不良だったりする場合に、さらに災害レベルを引き上げよ、という指示だ。 まあ、一応怪我はなく、体調不良もないので、無視しておこうか。 ●アタック01-8 アルマスと『覗きガラス』 5日目。 世界的な異変は続いているが、それらが何とどう繋がっているのかが、未だに見えてこない。 見えないながらも異変に対応しようと、様々なアイテムが集まりつつある。 今日の方針を立てよう。 たぶん、1日の終わりにはイースター島の災害レベルが上がるのだろうと思われる。 なので逆に、イースター島はそっとしておこう。 災害レベルが上がった後の方が、できることが増えそうな気がする。 では、今日はどうするか。 モンゴルだよ。モンゴルは災害レベルが1になった。 何か変化があるに違いないと思うのだ。 しかしモンゴルのアルマス・ハンはまだまだのんきなもので、相変わらず遊牧民たちのことわざの話をしていた。 今回は「剣をかざすより距離を取れ」ということわざを紹介してくれた。 武器を持って戦うよりも、逃げて敵と距離を取った方が確実に生き残れる、というものだ。 土地に執着しない遊牧民らしい考え方とも言える。 一応、昆虫の大発生の話題も出た。 作物被害は出ているが、遊牧民は被害のない草原へ移動すれば良いという発想だとのこと。 いやいや、畑は人と違って移動できないんだから、そう簡単にはいかんでしょ。 話はその程度で終わってしまった。 が、私はあきらめず、午後にもう一度モンゴルのアルマスに連絡を取った。 なぜか。 災害レベル1の時に2度目の連絡を入れると、災害レベルが2に上がる、との注釈を目にしていたからだ。 これでモンゴルは、災害レベル2の出来事に移行する。 アルマスによれば、今、さすらいの占い師に星占いをしてもらっているとのこと。 「巨星が墜ちるだろうから準備をしろ」と言われたそうだ。 さらに「新月と満月、好きな方を選べ」と言われているらしく、どちらを選ぶかを私に委ねてきた。 これは……満月の方だな。 この話を伝承と繋げるのは、インスピレーション以外のなにものでもない。 しかし、連想するならば、満月の方になる。 根拠はこうだ。 最初に聞いた伝承歌。『新月の夜に賢人は刀を切り取り、満月の夜にガラスは彼方を映す』 次に聞いた遊牧民の考え方。『剣をかざすより距離を取れ』 両方を合わせれば、刀に関係した新月より、距離を取って彼方を映す満月が正しいことになる。 満月を選ぶと、アルマスは占い師から、円形のガラス板を授けてもらったという。 各所に不思議な呪文が刻まれている。 『覗きガラス』を入手した。 邪神に対抗できるアイテムを、またひとつ手に入れたということでいいのか? こうして5日目は、モンゴルにかかりきりになっていた。 さあ、この日の世界情勢を確認しよう。 おそらく今度はイースター島に動きがあるのではないか。 正解だった。 イースター島では激しい地殻変動が起こり、多数のモアイ像が崩落するなどの被害が出ている。 これでイースター島の災害レベルが0から1に上がった。 ここから私は情報収集に時間を使うことになる。 そのため、現実世界の私の昨日の睡眠時間が8時間以上なければ、睡眠不足から適切な対応が取れないこととなり、さらに災害レベルが上がり、2になってしまうのだそうな。 睡眠時間8時間以上ってのは、忙しすぎる現代人にはなかなか難しい時間だな。 特に私のようなブラック社畜にとっては不可能と言ってもいい。 ポケモンスリープで睡眠時間を計測しているけれど、6時間を超えていたら万歳だ。 というわけで、イースター島の災害レベルは、私の睡眠時間が少ないせいで2に上がってしまったのだった。 次回、現実世界の私の生活が作品に影響しまくり、残念なことに。 【災害レベル】 日本:2 アメリカ:1 モンゴル:2 イースター島:2 【持ち物】 ・書物「黄衣の王」 ・旧き印 ・覗きガラス ■登場人物 キサラギ ハッキングで飯を食うグレイハッカー。日本人。世界規模の謎の現象に挑もうとしている。 マーカス・アルクヘイム アメリカ在住の投資家。キサラギの友人。アメリカの情報に通じる。 アルマス・ハン モンゴルのバックパッカー。怪奇現象にも詳しい。キサラギの友人。 アブドル・アフ・アキビ ITビジネスのパートナー。イースター島にいる。 ■作品情報 作品名:ゲームブック クトゥルー短編集2 暗黒詩篇 「クトゥルフ深話」 著者:山田 賢治 発行所・発行元:FT書房 購入はこちら ・書籍版(現在、通販品切。委託店舗在庫のみ) https://booth.pm/ja/items/2484141 ・電子書籍版 https://www.amazon.co.jp/dp/B09Z22RJQY ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。