From:水波流
うちの娘は小説どころか漫画もあんまり読まないのですが、アニメで日常系(戦ったり、怖い事件が起きたりしない)ばかり見ている事に気づき、ちびまる子ちゃんを勧めてみたところ、気に入った様子。
さてここからどう進むルートがあるかなー。
From:葉山海月
マジメに生きてはバカを見る。まじめにやらなきゃバカになる。
From:明日槇悠
「Kindle Unlimited3ヶ月無料キャンペーン」のお誘いには毎度葛藤します。
大量のゲームブックその他が読み放題の対象になっているため、普通ならば得でしかないのですが、悲しいかな貧乏人の性、なるべく対象の本を読まないと損だという強迫観念に縛られ、すこぶる精神衛生に悪いのです。
積んだ本の消化は後回しになり、できるだけ大量の情報を摂取しようとして対象の書籍も読み飛ばしが多くなってしまいます。
とはいえ、その勢いのおかげで読破できた本というのも少なからずあるわけで……皆さんなら、どちらの選択肢を選んだでしょうか?
From:中山将平
僕ら10月19日(日)「関西コミティア74」にサークル参加します。
ブース配置は【G67】。開催地は「京都パルスプラザ」。
1人用TRPG「ローグライクハーフ」や「ゲームブック」、「モンスター!モンスター!TRPG」等々を持ち、僕中山が現地にてお待ちしております!!
ぜひ遊びにお越しいただけましたら。
さて土曜日は一週間を振り返るまとめの日なので、今週の記事をご紹介します。
紹介文の執筆者は、以下の通りです。
(く)=くろやなぎ
(明)=明日槇悠
(天)=天狗ろむ
(葉)=葉山海月
(水)=水波流
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■10/5(日)~10/10(金)の記事一覧
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2025年10月5日(日)杉本=ヨハネ FT新聞 No.4638
『死霊沼の聖母』ローグライクハーフd66シナリオ
・死霊都市フアナ・ニクロを舞台とする新作シナリオを、新職業【呪術師】のデータとともにお届けしました。
『堕落都市の迷宮』や『昆虫都市』に並ぶ、「対応レベル16〜24(推奨レベル19以上)」の中級レベル向けシナリオとなっています(中級ルールについては、既刊『ドラゴンレディハーフ』もしくは「ローグライクハーフwiki」をご参照ください)。別のシナリオで経験を積んだ主人公でチャレンジするのもよいですし、最大19点の経験点を振り分けて、このシナリオのための新たな主人公をつくりあげることも可能です。
既存の職業で従者たちや相棒と力を合わせて戦うか、それとも【呪術師】として【悪の種族】や【アンデッド】の従者たちを十二分に「活用」するか。あなたのプレイスタイルに応じた冒険を、どうぞ心ゆくまでお楽しみください!
(く)
2025年10月6日(月)杉本=ヨハネ FT新聞 No.4639
ひとつ、いやふたつ……!!
・『死霊沼の聖母』がついに配信され、これで、アランツァのメイン大陸ラドリドでご紹介していない都市は、あとひとつとなりました!
それは……「盗賊都市ネグラレーナ」! かなりタフなシナリオのアイディアもすでにあり、それはおいおい明らかになることでしょう。
「杉本さん、実は、まだ都市紹介をちゃんとしていない街が、1個だけありますよね……?」そうおっしゃるあなたは、相当なFT書房通!
最初のシナリオである「黄昏の騎士」の舞台、「聖フランチェスコ」という街こそが、実は「最後の拠点」なのです。
これからサイズの大きい、にぎやかな作品になるであろう「ガルアーダの塔for RLH」に着手される杉本氏にエールを!
(明)
2025年10月7日(火)田林洋一 FT新聞 No.4640
『スーパーアドベンチャーゲームがよくわかる本』 vol.11
・田林洋一氏による、1980年代半ばから1992年の間に東京創元社から刊行された「スーパーアドベンチャーゲーム(SAGB)」の一連のゲームブックの解説記事です!
80年代後半に東京創元社が行ったゲームブック・コンテストは応募者の多くが十代という盛況ぶりで、オリジナリティ溢れる入選作がSAGBとして刊行されました。
今回はこのコンテストの関連作である、『紅蓮の騎士』、『ベルゼブルの竜』、『暗黒の聖地』、『夜の馬』を主に取り上げます。
『紅蓮の騎士』が佳作入選を果たした勝因であろう「時の迷路」や、『ベルゼブルの竜』の「運だめし」は、読者自身の参加意識に訴える優れたシステムでした。
両作ともに『暗黒の聖地』、『夜の馬』という続編へとつながりますが、それぞれを比較することで、点が線でつながる新しい視点が紐解かれます。
(明)
2025年10月8日(水)ぜろ FT新聞 No.4641
第8回【狂える魔女のゴルジュ】ゲームブックリプレイ
・プレイヤー視点とキャラクター視点を交えた独特の語り口による、ぜろ氏のリプレイ第459回です。
奴隷商人に売られた姉たちを救うため、目的地である吸血鬼の館へとたどり着いた主人公ミナ。しかし館の中には人の気配がなく、残された未探索の場所は、地下のワイン蔵と拷問部屋のみ。そこで残酷な現実を突きつけられたミナは、震える手で魔法の時計を取り出しますが…。
衝撃の展開を経て、物語の舞台は、読者が以前見たあの場所へと戻ります。
(く)
2025年10月9日(木)東洋夏 FT新聞 No.4642
ローグライクハーフ『写身の殺人者』リプレイvol.7
・X(旧Twitter)にて意欲的にリプレイ執筆中であり、生き生きとしたキャラクターたちが魅力的な、
東洋夏氏による「写身の殺人者」リプレイ第7回目です。
北方都市サン・サレンを脅かす、「自分の姿をした何かに殺される夢を見た者が、実際に殺される」奇妙な連続殺人事件。
件の悪夢を見てしまった聖騎士見習いの少年シグナスと、喋る「おどる剣」クロの捜査は、なかなかに難航しておりましたが、とうとう最終イベントを迎えます。
二人の前に立ちはだかるのは、やはり「写身の殺人者」!
シグナスの見た悪夢は、正夢になってしまうのでしょうか……!?
そして、これにて閉幕、と思いきや……?
思わぬ展開が続きます。是非記事にてお確かめください!
(天)
2025年10月10日(金)休刊日 FT新聞 No.4643
休刊日のお知らせ
・毎週金曜日は、読者から投稿された記事がここに入れるように、空けてある曜日です。
あなたの記事を、お待ちしております!
(葉)
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■今週の読者様の声のご紹介
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ひとことアンケートへのご意見をご紹介します。
紙面の都合で、一部省略させていただくかも知れませんが何とぞご了承くださいませ。
すべてのお便りは編集部が目を通し、執筆者に転送しておりますので、いろんなご意見やご感想をぜひお送り下さい。
↓↓
(ジャラル アフサラールさん)
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』はグループSNE発足前にメンバーの皆さんが書かれた作品でアナザーエンドに皆さんのお遊びが感じられる作品でした。『暗黒教団の陰謀 輝くトラペゾヘドロン』は表記されていませんでしたが、イラストが現在では海外にもファンの多い漫画家、イラストレーターの山田章博さん(『ロードス島戦記 ファリスの聖女』(漫画)、『十二国記』(イラスト)、『ラーゼフォン』(キャラクターデザイン))でした。こういうビックネームの若き日の仕事が見られるのもGBファンの楽しみです。
(お返事:田林洋一)
毎回お便りをくださり、本当にありがとうございます! ゲームブック版『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、映画にインスパイアされた方々が「こうした場合にはどうなるのだろう」という想像力を膨らませて書き上げた作品のような気がします。チャレンジングであると同時に遊び心もありました。『暗黒教団の陰謀』はイラストも含めて陰惨かつ海外調の世界観が魅力でしたね。しかし、山田章博さんのイラストだったとは! それは凄いです!(笑)
(シュウ友生さん)
膠着状態とブレイクスルー、楽しく拝見しました。
私の論考を更に発展していただいて、大変嬉しく思います。
私がT&Tに感じる「システムに捉われてないで、もっと自由に想像を遊ばせようぜ!」という熱い叫びを、見事に文章化していただいて感激しました。
そして確かに、膠着状態と同じくらい問題ともいえる「モンスター!モンスター!」における強烈なキャラ格差も、自由な想像性こそが解決するものであると感じます。
ありがとうございました。
(お返事:岡和田晃)
僭越とも言える拙稿に対し、あたたかなコメントを本当にありがとうございました。さほど大きく外してはいなかったようで、何よりです。こちらこそ、我が意を得たりという思いで、ご高論には多大なる刺激、と申しますか「エウレカ感」を得たものでした。
シュウ友生さんが、バーサーク戦闘や毒、あるいは『モンスター!モンスター!TRPG』の「創造性=想像性」をどう受け止めておいでか、さらなる関心がありますので、ぜひ再応答となる論考をしたためていければ幸いです。
(ププププーさん)
いつも楽しく拝見しております。
スーパーアドベンチャーゲームがよくわかる本で"ベルゼブルの竜"解説楽しみにしておりました。
解説中で田林先生があえて難を…と「必要アイテムの多さ」を挙げておられました。
私はこの作品最短プレイに挑戦してましたけれど、その際入手アイテムが7つでクリアに至りました。通常プレイですと15個とかになるので、確かにアイテムが多くなる印象でしたけれど最短プレイで改めて驚いた部分でした。
その辺り作品の遊び方の多様性は長所と感じましたね。
次回以降の解説も楽しみにさせていただきます。
(お返事:田林洋一)
毎回の拙記事にお付き合いくださり、本当に感謝いたします。なんと、『ベルゼブルの竜』は最短プレイでは必要アイテムは7つだけなのですね! 私は全く気付かず、むしろたくさん増えてくるアイテムを眺めては楽しむという「収集癖」のようなプレイを楽しんでおりました。逆に、「どれだけたくさんのアイテムを手に入れられるか?」というプレイも楽しいかもしれませんね。一見必要なアイテムが多そうでありながら、実は少なくてもクリアできる、というのは確かに「ゲームブックの多様性」ですね。温かいお言葉、どうもありがとうございます!
(ポール・ブリッツさん)
「ベルゼブルの竜」には、SAGBだけでなく、ゲームブックというジャンル自体が衰退した理由が如実に現れているのではないか。
「ゲーム」としての面白さを追求したが故の精密な戦闘システムと本の分厚さに触れた読者の少なからぬ層が「読む前からあきらめてしまった」のではないか、と、今も自分の本棚で積読状態の「ベルゼブルの竜」やほかのSAGBを見ると思ってしまうのだが。
(お返事:田林洋一)
ゲームブックの衰退の原因がその分厚さにあるのではないかというご指摘、鋭い視点を提供していただきありがとうございます。実はこの点は安田均が『ファイティング・ファンタジー ゲームブックの楽しみ方』でも触れているのですが、「ゲームブックのパズル面」と「ストーリー面」の両方を融合させようとした結果、ボリューム過多になり、「最近のゲームブックに分厚いのはこれが理由である」と分析されていました。そう考えますと、厚い(そして熱い)ゲームブックが多いSAGBが廃れていくのも、残念ですが首肯できますね。その意味で、本国では長続きしている「ファイティング・ファンタジー・シリーズ」は薄いものが多く、それが長寿の原因かもしれません。
(ジャラル アフサラールさん)
ゲームブック衰退期にデビューしなければ…という方たちですね。伊藤氏は真っ直ぐ直球勝負の印象が強いですね。逆に茂木氏はゲームそのものより彼女の想像した「魔界物語」のワールドを紹介するのが前に出ているような気がします。私は実はコンテストでは佳作に留まった宮原弥寿子さんの方が両氏よりも好みでして、いずれ『スーパーアドベンチャーゲームがよくわかる本』での紹介期待しています!
(お返事:田林洋一)
ジャラルさん、毎回のお便り、ありがとうございます。ゲームブックコンテストがもっと早く始まり、ブーム絶頂期であれば、彼らの続編が期待できたかもしれませんね。伊藤武雄はゲームブックを一から手作りし、茂木裕子は「魔界物語」から想像力を膨らませたという感覚は、私も持っておりました。宮原弥寿子の作品も本連載で扱う予定ですので、楽しみにお待ちくださいませ!
(蒙太辺土さん)
『ベルゼブルの竜』等この辺りに刊行されたゲームブックの書名を見ると、『機竜魔の紋章』(確かこんなタイトル)がいつ出るのかと、毎日書店のゲームブックコーナー(当時はそんなものがありました…)をチェックしていたことを思い出して少し寂しい気分になります。なにか迷子になったような、なんとも知れん感じ…(笑)
ゲームブックブームが凋落していく様は、肌感として世界が虚無に呑まれてゆくにも等しい絶望感…ってそれはちょっと言い過ぎかもですけど、ひとつの思い出ではあります。
(お返事:田林洋一)
お便り、どうもありがとうございます! 書店にゲームブックコーナー、確かにありましたね!(私も昭和生まれの人間ですので、肌で覚えております)『機竜魔の紋章』は「近刊」の案内だけ出て、ずっと先延ばしにされた挙句に結局出版されなかった幻のゲームブックですね。私は子供時代、東京創元社に電話して「『機竜魔の紋章』が出るのはいつですか?」と訊いた記憶があります(笑)。ゲームブックの衰退は確かに残念でしたが、最近はFT書房も含めて、復刊とは言わないまでも少しだけ「ブームの盛り返し」が来ているような気もいたします。
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