第4回【可愛いあの子に最高のプレゼントを】ローグライクハーフリプレイ ※本作品はローグライクハーフの規定に基づくリプレイ記事です。ローグライクハーフ「可愛いあの子に最高のプレゼントを」の詳細な内容に踏み込んでおりますのでご了承ください。 ぜろです。 「可愛いあの子に最高のプレゼントを」リプレイ最終回です。 お友だちのりにゃちゃんへ贈る誕生日のプレゼントを探すという、ほんのりほんわかしたローグライクハーフのシナリオです。 街エリアと森エリアを巡りプレゼントを集めた後、りにゃちゃんの誕生日パーティへ。 そこでこれまで出会った面々と楽しくパーティを開くはずが、思わぬアクシデントで無敵のゴーレム、からくりウサギが暴れはじめてしまいます。 りにゃちゃんとその姉リナちゃんに頼まれて、ゴーレム退治のラスボス戦に挑みます。 ウサナギたちは、無事にプレゼントを渡せるのでしょうか。 【ウサナギノミコト レベル12 技量点:1 生命点:8 筋力点:4 従者点:9】 【装備】 ピコピコハンマー(片手打撃)初撃+1 丸盾(生命点+2) ウサギ使いの服(生命点+2・防御+1) 【食料】0 【金貨】58 【持ち物】 強化ポーション(1ラウンド消費攻撃+1/金貨30枚) ブラウンダイヤの結婚指輪(金貨30枚) 魔王の宝玉(金貨25枚) 焼きたてのねこパン ぬいぐるみねこちゃん 【全力攻撃】【全力防御】【かばう】 【未使用経験点】2 【従者】 ドリルウサギ(弓兵扱い)四匹(ウサピュン、ウサマル、ウサチュウ、ウサマロ) ノウサギ(剣士扱い)五匹(ウサヒコ、ウサタロ、ウサミ、ウサニャン、ウサコ) ※ウサニャンが脱落 ●アタック01-8 ウサナギとからくりウサギマークII からくり職人、宇佐美博士の最高傑作「からくりウサギマークII」が、頭からジュースをかぶってショート。 会場内で暴走を始めてしまった。 僕はそれを止めるため、戦いに挑む。 ほかの客たちは僕たちとからくりウサギを遠巻きに取り囲んで見守っている。 僕とファミリーのウサギたち、そしてからくりウサギが、会場のど真ん中で対峙した。 【からくりウサギマークII レベル4 生命点8 攻撃回数3】 ※会場内の客をかばいながら戦うため、【防御ロール】マイナス1 ※【斬撃】に強いため、【斬撃】攻撃ロールはマイナス1 ※【打撃】に弱いため、【打撃】攻撃ロールはプラス1 ※炎に弱いため、炎をもちいた判定ロールはプラス1 腕を振り回していて暴走ムーブのからくりウサギだったけれど、僕にターゲットを絞ったみたいだ。 動き方を変え、今度は僕の方に腕……前足を突き出してきた。なんの動きかな? でも、相手の攻撃を待ってばかりはいられない。 ドリル部隊、いっちゃって! ウサピュン、ウサマル、ウサチュウ、ウサマロが一斉にツノを飛ばす。 ばしゅばしゅばしゅっと発射されたそれらは、続けざま、見事にからくりウサギにヒットした。 ドリルウサギのツノは斬撃だから当たりにくいのだけれど、うまく当てている。三連続ヒットだ。 「僕のだけ外れたマロ」 まあまあウサマロ。そういうときもあるよ。こないだは大活躍してたじゃん。 とはいえ、ウサマロをなぐさめている場合じゃない。 ドリルが三発当たったくらいで動きを止めるからくりウサギじゃない。 からくりウサギの突き出した前足が、ゴゴゴと謎の駆動音を響かせた。 「見よ。これぞ我が必殺の『ロケットうさぱんち』だ!」 宇佐美博士が自慢げに技名を叫ぶ。同時にからくりうさぎの前足が、僕たちに向けて発射された。 一発は僕に。この軌道だと、避けたら後ろで見守っているりにゃちゃんやお客様に当たっちゃう。 僕はあえてその攻撃を受けた。あいたたた。 もう一発はウサピュンに飛んだ。こっちはピュンピュンっと動いてあっさりかわしてしまった。さすがウサピュン。 「ウサギがぴゅん!」 前足を失ったからくりウサギは、こっちに向かって歩いてくる。 どうやら、飛ばした足を回収しないと次の動きができないらしい。 なら、攻撃するなら今だよ。 ウサタロたちが連続体当たりの波状攻撃をしかける。 ウサヒコはうっかり「ぱんち」を踏みつけて外してしまったけれど、ウサタロ、ウサコと続けざまに命中した。 特にウサタロの攻撃はクリティカルヒット。連続攻撃で大打撃だ。 そこにウサミが攻撃だ。 「宇佐美博士、名前がまぎらわしいのっよっ!☆ミ」 ウサミの理不尽な怒りのパワーがのっかり、からくりウサギに見事にダメージを与えた。 けれど、倒しきれなかった。 これはまた、僕がおいしいとこだけ持ってっちゃうパターン? 僕は、せっせとぱんちを回収しているからくりウサギを、ピコピコハンマーで叩いた。 からくりウサギは、こてんと倒れた。 これで、決着だった。 「なんと、我が無敵のゴーレムがこれほどあっさり倒されるとは……! まだまだ改良の余地があるな」 「強くする前に、暴走しないようにしてね」 僕はそう、注文をつけずにはいられなかった。 「あったー!☆ミ」 そのとき、からくりウサギをまさぐっていたウサミが喜びの声をあげた。 どうしたのウサミ。 「なにいってんの。敵をやっつけたなら、『ほーもつはんてー』はしなきゃでしょ☆ミ」 それはそうだけど、この場合、いいのかな。 「勝者の特権だ。かまわんぞ」 魔王ウサギの許可も出たことだし、いっか。ウサミ、なにを見つけたの? 「んっふー。これ!!☆ミ」 見ると、ウサミの耳が増えていた。 よく見ると、ウサミミ型のバンドだ。 あれ。これ、もしかして、宇佐美博士からりにゃちゃんへのプレゼントなのでは? 「でももうもらっちゃったもーん☆ミ」 ていうか博士、ねこ耳の女の子にウサミミバンドをプレゼントしてどうするんだろう。 [プレイログ] 【からくりウサギマークII レベル4 生命点8 攻撃回数3】 ※会場内の客をかばいながら戦うため、【防御ロール】マイナス1 ※【斬撃】に強いため、【斬撃】攻撃ロールはマイナス1 ※【打撃】に弱いため、【打撃】攻撃ロールはプラス1 ※炎に弱いため、炎をもちいた判定ロールはプラス1 0ラウンド ドリルウサギの攻撃(射撃+1とペナルティ-1でサイコロの出目勝負) ウサピュン サイコロの出目4 命中 からくりウサギの生命点8→7 ウサマル サイコロの出目4 命中 からくりウサギの生命点7→6 ウサチュウ サイコロの出目4 名中 からくりウサギの生命点6→5 ウサマロ サイコロの出目3 外れ からくりウサギのろけっとぱんち ウサナギの回避 サイコロの出目2+修正2-ペナルティ1=3 命中 ウサナギの生命点8→7 ウサピュンの回避 サイコロの出目5-ペナルティ1=4 回避 1ラウンド ウサヒコの攻撃 サイコロの出目2 外れ ウサタロの攻撃 サイコロの出目6 クリティカルで命中 からくりウサギの生命点5→4 ウサタロの追加攻撃 サイコロの出目4 命中 からくりウサギの生命点4→3 ウサコの攻撃 サイコロの出目4 命中 からくりウサギの生命点3→2 ウサミの攻撃 サイコロの出目4 命中 からくりウサギの生命点2→1 ウサナギの攻撃 サイコロの出目5 命中 からくりウサギの生命点1→0 勝利 宝物判定+1 サイコロの出目3+1=4 金貨20枚分のアクセサリー →ウサミミバンド入手 ●アタック01-9 可愛いあの子に最高のプレゼントを プレゼントタイムがやってきた。 みんな並んで、りにゃちゃんに順番にプレゼントを渡していく。 「わあ!」「ありがと」「ありがとなの」 りにゃちゃんは、ひとりひとりに丁寧にお礼を言っている。とてもほほえましい。 「あ、それはいらない(スン)」 「なんでじゃあ〜〜」 宇佐美博士は、さっき倒された「からくりウサギマークII」をプレゼントしようとして、断られていた。 「というかソレ、プレゼントだったのか……。なぜ我が城から持ち出すのかと思っていたが」 さすがの魔王ウサギもあきれている。 「そうか! ウサミミバンドがなかったせいじゃ!」 「ないないそれはない」 僕の番になった。 僕が取り出したのは、ねこのぬいぐるみ。 あちこち見て回ったけれど、結局これが、いちばんしっくりきたから。 奇抜じゃないし、シンプルだけど、それでいいよね。 ずしりと重みのあるねこのぬいぐるみを、りにゃちゃんは気に入ってくれたようだ。 「うさなぎ、ありがとなの!」 そのとき、僕の服のすそが、つんつんと引っ張られた。 見ると、うちのファミリーのウサギたちだ。 「アタチたちもプレゼントあげたい☆ミ」 あああ、そうだった。 みんなから渡すプレゼント、用意してこなかったよ。 もともと人数分は、僕が持ちきれる数を越えちゃうから無理だったけど。 どうする? 「みんなのぶんってことで、まとめてわたすの、どうヒコ?」 「あ、それいい! うさなぎ、もちもの見せて! とびきりいいもの選ぶ☆ミ」 うん。わかったよ。それでいいなら、好きなもの選んでね。 といっても途中で手に入れたのは、焼きたてじゃなくなっちゃったねこパンと、さっき手に入れたウサミミバンドくらいだけど。 「あ、これいい!☆ミ」 ウサミが取り出したのは、もともと持っていたブラウンダイヤの指輪だった。 「ああ、それは……!」 トゲイワウサギが反応した。 「魔王様のために特別にしつらえた、結婚指輪ではないですか」 「なんと、そうなのか!」 それを聞いて魔王ウサギが色めき立った。 「つまり、あれがりにゃちゃんの手に渡るということは、りにゃちゃんが我が嫁ということに!?」 いや、ならないと思うけど。 「たしかにりにゃちゃんはかわいいが、いやしかし我には心に決めた兎(ひと)ががが……」 魔王ウサギは無駄な長考に入ってしまった。が。 「そんなにたかいのはもらえないの!」 りにゃちゃんが受け取りを拒否したので、魔王ウサギの悩みは一瞬で解消した。 「じゃあ、こっち」 「うーん。それならもらってもいいの」 ウサミがすかさず取り出した、別の宝石。闇色に輝いている。 りにゃちゃんはそれを受け取った。 「なんとそれは……!」 今度も魔王ウサギが反応した。 「『魔王の宝玉』ではないか!」 たしかにその宝玉は、前に魔王ウサギとの戦いのときに、勝利の宝物判定で手に入れたものだ。 まさか今度は、「その宝玉を持った者が新たな魔王になる」とか言い出したりする? 魔王りにゃちゃんが爆誕してしまう? 「いや、まあ、我との友誼の証のようなものだ。りにゃが持っていても問題あるまい」 なるほど。水戸黄門の印籠みたいな使い方はできそうだね。 プレゼントタイムが終わると、次は主役、りにゃちゃんからお礼の言葉があるという。 「あの、あのね、きょうはありがとなの! それで、こんどはりにゃから、ら? …らぶらいぶがあるのっ!」 「ちょ! ひびきは似てるけど違うよりにゃ。ほら、『さ……』ではじまる、ね」 リナちゃんがりにゃちゃんの耳もとでささやいているの、まるぎこえだ。 「あ! おもいだした! さむらいみ!!」 ちょっとちょっと。超能力を持ったクモ男が登場しそうなんだけど。 「はい、みなさん。本日はりにゃの誕生日パーティにお越しいただきありがとうございます。ここで本日の主役りにゃから、サプライズがありまぁす!」 あ。リナちゃんが強引に軌道修正した。サプライズだったんだね。 リナちゃんが言うには、りにゃちゃんは全員分のプレゼント返しを用意してあるのだという。 これから、くじ引きで決めるとのことだ。 順番にくじを引いて、プレゼント返しの内容が決まっていく。 魔王ウサギは、りにゃちゃんが描いたという、りにゃちゃんとふぃあのイラストをもらい、喜びにうち震えていた。 やがて、僕たち以外にプレゼント返しは配り終えた。 「うさなぎには、これなの!」 え。僕、くじ引いてないよ? 「うさなぎのは、とくべつ! かいじょうのみんなをまもってくれたおれいなの!」 りにゃちゃんは、用意したプレゼント返しの中で、たぶんいちばん高価なものを差し出してきた。 「もらっておいて、いいと思うわ。会場を守ったあなたがもらうことを納得しない人は、ここにはいないと思うから」 リナちゃんもそう言うので、僕はそれを受け取った。 それは、ペンダントがついたネックレスだった。ペンダントの部分は猫の天使の飾りになっている。 ネックレスというよりも、ネッコレスだ。 僕のファミリーのウサギたちもそれぞれがウサギ印のワッペンをプレゼント返しにもらってほくほくだ。 しかも、ここには来れなかったウサニャンの分まで。 「ありがと、りにゃちゃん」 こうして、りにゃちゃんのお誕生日会をめぐる楽しい時間は過ぎてゆくのだった。 [プレイログ] りにゃのプレゼント返しはランクにより内容が決まる。 焼きたてのねこパン:ランク1 ぬいぐるみねこちゃん(ラッピング):ランク2 ウサミミバンド(金貨20枚):ランク3 ブラウンダイヤの結婚指輪(金貨30枚):高価すぎて受け取らない 魔王の宝玉(金貨25枚):ランク3 →魔王の宝玉を渡したため、ランク3のプレゼント返しとして、2d3×5枚(出目2と3で5×5=金貨25枚)の価値の宝石をもらった。 【ウサナギノミコト レベル12 技量点:1 生命点:8 筋力点:4 従者点:9】 【装備】 ピコピコハンマー(片手打撃)初撃+1 丸盾(生命点+2) ウサギ使いの服(生命点+2・防御+1) 【食料】0 【金貨】58 【持ち物】 強化ポーション(1ラウンド消費攻撃+1/金貨30枚) ブラウンダイヤの結婚指輪(金貨30枚) 焼きたてのねこパン ウサミミバンド(金貨20枚) ネッコレス(金貨25枚) 【全力攻撃】【全力防御】【かばう】 【未使用経験点】2 【従者】 ドリルウサギ(弓兵扱い)四匹(ウサピュン、ウサマル、ウサチュウ、ウサマロ) ノウサギ(剣士扱い)五匹(ウサヒコ、ウサタロ、ウサミ、ウサニャン、ウサコ) ※ウサニャンが脱落 ■登場人物 ウサナギノミコト 通称ウサナギ。ウサギ使いの少年。 りにゃ ねこ耳ねこしっぽの女の子。誕生日パーティするよ。 リナ りにゃの姉。仮面ウサギに大事なペンダントを盗まれたことがある。 魔王ウサギ マオウサギ。いろいろあったけど今はりにゃのトモダチ。 ウサピュン、ウサマル、ウサチュウ、ウサマロ ドリルウサギ。ウサナギのファミリー。 ウサヒコ、ウサタロ、ウサミ、ウサコ 普通のウサギ。ウサナギのファミリー。 ウサニャン ウサナギのファミリーのウサギ。途中脱落し、花ウサギと一緒に合唱している。 ふぃあ りにゃの友だちで、魔王ウサギの想い人。テレパシーで会話できる。 トノサマウサギ どこかの偉い殿様らしい。空気は読めない。 トゲイワウサギ 魔王ウサギの執事。以前のふぃあ誘拐の実行犯。 メラウサギ 魔王軍二兎のうちの一兎。火系の攻撃が得意。 ミズウサギ 魔王軍二兎のうちの一兎。水系の攻撃が得意。 宇佐美博士 魔王城でからくりウサギの研究開発にいそしむマッドな博士 からくりウサギマークII 宇佐美博士が開発したゴーレム。ジュースで暴走。 ダヴァラン 「天駆ける狗」亭のマスター。天狗ろむさん作品のキャラクター。友情出演。 ディジベラ 「天駆ける狗」亭の看板娘。天狗ろむさん作品のキャラクター。 洞烈 キョウの奥山に居を構える狼の姿をした若き山神。パーティ会場にはいなかったようだが? ●感想 のほほん楽しいウサギ世界の冒険の続編をお届けしました。 サツバツとしたローグライクハーフに射す一筋の光明。清涼剤です。 緊迫感はないかもしれませんが、ウサナギの冒険、とても気に入っております。 これの前のリプレイ「仮面のウサギを追え」「ウサギクエストR」を連載したのが、2025年の1月1日からなんですね。 あれ? もう1年以上経っている!!? 月日の流れ、早すぎませんか? ところで今回「おおっ!」と目を引いた展開がありました。 それは森のイベント22、ウサギモドキです。 2024年11月4日のX(旧Twitter)の会話にあったんですよ。 寝子:ウサギノニワにいるウサギ以外のクリーチャーってなんだ?? となって止まった(笑) ぱっと思いつかないだけで多分何かいると思う、たぶん…… ぜろ:ウサギモドキとかウサギッポイとかウサギジャナイとかが……(思考がウサギから離れない……) 寝子:それいいですね、面白い!( *´艸`) ぜろ:実は食虫植物系クリーチャーで、ぱっと見かわいいウサギの耳が木陰で揺れてるように見えてて、油断して近づいたところを…きゃー 寝子:わー!! いいですね、それー!! おもしろーい!! まさにこのアイディアが採用されてるじゃないですかやったあー。 それから、私が弓兵ウサギに勝手に設定した「ドリルウサギ」も「エリートドリルウサギ」として登場していましたね。 セリフのノリと勢いでああなってしまいましたが、ホントにあるんだろうか、私立聖ウサギノ学園。 だってだって、「エリート」ってだけで、メガネクイッって感じの学生服ウサギが浮かんでしまったんですもの。 最終イベントでは、魔王軍に総登場してもらったり、「天駆ける狗」亭の方々にも顔出しをしてもらったりと、好き勝手やらせていただきました。 寝子さんのシナリオは、軽い気持ちでゆるくプレイできることが最大の魅力だと思います。 寝子さん、今回も楽しいシナリオ、ありがとうございました! またいつかなにかのリプレイが書けるといいな。 ■作品情報 作品名:「可愛いあの子に最高のプレゼントを」 作者・イラスト:寝子 ローグライクハーフ基本ルール及び「黄昏の騎士」本編 https://booth.pm/ja/items/4671946 可愛いあの子に最高のプレゼントを(冊子版) https://lennon257.booth.pm/items/6915985 可愛いあの子に最高のプレゼントを(ダウンロード版) https://lennon257.booth.pm/items/6713417 本リプレイは、「ローグライクハーフ」製作に関する利用規約に準拠しています。 https://ftbooks.xyz/ftnews/article/RLH-100.jpg ●エピローグ【リナ】 パーティが終わり、月に照らされる中で会場の最後の片づけ。 あらかた終わったところで、小さなプレゼント箱を見つけた。 これ、なんだろ。 りにゃへのプレゼントの中にはなかったよね? りにゃも見覚え、ないでしょ? 「ん〜。わかんないならあけてみるの!」 りにゃが無造作にプレゼント箱を開ける。 中には縄を編んだ飾りが入っていた。小さなドングリと、鈴がつけられていた。 飾りには、艶やかで赤みがかった黒い糸のようなものが編み込まれている。 よくわからないけれど、神々しさを感じる。 りにゃが手に取ると、鈴がちりんと、透明感のある小さな音を響かせた。 りにゃはドングリを見て、それが誰からのプレゼントか、わかったみたいだった。 「にーちゃだ。にーちゃ、きてくれたの!」 りにゃはあたりを見回す。わたしもつられてきょろきょろを見回したけど、誰の姿も見えなかった。 にーちゃって、聞いたことある。 りにゃが森で迷子になったときに助けてくれた人。 口は悪いけど、すごく強かったって。蜂の化け物相手に、りにゃと一緒に戦ったって言ってた。 どこにいるかわからないから、招待状も出してないけど。 姿が見えないのがわかると、りにゃは空に向かって、大きな声で呼びかけた。 「ありがと、にーちゃ!」 **** 月明かりの中、木の枝の上に座る人の形をした影がある。 その影は、遠く街のとある一点を見つめ、満足げにうなずいた。 「神狼の髪を編み込んだしめ飾りの鈴。くそ手間がかかったが、たしかに渡したからな、チビ」 人影はその姿を狼のように変えると、その場から立ち消えた。 それを見ている者は、誰もいなかった。 「可愛いあの子に最高のプレゼントを」ローグライクハーフリプレイ 完 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。