━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ 『これはゲームブックなのですか!?』vol.131 かなでひびき ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ あなたは冒険者。 今回はお宝ザクザクなダンジョンに向かう! さて、どこから侵入する? 1 西の洞穴 2 東の洞穴 3 北の洞穴 と、突入する前に。 ちょっと聞いて欲しいの。 これが、 1 北の洞穴 2 南の洞穴 3 西の洞穴 だったら、印象違わなくない? パッと見、指セーブして1選んじゃえ! って方も少なくないと思うの。 あるいは、みんな朝ご飯食べてる? 食べてるよね。 そして、風邪をひいたことある人、手をあげて!? よしよし、おそらく大半の方が手を挙げたようね。 つまりこう言えない? 「朝ごはんを食べたら、風邪を引く」 =「朝ごはんは、風邪を引く原因の一つ」 まさか、ね。 だけど、この手のトリックは、本当に世にはびこってる。 そこで、今回の本! 今回紹介する本は『数字やデータのナゾをとく フェイクを見破れ!!』(山口慎太郎 著 JTBパプリッッシング)よ。 と、来ると「うわぁ、苦手な統計学かぁ!」とか「確率論はちょっと……」な方も大丈夫! 手に取ってみてもらえばわかるのだけど、これは子ども向けの本で、かみ砕いてわかりやすく、結果子どもさんでも大人でも楽しめる内容になってる。 上に書いた二つの例。 選択肢のトリックも、因果関係のトリックも、この本で網羅! 特に、「因果関係のトリック」は、六つのケースを上げながらじっくりと語っている。 そして、高校、大学受験では泣かされました!? 偏差値について。 あるいは「二度あることは三度ある!?」偶然が起こすフェイク。 例えば、戦闘中でダイスを転がし、いい目が続いている、って経験、読者のみんなもあると思う。 でも、ダイスの目が六回連続して1が出たからと言って、次に1が出る確率は上がってるのかな? 減っているのかな? みたいな例。 もちろん、さいころやコインだけにかかわらず、ツイてる波に乗っているかどうか? という話。 そんな数学・統計的なデータの扱い方もあれば、さっきあげた選択肢のトリック。質問に忍び込ませることができるトリック。「夏休みの宿題、みんなとっくにやっている!?」=「見栄っぱり」が生み出すフェイクなど、心理的なものもちゃんと補完! これを見ると、統計、データの取り扱いの難しさがわかるわ! かなでが心底感心したのは、「評判のフェイク」 例えば「あの店のたこ焼きって、まずいよね」とか悪評が立っている店に行くと、あれれ? まずくない! いや、かなりおいしい!? こんなことに遭遇した人もあるんじゃない!? 実は、これ、数学的心理的知識もいらない、ちょっと考え、視点を変えてみるとかんたんにわかる話。 だけど、その意外さに、かなでびっくり! いいかな? 例えばネットショッピング。 手元に商品が来ました。これでたいていおしまいじゃない? あえて、「終了」した後に、こっちから「メール」出すのは「注文した品じゃない」みたいなクレームのケースになって、初めてお便りを出す。 裏を返せば「便りがないのは良い返事」だよね! 「評判のフェイク」は、まさにそれ! 本当に「良い手品」は、その仕掛けのシンプルさにあり!」とも言われるんだけど、ここはまるで鮮やかな手品を見ているようで、心底「アハ体験の泉湧く!」って感じ。 てなわけで、実際に、データを鵜呑みにしないコツもわかる。 学生時代「統計や確率は苦手で……」って方にも、最近流行りの「学び直し」の第一歩になる。 一番最初にあげたように、選択肢の誘導テクにも応用できるかもしれない。 なんともお得な本となっております! 見逃せば人生コウカイすることウケアイ! ∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴ 『数字やデータのナゾをとく フェイクを見破れ!!』 著 山口慎太郎 出版社:JTBパブリッシング 2025/10/24 単行本 1200円(税別) ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。