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2020年8月23日日曜日

T&T読者参加企画『カザン帝国辺境開拓記』 ep.13 No.2769

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T&T読者参加企画『カザン帝国辺境開拓記』 ep.13

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from 水波流
月イチペースでお送りする、読者参加企画。
今回は総勢19名のご参加を頂いております。

1点、みなさまにご報告です。
2018年12月から始まったこのゲームも、約1年半が経過し、そろそろ一区切りをつけたいと考えています。

理由は色々とあるのですが、
・開始当初考えていたものより小説ベースのゲームになり、GMもキャラクターに愛着が出てきたため、無造作に死亡させたりミッション失敗させたりしづらくなったこと
・ずっと同じキャラクターでゲームを続ける事で能力がインフレしてしまうこと
等があげられます。

具体的にはあと2回、ep.15で終了する形で考えています。
(それでも丸2年間の連載になりますね……感謝)
続編については、読者の皆さんからのお声を頂ければ、なにか考えてみたいと思っております。
それでは引続き、どうぞよろしくお願いいたします。

さて本文ですが、毎度の長文ですのでパソコンでご覧頂くのを推奨いたします。
もし携帯電話などで受信し、途中で切れたりしている場合は、下記バックナンバー保管庫からご確認をお願いいたします。
https://ftnews-archive.blogspot.com/

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事件の結末

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■事件A:8人出撃
〈大断崖〉風の峡谷の〈ダルゴンの大図書館〉の調査を継続する。
神の如き力を持つと言われた魔術師の1人、ダルゴンの遺した魔導書を手に入れることが出来れば、ひと財産である事は間違いない。
先遣隊の報告によると、2階特別閲覧室への入室には本1冊の寄贈が必須のようだ。赴く者はザルダック商店で購入を済ませておくように。
また未確認ではあるが、司書ゴーレムから得た情報によると2階から更に塔の最上階に館長室が存在するらしい。
各自、細心の注意を払って調査に当たるように。
脅威予測)中
報酬)大

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴

「やあやあ、司書くんお元気?」
 古城の石壁にポル・ポタリアの軽妙な声が響き渡る。
「ようこそいらっしゃいました、ミスター」
 恭しくゴーレムの司書が頭を垂れた。
「ねえキミの知り合いに美人、いや美ゴーレムっているかな? いやぁボクの友人に美ゴーレムを連れた海賊がいてさ。あんな感じに身の回りの世話とかお願いしたいんだよね〜」
 カウンターに身体を預けながら、意味のあるのかないのかわからぬ会話を続けるポルの背後で、初めての訪問となるカエル人サマが物珍しそうにあたりを眺めていた。
「これは……凄いものダナ」

 前回の探索を経て、各自は思い思いの書物を手に乗り込んできていた。
 司書とポルの会話に割り込むように、老兵メックリンガーが懐から取り出した冊子をカウンターに叩きつけるように投げ出した。
「デュラル殿によるとじゃな、『ウス=異本』という類の禁断の知識を載せた書だそうな。この大図書館にはふさわしかろうと思って有り金はたいて買ってきたのじゃ。さぁ、これを受け取って館長とやらにあわせんかーい!」
 カウンターに置かれた薄い冊子の表紙には『桃源エルフ村妖精狩り・異聞』のタイトルと肌色が多そうな人物画が見えた。
 続いてデュラルが苦笑しながら、その横に自分の本を重ねる。
「俺はこれだ。『グリムトゥースのトラップブック』……君のマスターもよくご存じだろう。迷宮罠作りの達人と呼ばれたグリムトゥースその人が手がけたとされる秘伝の書さ。今後の図書館の防犯対策にも役に立つはずだ」
 司書ゴーレムは嬉しそうに図解されているページをめくった。
「子供にと思って買ったものですが、面白くて、最後は切なくて、私読んで、泣いちゃいましたよ」
 スパイデイが遠い目をしながら絵本『岩悪魔の恩返し』を差し出す。その横からクリフが背負い袋から三分冊になった革装丁の本を取り出した。
「儂はヘローム王国時代以降の歴史書じゃよ。ここには古いものは沢山あるようじゃが、新しいものも必要じゃろうて」
「近代天文学に関する本をお持ちしました。日付と天気を記した巻物を見かけましたが、ここでは空に関する何かの観測研究をおこなっているのではありませんか。であれば、何かお役に立てるかと思いまして」
 アンドレアが静かな笑みを湛えながら専門的な学術書を差し出した。
「ワタシはこれダ……本当は、本人に直接お渡ししたかったのだがナ」
 サマが取り出したのは、魔術師ダルゴンの人物像・業績に関する論文をまとめた羊皮紙の束だった。
「これはこれは。マスターもお喜びになりますよ」
 司書ゴーレムが双眸の赤い光を瞬かせながら答えた。
 後ろからエミリアが珍しく躊躇したように差し出したのは、しっかりとした装丁の日記帳だった。
「希少本なんか買わずとも、もっと価値のあるものを持ってきた。いつの日かカザン帝国辺境開拓軍の誰かが、後世に残るような偉業を成し遂げたら、この日記にはとんでもない値がつくぞ。ここには普通の者なら知る事ができないプライベートな情報も書いてあるしな」
 興味深そうに覗き込んだ連中に、エミリアは言い訳がましく小声になりながら付け加えた。
「それに任務の中で、自分が死んだ途端に誰からも忘れ去られるのは面白くないから……」
「へえ、どんな風に書いたんだ」
「だ、ダメだっ。見るなっ」
 エミリアは顔を赤らめて拒否した。
 ポルは含み笑いをしながらそれを眺めつつ、自分の背負い袋に手を入れると安い作りの本を何冊も取り出した。
「ボクが持ってきたのはね、まずはこれ『ハッピー教聖典』人を集めて大儲けする宗教のやり方が書いてあるんだ。それに『素敵な(犯罪)結社の作り方』でしょ。仲間集めから運営、「こうしたら捕まるよ!」が詰まった一品だよ。それに、なるにはブックス幻の一冊と言われた『詐欺師になるには』……あとは『怖いお義父さんのいなし方』っと」
「一冊で結構です、ミスター……」
 司書ゴーレムが困ったように口を挟んだ。


 司書ゴーレムに見送られ、カウンター背後の大階段を上がると、二階の広間に出た。
 四方の壁には多数の紋章が飾られ、肖像画や風景画などが目に入る。1階に比べて書棚は少なく、見通しは良い。
 広間の奥には知恵の守護者たるスフィンクスの石像が台座に収まっている。その背後に二つの扉が見えた。
 一行は顔を見合わせる。アンドレアが小さく頷くと、デュラルと共に先頭に立って足を進めた。
 石像まであと数歩というところで、どこからともなく低い声が広間に響いた。
《よくぞ来た》
 アンドレアは1歩前に進みでると、丁重に礼をし話しかけた。
「貴方が館長か」
《そうとも言えるし、そうでないとも言える》
 禅問答のような答えが返ってくる。アンドレアは重ねて問いかける。
「では貴方がダルゴンなのか?」
《まさか。私ごときは神の如きダルゴン様には遠く及ばぬ》
 スフィンクスの石像は皮肉な調子で語り続けた。
《我はシーモア。蔵書の管理をマスター・ダルゴンより任されている》
「ではダルゴンとやらはここにはおらんと言うのじゃな?」
 メックリンガーが横から口を挟んだ。
《そうとも言えるし、そうでないとも言える》
 また謎めいた答えが返された。デュラルが端的な口調で切り返す。
「我々は魔導書の閲覧を希望している。特別閲覧室への入室条件となる書物については、先程納めさせてもらった」
《確かに確認している。貴公らの閲覧を許可しよう》
 スフィンクスの背後の右扉が、重々しい音を立てて開いた。

「さて、どうする?」
 エミリアが一行に尋ねかけた。
「まずは魔導書じゃろ」
「いや館長室も気になりますよ」
 メックリンガーとスパイデイが異なる意見を口にした。
 サマやポルは任せるとばかりにだんまりを決め込んでいる。
 思案げな様子でアンドレアが口を開いた。
「文献の調査にはしっかり時間をかけたいところです。であれば閲覧室は後回しにして、先に館長室を訪ねるのはどうでしょう」
「儂も賛成だ」
 クリフが顎髭を捻りながら頷いた。
「ねえシーモアくん。マスター・ダルゴンのお部屋には、どこから行けばいいんだい?」
 ポルが相変わらず物怖じしない様子で石像に語りかけた。
《謁見にはそれ相応の資格を示してもらわねばならぬ》
 スフィンクスは堅い調子で答えた。
《……と、普段なら言うところだが、貴公らに1つ頼みがある》


「やれやれ、また掃除とはの」
「いちいち文句を言うな」
 不満げなメックリンガーにエミリアが冷たい口調で言葉を封じた。
 司書長シーモアの依頼とは、塔に住み着いた大蜘蛛の退治。どうも先日、一階の書庫で一行が遭遇したのもその子蜘蛛だったようだ。
《奴らめ、私が動けぬのをいい事に、産卵して子蜘蛛まで増やしおって。後顧の憂いを断つためにも、根絶やしにして欲しいのだ》
 困った調子で話す石像の言葉を思い返しながら、エミリアはそっと含み笑いをした。
「武器がないんじゃぞ、武器が」
「いやぁ、でも今回は魔法の使用許可も事前に出ていることですし……」
「甘いんじゃ若造。備えあれば憂い無しと言うじゃろ。物事には常に万全を期さねばならんのじゃ。いいか、転ばぬ先の杖とも言ってな……」
 なだめるつもりで口を挟んだスパイデイが、いつもの長話に苦い顔で相づちを打っていた。
 エミリアとクリフが竜の牙を用意し、魔術の心得のある各自も詠唱の準備をしている。
「用意はいいな? 開けるぞ」

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【戦闘】
PC:アンドレアMR50防5、クリフMR40防5魔防5、デュラルMR30防5、スパイデイMR30防5、エミリアMR20防5、ポルMR20防5、メックリンガー老MR20防5、サマMR20防5
敵:マザースパイダーMR120防10、ヒュージスパイダーMR80*4

 *アンドレア、デュラル、スパイデイ、ポル《いだてん》詠唱。2回行動。
 *エミリア、クリフ、竜の牙使用。MR30スパルトイ*2召喚。

「さっさと片付けるぞ」
「了解」

1ラウンド:PC【398】 VS 敵【378】 /敵側に20ダメージ!(マザースパイダー120、ヒュージスパイダーA76、B76、C76、D76)

 *ヒュージスパイダーA、特殊能力/スパイダーウェブ(アンドレア/3ターンのあいだ攻撃力1/2)
 *ヒュージスパイダーB、特殊能力/スパイダーウェブ(デュラル/3ターンのあいだ攻撃力1/2)

「この前は不覚を取りましたが……きっちり訓練してきましたよ。借りは返させていただきます!」
 スパイデイが愛用の細身の剣に代わり、箒を構え、母蜘蛛に何度も突きかかった。

 *エミリア、屍人使いエルファニの指輪を使用。《L3これでもくらえ!》発動! マザースパイダーに60魔法ダメージ!
 *デュラル、ポル《凶眼》詠唱。攻撃力*3

2ラウンド:PC【442】 VS 敵【358】 /敵側に84ダメージ!(マザースパイダー54、ヒュージスパイダーA59、B59、C59、D59)

 母蜘蛛が体液をまき散らしながら奇怪な叫び声を発すると、塔の上部から子蜘蛛がカサカサと姿を現した。

 *増援:ヒュージスパイダーMR80*3
 *ヒュージスパイダーC、特殊能力/毒の牙(エミリア/5ターンのあいだ毎ターン防御無視3ダメージ)
 *ヒュージスパイダーD、特殊能力/毒の牙(クリフ/5ターンのあいだ毎ターン防御無視3ダメージ)

「くっ……長引くとこっちが不利か」
 噛まれた腕を抑えながらエミリアが警告する。
「各自、できうる限りの魔術を使え!」

 *アンドレア《これでもくらえ!》詠唱。マザースパイダーに20魔法ダメージ!
 *サマ《これでもくらえ!》詠唱。マザースパイダーに20魔法ダメージ!
 *デュラル《炎の嵐》詠唱。ヒュージスパイダーABCDに20魔法ダメージ!
 *ポル《メメコレオウスの黒き礫》詠唱。ヒュージスパイダーABCDに6魔法ダメージ!

3ラウンド:PC【362】 VS 敵【472】 /PC側に110ダメージ!(アンドレア44、クリフ31、デュラル24、スパイデイ24、エミリア11、ポル14、メックリンガー老14、サマ14、スパルトイA19、B19)

 *ヒュージスパイダーE、特殊能力/スパイダーウェブ(スパイデイ/3ターンのあいだ攻撃力1/2)

「集中しろ! 母蜘蛛さえ倒してしまえば……」
「ええい、奥の手じゃい」

 *メックリンガー《L2これでもくらえ!》の呪文石を使用。マザースパイダーに40魔法ダメージ! マザースパイダー死亡
 *デュラル、屍人使いエリファスの杖を使用。《L2これでもくらえ!》発動! ヒュージスパイダーAに40魔法ダメージ! ヒュージスパイダーA死亡
 *クリフ、炎の石を使用。ヒュージスパイダーBCDに合計32魔法ダメージ!
 *サマ《イーゼルヴァンの黒き夢》詠唱。ヒュージスパイダーE、昏睡。

 母蜘蛛は甲高い叫びとともに絶命し、ひっくり返ってビクビクと痙攣していた。しかし子蜘蛛の集団に依然周囲を取り囲まれている。
「数が多すぎる……」
 蜘蛛の巣に絡め取られ、何度も噛み付かれた数人は青い顔でうなだれており、長くは持ちそうにない。エミリアも同様に憔悴しきっていたが、やがて毅然とした表情を取り戻し懐に手を入れた。
「アンドレア、あれを使うぞ」
「!……わかった」

 *アンドレア、熊神石を使用。ワーベア化→MR+30
 *エミリア、熊神石の破片使用。ワーベア化→MR+25

4ラウンド:PC【230】 VS 敵【266】 /PC側に33ダメージ!(アンドレア74、クリフ28、デュラル24、スパイデイ24、エミリア33、ポル14、メックリンガー老14、サマ14、スパルトイA16、B16)

 *ヒュージスパイダーF、特殊能力/毒の牙(ポル/5ターンのあいだ毎ターン防御無視3ダメージ)
 *ヒュージスパイダーG、特殊能力/毒の牙(メックリンガー/5ターンのあいだ毎ターン防御無視3ダメージ)

 *デュラル、熊神石を使用。ワーベア化→MR+30

5ラウンド:PC【288】 VS 敵【271】 /敵側に17ダメージ!(マザースパイダー0、ヒュージスパイダーA0、B19、C19、D20、E78(昏睡)、F77、G77)

 *クリフ《イーゼルヴァンの黒き手》詠唱。ヒュージスパイダーCに10魔法ダメージ!クリフ10回復。

6ラウンド:PC【303】 VS 敵【263】 /敵側に40ダメージ!(マザースパイダー0、ヒュージスパイダーA0、B13、C13、D3、E71(昏睡)、F70、G70)
7ラウンド:PC【311】 VS 敵【249】 /敵側に62ダメージ!(マザースパイダー0、ヒュージスパイダーA0、B2、C2、D0、E61(昏睡)、F60、G60)
8ラウンド:PC【294】 VS 敵【192】 /敵側に102ダメージ!(マザースパイダー0、ヒュージスパイダーA0、B0、C0、D0、E41(昏睡)、F39、G39)
9ラウンド:PC【305】 VS 敵【108】 /敵側に197ダメージ!(敵全滅)

戦闘終了:アンドレアMR44/50防5、クリフMR35/40防5魔防5、デュラルMR24/30防5、スパイデイMR24/30防5、エミリアMR5/20防5、ポルMR2/20防5、メックリンガー老MR2/20防5、サマMR14/20防5、スパルトイA16/30(送還)、B16/30(送還)

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 体液と巣の残骸がこびり付いた塔の石壁を、報告を受けた司書ゴーレムが一心不乱に清掃していた。
 その様子を眺めながら休息を取っていた一行の耳に、唐突に年老いた声が響き渡った。
《上がってまいれ》
 塔の内壁に沿って設けられた螺旋階段が、淡い輝きとともにゆっくりと動き出した。
 一行は顔を見合わせ逡巡したが、やがて意を決して一人ずつ飛び乗った。

 塔の最上階はこの古城でもっとも美しく飾られた部屋で、壁や天井には装飾が施されていた。小さくはあるが大量の書物や古道具が収められた書斎のようで、全員が部屋に入ると背後で扉が自動的に閉まった。
 小型のパイプオルガンからは楽団もいないというのに小さく音楽が奏でられている。
《ようこそお若いの》
 眼前の書斎の椅子に、うっすらと透き通る姿で老魔術師が腰掛けていた。一行は驚きを隠せずに繁々とその姿を眺めた。
《ふん、こんなものが珍しいか。幻じゃよ。儂はここにはおらぬわ》
 老魔術師は面白くなさそうな調子で口を開いた。
「大魔術師ダルゴン、お目にかかれて光栄ダ」
 サマが一歩踏み出して、カエル人として敬意を表す仕草を取った。
《ほほう。さてはお主か。儂に関する文献を寄贈したというのは》
 ダルゴンはにやりと笑みを浮かべると、サマを見返した。
《頭の良いカエルめ。儂のことを詳しく知るものが未だにおるとはの》
 ダルゴンは満更でもない様子でつぶやくと、椅子に深く背を預けた。
《して何が望みじゃ》
「魔術師ダルゴン、高名な貴殿の独自の魔法を伝授賜りたいのだが」
 デュラルが一歩前に進み出た。
「わ、儂も」
 メックリンガーが慌てて続いた。
《何かを得るためには何かを支払わねばならぬ。それが物事の道理というもの》
 老魔術師の眼光が鋭く光る。
《……しかし、そうじゃな。そう難しい事でもない。この館を維持するため、司書たちでは手が回らぬ雑用が幾つかある》
 ダルゴンは顎に手をやり、しばらく思案するように首をかしげてから、口を開いた。
《それに、既に書庫やこの塔は掃除してくれたようじゃしな》
 億劫そうに片手を振ると、サイドテーブルの上に鎖で繋がれた漆黒の大きな魔導書が、風もないのにパラパラとめくれ、やがて頁が開いた。
 デュラルたちは食い入るようにその頁を見つめた。
《ああ、それからその辺のガラクタで良ければ持っていっても構わんぞ》
 ダルゴンは一行の背後にある、ごちゃごちゃと雑多なものが押し込まれた棚を指差した。
 エミリアとクリフが興味津々といった様子で、棚の古道具に手を伸ばした。
《う゛う゛う゛う゛う゛う゛……》
 棚に立てかけられた杖が、まるで呻くようにカタカタと振動し、エミリアはぎょっとした様子で老魔術師を振り返った。
 ダルゴンはいかにも面白そうにくっくと含み笑いをする。
《愚かなダーヴィドよ。静かにするのだ。120年ぶりにここから出る機会をお前にくれてやろうというのだぞ》
 そう語りかけると、杖の震えが止まった。一行は気味悪げに遠巻きに眺めていた。
《儂の秘術を盗もうとした不肖の弟子よ。数百年はそうしておるわ。たまには外に出たかろうて。お主らに貸し与えるゆえ、飽きるまで使うが良いぞ》


 一夜明け、外壁の清掃と草むしりを行った末、特別閲覧室の蔵書の閲覧もひと通り済ませた一行はそろそろ砦に帰る算段を始めていた。
 そこへアンドレアが、自分はもう少し残ると告げた。
「ここの本ですが、貸出はできずとも写本なら許可を頂けるそうですから。写して帰りたいんですよ」
 あらかじめ見越していたのだろう。数日は泊まり込みできるよう、アンドレアは食料と水を多めに持参していた。

 夕刻になり、帰路につく一行をアンドレアは古城の入口で見送った。各々が収穫物を手にし、浮かれた様子で峡谷の小道へ向かう。
 そこへ、司書ゴーレムが足音も激しく追ってきた。一行の怪訝な視線が、前回同様にポルに集まる。
 しかし司書ゴーレムは一冊の本を片手に差し出した。
「こちらをお忘れです」
 革装丁の自費出版本には『ポル・ポタリアかく語りき』と金文字で書かれていた。
 こっそり置いてきたのがバレてしまったポルは気まずい顔で苦笑した。


∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
☆戦果
アンドレア →熊神石が完全に砕け散った。写本入手、持参した巻物にダルゴンのオリジナル呪文を1つ書き写させてもらえた。
エミリア →熊神石の破片が完全に砕け散った。
クリフ →炎の石を使用した。
サマ
スパイディ
デュラル・アフサラール →熊神石が完全に砕け散った。
ポル・ポタリア
メックリンガー老 →《L2これでもくらえ!》の呪文石を使用した。

■入手した財宝
全員、下記から好きなものを1つ選択して下さい。
物品はそれぞれ1つしか無いため先着順。(呪文習得は重なっても可能)

・特別製の魔法の杖《愚かなダーヴィド》(一通りの魔法を習得しているが、気が向いたときにしか発動しない)
・《教え》:《ダルゴンの暗き眼差し》(敵1体を永続的にMR半減/1事件に1回使用可能)
・《教え》:《ダルゴンの暗き残像》(2体の分身を作成し身代わりとする。分身はダメージを受けると霧散する/1事件に1回使用可能)
・《教え》:《ダルゴンの暗き雷鳴》(5ターンの間、敵1体に魔法ダメージ15点/1事件に1回使用可能)
・《魔神の剣》の呪文石*2 5ターンの間、ダメージ3倍/1回限り
・《魔神の盾》の呪文石*2 5ターンの間、防御点3倍/1回限り
・異界獣の黒曜石*2(MR40ブラックハウンドを召喚/1回限り)
・魔除けのメダリオン(魔法防御+10)

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■事件B:4人出撃
聖遺物のひとつ《鏡》をなんとか手にし、砦に戻った君たちを司令室にてガガック兵長が出迎えた。
「〈竜塚〉の部隊から伝令だ。今のところ、竜の鳴動は抑え込めているとの事。しかしそう長くは持つまい」
西方エルフ森林警備隊長ギルサリオンは悩みながら言葉を重ねる。
「時間が足りぬか。どうにか二手に分かれられればよいのだが」
守護獣への対処は不安が残るが、君たちに片側を探索してもらい、ギルサリオンと森林警備隊が残る側に当たることとしたい。
《玉》と《杖》……どちらを選ぶべきか?
脅威予測)中
報酬)小

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴

 〈シャンキナルの森〉の奥へと再度進軍した一行は、〈聖地シャンス〉で二手に別れた。
 ギルサリオン隊長率いる森林警備隊の一団を見送ると、レックス砦の一行は目の前の霊廟を振り仰いだ。聖地はいつ来ても薄暗く、不気味に静まり返っていた。
 聖遺物のひとつ《玉》がそこには安置されているはずであった。かつて竜と戦い、太古の故郷〈ホーラ・ルー・ヤー〉よりこの地に降り立った〈古き森〉の主たち。そして彼らが西方エルフに授けたとされる人外の力を秘めた三種の聖遺物。来るべき竜との戦いのために創られたものなればこそ、〈カザンの悪夢〉を封じる際にもエルフ王ベリエンベールによって使われたのだろう。
 一行は深き森の静寂に気圧されたように、無言で霊廟を見つめていた。

 その一行から少し離れたところで、獲物を狙う鷹のような目で油断なく周囲に気を配っている一人の女がいた。今回のために雇われた剣士だ。褐色の肌に縮れた毛をドレッドヘアに編み込み、炎の大地と呼ばれるゾルの伝統的な刀剣フリッサを帯び、鰐皮の胸当ての上から赤いマントを纏っている。
「一緒に探索するのは久しぶりだな、ゲルダ」
 今回の雇い主であり、旧知の仲でもあるマロウズが後ろから話しかけた。
「ああ。アンクル・アグリーの地下迷宮以来か」
 女剣士ゲルダは厳しい顔を緩め、にこりと笑顔を向けた。
「俺たち4人だけでは力不足。お前の剣の腕が頼りだ」
「……マロウズ、お前の頼みとあれば、私はいつでも力を貸す。それがあの迷宮で命を救われたお前への恩返しだ」
「ありがとう、ゲルダ」
 マロウズは何かを思い出したのか、ふと噛みちぎられたような右耳の古傷にそっと手を当てた。

 ヘルトが提げている見慣れない武器を目にし、ニンツが声を掛ける。
「へえ、新調したのか?」
「ああ、先日は慣れぬ棒術で無様なところを見せてしまったからな」
 そう言ってヘルトが陽に掲げた武器は、鋭い黒曜石の刃を複数、木製の直刀に固定したものだ。
 太陽を崇めるという南のスコーピオン連邦でよく使われている刀剣で、現地の言葉ではマクアウィトル、カザン語でいう「手の木」と呼ばれていた。切れ味は金属剣と比べても遜色なく、人間の首をも切断でき、古来は太陽に捧げる生贄の儀式にも使われていたらしい。
 ヘルトがこれまで愛用していた剣を霊廟の入口に置くと、ニンツも同じように鉄製の短剣を腰から外した。そして借り物の黒曜石の短剣を取り出し、ふた振りを腰に下げ、もうひと振りをヘルトに渡した。
「そういうお前は……魔術訓練を受けていたようだが」
「ああ、エルフどもはいい顔しねえだろうが、そんなこと言ってられる状況じゃねえ」
 ニンツはへっと笑うと早口で言葉を続けた。
「大事の前の小事ってやつだ。こっちのやり方でやらせてもらうぜ」

 カーモネーギーは弓の弦の調子を確かめながら、不安な様子を隠せずにいた。
「いるんだろうなぁ。ここにも守護獣とやらが……」
 前回の激しい戦いを思い出し、頭を何度も振って嫌な考えを追いやった。
「ほんとに、正攻法しかないのかなぁ……」
 一行の士気に水を差すわけにもいかず、カーモネーギーは独り言ちた。

 全員が改めて霊廟の入口を眺めた。深い暗闇が口を開けている。果たしてどこまで続いているのか。
「第二の聖遺物は、玉……か」


 一行は慎重に霊廟の奥に足を運んだ。《鏡》の霊廟と造りは同じらしく、奥の広間に向かう回廊はひんやりとした静謐な空気に満ちていた。
 石畳には一行の靴音だけが硬く響きわたる。緊張を紛らわすためか、ニンツが黒曜石の短剣を弄りながら軽い調子で呟いた。
「隊長のやつは上手くやってやがるかね」
「……人のことを心配している余裕はないと思うがな」
 マロウズが少し硬い調子で応えると、すっと前方を指し示した。一寸先も見通せない暗闇の先に、大広間が口を広げていた。
 先行したヘルトが無言で篝火に松明の火を移すと、柱が立ち並ぶ大広間が、明かりに照らされて浮かび上がった。
「……《鏡》の時と違って、デカブツはいねえようだな」
 ニンツが奥の祭壇の上に置かれているアカシアの木の箱に目をやりながら呟いた。
 《鏡》の霊廟と同じく優美な装飾を施された聖櫃は、広大な玄室の主として堂々たる様子で安置されている。

《汝、力を求めるか》

 一行の脳裏に、低い声が直接響き渡った。
「油断するな。囲まれているぞ」
 女剣士ゲルダが警告の声をあげる。
 カーモネーギーが慌てて周囲を見回すと、立ち並ぶ柱の1柱1柱に、台座に飾られた木製の像が据え付けられていた。神像は左右にずらりと立ち並び、全部で39柱。それぞれまるで違うモチーフの異形の獣が象られ、印象的なポーズを取っていた。

《汝、力を求めるか》

 声が再び問いかけた。意を決してマロウズが一歩前に進み出る。
「……求める!」

《力を求める者よ。ではその資格を示すが良い》

 夜空を模した天蓋に、無数の星が煌めいた。星々はみるみるうちに強く輝きを増し、やがて雷のように激しい光が地上に舞い降りた。光に撃たれた8柱の神像が威圧感のある動きで台座から降り立つ。
「さぁて、御伽噺のようにいくかな……」

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【戦闘】
PC:マロウズMR40防5、ヘルトMR40防5、ニンツMR35防5、カーモネーギーMR35防10、女剣士ゲルダMR60防5
(ヘルト、ニンツは借り物の武器の為MR-5)
敵:守護獣*8(紫微、貪狼、巨門、禄存、文曲、廉貞、武曲、破軍) 
MR32防5魔防10

 *守護獣・紫微 特殊能力/恐怖の叫び。カーモネーギー行動不能。

 辺りに響き渡る叫びを耳にしたカーモネーギーが、引きつった表情で足をガクガクと震わせる。
「引け。任せろ」
 ゲルダはカーモネーギーを後ろに押しのけ、片刃剣フリッサを素早く引き抜くと、鋭い切っ先で二連続の突きを入れ、流れるような動きで刀身を横に薙ぎ払った。緩やかに湾曲した鋭利な刃が、木像の表面を撫で切りにする。

1ラウンド:PC【163】 VS 敵【219】 /PC側に56ダメージ!(マロウズ34、ヘルト34、ニンツ29、カーモネーギー34、女剣士ゲルダ54)

 *守護獣・貪狼 特殊能力/雷招来。ゲルダに30魔法ダメージ

「危ないっ!」
 自分を取り戻したカーモネーギーが急いで防護呪文を詠唱する。

 *カーモネーギー《わたしを守って、あなたを守って》詠唱。ゲルダの魔法防御+15。

「す、すまん」
 ゲルダが冷や汗を拭いながら礼を言った。
「いや、こっちこそだよ」

 *マロウズ《いだてん》詠唱。2回行動。

2ラウンド:PC【221】 VS 敵【242】 /PC側に21ダメージ!(マロウズ34、ヘルト34、ニンツ29、カーモネーギー34、女剣士ゲルダ39)

 *守護獣・巨門 特殊能力/流星招来。ニンツに30魔法ダメージ
 *ニンツ《ないことに》詠唱。守護獣・巨門の《流星招来》を無効化

「悪ぃがめんどくせえのは無しにさせてもらうぜ」

 *カーモネーギー《いだてん》詠唱。2回行動。
 *マロウズ、ヘルト《死の刃》詠唱。攻撃力*2。

3ラウンド:PC【331】 VS 敵【235】 /敵側に96ダメージ!(紫微25、貪狼25、巨門25、禄存25、文曲25、廉貞25、武曲25、破軍25)

 *守護獣・禄存 特殊能力/威圧の叫び。ヘルトMR半減。
 *ヘルト《ないことに》詠唱。守護獣・禄存の《威圧の叫び》を無効化
 *ニンツ《これでもくらえ!》詠唱。紫微に20魔法ダメージ!(紫微15)

「まずいな……あまり長引くとこっちが不利だ」
「奥の手も使いどころってとこだな」
 マロウズとヘルトが肩で息をつきながら目配せした。

4ラウンド:PC【233】 VS 敵【218】 /敵側に15ダメージ!(紫微15、貪狼25、巨門25、禄存25、文曲25、廉貞25、武曲25、破軍25)

 *守護獣・文曲 特殊能力/月光招来。PC側全員に15魔法ダメージ。
 *カーモネーギー《ないことに》詠唱。守護獣・文曲の《月光招来》を無効化
 *ニンツ《L2これでもくらえ!》の呪文石を使用。貪狼に40魔法ダメージ!(貪狼・無力化)

「いよぉし!」
「でも兄貴……魔術の残りが、もう……」
 喝采を上げるニンツと対照的に、カーモネーギーが不安そうな顔で呟いた。

5ラウンド:PC【180】 VS 敵【211】 /PC側に31ダメージ!(マロウズ39、ヘルト33、ニンツ28、カーモネーギー34、女剣士ゲルダ38)

 *守護獣・廉貞 特殊能力/炎の息。PC側全員に15魔法ダメージ

「くっそ、炎には炎……やるぞヘルト!」
「ああ」
 マロウズが目の前の守護獣と切り結びながら、ちらりと横目を送った。
「ゲルダ、時間を稼いでくれ」
「……承知」
 ゲルダは一歩前に踏み出すと懐から、信じられないほど邪悪な形をした投げナイフを取り出した。
 大きく振りかぶって勢いをつけ、水平に投げつけると、多方向に刃の伸びたナイフはグルグルと回転しながら飛翔し、守護獣たちを次々に切り裂いた。
 その隙に左右に分かれたヘルトとニンツは魔法語を詠唱した。
「原祖たる太陽の灼熱を用いて、我が敵を打ち倒す焔よ来たれ……」
 二人は襲い来る守護獣の鉤爪を、詠唱を途絶えさせず身をかわす。
「「《炎の嵐》!」」
 *ヘルト、ニンツ《炎の嵐》詠唱。敵全体に20魔法ダメージ*2
 *守護獣・武曲 特殊能力/氷の息。《炎の嵐》を1つ無効化

6ラウンド:PC【147】 VS 敵【156】 /PC側に9ダメージ!(マロウズ24、ヘルト18、ニンツ13、カーモネーギー19、女剣士ゲルダ23)

 *守護獣・破軍 特殊能力/陽光招来。PC側全員に15魔法ダメージ。
 *ヘルト《ないことに》の呪文石を使用。守護獣・破軍の《陽光招来》を無効化
 *ニンツ、奇跡的な回復薬を使用。10回復。
 *カーモネーギー、ゲルダ、神の如き回復薬を使用。30回復。
 *マロウズ、エルブンダガーを使用。銀狼化→MR+20

7ラウンド:PC【210】 VS 敵【142】 /敵側に68ダメージ!(紫微0、貪狼0、巨門10、禄存10、文曲10、廉貞10、武曲10、破軍11)
8ラウンド:PC【186】 VS 敵【121】 /敵側に65ダメージ!(紫微0、貪狼0、巨門4、禄存4、文曲4、廉貞4、武曲4、破軍6)
9ラウンド:PC【189】 VS 敵【109】 /敵側に80ダメージ!(敵無力化)

《汝らに、資格あり》

戦闘終了:マロウズMR33/40防5、ヘルトMR18/40防5、ニンツMR23/35防5、カーモネーギーMR35/35防10、女剣士ゲルダMR53/60防5)

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 守護獣たちが動きを止めると、満身創痍の一行は祭壇の聖櫃に近づいた。
 ニンツが無造作に聖櫃の蓋を開けると、中には小ぶりな勾玉が安置されていた。
 取り出された勾玉は神秘的な深い緑色を湛えており、見つめているだけで自然に背筋が伸び、身の引き締まるような感覚があった。
 勾玉の表面には、上位エルフ語でこう刻まれていた。

イ・オツ・ミスマル
《神の印が私を守護する》


「遅すぎる……」
 霊廟の前でギルサリオン隊長以下、森林警備隊の一団を待つマロウズの声には困惑が含まれていた。
 森には日暮れが近づいていた。
 空には暗雲が立ちこめ始め、遠くでごろごろと雷の音が耳に響いた。
「何やってやがるんだ、隊長のやつ」
 応急処置をした怪我の具合を確かめながら、石段に腰を下ろしたニンツが苛立たしげに口にした。

 やがて雨が降り出した。
 一行は無言で雨音を聞きながら、森を眺め続けていた。
 ふとカーモネーギーがなにかを目にし、立ち上がった。四人も遅れて視線を走らせる。
 雨の中、森の奥から足を引きずりながら、ギルサリオンが姿を現した。
 折れた左手が力なくだらりとぶら下がっていた。
「無様なところを見せたな」
「お前一人だけか? ほかの奴らは」
「森林警備隊は全滅だ……貴様らはうまくやったようだな」
 ギルサリオンは額に流れる血の混じった雨水を拭いもせず、右手に握りしめた一本の杖を一行に差し出した。
 その杖は、見た目の簡素さとは裏腹に神威に満ち、全身から不思議に芽が吹き、生命の輝きを湛えている。
「《杖》と……《鏡》、お前たちに託す。私も必ず後から……」
 そう言い残すと、ギルサリオンは糸が切れた人形のようにぐらりと身体を傾けると、雨の中に倒れ伏した。


∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
☆戦果
"片耳の"マロウズ →戦闘後の探索で《そこにあり》を詠唱。隠された財宝を発見。
カーモネーギー →神の如き回復薬を使用した。戦闘後の探索で《そこにあり》を詠唱。隠された財宝を発見。
ヘルト →《ないことに》の呪文石を使用した。戦闘後の探索で《そこにあり》を詠唱。隠された財宝を発見。
偵察兵のニンツ →奇跡的な回復薬を使用した。戦闘後の探索で《そこにあり》を詠唱。隠された財宝を発見。

■隠された財宝(副葬品)
全員、下記から好きなものを1つ選択して下さい。
それぞれ1つしか無いため先着順。

・七星剣(MR+20)
・クリス・アカラベス(MR+10/魔法防御+10)
・星のメダリオン(流星招来・敵単体に魔法ダメージ30/1事件に1回使用可能)
・神像を模した人形(MR40守護獣召喚/1事件に1回使用可能)

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■事件C:7人出撃
〈大断崖〉手前の盆地の古代帝国時代の塔について、探索を継続する。
第四階層は古典的とも言える石造りの迷宮になっているようだ。
幻術によるものか不可思議な現象も起こっている。一層の注意をして探索に望むように。
もし具体的に調査したい部屋などがあれば申告せよ。
(下記より方針を選択して下さい)
・新しいエリアへ進むことを重視
・未探索の扉や通路を埋めていくことを重視
・各部屋の中を丁寧に調査することを重視
脅威予測)未知数
報酬)莫大・金貨よりも魔法の物品の入手可能性が高い

■現在の攻略状況(MAP)
https://ftbooks.xyz/ftnews/KhazanEmpire/4F_MAP2.png

攻略済み
【#6】町の幻影
【#1】レッドドラゴンの幻影
【#9】酒場の幻影
【#13】バラクたちの幻影
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【隊列】
前衛:ソーグ、ヤスヒロン、へーざぶろー
中衛:万太郎、ケン、シャオリン
後衛:ヴェルサリウス、ハンタードール、バードドール

【進路】
第四階層到着→北2→西4→南2→東2→南2
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「ここに来るのも三度目か……」
 第四階層の迷宮の石壁に、万太郎の呟き声が虚ろに響き渡った。遅々として進まぬ探索を前に、一行も無言でその意に同じた。
「で、隊長。今度はどこから行くよ?」
 左右の通路を見回しながら、ソーグが問いかけた。
「遅参の借りは働きで返させてもらうさ」
 出発ギリギリで追いかけてきた事をしきりに詫びつつ、ソーグは照れたように頬をかいた。
「そうだな……【#9】の、例の酒場の幻影の部屋から別の扉に行こうか」
「了解」
 前回の探索から新たに何か仕掛けられた痕跡がないか手早く目を走らせたあと、ソーグはそっと扉を開けた。

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Room #6:
・東西4ブロック*南北3ブロック
・扉(北・南・東・西)
・古ぼけた家具

【進路】
扉(南)→東2→南4→扉

Room #9:
・東西5ブロック*南北5ブロック
・扉(北・南*2・東・西)
・カウンター、テーブル、椅子、水飲み場、戸棚、汚い毛皮、汚物の入ったバケツ、廃棄された武器
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「まだ行ってないのは、西と南西と北か……」
「いや、北はさっきの【#6】につながってるだけだ。こないだクリスティと調べておいた」
「ほう、手回しが良いではないか」
 へーざぶろーの発言にヴェルサリウスが満足げに頷いた。
 一行は、西と南西のどちらに向かうか軽く話し合い、結局、南西の扉を選ぶことにした。西は以前、ウルクの武装兵が大挙として突入してきたイメージが強く、幻影とわかってもあまり気分のいいものではない。
 
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【進路】
扉(南西)→南2
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「ん……?」
 T字路にぶつかり、前衛のヤスヒロンが左右を確認すると奇妙な声を上げた。
「どうした」
「いや、たぶんその扉は【#13】のだな」
 ヤスヒロンは左手に少し進んだ先に見える、金属板のはめ込まれた重々しい鉄扉を指差した。
「へえ、よくわかるな」
「あの電撃の痛みは忘れん」
 ヤスヒロンはまだ痺れが残っているかのように右腕をさすった。

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【進路】
西2→北2→西2→南2→扉
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 2ブロック進むごとに右へ、左へ、また左へ……。
 一行の前に、また扉が現れた。通路はまだ西へと続いている。
 ソーグはチラリと振り返り、同意を確認すると扉を調べ始めた。

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・扉
 調査(ソーグ)→罠も鍵もかかっていない→開く

Room #11:
・東西2ブロック*南北3ブロック
・扉(北・東・西)
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 木製の簡素な作りの扉をそっと押し開けると、そこは狭い小部屋だった。左右に扉が見えるが、それ以外特に目立ったものも無い。
「これくらい小さいとアタシには丁度いいサイズなんだけどナァ」
 シャオリンが新人のナカダンジョウ・ケンに話しかける。東洋風の装束を身に纏ったこの男は、万太郎やシャオリンと同じようにソナン・イエからやって来たのかと思われたが、よくよく話を聞くとどうやらニホンという国から不思議な門をくぐり抜けて、この世界に迷い込んできたらしい。
「押忍! 先輩にはお似合いであります!」
「アリガト」
 ソーグは二つの扉に目を走らせると、まず東側の扉を調べ始めた。
「やれやれ、盗賊が俺しかいないってのは参ったね……」
 イェスタフはカンダック師からの呼び出しでスラムグリオン魔法学校へ向かっている。前回活躍してくれた女盗賊クリスティも今回は雇う資金がなく、金の切れ目が縁の切れ目と離れていった。

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・扉(東)
 調査(ソーグ)→罠も鍵もかかっていない

・扉(西)
 調査(ソーグ)→罠も鍵もかかっていない
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「めずらしいな。入口はおろか、どの扉にも何の仕掛けもないなんて、この階層では初めてだ」
「そういう時こそ注意が必要だと思うがね」
 ヴェルサリウスが古代帝国の宝珠を掲げた。魔術的な光が古ぼけた石壁をまばゆく照らす。しかし光が収まったとき、隠されたものを示す紫の発光はどこにも無かった。
「ふむ。こういうこともある、か。」
 ヴェルサリウスが呟き、宝珠を懐にしまった。
 もう安心と判断し、へーざぶろーが東の扉を押し開ける。
「長い通路が続いているぞ」
「こっちはすぐに別の扉だヨ」
 シャオリンが西の扉を引き開けながら報告した。
「手近な方は後に回そう」
 万太郎が決断し、ソーグが東の奥の扉へ先行した。

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【進路】
扉(東)→東3
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 まっすぐな通路をしばらく進むと、奥にまた扉が見えた。ヤスヒロンは歩きながらなにか違和感を覚えた。足下の感覚が妙におかしい。しかし、何だ……?
「あ、わっ」
 シャオリンが急に転んで尻餅をついた。万太郎が苦笑しながら手を差し出す。シャオリンが床に着いていた手を伸ばしたが、その手がぬるりと滑った。
「な、なんだ?」
「後ろ!」
 ヴェルサリウスが警告の声を上げた。入ってきた扉の方角を振り返ると、気づかぬうちに廊下の床の角度が斜めに持ち上がっており、一行はやや下に向かって進んでいる格好だった。違和感の正体に気づいたヤスヒロンは舌打ちをした。
 そして更に悪いことに、側壁から大量の油が噴出し激しく流れ始めた。
「うわぁぁぁぁあああ」
 一行は有り得ない速度で東へ向かって廊下を滑り続けた。

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【進路】
(強制移動)東2→扉(激突) *全員MR-5
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 激しい音を立てて数人が扉に激突すると、扉は内へ開いた。全員が団子状態にもつれ合いながら、部屋の中央までゴロゴロと転がり込んで、金属製の檻に身体をぶつけてようやく勢いが止まった。
 油の濁流はご丁寧に扉の足下の排水溝に吸い込まれていく仕掛けになっていた。
「ここは……?」
 頭を振りながら万太郎が周囲を見回した。見覚えのある檻がいくつも目に入った。そこは前回の探索でやってきた【#13】の部屋であった。

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Room #13:
・東西3ブロック*南北5ブロック
・扉(北・東・西*2)
・一部崩落した天井、猛獣用の檻、樽、コート掛け、鉄の棒
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 一行は油でヌルヌルになった身体を引きずって、北の扉から出て元の部屋を目指した。不快な匂いを身に纏いながら、先ほどと同じ道を辿る。

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【進路】
扉(北)→西5→北2→西2→南2→扉

Room #11

【進路】
扉(西)→西1→扉

・扉
 調査(ソーグ)→罠も鍵もかかっていないが歪んで開かない。
 蹴破る(へーざぶろー)→開かない
 蹴破る(へーざぶろー)→開かない
 蹴破る(へーざぶろー&ケン&ヤスヒロン)→開かない
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「チェストー! セイッセイッセーイッ!」
 ケンが習い覚えた武術の型で、扉を連続で蹴りまくった。しかし扉はビクともしない。
「だめだな、こりゃ。別なところへ回るか」
 へーざぶろーがあきらめ顔で振り返った。同意の旨を返そうとした万太郎の耳に、ゴゴゴと重い石が擦れるような音が響いた。
「ん……なんだ」
 周囲に目をやると、両側の壁に小穴が開き、液体が噴出するところであった。
「またかよぉぉぉぉぉおおお」
 全員が叫ぶと同時に、床が斜めに持ち上がった。

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【進路】
(強制移動)東1→扉(激突)→東2→扉(激突)→東5→扉(激突) *全員MR-5
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 扉に激突しつつ【#11】の部屋を通過し、長い廊下に何度も身体をぶつけながら、全員そのまま【#13】の部屋まで転がり込んだ。
 一行は悪態をつきながら身体を起こし、気を取り直すと、痛む身体をさすりながら三度目となる道を辿った。
 【#11】の扉を越えた先に、もう一つ南向きの扉が見えたのをソーグが指摘したからだ。構造上はさっき開かなかった【#11】から続く通路がここに繋がっていていいはずだった。

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【進路】
扉(北)→西5→北2→西2→南2→扉(無視)→西3→扉

・扉
 調査(ソーグ)→罠発見!(ギロチン扉)→罠解除(ソーグ)→解除失敗!
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「罠はあるが、古典的なやつだ。扉を開けた拍子に、扉の脇柱に沿って巨大なギロチンの刃が落下してくるって仕掛けさ」
「ふぅむ。わかっていれば避けられなくはなかろうが……」
「すまんが俺の腕じゃ無効化は出来なかった」
 ヴェルサリウスとソーグが並んで思案する。
「アタシが開けて、すぐピューンって逃げようか」
「いやそりゃ無理だろ」
 シャオリンの提案をへーざぶろーが一蹴した。
「小鬼に開けさせよう」
 ヤスヒロンが一歩進み出た。兜のスリットから細めた目で扉を睨みつけ、甲高い音で下手くそな口笛を吹く。一行はあっけに取られた様子で見守った。
 やがて通路にくすぶった煙があがり、小さなコウモリの羽が生えた1匹の小鬼が躍り出た。
「ハイなハイな。呼びましたかダンナ〜」
「この扉の罠を解除してくれ」
 ヤスヒロンはむすっとした様子で扉を指し示した。
「こんなもん、ワイに任せてもろたら、ちょちょいのちょいや!」
 小鬼は扉を眺めると、なにやら気難しげな表情をすると、聞いたことのない言葉でなにかを唱えた。扉が不思議な光に包まれる。
「ほうら、終わりましたでえ」
 小鬼は無造作に扉を引き開けると、恐ろしげなギロチンの刃が落ちてこないのを証明するように、何度も出入りした。そして得意げな様子でヤスヒロンを振り返った。
「また口笛吹いてくれはったら、いつでも駆けつけまっせ〜」
 ケケケと笑い声を残しながら小鬼は姿を消した。ヤスヒロンはふうとため息をついた。
 一行は動きを止めているギロチンを横目に、恐る恐る扉をくぐった。

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Room #10:
・東西4ブロック*南北4ブロック
・扉(北・南*2・東*2)
・トゲだらけの大穴
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「な、なんだこいつぁ」
 へーざぶろーは部屋をのぞき込んで唖然とした表情で呟いた。
 部屋の中央にはびっしりとスパイクが敷き詰められた穴が大きく口を開けており、その縁の部分をぐるりと取り巻くように、回廊状に床が配置されている。
 南と東に2つずつ扉が見えた。おそらく東のどちらかが、【#11】へ続く通路のはずだ。
「慎重に進む必要があるな。右回りか、左回りか……」
 ヴェルサリウスが思案げな様子で口にした。
 2人並べばぎりぎりという通路幅で、足を踏み外せば串刺しは必至である。一行はおっかなびっくり右回りに歩を進めた。最初の扉に辿り着き、ソーグが手早く調査した。
「間違いない。これはさっきの扉だ」
「開けるなよ。もう油まみれになるのはごめんだ」
 万太郎が苦笑しながら答えた。へーざぶろーもそれを笑いながら、先の扉へ向かった。
 その瞬間、へーざぶろーの姿が消えた。
「!?」
「待て。進むな」
 ヴェルサリウスの制止を受けて、万太郎が急いで懐から《そこにあり》の呪文石を掴み出した。魔術の光とともに辺りの光景がぐにゃりと歪み、一変する。
 中央の大穴はどこにも無く平らな床が広がり、変わりに目の前に奈落が口を開けていた。慌てて覗き込むと全身を強く打ったへーざぶろーが倒れ込んでいた。
 ソーグはロープをヤスヒロンとケンに握らせると急いで奈落の底に降り立ち、へーざぶろーの具合を確かめた。命に別状はないが重傷だ。
「そっと引き上げてくれ。そっとだ」
 床に寝かされたへーざぶろーは低いうめき声を上げた。
「誰か薬を持っていないか」
 何人かが懐に手をやった。しかしヤスヒロンがそれを制して前に出た。
「先日手に入れたものだが……」
 ヤスヒロンのごつい手に、古めかしい指輪がはめられている。
「ザルダック商店の鑑定士の言うことには、回復の力があるらしいんで」
 そう言いながら、手のひらをへーざぶろーの身体にかざす。柔らかな光がヤスヒロンの手から放たれた。
 へーざぶろーの荒い呼吸が徐々に整ってゆく。
「ディニエルが……妹が昔、怪我したときにはこうして治してくれたな。まぁ兄さん、気の毒に、って」
 ヤスヒロンは遠い目をして呟いた。

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・扉(東南)
 調査(ソーグ)→罠はかかっていない
 鍵開け(ソーグ)→鍵開け成功!

・扉(南東)
 調査(シャオリン)→失敗
 《そこにあり》の呪文石(シャオリン)→罠はかかっていない
 鍵開け(シャオリン)→鍵開け失敗
 蹴破る(シャオリン)→開かない
 蹴破る(シャオリン&ヤスヒロン)→成功

・扉(南西)
 調査(へーざぶろー)→失敗
 《そこにあり》(へーざぶろー)→罠はかかっていない
 鍵開け(へーざぶろー)→鍵開け失敗
 蹴破る(へーざぶろー)→成功

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「こっちとこっちは繋がってるヨ!」
「先輩がた、こちらの通路が先に通じているようです!」
「ようし、どんどん行くぜ!」
「いやお前ら……もうちょっと、その、慎重にやれよ」
 力ずくで突き進む前衛たちに、ソーグは呆れたように天を仰いだ。とは言え、ここが生き物の住処では無いだけまだマシではあった。
 しばしの力任せの探索の成果で、結局のところ【#10】から伸びる通路はどれも【#13】の部屋に繋がっていることがわかった。
 引き時を感じてはいたが、まだ何の収穫もないのは後ろ髪を引かれるところであった。せめて、何かひとつふたつは見つけて帰りたい。
 一行は【#10】の部屋の北扉から出て、さらに探索を継続することにした。

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【進路】
西1→北2→東2→北2→T字路→西2→扉

・扉
 調査(ソーグ)→罠はかかっていない
 鍵開け(ソーグ)→鍵開け成功!

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 踏み込んだ部屋は、薄暗く先が見通せない様子だったが、中央にぼんやりとランタンの灯りでテーブルが照らされていた。
 数人の人影が椅子に座ってなにやら話し込んでいるように見えた。
 ソーグは小さく舌打ちし、誰も聞こえないように呟いた。
「気に入らねぇ……」
 警戒しながらテーブルに近づく一行に、目つきの悪い細身の男が振り返ると、わざとらしい大袈裟な身振りで制止した。
「シーッ、悪いな客人。今はデカい賭けの最中なんだ。遊びたけりゃ、順番を待つんだな」
 テーブルでは神経質な顔つきの男が手元のカードをじっと眺めていた。よく見ると手先が震え、唇は青ざめている。かたや周りの観客はにやにやしながらそれを見つめている。
「なんだ……賭博場……?」
 万太郎が不信感もあらわに呟いた。
「馬鹿な。こんな所にある訳が無い。およそこれも……」
 ヴェルサリウスが小声で返した。
「気に入らねぇな」
 強い口調に視線が集まった。
「これは俺の記憶だ」
 ソーグが吐き捨てるように口にした。
「ここは俺の故郷ガル市で、今は5年前。この後の筋書きはこうさ。幼なじみがイカサマ賭博で負けて吊るされる。あの時、俺は後ろで見ているだけで何もできなかった。……だがな。この後悔も、友との思い出も、すべて俺のものだ。参の騎士、お前になど渡さん」
 ソーグは懐から出した棒手裏剣をカードを手にした賭博師の喉元に投げつけた。
「お前のやり口は汚すぎるんだよ!」

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【戦闘】
PC:へーざぶろーMR40/50防5、ソーグMR35/45防5、ヤスヒロンMR35/45防10、シャオリンMR35/45防5魔防5、ヴェルサリウス27世MR20/30防10魔防5、無敵の万太郎MR15/25防5、ナカダンジョウ・ケンMR10/20、バードドールMR20/30、ハンタードールMR25/35
敵:盗賊風の男MR40防3*5

 *盗賊風の男ABCDE《いだてん》詠唱。2回行動。
 *先制射撃:ハンタードール【28】/盗賊風の男Aに28ダメージ!(盗賊風の男A17)

1ラウンド:PC【265】 VS 敵【344】 /PC側に79ダメージ!(へーざぶろー36、ソーグ31、ヤスヒロン35、シャオリン31、ヴェルサリウス20、万太郎11、ケン2、バードドール12、ハンタードール16)

「くそっ、早いな」
「こっちも呪文で対抗しよう」
 万太郎とソーグが頷き合う。
「ケン、無理するな。いったん下がれ」
「お、押忍!」
 ヴェルサリウスの声かけに応じ、トンファーで身を守りながら、ケンは2体のドールの背後に身を隠す。
「こっちはアタシが。アンタは向こうヨ」
「任せておけ」
 シャオリンとヤスヒロンが二手に分かれる。
「こちとら辛気くさい罠ばかりでイライラしてたんだ。暴れさせてもらうぜえ」
 へーざぶろーがトゲ棍棒を両手に構え突進していく。

 *万太郎、古代帝国の指輪を使用。《凶眼》発動! 攻撃力*3
 *ソーグ《いだてん》詠唱。2回行動。
 *へーざぶろー、シャオリン《死の刃》詠唱。攻撃力*2。

2ラウンド:PC【366】 VS 敵【339】 /敵側に27ダメージ!(盗賊風の男A14、B37、C38、D38、E38)

 万太郎は意を決して、前回の探索で手に入れた薬を飲み干した。刹那、全身に力が満ちあふれ、筋肉がもりもりと音を立てて膨れ上がった。
「天と地と人の名において、我が怨敵の急所を見通す禍々しき眼を我に与えよ……《凶眼》!」
「燃えろぉ!!」

 *万太郎、?くすりびん使用。力の薬=MR+10
 *ソーグ《凶眼》詠唱。攻撃力*3
 *シャオリン、炎のガントレットを使用。《炎の嵐》発動! 敵全員に20魔法ダメージ!

「ええい。犬だ、犬を放て!」
 *増援:ハウンドMR30*4
「おせえよ」

3ラウンド:PC【398】 VS 敵【302】 /敵側に96ダメージ!(盗賊風の男A0、B8、C9、D9、E9、ハウンドA18、B18、C18、D18)

 *ヤスヒロン、古代帝国の杖を使用。《炎の嵐》発動! ハウンドたちに20魔法ダメージ!(ハウンド全滅)

4ラウンド:PC【261】 VS 敵【88】 /敵側に173ダメージ!(敵全滅)

戦闘終了:へーざぶろーMR36/50防5、ソーグMR31/45防5、ヤスヒロンMR35/45防10、シャオリンMR31/45防5魔防5、ヴェルサリウス27世MR20/30防10魔防5、無敵の万太郎MR21/35防5、ナカダンジョウ・ケンMR2/20、バードドールMR12/30、ハンタードールMR16/35
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 幻影が消え失せ、がらんとした部屋を見つめながら、ソーグは傍らのドワーフの若者に声をかけた。
「前にも言ったろ、ヤスヒロン。参の騎士は卑劣な奴だ。二人で必ずこの貸しは取り立てるぞ」
「は、はいっ」

 部屋には幾ばくかの財宝が見つかった。ここらが潮時と判断し、一行は帰還を決める。
 全員が扉を出た後、ソーグはふと立ち止まり振り返った。先程までの喧騒が嘘のように静まり返っている。
「悪いな……まだそっちには行けないんだ」

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
Room #8:
・東西2ブロック*南北4ブロック
・扉(北・南・東・西)
・獣の剥製、角笛、風景画、古ぼけた棚
・隠された財宝(金貨100枚、銀貨2150枚(金貨215枚相当))
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
☆戦果
ヴェルサリウス27世
シャオリン
ソーグ
ナカダンジョウ・ケン
へーざぶろー
ヤスヒロン →戦闘後《そこにあり》の呪文石を使用し、隠された財宝を発見。
無敵の万太郎 →《そこにあり》の呪文石、力の薬を使用した。

■現在の攻略状況(MAP)
https://ftbooks.xyz/ftnews/KhazanEmpire/4F_MAP3.png

攻略済み
【#6】町の幻影
【#1】レッドドラゴンの幻影
【#9】酒場の幻影
【#13】バラクたちの幻影
【#11】何もない小部屋
【#10】トゲの大穴の幻影
【#8】賭博場の幻影


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☆ランキング
*今回参考に、事件Aに参加したメンバーの持参した書籍と価格も掲載しておきます。

1位:
"片耳の"マロウズ/MR45防5
 +金貨80枚、選択した財宝
→(所持品:金貨85枚。黒き短剣、エルブンダガーMR+10(使用すると銀狼化MR+20/1事件に1回使用可能)、高品質な武器+2【チェーン・ソード】、高品質な防具【レザージャケット】、《ないことに》の呪文石、奇跡的な回復薬、呪文:《死の刃》《そこにあり》《いだてん》)
・雇い人(ゾルの女剣士ゲルダL2) 金貨60枚 MR60防5/1事件限り

2位:
カーモネーギー/MR35防10
 +金貨50枚、選択した財宝
→(所持品:金貨115枚。高品質な武器+2【魔弓・イチイバル】、高品質な防具【革鎧】、高品質な防具【籠手に付けれる小型盾】、《開け》の呪文石、呪文:《そこにあり》《ないことに》《いだてん》《わたしを守って、あなたを守って》)

ヘルト/MR45防5
 +金貨50枚、選択した財宝
→(所持品:金貨60枚。高品質な武器+2【マクアウィトル】&高品質な武器【カッツバルゲル】、(予備)高品質な武器【シュヴァイツァー・サーベル】、高品質な防具【メイル・アーマー】、保存食*1、《開け》の呪文石、《厄払い》の呪文石、呪文:《死の刃》《そこにあり》《ないことに》《炎の嵐》)

偵察兵のニンツ/MR40防5
 +金貨50枚、選択した財宝
→(所持品:金貨55枚。高品質な武器【良い短剣】&【鋭い短剣】、高品質な防具【硬い皮鎧】、《L2これでもくらえ!》の呪文石*2、《ないことに》の呪文石、呪文:《これでもくらえ!》《そこにあり》《ないことに》《炎の嵐》)

5位:
アンドレア/MR80防5+++
 +金貨35枚、選択した財宝、写本(内容は魔導書以外であれば自由に設定可能)、ダルゴンの巻物(呪文1つ選択/1回限り使用可能)
→(所持品:金貨35枚。黒き剣、ファイアブランドMR+15(《炎の嵐》を発動/1事件に1回使用可能)、高品質な武器【鞭】、高品質な防具【革鎧】、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石*2、《ないことに》の呪文石、モンゴーのしるし、呪文:《これでもくらえ!》《いだてん》)
・書物(金貨10枚)内容は近代の天文学に関する学術書
・書物(金貨20枚)写本用の空白の本とペン、インク
・書物(金貨10枚)同じく空白の巻物

6位:
エミリア/MR30防5
 +金貨40枚、選択した財宝
→(所持品:金貨105枚。ベアクロー、高品質な防具【ブレストプレート】、《開け》の呪文石*2、《そこにあり》の呪文石*4、《ないことに》の呪文石*7、奇跡的な回復薬*2、竜の牙、屍人使いエルファニの指輪(《L3これでもくらえ!》/1事件に1回使用可能))
・書物(金貨30枚)1冊(しっかりした作りの日記帳)

デュラル・アフサラール/MR40防5+
 +金貨40枚、選択した財宝
→(所持品:金貨60枚。高品質な武器【弓】、灰色熊の毛皮、奇跡的な回復薬*2、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石、《ないことに》の呪文石、屍人使いエリファスの杖(《L2これでもくらえ!》/1事件に1回使用可能)、呪文:《いだてん》《凶眼》《炎の嵐》)
・書物(金貨40枚)「グリムトゥースのトラップブック」

8位:
サマ/MR20防5
 +金貨35枚、選択した財宝
→(所持品:金貨40枚。高品質な防具【スケイル・アーマー】、《開け》の呪文石、《ないことに》の呪文石、《魔神の盾》の呪文石、奇跡的な回復薬、呪文:《これでもくらえ!》《そこにあり》《耐えよ》《イーゼルヴァンの黒き夢》)
・書物(金貨50枚)魔術師ダルゴンの人物像・業績に関する論文

9位:
クリフ/MR55防5魔防5++
 +金貨30枚、選択した財宝
→(所持品:金貨35枚。高品質な武器+2【斧】、高品質な防具 【???】、魔封じの首飾り(魔防+5)、《開け》の呪文石、奇跡的な回復薬、竜の牙、呪文:《イーゼルヴァンの黒き手》)
・書物(金貨35枚)ヘローム王国時代以降の歴史書

スパイデイ/MR40防5+
 +金貨30枚、選択した財宝
→(所持品:金貨45枚。高品質な武器【細身の剣(レイピア)】、高品質な防具 【鋼の鎧、楯セット】、《そこにあり》の呪文石、奇跡的な回復薬、スパイダーベノム1瓶、呪文:《いだてん》)
・書物(金貨10枚)「岩悪魔の恩返し」

ポル・ポタリア/MR30防5
 +金貨30枚、選択した財宝
→(所持品:金貨45枚。高品質な武器【鞭】、高品質な防具【飛来物除けの護符を織り込んだジャケット(緑色)と足になじむ靴】、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石*2、奇跡的な回復薬*3、スパイダー・ベノム1瓶、呪文:《そこにあり》《ないことに》《いだてん》《凶眼》《メメコレオウスの黒き礫》)
・書物(金貨5枚)「ハッピー教聖典」:ねずみ講なエセ宗教の本
・書物(金貨5枚)「素敵な(犯罪)結社の作り方」:仲間集めから運営、「こうしたら捕まるよ!」が詰まった一品
・書物(金貨5枚)「詐欺師になるには」:なるにはブックス幻の一冊
・書物(金貨5枚)「怖いお義父さんのいなし方」:拳士ワカ=シマヅの娘ノリコとのラブロマンス?
・書物(金貨100枚)「自費出版の本」:ポル・ポタリアの生涯。皮装丁で内容はポルのグラビアと名(迷)言集

メックリンガー老/MR30防5
 +金貨30枚、選択した財宝
→(所持品:金貨30枚。高品質な武器【槍】、いにしえの胸当て、《そこにあり》の呪文石、奇跡的な回復薬、ボンバの実、呪文:《ないことに》)
・書物(金貨85枚)『ウス=異本:桃源エルフ村妖精狩り・異聞』

13位:
ヴェルサリウス27世/MR30防10魔防5+
 +金貨45枚
→(所持品:金貨85枚。高品質な武器【超小型単弓】、高品質な防具【キルテッド・シルク】、?たて=紋章の盾(魔法を跳ね返す/1事件に1回使用可能)、古代帝国の首飾り、古代帝国の宝珠(《開け》《そこにあり》《ないことに》のうち、1つを選んで使用可能/1事件に1回使用可能)、《小鬼の口笛》の呪文石、幸福の黄色い耳栓、呪文:《イーゼルヴァンの黒き夢》、ハンタードール(MR35、先制攻撃可能))

シャオリン/MR45防5魔防5
 +金貨45枚
→(所持品:金貨165枚。高品質な武器+2【ヒョウ】、高品質な武器【鉄扇】、高品質な防具 【火鼠の皮衣】、カザン帝国勲章、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石、《大まぬけ》の呪文石、《粉みじん》の呪文石、奇跡的な回復薬*2、炎のガントレット(《炎の嵐》《炎の壁》のうち、1つを選んで使用可能/1事件に1回使用可能)、木製自作ドール「睡蓮」、呪文:《死の刃》《ないことに》《炎の嵐》)

ソーグ/MR45防5+
 +金貨45枚
→(所持品:金貨170枚。高品質な武器+2【グレートソード】、高品質な防具【レザーアーマー】、奇跡的な回復薬、《ないことに》の呪文石、棒手裏剣(狙撃)、呪文:《ないことに》《いだてん》《凶眼》)

ナカダンジョウ・ケン/MR20
 +金貨45枚
→(所持品:金貨45枚)

へーざぶろー/MR50防5
 +金貨45枚
→(所持品:金貨120枚、高品質な武器+2【トゲこん棒】&【トゲこん棒】、高品質な防具【レザーアーマー】、呪文:《死の刃》《そこにあり》《炎の嵐》《メメコレオウスの黒き礫》)

ヤスヒロン/MR45防10
 +金貨45枚
→(所持品:金貨125枚。高品質な武器+2【鍛冶師の弟子考案、自作の:飛び出せ!くん【モーニングスター】壱号くん+2】、高品質な武器防具【バイキングスパイクシールド】、高品質な武器【ヘヴィーメイス】、高品質な防具【首、腕など急所を部分的に鉄板で覆った鎖帷子】、古代帝国の杖(《L3これでもくらえ!》《炎の嵐》のうち、1つを選んで使用可能/1事件に1回使用可能)?ゆびわ=回復の指輪(ダメージ10点回復/1事件に1回使用可能)、《開け》の呪文石、《ないことに》の呪文石、《魔神の盾》の呪文石*2、奇跡的な回復薬、ボンバの実、呪文:《小鬼の口笛》)

無敵の万太郎/MR25防5
 +金貨45枚
→(所持品:金貨120枚。高品質な武器+2【ソナン・イエの槍】、高品質な防具【アーミング・ダブレット】、古代帝国の指輪(《凶眼》《耐えよ》《わたしを守って、あなたを守って》のうち、1つを選んで使用可能/1事件に1回使用可能)、《そこにあり》の呪文石*4、《大まぬけ》の呪文石、《小鬼の口笛》の呪文石、黒豹の彫像(異界獣召喚/1事件に1回使用可能)、奇跡的な回復薬、バードドール(MR30、飛行可能))

■砦にて待機(今回投稿無し)
《冬の嶺の炎》バラク=ヘルムハート/MR50防5
→(所持品:金貨110枚。黒き大斧、高品質な武器【バスタードソード】、高品質な防具【革鎧】、《開け》の呪文石、奇跡的な回復薬*1、身代わりの依り代、呪文:《そこにあり》《ないことに》《いだてん》《メメコレオウスの黒き礫》)

ゲディス/MR20 →(所持品:金貨35枚)
イールギット/MR30 →(所持品:金貨40枚。いにしえの短剣)
アクロス/MR20 →(所持品:金貨50枚)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
☆ザルダック商店
金貨を入手している場合、買い物をしても構わない。自由筆記欄に記載すること。
商品は変わる場合があるので、次回以降に残しておくこともできる。

<商品リスト>
・高品質な武器+2 金貨60枚 MR+15/好きな武器タイプを自由筆記に記載下さい(高品質な武器から買い替える場合、古い武器は金貨10枚で引き取ってくれる)
・高品質な武器 金貨30枚 MR+10/好きな武器タイプを自由筆記に記載下さい
・高品質な防具 金貨30枚 防御点+5/好きな防具タイプを自由筆記に記載下さい
・奇跡的な回復薬 金貨10枚 ダメージ10点回復/1回限り
・神の如き回復薬 金貨25枚 ダメージ30点回復/1回限り
・《L2これでもくらえ!》の呪文石 金貨20枚 魔法ダメージ40点/1回限り
・《L3これでもくらえ!》の呪文石 金貨40枚 魔法ダメージ60点/1回限り
・《死の刃》の呪文石 金貨15枚 1ターンのみダメージ2倍/1回限り
・《開け》の呪文石 金貨10枚 鍵開け/1回限り
・《そこにあり》の呪文石 金貨10枚 隠されたものを感知する/1回限り
・《ないことに》の呪文石 金貨20枚 魔術を1度だけ無効化する/1回限り
・《いだてん》の呪文石 金貨40枚 3ターンの間2回行動が可能/1回限り
・《凶眼》の呪文石 金貨40枚 1ターンのみダメージ3倍/1回限り
・《炎の嵐》の呪文石 金貨40枚 敵全体に魔法ダメージ20点/1回限り
・《耐えよ》の呪文石 金貨40枚 5ターンのあいだ防御点2倍/1回限り
・《わたしを守って、あなたを守って》の呪文石 金貨40枚 2ターンのあいだ1名に魔法防御15点/1回限り
・雇い人(戦士L2) 金貨60枚 MR60防5/1事件限り
・雇い人(戦士L3) 金貨100枚 MR85防10/1事件限り
・雇い人(盗賊L2) 金貨60枚 MR40・《死の刃》《開け》《そこにあり》/1事件限り
・雇い人(盗賊L3) 金貨100枚 MR55防2・《死の刃》《開け》《そこにあり》《いだてん》《耐えよ》/1事件限り
・雇い人(魔術師L2) 金貨60枚 MR25・《L2これでもくらえ!》《ないことに》《凶眼》/1事件限り
・雇い人(魔術師L3) 金貨100枚 MR35・《L3これでもくらえ!》《ないことに》《いだてん》《凶眼》《炎の嵐》《耐えよ》《わたしを守って、あなたを守って》/1事件限り

☆訓練場
金貨を使用して、ガガック兵長に特別訓練をつけてもらえる。自由筆記欄に記入すること。
支払い可能であれば複数回選択しても構わない。
なお魔術訓練で覚えるのはあくまで呪文そのものであり、高レベルで呪文をかける事は魔術師のみができる特技のため、PCにはできない。

・戦闘訓練:金貨100枚/基本MR+10
・魔術訓練1:金貨50枚/(これでもくらえ、死の刃、開け、そこにあり、ないことに)から1つ選択。今後1事件に1回使用可能に。(呪文石との併用可)
・魔術訓練2:金貨80枚/(いだてん、凶眼、炎の嵐、耐えよ、わたしを守ってあなたを守って)から1つ選択。今後1事件に1回使用可能に。(呪文石との併用可)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【ルール】
・PCはカザン帝国の辺境開拓軍の戦士です。
・T&Tシステム的にはPCは盗賊にあたり、戦士の特技も魔術師の特技も持ち合わせません。
・毎回、「事件」が更新されます。どの事件を解決に向かうか選択して下さい。
・同じ事件に向かったPCが多ければ、解決しやすいですが報酬も少なくなります。逆に1人だと報酬は総取りですが、失敗の可能性も高くなります。
・トロールワールドは無情です。運が悪ければあっけなく死ぬでしょう。死んだときは死んだときです。新たなPCで1から出直して下さい。
・事件の処理はシンプルにモンスターレートで行います。(PCも一律でMR表記処理)PCの初期戦闘力はMR20(3D6+10)です。
・事件を解決したら、報酬がもらえます。報酬はカザン帝国への貢献度として、順位付けされます。順位によっては特別報酬がもらえることもあるでしょう。
・報酬を使って装備を購入したりすることもできます。商品は毎回変わるので使うか、貯めるかは判断のしどころでしょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【未解決事件】
A:
自由行動。
これまで手がけてきた事件や出会った人物などで、もし君が気になっている事があるならば、行動を起こしても良い。
何をしたいのか、具体的に申告するように。
脅威予測)?
報酬)?


B:
西方エルフの多大な犠牲を払い、聖遺物《鏡》《玉》《杖》が揃った。
折しも〈竜塚〉の術士アルヴェルディアより、竜の鳴動が激しくなっているとの報告が入っている。
これ以上は如何に西方エルフ最高峰の術士隊カルドゥニアといえども、押さえ切れそうにない。
急ぎ向かわねばなるまい。
なおギルサリオン隊長は意識不明の重体との事。指揮は君たちに任される。
脅威予測)大
報酬)中


C:
〈大断崖〉手前の盆地の古代帝国時代の塔について、探索を継続する。
第四階層の石造りの迷宮の探索も半ばが過ぎた。幻術に注意をして探索に望むように。
もし具体的に調査したい部屋などがあれば申告せよ。
(下記より方針を選択して下さい)
・新しいエリアへ進むことを重視
・未探索の扉や通路を埋めていくことを重視
・各部屋の中を丁寧に調査することを重視
脅威予測)未知数
報酬)莫大・金貨よりも魔法の物品の入手可能性が高い

■現在の攻略状況(MAP)
https://ftbooks.xyz/ftnews/KhazanEmpire/4F_MAP3.png


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【作戦会議室・峡谷の山猫亭】

https://www1.x-feeder.info/FTGAME/

出撃前に相談をしたり、雑談や交流ができるチャットルームです。
PC・スマホ・携帯から閲覧/書き込みできますので、ぜひご活用下さい!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【参加方法】

https://jp.surveymonkey.com/r/QYYZPZ8

参加フォームに下記を記入し、送信して下さい。
・キャラクター名
・今回選択する事件
・(任意・自由筆記)事件への対応や購入した商品、キャラ設定(年齢・性別・性格・生い立ち・風貌・特徴・口癖など)
・プレイヤー名・メールアドレス
 *投稿内容の詳細確認などが必要な際にこちらからご連絡をする場合があります。

【参加締切】
配信日の2週間後を締切とします。
締切を過ぎますと次回は「待機」となります。

■今回の締切:9/6(日)24時まで

 *ep.14配信予定:10月中旬〜下旬


●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
■今日の新聞に対するご感想はコチラ!
ぜひ、お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m
↓
https://jp.surveymonkey.com/r/55LXC8M

【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。
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2020年5月31日日曜日

T&T読者参加企画『カザン帝国辺境開拓記』 ep.12 No.2685

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

T&T読者参加企画『カザン帝国辺境開拓記』 ep.12

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
from 水波流
月イチペースでお送りする、読者参加企画。
今回は総勢18名のご参加を頂いております。途中参加ももちろん大歓迎!

毎度の長文ですのでパソコンでご覧頂くのを推奨いたします。
もし携帯電話などで受信し、途中で切れたりしている場合は、下記バックナンバー保管庫からご確認をお願いいたします。
https://ftnews-archive.blogspot.com/

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事件の結末

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
■事件A:8人出撃
〈大断崖〉風の峡谷に放棄された古城が発見された。
スラムグリオン魔法学校の文献にも記される、へローム王国時代の著名な魔術師ダルゴンの大図書館ではないかと噂されている。
神の如き力を持つと言われた魔術師の1人、ダルゴンの遺した魔導書を手に入れることが出来れば、ひと財産である事は間違いない。
脅威予測)中
報酬)大

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴

「図書館といえば美人司書! これはロマンスの気配がしますねぇ。美人在るところに私在り。ロマンスの戦士ポル・ポタリア参上!! ……え? いない時もあった? ハハッナイスジョーク。気づきませんでしたか? 照れて隠れてただけですよ」
 一行はもはやお馴染みとなったポルの軽口を適当に聞きながしながら、峡谷の崖沿いの細い小道を一列になって進んでいた。〈風の峡谷〉の名が示すとおり、強い風が吹き付けており、一行は上着の前をかきあわせてじりじりと歩みを進めていた。
「それにしてもひどい風じゃなあ」
「地元の噂では、この先には昔から強い風が吹き付けてきて進めない場所があるんだとか。ただ、収穫のこの季節だけ風が止む時期があるそうです」
 スパイデイが黒髪を風になびかせながら、確認するように口にした。
「それで今まで発見されずにいたってわけか……」
 赤毛の少女エミリアが風よけのために深く被った外套のフードの奥から、隙のない目付きで呟いた。
「へローム王国時代から今まで、誰にも……か?」
 ドワーフの戦士クリフが異論を挟む。
「もしくは、見つけたと公表したくない何かがあったか……」
 一行は不安を胸に押し黙った。ひとときの沈黙にアンドレアがいつもどおりの穏やかな笑みを浮かべて話題を変えた。
「件の魔術師ダルゴンが活躍したとされるヘローム王国は、偉大なる魔術師カザンが王となり都市カザンと名を変えるまで栄えた王国ですね。およそ700年の歴史があります。ダルゴンはその時代に〈大断崖〉付近で〈四つの闇の道〉と呼ばれる迷宮を作り上げたとか。数多くの遺跡荒らしがその迷宮に挑んだとされますが……正確な記録はなにも残っていませんね」
「なにせダルゴンとやらは神の如き力を持つと言われた魔術師の1人だ。今でもどこかで生きていて、遺跡に群がる俺たちのようなのをあざ笑っていやがるのかもしれんな」
 東洋風の装束の戦士デュラルが皮肉な笑みを浮かべながら風の峡谷を見回した。その様子に誰かがゴクリと息を飲む音が妙に大きく響き渡った。そこへメックリンガー老が不安をかき消すかのように喚き立てた。
「なぁに、齢70を超えてついにワシも魔法使いになったんじゃ。かの城でダルゴンの魔導書とやらが手にはいれば、大魔道士への道すら開かれるに違いないわ! うむうむ」
 自分で口にした言葉に上機嫌となったメックリンガーは、覚えたての魔法語を確かめるようにぶつぶつと呟きながら先陣を切って歩き出した。一行は苦笑しながらその後を追った。


 数刻の後。
 峡谷の切り立った断崖絶壁に沿うように古城がそびえ立っていた。堅牢な石造りで円筒形の塔を持つ、小ぶりだが重厚な外観の城であった。城門へと続く道は依然、崖沿いの細い小道だけである。
「気をつけろ爺さん。踏み外したらあの世行きだぞ」
 エミリアが先頭を歩くメックリンガーに警告の声をかける。
「大丈夫じゃ。風もやんでおる」
「確かに、今のうちって事だな」
 一行は足早に小道を進んだ。最後尾で東洋風の少女シャオリンは目の前を仰ぎ見ながら、手にした小さな木彫りのドールを不安げにぎゅっと握りしめた。
「これが……図書館……?」


《知識を求める者のみ入館を許可する》
 古城の入口たる城門の上に掲げられた金属板には上位エルフ語でそう刻まれていた。
 城門は固く閉ざされていたが、エミリアが手早く機械仕掛けの罠を調べたあと《開け》の呪文石で解錠した。
「準備がいいなら、開けるけど」
 エミリアは背後を振り返るとぶっきらぼうに声をかけた。各々が小さく頷く。
 重い軋んだ音を立てて、城門の扉が開いていった。


「……どういう事じゃい、これは」
 クリフが困惑した様子で一行を顧みた。
 小さな控えの間には場内へ続くであろう扉と、その前にカウンターがあり、壁には《武器の所持を禁ず》《破壊魔術の使用を禁ず》と刻まれた金属板が掲げられていた。
「ふん、こんなもん、なんだというんじゃ」
 メックリンガーが鼻を鳴らしながら槍を片手にドアノブを手にすると、電流が走ったように全身が痺れた。たまらず槍を取り落とす。
「従ったほうが無難でしょうね」
 アンドレアが諦め顔で黒と赤、2本の剣をカウンターに置いた。残りの者もそれに習う。シャオリンがメックリンガーの槍を拾い上げてカウンターに置いた。
 メックリンガーは不満げな顔をしつつ、恐る恐るノブに手を触れた。今度は何事もなく、扉はすっと開いた。


「これは凄いですね……」
「とても1日やそこらでは回りきれんの」
 風通しの良い広間に足を踏み入れた一行は、辺りをぐるりと見回した。
 礼拝堂を模したような流麗な装飾が壁や天井を取り巻き、そこに大型の木製書架が延々と連なっている。辺りは不思議に明るく、魔力を持った淡い明かりが燭台に灯っている。一体いつから照らしているのか……。
 アンドレアは手近な書架から獣皮巻物を手に取ると、開いてさっと目を通して再び巻き取った。
「何が書いてあったんじゃ? 魔導書か?」
 メックリンガーが興味津々といった様子で近づいて問いかけた。
「いや……よくわかりませんが、日付と天気が羅列されていますね」
「なんじゃそりゃあ。そんなものが何の役に立つんじゃ」
「魔導書ではなくても、歴史書や薬学、図鑑など、古代から伝わる知恵と知識はとても大事ですよ」
 そのやり取りを聞きながら、デュラルが遠くの書棚に目をやりながら呟いた。
「とは言え、この棚をひとつひとつ、調べていく訳には行かないって事だけは確かだな」
 アンドレアは頷いて言葉を返した。
「これだけの蔵書です。目録があるはず。まずはそれを探しますか」
「もしくは特別な部屋か」
 エミリアが油断の無い目付きを周囲に走らせながら付け加えた。


 背の高い書棚を一瞥しながら進む。粘土板や竹簡、巻物、羊皮紙の束から、製本された書物まで、あらゆる本が収蔵されていた。
「とにかく分厚い本が良い本なんじゃ。昔っからそう決まっとる!」
 メックリンガーはそう言い放ち、先頭を切って歩き続けている。
 クリフは慎重に周囲を見回しながら、何か隠されたものがないか目を凝らした。《そこにあり》を使うにはあまりにも範囲が広すぎるのだ。
 同じようにシャオリンもキョロキョロと落ち着かなげに目を走らせていた。
 それとは対照的にポルは飄々とした様子で、特に警戒もせずにぶらぶらと歩いていた。
「な、なにかいます……!」
 スパイデイが怯えた様子で一向に目配せした。視線の先には壁面を背にカウンターが置かれており、そこには大きな人型の岩の塊が佇立していた。
「そこにありを使うかの……?」
「いや十中八九、魔法生物だろう。いきなり動き出されては厄介だ」
 クリフとエミリアが小声でやり取りを交わした。
「ハローハロー。ちょっと聞きたいんだけどね」
 全員が背筋を凍らせた。ポルが何気ない様子でカウンターに向かい、人型の岩塊に向けてくだけた様子で話しかけたのだ。
 不意に岩塊の双眸に当たる部分が赤い光を発すと、重々しい擦れる音とともに動き出した。
「ようこそおいで下さいました。御用は何でしょうか、ミスター」
 うやうやしく頭を垂れる岩塊……〈魔法生物ゴーレム〉を前に、一行はあっけに取られたように立ち尽くしていた。


「なるほど、で、キミは司書ってわけだね」
「そのとおりでございます、ミスター」
「残念、美人司書はおらず。ロマンスの戦士ポル・ポタリアの出番はまたの機会かねぇ」
 カウンターに乗り出しながら軽妙にゴーレムと会話をこなすポルの姿を、一行は少し離れて遠巻きに眺めていた。そこへしびれを切らしたメックリンガーが後ろから割り込んだ。
「ええい、そんな事はどうでも良いわ。魔導書はどこじゃ、魔導書は」
「蔵書の閲覧を所望されますか?」
「見るだけじゃのうて、持って帰りたいんじゃ」
「蔵書の貸出は致しかねます。来館者の皆様には閲覧のみが許可されております」
「ケチじゃのう」
「マスター・ダルゴンは吝嗇ではございませぬ。知識を求める方々に広く門戸を開かれております」
 にべもない司書ゴーレムの返事に、メックリンガーは不貞腐れたようにそっぽを向いた。
「どうやら分が悪いようだぞ、爺さん」
 デュラルが苦笑しながら肩を軽く叩いた。
「廃棄処分の蔵書でよろしければ、書庫にございますが」
 司書ゴーレムが淡々とした調子で付け加えた。


「〈狩人の間〉……〈狩人の間〉っと」
 シャオリンが書架の間から目当ての金属板を探して目を走らせていた。
「あの司書サンが言うにはそこが書庫だって事だけどサ……」
「ついでに掃除をお願いしたい、というのがどうにも気にかかるがの」
 クリフが顔を曇らせながら付け加えた。
「あったぞ。ここだ」
 エミリアが顎をしゃくった。
 重厚な木製扉に金属板が鈍く光っていた。クリフが念の為、《そこにあり》の呪文石を懐から取り出し、罠や仕掛けを無い事を確認した。
 小さく頷くと先頭を代わってポルが司書ゴーレムから預かった真鍮製の鍵で解錠をする。硬い金属音が広い閲覧室に響き渡る。
「ウッ……」
 むっと籠もった空気が鼻を突いた。かび臭い古い紙の匂いが漂っている。
 エミリアが背嚢からランタンを取り出し、手早く明かりを灯した。見通しは悪いものの、そこまで広い書庫ではないのが救いだった。
「右と左、どっちから行くネ?」
 シャオリンが振り返って意見を聞こうとした。その時、視界を何かがかすめた。カサカサという音とともに何か素早い大型の影が書架の角を曲がった。 
「……まずいぞ。何かいやがる」
 発光とともにデュラルの右手から粉々になった《そこにあり》の呪文石の破片がこぼれ落ちた。紫色の発光が書架の向こうに3つ。
 全員が慌てて腰に手をやるが、武器は入口に置いてきたままだ。
「やれやれ、掃除ときたか……」


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【戦闘】
PC:アンドレアMR40防5、デュラルMR30防5、クリフMR30防5魔防5、エミリアMR20防5、シャオリンMR20防5魔防5、スパイデイMR20防5、ポルMR20防5、メックリンガー老MR20防5
敵:ヒュージスパイダーMR80*3

1ラウンド:PC【203】 VS 敵【204】 /PC側に1ダメージ!(アンドレア40、デュラル30、クリフ30、エミリア20、シャオリン20、スパイデイ20、ポル20、メックリンガー20)

「ええい、武器はないのか武器は」
 メックリンガーは手近なホウキを槍代わりに防戦しながら、わめき散らした。

2ラウンド:PC【200】 VS 敵【216】 /PC側に16ダメージ!(アンドレア40、デュラル30、クリフ30、エミリア20、シャオリン20、スパイデイ20、ポル20、メックリンガー20)

 *ヒュージスパイダーA、特殊能力/毒の牙(スパイデイ/5ターンのあいだ毎ターン防御無視3ダメージ)

「ぐわっ」
「スパイデイ、無理するな。下がれ!」
「い、いえ、子供たちのためにもがんばります。必ずお土産もって帰らなければ……!」
 スパイデイが噛みつかれた二の腕から大蜘蛛を引き剥がしながら、蒼白な顔で言葉を返した。
「盾がいるな……クリフ、竜牙兵を出すぞ」
「承知」

 *エミリア、クリフ、竜の牙使用。MR30スパルトイ*2召喚。

3ラウンド:PC【250】 VS 敵【224】 /敵側に26ダメージ!(ヒュージスパイダーA71、B71、C72)

 *ヒュージスパイダーB、特殊能力/スパイダーウェブ(アンドレア/3ターンのあいだ攻撃力1/2)
 *ヒュージスパイダーC、特殊能力/スパイダーウェブ(シャオリン/3ターンのあいだ攻撃力1/2)

4ラウンド:PC【229】 VS 敵【190】 /敵側に39ダメージ!(ヒュージスパイダーA58、B58、C59)
5ラウンド:PC【223】 VS 敵【179】 /敵側に44ダメージ!(ヒュージスパイダーA43、B43、C45)

 *増援:ヒュージスパイダーMR80*2

「くっ……こいつは」
「どうする? 一旦引くか」
「いや……」

 *アンドレア《これでもくらえ!》詠唱。効果消滅。

《警告。館内での破壊魔術の使用は禁止されています》
 甲高い音とともに無個性な声が書庫内に響き渡った。

6ラウンド:PC【227】 VS 敵【303】 /PC側に76ダメージ!(アンドレア37、デュラル27、クリフ27、エミリア17、シャオリン18、スパイデイ3、ポル18、メックリンガー18、スパルトイA22、B22)

 *ヒュージスパイダーA、特殊能力/毒の牙(クリフ/5ターンのあいだ毎ターン防御無視3ダメージ)
 *ヒュージスパイダーD、特殊能力/スパイダーウェブ(デュラル/3ターンのあいだ攻撃力1/2)
 *ヒュージスパイダーE、特殊能力/スパイダーウェブ(エミリア/3ターンのあいだ攻撃力1/2)

「くそっ許可を出さんか、この!」
「アタシたちは司書さんから掃除を頼まれてるんだヨ!」
 メックリンガーとシャオリンが叫んだ。すると不意に警告音が止んだ。
《制限解除。一時的に魔術の使用を許可します》

7ラウンド:PC【237】 VS 敵【299】 /PC側に62ダメージ!(アンドレア36、デュラル26、クリフ23、エミリア16、シャオリン17、スパイデイ2、ポル17、メックリンガー17、スパルトイA15、B15)

 *アンドレア、デュラル、スパイデイ、ポル《いだてん》詠唱。2回行動。
 *クリフ《イーゼルヴァンの黒き手》詠唱。ヒュージスパイダーAに10魔法ダメージ!クリフ10回復。
 *エミリア、屍人使いエルファニの指輪を使用。《L3これでもくらえ!》発動! ヒュージスパイダーBに60魔法ダメージ! ヒュージスパイダーB死亡

8ラウンド:PC【262】 VS 敵【243】 /敵側に19ダメージ!(ヒュージスパイダーA29、B0、C40、D75、E75)

 *デュラル、屍人使いエリファスの杖を使用。《L2これでもくらえ!》発動! ヒュージスパイダーCに40魔法ダメージ! ヒュージスパイダーC死亡
 *ポル《メメコレオウスの黒き礫》詠唱。ヒュージスパイダーADEに6魔法ダメージ!

9ラウンド:PC【280】 VS 敵【193】 /敵側に87ダメージ!(ヒュージスパイダーA0、B0、C0、D40、E40)

 *ヒュージスパイダーD、特殊能力/スパイダーウェブ(ポル/3ターンのあいだ攻撃力1/2)
 *ヒュージスパイダーE、特殊能力/スパイダーウェブ(メックリンガー/3ターンのあいだ攻撃力1/2)

10ラウンド:PC【294】 VS 敵【107】 /敵側に187ダメージ!(敵全滅)

戦闘終了:アンドレアMR36/40防5、デュラルMR26/30防5、クリフMR30/30防5魔防5、エミリアMR16/20防5、シャオリンMR17/20防5魔防5、スパイデイMR2/20防5、ポルMR17/20防5、メックリンガー老MR17/20防5、スパルトイA MR15/30(送還)、スパルトイB MR15/30(送還)

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

「た、助かった……」
 スパイデイが蒼白を通り越して真っ青になった顔で噛まれた腕を押さえながら震えていた。
 一行が手早く大蜘蛛の死骸を書庫の外に運び出すと、シャオリンが呼んできた司書ゴーレムがどこかへ運び去り、掃除用具で体液などの汚れを清掃した。 
 数刻後、〈廃棄処分〉と刻まれた金属板の書棚を探索した結果、10冊あまりの汚損や破損した古い羊皮紙の書物や、破れた獣皮巻物、バラバラになった竹簡などが見つかり、アンドレアが持参した大き目の皮袋に詰め込んでいった。
 一行はカウンターに戻り、今後の方針を相談した。重症を負った者もいる中、入手した蔵書を持って一度砦に帰還するべきではないかという意見も出る中、まだほとんど蔵書を調査できていない状況では、戻る判断をするには難しいところであった。
「どうしたものかな……」
 アンドレアが思案げな顔で一行を見回した。
「まだ魔導書を見つけとらんのじゃ、出直すにしてもせめて在り処だけでも調べてから帰りたいもんじゃ」
「そうは言っても、貸出は禁止なんだろ」
 メックリンガーの言葉に、エミリアが呆れた顔で返事をした。
「禁帯出の蔵書の閲覧を所望されますか?」
 司書ゴーレムが背後から声をかけてきた。一行の視線がゴーレムの双眼に集中する。
「2階特別閲覧室への入室には、それぞれ1冊の本の寄贈が必要です」
 一行が顔を見合わせた。
「それとも……館長への謁見を所望されますか?」


∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
☆戦果
アンドレア
エミリア →《開け》の呪文石を使用した。
クリフ →《そこにあり》の呪文石を使用した。
シャオリン
スパイディ
デュラル・アフサラール →《そこにあり》の呪文石を使用した。
ポル・ポタリア
メックリンガー老

→帰り際、入口付近で警報が作動し、ゴーレムが後を追ってきた。一行の怪訝な視線の中、ポルが懐から1冊の書物を取り出した。
「いやぁ、なぜこんなところに紛れ込んだんでしょ。ナ、ナーハッハッ……」

→廃棄処分の蔵書を12冊入手した。1冊1冊は状態は悪いが、へローム王国時代の貴重な文献であるため、砦の参謀でもある魔術師ヴォーゼル卿の口利きでスラムグリオン魔法学校が12冊まとめて金貨500枚の値で買い取る事となった。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
■事件B:4人出撃
司令室にて、ガガック兵長と西方エルフ森林警備隊長ギルサリオンが君たちを出迎えた。
「報告は聞いている。〈シャンキナルの森〉の西方エルフの聖地へ向かうのだとな。レックス砦から大規模な探索部隊を出すという提案もさせてもらったが……」
「聖地シャンスは我ら西方エルフの魂の拠り所。本来であれば諸君ら帝国人には踏み入って貰いたくない場所なのだ。無論、今が非常時であるのは承知の上でだが……諸君ら少数部隊のみでの同行を願いたい」
参謀である魔術師ヴォーゼル卿が言葉を続けた。
「聖地には意志を持つ古代植物や太古の魔術などが仕掛けられていると聞く。よいか、準備を怠るでないぞ」
脅威予測)中
報酬)小

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴

 〈聖地シャンス〉……〈シャンキナルの森〉の奥のそのまた奥地。
 壁面に絡みつく蔦が幾重にも重なり、苔むした石壁もところどころ朽ちて崩れている。昼なお暗く、不気味なほどに静まり返る深き森の静寂を破り、武装した集団の行軍する物音が思いの外に騒々しく辺りに響き渡る。西方エルフの一団と、それに付き従うように数名が歩を連ねていた。
 遺跡の様子を横目で眺めながら、偵察兵のニンツは物珍しそうに、壁面の複雑な文様に手を伸ばした。
「ニンツ、その辺を無闇に触るなよ。太古の魔術が残っているぞ」
「お、おう」
 "片耳の"マロウズの警告に、ニンツは弾かれたように慌てて手を引っ込めた。
「……遺跡荒らしであった貴様らと共闘しているとはな。変われば変わるものよ。これだから森の外はなにがあるかわからん」
 西方エルフの隊長ギルサリオンはマロウズと並んで歩きながら、皮肉な調子で語りかけた。
「だから面白い」
「ふん……」
 ギルサリオンは視線を逸らすと、前方に声をかけた。
「そこを奥へ向かうと古代樹のテリトリーだ。近づかぬほうが懸命だな」
 前方を覗き込んでいたカーモネーギーは不安な表情で頷くと、歩みを遅らせてニンツに並ぶ。
「間もなく霊廟か」
 マロウズの問いかけにギルサリオンは冷ややかな口調で、やや前方を歩くヘルトに声をかけた。
「帝国人、霊廟ではその武装は手放してもらおう。冷たい鉄を帯びた者を精霊は嫌う」
 ヘルトは無言で小さく頷いた。珍しくその顔には落ち着かない表情が浮かんでいるようだった。
(……無理もない。この人数ではな。果たして……)
 マロウズは一行の様子を横目にしつつ、一人思案した。
 精霊を象った巨大な石像を左に折れ、西方エルフの軍勢は進んでゆく。
 深い森には不気味な鳥の鳴き声が遠くでかすかに聞こえていた。石像の前で足を止め、不安げに周囲を眺めるカーモネーギーの背中に、ニンツが振り返って声をかける。
「行くぜ、カーモネーギー」
「あ、兄貴、待ってくださいよぉ〜」
(果たしてこの人数で、やり遂げれるのか?)


「隊長、ご指示通り、霊廟の周囲には結界を張ってあります」
 森林警備隊員のエルフ戦士が、直立不動のかしこまった様子でギルサリオンに報告した。ギルサリオンは片手を上げて返礼すると、一向に向き直った。
「聖遺物を手にするためには、その資格を示さねばならぬ」
「……守護獣か」
 マロウズがポツリと答えた。あとの三人が怪訝そうな顔でマロウズとギルサリオンを見つめる。
「ああ、私も実際に目にしたことはないが……」
「おい隊長。そもそも、聖遺物ってのは何なんだよ。御伽噺じゃあ、黒竜を倒すために確か……鏡と玉と……杖だったかを使ったみたいだけどよ」
 ギルサリオンはニンツをじろりと見つめると静かに言葉を重ねた。
「古き言い伝えによれば、ベリエンベール王の黒竜退治の前にも何度か、聖遺物が使われたことはあるそうだ」
 太古の故郷〈ホーラ・ルー・ヤー〉よりこの地に降り立った〈古き森〉の主たちが、後に西方エルフに授けたとされる人外の力を秘めた三種の聖遺物。鏡・玉・杖の三つはそれぞれ聖櫃に収められ〈聖地シャンス〉の霊廟に別れて安置されている。部外者の立ち入らぬ聖地の更に奥地。しかし西方エルフといえども霊廟には儀式の時にしか訪れぬし、ましてや聖遺物そのものを目にしたものは指導者たる長老たちを除いてはほとんど存在しない。古くはエルフ=トロール戦争、そして魔術師戦争時代にも、神の如き力を持つと言われた魔術師の力を削ぐために聖遺物が使われたという記録がある。
 話が終わっても誰も一言も発せず、静寂が辺りを支配していた。
「第一の聖遺物は、鏡」
 ギルサリオンは霊廟の奥まで見通すような目付きで眺めた。


 霊廟の中はひんやりとした空気が満たされており、石畳には靴音が硬く響いていた。エルフの戦士たちを外に控えさせ、ギルサリオンはレックス砦の一行のみを伴って、霊廟の奥に足を運んだ。
 少し奥には柱が立ち並ぶ広間が、先の見通せない薄暗がりの中で口を広げていた。
「おい、さっきからわかんねえ事ばっかりなんだよ。守護獣だとか聖櫃だとか。ちゃんと説明しろよ」
 ニンツが不安を払うかのように口を開いた。ギルサリオンは無言のまま、入口に置かれた台座の篝火に、手にしていた松明の火を移した。
 篝火に照らされた広大な聖櫃の間は、しんと静まり返っていた。
「……あれが聖櫃だ」
 すっと指さされた最奥の祭壇には、アカシアの木で作られた長方形の箱が安置されていた。側面には装飾が施され、地面に直接触れないよう、下部の四隅に脚が付けられている。蓋部分には優美な1対の鳥が背を向け合う形に象られた彫刻が乗せられている。
 そしてそれ以上に目を引くのは、聖櫃に覆いかぶさるようにしてそびえる、巨大な四足の獣を象った木像の姿であった。四足獣は聖櫃をその腹部で守るかのように、一行に向いて今にも唸り声を上げんばかりの形相で睨みを効かせていた。
 その圧倒的な様子に誰もが言葉を発せずにいた。
「あれが……全てを喰らうとされる聖地を守る獣……か」
 マロウズのつぶやきに、ギルサリオンが無言で頷いた。
「……アンタが汗をかいてるなんて珍しいじゃねえか」
 ニンツがにやりと笑って軽口を挟んだが、その声は若干の震えを隠せなかった。
 と、その時、ふと獣の唸り声がかすかに聞こえた気がした。誰かが口を開こうとしたとき、地響きとともに四足獣が片足を上げて前方へ一歩踏み出した。
「な、なんだこりゃあ……」
 ニンツは開いた口が塞がらない様子で四足獣を見上げていた。

《汝、力を求めるか》

 一行の頭の中で不思議な声が木霊した。
 ギルサリオンが一歩前に進み出た。
「我ら、英雄王ベリエンベールの末裔。今ひとたび、聖遺物のご助力を賜りたい」

《汝、力を求めるか》

 再び声が木霊した。
 ギルサリオンは無言で額の汗を拭った。その横でマロウズが小さく頷いたのが見えた。
「……求める!」

《力を求める者よ。ではその資格を示すが良い》

 声に続いて、四足獣が大きく咆哮した。あたりの空気がビリビリと震える。
 ギルサリオンがエルフ銀製の長剣を抜き放つと、マロウズも黒のモンゴーの短剣と古代エルフの短剣を両手に握った。
「棒術はあまり得意ではないんだがな」
 ヘルトがエルフ戦士から借り受けたクォータースタッフの握りを確かめながら呟いた。その横でカーモネーギーが緊張した表情で弓に矢をつがえている。ニンツも慌てて腰の愛用の短剣を探ったが、舌打ちをして気を取り直すとエルフから借りた黒曜石の短剣を両手に構えた。
「やるしかねえ」


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【戦闘】
PC:マロウズMR40防5、ヘルトMR35防5、ニンツMR35防5、カーモネーギーMR35防10、隊長ギルサリオンMR60防5
敵:ウッドビーストMR300防10

「ヘルト! あれを」
「やれやれ、確かに出し惜しみしてる場合でもあるまいな」

 *ヘルト、カーモネーギー、異界獣の黒曜石使用。MR40ブラックハウンド*2召喚。
 *マロウズ《いだてん》詠唱。2回行動。

1ラウンド:PC【284】 VS 敵【260】 /敵側に18ダメージ!(ウッドビースト292)

「どうだっ」
「いや、だめだ。硬すぎる」
「……いにしえの勇者ベリエンベール、我らにお力を!」

 *カーモネーギー《いだてん》詠唱。2回行動。

2ラウンド:PC【342】 VS 敵【266】 /敵側に76ダメージ!(ウッドビースト226)

 *ウッドビースト、特殊能力/薙ぎ払い(マロウズ、ヘルト、ギルサリオン/10ダメージ)

「ダメだ……デカすぎるよっ」
 吹き飛ばされた三人を目にし、カーモネーギーが泣き出しそうな声で叫んだ。
「いくら図体が大きくとも、樹であることに変わりはあるまい。エルフよ、禁忌たる炎、使わせてもらうぞ」
 口元から血反吐を拭いながら、ヘルトが魔法語の詠唱を始める。それを横目に、ニンツが素早く距離を取って死角に回り込んだ。

 *ヘルト《炎の嵐》詠唱。
 *ニンツ《これでもくらえ!》詠唱。

「よせ! クレムを喰われるぞ!」
 ようやく体勢を立て直したマロウズが慌てて叫んだ。

 *ウッドビースト、特殊能力/クレム吸収。《炎の嵐》《これでもくらえ!》無効化

 四足獣の身体に2つの魔術の魔力が吸いこまれていき、やがて全身が燃えんばかりに赤く輝き出した。

 *ウッドビースト、特殊能力/クレム放出。《炎でもくらえ!》PC側全員に30魔法ダメージ

「くそっ……! 間に合ってくれ」
 *カーモネーギー《わたしを守って、あなたを守って》詠唱。ヘルトの魔法防御+15。
 *ギルサリオン《わたしを守って、あなたを守って》詠唱。ニンツの魔法防御+15。
 *マロウズ《わたしを守って、あなたを守って》の呪文石を使用。マロウズの魔法防御+15。

3ラウンド:PC【214】 VS 敵【239】 /PC側に25ダメージ!(マロウズ20、ヘルト15、ニンツ20、カーモネーギー5、ギルサリオン25、ブラックハウンドA7、ブラックハウンドB7)

 *マロウズ、ニンツ、カーモネーギー、奇跡的な回復薬を使用。10回復。
 *ヘルト、ギルサリオン《死の刃》詠唱。攻撃力*2。

4ラウンド:PC【287】 VS 敵【244】 /敵側に43ダメージ!(ウッドビースト193)

 *マロウズ《死の刃》詠唱。攻撃力*2。
 *ギルサリオン《まあ、気の毒に》詠唱。10回復。

5ラウンド:PC【228】 VS 敵【209】 /敵側に19ダメージ!(ウッドビースト184)

 *マロウズ、エルブンダガーを使用。銀狼化→MR+20

6ラウンド:PC【202】 VS 敵【179】 /敵側に23ダメージ!(ウッドビースト171)

 *ウッドビースト、特殊能力/薙ぎ払い(マロウズ、ヘルト、ギルサリオン/10ダメージ)

 ニンツは、薙ぎ倒される前衛を尻目にカーモネーギーに合図を出すと、四足獣に向かって駆け出した。
「俺たちのコンビネーションを見せてやる」
 眼前で柱を足がかりに巨体に向かって飛び移ると、背中に回り込んで注意を引くようにあちらこちらと駆け回った。
「よーく狙え!」

 狙撃:カーモネーギー【23】/ウッドビーストに23ダメージ!(ウッドビースト158)

7ラウンド:PC【199】 VS 敵【181】 /敵側に18ダメージ!(ウッドビースト150)

 狙撃:カーモネーギー【22】/ウッドビーストに22ダメージ!(ウッドビースト138)

8ラウンド:PC【206】 VS 敵【175】 /敵側に31ダメージ!(ウッドビースト117)

 狙撃:カーモネーギー【25】/ウッドビーストに25ダメージ!(ウッドビースト102)

9ラウンド:PC【195】 VS 敵【166】 /敵側に29ダメージ!(ウッドビースト83)

「ぐわっ」
「あ、兄貴!」
 四足獣が大きく身体をよじると、背中に取り付いていたニンツが振り落とされた。
「構うな! ここまで時間が稼げりゃこっちのもんよ」

10ラウンド:PC【203】 VS 敵【149】 /敵側に54ダメージ!(ウッドビースト39)
11ラウンド:PC【200】 VS 敵【124】 /敵側に76ダメージ!(ウッドビースト無力化)

《汝らに、資格あり》

戦闘終了:マロウズMR25/40防5、ヘルトMR10/35防5、ニンツMR30/35防5、カーモネーギーMR15/35防10、隊長ギルサリオンMR30/60防5、ブラックハウンドA MR7/40(送還)、ブラックハウンドB MR7/40(送還)

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


 沈黙とともにまた元通り静止した四足獣を眺めながら、一行は祭壇の聖櫃に近づいた。
 ニンツがちらりとギルサリオンに目をやり、頷くのをみると蓋に手を伸ばした。
 聖櫃の中には、一枚の鏡がうやうやしく置かれており、マロウズがそっと取り上げた。触った瞬間に膨大な力の片鱗を感じ、全身が総毛立ったが、その直後、不思議な感覚は不意に鳴りを潜めた。
 鏡の裏面には凝った意匠に、上位エルフ語でこう刻まれていた。

エーイェ・アシェル・エーイェ
《私は有って有る者》

「あとふたつ……か」
 ヘルトが小さく呟いた。カーモネーギーがため息をついて肩を落とした。
「やはりこれでは手が足りん。一度、砦に帰還しよう」
 マロウズが一行を振り返って言い放った。


∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
☆戦果
"片耳の"マロウズ →《わたしを守って、あなたを守って》の呪文石、奇跡的な回復薬を使用した。
カーモネーギー →奇跡的な回復薬、異界獣の黒曜石を使用した。
ヘルト →異界獣の黒曜石を使用した。
偵察兵のニンツ →奇跡的な回復薬を使用した。

→聖遺物《鏡》はギルサリオンが保管することとなった。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
■事件C:5人出撃
〈大断崖〉手前の盆地の古代帝国時代の塔について、探索を継続する。
第四階層は古典的とも言える石造りの迷宮になっているようだ。
幻術によるものか不可思議な現象も起こっている。一層の注意をして探索に望むように。
(下記より方針を選択して下さい)
・新しいエリアへ進むことを重視
・未探索の扉や通路を埋めていくことを重視
・各部屋の中を丁寧に調査することを重視
脅威予測)未知数
報酬)莫大・金貨よりも魔法の物品の入手可能性が高い

■現在の攻略状況(MAP)
https://ftbooks.xyz/ftnews/KhazanEmpire/4F_MAP.png

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴


「みんな、準備はできてるか」
 砦の控えの間の扉を押し開けて、無敵の万太郎が姿を見せた。部屋ではカエル人の戦士ヴェルサリウス27世と戦士へーざぶろーが背負い袋の中身をあらためており、盗賊ソーグはテーブルの向こうで大剣の素振りをしていた。そして一行からやや離れた部屋の隅ではドワーフの青年ヤスヒロンが武器に油を注していた。
「魔術師殿から返事は来たのかね?」
 ヴェルサリウスの問いに万太郎は首を振った。
「いや……まだだ。出発までに間に合えばいいんだが」
「そう言えば、サマはどうしたんだ?」
「どうも流行り病にかかったらしい」
 ソーグが大剣を置くと、テーブルにつきながら、残念そうな顔で口にした。
「バラクにゲディスも医務室に隔離だとさ」
「この人手不足の折に、まいったね」
 へーざぶろーがため息をついた。
「万太郎隊長、ソーグにへーざぶろー、ヴェルサリウス殿、そのまま聞いてくれ」
 部屋の隅からヤスヒロンが声をかけた。一行が振り返ると、彼はうつむき加減で手元の武器を見つめながら話しだした。
「自分は只の鍛冶屋の息子、魔法には詳しくないが……」
 目の悪さを補うために普段から被りっぱなしの兜のスリットの中で目を細め、ヤスヒロンは考えをまとめるように途切れ途切れに言葉を重ねた。
「魔法使いって奴は……自分が見たことのない光景でも……自在に相手に見せることが可能なのか?」
 少し沈黙の後、手の武器を床に落とし、彼は頭を上げた。
「もし、あの光景が何か妹の危機を知らせる前触れだとしたら……」
 困惑した調子で、彼は立ち上がった。
「俺は、もう塔を登れない」
「あのエルフの娘……間違いなくお前の妹さんだったのか?」
 へーざぶろーの問いに、弾かれたようにヤスヒロンは詰め寄った。
「自分は目は悪いが……妹の顔を見間違うものか。榛色の髪、儚げに遠くを見つめるあの横顔! 間違いない、あれは妹のディニエルだった!」
「しかし、こう言ってはなんだが、ドワーフのお前に、エルフの妹が……?」
 ソーグの言葉に彼ははっとした様子で押し黙った。
「……故郷と両親を同時に失い」
 ヤスヒロンはまたうつむきながらぽつりぽつりと話しだした。
「恐怖におののき、村のみんなが逃げ惑う中……はぐれてしまった妹と再会するため、俺は生きている」


 ヤスヒロンはドワーフの両親と一緒に小さな村の鍛冶師として慎ましく暮らしていた。彼には種族の違うエルフの妹がいた。〈取り替え子〉と村では噂されていた妹だったが、両親は詳しい話をしてくれた事はなかった。父も母も「お前だけは妹の力になってやってくれ」と言うばかり。ヤスヒロンは子供心に、妹はいつかエルフの世界に帰るのだろうと思い、それまでは兄として何があっても妹を守ると誓っていた。
 ある日、カザン近郊の彼の村を、突如悪の怪物の群れが襲った。"モンスター・モンスター"と後に言われるこの襲撃で、村は焼かれ、両親は命を落とし、そして妹ともはぐれてしまう。行くあてもなくさすらった後、ヤスヒロンはこのレックス砦に傭兵として日銭を稼ぎつつ、妹の消息を求めにやってきたのだった。


 長い身の上話が終わり、その場を沈黙が支配していた。
「師匠から使い鴉が戻ったぜ」
 開け放していた扉を軽く叩いて、イェスタフが顔を出した。
「どうしたよ。シケた面しやがって」
 万太郎は首を振って逆に尋ねかけた。
「カンダック師からの伝言は?」
 イェスタフは懐から手紙を取り出して読み上げた。
「『心を読む怪物に気をつけ給え。かの幻影遣いは、人の心の脆さにつけ込む』……だそうだ」
 万太郎が口を開いた。
「俺も半信半疑だった。あんな精巧な幻影が有り得るのか……と」
「その事なんだがな」
 ソーグが口を挟んだ。
「どうも見覚えがある気がしたんだ……あの街は俺の故郷、フォロン島のガル市だ」
「き、恐怖の街……」
「思い出したくもない故郷だがな……。あの幻影はその場にいた者の記憶から都合よくでっち上げられたものだと俺は思う」
 ソーグはそう言い放つと、ヤスヒロンへ向き直った。
「ヤスヒロン、参の騎士はお前の記憶をいいように弄んでいるだけだ。そんな野郎に馬鹿にされて黙っている気か?」
「わかった。いきましょう、みなさん。……参の騎士とやらを捕まえて、本当のところを聞き出してやる」


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【隊列】
前衛:ソーグ、ヤスヒロン、へーざぶろー
中衛:万太郎、イェスタフ、女盗賊クリスティ
後衛:ヴェルサリウス、ハンタードール、バードドール

【進路】
第四階層到着→北2→西4→南2→東2→南2
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

「さてと……今回はどうする、隊長」
 ソーグはT字路を前に、振り返って万太郎の指示を仰いだ。
「そうだな……【#6】の部屋の残りの扉を調べようか」
「ふむ、丁寧に探索していきたいものだしな」
 ヴェルサリウスが同意の旨を表した。
「わかった」
 ソーグは以前調査済みの目の前の扉を開けた。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
Room #6:
・東西4ブロック*南北3ブロック
・扉(北・南・東・西)
・古ぼけた家具

・扉(南)
 調査(ソーグ)→罠も鍵もはかかっていない

【進路】
扉(南)→東2→南4→扉
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 南の扉から少し通路を進むとすぐにまた扉に出くわした。
「次は【#9】か……」
「ちょっと待ちぃな。ここはウチに任しとき」
 西方訛りのカザン共通語でホビットの女盗賊クリスティが、前に出た。今回の探索のためにヴェルサリウスが雇い入れた専門家だ。
「海の事は漁師に、山の事は木こりにと言うからね」
 雇い主であるヴェルサリウスが鷹揚に頷き、ソーグは素直に扉の前を譲った。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
・扉
 調査(女盗賊クリスティ)→罠発見!(毒針)→罠解除(女盗賊クリスティ)→解除成功!
 鍵開け(女盗賊クリスティ)→鍵開け成功!
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 クリスティは慣れた手付きで扉の罠を無効化すると、盗賊道具で鍵穴を何度かいじり、金属音とともに鍵を開けた。そのまま扉に耳を押し当て、中の様子を探る。
「ええよ」
 片目をつぶって笑みを浮かべると、またソーグに先頭を譲る。
 扉を開けたその先は、人混みでごった返す酒場であった。
「う、嘘やろ。なんも音なんか聞こえんかったで」
 クリスティが顔を蒼白にして呻いた。全員が顔を見合わせた。ということは。
 酒場の喧騒の中、ハーフウルクのウェイトレスがエールと腸詰め肉を満載にした皿を持って、機敏に走り回っていた。
「おおい、こっちにも頼む」
「はいよっ」
 鎧姿のウルクが隣に座るオーガとエールを酌み交わしながら談笑している。
 一行は呆気にとられた様子でその光景を見守っていた。やがてテーブルで談笑していたウルクがクンクンと鼻を鳴らし始めた。
「……臭い、臭いぞ」
 すると隣のオーガが立ち上がって吠えるように叫んだ。
「ニンゲン臭い!」
 酒場の全員の視線が扉付近の一行に集まった。殺気走った目で、怪物たちが傍らの武器を手に取った。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【戦闘】
PC:ソーグMR45防5、ヤスヒロンMR45防10、へーざぶろーMR35防5、無敵の万太郎MR25防5、イェスタフMR40防5、女盗賊クリスティMR40、ヴェルサリウス27世MR30防10魔防5、バードドールMR30、ハンタードールMR35
敵:ウルクの武装兵MR40防5*4、オーガMR80*2

 *先制射撃:ハンタードール【30】/オーガに30ダメージ!(オーガA50)

1ラウンド:PC【290】 VS 敵【288】 /敵側に2ダメージ!(ウルクの武装兵A40、B40、C40、D40、オーガA50、B80)
2ラウンド:PC【319】 VS 敵【292】 /敵側に27ダメージ!(ウルクの武装兵A38、B38、C38、D39、オーガA44、B74)
3ラウンド:PC【318】 VS 敵【274】 /敵側に44ダメージ!(ウルクの武装兵A36、B36、C36、D37、オーガA36、B66)

 大勢が入り乱れての乱戦となった。味方側がやや押しているという実感はあるものの、狭い空間では大規模な魔術を使うわけにもいかず、各自が目の前の相手と切り合っていた。
「衛兵!衛兵!」
 岩悪魔のバーテンが叫ぶと、西の扉が勢いよく開き、完全武装のウルクの一団がなだれ込んできた。

 *増援:ウルクの武装兵MR40防5*6

「くそっ、余力なぞ考えている場合じゃないか」
「各自、目の前の相手に全力を尽くせ!」

 *ヤスヒロン、古代帝国の杖を使用。《L3これでもくらえ!》発動! オーガBに60魔法ダメージ!(オーガB6)
 *万太郎、古代帝国の指輪を使用。《凶眼》発動! 攻撃力*3
 *ソーグ《いだてん》詠唱。2回行動。
 *へーざぶろー、イェスタフ、女盗賊クリスティ《死の刃》詠唱。攻撃力*2。

4ラウンド:PC【501】 VS 敵【435】 /敵側に66ダメージ!(ウルクの武装兵A35、B35、C35、D36、E40、F40、G40、H40、I40、J40、オーガA30、B0)

 へーざぶろーが倒れたオーガの背後から殺到する増援の一団をちらりと眺め、魔法語の詠唱を始めた。それを横目に、万太郎は懐から前回の探索で手に入れた謎の石を取り出した。
「ヴォーゼル卿の見立通りならいいんだけどな……」
「原祖たる太陽の灼熱を用いて、我が敵を打ち倒す焔よ来たれ……《炎の嵐》!」
「古き盟約に従い、我汝の名を呼ぶ者なり。異界の門ここに開かれし。汝、疾く来たれ!《ギーヴル》!」

 *万太郎、黒豹の彫像を使用。《ギーヴル》MR40ブラックハウンド召喚。
 *へーざぶろー《炎の嵐》詠唱。敵増援部隊に20魔法ダメージ!

5ラウンド:PC【378】 VS 敵【345】 /敵側に33ダメージ!(ウルクの武装兵A35、B35、C35、D36、E20、F20、G20、H20、I20、J20、オーガA27、B0)

「よし、ここだ!」
 敵部隊が怯んだ隙に、ソーグが大剣に魔術を付与する。へーざぶろーは重ねて魔法語を詠唱した。
 *ソーグ《凶眼》詠唱。攻撃力*3
 *へーざぶろー《メメコレオウスの黒き礫》詠唱。敵増援部隊に6魔法ダメージ!

6ラウンド:PC【536】 VS 敵【350】 /敵側に186ダメージ!(ウルクの武装兵A23、B23、C23、D24、E2、F2、G2、H2、I2、J2、オーガA11、B0)
7ラウンド:PC【355】 VS 敵【250】 /敵側に105ダメージ!(ウルクの武装兵A18、B18、C18、D19、E0、F0、G0、H0、I0、J0、オーガA1、B0)
8ラウンド:PC【347】 VS 敵【137】 /敵側に210ダメージ!(敵全滅)

戦闘終了:ソーグMR45防5、ヤスヒロンMR45防10、へーざぶろーMR35防5、無敵の万太郎MR25防5、イェスタフMR40防5、女盗賊クリスティMR40、ヴェルサリウス27世MR30防10魔防5、バードドールMR30、ハンタードールMR35、ギーヴルMR40(送還)

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 激しい戦いが終わって、一行が辺りを見回すと光景は一変していた。血なまぐさいウルクの死体はいつの間にかどこにも姿が見えず、酒場のカウンターは埃にまみれ、朽ちかけたテーブルと椅子が無造作に床に転がっていた。打ち捨てられたジョッキをそっとカウンターに置くと万太郎はぽつりと呟いた。
「かつてはここに、さっきのような風景があったのかもしれないな」
 静まり返った酒場の廃墟を目に、一行の心にふと物寂しい気持ちがよぎった。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
Room #9:
・東西5ブロック*南北5ブロック
・扉(北・南*2・東・西)
・カウンター、テーブル、椅子、水飲み場、戸棚、汚い毛皮、汚物の入ったバケツ、廃棄された武器
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

「どんどん先へいこうぜぇ」
「いや丁寧に探索すべきだよ、キミ」
 へーざぶろーとヴェルサリウスで意見が別れた。万太郎は間に入ると、部屋を調査している間に手分けして扉だけでも調べてしまおうと提案した。
 先ほど衛兵隊が突入してきた西扉は誰もがなんとなく敬遠し、北と南の扉に分かれてそれぞれ調査に向かった。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
・部屋
ヴェルサリウス、古代帝国の宝珠を使用。《そこにあり》発動。
→カウンターの裏に、宝箱を発見。

・扉(北)
 調査(女盗賊クリスティ)→罠はかかっていない
 鍵開け(女盗賊クリスティ)→鍵開け成功!

・扉(南東)
 調査(ソーグ)→罠はかかっていない
 鍵開け(ソーグ)→鍵開け成功!

・扉(南西)
 調査(へーざぶろー)→失敗
 《そこにあり》(へーざぶろー)→罠はかかっていない
 鍵開け(へーざぶろー)→鍵開け失敗!

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

「ソーグ、来てくれ。宝箱だ」
「ふむ、開けられるかね?」
 ヴェルサリウスたちが古びた箱を囲む様子を尻目に女盗賊クリスティがへーざぶろーに声をかけた。
「なぁ兄さん、たぶんこの北扉は構造上、さっきの【#6】の部屋の西扉に繋がっとるはずや。先にウチらでそれだけ確認しとかへん?」
 へーざぶろーは小さく頷いて、北扉を押し開けた。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【進路】(へーざぶろー、クリスティ)
扉(北)→北1→扉

・扉(#6?)
 調査(女盗賊クリスティ)→罠も鍵もかかっていないが歪んで開かない。
 蹴破る(へーざぶろー)→成功

・宝箱
 調査(ソーグ)→罠発見!(ガス爆弾)→罠解除(ソーグ)→解除成功!
 鍵開け(ソーグ)→鍵開け成功!
 銀貨300枚、銅貨7500枚(金貨105枚相当)を発見。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 再度合流した一行は、西、南東、南西のどの扉に向かうか軽く話し合ったが、結局、ソーグが解錠済みの南東の扉から調査することとなった。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【進路】
扉(南東)→東2→南2→西1→扉
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 一行の左手に【#13】の金属板のはめ込まれた重々しい鉄扉が見えた。通路は先へ進んでいる。ソーグは一行を振り返って同意の頷きを見て取ると、クリスティに扉の前を譲った。
「はいはい、カエルの旦那には金もろとるんや、仕事は間違いなくするで」
 クリスティは軽口を叩きながら、扉を慎重に調べ始めた。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
・扉
 調査(女盗賊クリスティ)→罠発見!(電撃)→罠解除(女盗賊クリスティ)→解除失敗!
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

「堪忍やで。ウチ、魔法の仕掛けは苦手なんや……」
 うなだれた顔つきでクリスティが後ろに下がった。
「力づくでいくか?」
「いや……それは危険すぎる」
 へーざぶろーと万太郎が思案顔で首をひねった。
「罠は電撃や。ドアノブを握ったら発動する。それは間違いないんやけど」
「発動した瞬間なら俺の《ないことに》で無効化できるかもしれんな」
 ソーグの提案に一同は顔を見合わせた。しかし誰が?
「俺が開ける」
 ヤスヒロンがむっつりとした顔で進み出た。ソーグをちらりと見ると頼むと呟き、ドアノブに手を伸ばした。刹那、電撃が走る。
「ぐうっ」
「……《ないことに》!」

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
・扉
 罠発動!(電撃)→罠無効化(ソーグ)→ヤスヒロン(5魔法ダメージ)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 薄暗い部屋には背中を向けた大柄な人影が見えた。人影は不意に振り返ると親しげな笑みを浮かべて片手を上げた。
「いよう。遅かったじゃねえかお前ら」
「バラク……!」
「お前、なぜここに」
 一行は驚いた様子で、赤毛の大男に駆け寄り、口々に質問を投げかける。
「流行り病にかかったと聞いていたが、もう良いのか?」
 一番遅くやってきたヴェルサリウスが遠くから声をかけた。
「ああ、もうバッチリよ。それでお前らの後を追ってきたってわけさ」
 バラクは不敵な笑みを浮かべると、部屋にいくつも設置されている猛獣用の檻をさして顎をしゃくった。
「サマにゲディスも、向こうにいるぜ」
「なんなんだ、この檻は」
「さぁな……それを今調べていたところさ」
 それを聞いて一行は檻を回り込んで、一部天井が崩落して瓦礫だらけになっている箇所に向かった。そこには二人の人影が背を向けていた。
「サマ……ゲディス?」
 振り返った二人の顔が醜悪に歪み、不意に手にした武器を構えて飛びかかってきた。それと同時に瓦礫の中から悪魔めいた石像が何体か飛び出した。
 慌てた一行が振り返ると、ちょうどバラクが大斧を振り上げたところだった。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【戦闘】
PC:ソーグMR45防5、ヤスヒロンMR40/45防10、へーざぶろーMR35防5、無敵の万太郎MR25防5、イェスタフMR40防5、女盗賊クリスティMR40、ヴェルサリウス27世MR30防10魔防5、バードドールMR30、ハンタードールMR35
敵:バラク?MR80、サマ?MR80、ゲディス?MR80、ガーゴイルMR40*3

「どうしたって言うんだ、バラク!」
「へっ、てめえの事は前から気に入らなかったんだ。それだけのことよ!」
「よせ、話すだけ無駄だ」

1ラウンド:PC【302】 VS 敵【327】 /PC側に25ダメージ!(ソーグ45、ヤスヒロン40、へーざぶろー35、万太郎25、イェスタフ40、クリスティ38、ヴェルサリウス30、バードドール28、ハンタードール33)

 *ヴェルサリウス27世《イーゼルヴァンの黒き夢》詠唱。バラクには通じない!
「ふん、やはりか」
 ヴェルサリウスは傍らのハンタードールに射て、と指示を出した。
 ソーグが胸元から先日手に入れた謎の武器を取り出し、呼応して石像に投げつけた。

 *射撃:ハンタードール【29】/バラクに29ダメージ!(バラク51)
 *射撃:ソーグ【43】/ガーゴイルAに43ダメージ!(ガーゴイルA粉砕)

2ラウンド:PC【231+29+43=303】 VS 敵【281】 /敵側に22ダメージ!(バラク51、サマ80、ゲディス80,ガーゴイルA0、B40、C40)

 *万太郎《そこにあり》の呪文石を使用。

 万太郎の手から放たれた紫色の光に照らされ、バラクたちの顔が段々とあやふやにぼやけていった。しかし彼らは、いや彼らの姿をした者はまるで幽霊か精霊のように顔を滲ませながら、奇声を発して襲いかかり続けた。

 *バラク《メメコレオウスの黒き礫》詠唱。PC側前衛、中衛に6魔法ダメージ!

3ラウンド:PC【291】 VS 敵【283】 /敵側に8ダメージ!(バラク49、サマ78、ゲディス78,ガーゴイルA0、B39、C39)

 *サマ《これでもくらえ!》詠唱。ヴェルサリウスに20魔法ダメージ!
 *ヴェルサリウス27世《粉みじん》の呪文石を使用。サマの武器防具を破壊しMR半減!

4ラウンド:PC【271】 VS 敵【223】 /敵側に48ダメージ!(バラク39、サマ28、ゲディス68,ガーゴイルA0、B30、C30)
5ラウンド:PC【282】 VS 敵【199】 /敵側に83ダメージ!(バラク22、サマ11、ゲディス51,ガーゴイルA0、B14、C14)
6ラウンド:PC【271】 VS 敵【178】 /敵側に93ダメージ!(バラク3、サマ0、ゲディス32,ガーゴイルA0、B0、C0)
7ラウンド:PC【269】 VS 敵【70】 /敵側に199ダメージ!(敵全滅)

戦闘終了:ソーグMR39/45防5、ヤスヒロンMR34/45防10、へーざぶろーMR29/35防5、無敵の万太郎MR19/25防5、イェスタフMR34/40防5、女盗賊クリスティMR32/40、ヴェルサリウス27世MR10/30防10魔防5、バードドールMR28/30、ハンタードールMR33/35

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

「……」
「幻とわかっても、友人を手に掛けるのは気分のいいものではないな」
「くそっ、参の騎士め……」
 ヤスヒロンが憎々しげに拳を握りながら吐き捨てた。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
Room #13:
・東西3ブロック*南北5ブロック
・扉(北・東・西*2)
・一部崩落した天井、猛獣用の檻、樽、コート掛け、鉄の棒
・隠された財宝(銀貨2550枚(金貨255枚相当)、?ゆびわ、?たて、?くすりびん)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
・扉(東)
 調査(クリスティ)→回転扉の仕掛け発見!→壁のレンガを押し、発動!

【進路】
扉(東)→北17→帰還
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
☆戦果
ソーグ →戦闘後《そこにあり》の呪文石を使用し、隠された財宝を発見。
ヤスヒロン
へーざぶろー
無敵の万太郎 →《そこにあり》の呪文石を使用した。
ヴェルサリウス27世 →《粉みじん》の呪文石を使用した。

→【#13】からの通路が【#6】の通路に繋がっていることを確認した一行は、一度撤退し体勢を立て直す事にした。

■現在の攻略状況(MAP)
https://ftbooks.xyz/ftnews/KhazanEmpire/4F_MAP2.png

■入手した財宝
全員、下記から好きなものを1つ選択して下さい。未鑑定のまま分配するため、詳細は入手後に確定となる。
それぞれ1つしか無いため先着順。(既に他者に取られていた場合は金貨となる)
・?ゆびわ
・?たて
・?くすりびん
・金貨60枚


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
☆ランキング

1位:
ヴェルサリウス27世/MR30防10魔防5+
 +金貨40枚、選択した財宝
→(所持品:金貨40枚。高品質な武器【超小型単弓】、高品質な防具【キルテッド・シルク】、古代帝国の首飾り、古代帝国の宝珠(《開け》《そこにあり》《ないことに》のうち、1つを選んで使用可能/1事件に1回使用可能)、《小鬼の口笛》の呪文石、?きみょうなアイテム=幸福の黄色い耳栓、呪文:《イーゼルヴァンの黒き夢》、ハンタードール(MR35、先制攻撃可能))

2位:
ソーグ/MR45防5+
 +金貨35枚、選択した財宝
→(所持品:金貨65枚。高品質な武器+2【グレートソード】、高品質な防具【レザーアーマー】、奇跡的な回復薬、《ないことに》の呪文石、?ぶき=棒手裏剣、呪文:《ないことに》《いだてん》《凶眼》)

無敵の万太郎/MR25防5
 +金貨35枚、選択した財宝
→(所持品:金貨75枚。高品質な武器+2【ソナン・イエの槍】、高品質な防具【アーミング・ダブレット】、古代帝国の指輪(《凶眼》《耐えよ》《わたしを守って、あなたを守って》のうち、1つを選んで使用可能/1事件に1回使用可能)、《そこにあり》の呪文石*5、《大まぬけ》の呪文石、《小鬼の口笛》の呪文石、?いし=黒豹の彫像(異界獣召喚/1事件に1回使用可能)、奇跡的な回復薬、バードドール(MR30、飛行可能))

4位:
へーざぶろー/MR35防5
 +金貨30枚、選択した財宝
→(所持品:金貨75枚、高品質な武器+2【トゲこん棒】、高品質な防具【レザーアーマー】、呪文:《死の刃》《そこにあり》《炎の嵐》《メメコレオウスの黒き礫》)

ヤスヒロン/MR45防10
 +金貨30枚、選択した財宝
→(所持品:金貨80枚。高品質な武器+2【鍛冶師の弟子考案、自作の:飛び出せ!くん【モーニングスター】壱号くん+2】、高品質な武器防具【バイキングスパイクシールド】、高品質な武器【ヘヴィーメイス】、高品質な防具【首、腕など急所を部分的に鉄板で覆った鎖帷子】、古代帝国の杖(《L3これでもくらえ!》《炎の嵐》のうち、1つを選んで使用可能/1事件に1回使用可能)《開け》の呪文石、《ないことに》の呪文石、《そこにあり》の呪文石、《魔神の盾》の呪文石*2、奇跡的な回復薬、ボンバの実、呪文:?まきもの=《小鬼の口笛》を習得)

6位:
エミリア/MR30防5
 +金貨70枚
→(所持品:金貨95枚。ベアクロー、高品質な防具【ブレストプレート】、《開け》の呪文石*2、《そこにあり》の呪文石*4、《ないことに》の呪文石*7、奇跡的な回復薬*2、竜の牙、熊神石の破片、屍人使いエルファニの指輪(《L3これでもくらえ!》/1事件に1回使用可能))

7位:
クリフ/MR45防5魔防5+
 +金貨65枚
→(所持品:金貨135枚。高品質な武器+2【斧】、高品質な防具 【???】、魔封じの首飾り(魔防+5)、《開け》の呪文石、奇跡的な回復薬、竜の牙、炎の石、呪文:《イーゼルヴァンの黒き手》)

デュラル・アフサラール/MR40防5+
 +金貨65枚
→(所持品:金貨70枚。高品質な武器【弓】、灰色熊の毛皮、奇跡的な回復薬*2、《開け》の呪文石、《ないことに》の呪文石、熊神石、屍人使いエリファスの杖(《L2これでもくらえ!》/1事件に1回使用可能)、呪文:《いだてん》《凶眼》《炎の嵐》)

"片耳の"マロウズ/MR45防5
 +金貨65枚
→(所持品:金貨75枚。黒き短剣、エルブンダガーMR+10(使用すると銀狼化MR+20/1事件に1回使用可能)、高品質な武器+2【チェーン・ソード】、高品質な防具【レザージャケット】、《ないことに》の呪文石、呪文:《死の刃》《そこにあり》《いだてん》)

カーモネーギー/MR35防10
 +金貨65枚
→(所持品:金貨90枚。高品質な武器+2【魔弓・イチイバル】、高品質な防具【革鎧】、高品質な防具【籠手に付けれる小型盾】、《開け》の呪文石、呪文:《そこにあり》《ないことに》《いだてん》《わたしを守って、あなたを守って》)

ヘルト/MR40防5
 +金貨65枚
→(所持品:金貨70枚。高品質な武器【シュヴァイツァー・サーベル】&【カッツバルゲル】、高品質な防具【メイル・アーマー】、保存食*1、《開け》の呪文石、《ないことに》の呪文石、《厄払い》の呪文石、呪文:《死の刃》《そこにあり》《ないことに》《炎の嵐》)

12位:
アンドレア/MR70防5++
 +金貨60枚
→(所持品:金貨140枚。黒き剣、ファイアブランドMR+15(《炎の嵐》を発動/1事件に1回使用可能)、高品質な武器【鞭】、高品質な防具【革鎧】、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石*2、《ないことに》の呪文石、モンゴーのしるし、熊神石、呪文:《これでもくらえ!》《いだてん》)

シャオリン/MR45防5魔防5
 +金貨60枚
→(所持品:金貨120枚。高品質な武器+2【ヒョウ】、高品質な武器【鉄扇】、高品質な防具 【火鼠の皮衣】、カザン帝国勲章、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石、《大まぬけ》の呪文石、《粉みじん》の呪文石、奇跡的な回復薬*2、炎のガントレット(《炎の嵐》《炎の壁》のうち、1つを選んで使用可能/1事件に1回使用可能)、木製自作ドール「睡蓮」、呪文:《死の刃》《ないことに》《炎の嵐》)

スパイデイ/MR30防5
 +金貨60枚
→(所持品:金貨125枚。高品質な武器【細身の剣(レイピア)】、高品質な防具 【鋼の鎧、楯セット】、《そこにあり》の呪文石、奇跡的な回復薬、スパイダーベノム1瓶、呪文:《いだてん》)

ポル・ポタリア/MR30防5
 +金貨60枚
→(所持品:金貨135枚。高品質な武器【鞭】、高品質な防具【飛来物除けの護符を織り込んだジャケット(緑色)と足になじむ靴】、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石*2、奇跡的な回復薬*3、スパイダー・ベノム1瓶、呪文:《そこにあり》《ないことに》《いだてん》《凶眼》《メメコレオウスの黒き礫》)

メックリンガー老/MR30防5
 +金貨60枚
→(所持品:金貨85枚。高品質な武器【槍】、いにしえの胸当て、《L2これでもくらえ!》の呪文石、《そこにあり》の呪文石、奇跡的な回復薬、ボンバの実、呪文:《ないことに》)

偵察兵のニンツ/MR40防5
 +金貨60枚
→(所持品:金貨85枚。高品質な武器【良い短剣】&【鋭い短剣】、高品質な防具【硬い皮鎧】、《L2これでもくらえ!》の呪文石*2、《ないことに》の呪文石、奇跡的な回復薬、呪文:《これでもくらえ!》《そこにあり》《ないことに》)

■砦にて待機(今回投稿無し)
《冬の嶺の炎》バラク=ヘルムハート/MR50防5
→(所持品:金貨110枚。黒き大斧、高品質な武器【バスタードソード】、高品質な防具【革鎧】、《開け》の呪文石、奇跡的な回復薬*1、身代わりの依り代、呪文:《そこにあり》《ないことに》《いだてん》《メメコレオウスの黒き礫》)

サマ/MR20防5
→(所持品:金貨105枚。高品質な防具【スケイル・アーマー】、《開け》の呪文石、《ないことに》の呪文石、《魔神の盾》の呪文石、奇跡的な回復薬、呪文:《これでもくらえ!》《耐えよ》《イーゼルヴァンの黒き夢》)

ゲディス/MR20 →(所持品:金貨35枚)
イールギット/MR30 →(所持品:金貨40枚。いにしえの短剣)
アクロス/MR20 →(所持品:金貨50枚)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
☆ザルダック商店
金貨を入手している場合、買い物をしても構わない。自由筆記欄に記載すること。
商品は変わる場合があるので、次回以降に残しておくこともできる。

<商品リスト>
・高品質な武器+2 金貨60枚 MR+15/好きな武器タイプを自由筆記に記載下さい(高品質な武器から買い替える場合、古い武器は金貨10枚で引き取ってくれる)
・高品質な武器 金貨30枚 MR+10/好きな武器タイプを自由筆記に記載下さい
・高品質な防具 金貨30枚 防御点+5/好きな防具タイプを自由筆記に記載下さい
・奇跡的な回復薬 金貨10枚 ダメージ10点回復/1回限り
・神の如き回復薬 金貨25枚 ダメージ30点回復/1回限り
・書物 金貨10枚〜100枚 一般に流通している学術書や歴史書、物語など。金額と内容は自分で選んで下さい
・《L2これでもくらえ!》の呪文石 金貨20枚 魔法ダメージ40点/1回限り
・《L3これでもくらえ!》の呪文石 金貨40枚 魔法ダメージ60点/1回限り
・《死の刃》の呪文石 金貨15枚 1ターンのみダメージ2倍/1回限り
・《開け》の呪文石 金貨10枚 鍵開け/1回限り
・《そこにあり》の呪文石 金貨10枚 隠されたものを感知する/1回限り
・《ないことに》の呪文石 金貨20枚 魔術を1度だけ無効化する/1回限り
・《いだてん》の呪文石 金貨40枚 3ターンの間2回行動が可能/1回限り
・《凶眼》の呪文石 金貨40枚 1ターンのみダメージ3倍/1回限り
・《炎の嵐》の呪文石 金貨40枚 敵全体に魔法ダメージ20点/1回限り
・《耐えよ》の呪文石 金貨40枚 5ターンのあいだ防御点2倍/1回限り
・《わたしを守って、あなたを守って》の呪文石 金貨40枚 2ターンのあいだ1名に魔法防御15点/1回限り
・雇い人(戦士L2) 金貨60枚 MR60防5/1事件限り
・雇い人(戦士L3) 金貨100枚 MR85防10/1事件限り
・雇い人(盗賊L2) 金貨60枚 MR40・《死の刃》《開け》《そこにあり》/1事件限り
・雇い人(盗賊L3) 金貨100枚 MR55防2・《死の刃》《開け》《そこにあり》《いだてん》《耐えよ》/1事件限り
・雇い人(魔術師L2) 金貨60枚 MR25・《L2これでもくらえ!》《ないことに》《凶眼》/1事件限り
・雇い人(魔術師L3) 金貨100枚 MR35・《L3これでもくらえ!》《ないことに》《いだてん》《凶眼》《炎の嵐》《耐えよ》《わたしを守って、あなたを守って》/1事件限り

☆訓練場
金貨を使用して、ガガック兵長に特別訓練をつけてもらえる。自由筆記欄に記入すること。
支払い可能であれば複数回選択しても構わない。
なお魔術訓練で覚えるのはあくまで呪文そのものであり、高レベルで呪文をかける事は魔術師のみができる特技のため、PCにはできない。

・戦闘訓練:金貨100枚/基本MR+10
・魔術訓練1:金貨50枚/(これでもくらえ、死の刃、開け、そこにあり、ないことに)から1つ選択。今後1事件に1回使用可能に。(呪文石との併用可)
・魔術訓練2:金貨80枚/(いだてん、凶眼、炎の嵐、耐えよ、わたしを守ってあなたを守って)から1つ選択。今後1事件に1回使用可能に。(呪文石との併用可)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【ルール】
・PCはカザン帝国の辺境開拓軍の戦士です。
・T&Tシステム的にはPCは盗賊にあたり、戦士の特技も魔術師の特技も持ち合わせません。
・毎回、「事件」が更新されます。どの事件を解決に向かうか選択して下さい。
・同じ事件に向かったPCが多ければ、解決しやすいですが報酬も少なくなります。逆に1人だと報酬は総取りですが、失敗の可能性も高くなります。
・トロールワールドは無情です。運が悪ければあっけなく死ぬでしょう。死んだときは死んだときです。新たなPCで1から出直して下さい。
・事件の処理はシンプルにモンスターレートで行います。(PCも一律でMR表記処理)PCの初期戦闘力はMR20(3D6+10)です。
・事件を解決したら、報酬がもらえます。報酬はカザン帝国への貢献度として、順位付けされます。順位によっては特別報酬がもらえることもあるでしょう。
・報酬を使って装備を購入したりすることもできます。商品は毎回変わるので使うか、貯めるかは判断のしどころでしょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【未解決事件】
A:
〈大断崖〉風の峡谷の〈ダルゴンの大図書館〉の調査を継続する。
神の如き力を持つと言われた魔術師の1人、ダルゴンの遺した魔導書を手に入れることが出来れば、ひと財産である事は間違いない。
先遣隊の報告によると、2階特別閲覧室への入室には本1冊の寄贈が必須のようだ。赴く者はザルザック商店で購入を済ませておくように。
また未確認ではあるが、司書ゴーレムから得た情報によると2階から更に塔の最上階に館長室が存在するらしい。
各自、細心の注意を払って調査に当たるように。
脅威予測)中
報酬)大


B:
聖遺物のひとつ《鏡》をなんとか手にし、砦に戻った君たちを司令室にてガガック兵長が出迎えた。
「〈竜塚〉の部隊から伝令だ。今のところ、竜の鳴動は抑え込めているとの事。しかしそう長くは持つまい」
西方エルフ森林警備隊長ギルサリオンは悩みながら言葉を重ねる。
「時間が足りぬか。どうにか二手に分かれられればよいのだが」
守護獣への対処は不安が残るが、君たちに片側を探索してもらい、ギルサリオンと森林警備隊が残る側に当たることとしたい。
《玉》と《杖》……どちらを選ぶべきか?
脅威予測)中
報酬)小


C:
〈大断崖〉手前の盆地の古代帝国時代の塔について、探索を継続する。
第四階層は古典的とも言える石造りの迷宮になっているようだ。
幻術によるものか不可思議な現象も起こっている。一層の注意をして探索に望むように。
もし具体的に調査したい部屋などがあれば申告せよ。
(下記より方針を選択して下さい)
・新しいエリアへ進むことを重視
・未探索の扉や通路を埋めていくことを重視
・各部屋の中を丁寧に調査することを重視
脅威予測)未知数
報酬)莫大・金貨よりも魔法の物品の入手可能性が高い

■現在の攻略状況(MAP)
https://ftbooks.xyz/ftnews/KhazanEmpire/4F_MAP2.png


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【作戦会議室・峡谷の山猫亭】

https://www1.x-feeder.info/FTGAME/

出撃前に相談をしたり、雑談や交流ができるチャットルームです。
PC・スマホ・携帯から閲覧/書き込みできますので、ぜひご活用下さい!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【参加方法】

https://jp.surveymonkey.com/r/QYYZPZ8

参加フォームに下記を記入し、送信して下さい。
・キャラクター名
・今回選択する事件
・(任意・自由筆記)事件への対応や購入した商品、キャラ設定(年齢・性別・性格・生い立ち・風貌・特徴・口癖など)
・プレイヤー名・メールアドレス
 *投稿内容の詳細確認などが必要な際にこちらからご連絡をする場合があります。

【参加締切】
配信日の2週間後を締切とします。
締切を過ぎますと次回は「待機」となります。

■今回の締切:6/14(日)24時まで

 *ep.13配信予定:7月中旬


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■今日の新聞に対するご感想はコチラ!
ぜひ、お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m
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【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。
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2020年3月29日日曜日

T&T読者参加企画『カザン帝国辺境開拓記』 ep.11 No.2622

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T&T読者参加企画『カザン帝国辺境開拓記』 ep.11

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from 水波流
月イチペースでお送りする、読者参加企画。
今回も総勢20名のご参加を頂いております。途中参加ももちろん大歓迎!

毎度の長文ですのでパソコンでご覧頂くのを推奨いたします。
もし携帯電話などで受信し、途中で切れたりしている場合は、下記バックナンバー保管庫からご確認をお願いいたします。
https://ftnews-archive.blogspot.com/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

事件の結末

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
■事件A:8人出撃
〈大断崖〉山間のフョードル村からの救援要請に継続して対処にあたる。
地元の部族から精霊の祭壇として祀られている旧い神殿は、どうやら悪意を持つ何者かによって占拠されているようだ。
未確認情報ではあるが〈熊神教団〉の関与の可能性もある。ベアカルトはカザン帝国に公然と反旗を翻す不逞の輩。見つけ次第、躊躇せず放逐せよ。
探索には〈狼の部族〉から呪術師キース、〈狐の部族〉から女戦士オードリーが同行する。
脅威予測)中
報酬)中

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴

「傷ついた女性がいたらそっと近寄りハンケチを差し出す……ポル・ポタリア参☆上、ってね。ボクぁ、昔から『オードリー』って女性はほっとけないんだ。よければ、寝室まで護衛しますよ?」
 急勾配の険しい山道を〈精霊の祭壇〉を目指して、歩みを進める一行。斧を担いだ大柄な女戦士の周りを、軽薄そうな男ポルがうろちょろとまとわり付きながら、にやけた調子で口説き文句を並べていた。
「フン、そんな台詞はアタシと同じ数の敵を倒してから言うんだね」
「ヒュ〜」
 にべもない女戦士オードリーの言葉に、ポルは口笛を吹きながら肩をすくめてごまかした。その横で、狼の部族の呪術師キースと並んで、赤毛の大男バラクが言葉を交わしていた。
「……でな、俺の部族も昔は四本腕の金の大熊に導かれて大熊に変身出来たらしいんだよな」
「ほう」
「だがある日、集落にやって来た化け物みたいに強い山賊に祖霊がぶっ殺された挙句に皮ぁ剥がれてな。俺達の部族は寒ーい冬の嶺に追放されたってぇ話だ」
 キースが深刻そうな顔でごくりと喉を鳴らした。
「噂によると、祖霊の毛皮は頭や爪までついた立派なマントになっちまって、今じゃ行方知れずらしい。もしもそいつを取り返せれば、ひょっとしたらまた俺達の部族も祖霊の力を借りられるのかもしれねぇな。そうすりゃ俺のことも〈熊の兄弟〉なんて呼んでくれるかい?」
 バラクはニヤリと笑みを浮かべると、本気か冗談かわからない顔で話を締めくくった。
 そんな二人の少し前方を、アンドレアはいつもの穏やかな笑みを潜め沈黙を守りながら歩を進めていた。その背中に、東洋風の装束の戦士デュラルが声をかけてきた。
「古代帝国の塔で珍しいものを手に入れたようじゃないか」
 アンドレアはその腰にこれまでの黒の剣に加え、見慣れぬ赤い刀身の剣を下げていた。
「ああ、役に立つといいんだがな……今回の敵は、手強いぞ」
「クマクマ団じゃったかのー、熊に変身する連中がおるんじゃろ? ワシも変身してみたいもんじゃのぉ」
 同じく背後から老戦士メックリンガーがショボショボとした目を擦りながら声をかけた。
「呑気なもんだな、爺さん」
  デュラルが呆れたように口にした。
「なぁに。窮すれば通ず、というじゃろ。いざというときはこの無敵のメックリンガーに任せとかんかい」
 つばを飛ばしながら槍を無闇に振り回す老兵を尻目に、デュラルは肩を竦めて山間に見え隠れする神殿に向き直った。
 最後方では、田舎からでてきたばかりという青年ゲディスに、黒髪長髪の剣士スパイデイがこれまでの探索の内容を話して聞かせていた。
「その時です。大きな遠吠えとともに、敵の首領がなんと大熊に」
「それはおっかねえズラ〜」
「しかし我々も負けてはおりませんよ。徹底的に攻撃を続け、そして勝利を収めたのです!」
「ようし、先輩方を見習って、オラもがんばっぺ!」
 ゲディスは村から持参したトマホークを握りしめ、ウララーと熱く雄叫びを上げた。
「ええ、共に頑張りましょう!」
 その横を片腕がグレムリンの腕のドワーフ戦士クリフが神妙な顔つきで注意深く歩を進めていた。
 ふと彼方から、かすかに遠吠えが聞こえた。一行は誰ともなしに遠くに見える神殿の方角を見やった。全員の視線が〈精霊の祭壇〉に集中する。天には暗雲が立ち込めてきたように思えた。


 神殿の奥の部屋で、古ぼけた鏡に向かって壮年の男性が金属製の全身鎧を一箇所ずつ身に着けていた。ノックの音とともに薄く扉が開き、不安げな若い男の顔が覗いた。
「スールさま……」
「いよいよ来たか。カシム、私の指示通り仕掛けてくれたか?」
 カシムは小さく頷く。
「……果たしてあれで時間稼ぎになるかどうか」
 聖堂騎士スールは金属鎧の上に教団の法衣を身に纏うと、最後にメイスを腰に下げ、鏡の横に立てかけてあったフレイルを手に取った。
「ブラザー・スール。死ぬ覚悟はできたのかね」
 カシムの背後から、聖印を身に着けた年嵩の男が姿を現した。何が面白いのかニヤついた笑みを浮かべている。
「ただでは死にませぬ。一人でも多くの帝国人を道連れに」
「バカめ。犬死だ」
 吐き捨てるようにそう言うと、クリストフはカシムの肩に手をかけた。
「貴様もこの男と一緒に死ぬつもりか? 生き残ってあの娘と添い遂げたくはないのか」
「わ、私は……」
 聖堂騎士スールは毅然とした口調で言葉を挟んだ。
「導師クリストフ。彼らを巻き込むつもりはありません。ご心配ならどうぞご一緒にお逃げ下さい」
 そういうと、スールはカシムの顔を正面からじっと見つめた。
「子熊らに父なる熊神の加護を」
「く、熊に幸あれ」
 冷たい足音とともに立ち去るクリストフとカシムを見送り、スールは踵を返して回廊を歩き出した。


 神殿の入口。明かりは消されており、外光が差し込むのも手前の限られた部分だけである。と、そこに低い姿勢で赤毛頭が覗いた。バラクは素早く入口付近を見て取ると、さっと顔を引っ込めた。明かりはなし、奇襲もなし、特におかしいところはない。
「エミリアかソーグがいてくれりゃよかったんだけどな……」
 バラクはそう独りごちると小声で魔術を詠唱した。そして左右の柱の影に紫色の輝きを見つけると小さく頷いた。
「やっぱ仕掛けてあらぁな……おい、ポル。右を頼めるか。俺は左を片付ける」
「はいよ。お任せあれ」
 ポルは片手を上げて笑いながら、するすると歩を進めた。柱から柱の低い位置に細いトリップワイヤーが仕掛けてあり、気づかずに引っ掛けると左右の柱の影からクロスボウが射出される仕掛けであった。単純なものだ。無論、急いで仕掛けたのだろうからその程度でもよくやったと言うべきか。
 ポルは手慣れた様子でクロスボウを抑え込みながら、ワイヤーを切断した。
「こちらは完了っと……」
 向かい側を見やるとバラクも同じように仕掛けを無効化しているところだった。二人は後続に手で合図を出すと、先行して神殿内部に歩を進めようとした。と、その時、バラクが足を取られ大きく体勢を崩した。
「く……なんだこりゃ」
 たまらず石畳についた手に、ぬらぬらとした液体がまとわりついた。
「大丈夫か、バラク」
 アンドレアが素早く近づき手を差し出そうとし、同じく足を取られた。
「これは……くそっ。油か」
「やられた、二重の罠か」
 気づいたときには全員が既に入口から踏み込んでいた。轟音とともに広間の中央に置かれた篝火の台座が火柱をあげて燃え上がった。あたり一面が赤い灯りで照らし出される。火柱は緩やかに四肢を持つ怪物の姿を取りながら、3つに別れて台座から這い出してきた。灼熱の風が一行に向けて吹き付ける。
「まずいぞ、こりゃあ」
 油を撒き散らされた石畳の床が真っ赤に燃え上がった。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【戦闘】
PC:アンドレアMR70防5、バラクMR50防5、クリフMR45防5魔防5、デュラルMR40防5、ポルMR30防5、スパイデイMR30防5、メックリンガー老MR30防5、ゲディスMR20、呪術師キースMR25、女戦士オードリーMR60防5
敵:ファイアエレメンタルMR140*3

 *床の油に着火し、PC側全員に毎ターン防御無視3ダメージ

1ラウンド:PC【384】 VS 敵【372】 /敵側に12ダメージ!(ファイアエレメンタルA136、B136、C136)

 *炎・PC側全員に3ダメージ
「もたもたしてはこっちが不利じゃ!」
 *クリフ、竜の牙使用。MR30スパルトイ召喚。
「くそったれが! この程度でバラク様を止められると思うなよ!」

2ラウンド:PC【373】 VS 敵【360】 /敵側に13ダメージ!(ファイアエレメンタルA131、B132、C132)

 *炎・PC側全員に3ダメージ
 *デュラル、屍人使いエリファスの杖を使用。《L2これでもくらえ!》発動! ファイアエレメンタルAに40魔法ダメージ!
 *呪術師キース《L2これでもくらえ!》詠唱。ファイアエレメンタルBに40魔法ダメージ!
 *メックリンガー老、《L2これでもくらえ!》の呪文石の呪文石を使用。ファイアエレメンタルCに40魔法ダメージ!

3ラウンド:PC【367】 VS 敵【298】 /敵側に69ダメージ!(ファイアエレメンタルA68、B69、C69)

 *炎・PC側全員に3ダメージ

4ラウンド:PC【350】 VS 敵【252】 /敵側に98ダメージ!(ファイアエレメンタルA36、B36、C36)

 *炎・PC側全員に3ダメージ
 猛攻を受けて火勢が弱まりつつある炎の魔神たちは揃って魔法語の詠唱を始めた。
「まずい、あれは」
 同様の魔術の使い手であるデュラルにはその詠唱が理解できた。彼は背後を振り返ると新人に鋭い口調で警告した。
「ゲディス、下がれ! お前ではひとたまりもないぞ」
 その言葉に弾かれたようにゲディスは脱兎のごとく駆け出した。
「バラク!」
 ポルは一声叫ぶと対抗呪文の詠唱を始めた。バラクが慌てて追いかけて詠唱を始める。焦燥した表情だったキースもはっとすると同じ魔法語を唱え始めた。
 *ファイアエレメンタルA《炎の嵐》詠唱
 *ポル《ないことに》詠唱。ファイアエレメンタルAの《炎の嵐》を無効化
 *ファイアエレメンタルB《炎の嵐》詠唱
 *バラク《ないことに》詠唱。ファイアエレメンタルBの《炎の嵐》を無効化
 *ファイアエレメンタルC《炎の嵐》詠唱
 *呪術師キース《ないことに》詠唱。ファイアエレメンタルCの《炎の嵐》を無効化

5ラウンド:PC【326】 VS 敵【210】 /敵側に116ダメージ!(ファイアエレメンタル全滅)

戦闘終了:アンドレアMR55/70防5、バラクMR35/50防5、クリフMR30/45防5魔防5、デュラルMR25/40防5、ポルMR15/30防5、スパイデイMR15/30防5、メックリンガー老MR15/30防5、ゲディスMR5/20、呪術師キースMR10/25、女戦士オードリーMR45/60防5、スパルトイMR21/30(送還)

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

「魔神たちも思ったよりは役に立ってくれたようだな」
 全員が荒い息をつく中、神殿の奥から完全武装の聖堂騎士スールが姿を現した。
 あたり一面にはまだ熱気と焼け焦げる嫌な匂いが漂っていた。
「1人だと……?」
「どういうつもりだ」
 火傷の箇所を押さえながら、一行は怪訝そうな顔で周囲を伺った。
「ここで何やってるか知らねぇが、取りあえず邪魔させて貰ったぜ、熊の旦那」
 バラクが身振りで一行を制し、言葉をかけながら前へ出た。
「俺は《冬の嶺の赤き炎》バラク=ヘルムハート。……まぁ顔は覚えてるだろうな」
「……あぁ」
 バラクは改めて対面する気まずさから、頭を掻きながら言葉を続けた。
「なにか大義名分があるなら聞いてやるぜ。ただの狂信者として死ぬのも不名誉だろ?」
「君たちこそわかってはいない」
 スールはゆっくりと歩みを進めながら口を開いた。
「ここが太古なんだったのか、知っているのか」
「精霊の祭壇を穢しておいて、なにを言うか貴様!」
 呪術師キースが怒鳴りつけた。スールはそれを受け流すように静かに言葉を続けた。
「精霊の祭壇……正しくは全ての精霊を敬う神獣エレーラを祀る祭壇。そしてエレーラ様は全ての獣人の守り手」
「何が言いたい」
「我ら呪われし熊人……太古はエレーラ様の御加護を賜る従者であった」
「馬鹿な。そんな話は聞いたことがない」
 キースが困惑した様子で口にした。その横で狐の部族の女戦士オードリーも首をかしげている。
「エレーラ様が獣人を率いて死の女神と戦われた時、その最も近くでお仕えしたのも我ら熊人であった。エレーラ様は敗れ、レロトラーの呪縛によって今はお休みになられているが、我らの戦いはまだ終わっていない」
「そうかい。ただ、そう言うことはレトロラーに直接言ったらどうだ? カザンの闘技場で勝ち抜きゃ聞いて貰えるだろうさ」
 バラクは大斧と長剣を構え直した。
「武器を取りな。せめて戦士として機会を与えてやる」
「君たちこそ、油断し過ぎではないのかね」
 スールは薄く笑うと、柱の影から筒状の絨毯を取り出し、一行の前に大きく広げた。
 そこには重武装の騎士をズタズタに引き裂く二頭の大熊の図が描かれていた。
 と、不意に遠くから熊の遠吠えが轟いたかと思うと、なんと絨毯の中の熊が振り返り、一行めがけて飛び出してきた。
「怪我人は下がれ。俺たちだけでやる」
 バラクの言葉に、まだ余力のあるアンドレア、クリフ、デュラル、そして女戦士オードリーが一歩前に出た。
「カザン帝国の異教徒どもよ、悔い改め偉大なる熊神の御本にひざまずくがよい! ベアカルト聖堂騎士団スール・レトナーク、参る!」

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【戦闘】
PC:アンドレアMR55/70防5、バラクMR35/50防5、クリフMR30/45防5魔防5、デュラルMR25/40防5、女戦士オードリーMR45/60防5
敵:聖堂騎士スールMR100防10、絨毯の大熊MR100*2
(待機):ポルMR15/30防5、スパイデイMR15/30防5、メックリンガー老MR15/30防5、ゲディスMR5/20、呪術師キースMR10/25

1ラウンド:PC【216】 VS 敵【256】 /PC側に40ダメージ!(アンドレア52、バラク32、クリフ27、デュラル22、オードリー42)

「多勢に無勢とはいかぬようじゃぞ」
「そのようですね。ではこちらもそれ相応の手段でやらせてもらいましょう」
 クリフとアンドレアが背中合わせで目配せした。その横でデュラルも小さく頷き詠唱をはじめた。

 *アンドレア、ファイアブランドを使用。《炎の嵐》発動! 敵全体に20魔法ダメージ!
 *クリフ《イーゼルヴァンの黒き手》詠唱。聖堂騎士スールに10魔法ダメージ!クリフ10回復。
 *デュラル《炎の嵐》詠唱。敵全体に20魔法ダメージ!

2ラウンド:PC【210】 VS 敵【209】 /敵側に1ダメージ!(聖堂騎士スール50、絨毯の大熊A60、B60)

「ちっ、これでようやく互角か……」
「おい狐女! ……助けてやらぁ」
 額の汗を拭う女戦士オードリーの背後から、呪術師キースが魔法語の詠唱を始めた。
 *呪術師キース《凶眼》詠唱。女戦士オードリーの攻撃力*3。
 *アンドレア、バラク《いだてん》詠唱。2回行動。
 *聖堂騎士スール、神の如き回復薬を使用。30回復。
「貴様らに太古より熊神教団に伝わる、真の狂戦士の闘いぶりを見せてやろう」
 *聖堂騎士スール、ハイパーバーサーク

3ラウンド:PC【364】 VS 敵【196+145=341】 /敵側に23ダメージ!(聖堂騎士スール80、絨毯の大熊A52、B52)

「な、なんだあの鬼神のような戦いぶりは」
「ええい、熊だ。先に熊を片付けちまえば……援護を頼む!」
「こうしちゃおれん。ワシも前線に出るゾイ」
 メックリンガー老が噛み砕いた木の実を回復薬で流し込みながら、槍を構えて走り出した。
 *メックリンガー老、ボンバの実+奇跡的な回復薬を使用。20回復。
 *スパイデイ、クリフに《いだてん》詠唱。2回行動。
 *ポル《いだてん》詠唱。2回行動

4ラウンド:PC【362】 VS 敵【197+126=323】 /敵側に39ダメージ!(聖堂騎士スール77、絨毯の大熊A39、B39)

 *呪術師キース《L2これでもくらえ!》詠唱。
 *聖堂騎士スールの身代わりの依り代が砕け散った! ダメージ無効
「なんだと、畜生」
 *ポル《凶眼》詠唱。攻撃力*3
「フフフ……ソナン・イエの拳士ワカ=シマヅから伝授された技を使う時が来たようだ」
 ポルは不敵に笑うと鞭を柱に絡みつかせ、怪鳥の如き奇声を上げながら、熊に向かって飛び蹴りを仕掛けた。
「キエェェェー!!」

5ラウンド:PC【455】 VS 敵【190+125=315】 /敵側に140ダメージ!(聖堂騎士スール41、絨毯の大熊A0、B0)

 倒れた熊が絨毯の上で姿を消し、さすがの狂戦士も片膝をついた。
「まだだ……まだ終わってはいない」
 聖堂騎士スールは懐から薬瓶を取り出し一気に煽ると、一行を睨みつけ熊の唸り声をあげた。
 *聖堂騎士スール、神の如き回復薬を使用。30回復。
 *聖堂騎士スール:ワーベア化→MR+100回復10

6ラウンド:PC【318】 VS 敵【374】 /PC側に56ダメージ!(アンドレア55、バラク33、クリフ34、デュラル19、オードリー39、メックリンガー27、ポル12)

「こっちも奥の手を使え!」
 デュラルがそう呼びかけると、アンドレア、スパイデイが懐に手を入れ、熊神石を掴み出した。
「己の目的の為に祭壇を私物化するお前たちは正義ではない!」
 *デュラル、アンドレア、熊神石を使用。ワーベア化→MR+30
 *スパイデイ、熊神石の破片使用。ワーベア化→MR+25
 *デュラル《凶眼》詠唱。攻撃力*3。
「変身!」

7ラウンド:PC【430】 VS 敵【372】 /敵側に58ダメージ!(聖堂騎士スール133)

「形勢逆転だぜ」
 熊化した一行が聖堂騎士スールににじり寄る。と、その時、不意に3人の熊の姿が朧げにかすみ、瞬時に人の姿に戻った。
 広間を見下ろす回廊から高笑いが響き渡った。
「ははは。愚かな。熊神の司祭の前で異教徒に祝福が与えられると思うたか」
 聖印を手にした灰色の法衣姿の導師クリストフが一行を見下ろしていた。
「くっ……」
「撃てい」
 導師クリストフの足元に控える若い男女が、震える手で火打石銃の銃口を一行に向けた。
 ズドンと轟音が二発、広間に木霊した。

狙撃:カシム【27】/デュラルに27ダメージ!(デュラル0)
狙撃:アンジェリカ【25】/スパイデイに25ダメージ!(スパイデイ0)

 銃弾に撃たれた二人の身体が激しく吹き飛び、柱に叩きつけられた。
「せ、先輩方、大丈夫ズラか!」
 駆け寄ったゲディスの目に、血反吐を吐きながら呻く二人の胸元の装飾品が粉々に砕け散るのが見えた。
 *デュラル、スパイデイ、身代わりの依り代が砕け散り、ダメージ無効

「さぁブラザー・スールよ。皆殺しにせよ」
 その様を目にし、聖堂騎士スールは人の姿に戻り、寂寥感の漂う目で一行を見つめた。
「殺す気はない。もともと時間を稼ぐことだけが目的だ……」
 そうつぶやき、両手の武器を投げ捨てた。
「……投降する。私はどうなってもかまわん。配下の者には寛大な処置を」

「ああっ、ブラザー・スール……」
 回廊から教団員カシムとアンジェリカが悲痛な叫びを上げる。背後で歯噛みをしていた導師クリストフは二人に目をやった。
「……助けたいかね?」
「お願いします!」
 その言葉に導師クリストフは歪んだ笑みを浮かべ、両者の肩に手を置いた。
「よかろう……《変身強制》」

 両膝をついて無抵抗の様子のスールに近づいた一行は、背後から新たな唸り声を耳にし、身を硬くして振り返った。
 回廊から二頭の熊が飛び降りるところだった。
「まだやるってのか!」

8ラウンド:PC【252】 VS 敵【174】 /敵側に78ダメージ!(教団員カシム61、アンジェリカ61)

「馬鹿な……修練不足の者が石の助力もなく変身したらどうなるか」
 スールは呆けた様子で戦いを目にしていた。
「くそっ、クリストフ、貴様!」
「貴様とは酷い言われようではないか。卿の窮地を救いたいという涙ながらの申し出を受けたまでのこと」
 回廊の上からニヤついた笑みで戦いを眺めるクリストフにスールは鋭い口調で言葉を続けた。
「人の心を無くしてまで、何の信仰だ……!」
「この背教者めが! 命の続く限り熊神に奉仕する事こそが信徒たる者の務め」
「私はそうは思わぬ!」
「もうよいわ。奴らが時間を稼いでいる間に、拙僧は帰還させてもらおう」
 回廊の窓を開けた導師クリストフが振り返り、蔑んだ目線でスールに一瞥をくれた。
「背教者スール、"熊の中の熊"へは報告させてもらうからな。……《翼》!」
 導師クリストフはそのまま窓の外へ身を投げ、魔法の力で飛び去っていった。

9ラウンド:PC【264】 VS 敵【148】 /敵側に116ダメージ!(教団員カシム3、アンジェリカ3)

「神獣エレーラよ、我ら呪われし熊人は、生きる事すら許されぬというのか」
 スールは片足を引きずりながら戦いに近づくと、広間のエレーラの神像に呪詛の言葉を吐いた。
 目の前ではカシムとアンジェリカがとどめを刺せられようとしていた。
「エレーラよ!」
 響き渡った声に、女戦士オードリーが不意に斧を下ろした。気勢を殺がれた一行も、振り上げた武器を持つ手を止めた。
 静寂が広間を支配していた。全員の荒い息と血の匂いだけが静かに漂っていた。
「……やめだ。アタシは祭壇を荒らす奴を取り除きに来たんだ。降伏した奴の命まで奪おうとは思わない」
 捻れた杖に怪我をした体を預けながら、呪術師キースも口を揃えた。
「狐女と同じ意見とは癪に障るが、狼の部族とて同じだ。同じ神獣エレーラを祀る〈熊の兄弟〉であるなら余計にな」

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

「真面目に働くつもりがあるなら砦までついてくれば仕事はあると思うぜ。どうだ?」
「礼を言う。だが、私は教団に戻らねばならない。次に会ったとき……君たちの手が剣を握っているならば、やはりまた我々は戦う事になるだろう」
 聖堂騎士スールは傍らに控える二頭の熊の身体を優しく撫で、出発を促した。
「〈熊の兄弟〉よ。戦いを捨て、静かに暮らす道もあるのだと覚えておいてくれ」
 呪術師キースが言葉をかけた。スールは寂しそうに首を振ると、傷だらけの熊たちとともに山道を下っていった。
「さぁて。乗りかかった船だ。収穫祭の準備も手伝うぜ」
 バラクの言葉にメックリンガー老が嬉しそうな顔で言葉を続けた。
「ええのう、村の地酒をたっぷり頂きたいもんじゃ」
「最高ズラ〜」

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
☆戦果
《冬の嶺の炎》バラク=ヘルムハート
アンドレア →熊神石に亀裂が入った。次に使えば砕け散りそうだ。
クリフ
ゲディス
スパイデイ →熊神石の破片が完全に砕け散った。身代わりの依代を使用した。
デュラル・アフサラール →熊神石に亀裂が入った。次に使えば砕け散りそうだ。身代わりの依代を使用した。
ポル・ポタリア
メックリンガー老 →《L2これでもくらえ!》の呪文石、奇跡的な回復薬、ボンバの実を使用した。


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■事件B:6人出撃
司令室にて、ガガック兵長と西方エルフ森林警備隊長ギルサリオンが君たちを出迎えた。
「おお、貴様ら。無事で何よりだ。報告は聞いているぞ」
「我ら西方エルフはカルドゥニアとともに〈竜塚〉へ向かう。森のあるじのお言葉が気にかかるゆえな」
ギルサリオンを横目に、ガガック兵長が言葉を続けた。
「浄化した遺跡の警護はレックス砦で引受ける事となった」
「諸君らの助力も願いたいところだが……」
(下記より選択して下さい)
・西方エルフとともに〈竜塚〉へ向かう
・浄化した遺跡の警護にあたる
脅威予測)中
報酬)中

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴

 〈大断崖〉の麓を流れる大河ヴォルガ川。重武装の一行が神妙な顔で大河のほとりを下流に向かって行軍している。
 目指すはヴォルガ川がカザンカ川と合流する古き伝承の残る地〈竜塚〉と、その麓に古くからあるユランタウ修道院である。
「ユランタウってのは、カザン古語でユラン(蛇)とタウ(丘)ってのが語源なんだってよ」
「へええ」
「元々この辺は蛇が多い土地なんだ。ユランってのは蛇の意味。それが転じて蛇たちの親玉……〈竜〉の事も指すようになったらしいな」
 この地方の伝承に詳しい盗賊のニンツが、弟分のカーモネーギーに目的地ユランタウの由来について語っていた。その横を歩く一行も興味深げに耳を傾けはじめたため、話は〈カザンの悪夢〉こと、ユランタウの黒竜退治の伝説に移った。

 むかしむかし、まだカザン帝国ができて間もない時代、この地にユランタウと呼ばれる丘があった。丘にはその名の通り丈夫な丸太のごとき蛇たちが蔓延り、その蛇たちの王である邪悪な黒竜が巣食っていた。
 黒竜はたびたび〈大断崖〉を越えて北の大都市タリーマークを襲い、人々をさらっては貪り食らった。その圧倒的な力にはカザン帝国の騎士団でさえ歯が立たず、人々は黒竜を〈カザンの悪夢〉と呼び、恐れた。
 数度の討伐に失敗した大魔術師カザンは、親友であるシャンキナルの森の偉大なるエルフ王、ベリエンベールの力を借りることにした。
 エルフ王ベリエンベールは聖地シャンスに伝わる秘宝を手に、配下の西方エルフの精鋭を率い、カザン帝国の魔術師たちともに黒竜討伐に遠征した。
 激しい戦いの末、ついに魔術師たちはエルフにとって禁断である火を丘に放ち、蛇たちを焼き殺すことに成功した。
 そして蛇の王たる黒竜は偉大なるベリエンベール王と一騎打ちとなり、三日三晩にわたる戦いの末に6つの肉片にされ退治された。
 しかしベリエンベール王もその戦いで黒竜の毒を受け、その後生涯、片腕を使うことができなくなったという。
 竜の死骸は、丘の麓に建立された修道院に祀られることとなり、以後この地は〈竜塚〉と呼ばれるようになった。

「……てなわけで、この辺りで〈カザンの悪夢〉のことを知らないやつはいないのさ」
 ニンツの物語が終わると東洋風の少女シャオリンが感心した様子で拍手を送った。
「……ま、退治した英雄ってのが語り部によって違ってな。俺の村じゃ、大魔術師カザンその人ってことになってたんだが……ギルサリオンの野郎が言うなら、ベリエンベール王なんだろうさ」
「伝説ってそんなもんだよねえ」
「まぁベリエンベール王だって伝説上の人物だ。かのナーガ連邦との戦いで死んだというやつもいるし、実はまだ生きていてシャンキナルの森を治めているというやつもいる。……なんにせよ、黒竜の悪夢をもう一度見る訳にはいかねえ」
 ニンツとカーモネーギーは少し先を歩く西方エルフ隊長ギルサリオンの姿をそっと眺めながら話を締めくくった。
「アタシの故郷にも眠れる龍の伝説があるんだヨ。あのね、寐龍(メイロン)って言ってネ……」
 シャオリンは無口な戦士ヘルトにソナン・イエに伝わる伝承を楽しそうに語りはじめると、この辺りにも鱗とか落ちてないかなあとキャッキャと一人騒がしく笑っていた。
「ねえ睡蓮。アナタもそう思うよネエ?」
 シャオリンは手にした小さな木彫りのドールに優しげに話しかけた。古代帝国の塔で弐の騎士ヴェルナルドゥスの魔力によって動き出したドールであったが、塔を離れたその後二度と動く事はなかった。しかし時折、置いたはずの場所から移動していたり、閉じたはずの目をうっすらと開けていたりと不思議なことが続いていた。
「またお話してくれないかなァ……」
 シャオリンはひとしきり話し終わると残念そうな顔をしながらドールを鞄の中にしまい込んだ。

「マロウズはどうした?」
「あいつなら偵察だとか言って先に向かったぞ」
 ギルサリオンの問いに、赤毛の少女エミリアがぶっきらぼうに言葉を返す。
(やつめ、よほどカルドゥニアのことを気にしているようだな)
 ギルサリオンは後方を振り返ると、目で追えぬほど静かな動作で足を運んでいる深緑のローブの術士隊を眺め、ため息を付いた。
「ギルサリオン様」
 術士アルヴェルディアが側に寄って行軍を促した。
「ああ、わかっている。急ごう」
「待て」
 歩を進めようとするギルサリオンをエミリアが留めた。鋭い視線を周囲に投げかける。
「何か……変だ」
 そう口にしながら懐に手を入れると〈そこにあり〉の呪文石を掴み出した。周囲の木々のそこかしこに隠された存在を示す紫の光が生じる。
「ちっ……厄介なのがいるようだぞ」

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【戦闘】
PC:シャオリンMR45防5魔防5、ヘルトMR40防5、ニンツMR40防5、カーモネーギーMR35防10、エミリアMR30防5
西方エルフ森林警備隊:隊長ギルサリオンMR60防5、術士アルヴェルディアMR35
敵:吸血植物MR30*10

1ラウンド:PC【281】 VS 敵【298】 /PC側に17ダメージ!(シャオリン45、ヘルト40、ニンツ40、カーモネーギー35、エミリア30、隊長ギルサリオン60、術士アルヴェルディア35)

 *吸血植物、特殊能力/吸血(PC側全員に毎ターン防御無視2ダメージ)
「くっ……こいつは」
「まるで蛇だ」

2ラウンド:PC【254】 VS 敵【288】 /PC側に34ダメージ!(シャオリン43、ヘルト38、ニンツ38、カーモネーギー33、エミリア28、隊長ギルサリオン58、術士アルヴェルディア29)

 *吸血植物、特殊能力/吸血(PC側全員に毎ターン防御無視2ダメージ)
「術士のダンナ、援護を!」
 *術士アルヴェルディア《死の刃》詠唱。ニンツの攻撃力*2。
 *隊長ギルサリオン《死の刃》詠唱。攻撃力*2。
「燃えろぉ!」
 *シャオリン、炎のガントレットを使用。《炎の嵐》発動! 敵右翼に20魔法ダメージ!

3ラウンド:PC【322】 VS 敵【228】 /敵側に94ダメージ!(吸血植物A0、B0、C0、D0、E1,F21、G21、H21、I21、J21)

 *吸血植物、特殊能力/吸血(PC側全員に毎ターン防御無視2ダメージ)
 *増援:吸血植物MR30*5

4ラウンド:PC【242】 VS 敵【299】 /PC側に57ダメージ!(シャオリン36、ヘルト31、ニンツ31、カーモネーギー26、エミリア21、隊長ギルサリオン51、術士アルヴェルディア22)

 *吸血植物、特殊能力/吸血(PC側全員に毎ターン防御無視2ダメージ)
「くそっ、キリがない」
「こんなところで足止めを食らってる場合じゃねえってのに……!」
 と、そこへ前方の木立より一頭の銀狼が飛び出し、手近な吸血植物を噛み千切った。

 *増援:銀狼MR65

「チャンスだ! 各個撃破!」
 *ニンツ《これでもくらえ!》詠唱。吸血植物Fに20魔法ダメージ!
 *術士アルヴェルディア《L2これでもくらえ!》詠唱。吸血植物Oに40魔法ダメージ!

5ラウンド:PC【290】 VS 敵【230】 /敵側に60ダメージ!(吸血植物A0、B0、C0、D0、E0,F0、G15、H15、I15、J15、K24、L24、M24、N24、O0)

 *吸血植物、特殊能力/吸血(PC側全員に毎ターン防御無視2ダメージ)

6ラウンド:PC【272】 VS 敵【216】 /敵側に56ダメージ!(吸血植物A0、B0、C0、D0、E0,F0、G8、H8、I8、J8、K17、L17、M17、N17、O0)

 *吸血植物、特殊能力/吸血(PC側全員に毎ターン防御無視2ダメージ)

7ラウンド:PC【257】 VS 敵【154】 /敵側に103ダメージ!(敵全滅)

戦闘終了:シャオリンMR30/45防5魔防5、ヘルトMR25/40防5、ニンツMR25/40防5、カーモネーギーMR20/35防10、エミリアMR15/30防5、隊長ギルサリオンMR45/60防5、術士アルヴェルディアMR16/35、銀狼MR61/65

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

「……すまない。遅くなった」
 銀狼は朧げな形でエルフの青年マロウズに姿を変えた。ギルサリオンが驚いた表情で近づく。
「氏族の名を捨てたはずの男が、眷属に姿を化すとはな」
「……これは俺ごときの力ではない」
 そう言うと、マロウズは腰に刺した不思議な光を放つ短剣を抜き放ち、日にかざした。
「なんと……古代の遺物か」
「ああ、西方エルフがこの地に住まうよりもはるか昔、〈古き森〉の主たちの残した逸物のようだ……俺には過ぎた代物だがな」
「銀の河ケレブスィールが健在であればなんと言われるかな」
「嘆いているだろうさ。枯木のウロの中でな」
 マロウズは吐き捨てるように言うと、仲間の方へ向き直った。
「急ごう。竜塚はもうすぐそこだ」


 ユランタウ修道院。〈竜塚〉の麓、黒竜の死骸を祀ったとされる古い建造物である。いまや訪れる者も少なく、風雨にさらされ苔むした姿を晒している。
 暗雲立ち込める中、一行は異様な気配を感じつつ、遠巻きに修道院を見やっていた。
「こんなとこで突っ立っててもどうしようもねえだろ。偵察は俺たちに任せとけよ」
 ニンツが一歩前に出て、盗賊二人に指示を出した。
「エミリアは右手から、カーモネーギーは左手から回り込んでくれ。俺は正面に向かう」
「わかったよ、兄貴」
「ふん、お前が正面でいいのかは疑問だがね」
 それぞれ返事を口にしながら、足音を消して静かに修道院へ向かった。その様子を尻目にギルサリオンは配下に手早く指示を出した。
「アルヴェルディア、カルドゥニアに儀式の準備を」
 その時、丘の上から激しい突風が吹き下ろしてきた。たまらず手で顔を覆った一行の耳に、かすかに竜の鳴き声が聞こえた。
「……妙な気配がする」
「おい! まずいぞ、こりゃ」
 修道院の周囲に散った盗賊たちから警戒の声が上がる。正面や窓が全て開き、武装した怪物が姿を現した。
「既に入り込んでいたか……術士隊は散開し浄化に当たれ!」

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【戦闘A】
PC:ニンツMR25/40防5、カーモネーギーMR20/35防10、エミリアMR15/30防5
敵:骸骨兵MR50*2

1ラウンド:PC【87】 VS 敵【93】 /PC側に6ダメージ!(ニンツ25、カーモネーギー20、エミリア15)

 *増援:骸骨兵MR50

2ラウンド:PC【89】 VS 敵【131】 /PC側に42ダメージ!(ニンツ16、カーモネーギー16、エミリア6)

「くそっ、これじゃまずい。いったん引くぞ」
 *PC側撤退

【戦闘B】
PC:マロウズMR41/45防5、シャオリンMR30/45防5魔防5、ヘルトMR25/40防5、隊長ギルサリオンMR45/60防5
敵:屍人兵MR80*2

1ラウンド:PC【149】 VS 敵【141】 /敵側に8ダメージ!(屍人兵A76、B76)
2ラウンド:PC【146】 VS 敵【146】 /両者ダメージなし
3ラウンド:PC【158】 VS 敵【140】 /敵側に18ダメージ!(屍人兵A67、B67)

 *ニンツたち合流

【合流戦闘】
PC:マロウズMR41/45防5、シャオリンMR30/45防5魔防5、ヘルトMR25/40防5、隊長ギルサリオンMR45/60防5、ニンツMR16/40防5、カーモネーギーMR16/35防10、エミリアMR6/30防5
敵:屍人兵MR67/80*2、骸骨兵MR50*3

 *エミリア、竜の牙使用。MR30スパルトイ召喚。
 *カーモネーギー《いだてん》詠唱。2回行動。

1ラウンド:PC【271】 VS 敵【281】 /PC側に10ダメージ!(マロウズ41、シャオリン30、ヘルト25、ギルサリオン45、ニンツ16、カーモネーギー16、エミリア6、スパルトイ30)

 両軍入り乱れての攻防の最中、窓を突き破って屍の猟犬が飛び出してきた。
 *増援:アンデッドハウンドMR60*2
 *エミリア、奇跡的な回復薬を使用。10回復。
 *マロウズ、シャオリン、ヘルト、ギルサリオン《死の刃》詠唱。攻撃力*2。

2ラウンド:PC【428】 VS 敵【375】 /敵側に53ダメージ!(屍人兵A59、B59、骸骨兵A42、B42、C43、アンデッドハウンドA53、B53)

「シャオリン!」
 ヘルトが珍しく鋭い口調で呼びかけた。振り返った耳に先行する魔法語の詠唱が木霊し、シャオリンはハッとして詠唱を重ねる。
「げ、原祖たる太陽の灼熱を用いて、アタシたちの敵を打ち倒す焔よ来てヨ……《炎の嵐》!」
 *ヘルト、シャオリン《炎の嵐》詠唱。敵全体に20魔法ダメージ!*2

3ラウンド:PC【275】 VS 敵【224】 /敵側に51ダメージ!(屍人兵A11、B11、骸骨兵A0、B0、C0、アンデッドハウンドA6、B6)

「よっしゃあ、これで終わりだ」
「……油断するなっ」
 歓声を上げたニンツをエミリアが鋭い口調で制した。開きっぱなしの扉の奥から巨体の怪物がゆっくりと姿を現していた。

 *増援:オーガ屍人兵MR100*2

 その姿を目にしたニンツは、カーモネーギーに一声呼びかけた。意図を汲んだカーモネーギーはすかさず距離を取って弓に矢をつがえる。ニンツはそのままエミリアに目配せをすると、巨体の怪物めがけて走り出した。
「いくぜ、ウスノロ野郎!」
「何をしてる! 無茶だ!」
 マロウズとヘルトが後を追った。
 ニンツは腰の二本の短剣を引き抜いて真正面からオーガ屍人兵に飛びかかったが、眼前で急に素早いステップで横にすり抜けた。
「やれ! カーモネーギー、エミリア!」

 *カーモネーギー、《死の刃》の呪文石を使用。攻撃力*2。
狙撃:カーモネーギー【60】/オーガ屍人兵Aに60ダメージ!
 *エミリア、屍人使いエルファニの指輪を使用。《L3これでもくらえ!》発動! オーガ屍人兵Aに60魔法ダメージ! オーガ屍人兵A死亡

「てめぇはこれでもくらっとけや!」
 *ニンツ《L2これでもくらえ!》の呪文石を使用。オーガ屍人兵Bに40魔法ダメージ!

4ラウンド:PC【201】 VS 敵【196】 /敵側に5ダメージ!(屍人兵A10、B10、アンデッドハウンドA5、B5、オーガ屍人兵A0、B59)
5ラウンド:PC【259】 VS 敵【192】 /敵側に67ダメージ!(屍人兵A0、B0、アンデッドハウンドA0、B0、オーガ屍人兵A0、B45)
6ラウンド:PC【257】 VS 敵【65】 /敵側に190ダメージ!(敵全滅)

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 乱戦に決着がついた頃、周囲でも術士隊によって大量の屍人兵が調伏されていた。その数、三十余り。一行は改めて、精鋭術士隊たるカルドゥニアの力を目にし、汗一つかかず、眉ひとつ動かさぬその立ち居振舞いに、背筋が寒くなった。
 ニンツはふと、傍に立つ術士の足元にきらりと輝くものが視界をかすめた。かがみ込むと銀製の首飾りであった。ニンツは拾い上げて術士の女エルフに差し出した。エルフは空虚な眼差しで差し出された品を見つめると、無言で受け取り首から下げ直した。
「……礼くらい言えねえのかよ」
「カルドゥニアの魂は精霊の樹に捧げられている。心はここには、無い」
 マロウズが背後から静かに声をかけた。そして寂しげとも懐かしげとも言える表情で、離れてゆく女エルフを見つめた。
「イアヴァスリルの事が気になるようだな」
「……さぁ、何のことかわからんな」
 マロウズはギルサリオンの視線を反らすように真逆へ向き直った。
「エルダーリーフ氏族の〈秋の輝き〉と称された娘……カルドゥニアに選ばれるのは氏族の名誉……そうだろう?」
「俺には関係のない話だ」
 マロウズは吐き捨てるように呟くと静かにギルサリオンから離れた。ギルサリオンはため息をつくとアルヴェルディアに術士隊を率いて丘の上に向かうよう指示を出した。竜の鳴き声を孕んだ風は、なお強く丘から吹き下ろしていた。

「やれやれ、屍人兵どもが騒がしいと思ったら……これはどうしたことかね」
 無造作に投げかけられた言葉に、一行は慌てて修道院の入り口へ向き直った。
 片眼鏡をかけ、顎に薄い山羊鬚を生やしている男性が、扉から姿を現したところだった。男は髭を触りながら興味深そうに一行を見回した。
「ほう……諸君らは例の。妹たちが世話になったようだな」
 男は軽い口調で話し続けながら歩を進めた。一行に緊張が走る。
「我はエレファバ。マリオナルシス卿の教えを賜る者である」
 男は両手を広げて優雅にお辞儀をした。そして丘の上を振り仰ぐように眺めながら誰に言うともなくつぶやいた。
「黒竜には過去の汚名をそそぐ機会をくれてやろうと思うのだよ。今度こそ〈カザンの悪夢〉の名に恥じぬよう大いに暴れてもらいたいものだ」
 男はくっくと喉を鳴らして笑った。一行は顔を見合わせた。
 そこへ、修道院の奥から足を引きずりながら別の人影が姿を現した。人影は真紅のローブを身に纏い、ゆっくりと歩を進めながら一行に声をかけた。
「あらあら……誰かと思ったら」
 片目片腕となり足をひきずるその人影は、一行もよく知っている女……屍人使いエルファニであった。
「兄上、魔力は捧げました。あとは時間の問題でしょう」
「よし、ではゆくぞ」
 男は懐から小ぶりなワンドを取り出した。
「待て!」
 ニンツが一歩踏み出し、叫んだ。男はそれを横目で眺めると、ワンドを持たぬ方の手を軽く払った。《泥だ沼だ》という囁き声が耳に届くや否や、一行の足元が突如、泥沼と化しずぶずぶと足が取られて沈みはじめた。
「それでは諸君、ごきげんよう」
 男はワンドを一振りすると、薄い笑みを顔に浮かべながら、エルファニと共に姿を消した。


 竜の鳴き声は更に大きく木霊していた。丘から吹き下ろす風は力を増し、辺りの木々は大きく揺れ、枝から葉が舞い散った。遠くに咆哮が聞こえはじめた。
「竜は……目覚めちまったのか」
 カーモネーギーが絶望的な口調で呟いた。
「いいや。まだ微睡んでいるだけだ……いまなら、まだ」
 ギルサリオンが毅然とした表情でそう答えた。
「お伽噺の3つの宝物がありゃあな」
 ニンツが本気とも冗談ともつかぬ口調で答えた。
「三種の聖遺物は聖地シャンスだ。そうだろ」
 マロウズはギルサリオンの目を見つめながら口にした。
「アルヴェルディア、カルドゥニアとともに儀式の準備を。少しでも長く、竜の目覚めを遅らせよ」
「御意」
 術士たちが足早に丘の上に立ち去ると、ギルサリオンは一行を振り返った。
「聖地へ向かう」


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☆戦果
" 片耳の" マロウズ
エミリア →《そこにあり》の呪文石、奇跡的な回復薬を使用した。
カーモネーギー →《死の刃》の呪文石を使用した。
シャオリン
ヘルト
偵察兵のニンツ →《L2これでもくらえ!》の呪文石を使用した。


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■事件C:6人出撃
〈大断崖〉手前の盆地の古代帝国時代の塔について、探索を継続する。
貴様らあてに魔術師カンダックから伝言が届いているぞ。
「諸君、これを読んでいるという事は生きて帰ってきたのだろう。こちらも古代帝国ティグリアについて少し調べることができた。文献によると《七英雄》参の騎士の名はクリストフォルス。〈幻影遣い〉と呼ばれていたそうだ。次の階層には此奴が待ち構えているに違いない。私はいましばらく調査を続けたいので、スラムグリオン魔法学校を離れることはできない。無理はせず、慎重に進みたまえ。また何かわかったことがあれば連絡する」
第四階層へは、初の挑戦となる。事前情報がないため、一層の注意をして望むように。
脅威予測)未知数
報酬)莫大・金貨よりも魔法の物品の入手可能性が高い

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 第三階層の弐の騎士の玉座から続く古代樹の大階段を登りきった先、初めて足を踏み入れる第四階層は古典的とも言える石畳の迷宮が広がっていた。
 階段を登りきって、2ブロック先を左へ曲がり、4ブロック前進し、また左へ……。
 三名が並ぶとやっとの、縦横およそ3m四方の空間を、一行は言葉少なげに歩を進めていた。

「気をつけろよ。こう見通しが悪くてはいつ何が出てくるかわからんからな」
 先行して罠や仕掛けを調べていた盗賊ソーグが後方を振り返りながら声をかけた。
「まぁ、俺はこの方が落ちつきますがね」
 ドワーフ戦士ヤスヒロンが、ひんやりとした石壁を撫でながらつぶやいた。
「階層ごとにこうも違うのダナ……」
 初めてこの塔に足を踏みいれた、カエル人の戦士サマが周りを見回しながら口にする。
 魔獣の住処たる密林と化していた第三階層と打って変わった閉塞感のある空間に、一行はまだ慣れず、居心地悪そうな様子であたりを見回していた。
「10フィートの棒でも持ってくりゃ良かったかね」
 ソーグとともに前を歩いていた戦士へーざぶろーのつぶやきを耳に、後方のカエル人戦士ヴェルサリウス27世が神妙な様子で頷いた。
 前衛の様子を眺めながら、無敵の万太郎は隣に並ぶ長身の痩せた男に話しかけた。
「まさか第四階層にも付いて来てくれるとは思わなかったよ」
「ま、師匠に頼まれたからにはな」
 男はそう言うと大げさな身振り手振りとともにニヤリと笑った。
「……義理堅い男イェスタフとは俺様のことさ」

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【隊列】
前衛:ソーグ、ヤスヒロン、へーざぶろー
中衛:万太郎、イェスタフ、サマ
後衛:ヴェルサリウス、ハンタードール、バードドール

【進路】
北2→西4→南2→東2→南2
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「さて……どうする、隊長」
 ソーグはT字路を前に、振り返って万太郎の指示を仰いだ。
 向かって右手(西)と左手(東)には通路が伸びており、ほぼ正面(南)には扉が見えた。
 付け加えると、東の通路は2ブロック先で南に折れている。
「うーん……」
 万太郎は少し悩んだが、とりあえず目の前の扉からいこうと宣言した。ソーグが小さく頷き扉を調べ始めた。
「【#6】……? どういう意味だ」
 ソーグは扉の正面の金属板に彫り込まれた数字に首をひねりつつ、罠と仕掛けを手早く調査した。気になるものは何もない。鍵も開いていた。扉に耳をつけて音を探るが、特に何も聞こえては来ない。振り返ると後ろから覗き込んでいた万太郎が頭を掻きながらつぶやいた。
「悪いな。俺はどうもこういう作業が苦手で」
「なに、まだ借りを返せてないからな」
 ソーグはニヤリと笑うと、万太郎の肩を軽く叩いた。そして一行に行くぞと声をかけると、扉を引き開けた。

 目を疑う光景が広がっていた。
 そこは街の広場。噂話に興じる民衆。人々が見つめる先には、広場の中央に設置された処刑台。
 一行は刹那、息を呑み、立ち尽くしていた。ソーグは慌てて背後を見返した。奇妙なことに入ってきたはずの扉そのものがどこかへ姿を消していた。
「ディニエル!」
 突然ヤスヒロンが大声を出し、走り出そうとした。隣のへーざぶろーがその腕を掴んで引き止めた。
「よせ! 何をしてる」
「離せ! 妹が……!」
 ヤスヒロンは身を振りほどこうと、もがきながら叫んだ。へーざぶろーはやむなく羽交い締めにして口を塞いだ。
 万太郎がヤスヒロンの視線の先に目をやると、目隠しをされた若いエルフの娘が処刑台に向けて連行されていくところだった。
「ディニエル! ディニエル!」
 ヤスヒロンは塞がれた口から叫び続けた。
 背後から、辺り一面にまばゆい光が放たれた。一行が振り返ると光はヴェルサリウスの掲げた古代帝国の宝珠から発せられていた。
 光に照らされ、周囲の街の風景が歪み始める。やがて光が収まった時、辺りは薄暗い石造りの部屋に姿を変えていた。
「ふぅむ……やはりか」
 静まり返った部屋を見回し、ヴェルサリウスが宝珠を懐にしまいながら、誰に言うともなしにつぶやいた。万太郎がその後を引き継いだ。
「……参の騎士は〈幻影遣い〉」

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Room #6:
・東西4ブロック*南北3ブロック
・扉(北・南・東・西)
・古ぼけた家具
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 蜘蛛の巣の張った部屋には、古めかしいテーブル、椅子、戸棚が転がっていた。四方それぞれの方角には扉が見える。
 まだ先程の光景も生々しく、この古びた石造りの部屋と人々の息づかいが聞こえんばかりの雑踏と、どちらが真実なのか測りかねると言ったところである。
「なんだったんだ……いまのは」
 へーざぶろーはしきりに頭を振って平常心を取り戻そうとしている。当のヤスヒロンは放心したかのように口をつぐんでいた。
「この様子じゃ、ここは探すだけ無駄だな。……で、どっちに行くよ」
 ソーグが入ってきた以外の3つの扉を指し示しながら問いかけた。

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・扉(東)
 調査(ソーグ)→罠発見!→罠解除(ソーグ)→解除成功!

【進路】
扉(東)→東2→北2
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「ああ、やはりここで繋がるわけか……」
 曲がり角から先を覗いたソーグがそう呟いた。へーざぶろーと万太郎が覗き込むと、先程の部屋に入る前の扉が見えた。
「どうする? 一旦戻るか」
「あまり先へ先へは行きたくないかな」
「ではそうしよう」
 ソーグはそう答えつつ、先程からむっつりと押し黙ったままのヤスヒロンにチラリと目をやった。

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【進路】
西6→扉
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「……今度は【#1】か」
 一行の前にまた金属板のついた扉が見えた。横にスライドするタイプの石扉だ。通路はそこで北に曲がっている。
 前衛3人は後ろを振り返ったが、後衛のメンバーは任せるとばかりに鷹揚に頷くだけであった。
「〈そこにあり〉の呪文石が足りないやつは俺に言ってくれ。多めに用意してある」
 万太郎は一行を見回しながらそう伝えた。
「さっきみたいなのでは、調べるだけ無駄かもしれんがな……」
 ソーグはそう言いながら、石扉を手早く調べ、聞き耳を立てようとした。
「待て。そのまま開けるナ」
 中衛のサマが一歩前に出て、引き戸に仕掛けられていたワイヤーを手早く切断した。

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・扉
 調査(ソーグ)→失敗
 そこにあり(サマ)→罠発見!→罠解除(サマ)→解除成功!
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

「ば、馬鹿な。こんなところに」
 扉を開けた瞬間、凄まじい熱風が顔を打ち、広めの部屋の中に巨大な赤い体躯の竜の姿が目に飛び込んできた。
 へーざぶろーが素早く魔法語を詠唱するが、発した光を受けてもなお赤竜はその巨体を揺るがせなかった。
「ちっ、今度は消えないのか」
「来るぞ、気を抜くな!」

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【戦闘】
PC:ソーグMR45防5、ヤスヒロンMR45防5、へーざぶろーMR35、無敵の万太郎MR25防5、イェスタフMR40防5、サマMR20防5、ヴェルサリウス27世MR20防10魔防5、バードドールMR30、ハンタードールMR35
敵:レッドドラゴンMR350防20魔防10

 *先制射撃:ハンタードール【29】/レッドドラゴンに29ダメージ!(レッドドラゴン341)

1ラウンド:PC【275】 VS 敵【292】 /PC側に17ダメージ!(ソーグ45、ヤスヒロン45、へーざぶろー33、万太郎25、イェスタフ40、サマ20、ヴェルサリウス20、バードドール28、ハンタードール33)

 *ヴェルサリウス27世《イーゼルヴァンの黒き夢》詠唱。レッドドラゴンには通じない!
 *サマ《イーゼルヴァンの黒き夢》詠唱。レッドドラゴンには通じない!
 *万太郎、古代帝国の指輪を使用。《わたしを守って、あなたを守って》発動! ソーグの魔法防御+15。
 *レッドドラゴン、特殊能力/炎のブレス(前衛3人に10魔法ダメージ)

「ヤスヒロン! いつまでボケっとしてやがるんだ! そんな事じゃ死ぬぞ!」
 ソーグが炎に身を焼かれながら、集中を欠いた動きで漫然とモーニングスターを振るうヤスヒロンを叱咤した。
「奴の鱗を貫き通す一撃が必要だ。例の杖を使え!」
「あ、ああ」
 ヤスヒロンはピシャピシャと自らの頬を叩いて気合を入れ直した。
「イェスタフ、援護を頼む!」
「ちぇっ。俺様に魔法を期待するなよな」
 万太郎の言葉にイェスタフは苦笑いしながら初歩的な魔法語の詠唱を始めた。
 *ヤスヒロン、古代帝国の杖を使用。《L3これでもくらえ!》発動! レッドドラゴンに60魔法ダメージ!
 *ソーグ《いだてん》詠唱。2回行動。
 *へーざぶろー《死の刃》詠唱。攻撃力*2
 *イェスタフ《死の刃》詠唱。万太郎の攻撃力*2

2ラウンド:PC【353】 VS 敵【277】 /敵側に76ダメージ!(レッドドラゴン235)

 *レッドドラゴン、特殊能力/炎のブレス(中衛3人に10魔法ダメージ)

「グワァ」
 カエル人サマが業火に身を焦がされる。比較的軽装の中衛と後衛メンバーはブレスを食らってはひとたまりもない。慌てて懐から回復薬を取り出した。
 *サマ、奇跡的な回復薬を使用。10回復。
「くそっ、さすがはドラゴン。手強いッ」

3ラウンド:PC【292】 VS 敵【244】 /敵側に48ダメージ!(レッドドラゴン207)

 *レッドドラゴン、特殊能力/炎のブレス(後衛3人に10魔法ダメージ)
 *ヴェルサリウス、奇跡的な回復薬を使用。10回復。

4ラウンド:PC【272】 VS 敵【233】 /敵側に39ダメージ!(レッドドラゴン188)

 *レッドドラゴン、特殊能力/炎のブレス(前衛3人に10魔法ダメージ)

「このままじゃ、ジリ貧だ」
「ああ、出し惜しみしてる場合じゃ無いな」
 *ソーグ《凶眼》詠唱。攻撃力*3
 *万太郎《凶眼》の呪文石を使用。攻撃力*3
 *サマ《これでもくらえ!》詠唱。レッドドラゴンに20魔法ダメージ! 
 *イェスタフ《これでもくらえ!》詠唱。レッドドラゴンに20魔法ダメージ! 

5ラウンド:PC【326】 VS 敵【209】 /敵側に107ダメージ!(レッドドラゴン81)

 *レッドドラゴン、特殊能力/炎のブレス(前衛3人に10魔法ダメージ)

6ラウンド:PC【214】 VS 敵【165】 /敵側に49ダメージ!(レッドドラゴン52)

 *レッドドラゴン、特殊能力/炎のブレス(中衛3人に10魔法ダメージ)

7ラウンド:PC【196】 VS 敵【149】 /敵側に47ダメージ!(レッドドラゴン25)

 *レッドドラゴン、特殊能力/炎のブレス(後衛3人に10魔法ダメージ)

「とどめだ! 首を落とせ」

8ラウンド:PC【187】 VS 敵【135】 /敵側に52ダメージ!(レッドドラゴン死亡)

戦闘終了:ソーグMR25/45防5、ヤスヒロンMR15/45防5、へーざぶろーMR3/35、無敵の万太郎MR5/25防5、イェスタフMR20/40防5、サマMR10/20防5、ヴェルサリウス27世MR10/20防10魔防5、バードドールMR8/30、ハンタードールMR13/35

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 全員半死半生となってようやく倒した赤竜の巨体が、霞のようにぼやけて姿を消した。
「危ないところだった……」
 万太郎は額の汗を拭って、それぞれの被害状況を確認した。大怪我を負った者も多い。一度出直すべきかもしれない。
「フン、竜の財宝と言うには随分チンケな代物ではないか」
 ヴェルサリウスがソーグの見つけた宝箱を〈開け〉の呪文石で解錠して、中身を覗き込むと、残念そうな声を上げた。

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Room #1:
・東西3ブロック*南北4ブロック
・扉(北・南・東・西)
・宝箱(銀貨1500枚(金貨150枚相当)、?ぶき、?まきもの、?いし、?きみょうなアイテム)
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∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
☆戦果
ソーグ →戦闘後《そこにあり》の呪文石を使用し、レッドドラゴンの財宝を発見。
ヤスヒロン
へーざぶろー
無敵の万太郎 →《凶眼》の呪文石を使用した。
サマ →《そこにあり》の呪文石、奇跡的な回復薬を使用した。
ヴェルサリウス27世 →《開け》の呪文石、奇跡的な回復薬を使用した。

→レッドドラゴンの宝箱より、銀貨1500枚(金貨150枚相当)、?ぶき、?まきもの、?いし、?きみょうなアイテムを入手した。
→レッドドラゴンの幻影に手痛い損害を被った一行は、一度撤退し体勢を立て直す事にした。

■現在の攻略状況(MAP)
https://ftbooks.xyz/ftnews/KhazanEmpire/4F_MAP.png

■入手した財宝
全員、下記から好きなものを1つ選択して下さい。未鑑定のまま分配するため、詳細は入手後に確定となる。
それぞれ1つしか無いため先着順。(既に他者に取られていた場合は金貨となる)
・?ぶき
・?まきもの
・?いし
・?きみょうなアイテム
・金貨50枚


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☆ランキング

1位:
ヴェルサリウス27世/MR20防10魔防5
 +金貨30枚、選択した財宝
→(所持品:金貨160枚。高品質な武器【超小型単弓】、高品質な防具【キルテッド・シルク】、古代帝国の首飾り、古代帝国の宝珠(《開け》《そこにあり》《ないことに》のうち、1つを選んで使用可能/1事件に1回使用可能)、呪文:《イーゼルヴァンの黒き夢》、ハンタードール(MR35、先制攻撃可能))

サマ/MR20防5
 +金貨30枚、選択した財宝
→(所持品:金貨55枚。高品質な防具【スケイル・アーマー】、《開け》の呪文石、《ないことに》の呪文石、《魔神の盾》の呪文石、奇跡的な回復薬、呪文:《これでもくらえ!》《耐えよ》《イーゼルヴァンの黒き夢》)

ソーグ/MR45防5+
 +金貨30枚、選択した財宝
→(所持品:金貨30枚。高品質な武器+2【グレートソード】、高品質な防具【レザーアーマー】、奇跡的な回復薬、《ないことに》の呪文石、《そこにあり》の呪文石、呪文:《ないことに》《いだてん》《凶眼》)

無敵の万太郎/MR25防5
 +金貨30枚、選択した財宝
→(所持品:金貨40枚。高品質な武器+2【ソナン・イエの槍】、高品質な防具【アーミング・ダブレット】、古代帝国の指輪(《凶眼》《耐えよ》《わたしを守って、あなたを守って》のうち、1つを選んで使用可能/1事件に1回使用可能)、《そこにあり》の呪文石*6、《大まぬけ》の呪文石、《小鬼の口笛》の呪文石、奇跡的な回復薬、バードドール(MR30、飛行可能))

5位:
へーざぶろー/MR35
 +金貨20枚、選択した財宝
→(所持品:金貨25枚、高品質な武器+2【トゲこん棒】呪文:《死の刃》《そこにあり》《炎の嵐》《メメコレオウスの黒き礫》)

ヤスヒロン/MR45防10
 +金貨20枚、選択した財宝
→(所持品:金貨50枚。高品質な武器+2【鍛冶師の弟子考案、自作の:飛び出せ!くん【モーニングスター】壱号くん+2】、高品質な武器防具【バイキングスパイクシールド】、高品質な武器【ヘヴィーメイス】、高品質な防具【首、腕など急所を部分的に鉄板で覆った鎖帷子】、古代帝国の杖(《L3これでもくらえ!》《炎の嵐》のうち、1つを選んで使用可能/1事件に1回使用可能)《開け》の呪文石、《ないことに》の呪文石、《そこにあり》の呪文石、《魔神の盾》の呪文石*2、奇跡的な回復薬、ボンバの実)

7位:
《冬の嶺の炎》バラク=ヘルムハート/MR50防5
 +金貨50枚
→(所持品:金貨110枚。黒き大斧、高品質な武器【バスタードソード】、高品質な防具【革鎧】、《開け》の呪文石、奇跡的な回復薬*1、身代わりの依り代、呪文:《そこにあり》《ないことに》《いだてん》《メメコレオウスの黒き礫》)

アンドレア/MR70防5++
 +金貨50枚
→(所持品:金貨80枚。黒き剣、ファイアブランドMR+15(《炎の嵐》を発動/1事件に1回使用可能)、高品質な武器【鞭】、高品質な防具【革鎧】、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石*2、《ないことに》の呪文石、モンゴーのしるし、熊神石、呪文:《これでもくらえ!》《いだてん》)

クリフ/MR45防5魔防5+
 +金貨50枚
→(所持品:金貨90枚。高品質な武器+2【斧】、高品質な防具 【???】、魔封じの首飾り(魔防+5)、奇跡的な回復薬、竜の牙、炎の石、呪文:《イーゼルヴァンの黒き手》)

デュラル・アフサラール/MR40防5+
 +金貨50枚
→(所持品:金貨85枚。高品質な武器【弓】、灰色熊の毛皮、奇跡的な回復薬*2、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石、《ないことに》の呪文石、熊神石、屍人使いエリファスの杖(《L2これでもくらえ!》/1事件に1回使用可能)、呪文:《凶眼》《炎の嵐》)

11位:
エミリア/MR30防5
 +金貨45枚
→(所持品:金貨45枚。ベアクロー、高品質な防具【ブレストプレート】、《開け》の呪文石*3、《そこにあり》の呪文石*3、《ないことに》の呪文石*7、奇跡的な回復薬*1、竜の牙、熊神石の破片、屍人使いエルファニの指輪(《L3これでもくらえ!》/1事件に1回使用可能))

偵察兵のニンツ/MR40防5
 +金貨45枚
→(所持品:金貨65枚。高品質な武器【良い短剣】&【鋭い短剣】、高品質な防具【硬い皮鎧】、《ないことに》の呪文石、奇跡的な回復薬×2、呪文:《これでもくらえ!》《そこにあり》《ないことに》)

13位:
カーモネーギー/MR35防10
 +金貨40枚
→(所持品:金貨105枚。高品質な武器+2【魔弓・イチイバル】、高品質な防具【革鎧】、高品質な防具【籠手に付けれる小型盾】、《開け》の呪文石、奇跡的な回復薬、異界獣の黒曜石、呪文:《そこにあり》《ないことに》《いだてん》)

シャオリン/MR45防5魔防5
 +金貨40枚
→(所持品:金貨80枚。高品質な武器+2【ヒョウ】、高品質な武器【鉄扇】、高品質な防具 【火鼠の皮衣】、カザン帝国勲章、《大まぬけ》の呪文石、《粉みじん》の呪文石、奇跡的な回復薬*2、炎のガントレット(《炎の嵐》《炎の壁》のうち、1つを選んで使用可能/1事件に1回使用可能)、木製自作ドール「睡蓮」、呪文:《死の刃》《ないことに》《炎の嵐》)

スパイデイ/MR30防5
 +金貨40枚
→(所持品:金貨65枚。高品質な武器【細身の剣(レイピア)】、高品質な防具 【鋼の鎧、楯セット】、《そこにあり》の呪文石、奇跡的な回復薬、スパイダーベノム1瓶、呪文:《いだてん》)

ヘルト/MR40防5
 +金貨40枚
→(所持品:金貨55枚。高品質な武器【シュヴァイツァー・サーベル】&【カッツバルゲル】、高品質な防具【メイル・アーマー】、保存食*1、《開け》の呪文石、《ないことに》の呪文石、《厄払い》の呪文石、異界獣の黒曜石、呪文:《死の刃》《ないことに》《炎の嵐》)

ポル・ポタリア/MR30防5
 +金貨40枚
→(所持品:金貨95枚。高品質な武器【鞭】、高品質な防具【飛来物除けの護符を織り込んだジャケット(緑色)と足になじむ靴】、《開け》の呪文石、奇跡的な回復薬*3、スパイダー・ベノム1瓶、呪文:《そこにあり》《ないことに》《いだてん》《凶眼》《メメコレオウスの黒き礫》)

メックリンガー老/MR30防5
 +金貨40枚
→(所持品:金貨75枚。高品質な武器【槍】、いにしえの胸当て、《L2これでもくらえ!》の呪文石、《そこにあり》の呪文石、奇跡的な回復薬、ボンバの実)

19位:
ゲディス/MR20
 +金貨35枚
→(所持品:金貨35枚。)

"片耳の"マロウズ/MR45防5
 +金貨35枚
→(所持品:金貨90枚。黒き短剣、エルブンダガーMR+10(使用すると銀狼化MR+20/1事件に1回使用可能)、高品質な武器+2【チェーン・ソード】、高品質な防具【レザージャケット】、《ないことに》の呪文石、《わたしを守って、あなたを守って》の呪文石、奇跡的な回復薬、呪文:《死の刃》《そこにあり》)

■砦にて待機(今回投稿無し)
イールギット/MR30 →(所持品:金貨40枚。いにしえの短剣)
アクロス/MR20 →(所持品:金貨50枚)

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☆ザルダック商店
金貨を入手している場合、買い物をしても構わない。自由筆記欄に記載すること。
商品は変わる場合があるので、次回以降に残しておくこともできる。

<商品リスト>
・高品質な武器+2 金貨60枚 MR+15/好きな武器タイプを自由筆記に記載下さい(高品質な武器から買い替える場合、古い武器は金貨10枚で引き取ってくれる)
・高品質な武器 金貨30枚 MR+10/好きな武器タイプを自由筆記に記載下さい
・高品質な防具 金貨30枚 防御点+5/好きな防具タイプを自由筆記に記載下さい
・奇跡的な回復薬 金貨10枚 ダメージ10点回復/1回限り
・神の如き回復薬 金貨25枚 ダメージ30点回復/1回限り
・《L2これでもくらえ!》の呪文石 金貨20枚 魔法ダメージ40点/1回限り
・《L3これでもくらえ!》の呪文石 金貨40枚 魔法ダメージ60点/1回限り
・《死の刃》の呪文石 金貨15枚 1ターンのみダメージ2倍/1回限り
・《開け》の呪文石 金貨10枚 鍵開け/1回限り
・《そこにあり》の呪文石 金貨10枚 隠されたものを感知する/1回限り
・《ないことに》の呪文石 金貨20枚 魔術を1度だけ無効化する/1回限り
・《いだてん》の呪文石 金貨40枚 3ターンの間2回行動が可能/1回限り
・《凶眼》の呪文石 金貨40枚 1ターンのみダメージ3倍/1回限り
・《炎の嵐》の呪文石 金貨40枚 敵全体に魔法ダメージ20点/1回限り
・《耐えよ》の呪文石 金貨40枚 5ターンのあいだ防御点2倍/1回限り
・《わたしを守って、あなたを守って》の呪文石 金貨40枚 2ターンのあいだ1名に魔法防御15点/1回限り
・雇い人(戦士L2) 金貨60枚 MR60防5/1事件限り
・雇い人(戦士L3) 金貨100枚 MR85防10/1事件限り
・雇い人(盗賊L2) 金貨60枚 MR40・《死の刃》《開け》《そこにあり》/1事件限り
・雇い人(盗賊L3) 金貨100枚 MR55防2・《死の刃》《開け》《そこにあり》《いだてん》《耐えよ》/1事件限り
・雇い人(魔術師L2) 金貨60枚 MR25・《L2これでもくらえ!》《ないことに》《凶眼》/1事件限り
・雇い人(魔術師L3) 金貨100枚 MR35・《L3これでもくらえ!》《ないことに》《いだてん》《凶眼》《炎の嵐》《耐えよ》《わたしを守って、あなたを守って》/1事件限り

☆訓練場
金貨を使用して、ガガック兵長に特別訓練をつけてもらえる。自由筆記欄に記入すること。
支払い可能であれば複数回選択しても構わない。
なお魔術訓練で覚えるのはあくまで呪文そのものであり、高レベルで呪文をかける事は魔術師のみができる特技のため、PCにはできない。

・戦闘訓練:金貨100枚/基本MR+10
・魔術訓練1:金貨50枚/(これでもくらえ、死の刃、開け、そこにあり、ないことに)から1つ選択。今後1事件に1回使用可能に。(呪文石との併用可)
・魔術訓練2:金貨80枚/(いだてん、凶眼、炎の嵐、耐えよ、わたしを守ってあなたを守って)から1つ選択。今後1事件に1回使用可能に。(呪文石との併用可)

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【ルール】
・PCはカザン帝国の辺境開拓軍の戦士です。
・T&Tシステム的にはPCは盗賊にあたり、戦士の特技も魔術師の特技も持ち合わせません。
・毎回、「事件」が更新されます。どの事件を解決に向かうか選択して下さい。
・同じ事件に向かったPCが多ければ、解決しやすいですが報酬も少なくなります。逆に1人だと報酬は総取りですが、失敗の可能性も高くなります。
・トロールワールドは無情です。運が悪ければあっけなく死ぬでしょう。死んだときは死んだときです。新たなPCで1から出直して下さい。
・事件の処理はシンプルにモンスターレートで行います。(PCも一律でMR表記処理)PCの初期戦闘力はMR20(3D6+10)です。
・事件を解決したら、報酬がもらえます。報酬はカザン帝国への貢献度として、順位付けされます。順位によっては特別報酬がもらえることもあるでしょう。
・報酬を使って装備を購入したりすることもできます。商品は毎回変わるので使うか、貯めるかは判断のしどころでしょう。

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【未解決事件】
A:
〈大断崖〉風の峡谷に放棄された古城が発見された。
スラムグリオン魔法学校の文献にも記される、へローム王国時代の著名な魔術師ダルゴンの大図書館ではないかと噂されている。
神の如き力を持つと言われた魔術師の1人、ダルゴンの遺した魔導書を手に入れることが出来れば、ひと財産である事は間違いない。
脅威予測)中
報酬)大


B:
司令室にて、ガガック兵長と西方エルフ森林警備隊長ギルサリオンが君たちを出迎えた。
「報告は聞いている。〈シャンキナルの森〉の西方エルフの聖地へ向かうのだとな。レックス砦から大規模な探索部隊を出すという提案もさせてもらったが……」
「聖地シャンスは我ら西方エルフの魂の拠り所。本来であれば諸君ら帝国人には踏み入って貰いたくない場所なのだ。無論、今が非常時であるのは承知の上でだが……諸君ら少数部隊のみでの同行を願いたい」
参謀である魔術師ヴォーゼル卿が言葉を続けた。
「聖地には意志を持つ古代植物や太古の魔術などが仕掛けられていると聞く。よいか、準備を怠るでないぞ」
脅威予測)中
報酬)小


C:
〈大断崖〉手前の盆地の古代帝国時代の塔について、探索を継続する。
第四階層は古典的とも言える石造りの迷宮になっているようだ。
幻術によるものか不可思議な現象も起こっている。一層の注意をして探索に望むように。
(下記より方針を選択して下さい)
・新しいエリアへ進むことを重視
・未探索の扉や通路を埋めていくことを重視
・各部屋の中を丁寧に調査することを重視
脅威予測)未知数
報酬)莫大・金貨よりも魔法の物品の入手可能性が高い

■現在の攻略状況(MAP)
https://ftbooks.xyz/ftnews/KhazanEmpire/4F_MAP.png


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【作戦会議室・峡谷の山猫亭】

https://www1.x-feeder.info/FTGAME/

出撃前に相談をしたり、雑談や交流ができるチャットルームです。
PC・スマホ・携帯から閲覧/書き込みできますので、ぜひご活用下さい!

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【参加方法】

https://jp.surveymonkey.com/r/QYYZPZ8

参加フォームに下記を記入し、送信して下さい。
・キャラクター名
・今回選択する事件
・(任意・自由筆記)事件への対応や購入した商品、キャラ設定(年齢・性別・性格・生い立ち・風貌・特徴・口癖など)
・プレイヤー名・メールアドレス
 *投稿内容の詳細確認などが必要な際にこちらからご連絡をする場合があります。

【参加締切】
配信日の2週間後を締切とします。
締切を過ぎますと次回は「待機」となります。

■今回の締切:4/12(日)24時まで

 *ep.12配信予定:5月中旬


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