おはようございます、自宅の書斎から杉本です☆
今日は「FT書房のサブライン」についていただいたおたよりに関しまして、ふたつこの場を借りてご紹介させていただきます!
◆「悪魔よそれをとれ」の再版希望……!
(おたより:シミュさん)
絶版書籍の電子書籍化はありがたい限りです。
以前FT新聞で拝読しましたが、名作コラム
「悪魔よそれをとれ」は、改めてまとめて読み直したいと思います。
ありがとうございます☆
「悪魔よそれをとれ」は世界で2番目に作られたTRPG「トンネルズ&トロールズ」のコラム本で、吉里川べおさんによって著されました。
電子版を出すことが可能かどうかは、ほうぼう走りまわらないと何とも言えないのですが、「出たら読みたい」と言ってくださる方が多くいらっしゃる作品だろうと思います。
しかし、敢えて! 敢えてこの場で言ってしまいますと、ですよ。
この2025年に、海外では「トンネルズ&トロールズ」関連の作品について、権利を持つrebellion社が何か大きな動きを見せるのではないかという、期待といいますか。
気配があるのです。
実際に何か大きな動きがあり、日本でも何かアクションが公式から発生したなら、その時に「紙のバージョン」と併せて刊行するのが、盛り上がりに貢献する強いムーブなのではないかと、考えています。
何か起こるのか、2025年。起こってほしいな。
◆素敵なおたより。
(おたより:伸也さん)
初めまして。
僕は全盲です。
いろんな本があっても、点訳や朗読などしてもらわないと、読むことができません。
ゲームブックと出会ったのは、約5年前です。
ファイティングファンタジーの火吹山の魔法使いと、バルサスの要塞の朗読のデイジー図書を聞きながら遊んで、とても楽しかったです。
ミラクルアドベンチャーシリーズと、7つの大罪シリーズも楽しかったのですが、これは点訳の本で3冊のものをページをめくりながら行ったり来たりするのが、とても大変でした。
ファイティングファンタジーコレクション1も購入しました。
ここにあるモンスター誕生と、盗賊都市と、火吹山の魔法使い再びも遊びましたが、これは朗読を申し込んでから完成までに1冊約8ヶ月かかるので、聞けるまでに時間がかかりました。
そんなとき、アマゾンのキンドルにゲームブックがたくさんあることを見つけました。
キンドルは全てではありませんが、ドルアーガなど、ほとんどが文字で書いてあればアイフォんなら読み上げてくれます。
パラグラフジャンプ用のリンクも押せるので、非常に助かります。
FT新聞で、ゲームブックの本の電子書籍化をするというのを聞いて、とてもうれしかったです。
ぜひたくさん増やしてもらえると、我々全盲でも楽しめるようになるので助かります。
期待して待っています。
ありがとうございます☆
こんな場面で自分がたりをはじめてしまうのですが、私は「色んな状況にある人たちに、魅力ある物語を届ける」ことを人生の目的としています。
おたよりをいただいて、私は初めて「全盲でも楽しめる」ゲームブックを作るという選択肢に、気づくことができました。
ゲームブックづくりは人生のライフワークと化していて、今もさまざまな構想を抱えているのですが、最近は「ルールはシンプルに、物語は深く」を自身の方向性にしています。
ルールがシンプルといっても、ラクな冒険という意味ではありません。
ルール面での複雑さに足をとられることなく、楽しめる作品という意味です。
私自身、自分が作る作品を完全にコントロールすることはできない(作品は作品そのものが「こうありたい」というカタチを持っていると、私は感じています)のですが、シンプルで楽しい作品がもし私から(あるいはFT書房から)生まれました折には、電子書籍化を視野に入れていこうと思います。
◆ゆっくりとお待ちください。
サブラインを動かしていくやる気は十分なのですが、紙の本のほうもやる気に満ちています。
今年の12分の5が過ぎまして、刊行する候補作品に若干の変化がありましたので、ご報告を申し上げます。
すでに刊行された2冊
・「雪剣の頂 勇者の轍」ローグライクハーフ
・「単眼の巨獣」ゲームブック
刊行する可能性のある作品
・「ヒーローズオブダークネス」ローグライクハーフ
・「ズィムララのモンスターラリー」モンスター!モンスター!TRPG
・「アランツァワールドガイド」ローグライクハーフ
・「エメラルド海の探索」ローグライクハーフ
・「常闇の伴侶」ローグライクハーフ
・「堕落都市/呪われた血族の牙城」ローグライクハーフ
お知らせ。
本決まりではないのですが、「堕落都市ネルド」を拠点としたローグライクハーフd66シナリオが現在、2作品あります。
ひとつは拙著「堕落都市」で、もうひとつは中山将平著「呪われた血族の牙城」です。
このふたつの作品、どちらも紙の書籍でまとめて出してしまおうか、などという話が持ち上がっております。
同じ拠点ですから、都市サプリメントや【新職業】は共通のもの。
少々ぶ厚くなったとしても、まとめて出すのは合理的な判断というわけです☆
今年刊行する予定の作品を列挙しましたが、モンスター種族で遊べるローグライクハーフのサプリメント「ヒーローズオブダークネス」と、モンスター!モンスター!TRPGに登場するモンスターを中心としたサプリメント「ズィムララのモンスターラリー」は、どちらもかなりの文量がある作品です。さらに、「アランツァワールドガイド」も、劣らず大きな作品でして。
これら3冊をすべて同じ年に出すのは、なかなかしんどいものがあります。編集も負荷が大きくなりますし、買う側も「読むのがノルマ」みたいになってしまって、楽しめない可能性があります。
そういった事情から、上から3冊のうち2冊ほどが2025年に刊行され、残りが2026年に刊行されるという流れになるかなと、予想しています。
そこに「エメラルド海の探索」「常闇の伴侶」「堕落都市/呪われた血族の牙城」が加わり、今年の刊行数は合計7点ほどになるのではないかと、考えております☆
それではまた!
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