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《機動灼熱追撃日記 その1》
緒方直人
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機動戦士ガンダムゲームブック、灼熱の追撃がKADOKAWAから復刊された。やれめでたや。
若き日の引っ越しの際に、浅はかにも売っぱらっちゃってそれっきりだったんだよね。他のシャアとかジェリドの奴とかは買い戻せたけど、コイツばかりは値段が高すぎてどうにも手がだせないままだったんだよねー。
ということで、せっかく買ったので久々にがっつりやるぜい。プレイ日記まで書いちゃうぜい。
ちなみに旧版についてのクリア経験はアリ。細かい部分までは覚えてないけど旅の道筋には大きく3ルートあって、途中で機体乗り換えイベントもあったなーって。あとラストは悲しい結末だったぜーってとこまではなんとなく覚えてる。そんな感じ。
@あらすじ@
時はファーストガンダム一年戦争末期。主人公はまだ十代のジオン学徒兵であるジョン・クエスト。
彼は単なるイチ整備兵見習いとして地球はアフリカ戦線を支えるべくジオン地上基地にて奮闘していたのだが、戦況はすっかりジオン軍劣勢の撤退ムード。もう地球なんぞはすっぱり諦めて基地もすべて放棄ー! 全ジオン兵は勝手にロケット発射場まで集合してサイド3まで帰れよー! ってな、そんな負けイクサ状況。
そんな中、突如われらがジオンの精鋭部隊【鉄のサソリ】がまさかの裏切りを慣行した。ジョン君のいた味方基地を襲い、重要機密データの入ったコンテナボックスを、敵である連邦軍への取引材料とすべく奪い去っていったのだった。
戦える正規兵のすべてが全滅という絶望的状況のなかで、基地司令は奇跡的に生き残ったジョンひとりに対し勅命をくだす。「単独で鉄のサソリを追い、コンテナボックスを奪還せよ!」
かくして熱波渦巻くアフリカの広大な砂漠を舞台に、彼ひとりの孤独な灼熱の追撃作戦が幕を開ける。。。。。。
主人公はニュータイプでもなんでもないただのド素人一般学徒兵。
実戦経験は皆無であり、戦闘の要である【熟練ポイント】はまったくのゼロからのスタートです。
そのくせ、最終的には鉄のサソリのリーダーである猛将クランベリー大佐(熟練ポイント:22)とのガチバトルを制さなければクリアは無いため、そこまでにどれだけこの熟練ポイントを上げに上げて来られるか、という構造。
いかにもヒロイックRPGチックですが、しかし出てくる敵キャラがスライムとか一角ウサギとかの優しいザコから始まらないのがこのゲームブックの恐ろしいところ。
なんせ基地をスタートしてまず最初に遭遇する敵が、いきなり熟練ポイントが【6】もあるベテラン連邦兵ジムだったりします。こんなんいつもの調子でまともに戦ってたら確実に殺られます。ここは無茶せず逃げの一手が正解です。
とまぁこんな調子で、ジョン君の道中には明らかなオーバーキルな強エネミーがそこかしこにたっぷり配置されております。戦場に放り出された哀れな学徒兵がオロオロ翻弄される様子がリアリティたっぷりに描かれるのです。
じゃあどーせぇっちゅーかと言いますと、確実に狩れる弱い敵だけを狙っていけ! ってな戦略的ルート設計が必要となってくるのであったのですとよ。ベンベン。
ということで明日のためにその1。メンドくさがらずにまずはしっかりロケハンしましょうね。
パラグラフのつながりや敵配置と戦闘データ、そしてルート解析といったマッピングを完璧に調べつくしてから、本番に臨むのです。
ふんふん、攻撃数、回避数ともに+2もしてくれるココの高機動バックパックは絶対欲しいな。。。。
山の砲台護衛してるこの銀狐のハルトマンって完全に負けイベントじゃん。強すぎ。。。
一方でココのバルカンジムはカモだな。ココのガンタンクIIもカモ。でもココで出てくる超絶ビーム戦車だけはカンベンな。。。。
ふぅ、終わりましたよ。解析完了です。
鉄のサソリを追うためのコードネーム、トム、ディック、ハリーの3ルート。そしてラストダンジョンとなるゲド要塞内の構図までをばっちり紙に書き込みました。
こいつを眺めながら最適な攻略ルートをウンウン検証するのが一番楽しい時間ですよねー。
。。。。。よっし! 決まったゼ!!
湖ジムはもちろん無視し、ハリーのバルカンジムとキャノンIIを狩って熟練Pアップ、んでディックに移って高機動バックパックをゲットし、お次はトムに移って勇者ロベルトさんからたっぷり稽古をつけてもらうのさ。そしたらまたディックに戻ってククスの街で味方エージェントのエレミアと遭遇。連邦基地で乗り換えイベントをこなしたら、いざ、ゲド要塞へ!
この流れが最適解と判断しますた。それでは次回からが本番のれっつらプレイスタートですよ。
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■書誌情報
『機動戦士ガンダム0079 灼熱の追撃』
著 山口宏
出版社:角川書店 2025/3/26
新書 968円(税込)
Kindle版 949円(税込)
旧版:
勁文社(新書) 1986/9/1・絶版
バンダイ出版(文庫) 1989/10/1・絶版
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