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2025年8月6日水曜日

第4回【竜鍵諸島の露店祭〜フェスティバルだよ大集合!〜】ローグライクハーフリプレイ FT新聞 No.4578

第4回【竜鍵諸島の露店祭〜フェスティバルだよ大集合!〜】ローグライクハーフリプレイ

※本作品はローグライクハーフの規定に基づくリプレイ記事です。ローグライクハーフ「竜鍵諸島の露店祭〜フェスティバルだよ大集合!〜」の詳細な内容に踏み込んでおりますのでご了承ください。


ぜろです。
ローグライクハーフリプレイ「竜鍵諸島の露店祭〜フェスティバルだよ大集合!〜」をプレイしています。
竜鍵諸島の町マックルーで開催される露店祭のスタンプラリーに参加して、お祭りを楽しんじゃおう、というのが今回の目的です。
一緒にスタンプラリーを巡るのは、竜人の女性ヨアケさん。最初のお店でふたりして見事に酔っぱらい、意気投合しました。
この露店祭、裏ではなにやら不穏な陰謀もあるようですが、そんなこと知ったこっちゃありません。
とにかく祭りを楽しもう、それだけ。
では今回も、露店を巡ってスタンプを集めましょう。


【ポストん レベル11 技量点:1 生命点:6/6 器用点:6 従者点:8】
【装備】
シュリケン(弓矢扱い)
忍者刀(斬撃)
シノビ装束(生命点+2 器用ロール+1)

【食料】0
【金貨】9
【ホム】11

【持ち物】
1 火亀鍋 食料消費時に全員回復
2 黄金魚
3 宝石(金貨20枚)

【未使用経験点】0

【従者】
黒子(弓兵)【射撃+1】

【同行者】
ヨアケ:技量点:1 生命点:7/7 筋力点:4/4
【全力攻撃】【全力防御】【かばう】
【装備】
両手武器(サンゴの槍)(斬撃)(攻撃+1)
板金鎧(生命+2 防御+1)


●アタック01-9 ポストんとピチパツスパッツ団

【31 本屋の出店:飛び出せ! 挿絵達】

どこもかしこも騒がしい露店祭だが、その中でもひときわ騒がしい一角がある。
あれは、スタンプラリーのひとつになっている、移動図書館だな。
目的地のひとつなのだから、行ってみるしかあるまい。
それに、本屋というのは気になるからね。

さて、そこではなんとも珍妙な出来事が起きていた。

「さあ、ようこそおいでくださいました。おくつろぎを」

いかにもな執事が着席を勧めてくる脇で、盗賊風の男がナイフを持ち出し、金を要求してくる。
他にも様々な人物が、てんでばらばらなシチュエーションに合わせてバラバラな行動を取っている。
しかし、おかしいのはそこではない。

おかしいのは、そこで繰り広げられている小劇場の人物たちは、皆一様にぺらぺらと薄い紙人間だということだ。

あ。私これ知ってる。
「JOJOの奇妙な冒険」だよ。第6部だよ。スタンド能力だよ。「ボヘミアン・ラプソディー」だよ。

それか「烈車戦隊トッキュウジャー」の第25駅。
シャドー怪人の力で物語の登場人物が実体化するやつだ。

つまり、このぺらぺらな人物たちは、本の挿絵が実体化したものと考えて差し支えないだろう。
それで合ってる? 店主のリリクさん。

リリク氏は、全力で首をコクコク縦に振って肯定を示す。
どうしてそんなことになったのかはわからないが、ドーナツが食べられたくないがために戦いを挑んでくるような世界だ。あまり細かいことを考えたら負けな気がする。

この事態はどうやったら終息させられるのだろう。
そうこうしている間にも、私たちは5人のぺらぺら人間に取り囲まれてしまっていた。

【動く挿絵 レベル3 出現数5 攻撃回数1】

「我らはピチパツスパッツ団。パンツを履く奴ぁ根絶やしだ」

彼らが出て来たであろう本が開きっぱなしのまま裏返って落ちている。
「素敵なおパンツ同盟」というタイトルが見えた。なるほど。

とにかく全滅させないことには話は進まない。
戦闘開始だ。

とはいえ相手はレベル3のぺらぺら人間だ。
よほどのことがない限り不覚は取らない。
それに、彼らはかつて戦ったことのある相手。
再登場する怪人は弱くなっていると相場は決まっている。

0ラウンドの先制攻撃では、私も黒子も攻撃を命中させ2体の紙人間を引き裂いた。
残りは3体。
ヨアケもそつなく1体を落とす。
ただ、ヨアケは紙の薄いところですぱっと指を切ってしまったらしく、1点のダメージを受けてしまった。
あるよね。紙の薄いとこでうっかり切っちゃうやつ。
あれ、「あつっ」とか「いつっ」とか言いたくなる瞬間痛みがたまらないよね。

ぺらぺら人間の抵抗はそこまでだった。
次のラウンドの私と黒子の攻撃で、ぺらぺら人間たちはすべて物理的に破れた。

私は「素敵なおパンツ同盟」の書籍を手に取り、おもむろにそれを閉じた。
すると、びりびりに破れたはずの紙人間たちは、吸い込まれるように本に戻っていった。

これで良かったのか。なるほど。

「皆、本を閉じれば登場人物も消えるぞ」

それだけ伝えると、私たちはその場を離れることにした。
事態の終息までつきあっていたら、祭りが終わってしまう。
それに、理想の挿絵人物を登場させて楽しんでいる人々もいるようだ。
たぶん、それが本来のこの露店の主旨だったのではないだろうか。
危ない挿絵のある本まで、すべて実体化させたがための混乱なのだろう。


●アタック01-10 ヨアケとヨルカとボンバーフィッシュ

【32 ボンバーフィッシュすくい】

「よっヨルカ」

ヨアケが店番の竜人の少年に声をかけた。

「あ、姉ちゃん。どう? スタンプラリーは順調?」
「ああ、バッチリだ。ここを入れてもあと2個か3個ってとこだ」
「わ、すごい。もう回り終えちゃいそうなんだ」

つまり、ここはヨアケの露店で、ヨアケがスタンプラリーに出たため、弟のヨルカが店番をしている、ということのようだ。
ところで、ここの露店は何をやってるの?

「ボンバーフィッシュすくいだよ」

ヨルカが教えてくれた。

金魚すくいみたいな感じだろうか。
そう思ったらその巨大版だ。
でっかいいけすの中に入って、ボンバーフィッシュを倒してつかまえてくる。

直接中に入るのか!
金魚すくいオマージュなのはわかるけど「すくい」の部分の要素が消えちゃってるんだけど?!

「あと、ボンバーフィッシュはファンブルすると爆発するから気をつけて」

気をつけてって、ガチでダメージ負うやつじゃん。
なんて危険な催しを用意してるのよ。

「さあ、いっちょやってやりますか」

ヨアケが生き生きと準備運動をしている。

「あ、姉ちゃん、まっ……」

ヨルカが言い終える前に、ヨアケは竜形態になっていけすに飛び込んでいた。

しばらく後に、ヨアケは水面に上がってきた。
たくさんのボンバーフィッシュとともに。

「やー捕った捕った。あらかた捕りつくしたかな」

「姉ちゃん! これじゃ店じまいだよ。空気読んでよっ」

この後、ヨアケがすべてのボンバーフィッシュをいけすに返したのは言うまでもない。

「姉ちゃん、スタンプラリー終わったら戻って来てよ。僕だって露店回りたいんだから」
「わかってるって」


●アタック01-11 ポストんと銀仮面

【11 仮面屋ウルのバーゲンセール】

さあ、ここがいよいよ最後のスタンプカードのお店になる。

ローグライクハーフd33シナリオの本作品。
全部で9個のランダムイベントが用意されている。
普通のd33シナリオは、3回のランダムイベント、1回の中間イベント、3回のランダムイベント、そして最終イベントの順になっている。
つまり、ランダムイベントは9個中6個、体験することになる。

ところがこの作品は、中間イベントを2個にして、合間にもう3個のランダムイベントが入る。
つまり、9個中9個。全部のイベントを通ることになるのだ。
これはこの作品が、「スタンプラリーでスタンプを集める」というのが基本コンセプトだからだろう。
いうて作中に、スタンプを押してくれる描写はほぼどこにも存在しなかったのだが。
イベントは全部通るので、あとは通る順番によって印象が変わってくるといったところか。

そして、最後のイベントがここになったというわけだ。
ここは仮面屋。山ほどの仮面がワゴンに入っている。
仮面のワゴンセールだ。

スタンプラリーってことは、このお店を利用するってことで、仮面を購入するってことか。
仮面は1個1ホム。意外と値が張る。
ワゴンの中に入っているのは、だいたい定価と同等の価値の商品だという。
けれども、たまにもう少し価値の高い仮面も紛れているらしい。
うーん。この書き方だと、仮面をただの金銭的価値としてしか見ていないみたいで、私の好みではないな。
ワゴンセールでも仮面は仮面。金銭的価値以外のところも見てやろうよって思ってしまう。

前回相棒だったドナがいれば、良い仮面を選別してくれるとある。
そういえばドナは常に仮面をかぶっていたし、いくつもの不思議な仮面を所持していた。

なおこのリプレイを書いているまさにこのタイミングで、私の手元にはリスと羊のかぶりものが届いたところだ。
ちょっと今度使おうと思って購入した。いったい何に使おうというのか。
ちなみに我が家にはほかにも、ねずみや猿、イノシシなどのかぶりものがある。昨年はねずみと猿に活躍してもらった。
いったい何に使っているというのか。

そんなふうにかぶりものはちょっと好きな私なので、仮面にも興味津々なのだ。
ちゃんと器用ロールで、しっかりいい仮面を探してみよう。

仮面といえばライダー。それとも赤い彗星?

目標値5の器用ロール。
器用点を加えた結果、私の達成値は9。
文句なしの成功だ。

というわけで、私は自分のお気に入りの仮面を探し当てた。
シャインシルバーの光沢を持ち、目のあたりが光る仮面だ。ややのっぺりしているが、私にはそれも魅力的に映った。
これは3ホムの価値があるとのことだが、気に入って購入したのだ。すぐに売り払おうとは思っていない。
いやぁ、いい買い物をした。

これで、スタンプカードをしている露店は全部周り終えたかな?

じゃあ、カードを本部に届けに行って、景品と交換してもらおうか。

最後の大騒動が巻き起こったのは、その時だった。

次回、最終イベントで大騒ぎ?!


【ポストん レベル11 技量点:1 生命点:6/6 器用点:6 従者点:8】
【装備】
シュリケン(弓矢扱い)
忍者刀(斬撃)
シノビ装束(生命点+2 器用ロール+1)

【食料】0
【金貨】9
【ホム】11→14→13

【持ち物】
1 火亀鍋 食料消費時に全員回復
2 黄金魚
3 宝石(金貨20枚)
4 仮面(3ホム)

【未使用経験点】0

【従者】
黒子(弓兵)【射撃+1】

【同行者】
ヨアケ:技量点:1 生命点:7→6/7 筋力点:4/4
【全力攻撃】【全力防御】【かばう】
【装備】
両手武器(サンゴの槍)(斬撃)(攻撃+1)
板金鎧(生命+2 防御+1)


■登場人物
ポストん 宇宙忍者。おパンツ大好き。マックルー滞在中に露店祭に参加する。
ヨアケ 竜人の女性。ポストんと一緒に露店祭スタンプラリーの攻略を目指す。
トットマック この露店祭の主催者。ステージ上で一緒に盛り上がっている。
ヨルカ ヨアケの弟。スタンプラリーに忙しい姉に代わり、露店の店番をしている。

■作品情報
作品名:「竜鍵諸島の露店祭〜フェスティバルだよ大集合!〜」
著者:ロア・スペイダー
監修:杉本=ヨハネ
原案・設定:海底キメラ


ローグライクハーフ基本ルール及び「黄昏の騎士」本編
https://booth.pm/ja/items/4671946

竜鍵諸島 〜フェスティバルだよ大集合!〜
https://booth.pm/ja/items/5331098
※「竜鍵諸島の露店祭〜フェスティバルだよ大集合!〜」が収録されています。

本リプレイは、「ローグライクハーフ」製作に関する利用規約に準拠しています。
https://ftbooks.xyz/ftnews/article/RLH-100.jpg


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