From:水波流
「テセウスの船」という話がある。船の部品を1つずつ交換していき全ての部品が置きかわった時、それは元のテセウスの船なのか?という思考実験だ。
ところで私の愛用するAirPodsProは、中古で購入したら保証が残っていたので、せっかくだからとすぐにAppleでバッテリー交換をしてもらった。すると両耳イヤホンとケース、全て消耗しているので無償で新品と交換しますよと言ってくれ、店舗奥から新しい1式が。
ん?では私が購入したものは物体ではなく概念だったのか。
というテセウスのAirPodsProの話。
From:葉山海月
「寿司の中のヴィラン捨てといて」
見たら「びらん」でしたー!
さらに間違えて「ばらん」を「びらん」と信じ切ってましたー!
From:中山将平
僕ら、明日10月19日(日)「京都パルスプラザ」で開催の「関西コミティア74」にサークル参加します。
ブース配置は【G67】です。
11月にはまた色々イベントに出展する予定がありますが、10月はなんとこのイベント1つだけしか参加予定がありません。
1人用TRPG「ローグライクハーフ」や「ゲームブック」、「モンスター!モンスター!TRPG」等々を持ち、僕中山が現地にてお待ちしております!!
ぜひ遊びにお越しいただけましたら。
さて土曜日は一週間を振り返るまとめの日なので、今週の記事をご紹介します。
紹介文の執筆者は、以下の通りです。
(く)=くろやなぎ
(明)=明日槇悠
(天)=天狗ろむ
(水)=水波流
(葉)=葉山海月
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■10/12(日)~10/17(金)の記事一覧
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2025年10月12日(日)杉本=ヨハネ FT新聞 No.4645
アランツァクリーチャー事典 Vol.21
・アランツァ世界に生息するクリーチャーたちのデータや背景をご紹介する「アランツァクリーチャー事典」。これから3回にわたり、【家畜、騎乗生物】の情報をお届けします。
今回登場するクリーチャーたちの多くは、敵としてのステータスだけでなく、「従者」としての能力値や特殊技能も持っています。強力だけど維持費もかかる〈ウォー・ドレイク〉と〈エレファス〉、地形によっては大活躍しそうな〈大亀龍〉と〈大グモ〉など、特色ある【騎乗生物】を従えて冒険したり、そんなシナリオを作成したりするのも楽しそうですね!
(く)
2025年10月13日(月)杉本=ヨハネ FT新聞 No.4646
運ってなんだい?
・田林洋一氏の連載「SAGBがよくわかる本」の記事のなかに、運についての言及がありました(No.4640)。
確率論者でありながら、同時に運も信じているという杉本氏は、「運ってなんだろう?」という問いかけに対しひとつの答えを持っているそうです。
それは「ここ一番」の大勝負、おそらくは人生で最も大事な、たった1回の勝負に勝てるかどうかということ。
誰だって勝つことも負けることもありますが、通常時の勝ち負けと、特別な機会の勝ち負けとでは、意味づけの濃淡が変わります。
勝っても負けても、意味が乗ることは面白いから、人はゲームに挑むのかもしれませんね。
(明)
2025年10月14日(火)中山将平 FT新聞 No.4647
ローグライクハーフ、僕はこれ強いと思います3!!!
・イラストレーター中山将平氏による、とっておきのローグライクハーフ情報、好評につき第3弾!
今回のテーマは、「手がかり」、「2人プレイの時の従者」、「敵の逃走」……の3点。
ローグライクハーフにある、「手がかり」という謎の存在。
多くの場合は「d66を振る時に消費して使用し、十の位が1に固定される」というもの。
そんな「手がかり」の使い方の『手がかり』他、2つのテーマも必見です。
ローグライクハーフをはじめたての方も、中級レベルの方も参考にしつつ、よきローグライクハーフ・ライフの助けとしていただければと思います。
好評なら第4弾もあるとのこと!是非ご感想をお寄せください!
(天)
2025年10月15日(水)ぜろ FT新聞 No.4648
第9回【狂える魔女のゴルジュ】ゲームブックリプレイ
・プレイヤー視点とキャラクター視点を交えた独特の語り口による、ぜろ氏のリプレイ第460回です。
奴隷商人に売られた姉たちを救うため、「2回目」の旅をはじめた主人公ミナ。「1回目」の旅との違いは、一緒に旅をする仲間がいることです。
森の入口での野営、闇エルフの隠れ里での情報収集、そして時計塔の探索…。どれもミナが「前回」の旅でも経験したはずの場面ですが、仲間の存在は「今回」の旅の展開にどんな影響を与えるのでしょうか?
(く)
2025年10月16日(木)岡和田晃 FT新聞 No.4649
明け方の時
・この春からブエノスアイレスに移住されている岡和田氏から、詩が届きました。
地球の裏側との時差は丁度マイナス12時間。つまり、この「明け方の時」が皆さんの元に届いたとき、岡和田氏は「夜」を過ごされているわけです。
私はこの詩を受け取ったとき、霧煙るケルトの森の夜のような、不穏で幻想的な雰囲気を感じたのでした。
(水)
2025年10月17日(金)ぜろ FT新聞 No.4650
【ぼうけん! おばけのもり】ゲームブックリプレイ
・プレイヤー視点とキャラクター視点を交えた独特の語り口による、ぜろ氏のリプレイ第461回……
ではあるのですが、今回のリプレイのプレイヤーは、ぜろ氏の甥ちゃん氏!
プレイ時点ではもうすぐ小学生の甥ちゃん氏は、本を読むこと自体はあまり好きではないタイプ。
けれど、ぜろ氏が取り出したるは、子供向けゲームブック『ぼうけん! おばけのもり』!
可愛いイラスト満載で、甥ちゃん氏も興味津々!
さてさて、甥ちゃん氏の分身「りすのりっくん」は、「おばけのもり」にある「おうごんのどんぐり」を手に入れられるかな?
子どもにもゲームブックに興味を持ってもらいたい…そんな親御さんの参考になるかもしれません!
(天)
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■今週の読者様の声のご紹介
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ひとことアンケートへのご意見をご紹介します。
紙面の都合で、一部省略させていただくかも知れませんが何とぞご了承くださいませ。
すべてのお便りは編集部が目を通し、執筆者に転送しておりますので、いろんなご意見やご感想をぜひお送り下さい。
↓↓
(ドロシー!さん)
・月曜の記事「ひとつ、いやふたつ……!!」について
「ウルトラン」「魔矢を継ぐ者」「悪魔召喚シリーズ」「剣豪推参」と、完結が待ち遠しいゲームブックのひとつである「ガルアーダの塔」が、(厳密には続編ではありませんが)復活するのに狂喜しました。
「ガルアーダ」の魅力のひとつは仲間との人間関係から生まれるドラマでもあり、それがどう活かされるのか、いまから楽しみです。
(お返事:杉本=ヨハネ)
ありがとうございます!
私も書きかけの作品の中はどれも完結させたいと思っています……時々未完作品のことを思い出しては、いい終わらせ方の糸口はないか考えています。
その流れの中で「昆虫都市」と「ガルアーダの塔」のローグライクハーフ版を出すことを思いつきました。
「昆虫都市」はゲームブック版も出したいので、続きを出す見込みが立っていない「ガルアーダの塔」のゲームブック版とは、また事情が異なりますけども。
ちなみに、挙げていただいた未完の作品の中で最も完結の可能性が高いのは「魔矢を継ぐ者」です☆
(蒙太辺土さん)
『ガルアーダの塔』文字通りの"大"復活!
飛翔騎士の観測者「どういうことだ…塔が"伸びている"!」
経済という非情な蜘蛛の巣に絡め取られ命脈を絶たれたかに思われた『ガルアーダ』。
しかし時を経て今、大復讐戦(勝確!)の大号令が放たれた!というテンションで月曜の記事を読みましたっ。狂喜&乱舞でございます!いや〜楽しみ過ぎる。
そして最新作『死霊沼の聖母』!
まだ2つしかタイルめくれてないですがこの時点で既に楽しい!そして濃ゆい!休みの日に集中没頭して再"潜入"する所存です。ローグライクハーフ者として、ファンタジー者として、がっぷり四つに組まねば、という気合いが自ずと沸き上がる作品だと感じています!
冒険達成のあかつきには改めて感想を送らせて頂けますれば…!
(お返事:杉本=ヨハネ)
ありがとうございます!
にょきにょき伸びるガルアーダの塔を想像して、笑ってしまいました☆
8人の友情物語を今度こそ描けると思うと、私自身ワクワクが止まりません!
『死霊沼の聖母』は今回も、紫隠ねこさんのお力なしにはたどり着けなかったなと感じています☆
不自然に明るい世界に、ゲーム的な面白さと不穏さなどを足してくださいました……おかげでシナリオの深みがずいぶん増したと感じております。
ローグライクハーフ版の『ガルアーダの塔』も、お楽しみに……!!
(忍者福島さん)
からくりは機械と思いましたが、構造はシステムと考えると、機械はシステムを実現するための道具と考えると、構造が正解により近い気がしますね。
と、社会の歯車の一員として働いている自分が思ったのでした(笑)
(お返事:ぜろ)
感想ありがとうございます。
私も「機械」と「構造」の二択に絞り込みましたが、その後は論理的に考えるというよりは、「ヨハネさん的にはこれだろう」という発想で選んだのでした(笑)
テクア神が「そういうからくりだ」と言っていたのがまさに答えそのものになっていて、ここには「機械」というニュアンスが存在せず「そういう仕組み」という文脈なのですね。だからまさしく「からくり」は「構造」というわけです。機械という意味は含まれるかもしれないけれど、その中のごく一部、ということなのでしょう。だから「本質」ではない。
改めて考えてみましたが、奥の深い問いでした。
なお、実は導入の頃のミナは、魔法の時計入手の流れに「運命」を感じていますが、そこはスルーでお願いします(笑)
(蒙太辺土さん)
『狂える魔女のゴルジュ』リプレイ。震えながら毎週読んでいます。
今回は本当にしんどいシーンがありましたね…!
読み物としてはリプレイという形式ですが、読み味はほとんど小説。没入して読んでしまう。
それゆえにツラい!今後もぜろ先生の描くミナの物語を覚悟して見守っていきたいと思います!
(お返事:ぜろ)
感想ありがとうございます。私自身、かなり入れ込んで書いております。歳のせいか涙腺もだいぶゆるくなっておりますので、書きながら涙し、読み返しては涙しと、いつも大変なことになっています。ここまでの回の中ではこの第8回がいちばん「来る」回でした。ほかには導入1回、2回のアレンジでミナの細やかな機転(鍵の入れ替えとか)を入れたくだりとか、第5回の闇エルフの隠れ里の緊張感も気に入っております。
ここからは、仲間との旅路になります。この先も、第8回をもしのぐ展開と感動を約束します。これからも、ミナを応援してください。
(蒙太辺土さん)
『写身の殺人者』リプレイ感想です。
「悪夢殺人」…!これキラーワード(殺人だけに)ですね〜
こういうセンスのいい惹句を見るとテンションが一段上がります!
聖騎士見習いのシグナス君に同行するメンターが魔剣(しかも人格核搭載のゴーレム?)という発想!ゴハン30杯いけますコレ。
クロ殿のライフパスめっちゃ気になります。色々反省したりもして老成し過ぎてない感じも、人間(?)の機微がうかがえて好きです。
あ、あと「アグレッシブ・アグピレオ」こちらスピンオフありますか?(笑)
(お返事:東洋夏)
感想&お褒めのお言葉をありがとうございます!
直接感想を届けていただく機会は貴重ですので、大変励みになります。
クロ先輩の属する〈おどる剣〉というのは余白の大変多い種族で、そこが魅力的だと思っています。発声するのか、それ以前にコミュニケーション手段は何なのか、そもそも自由意志があるのか……。
アランツァの世界観を損ねない程度の伴奏として、ゴーレムであるはずなのに自分の存在意義が分からず、人間くさくて、ぺらぺら喋る、そんか妙な一振がいても面白いかなと想像を逞しくして書きました。剣に導かれる少年も、ファンタジーの王道ですからね! 気に入っていただけて嬉しいです。
クロ先輩の過去についてはまだプレイヤーも知らないことが多く、これから冒険を重ね、出目を読み取って構築していきます。その時どんな真実が現れるのか、引き続き楽しみにしていただけましたら幸いです。
アグレッシブ先生につきましては……詳しくはまだ申し上げられませんが、最後の最後までお付き合いいただけましたらと。今はそれだけ意味深に記させていただきます。
それでは、改めまして、ありがとうございました!
(忍者福島さん)
ミナが未来を思い出すなんて、ぜろさんが悪夢袋を使って時を戻したのかしら?
それとも、ぜろさんがテクア神そのものだったりして。
(お返事:ぜろ)
感想ありがとうございます。
そうですね。ゲームブックのプレイヤーは全員、キャラクターを何度もスタート地点に戻させるデウスエクスマキナ神なのです。
ミナに限らず、他のゲームブックのキャラクターたちもすべて、ゲームオーバーになるたびに辿って来た行程を忘れ、繰り返し時を刻んでいます。その中で、時間を操ることができるミナだけが、この超常的な介入のことに漠然と気づいている。きっと、そういうことなのでしょう。
そんな解釈のもと、プレイヤーの力を作中の神の力に差し替えて表現しているのです。
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