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2026年6月16日火曜日

Re:ゲームブックとホラー(中)@20代からのゲームブック125 FT新聞 No.4892

FT新聞編集長の水波流です。 本日は、Reシリーズ・丹野佑氏による『20代からのゲームブック』 元は丹野氏が20代のとき、約3年に渡って書き綴られた名コラムの再録です。 (2014年2月5日 FT新聞No.391〜2016年11月23日 FT新聞No.1412) (編註:文中のコメントは全て当時のものとなっております) ☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆  おはようございます。丹野です。  そろそろお仕事が夏休みに入るという方もいらっしゃるでしょう。休みはいいですね。休みだけで生きていきたいです。  非常に日差しが強い時期ですので、外に少し出るだけでも水分補給は欠かせません。  のどが渇いたなと思った時にはすでに水分が足りてない状態ですので、のどが渇く前にちょくちょく水分を採るようにしていきましょう。 ■おさらい  さて、前回に続いて、今回もゲームブックとホラーについてお話します。  前回お話しした中で特に重要なのは、ホラーは「これから起きること」がとても重要です。  実際に人が死んでしまうことよりも、むしろ「これから人が死ぬ」という部分をいかに読者に対して楽しませるかが腕の見せ所といえます。  とはいえ、ゲームブックは選択肢によってストーリーに広がりがあるメディアです。  選択によっては突然死を入れることができますから、「この選択肢を選んだらどうなるだろう?」という想像で、読者をドキドキさせられるわけです。 ■間  ゲームブックはある意味、不思議な媒体です。  ひとつの読み物として話の初めから終わりまで読むとき、ふつうなら順番に頭から読めばいいものを、ぶつ切りにして順番をバラバラにしています。  これはある意味、読者に対してストレスをかける構造になっています。先が読みたければ手を動かしたり、頭を働かせなければなりません。  需要者に上手にストレスをかけるのは、物語では大事です。ストレスがかかると、人間はそこから解放されたい、結末を知って楽になりたいと感じるものですから、先を読み進める原動力になります。  また、その「次のパラグラフを探している時間」が、「これから起きること」についてのジャンルであるホラーにはいい方向に作用することは、ご想像いただけると思います。  パラグラフを探し、読み進めるまでに「間」が生まれます。ホラー映画をご覧になったことがある方なら、間やタメが効果的に使われていると怖さが増すことはわかっていただけると思います。  その意味で、パラグラフを移動している時間は、読者にストレスをかける時間を増やすことになっているので、「間」としての働きをしているわけですね。 ■ストレス  ホラーゲームブックは読者に対していかにストレスをかけるかが重要です。  もちろん、過剰にストレスをかければ読者は読むのをやめてしまいますから、適度に緊張をほぐしつつ、不安感を持続させる必要があります。  いつもなら問題を提示してその解決を読者に介入させるのが通常のゲームブックですが、ホラーではただ読者にご褒美を与えるだけではうまく怖がらせられません。  かといって、読者が何をしても結果がうまくいかないのでは当然、やる気がなくなってしまいます。  このバランスをとりつつ、展開は進んでいるけど恐怖は続いている、という状態でストレスをかけ続けるのが重要なわけですね。    さて、今回は中編。次回は、ゲームブックとホラーについて最も大事なポイントについてお話します。  それでは。 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。