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2025年8月19日火曜日

『クトゥウルウの聖なる邪神殿』残響 「ローグライクハーフ、僕はこれ強いと思います!」 FT新聞 No.4591

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『クトゥウルウの聖なる邪神殿』残響
「ローグライクハーフ、僕はこれ強いと思います!」
(中山将平)
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 ……おはようございます!
 クトゥルフ神話要素のあるファンタジーも大好きなイラストレーターの中山将平です。
 8月3日にお届けした1人用TRPG『ローグライクハーフ』の新シナリオ「クトゥウルウの聖なる邪神殿」、プレイされたでしょうか。
 すでに公開は終了しているものと思われますが、データを個人利用目的でお持ちで、これから遊ぼうという方はぜひお楽しみいただけましたら。

 さて、今日はせっかく新しいシナリオを書いたので、たまには特別編としてローグライクハーフについて僕が感じている「これをすると強い」を書きたいと思います。
 題して「ローグライクハーフ、僕はこれ強いと思います!」。
 ええ、そのまんまですね。
 
 実はこの記事を書こうと思った背景には「僕だけが知ってしまった」ある重要情報があります。
 それは、FT書房のホームページへのアクセス数がここ数か月(特に2か月)爆増しているということです!
 このことを僕は、「ローグライクハーフをこれから始めたい方も増えているに違いない」と受け取りました。
 そういったわけで、ある意味初心者の方にとって最も有益であろうと思うことを書いてみることにしました。
 とはいえ、熟練者の方にも楽しんでいただける記事となるよう努めます。
 
 僕はFT書房のメンバーとしてローグライクハーフ(以下RLH)が出来ていく過程をリアルタイムで見てきたと自負しています。
 あまりにも知りすぎているかも知れないという想いから、これまでこういう記事を書くことは控えてきました。
 しかし今こそ、それゆえに持っている個人的な意見を記事にさせていただきましょう。
 今回は全部で3つの情報を提供予定です。
 実は、この手の情報はもっと(少なくともあと3つ以上)あるのですが、この記事が万一好評だった場合(ご感想を複数見かけた場合)だけまた書きたいと思っています。

 それでは、具体的に見ていきましょう。

◆ 魔法の宝物を売り、魔法の武器や鎧を買う
 RLHにおいて、魔法の宝物を売ることができるというルールを、どのくらいの方がご存知でしょうか。
 使用していないものの場合、その金額は基本的に金貨60枚。
 基本ルールにもしっかり掲載されているのですが、意外と見落としがちなルールだと感じています。
 これはお金を貯めるためには絶好の方法ではないでしょうか。

 一定以上金貨を貯めると、性能の良い装備が買えます。
 はじめは両手武器や板金鎧に目が行くかもしれません。
 しかし、本当に強いと感じるのはやはり魔法の武器、魔法の鎧です。
 技量点2の戦士が魔法の両手武器を装備した状態を想像していただきたい。
 第1ラウンドに行う攻撃ロールは+4の修正を得るはずです。
 しかもこの武器は金貨たった75枚で購入可能なのです。
 魔法の宝を売ったなら、その他の場面で手に入った金貨と合わせて1回の冒険でも十分入手可能な品ではないでしょうか。
 魔法の板金鎧は装備者に「生命点+3、防御ロール+1」の恩恵をもたらします。
 こちらは金貨250枚と高額ですが、通常の板金鎧より生命点+1というのは事実上経験点1と同等の価値だと感じられます。
 
 僕はこれらの購入を、後述の「故郷」の購入の次くらいに優先してやりたいことだと感じていました。

◆ 故郷は優先度が高い
 次に、魔法の武器や鎧より僕が魅力を感じるお金の使い道である「故郷」について語りたいと思います。
 これは、「ローグライクハーフwiki」に掲載されている追加ルールです。
 もしご存知ない方はぜひ以下のURLよりご覧いただけましたら。
 https://ftbooks.xyz/ftwiki/index.php?%E3%80%8C%E6%95%85%E9%83%B7%E3%80%8D

 「故郷」の購入は、キャラクターの物語的な意味でも、装備品や従者の取り置きができる点でも素晴らしいものですが、それ以上に重要と思える点があります。
 それは、都市サプリメントを使用できるという点です。
 こう言うとすでに気づかれている方もいらっしゃると思いますが、そう、都市サプリメントの使用で購入できる装備品の中には、大変魅力的なものが揃っているのです。
 個人的なおススメを書かせていただけるなら、「冒険都市カラメール」(巨大樹の迷宮に収録)の「丸々獣の燻製肉」と「神聖都市ロング・ナリク」(廃城の秘宝に収録)の「清浄の斧槍」(希少な装備品であるため入手が難しく、【筋力点】か【幸運点】のキャラ限定)を挙げると思います。
 前者はまさかの副能力値を回復できる食料。これを魔術点6以上のキャラクターが使ったらと思うと、シナリオ作成者としてゾッとします。
 後者は【巨大生物】にダメージを与えられるようになる武器。アンデッドに対して攻撃ロールに+1の修正がある両手武器であり、前述の魔法の両手武器と比べても、使いどころがしっかりとある性能だと感じています。

◆ 第0ラウンドを有効利用する
 今回の最後に、第0ラウンドの活用についてお話したく思います。
 思うに、この第0ラウンドというのも、軽視されてしまいがちなルールなのではないでしょうか。
 いわゆる近接戦闘が始まる前の、遠距離武器や魔法が使えるラウンドです。
 
 特に声を大きくしてお伝えしたいのは、なんといっても魔法が使えるという点です。
 第0ラウンドに【氷槍】を唱え、第1ラウンドにも【氷槍】を唱えるという恐るべき戦法は、最終イベント等で出会う強いクリーチャーに「攻撃などの行動をされる前に」有無を言わさず4点ものダメージを与えうるのです。(しかも【魔術ロール】による判定のため、魔術点さえ十分高く温存できているのであれば2回ファンブルしない……69.4%程度の確率でこれを成功させうるものと思われます。)
 主人公が2人で、どちらも【氷槍】使いという場面を想像していただきたい。
 シナリオを作成される方はきっと、【氷槍】が通じない強いクリーチャーを描きたくなることでしょう。
 
 【魔術点】以外のキャラでは第0ラウンドが関係ないかというと、そうではありません。
 持ち替えに1ラウンドが必要な「弓矢」という選択肢もありますが、それ以上に「スリング」が猛威を振るいうる点を見逃してはならないと感じています。
 なぜなら、「スリング」は片手武器。
 一本の腕に片手武器を、もう片方の手にスリングを持てば、第0ラウンドに攻撃したあと持ち替える必要なく第1ラウンドにも攻撃することができるのです。
 もちろん第0ラウンドに相手が攻撃してこない場合は、というお話ですが、敵の行動前に主人公が2回攻撃できるのはすごいことではないでしょうか。
 弱いクリーチャーに対しては相手の数を減らし、攻撃回数を削りうるものですし。
 強いクリーチャーに対しては単純に一気に生命点を奪うことができるわけですし。

◆ 好評だった場合また書きます
 つらつらと想いを書いてきましたが、今回はこれくらいにしておこうと思います。
 「クトゥウルウの聖なる邪神殿」にレベル16の魔術主人公で挑み、3回目の冒険の最終イベントで「大いなるクトゥウルウ」レベル7生命点9攻撃回数5と対峙するとき、味方の氷槍が第0、第1ラウンドに連続で突き刺さることをお祈り申し上げます。
 それでは、よきローグライクハーフ・ライフを。

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