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2026年4月20日月曜日

アランツァへのいざない 第2回「コロニー」 FT新聞 No.4835

おはようございます、自宅の書斎から杉本です。 先週の話なのですが、ボルダリング前に、左足の甲と右手の中指が痛くなり、あんまり上の級に挑戦できませんでした。 あとから調べたところ、この世には「天気痛」なるものが存在していると知りました。 気圧やら温度やら、そういうのの関係から、「天気痛予報」まで存在するようです。 その日は、それが非常に高い日だったのです。 それを見た瞬間、結構な大きさの声で「あっ」と私は叫びました。 左足の甲はバイクでコケて、右手の中指は釣り場で転んで、どちらも骨折したことがあったからです。 「天気痛予報」で痛みの多い予報が出ていた日、私は古傷が痛くて運動に支障をきたしたのです。 まあ、たくさん登りましたけどね。 さて、今回は前回に続いての「アランツァ世界へのいざない」です。 正式名称は「アランツァへのいざない」の方が収まりがいいかなと思い、変更いたしまして、第2回のはじまりです! ◆集落(コロニー)の話。  アランツァの世界では怪物たちが荒野に住み、道行く旅人の数を減らします。人間やコビットはこのような状況に対応するため、家々の周囲に柵や壁を建てて戦い、自分たちと住みかを守りました(ノームはそれにくっついて生き延びました)。そうやって集落が形成され、村となり、町となって、長い年月を経て都市が作られました。  アランツァには国という概念が希薄で、国境線での争いもあることはあるものの、そう頻繁には起こりません。都市と都市の間にある危険なクリーチャーの存在が、人間どうしの衝突を逆に減らしているのです。こういった雰囲気は古代から中世前期のヨーロッパによく似ています。狼のような野生動物が森や荒野をしていた時代、人間は世界の支配者ではありませんでした。 ◆コロニーとは?  さて、アランツァ世界には危険な土地が多く存在します。怪物たちが出没する土地を「見つけた」とき、そういった怪物を駆除した者は「開拓者」として認められます。その土地はどこかの都市に属するものではありますが、そこを自分たちの力で開拓して、暮らしていくことができるのです。  この開拓した土地は集落、特に「コロニー」と呼ばれます。村よりも小規模で、非自然発生的で、冒険者のような開拓者が、意思を持って作り出した集落です。  コロニーで暮らすことは、自由な冒険者でいるにはいい手段です。街や村で暮らせば、重い税金を支払う必要があります(※)。また、徴兵のようなカタチで、意に沿わない戦いに駆り出される可能性もあります。コロニーで暮らすことで、こういった縛りの外にある存在になることができるわけです。 ※……「ローグライクハーフ」のようなゲームでは税金や生活費の概念がありませんが、おそらく主人公たちは多少は何か仕事をしているんじゃないかと考えています。そして、その分は、税金や生活費に充てられているのかもしれません。違うかもしれません。とにかくなんであれ相殺されて、ゲームには影響を与えません。 ◆都市とコロニー。  アランツァ世界の諸都市の周辺には、こういったコロニーが点在しています。コロニーは都市の統治者にとって、痛し痒しといった存在です。都市部にとって、コロニーは「支配できない土地」ですから、税収をもたらしません。しかし、わざわざ実効支配するのも面倒なのです。  まず、コロニーには独立自治の気風が強いため、従わせるなら武力ということになります。しかし、都市部にはその余裕がありません。ひとつひとつのコロニーを潰すことはできるかもしれませんが、兵力には限りがあるのです。都市は都市で、街の内側を統治しながら、街壁の外の脅威にも常に目を向けて、戦っています。  次に、税収の見込み。戦いに長けた冒険者たちが住まう、貧しい土地。しばしば旅に出て、よその街や地下迷宮で稼いでくるお金。非常に把握が難しい収入です。土地そのものには価値が薄く、いい収入源になる見込みがたちません。 ◆都市部のメリット。  いっぽうで、コロニーが存在することに、都市部にとってメリットがあります。アランツァのメイン大陸であるラドリドには16の都市が存在しますが、これらの周辺には町や村があります。都市の街壁の外にあるこれらが、都市に食料や富をもたらしているという構造です。しかし、畑を耕したり狩りをしたりする彼らの安全を、十分に守ることができる力は、アランツァ世界の都市にはありません。怪物は多く、〈人〉は弱いのです(生命点1)。  そういった町村にとって(ひいては都市にとって)、良質なコロニーの存在は有益なものです。誰だって、隣人が怪物であるよりは、言葉が通じる相手であるほうがマシというものです。つまるところ、都市とコロニーは敵どうしではないのです。 ◆メンツってものがある。  だからといって都市部も、コロニーを手放しで認めているわけではありません。コロニーが自分たちと無関係に大きくなれば、それもまたひとつの脅威です。時間が流れ、落としどころが決まり、習慣化されました。  コロニーのリーダーは、もっとも近い都市の統治者に対して敬愛の念を抱き、協力的な態度をとることを約束します。そして、近隣の村落や田畑などが怪物たちに襲われて、小規模な戦闘が発生した際には、速やかにそれを守ること。  これは、ならわしであるため強制的ですが、一方的な関係ではありません。戦いのほとんどは、冒険者にとっては取るに足らないものです。しかし、それが小規模とは言えないものになると、都市からは返礼が支払われます。また、都市からコロニーへ、地下迷宮を探索する依頼が訪れることもあります。 ◆具体的な外見。  コロニーの外見はさまざまです。もっとも一般的なものは、周辺の森の木々を伐採して造られたいくつかの小屋がある山間部の土地です。吸血鬼の屋敷を乗っ取ったり、モンスターが占拠していた古い屋敷を乗っ取り返したりして、そのまま集団生活をはじめる冒険者もいます。小規模な洞窟や地下迷宮を制圧して、コロニー化するパターンも、ドワーフのような種族には多く見られます。 ◆まとめ。  最初に書こうかと思ったことを最後に書きますが、あくまでコロニーは冒険者生活の一形態です。宿から宿を渡り歩く旅人的な冒険者も、自分の家を持つ者も多くいます。貴族もいれば、平民もいます。しかし、コロニーという概念はアランツァ固有のものですから、こうして紹介するに至った次第です。  考えてみると、もっと早くご紹介するべきものでしたね。   それではまた!! ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。