━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ カエル人が教えてくれたファンタジー創作 第52回 「ダンジョン」 (中山将平) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ おはようございます。 イラストレーターの中山将平です。 僕ら10月17日(土)と18日(日)の両日、「ゲームマーケット2026秋」にサークル参加します。 配置は【S006】です。 現地には僕も行く予定ですので、ぜひ遊びにお越しいただけましたら。 さて、今日は冒険の舞台として好まれるあの場所……ダンジョンについてお話したいと思います。 これを読んでくださっているあなたは、もしかしてダンジョンがお好きではないでしょうか。 僕は大好きです。 それはそうとして、まずはなぜこれをテーマにもってきたのかという点から始めましょう。 ◆ ダンジョンは、なぜ好まれるのか ダンジョンについて語りたい理由。 それは、一にも二にも「ダンジョンが舞台の冒険は好まれやすい」という個人的な実感があるためです。 もしファンタジー作品を創作したいと考えられている方がいる場合、その舞台として「ダンジョン」はかなり強力な選択肢となるはずです。 実際、「〜の迷宮」や「〜の地下ダンジョン」というタイトルの作品って、手に取りたくなる方も多いのではないでしょうか。 実は長年、そういう作品が持つ謎の「ワクワク感」について、正体は何だろうと考えていました。 作品を作るうち、自分の中で一種の答えが固まってきたので、今日はそれをお伝えしたいと思います。 「僕が考えたこと」がどなたかのお役に立つ機会があれば幸いです。 さて、お伝えしたいその「答え」を、2つのシンプルな言葉にまとめてみました。 いきなり結論を申し上げると、「分かりやすさ」と「閉塞感」の2つです。 ただ、まとめた言葉ではやはり意図が抜け落ちますね。 具体的にそれぞれを見ていきましょう。 ◆ 分かりやすさ 一つ目の理由である「分かりやすさ」について触れてみます。 お伝えしたい「分かりやすさ」とは、「舞台として何が用意されている場所か分かりやすい」という意味ではありません。 「作品の楽しさが一目で分かりやすい」というお話です。 例えば舞台が「森」である場合、確かにテーマとしては分かりやすいのですが、その作品の面白さを伝えるという点ではダンジョンほど強くないと感じます。 それは、「森」をどのような舞台として描いてある作品なのか、更に情報を追加する必要があると感じるためです。 じめじめしていて、昼なお暗い「魔女が住んでいそうな、西洋の怖い森」なのか、エルフが集落を築いていると噂される神秘的な森なのか。 危険な場所なのか、不思議な場所なのか。 そもそもそれはホラーなのか、ファンタジーなのか、現代ものなのか。 その点で、ダンジョンという舞台は「未知の空間で、いかなる脅威も現れうる」「ファンタジー作品の舞台である」と明確に伝わる度合いが高いのではないでしょうか。 主人公たちは半ば自動的に「ファンタジー世界における冒険者であり、探索者でもある」という前提に立ちますし、「未知の脅威にドキドキしながら対処していく」という物語の筋すらも見えてくるように感じます。 今年既に30日以上同人誌やアナログゲームの即売会の売り場に立ってきた経験から、この「分かりやすさ」がどの程度「作品の魅力」にとって影響の大きいものなのか、痛いほど感じています。 正直、分かりやすさというのは面白さや感動よりも重要なものなのではないでしょうか。 どれほど素晴らしい作品も、読んでもらえないとその「真の良さ」は伝わりようがありません。 「分かりやすさ」は、作品を読む動機となりうるものです。 ◆ 閉塞感 もう一つの理由である「閉塞感」について、続いてお話ししましょう。 これは、単純に「閉じた空間なので進む方向の選択肢がはっきりしている」というお話です。 選択肢がはっきりしているということは、物語の筋や主人公の心情・キャラクター性が浮き彫りになることでもあるのではないでしょうか。 ある意味これも、分かりやすさの一種と感じています。 ちなみに、この「閉塞感」は「予測不能な脅威に対して逃げ道が少ない」という意味でドキドキ感を引き立てるものでもあるように思います。 ◆ まとめ 長々と書いてみましたが、ダンジョンがとにかく好きなので書いてみた文章だといえるかもしれません。 (既にシナリオの作成は完了している)僕自身の創作作品、カエル人の冒険の第一話も、舞台はダンジョンとしました。 僕自身、おおいに魅力を表現したいと思います。 では、今日はそろそろこのあたりで。 よきファンタジー・ライフを。 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。