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2026年4月22日水曜日

第1回【クトゥルフ深話(クトゥルー短編集2 暗黒詩篇)】ゲームブックリプレイ FT新聞 No.4837

第1回【クトゥルフ深話(クトゥルー短編集2 暗黒詩篇)】ゲームブックリプレイ ※ここから先はゲームブック【クトゥルフ深話(クトゥルー短編集2 暗黒詩篇)】のネタバレを含んでいます。ご注意ください。 ●作品紹介 **** 狂気とは何か、目に、耳に肌に心に。 日常ならざるそれは観察され思索され絵に文字に綴られてきた。 感覚の外に人の外にあり、人の手で語られるもの。 深淵のふちを散策する、クトゥルーゲームブック短編集 第2弾 ——「クトゥルー短編集2 暗黒詩篇」裏表紙より **** 永遠のクトゥルフ初心者ぜろです。 今回はFT書房のゲームブック「クトゥルー短編集2 暗黒詩篇」の中から、山田賢治著「クトゥルフ深話」に挑戦します。 「クトゥルー短編集」はそのタイトルのとおり、クトゥルフ神話を題材にしたゲームブックの短編をまとめたもの。「暗黒詩篇」はその2巻になります。 この短編集には本作「クトゥルフ深話」を含め、6本の短編が収録されています。 ・ヨグ=ソトースの飛沫 ・白い小屋、赤い絶望 ・忌まわしきグラファリアンの蛹 ・クトゥルフ深話 ・いあいあキャバクラ ・最期の日に彼女は 「クトゥルー」「クトゥルフ」の表記のゆれは、気にしないでください。どっちも意味は同じです。そういうものです。 私はなんとなく「クトゥルフ」表記がしっくりくるので、そちらを使うことが多いですが、作中の呼び方に合わせて臨機応変に表記は変わります。 さて、FT書房の短編集では、本の冒頭に作品紹介の四コマ漫画がついておりまして、そこで各作品の簡単なあらすじが紹介されているのが常です。 この作品にも、中山将平氏による四コマ漫画がついています。 まずはこの四コマ漫画の文章を拾って、作品の雰囲気をつかみましょう。 **** 暗闇から始まる物語 徐々に明らかになる 今、世界で起きている異変 黒い影、地殻変動、暴動……災害が降りかかろうとしている 手にする数々の魔導書。 謎のアイテムたち その力で、邪神たちの厄災を防ぐのだ! **** うん? これは……。 世界各地で邪神による異変が起きており、謎のアイテムを集めて、邪神の災いを防ぐ、というストーリーみたいですね。 クトゥルフ神話っぽくないというか、むしろ王道のRPGのようというか。 邪神は何でしょう。クトゥルフ神話おなじみの邪神か、あるいはオリジナル邪神か。 クトゥルフ神話では、邪神の力はあまりにも強大すぎて、人間は目にしただけで廃人になるレベル。 それが、そんな邪神に力強く対抗できそうな展開というのは、期待に胸が高まりますね。 パラグラフ数は60。 邪神そのものと戦う物語が、短編で良いのでしょうか。 ページを開くと、(縛り)と書かれた項目があります。 ルールを言語化したもののようです。 サイコロは使わないし、記憶できればメモも必要ないとのことです。 世界が非常事態に陥っているとのことです。 世界各都市の存亡に関わる事象が発生すると、各都市の災害レベルが上がっていくとのことです。 なるほど世界規模の話なのですね。 スタート時の、世界各地の災害レベルは0からスタート。そして災害レベルが3になると、その都市は滅びます。 って、滅ぶのか。 世界規模の危機に、いったいどうやって対抗したらいいんだろう。 主人公は世界各地を飛び回るスーパーエージェントなのでしょうか。 説明はこのくらいで、私と、人類の生死にかかわる物語が、はじまるようです。 ならば、事前の情報把握はこの程度にして、早速プレイを開始しましょう。 と、その前に、一応主人公の名前を決めておきましょう……と思いましたが、まだ主人公の設定も何も開示されていませんので、それはもう少し読み進めてからにします。 もしかしたら、主人公の名前が設定されているタイプの作品かもしれませんし。 必要になったら名づけることにします。 私はゲームブックに挑戦するときには、名前だけつけています。 特に詳細な背景や設定を考えるわけでもありませんし、リプレイ上は主人公の一人称なので、名前が登場することも滅多にありません。 単に、気分の問題です。 そしてリプレイの文中は、「プレイヤー視点」と「キャラクター視点」をあまり区別せず、わざと混在させて書くのがいつものスタイルです。 あるときにはキャラクターの心情になりながら、あるときにはメタ視点から眺めつつ進めていきます。 ●アタック01-1 私はだれ ここはどこ いきなり、暗闇の中にいる。 ここはどこなのか。 私は誰なのか。 何が起きているのか。 まるで、何も、わからない。 そんな状況からのはじまりだ。 まずは考えるところから。 ・場所について ・自分について ・事態について これは、どういう状況なんだろう。 すでに何かが私の身に起きている? それとも、私は特殊な存在かなにか? そう、やはりいちばん気になるのは、自分のこと。 私は……いったい、何者? どういった素性? わからない。 って、わからないのか。 「自分について」を選んだのに、自分について何もわからなかった。 記憶喪失なのか。そもそも記憶がない「存在」なのか。 世界規模の災厄に対抗する存在が私であるとすると、たとえば私は人間ですらないのかもしれない。 世界にネットワークを張り巡らせているスーパーコンピュータが自我を持った瞬間だったりして。 考えても進展がないので、他のことを考えよう。 ・場所について ・事態について どちらも気になるが、この調子だと、全部確認できるかもしれないな。 まずは「事態について」を考えてみよう。 どうして今、私は暗闇の中にいるのか。 暗がりを凝視していると、この漆黒を、私は見たことがあると思った。 そして、今後【漆黒】という言葉を見かけたら、パラグラフジャンプを試みられるようになった。 なるほど、この作品はパラグラフジャンプを伴う作品なのだな。 最初の項目に戻る。 暗闇の中にいて、何を考えるかのポイントだ。 ・場所について 残るは、これだけだ。 でも待って。 本文中に【漆黒】の文言を見つけた。 ここから、パラグラフジャンプが可能だ。 やってみた。 繋がっていた。それも、パラグラフのところに丁寧に、【漆黒】のパラグラフジャンプで飛んでいることが説明されている。 これは丁寧でわかりやすいな。 しかし、そこでは特に何も思い出すことはなかった。 ただ暗闇を凝視し続けているだけだ。 元に戻る。 ・場所について 改めて、残るは、これだけだ。 場所について考えようとしたが、自分についても何もわからず、事態について何もわかっていないのに、今いるこの暗闇がどこかなんて、わかりようがない。 結局、何もわからないだけだった。 うーん。これで選択肢はすべて試みてしまったぞ。 あとは、何がある? もう一度、自分について考えてみよう。 もしかしたら、【漆黒】の単語が見つかるかもしれないし。 自分について考えてみた。 何もわからなかった。 【漆黒】という単語も出てこなかった。 え。 これ、どうすればいいの? ひととおり、全部見に行った。 【漆黒】でできるパラグラフジャンプを見つけた。 試みたけれども、どこにも繋がっていない。 なんだか……いきなり詰んだ? ●アタック01-2 【漆黒】【素性】【物体】 最初の選択肢から詰むとはなにごとだ。 いや、まだできることはあるはずだ。 私は、今一度、事態について考えてみた。 そして、思い当たった。 【漆黒】という単語があったらパラグラフジャンプができるぜって書いてあるこの文章そのものにも【漆黒】があるじゃないか。 もしかして、ここでパラグラフジャンプが可能なんじゃないか? やってみた。 繋がった。成功だ! もう一度深く考える。 私は、この漆黒を見たことがある。 あれはたしか……。 思いをはせながら次のパラグラフに飛ぶ。 そこは、パラグラフ1だった。 なんとなく、ようやくスタート地点に立ったような気分だ。 私が回想したのは、なんでもない休日の昼下がり。 そこでニュースを目にした場面だ。 よかった。私、普通の人間だったみたい。 何もわからないと、妄想力ばかりたくましくなってしまう。 で、思い出した【漆黒】というのは、その見たニュースに関連していた。 『正体不明の黒い人型の影が大都市の中心に多数出現。飲み込まれた人が失踪するという神隠しのような現象が各地で複数確認。日本政府は不要不急の外出を控えるよう緊急の声明を発表しました』 見たことがある漆黒から連想して、このニュースか。 黒い人型の影の黒が漆黒なのかな。 もしかして、私、この黒い人型の影に飲み込まれて神隠しになった人のひとりなのかな。 日本政府……。ここが日本だってことはわかった。 私も日本人ってことでいいんだろうか。そろそろ名前をつけるか? いや、自分の素性がわかった時でいいだろう。 そう、素性だ。 素性のわからない、正体不明の物体、からの【素性】という単語が出たら、パラグラフジャンプができるようになった。 ならば、今ここで、パラグラフジャンプを敢行するよ。 さっきの【漆黒】と同じパターンだ。 さあ、いってみよう。 繋がった! そういえば、これで自分の正体もわかってきた。 普通の日本人。 でも、なぜ暗闇にとらわれる羽目になったのか。 ここまで考えて、最初の三択の場面に戻されてしまった。 く。まだだめなのか。 世界の危機の前に、自分の危機をいつまでたってもどうにもできない。 もしかして、この状態のまま、そろそろこのリプレイ、次回に続いちゃう? そんなのは嫌だぁ。 せめて自分は、自分は取り戻したい! 自分について考える。自分の素性は、素性は……。 あ、【素性】発見でパラグラフジャンプ! そういえば、私はテレビのニュースが流れてた時、何かをしていたぞ。 私はテレビよりも、ネット上のイベントに気を取られていたんだった。 世界各地の動画サイトで、カルト的な儀式がライブ中継されていたんだ。 「その日は近い」というメッセージとともに、生贄でも捧げるかのような儀式。 布をかぶせられた人型の何か、本当に人間と思われるものに沈み込むナイフ。 そんなタイミングで、この、黒い人型の影の異変は起きたのだ。 そして、その黒い人影は、私の前にも表れた。 黒い影は、無造作に私を飲み込もうとしてきた。 私がさっき想像していたとおり、ここは黒い影の中ということなのか? 足がすくんで動けない状態だったけれど、私はその時、ある物を握りしめていた。 その物体とは何だったか。 ここで【物体】でのパラグラフジャンプが可能になった。 そしてスタート時点の三択に戻される。 私は、思考を駆使して【物体】の単語を探しまくった。 そして見つけた。 そこに思考をめぐらせる。 私はネット上で、そうとう得体の知れない物体を見つけたのだ。 「真の闇をあざ笑うための偏方二十四面体の欠片」 実は私、パワーストーンを収集するのが趣味だった。 ええい、そんな周辺情報ばっかり仕入れてないで、早く自分自身のことを思い出せー。 ともあれ、そんな謎の「偏方二十四面体の欠片」は、私の所有欲をかきたてるものだった。 ここでさらに【物体】でのパラグラフジャンプをする。 そして思い出した。 私は、その「真の闇をあざ笑うための偏方二十四面体の欠片」を、身を護るためのタリスマンであることを祈りつつ、握りしめていたのだ。 つまり、私はその結晶体を購入して、所有もしていたということだな。 「真の闇をあざ笑うための」というフレーズが、まさに今のシチュエーションに合致しているではないか。 もし私が、その結晶体を持ったまま闇に飲み込まれたのだとしたら……? あった! 闇の中で、闇色の石は認識できない。 しかしそれは、たしかにそこに存在していた。 これが、脱出のためのキーになるのか? その時、声が聞こえた。 「それを渡せ……お前には……ふさわしくない……」 そんな場面で、次回の展開が読めないまま、次回に続く。 ええ!? 結局自分自身を取り戻せないまま続いてしまった……! ■登場人物 私 まだ自分自身が何者かさえつかめていない。日本人。人型の影の闇の中に囚われている。 ■作品情報 作品名:ゲームブック クトゥルー短編集2 暗黒詩篇 「クトゥルフ深話」 著者:山田 賢治 発行所・発行元:FT書房 購入はこちら https://booth.pm/ja/items/2484141 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ■今日の新聞に対するお便りはコチラ! ぜひ、ご感想・お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m ↓ https://ftbooks.xyz/ftshinbun/report 【FT新聞・バックナンバー保管庫】 *2週間前までの配信記事が閲覧可能です。 https://ftnews-archive.blogspot.com/ 【FT新聞のKindle版バックナンバー】 *kindle読み放題また有料購入が可能です。 https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/entity/author/B00OYN7Z84 ■FT新聞をお友達にご紹介ください! https://ftbooks.xyz/ftshinbun ---------------------------------------------------------------- メールマガジン【FT新聞】 編集: 水波流、葉山海月、中山将平、明日槇悠、天狗ろむ、くろやなぎ 発行責任者: 杉本=ヨハネ (FT書房) ホームページ: https://ftbooks.xyz/ メールアドレス: sugimotojohn■■hotmail.com(■■を@に置き換えてください) ---------------------------------------------------------------- メルマガ解除はこちら https://ftbooks.xyz/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=ryu00minami.2026ft0409news@blogger.com ※飛び先でワンクリックで解除されます。