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2019年7月7日日曜日

T&T読者参加企画『カザン帝国辺境開拓記』 ep.6 No.2368

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T&T読者参加企画『カザン帝国辺境開拓記』 ep.6

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from 水波流
月イチペースでお送りする、読者参加企画。
今回も総勢19名のご参加を頂いております。途中参加ももちろん大歓迎!

毎度の長文ですのでパソコンでご覧頂くのを推奨いたします。
もし携帯電話などで受信し、途中で切れたりしている場合は、下記バックナンバー保管庫からご確認をお願いいたします。
https://ftnews-archive.blogspot.com/

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事件の結末

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■事件A:9人出撃
黒壇のメメコレオウスより新たな依頼である。
黒のモンゴーの元研究室の近くにある〈偉大なる熊神の教団〉の支部を壊滅させてほしいとの事。
メメコレオウスの言によれば、悪名高きベア・カルトの地下墳墓などとは及びもつかぬほどの小規模な拠点だそうだ。
支部にいる教団員は20名ほど、うち半数は既にバラクたちが血祭りに上げている。
場合によっては追い払うだけでも構わないが、あの連中はカザン帝国にも公然と反旗を翻す不逞の輩だ。この際、徹底的に痛い目に遭わせてやるのも良いだろう。
脅威予測)中
報酬)中・ep5から継続して事件解決した者は報酬増

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「いい話があります」
 穏やかな笑顔を浮かべて話を切り出した青年アンドレアを前に、揃いのローブを身に纏った中年の男達が困惑した表情で顔を見合わせていた。
「もちろんあなた方、"偉大なる"熊神教団の名は聞いたことはあります。当局より手配が回っていることもね。しかし僕たちは賞金稼ぎは専門外だから詳しくないし興味もないんですよ。そんなことよりも……」
 アンドレアはそこで一呼吸おくと、教団員たちの表情をさぐるように改めて話しだした。
「さっきも言ったとおり、僕たちはこの"モンゴーのしるし"を持っている。これがあれば、あなた方が手間取っている遺跡の封印は問題にならないでしょう。ただその先にどんな危険があるのかが不安なんですよ。なにせこちらは仲間とはぐれて3人きりときてる」
 そこでアンドレアはチラリと後ろに目をやった。大男バラクと軽薄そうな男ポルが苦笑しながら肩を竦めつつ、話を引き継いだ。
「あんたらは知らねぇかもしれねぇが、俺たちの掴んでる情報だとあそこには強力な守護者がいるって話だ。何でもキメラだとかマンティコアだからしい。お互い手は幾ら合っても足りねぇだろうし、俺達を雇っておいた方がいいと思うがな」
「ううむ……」
「協力してくれれば、遺跡の宝は山分けでいいって言ってんだ。あんたらに取っても、損な取引じゃないはずだがね」
「こちらは遺跡の知識を、キミたちは自慢の腕を、そして財宝を! ウィンウィンウィーンってやつだよ。え、1回多い?細かいねキミも」
「…………」
 話が途切れたところで、ローブの男たちは顔を見合わせ、ひそひそ声で相談をはじめた。アンドレアはそれを眺めつつ一歩下がった。バラクは頭の後ろで腕を組み、ブラブラと部屋を歩きつつも、油断のない目つきで部屋の間取りや装飾品に目を走らせていた。と、それを見咎めるかのように、教団員の一人が目を合わせてくる。
「いやー、熊神教団の神殿を見るのは初めてでな。もっとそこらじゅうに熊の像が並んでたりするもんかと思ってたぜ」
 ニヤニヤ笑いながら答えたバラクに、教団員は苛立たしげな様子で舌打ちをした。
「……いいだろう」
 しばらくの間があり、フードを目深にかぶったリーダー格の男が低い声で口を開いた。部屋中の視線が男に集中する。
「確かに貴様らの言うように、我々だけでも貴様らだけでも、黒のモンゴーの遺跡を探索するのは困難だ。それは認めよう」
 そういうと男は傍らの男性に向き直り、てきぱきと指示を出した。
「ブラザー・スール、連中を率いてモンゴーの遺跡へ向かってくれ」
「承知しました、ブラザー・アントン」
「無理はするな。この手勢で攻略ができそうになければ一度引け。私はその間に、"熊の中の熊"へ報告と、増援を依頼しておく」
「御意。熊に幸あれ」
「子熊らに父なる熊神の加護を」


「本当にうまくいくんですかねえ」
 藪の中にしゃがみ込んだ姿勢のまま、黒髪長髪の剣士スパイデイが不安そうな顔で傍らのドワーフ戦士クリフに声をかけた。
「まぁ待つしかないじゃろな。で、待ってもダメならその時は強襲するしかなかろう」
「その時は……って」
「うるさい。静かにしろ」
 少し離れた位置から、冷めた目で赤毛の少女エミリアが叱責した。それを受けてクリフが肩を竦める。
「待つのは夕刻まで。それを過ぎれば失敗したものとして強襲策に切り替える」
 後方から全員を見回しながら"片耳の"マロウズが口にした囁きに、横に控えるカエル人サマが小さく頷いた。その時、前方を伺っていた東洋風の戦士デュラルが目配せした。
「……その必要は無さそうだぞ」


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【戦闘】
PC:マロウズMR40防5、デュラルMR40、エミリアMR20防5、クリフMR20防5、サマMR20、スパイデイMR20
敵:ベアカルト教団員MR30*6 聖堂騎士スールMR80防5

*トラップ発動。落とし穴:教団員2名無力化

奇襲:PC【150】/敵側に150ダメージ!(教団員A9(落とし穴)、B9(落とし穴)、C9、D9、E9、F9、聖堂騎士スール61)

「くっ……やはり罠か。ここは私が食い止める。逃げよ」
「しかし、ブラザー・スール!」
「行け!熊に幸あれ」
「……悪いな、逃がすわけには行かねえんだ」
 逃げ腰になった教団員の背後から、バラクたちが武器を抜いた。

 *聖堂騎士スール:ワーベア化→MR+100回復10
 *教団員CDEF、逃走

【個別戦闘1】
バラクMR50防5 VS 教団員C9/30
 1ラウンド:PC【46】 VS 敵【23】 /敵側に23ダメージ!(教団員C、死亡)

【個別戦闘2】
アンドレアMR45防5 VS 教団員D9/30
 1ラウンド:PC【41】 VS 敵【21】 /敵側に20ダメージ!(教団員D、死亡)

【個別戦闘3】
ポル30防5 VS 教団員E9/30
 1ラウンド:PC【32】 VS 敵【22】 /敵側に20ダメージ!(教団員E、死亡)

【個別戦闘4】
デュラルMR40 VS 教団員F9/30
 1ラウンド:PC【38】 VS 敵【19】 /敵側に19ダメージ!(教団員F、死亡)

【メイン戦闘】
PC:マロウズMR40防5、エミリアMR20防5、クリフMR20防5、サマMR20、スパイデイMR20
敵:聖堂騎士スールMR161/180防5回復10

1ラウンド:PC【128】 VS 敵【143】 /PC側に15ダメージ!(マロウズ40、エミリア20、クリフ20、サマ17、スパイデイ17)
2ラウンド:PC【127】 VS 敵【163】 /PC側に36ダメージ!(マロウズ37、エミリア18、クリフ18、サマ10、スパイデイ10)
 *サマ、スパイデイ、奇跡的な回復薬を使用。
 *聖堂騎士スール、戦闘放棄。教団員A、Bを救出。
3ラウンド:PC【123】 VS 敵【0】 /敵側に123ダメージ!(聖堂騎士スール62)
 *PC合流:バラクMR50防5、アンドレアMR45防5、ポルMR30防5、デュラルMR40
 *聖堂騎士スール、教団員A、B逃走

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「くそっ……まさかあんな化け物だとは」
「前の連中と違ってあの妙な石を使った様子もなかった……」
 マロウズとアンドレアが額の汗を拭いながら、背に教団員を乗せた巨大な熊が走り去った森の奥を見やった。
「アジトに残っているのは4人てとこだ。隠れてる奴がいなけりゃの話だけどな」
 冷静さを取り戻したバラクが淡々と事実を述べる。その言葉を聞き、デュラルとクリフが顔を見合わせた。
「4人か……こちらは9人。何もなければ余裕ではあるが……」
「油断は禁物じゃぞ。なにせ奴らはカルト教団、まだ奥の手を隠しておるやもしれん」


「突入後は右、右、左だよ。間違えないでおくれ」
 先導しているポルがアジトの入口を指さしながら小声で後方の仲間に伝達した。
「奴らに準備の時間を与えるな。行くぞ!」

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【戦闘】
PC:バラクMR50防5、アンドレアMR45防5、ポルMR30防5、マロウズMR37/40防5、デュラルMR40、エミリアMR18/20防5、クリフMR18/20防5、サマMR20、スパイデイMR20
敵:ベアカルト上級教団員MR50*3、聖堂騎士アントンMR80防5

「その厄介な石を使わせるな!」
 バラクとアンドレアが上級教団員が取り出した石を手元から叩き落とした。

 *上級教団員A、B:ワーベア化→失敗
 *上級教団員C:ワーベア化→MR+50回復5
 *聖堂騎士アントン:ワーベア化→MR+100回復10

1ラウンド:PC【264】 VS 敵【325】 /PC側に61ダメージ!(バラク48、アンドレア43、ポル28、マロウズ35、デュラル33、エミリア16、クリフ16、サマ14、スパイデイ14)
 *クリフ、サマ、エミリア、竜の牙使用。MR30スパルトイ*3召喚。
2ラウンド:PC【353】 VS 敵【338】 /敵側に15ダメージ!(上級教団員A47、B46、C96、聖堂騎士アントン180)

「怯むな!大熊を放て!」
 聖堂騎士アントンの指示に、上級教団員が壁に駆け寄りレバーを引くと部屋の奥の壁がスライドし、大熊が2匹駆け込んできた。
「囲まれると不利だ!こちらも二手に分かれるぞ」
 エミリアの咄嗟の判断に、背を預けたバラクが大声で言い放った。
「うっしゃ!熊の親玉め。おめえの相手は俺だぜ!」

【戦闘A】
PC:エミリア16防5、クリフ16防5、サマ14、スパイデイMR14、スパルトイA30、B30、C30
敵:上級教団員A47、B46、大熊A80、B80

 *サマ《イーゼルヴァンの黒き夢》詠唱。大熊B、昏睡。
1ラウンド:PC【151】 VS 敵【143】 /敵側に8ダメージ!(上級教団員A45、B44、大熊A78、B78(昏睡))
2ラウンド:PC【169】 VS 敵【160】 /敵側に9ダメージ!(上級教団員A42、B42、大熊A76、B76(昏睡))
3ラウンド:PC【162】 VS 敵【152】 /敵側に10ダメージ!(上級教団員A40、B40、大熊A73、B73(昏睡))
 *クリフ《イーゼルヴァンの黒き手》詠唱。上級教団員Aに10魔法ダメージ!クリフ10回復。
4ラウンド:PC【151】 VS 敵【143】 /敵側に8ダメージ!(上級教団員A28、B38、大熊A71、B71(昏睡))
5ラウンド:PC【166】 VS 敵【136】 /敵側に30ダメージ!(上級教団員A21、B31、大熊A63、B63(昏睡))
6ラウンド:PC【167】 VS 敵【135】 /敵側に32ダメージ!(上級教団員A13、B23、大熊A55、B55(昏睡))
7ラウンド:PC【155】 VS 敵【115】 /敵側に40ダメージ!(上級教団員A3、B13、大熊A45、B45(昏睡))
8ラウンド:PC【148】 VS 敵【107】 /敵側に41ダメージ!(上級教団員A0、B3、大熊A35、B35(昏睡))
9ラウンド:PC【157】 VS 敵【70】 /敵側に87ダメージ!(敵全滅)


【戦闘B】
PC:バラクMR49防5、アンドレアMR45防5、ポルMR28防5、マロウズMR37防5、デュラルMR33
敵:上級教団員C100回復5、聖堂騎士アントンMR180防5回復10

 *アンドレア、ポル《いだてん》詠唱。
 *デュラル《死の刃》の呪文石を使用。
1ラウンド:PC【285】 VS 敵【239】 /敵側に46ダメージ!(上級教団員C77、聖堂騎士アントン162)
 *ポル《メメコレオウスの黒き礫》詠唱*2。上級教団員C、聖堂騎士アントンに6魔法ダメージ*2!
2ラウンド:PC【258】 VS 敵【221】 /敵側に37ダメージ!(上級教団員C54、聖堂騎士アントン146)
3ラウンド:PC【256】 VS 敵【212】 /敵側に44ダメージ!(上級教団員C37、聖堂騎士アントン139)
4ラウンド:PC【196】 VS 敵【194】 /敵側に2ダメージ!(上級教団員C41、聖堂騎士アントン149)
5ラウンド:PC【192】 VS 敵【214】 /PC側に22ダメージ!(バラク50、アンドレア45、ポル28、マロウズ40、デュラル29)
6ラウンド:PC【188】 VS 敵【205】 /PC側に17ダメージ!(バラク50、アンドレア45、ポル28、マロウズ40、デュラル26)
7ラウンド:PC【183】 VS 敵【216】 /PC側に33ダメージ!(バラク48、アンドレア43、ポル27、マロウズ38、デュラル20)
 *デュラル、奇跡的な回復薬を使用。
8ラウンド:PC【185】 VS 敵【221】 /PC側に36ダメージ!(バラク45、アンドレア41、ポル25、マロウズ36、デュラル13)
9ラウンド:PC【176】 VS 敵【227】 /PC側に51ダメージ!(バラク39、アンドレア36、ポル20、マロウズ31、デュラル3)
 *デュラル、奇跡的な回復薬を使用。

 
【合流戦闘】
PCA:バラクMR39防5、アンドレアMR36防5、ポルMR20防5、マロウズMR31防5、デュラルMR13
PCB:エミリア16防5、クリフ16防5、サマ14、スパイデイMR14、スパルトイA30、B30、C30
敵:上級教団員C71回復5、聖堂騎士アントンMR180防5回復10

1ラウンド:PC【175+149=324】 VS 敵【245】 /敵側に79ダメージ!(上級教団員C32、聖堂騎士アントン145)
2ラウンド:PC【168+154=322】 VS 敵【210】 /敵側に112ダメージ!(上級教団員C0、聖堂騎士アントン104)
3ラウンド:PC【154+158=312】 VS 敵【129】 /敵側に183ダメージ!(敵全滅)


「神よ!偉大なる熊神よ!我が血を持って、異教徒どもに裁きの鉄槌を!」
 致命傷を負った身体を抱えた聖堂騎士アントンは、部屋に安置されていた巨大な黄金熊の神像に近づくと、血塗られた手をその神像に差し出した。その手が彫像に触れると、彼の姿は溶け去るように消え、彫像が光を帯びて動きだした。彫像はその巨体から鉤爪を振り下ろし部屋の壁を粉砕した。
 もうもうと舞った土煙が収まり、部屋に静けさが戻ったとき、壁に空いた大穴だけを残し、黄金熊の彫像は姿を消していた。

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☆戦果
冬の嶺の炎=バラク=ヘルムハート →戦闘後の探索で《開け》《そこにあり》の呪文石を使用。隠された宝物を発見。宝石(金貨40枚相当)を入手。
アンドレア →熊神石を入手。
ポル・ポタリア
"片耳の"マロウズ
デュラル・アフサラール →《死の刃》の呪文石、奇跡的な回復薬*2を使用。熊神石を入手。戦闘後の探索で《開け》《そこにあり》の呪文石を使用。隠された宝物を発見。灰色熊の毛皮(防御+5)、金貨20枚を入手。
エミリア →戦闘後の探索で《開け》《そこにあり》の呪文石を使用。隠された宝物を発見。ベアクロー(武器、MR+10)、金貨20枚を入手。
クリフ
サマ →使用済み:奇跡的な回復薬*1。戦闘後の探索で《開け》《そこにあり》の呪文石を使用。隠された宝物を発見。宝石(金貨40枚相当)を入手。
スパイデイ →使用済み:奇跡的な回復薬*1

 *熊神石→上級教団員から叩き落とした謎の石。使用するとワーベア化MR+30。前回入手したものと違い、亀裂は入っていない。

→モンゴーの研究室へ戻った一行へ、メメコレオウスが報酬としてそれぞれ金貨30枚を進呈する。
〈諸君、よくやってくれた。逃げた聖堂騎士とやらが気にはなるが……。まぁ何かあればまた諸君らに働いてもらうとしよう。イーゼルヴァンの間抜けにもせいぜいよろしく伝えてくれたまえ〉

→魔術師イーゼルヴァンが君たちを出迎える。
「遅かったではないか。なに、あ、兄者が……!? そ、そうか。それは大変であったろうな。
これだけでも持ち帰ってくれた事は感謝する。(まさか兄者があそこにいるとは……これは面倒なことになったぞ)
ああ、今回の報酬はそれぞれ金貨20枚だ」


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■事件B:6人出撃
ガガック兵長の話は続く。
シャンキナルの森の南端・商業都市コーストとの国境に近い集落から、ここ1ヶ月あまり音信が途絶えている。
何度か砦から伝令を出したが、先日ようやく帰還した1人はうわ言のような言葉を残して息絶えた。
「屍人の軍勢がやってきた」と言い残して死んだ伝令が握り締めていたのは、ボロボロになった軍旗の切れ端。そこに記された紋章が今回の事件でヘルトが持ち帰ったものと一致したのだ。
伝説の屍人使いマリオナルシス……この件、必要あらば西方エルフとも協力し、真相を確かめてくるのだ。
脅威予測)大・ただし戦闘ではなく調査報告を優先せよ
報酬)中

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「情報通りだ。カーサ村はこの先」
「……遠目から見た限りじゃ、静まり返っているがね」
 斥候に出ていた二人組の盗賊・ニンツとカーモネーギーが口数少なく報告した。
「そうか……ここまでは妙なところもなかったわけだが」
「……静かすぎるというのは良い事ばかりとは言えん」
 大剣を背負った盗賊風の男ソーグの言葉に、寡黙な戦士ヘルトがぽつりと口にする。
「確かに」
 ソーグは思案げな顔で黙り込んだ。一行の沈黙を破ったのは東洋風の少女シャオリンである。
「行ってみるしかないヨ!」
「ああ、早く行こうぜぇ。俺はなんでもいいから暴れたいんだよ」
 戦士へーざぶろーがニヤニヤ笑いを浮かべながら物騒な物言いをした。


 カーサ村……森での狩猟や小さな畑などを営む家族たちが住まう、小さな村である。シャンキナルの森の南端・商業都市コーストとの国境に近いとはいえ、街道からも外れているため戦火に晒される事とてないような、いわば寒村である。そう、これまでは。
「この時間なら子供らが遊んでいてもおかしくないはずだけどな……」
「……静かすぎる……か」
 足音を忍ばせつつ顔を曇らせるニンツに、慎重に周囲を伺いつつソーグが言葉を重ねた。
「あれは!」
 角を曲がった先の家屋を目にしたカーモネーギーが不意に鋭い声を出した。通りから少し外れた農家らしき家屋は真黒く焼け焦げ、まるでほんの数日前に焼け落ちたかのような外観を漂わせていた。一行は警戒を緩めないままジリジリと近寄っていく。すると瓦礫にまみれた家の中から、小さな人影が走り出してきた。
 一行は緊張に身を固くしたが、よく見るとそれは痩せてはいるが元気そうな村の少年であった。
「うわあ、びっくりしたヨ! それにしても無事で良かった」
「お兄ちゃんたち、騎士さま? すごーい、ボクはじめて見たよ!」
「坊主、お父さんやお母さんはどこだい?」
 物珍しそうに一向に笑顔を向ける少年に、ニンツが優しく声をかけた。
「どうして? ボクのパパとママに用があるの? 家にいると思うよ。呼んでこようか」
 小走りで黒焦げ崩れ落ちた戸口へ戻る少年を尻目に、一行は奇妙な感覚を禁じ得なかった。
「パパー!ママー!お姉ちゃん。騎士さまだよ。助けに来てくださったんだよ」
 戸口から呼びかける少年の声にのそりと人影が姿を表した。
「これはこれは……ようこそいらっしゃいましたな」
 表情のない顔、そしてくぐもった声で語りかける中年の農夫を前に、一行は言葉を返すことができずに立ち尽くしていた。
「本来ならばお招きしておもてなしさせて頂きたいところなのですが、このあばら屋めが……」
 刹那。農夫の言葉をかき消すような轟音で、低い鐘の音が辺りに鳴り響いた。農夫とその息子は村外れの丘に建つ鐘楼と領主のものらしき館に目を向け、鐘の音に耳を澄ませていた。やがて始まったときと同じような唐突さで鐘の音は止み、辺りをまた静寂が支配した。
 農夫は悲しげに首を振ると、ゆっくりと口を開いた。
「お時間です。残念ながら……」
「ご飯の時間だねえ」
 農夫とその息子の目が真赤い光を帯び、開いた口元から発達しすぎた犬歯が顔をのぞかせた。
「ママー。お姉ちゃん。はやくおいでよ。ご飯だよ」


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【戦闘】
PC:ヘルトMR40防5、ニンツMR40防5、ソーグMR35防5、カーモネーギーMR30防10、シャオリンMR30防5、へーざぶろーMR20
敵:屍人(父)MR60、屍人(息子)MR30、屍人(母)MR50、屍人(娘)MR40

1ラウンド:PC【188】 VS 敵【183】 /敵側に5ダメージ!(屍人(父)58、屍人(息子)29、屍人(母)49、屍人(娘)39)
2ラウンド:PC【180】 VS 敵【171】 /敵側に9ダメージ!(屍人(父)55、屍人(息子)27、屍人(母)47、屍人(娘)37)
3ラウンド:PC【196】 VS 敵【170】 /敵側に26ダメージ!(屍人(父)48、屍人(息子)21、屍人(母)40、屍人(娘)31)
4ラウンド:PC【167】 VS 敵【146】 /敵側に21ダメージ!(屍人(父)42、屍人(息子)16、屍人(母)35、屍人(娘)26)
5ラウンド:PC【181】 VS 敵【136】 /敵側に45ダメージ!(屍人(父)33、屍人(息子)7、屍人(母)26、屍人(娘)17)

 *増援:屍人兵MR80*3

 交戦のさなか、村の大通りから軍旗を掲げた武装兵が姿を表し、一行の背後からゆっくりと迫ってきた。その歩みは戦場に向かう戦士のものとは思えぬほどに緩慢で、だからこそ言いしれない恐怖を見る者に感じさせた。
「この軍旗……やはりマリオナルシスの軍勢か、一体どこから湧いてきやがった」
 兵が持つ軍旗の紋章は、ヘルトが手にするボロボロの布切れと一致した。
「クワァー。オニイチャンタチ……ゴハン……」
「くそっ、これじゃ挟み撃ちだ」
 毒づいたニンツを尻目にソーグが全員に声をかける。
「正規兵が来る前に強行突破して、一度森へ引く。それでいいな」
「了解だヨ!」

6ラウンド:PC【177】 VS 敵【121】 /敵側に56ダメージ!(屍人(父)19、屍人(息子)0、屍人(母)12、屍人(娘)3)
 *PC側逃走

 *増援:屍人兵MR80*2

「くそっ、こっちもか」
「やむを得ん……分の悪い賭けだが、空いている通りへ向かう」
「大丈夫なのかよお……」
 ソーグの判断にカーモネーギーが不安げな顔で頷いた。

 *増援:屍人兵MR80*2、アンデッドハウンドMR60

「最悪じゃないかよお」
「いったい何人いやがるんだ……」
「……アニキ、俺たちは偵察が任務だ。逃げ延びて砦に報告を……」
 ニンツとカーモネーギーが目配せをする。別々の方向に逃げれば、どちらかは1人は助かるかもしれない。
「駄目だ」
 ヘルトが鋭い声で制止した。
「軍勢の全容が掴めていない今、単独行動で切り抜けれるとは思えん」
「だったらどうするんだ」
「……」
 ジリジリと迫る屍人の軍勢がゆっくりと一行を包囲していく。
「帝国人、苦戦しているようだな」

 *増援:西方エルフ森林警備隊/隊長ギルサリオンMR60防5、術士アルヴェルディアMR35、隊員MR30*5
 *アルヴェルディア《厄払い》詠唱。屍人兵A調伏

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「エルフの旦那さん方、感謝するヨ!」
「気を抜くな。奴らめどれだけ控えておるかわからぬ」
 崩れた包囲網の一角から西方エルフの一団が進み出て、一行と合流した。隊長ギルサリオンが油断なく、周囲に目を走らせる。と、そのとき。
「困りますねえ。我が民たちに危害を加えてもらっては」
 物陰から不意に冷たい声が投げかけられた。
「誰だ」
 漆黒のローブを身に纏った年齢不詳の男性が家屋の陰から姿を表した。片手を上げて兵たちを制すると悠々と話しかけてくる。
「西方エルフとカザン帝国人が仲良くご一緒とは、これは珍しいこともあるものだ。失敬、私はこの村の領主代行をマリオナルシス閣下より賜るエリファスと申す者」
 男性はわざとらしい調子で深く腰を曲げて礼をする。それを受けてソーグが古文書を読み上げるかのように言葉を紡いだ。
「マリオナルシス……第3代オーバーキル城城主。伝説の屍人使いと評される。カザン帝国に反旗を翻し長きに渡り抵抗するが、カザン歴1101年・オーバーキル城攻防戦にてカザン帝国〈死の軍団〉に敗北し、死去」
「ほう」
「これがカザン帝国史に記されている内容だ」
「ほほう。そうでしたか……これはまた、なんと申しましょうか。無様に歴史に記されているものですねえ。いやあ我が師のこととは言えお恥ずかしい」
 エリファスは小さくくぐもった笑い声をあげると、一行に向き直った。
「失敬。確かに敗北したのは事実です。しかし死んではおりませんな。生きておられまする。そう、100年余りね」
「邪なる術を使うか、邪教徒め」
 ギルサリオンが吐き捨てるように言葉を突きつけた。
「ほう……そこなエルフは、まるでわれわれ屍人使いが生者の肉体と魂を冒涜しているとでも言いたいようですね」
「当然だ。世界を定めるは円環の理。産まれ、生き、そして死ぬ。それが生者の営み」
「では敢えて問いましょう。彼ら屍人は何故、あなた方を襲うか。彼らはね、生者が憎いんです。あなた方の発する生命の煌めきが苦痛なんですよ。屍人帰りとはこの世に無念を残した者に肉体を与え魂を救う術。おお、マリオナルシス卿の偉大なる御業!」
 芝居がかった調子でエリファスは言葉を続けた。
「長きに渡り戦争を続け、数々の生命を奪ってきたのは誰であろう、あなた方カザン帝国だ。これまで幾多数多の英霊がこの地に倒れた。我々はね、彼らを開放するために立ち上がったんですよ。そう、マリオナルシス卿の元に馳せ参じた、大いなる屍人の軍隊、いやいずれ屍人の王国と呼ばれることになるでしょう。そこでは未来永劫、戦もなく、人々はみな幸福に永遠に暮らすであろう。おお、偉大なるマリオナルシス卿。我が師の崇高なる使命に栄光あれ!」
「狂信者め」
「やれやれ、どうやらあなた方には何を話しても無駄なようですね。よろしい。死して後、我らの仲間となって頂くとしましょう。マリオナルシスが門下、屍人使いエリファス、参る!」

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【戦闘】
PC:ヘルトMR40防5、ニンツMR40防5、ソーグMR35防5、カーモネーギーMR30防10、シャオリンMR30防5、へーざぶろーMR20
西方エルフ森林警備隊:隊長ギルサリオンMR60防5、術士アルヴェルディアMR35、隊員MR30*5
敵:屍人使いエリファスMR100防5、屍人兵MR80*6、アンデッドハウンドMR60

「アルヴェルディア、調伏に専念せよ。帝国人よ。また力を貸してもらうぞ」
「ああ、任せとけ」
「ここが踏ん張りどころアル!」

 *アルヴェルディア《厄払い》詠唱。屍人兵B調伏
 *カーモネーギー《いだてん》詠唱
 *ヘルト、シャオリン、ギルサリオン《死の刃》詠唱。
 *ソーグ《死の刃》の呪文石を使用
1ラウンド:PC+エルフ【308+256=564】 VS 敵【514】 /敵側に50ダメージ!(エリファス98、屍人兵B0、C73、D73、E73、F73、G73、アンデッドハウンド52)
 *アルヴェルディア《厄払い》詠唱。屍人兵C調伏
2ラウンド:PC+エルフ【216+200=416】 VS 敵【440】 /PC側に24ダメージ!(ヘルト40、ニンツ40、ソーグ35、カーモネーギー30、シャオリン30、へーざぶろー18、隊長60、術士35(詠唱)、隊員A28、B28、C28、D28、E28)

「天と地と人の名において、我が怨敵の急所を見通す禍々しき眼を我に与えよ……《凶眼》……!」
「く……なんて術を使いやがる」

 *エリファス《凶眼》詠唱。ダメージ3倍。
 *アルヴェルディア《厄払い》詠唱。屍人兵D調伏
3ラウンド:PC+エルフ【214+192=406】 VS 敵【523】 /PC側に117ダメージ!(ヘルト31、ニンツ31、ソーグ26、カーモネーギー30、シャオリン21、へーざぶろー9、隊長56、術士26(詠唱)、隊員A19、B19、C19、D19、E19)

「おやおや。もう抵抗はおしまいですか? 一思いにやってほしそうですねぇ。良いですよ。お任せを。……原祖たる太陽の灼熱を用いて、我が敵を打ち倒す焔よ来たれ……《炎の嵐》!」

 *エリファス《炎の嵐》詠唱
 *ヘルト《ないことに》の呪文石を使用。エリファスの《炎の嵐》を無効化

「なにっ……き、貴様」
「そう簡単にやらせはせんよ」

 *アルヴェルディア《厄払い》詠唱。屍人兵E調伏
4ラウンド:PC+エルフ【171+168=339】 VS 敵【267】 /敵側に72ダメージ!(エリファス85、屍人兵B0、C0、D0、E0、F55、G55、アンデッドハウンド34)

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「どうやら私はあなた方を侮りすぎていたようだ」
 端正な顔を返り血に染めつつエリファスが独りごちた。
「ここは痛み分けとしましょう。次にお会いするときは油断はいたしませんよ……《翼》!」
 身体から放出された魔力が純白の翼を具現化し、その羽ばたきとともにエリファスは村外れの丘へと飛び去った。
 残敵を掃討した一行は一息つくと、周囲を見回した。隊長ギルサリオンは毅然とした表情で村外れの丘に建つ領主の館を見つめていた。
「帝国人よ。砦の長に伝えよ。我ら西方エルフは一軍を率いてここへ戻る。……共闘を依頼したい」
「伝えよう」
 一行を代表してヘルトが答えた。双方は視線を交わし頷きあうと、互いに足早に森へと姿を消した。

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
☆戦果
ヘルト →《ないことに》の呪文石を使用
盗賊のニンツ
ソーグ →《死の刃》の呪文石を使用
カーモネーギー
シャオリン
へーざぶろー

→砦に戻った君たちの報告を受け、ガガック兵長は長い時間思案する。やがて背後に控える参謀・魔術師ウォーゼル卿を振り仰いだ。
「全軍に指示を」
「はっ」
「我がカザン帝国の領土を侵略する叛徒を制圧する」

→続きは、次回ep.7の事件Bの概要へ……。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
■事件C:4人出撃
〈大断崖〉手前の盆地の古代帝国時代の塔について、探索を継続する。
無敵の万太郎たちの報告では、現在到達している2階は怪物めいた騎士が守る広間以外は概ね探索済みとの事。
各自、慎重を期しつつ調査を継続せよ。赴くものはどの程度で帰還するかの自分なりの指針を申告しておくこと。
脅威予測)未知数
報酬)莫大

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴

「なるほど……確かにお主の予想したとおりだったな、万太郎」
「ああ」
 カエル人の戦士ヴェルサリウス27世が感心した様子で、東洋風の戦士・無敵の万太郎に小声で語りかけた。
 通路の影から先を覗き込んでいた二人はやがて数歩下がり、後方で控える二人……老兵メックリンガーと女戦士イールギットの元に帰還した。
「予定通りでいく。あの不死身の化け物の右腹には、以前の探索で俺たちの仲間だった魔術師インディが放った《これでもくらえ!》の傷跡が確かに残っている。つまり奴は魔法攻撃に関しては回復の手段を持っていないと見える」
「そこでワシのコレクションの出番というわけじゃな?」
 作戦を伝える万太郎に、メックリンガー老が懐から掴み出した呪文石を手に嬉しそうに笑った。
「遠方から使える限りの魔術で奇襲する。まぁ俺は接近戦しか手がないからな。先陣を切らせてもらう。イールギットも頼む」
「ああ、任せておけ」
「爺さんとヴェルサリウスが魔術を使い切っても奴が倒れなかったときは、仕方ない。撤退だ」
「なーに、不死身の怪物がなんじゃい。この炎の石と呪文石で、目にモノみせてくれようぞ」
「ま、頼りにしてるぜ、爺さん」

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【戦闘】
PC:万太郎MR35防5、ヴェルサリウス27世MR20防5、ハンタードールMR35、メックリンガー老MR20、イールギットMR20
敵:壱の騎士アンブロシウス MR185/200防10

 *ヴェルサリウス27世、炎の石を使用。壱の騎士アンブロシウスに28魔法ダメージ!
 *メックリンガー老、炎の石を使用。壱の騎士アンブロシウスに32魔法ダメージ!

先制射撃:ハンタードール【24】/敵側に24ダメージ!(壱の騎士アンブロシウス111)
 *メックリンガー老、《これでもくらえ!》の呪文石を使用。壱の騎士アンブロシウスに20魔法ダメージ!
1ラウンド:PC【126】 VS 敵【125】 /敵側に1ダメージ!(壱の騎士アンブロシウス91)
 *メックリンガー老、《これでもくらえ!》の呪文石を使用。壱の騎士アンブロシウスに20魔法ダメージ!
2ラウンド:PC【126】 VS 敵【110】 /敵側に16ダメージ!(壱の騎士アンブロシウス65)
3ラウンド:PC【129】 VS 敵【98】 /敵側に31ダメージ!(壱の騎士アンブロシウス44)
4ラウンド:PC【119】 VS 敵【100】 /敵側に19ダメージ!(壱の騎士アンブロシウス35)
5ラウンド:PC【128】 VS 敵【90】 /敵側に38ダメージ!(壱の騎士アンブロシウス7)
5ラウンド:PC【129】 VS 敵【89】 /敵側に40ダメージ!(壱の騎士アンブロシウス0)

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

「不覚……」
 傷だらけになった甲冑姿が軋みを上げながら片膝をついた。
「陛下、お許し下され。壱の騎士アンブロシウス、力及びませんでした……」
 虚ろな声で遥か頭上を仰ぎ謝罪の言葉を重ねる怪物騎士の不気味さに、近づくことがはばかられた一行は遠巻きに立ち尽くしていた。
「口惜しや……。この次は、こうはゆかぬぞ」
 その言葉とともに甲冑から淡い光球が飛び出し、はるか頭上へと登っていった。そして残された甲冑が金属音を立ててゆっくりと崩れ落ちていく。
「……こいつ……この次と言ったのか……?」
 額の汗を拭いながら、万太郎が呟いた。一行は沈黙とともに、騎士が守っていた玉座の背後に口を開ける階段の闇へ目を凝らした。
〈……滅ぼされし王国のうらみ、忘れたわけではあるまいな……〉
 微かに誰かの声が聞こえた気がした。

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
☆戦果
無敵の万太郎 →《凶眼》の呪文石を入手。
ヴェルサリウス27世 →炎の石を使用。戦闘後の探索で《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石を使用。《L3これでもくらえ!》の呪文石(魔法ダメージ60点/1回限り)を入手。
メックリンガー老 →《これでもくらえ!》の呪文石*2、炎の石を使用。いにしえの胸当て(防御+5)を入手。
イールギット →いにしえの短剣(MR+10)を入手。

→壱の騎士アンブロシウスの残骸より古めかしい装飾品を発見・入手した。(金貨200枚相当)
騎士の守っていた広間でヴェルサリウス27世が隠し部屋を発見。全員で捜索し財宝を入手した。いにしえの短剣、いにしえの胸当て、《L3これでもくらえ!》の呪文石、《凶眼》の呪文石
→上階に向かうには消耗品不足と判断し、報告を兼ねて撤退。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
☆ランキング

1位:
デュラル・アフサラール/MR40防5
 +金貨70枚、熊神石、灰色熊の毛皮(防御+5) →(所持品:金貨70枚。高品質な武器【弓】、灰色熊の毛皮、熊神石)

2位:
エミリア/MR30防5
 +金貨70枚、ベアクロー(武器、MR+10) →(所持品:金貨70枚。ベアクロー、高品質な防具【ブレストプレート】、《そこにあり》の呪文石、《ないことに》の呪文石*2、奇跡的な回復薬、竜の牙、熊神石の破片)

ヴェルサリウス27世/MR20防5
 +金貨60枚、《L3これでもくらえ!》の呪文石 →(所持品:金貨60枚。高品質な武器【超小型単弓】、高品質な防具【キルテッド・シルク】、《L3これでもくらえ!》の呪文石、呪文:《イーゼルヴァンの黒き夢》、ハンタードール(MR35、先制攻撃可能))

4位:
《冬の嶺の炎》バラク=ヘルムハート/MR50防5 
 +金貨90枚 →(所持品:金貨120枚。黒き大斧、高品質な武器【バスタードソード】、高品質な防具【革鎧】、奇跡的な回復薬)

サマ/MR20
 +金貨90枚 →(所持品:金貨135枚。《ないことに》の呪文石、奇跡的な回復薬、竜の牙、呪文:《イーゼルヴァンの黒き夢》)

メックリンガー老/MR20防5
 +金貨60枚、いにしえの胸当て(防御+5) →(所持品:金貨60枚。いにしえの胸当て)

7位:
アンドレア/MR45防5
 +金貨50枚、熊神石 →(所持品:金貨85枚。黒き剣、高品質な武器【鞭】、高品質な防具【革鎧】、モンゴーのしるし、熊神石、呪文:《いだてん》)

無敵の万太郎/MR35防5
 +金貨40枚、《凶眼》の呪文石 →(所持品:金貨55枚。高品質な武器+2【ソナン・イエの槍】、高品質な防具【アーミング・ダブレット】、《凶眼》の呪文石、ミラードール(未覚醒/覚醒させる場合は行動計画に記載を))

イールギット/MR30
 +金貨40枚、いにしえの短剣(MR+10) →(所持品:金貨40枚。いにしえの短剣)

10位:
ヘルト/MR40防5
 +金貨65枚 →(所持品:金貨75枚。高品質な武器【シュヴァイツァー・サーベル】&【カッツバルゲル】、高品質な防具【メイル・アーマー】、保存食*1、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石、呪文:《死の刃》)

11位:
ポル・ポタリア/MR30防5
 +金貨50枚 →(所持品:金貨70枚。高品質な武器【鞭】、高品質な防具【飛来物除けの護符を織り込んだジャケット(緑色)と足になじむ靴】、呪文:《メメコレオウスの黒き礫》、《いだてん》)

"片耳の"マロウズ/MR40防5 
 +金貨50枚 →(所持品:金貨70枚。黒き短剣、高品質な武器【鞭(ウィップ)】、高品質な防具【レザージャケット】、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石)

クリフ/MR20防5
 +金貨50枚 →(所持品:金貨105枚。高品質な防具 【???】、奇跡的な回復薬、竜の牙、呪文:《イーゼルヴァンの黒き手》)

スパイデイ/MR20
 +金貨50枚 →(所持品:金貨60枚、熊神石の破片)

ソーグ/MR35防5
 +金貨50枚 →(所持品:金貨80枚。高品質な武器+2【グレートソード】、高品質な防具【レザーアーマー】、《開け》の呪文石、奇跡的な回復薬)

カーモネーギー/MR30防10
 +金貨50枚 →(所持品:金貨50枚。高品質な武器【ショートボウ】、高品質な防具【革鎧】、高品質な防具【籠手に付けれる小型盾】、《そこにあり》の呪文石、呪文:《いだてん》)

シャオリン/MR30防5
 +金貨50枚 →(所持品:金貨75枚。高品質な武器【鉄扇】、高品質な防具 【火鼠の皮衣】、《そこにあり》の呪文石、奇跡的な回復薬*2、呪文:《死の刃》)

18位:
盗賊のニンツ/MR40防5
 +金貨40枚 →(所持品:金貨70枚。高品質な武器【良い短剣】&【鋭い短剣】、高品質な防具【硬い皮鎧】、《そこにあり》の呪文石、奇跡的な回復薬×2)

へーざぶろー/MR20
 +金貨40枚 →(所持品:金貨65枚)

■砦にて待機(今回投稿無し)
ヤスヒロン/MR30 →(所持品:金貨70枚。高品質な武器【ヘヴィーメイス】)
アクロス/MR20 →(所持品:金貨50枚)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
☆ザルダック商店
金貨を入手している場合、買い物をしても構わない。自由筆記欄に記載すること。
商品は変わる場合があるので、次回以降に残しておくこともできる。

<商品リスト>
・高品質な武器+2 金貨60枚 MR+15/好きな武器タイプを自由筆記に記載下さい(高品質な武器から買い替える場合、古い武器は金貨10枚で引き取ってくれる)
・高品質な武器 金貨30枚 MR+10/好きな武器タイプを自由筆記に記載下さい
・高品質な防具 金貨30枚 防御点+5/好きな防具タイプを自由筆記に記載下さい
・奇跡的な回復薬 金貨10枚 ダメージ10点回復/1回限り
・《L2これでもくらえ!》の呪文石 金貨20枚 魔法ダメージ40点/1回限り
・《死の刃》の呪文石 金貨15枚 1ターンのみダメージ2倍/1回限り
・《開け》の呪文石 金貨10枚 鍵開け/1回限り
・《そこにあり》の呪文石 金貨10枚 隠されたものを感知する/1回限り
・《ないことに》の呪文石 金貨20枚 魔術を1度だけ無効化する/1回限り
・《いだてん》の呪文石 金貨40枚 3ターンの間2回行動が可能/1回限り
・《凶眼》の呪文石 金貨40枚 1ターンのみダメージ3倍/1回限り
・《炎の嵐》の呪文石 金貨40枚 敵全体に魔法ダメージ20点/1回限り
・雇い人(戦士L2) 金貨60枚 MR60防5/1事件限り
・雇い人(盗賊L2) 金貨60枚 MR40・《死の刃》《開け》《そこにあり》/1事件限り
・雇い人(魔術師L2) 金貨60枚 MR25・《L2これでもくらえ!》《ないことに》《凶眼》/1事件限り

☆訓練場
金貨を使用して、ガガック兵長に特別訓練をつけてもらえる。自由筆記欄に記入すること。
支払い可能であれば複数回選択しても構わない。

・戦闘訓練:金貨100枚/基本MR+10
・魔術訓練:金貨50枚(いだてん、凶眼、炎の嵐は金貨80枚)/ザルダック商店で扱っている呪文石から1つ選択。今後1事件に1回使用可能に。(呪文石との併用可)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【ルール】
・PCはカザン帝国の辺境開拓軍の戦士です。
・毎回、「事件」が更新されます。どの事件を解決に向かうか選択して下さい。
・同じ事件に向かったPCが多ければ、解決しやすいですが報酬も少なくなります。逆に1人だと報酬は総取りですが、失敗の可能性も高くなります。
・トロールワールドは無情です。運が悪ければあっけなく死ぬでしょう。死んだときは死んだときです。新たなPCで1から出直して下さい。
・事件の処理はシンプルにモンスターレートで行います。(PCも一律でMR表記処理)PCの初期戦闘力はMR20(3D6+10)です。
・事件を解決したら、報酬がもらえます。報酬はカザン帝国への貢献度として、順位付けされます。順位によっては特別報酬がもらえることもあるでしょう。
・報酬を使って装備を購入したりすることもできます。商品は毎回変わるので使うか、貯めるかは判断のしどころでしょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【未解決事件】
A:
魔術師イーゼルヴァンより新たな依頼である。
やぁ諸君。また頼みがあるのだがね。大断崖付近に生息するグリフォンの巣より、卵を奪取してきてほしいのだよ。
私の研究材料として必要なのは1つきり。もし複数入手できた場合は、珍味として好事家に高値で売れるゆえ、レックス砦に出入りする交易商が引き取ってくれるであろう。ただし全て取り尽くすことだけはないようにな。
わかっていると思うが、グリフォンと真正面からやりあっても勝ち目はない。狩りに出た隙を狙うなど、十分に注意するのだぞ。
脅威予測)中
報酬)中

B:
ガガック兵長が司令室に君たちを呼び出した。
正面から攻撃を仕掛ける本隊の裏で、少人数で領主の館へ潜入する別働隊を編成したい。
どうやら貴様らにはこういう任務のほうが向いているようだ。
首領が単身であれば暗殺を試みよ。ただし成功の可能性が低ければ無理はせず、撹乱に徹せば良い。
首領が前線に出て不在であれば、その隙に証拠品や重要なものがないか探索せよ。
脅威予測)大・ただし戦闘ではなく調査報告を優先せよ
報酬)中
 *もし敢えて本隊に志願したい場合はそれも可能。

C:
〈大断崖〉手前の盆地の古代帝国時代の塔について、探索を継続する。
無敵の万太郎とヴェルサリウス27世たちの活躍により、2階の怪物めいた騎士は撃破。
いよいよ3階の調査となる。各自、準備を怠らぬよう。
赴くものはどの程度で帰還するかの自分なりの指針を申告しておくこと。
脅威予測)未知数
報酬)莫大・金貨よりも魔法の物品の入手可能性が高い

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【作戦会議室・峡谷の山猫亭】

https://www1.x-feeder.info/FTGAME/

出撃前に相談をしたり、雑談や交流ができるチャットルームです。
PC・スマホ・携帯から閲覧/書き込みできますので、ぜひご活用下さい!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【参加方法】

https://jp.surveymonkey.com/r/Q6LB2G3

参加フォームに下記を記入し、送信して下さい。
・キャラクター名
・今回選択する事件
・(任意・自由筆記)事件への対応や購入した商品、キャラ設定(年齢・性別・性格・生い立ち・風貌・特徴・口癖など)
・プレイヤー名・メールアドレス
 *投稿内容の詳細確認などが必要な場合にこちらからご連絡をする場合があります。

【参加締切】
配信日の2週間後を締切とします。
締切を過ぎますと次回は「待機」となります。

■今回の締切:7/21(日)24時まで

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

■今日の新聞に対するご感想はコチラ!
ぜひ、お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m

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2019年5月26日日曜日

T&T読者参加企画『カザン帝国辺境開拓記』 ep.5 No.2326

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T&T読者参加企画『カザン帝国辺境開拓記』 ep.5

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
from 水波流
月イチペースでお送りする、読者参加企画。
今回は総勢19名のご参加を頂いております。途中参加ももちろん大歓迎!

毎度の長文ですのでパソコンでご覧頂くのを推奨いたします。
もし携帯電話などで受信し、途中で切れたりしている場合は、下記バックナンバー保管庫からご確認をお願いいたします。
https://ftnews-archive.blogspot.com/

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事件の結末

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■事件A:9人出撃
魔術師イーゼルヴァンより、探索の依頼が入った。
やぁ諸君。いつも世話になっておるな。今回は1つ、お使いを頼まれて欲しいのだよ。
コースト街道の南に我が師、黒のモンゴーが以前研究室として使っていた遺跡があってな。最近その近隣を悪名高きベアカルトの教団が拠点にしていると耳にしたのだ。
もはや不要のものとはいえ、師の研究室を荒らされるのは気分のいいものではない。書物や品物を引き上げてきて貰いたいのだ。
脅威予測)中
報酬)中

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴

 太古の街道〈グレート・ロード〉と呼ばれる、カザン帝国と商業都市コーストを結ぶ街道。カザン帝国において、隊商が行き来する最も重要な交易路である。
 街道の南端、フンガ川の川沿いに位置する商業都市コーストは歴史上、何度となくカザン帝国に制圧されるも、その度毎に力を蓄え反旗を翻していた。
 そして〈偉大なる熊神〉を信仰する悪名高きベアカルトもまた、反帝国勢力として不気味にその活動圏を広げていた。
 カザン帝国中枢部ではコースト市とベアカルトが繋がっているのではないかという声も囁かれたが、コースト市議会は公式にそれを否定。教団員の首に賞金をかけるに至った。


「……というのが、〈偉大なる熊神の教団〉ことベアカルトについての噂だ。まぁ真偽はわからないがね」
 人の良さそうな笑みを浮かべつつアンドレアが肩をすくめて話をまとめた。
「ベアカルトねえ……」
 遠くを見つめながらポル・ポタリアが語り始めた。
「実は言ってなかったんだけど、ボクはハッピーハッピー教の指導者なんですよ」
「はぁ?」
「一日一回『ハッピー』と唱える、これだけで幸せになれる! さらに、この『幸せになれるお守り』購入すると、主にボクが幸せになっちゃう。あとでお友達にお守りを売れば、キミも幸せになれちゃう。これを繰り返すと確実に幸せな人が出来るんだよ! サイコーだと思わない?」
「……」
「っと、こんな感じで教えを説けば、ベアカルトの諸君も宗旨替えしてくれるんじゃないかなぁ。キミ、どう思う?」
 大げさな身振り手振りつきのポルの本気とも冗談とも取れぬ話に、黒髪長髪の剣士スパイデイが困惑した様子で周囲の連中を見回した。赤毛の大男バラクがニヤリと笑いながらその肩を軽く叩いた。
「こいつの話は、話半分どころか話100分の1くらいで聞いたほうがいいぜ」
「そりゃひどい。心外だなぁ。そんな事を言うキミは一生不幸にしちゃうよ?」
 と言いながら、ポルは愉快そうにゲラゲラと笑った。つられてバラクとスパイデイも笑い声を上げた。
「さぁ、馬鹿話もそこまでだ。着いたようだぞ」
 先頭を歩いていたエルフの青年マロウズが一行を振り返りながら言葉を続けた。
「ここからは、もっと慎重になったほうがいい」
「ここが……」
 一行の前に、蔦が絡んだ石柱を入口とした古い遺跡が口を開けていた。


「聞いてたとおりだよ。あの呼び鈴と扉はまやかしだ。実際の扉はその横」
 赤毛の盗賊エミリアが不機嫌そうな顔で髪をいじりながら、遺跡の奥を指差した。その手から粉々になった《そこにあり》の呪文石がこぼれ落ちた。
「イーゼルヴァンの旦那の言った通りだな」
(我が師モンゴーは研究の邪魔をされるのを最も嫌う。呼ばれもせぬのに呼び鈴を鳴らす愚か者は召喚獣の餌食となろう。)
 バラクが魔術師の言葉を思い出しながらつぶやいた。
「いいかい。開けるよ」
 エミリアはぶっきらぼうに言い放つと、腰袋から別の呪文石を取り出した。
「《開け》」


「ふうむ」
 ドワーフの戦士クリフが、グレムリンの片腕であごひげをひねった。眼の前には巨人を象った石像が2体立ち並び、2つ目の扉を塞いでいた。
「資格を見せよ、か」
 クリフの横に並んだカエル人サマが、台座に刻まれた古代文字を読み解いた。
「悩むことはない。これであろう」
 後ろから進み出た東方の戦士デュラルが、懐から黒曜石でできた装身具を取り出した。
(モンゴーのしるし。黒の使徒たる証だ。)
 バラクの脳裏にまた魔術師の言葉がよぎった。
「第1の封印はまやかし、第2の封印は資格。ここまでは、よし」
 マロウズが小さくつぶやいた。


「第3の封印は、言葉」
 一行の目前の3つ目の扉から、重々しい言葉が響き渡った。
《閉ざされし扉の先へ進む者よ。全てを統べるものの名を唱えよ……》
 アンドレアが一歩前に進んで、魔術師から聞き及んでいた合言葉を朗々と読み上げた。
「全ての色を統べるは《全き黒》」
 扉が沈黙し、やがて錠前の開く甲高い金属音が響いた。
「ようし。これであとは……」
《重ねて問う》
「……!?」
《黒のモンゴーの研究室と知って入室を試みる其方の、名を名乗るが良い》
「な、聞いてねえぞ!?」
 バラクが困惑した様子で口にした。一行も顔を見合わせる。3つの封印の先は研究室、そう聞いていたはずだった。
《名を名乗るが良い》
「……イーゼルヴァン?」
 アンドレアが頼りなさげな口調で呼びかけに応えた。途端、辺りに笑い声が木霊した。
〈イーゼルヴァンだと? ははは、あの出来損ないの馬鹿弟子の事か。これは笑わせてくれる〉
 一瞬の沈黙のあと、扉がゆっくりと開き、奥の闇からのそりと何かが姿を表した。老人の顔、コウモリの翼、獅子の肉体、サソリの尾を持つそれは、魔獣マンティコアの姿であった。
〈我こそが真の黒の使徒、黒檀のメメコレオウス〉


〈諸君らの言い分はわかった。出来損ないの弟弟子め。これを機に師の研究資料をせしめる気でおるのだな〉
「いやあ……知らなかったんだと思いますよ……あなたがここにいるということは」
〈であろうな。しかし我もかの熊神の教団に閉口しているというのも事実。奴らこの遺跡に目をつけたようでな。これまでも何度となく訪れておる〉
 と、そこへ急にリリリリリリ……と耳障りな鈴の音がかき鳴らされた。
〈噂をすれば、か。丁度よい。イーゼルヴァンの下僕どもよ、手伝って貰うぞ〉

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【戦闘】
PC:バラクMR50防5、アンドレアMR45防5、マロウズMR30防5、デュラルMR30、エミリアMR20防5、ポルMR20防5、クリフMR20、サマMR20、スパイデイMR20
味方:黒檀のメメコレオウスMR80防10
敵:ベアカルト教団員MR30*6 上級教団員MR50*3

1ラウンド:PC【305】 VS 敵【318】 /PC側に13ダメージ!(バラク50、アンドレア45、マロウズ30、デュラル29、エミリア20、ポル20、クリフ19、サマ19、スパイデイ19、メメコレオウス80)
2ラウンド:PC【329】 VS 敵【310】 /敵側に19ダメージ!(教団員28、28、28、28、28、27、上級教団員48、48、48)
3ラウンド:PC【313】 VS 敵【306】 /敵側に7ダメージ!(教団員27、27、27、27、27、26、上級教団員48、48、47)
 *上級教団員:ワーベア化→MR+50回復5
4ラウンド:PC【319】 VS 敵【437】 /PC側に118ダメージ!(バラク43、アンドレア38、マロウズ23、デュラル17、エミリア13、ポル13、クリフ7、サマ8、スパイデイ8、メメコレオウス78)
 *エミリア、クリフ、サマ、竜の牙使用。MR30スパルトイ*3召喚。
 *ポル《イーゼルヴァンの黒き礫》詠唱。教団員A、B、Cに6魔法ダメージ!
 *メメコレオウス《これでもくらえ!》詠唱。上級教団員Aに50魔法ダメージ!
5ラウンド:PC【384】 VS 敵【402】 /PC側に18ダメージ!(バラク43、アンドレア38、マロウズ23、デュラル16、エミリア13、ポル13、クリフ6、サマ7、スパイデイ7、メメコレオウス78、スパルトイA29、B29、C29)
 *デュラル→奇跡的な回復薬を使用。
 *クリフ《イーゼルヴァンの黒き手》詠唱。教団員Aに10魔法ダメージ!クリフ10回復。
 *サマ《イーゼルヴァンの黒き夢》詠唱。上級教団員B、昏睡。
 *メメコレオウス《これでもくらえ!》詠唱。上級教団員Aに50魔法ダメージ!
6ラウンド:PC【378】 VS 敵【241】 /敵側に137-60=77ダメージ!(教団員1、11、11、17、17、17、上級教団員0、91(昏睡)、91)
 *クリフ、サマ→奇跡的な回復薬を使用。
 *メメコレオウス《死の刃》をバラクに詠唱。
7ラウンド:PC【417】 VS 敵【204】 /敵側に213ダメージ!(教団員0、0、0、0、0、0、上級教団員0、64(昏睡)、69)
8ラウンド:PC【367】 VS 敵【73】 /敵側に294ダメージ!(敵全滅)

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☆戦果
冬の嶺の炎=バラク=ヘルムハート
アンドレア
"片耳の"マロウズ
デュラル・アフサラール →使用済み:奇跡的な回復薬
エミリア →熊神石の破片を入手。使用済み:《開け》の呪文石*1、《そこにあり》の呪文石*1
ポル・ポタリア →《イーゼルヴァンの黒き礫》改め《メメコレオウスの黒き礫》/能力強化(敵5体にダメージを6点ずつ与える)〈馬鹿弟子め、教え方が悪いわ〉
クリフ →使用済み:奇跡的な回復薬*1
サマ →使用済み:奇跡的な回復薬*1
スパイデイ →熊神石の破片を入手。

 *熊神石の破片→獣人化した上級教団員が倒れた際に手からこぼれ落ちた謎の石の破片。使用するとワーベア化MR+25。亀裂が入っており、無闇に試すのは危険。

→メメコレオウスが助力の礼として一行へ金貨300枚を進呈する。
〈諸君、なかなかいい腕をしているではないか。うむ、ものはついでだ。これを機に此奴等を一掃してもらえると助かるのだがな。さすれば出来損ないの弟弟子が欲しがっている品物も渡してやらんでもない。それに加えて我からも更なる報酬を約束しよう〉

→続きは、次回ep.6の事件Aの概要へ……。


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■事件B:6人出撃
ナルン村より、戦で不足した食料品を賄う為、〈シャンキナルの森〉にて丸々獣狩りを依頼したいとの相談があった。
丸々獣は古代ポロメイア王国で使役されていた生物で、家畜化した猪が逃げて野生化したものだ。
森のなかでの生活に適応し、樹上生活を営んでおり、獰猛で大変危険である。注意して任務に当たるように。
脅威予測)小・ただし森林警備隊に注意せよ。
報酬)小

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「そっちへ行ったぞ!」
「気をつけろ、樹上に登らせたら厄介だ」
 深い森の奥。ガサガサと藪を掻き分ける騒々しい音とともに、丸々と太った獣が一匹、鈍重な見た目とは裏腹の素早さで姿を表した。それを追って藪の向こうから慌てた様子で、盗賊二人組ニンツとカーモネギーが顔を出した。
「ヘルト!左に回りこんでくれ、俺とへーざぶろーは右に」
「……承知」
 大剣を背負った盗賊風の男ソーグが、寡黙な戦士ヘルトに走りながら声をかけた。戦士へーざぶろーもその後ろに続く。脇目も振らず一心不乱に走り続ける丸々獣。その全力の足の速さは人の追いつける速度ではない。
 と、突如目の前の岩影から、丸々獣の目の高さに何かが差し出された。不意をつかれた獣は立ち止まる事もできず、思い切り顔面を強打して転倒した。
「やったぁ!獲物ゲットだヨ」
 東洋風の少女シャオリンが鉄扇を手に、昏倒している丸々獣の周りで嬉しそうに跳ね回った。
「油断するなよ」
「これで二匹、まだまだいるぞ」
「ヒャッハー。楽しい狩りの時間だぁ!」

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【戦闘】
PC:ヘルトMR40防5、ソーグMR30防5、ニンツMR30防5、カーモネギーMR30防10、シャオリンMR30防5、へーざぶろーMR20
敵:丸々獣MR50*3

1ラウンド:PC【176】 VS 敵【132】 /敵側に44ダメージ!(丸々獣A35、B35、C36)
2ラウンド:PC【164】 VS 敵【116】 /敵側に48ダメージ!(丸々獣A19、B19、C20)
3ラウンド:PC【179】 VS 敵【91】 /敵側に88ダメージ!(丸々獣全滅)

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「これで五匹……まぁこんなものか」
「そうだな。一度に沢山獲っても、燻製にするのが大変だし……」
「燻製?」
 カーモネギーの何気ない一言に、ソーグが怪訝そうな顔をする。
「ああ、知らなかった? 肉を食らう丸々獣は燻製にしないと臭くて食いづらいんだよ。それも五匹もいりゃ大仕事だ」
「となると、引き上げ時かね、こりゃ」
 ニンツがそう一息をついた。その時。
「必要以上に獲りすぎてくれるな」
 不意にかけられた硬い声に、全員が慌てて振り返った。
 森の木立の脇に、完全武装した西方エルフの集団が立ち並んでいた。油断なく弓を一行に向ける森林警備隊員を片手で制し、隊長格のエルフが前に歩を進めた。
「こ奴らも今や森の円環の1つ。狩り狩られ、食い食われるは生き物の定め。しかし円環の理から外れた行為を我らは営みとは呼ばぬ」
 そこで言葉を区切ると隊長ギルサリオンは表情の読めない視線で一行を眺めた。
「……元より、そのつもりだ」
 一行を代表して、ヘルトが口にした。
「必死なんだよ。村の連中も」
「お前の言う通り、食わなきゃ食われる。〈大沼地〉のゴブリン共に全てを明け渡すなんてのはゴメンだ」
 カーモネギーとソーグが言葉を重ねた。
「そうか……なら、良い」
 ギルサリオンはふっと目線を外すと、話を続けた。
「ただし、聖なる鳥には近づかないでもらいたい。我らとて、聖地を犯すものに寛大な処置は与えられぬ」
「聖なる鳥?」
 初めて耳にする単語に、一行は顔を見合わせた。
「……七つの頭を持つ神の鳥、セマルグル」
 後方から口を開いたのは誰であろう、盗賊のニンツであった。
「……ほう、よく知っているな、帝国人」
「俺はこの辺りの村の出身でね。聖なる鳥と不死身のコシチェイの話は、昔からよく聞かされたよ……」
 ニンツは少し遠い目をしながらつぶやいた。
「では話は早い。他の者にも伝えよ。聖なる鳥の眠りを妨げる事は許されぬ。さもなくば……」
「ギルサリオン隊長!」
 背後の警備隊員が不意に鋭い声を上げた。視線の先を見ると森の獣道を、傷だらけになった西方エルフがよろよろと歩を進めていた。
「どうした、なにがあったのだ」
「ば、化け物どもが……神像が……」
 言葉の途中でエルフは崩れ落ちるように地に臥した。ギルサリオンは素早く合図をすると、配下とともに身を翻した。
「待てよ。どう考えてもまともな状況じゃねえだろ」
 ソーグがギルサリオンの背後から声をかけた
「貴様らには故なきこと」
「困るんだよ。狩場を荒らされちゃあね」
 カーモネギーも言葉を続けた。
「警告はしたぞ」
「行くアル!」
 シャオリンが上げた元気な声が森に響いた。


「これは……」
 ぽっかりと開けた森の広場に一体の像が佇んでいた。鳥と動物の要素の入り交じった異形の身体を持つ古代の神像。聖なる鳥、七頭神セマルグルの名で呼ばれるその神像は、全身をべっとりと血にまみれて穢されていた。
 そして広場のそこかしこに倒れ伏した西方エルフたちに覆いかぶさるように肉を抉っているのは、ただれた腐肉を持つ屍人の群れであった。
「畜生、なんだってんだ、こいつぁ」
「許さぬ……!」

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【戦闘】
PC:ヘルトMR40防5、ソーグMR30防5、ニンツMR30防5、カーモネギーMR30防10、シャオリンMR30防5、へーざぶろーMR20
西方エルフ森林警備隊:隊長MR50、隊員MR30*4
敵:屍人MR40*10

1ラウンド:PC+エルフ【171+167=338】 VS 敵【379】 /味方側に41ダメージ!(ヘルト40、ソーグ30、ニンツ30、カーモネギー30、シャオリン30、へーざぶろー17、隊長46、隊員A26、B26、C26、D26)
2ラウンド:PC+エルフ【177+141=318】 VS 敵【389】 /味方側に71ダメージ!(ヘルト39、ソーグ29、ニンツ29、カーモネギー30、シャオリン29、へーざぶろー11、隊長39、隊員A19、B19、C19、D19)
 *ヘルト《死の刃》詠唱。
 *シャオリン《死の刃》詠唱。
 *ギルサリオン《死の刃》詠唱。
3ラウンド:PC+エルフ【213+163=376】 VS 敵【384】 /味方側に8ダメージ!(ヘルト39、ソーグ29、ニンツ29、カーモネギー30、シャオリン29、へーざぶろー11、隊長38、隊員A18、B18、C18、D18)

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「まずいヨ。アタシとヘルトのアニキの奥の手も通じてない!」
「魔術師を連れてくるべきだったか……」
 ソーグが後悔の念をつぶやいた。
「……帝国人よ。しばし時間を稼いでくれまいか」
 ギルサリオンが額の血を拭いながら、前方のヘルトに呼びかけた。
「……わかった。しかし長くは持たんぞ」
 ヘルトが屍人に向かい両手の剣を構え直した背後から、上位エルフ語の詠唱が紡ぎ出された。

………………
森に棲まいし
遠都御祖の御霊
代々の先祖達の御前を拝み奉りて
慎み敬ひも白さく
夜の守日の守に守幸はえ宇豆那比給へ
………………

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【戦闘】
 *ギルサリオン《厄払い》詠唱。屍人A調伏
4ラウンド:PC+エルフ【168+90=258】 VS 敵【327】 /味方側に69ダメージ!(ヘルト38、ソーグ28、ニンツ28、カーモネギー30、シャオリン28、へーざぶろー5、隊長32(詠唱)、隊員A12、B12、C12、D12)
 *ギルサリオン《厄払い》詠唱。屍人B調伏
5ラウンド:PC+エルフ【173+87=260】 VS 敵【309】 /味方側に49ダメージ!(ヘルト38、ソーグ28、ニンツ28、カーモネギー30、シャオリン29、へーざぶろー1、隊長28(詠唱)、隊員A8、B8、C8、D8)
 *ギルサリオン《厄払い》詠唱。屍人C調伏
6ラウンド:PC+エルフ【170+77=247】 VS 敵【257】 /味方側に10ダメージ!(ヘルト38、ソーグ28、ニンツ28、カーモネギー30、シャオリン29、へーざぶろー1、隊長27(詠唱)、隊員A7、B7、C7、D7)
7ラウンド:PC+エルフ【169+97=266】 VS 敵【254】 /敵側に12ダメージ!(屍人0、0、0、38、38、38、38、38、39、39)
8ラウンド:PC+エルフ【181+116=297】 VS 敵【248】 /敵側に49ダメージ!(屍人0、0、0、31、31、31、31、31、32、32)
9ラウンド:PC+エルフ【175+101=276】 VS 敵【217】 /敵側に59ダメージ!(屍人0、0、0、22、23、23、23、23、23、23)
10ラウンド:PC+エルフ【158+112=270】 VS 敵【198】 /敵側に72ダメージ!(屍人0、0、0、12、12、12、13、13、13、13)
11ラウンド:PC+エルフ【160+117=277】 VS 敵【167】 /敵側に110ダメージ!(屍人全滅)

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 さながら肉塊と表現した方が適切な状態の千切れた四肢や肉片が、痙攣というには躍動感に溢れた動きで広場を這い回っていた。
 横たわる西方エルフたちの屍を前に、憔悴した様子のギルサリオンが膝をついていた。死したエルフの硬く握り締めていた手が緩み、布切れが力無く滑り落ちると風に流された。ヘルトは何気なくそれを拾い上げたが、そこには見たことの無い紋章が記されていた。(……砦に戻れば誰かわかるやつもいるだろう)
「……歓迎されざるものがこの森に入り込んでいるようだ」
 ギルサリオンは立ち上がり、一行を見つめながら言葉を続けた。
「帝国人よ。砦の長に伝えよ。これが貴様らの仕業とは思わぬ。しかしこれ以降、森で不審な動きをするものを見かければ、全て我ら西方エルフの敵とみなす、とな」
 ギルサリオンはそう言い放つと、返事を待たずに配下とともに姿を消した。


∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
☆戦果
ヘルト
ソーグ
盗賊のニンツ
カーモネーギー
シャオリン
へーざぶろー

→ナルン村に丸々獣を収めた後、砦に戻った君たちの報告を受け、ガガック兵長が苦虫を噛み潰したような表情で重い口を開いた。
「にわかには信じ難い事だが……ヘルトが持ち帰ったこの布に記されているのは、伝説の屍人使いマリオナルシスの紋章だ」
「……ば、馬鹿な」
 背後に控えていた参謀・魔術師ウォーゼル卿が驚愕の顔つきで口を挟んだ。
「マリオナルシスは先の大戦、オーバーキル城の戦いで、我がカザン帝国〈死の軍団〉の前に敗北し、死んだはずでは」
「……件の伝令の言葉とも奇妙に符号する」

→続きは、次回ep.6の事件Bの概要へ……。


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■事件C:4人出撃
〈大断崖〉手前の盆地の古代帝国時代の塔について、探索を継続する。
魔術師戦争時代の遺跡には、強大な力を持つ魔法の品物が保存されている事も多い。
各自、慎重を期しつつ調査を継続せよ。赴くものはどの程度で帰還するかの自分なりの指針を申告しておくこと。
脅威予測)未知数
報酬)莫大

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴

「いいか、もう一度確認しておくぞ」
 東洋風の戦士、無敵の万太郎が全員を見回して語りかけた。
「今回の俺たちの目的は探索だ。この人数じゃ、あの怪物騎士に勝つ見込みは万に一つもない。今回は徹底して調査を行い、改めて人数を揃えて出直すんだ」
 カエル人の戦士ヴェルサリウス27世が感情の読めない面構えで小さく頷いた。後方の2人、大ぶりの鉄の棍棒を携えた男ヤスヒロンと槍を杖のように身体を預ける老人メックリンガーも神妙な顔で聞き入っている。
「なにか見つけたらすぐにみんなを呼ぶんだ。単独行動は避ける事、いいな?」


「大丈夫かい、爺さん」
 ヤスヒロンは、片足を引きずるように歩く枯れ枝のように細い老兵に、つい不安げな声をかけた。
「ナニを言うか!まだまだ若いもんには負けんわ!」
 意外や老人からは矍鑠(かくしゃく)とした大声で反論が返ってきた。
「この膝は第4次オーバーキル城攻防戦に参戦した時に敵の矢を受けてな……お前ら若いもんにも見せてやりたかったのう。その時ワシは、迫り来る敵兵共をちぎっては投げちぎって投げ……カザン帝国に勇者メックリンガーありと敵兵は震え上がったものよ」
 一度話し出したら止まらぬ老人の昔語りにヤスヒロンが後悔をし始めた頃、先行していた万太郎から声がかかった。
「二人共、来てくれ!」


 通路の途中、《そこにあり》の呪文で発光する石壁を前に、万太郎とヴェルサリウス27世が立ち止まっていた。石壁の淡い光が収まるとともに、ヴェルサリウス27世の手の呪文石がさらさらと砂のように砕け散る。
「準備はいいな? 油断するなよ……《開け》!」
 万太郎の呪文石が砕け散ると同時に、石壁が重々しい音を立てて開いていった。その隙間から灼熱の風が強く吹き出してきた。

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【戦闘】
PC:無敵の万太郎MR30防5、ヴェルサリウス27世MR20、ハンタードールMR35、ヤスヒロンMR30、メックリンガー老MR20
敵:ファイアエレメンタルMR140

先制射撃:ハンタードール【35】/敵側に35ダメージ!(ファイアエレメンタル105)
1ラウンド:PC【91】 VS 敵【102】 /PC側に11ダメージ!(万太郎30、ヴェルサリウス27世18、ハンタードール33、ヤスヒロン28、メックリンガー老18)
2ラウンド:PC【133】 VS 敵【99】 /敵側に34ダメージ!(ファイアエレメンタル71)
3ラウンド:PC【131】 VS 敵【90】 /敵側に41ダメージ!(ファイアエレメンタル30)
 *ファイアエレメンタル《炎の嵐》詠唱。PC側全員にそれぞれ13魔法ダメージ!(万太郎17、ヴェルサリウス27世5、ハンタードール20、ヤスヒロン15、メックリンガー老5)
4ラウンド:PC【102】 VS 敵【63】 /敵側に39ダメージ!(ファイアエレメンタル消滅)

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「ふう・・・」
 炎の精霊の最後の足掻きにより、全員が大火傷を負いつつも勝利を収めた。一息ついたその時、薄暗い部屋に甲高い笑い声が木霊した。
「クヒヘヘヘ。また間抜けがやって来やがったんだな」
「誰だ!」
 万太郎の誰何の声とともに一陣の風が舞い、部屋に塵芥が巻き上げられた。一行が手で顔を覆った刹那、塵はひとまとまりに像を結び、尖った耳に長い尻尾を持つ妖魔の姿を取った。
「やぁやぁ、我こそはカザン帝国無双の一番槍、メックリンガーなり! いざ尋常に、勝負せん」
 メックリンガー老が眼を見張るような俊敏な勢いで、塵悪魔の身体を槍で滅多突きにした。しかし粉塵の舞う中、塵悪魔は全く意に介さない様子で甲高い笑い声を上げた。
「クカカ、間抜けめ。塵なんだよ、おれの身体はな」
 メックリンガー老は身体にまとわりつく粉塵を吸い込み、たまらず咳込んだ。
「間抜けはこいつらにでも遊んでもらいな!」
 塵悪魔がヒュウと口笛を吹き鳴らすと部屋の隅の闇から、ズルリと黒い獣が這い出してきた。

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【戦闘】
PC:無敵の万太郎MR17防5、ヴェルサリウス27世MR5、ハンタードールMR20、ヤスヒロンMR15、メックリンガー老MR5
敵:ブラックハウンドMR50*3

「下がれヴェルサリウス!その身体で前線に立つのは無理だ!」
「爺さんも下がってな。俺が前に出る」
 万太郎とヤスヒロンが一歩前に踏み出した。ヴェルサリウス27世は素早く後方に距離を取ると、片手で呪印を結びつつ、傍らのドールに指示を出した。
「お前は右を狙え」
<承知した。我が主>
「イーゼルヴァンの名において命ずる《眠れ》!」

先制射撃:ハンタードール【26】/敵側に26ダメージ!(ブラックハウンドA24、B50、C50)
 *ヴェルサリウス27世《イーゼルヴァンの黒き夢》詠唱。ブラックハウンドC、昏睡。
 *万太郎《死の刃》の呪文石を使用。
1ラウンド:PC【89】 VS 敵【73】 /敵側に16ダメージ!(ブラックハウンドA18、B45、C45(昏睡))
2ラウンド:PC【103】 VS 敵【69】 /敵側に34ダメージ!(ブラックハウンドA7、B33、C34(昏睡))
3ラウンド:PC【102】 VS 敵【60】 /敵側に42ダメージ!(ブラックハウンドA0、B19、C20(昏睡))
4ラウンド:PC【94】 VS 敵【34】 /敵側に60ダメージ!(ブラックハウンド全滅)

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 激しい戦いが終わり、気づくと塵悪魔は姿を消していた。上空のどこかから甲高い声だけが響き渡った。
「お前らの絶望の声が奴らに力を与える。戻ってきてるんだよ。太古の七英雄はな」
「七英雄だと……?」
「餌は餌らしく、せいぜい足掻くがいい。上の階で待ってるぜえ」
 それきり、声は聞こえなくなった。


∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
☆戦果
無敵の万太郎 →使用済み:《死の刃》の呪文石*1、《開け》の呪文石*1
ヴェルサリウス27世 →炎の石を入手。使用済み:《そこにあり》の呪文石*1
ヤスヒロン
メックリンガー老 →炎の石を入手。

 *炎の石(足元に叩きつけることで炸裂し爆炎を撒き散らす。全体に4D6+15の魔法ダメージ)

→隠し部屋で財宝を発見した。宝石3つ(金貨50枚相当*3)装飾品(金貨30枚相当)
上階に向かうには怪物めいた騎士が守る広間を越えるしか無さそうである。
負傷も大きいため、一時帰還を決める。


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☆ランキング
1位:
無敵の万太郎/MR30防5 +金貨60枚 →(所持品:金貨65枚。高品質な武器【ソナン・イエの槍】、高品質な防具【アーミング・ダブレット】、ミラードール(未覚醒/覚醒させる場合は行動計画に記載を))
ヴェルサリウス27世/MR20 +金貨40枚、炎の石 →(所持品:金貨40枚。高品質な武器【超小型単弓】、《開け》の呪文石、炎の石、呪文:《イーゼルヴァンの黒き夢》、ハンタードール(MR35、先制攻撃可能))
エミリア/MR20防5 +金貨40枚、熊神石の破片 →(所持品:金貨40枚。高品質な防具【ブレストプレート】、《開け》の呪文石*1、《そこにあり》の呪文石*2、奇跡的な回復薬、竜の牙、熊神石の破片)

4位:
ヤスヒロン/MR30 +金貨50枚 →(所持品:金貨70枚。高品質な武器【ヘヴィーメイス】)
メックリンガー老/MR20 +金貨30枚、炎の石 →(所持品:金貨30枚。炎の石)

6位:
クリフ/MR20 +金貨40枚 →(所持品:金貨95枚。竜の牙、呪文:《イーゼルヴァンの黒き手》)
サマ/MR20 +金貨40枚 →(所持品:金貨65枚。奇跡的な回復薬*2、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石、竜の牙、呪文:《イーゼルヴァンの黒き夢》)
ポル・ポタリア/MR20防5 +金貨30枚、呪文強化 →(所持品:金貨100枚、高品質な防具【飛来物除けの護符を織り込んだジャケット(緑色)と足になじむ靴】、呪文:《メメコレオウスの黒き礫》)
スパイデイ/MR20 +金貨20枚、熊神石の破片 →(所持品:金貨20枚、熊神石の破片)

10位:
冬の嶺の炎=バラク=ヘルムハート/MR50防5 +金貨30枚 →(所持品:金貨30枚。黒き大斧、高品質な武器【バスタードソード】、高品質な防具【革鎧】、《そこにあり》の呪文石、《開け》の呪文石、奇跡的な回復薬)
アンドレア/MR45防5 +金貨30枚 →(所持品:金貨85枚。黒き剣、高品質な武器【鞭】、高品質な防具【革鎧】)
"片耳の"マロウズ/MR30防5 +金貨30枚 →(所持品:金貨50枚。黒き短剣、高品質な防具【レザージャケット】、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石)
デュラル・アフサラール/MR30 +金貨30枚 →(所持品:金貨135枚。高品質な武器【弓】、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石)

13位:
ヘルト/MR40防5 +金貨25枚 →(所持品:金貨30枚。高品質な武器【シュヴァイツァー・サーベル】&【カッツバルゲル】、高品質な防具【メイル・アーマー】、保存食*1、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石、呪文:《死の刃》)
ソーグ/MR30防5 +金貨25枚 →(所持品:金貨80枚。高品質な武器【グレートソード】、高品質な防具【レザーアーマー】、《開け》の呪文石)
盗賊のニンツ/MR30防5 +金貨25枚 →(所持品:金貨70枚。高品質な武器【良い短剣】、高品質な防具【硬い皮鎧】、奇跡的な回復薬×2)
カーモネーギー/MR30防10 +金貨25枚 →(所持品:金貨50枚。高品質な武器【ショートボウ】、高品質な防具【革鎧】、高品質な防具【籠手に付けれる小型盾】、《そこにあり》の呪文石)
シャオリン/MR30防5 +金貨25枚 →(所持品:金貨45枚。高品質な武器【鉄扇】、高品質な防具 【火鼠の皮衣】、《そこにあり》の呪文石、呪文:《死の刃》)
へーざぶろー/MR20 +金貨25枚 →(所持品:金貨25枚)

■砦にて待機(今回投稿無し)
アクロス/MR20 →(所持品:金貨50枚)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
☆ザルダック商店
金貨を入手している場合、買い物をしても構わない。自由筆記欄に記載すること。
商品は変わる場合があるので、次回以降に残しておくこともできる。

<商品リスト>
・高品質な武器+2 金貨60枚 MR+15/好きな武器タイプを自由筆記に記載下さい(高品質な武器から買い替える場合、古い武器は金貨10枚で引き取ってくれる)
・高品質な武器 金貨30枚 MR+10/好きな武器タイプを自由筆記に記載下さい
・高品質な防具 金貨30枚 防御点+5/好きな防具タイプを自由筆記に記載下さい
・奇跡的な回復薬 金貨10枚 ダメージ10点回復/1回限り
・《これでもくらえ!》の呪文石 金貨15枚 魔法攻撃ダメージ20点/1回限り
・《死の刃》の呪文石 金貨15枚 1ターンのみダメージ2倍/1回限り
・《開け》の呪文石 金貨10枚 鍵開け/1回限り
・《そこにあり》の呪文石 金貨10枚 隠されたものを感知する/1回限り
・《ないことに》の呪文石 金貨20枚 魔術を1度だけ無効化する/1回限り
・《いだてん》の呪文石 金貨40枚 3ターンの間2回行動が可能/1回限り
・雇い人(戦士L1) 金貨50枚 MR35/1事件限り
・雇い人(盗賊L1) 金貨50枚 MR20・《開け》《そこにあり》/1事件限り
・雇い人(魔術師L1) 金貨50枚 MR15・《これでもくらえ!》《死の刃》/1事件限り

☆訓練場
金貨を使用して、ガガック兵長に特別訓練をつけてもらえる。自由筆記欄に記入すること。
支払い可能であれば複数回選択しても構わない。

・戦闘訓練:金貨100枚/基本MR+10
・魔術訓練:金貨50枚/ザルダック商店で扱っている呪文石から1つ選択。今後1事件に1回使用可能に。(呪文石との併用可)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【ルール】
・PCはカザン帝国の辺境開拓軍の戦士です。
・毎回、「事件」が更新されます。どの事件を解決に向かうか選択して下さい。
・同じ事件に向かったPCが多ければ、解決しやすいですが報酬も少なくなります。逆に1人だと報酬は総取りですが、失敗の可能性も高くなります。
・トロールワールドは無情です。運が悪ければあっけなく死ぬでしょう。死んだときは死んだときです。新たなPCで1から出直して下さい。
・事件の処理はシンプルにモンスターレートで行います。(PCも一律でMR表記処理)PCの初期戦闘力はMR20(3D6+10)です。
・事件を解決したら、報酬がもらえます。報酬はカザン帝国への貢献度として、順位付けされます。順位によっては特別報酬がもらえることもあるでしょう。
・報酬を使って装備を購入したりすることもできます。商品は毎回変わるので使うか、貯めるかは判断のしどころでしょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【未解決事件】
A:
黒壇のメメコレオウスより新たな依頼である。
黒のモンゴーの元研究室の近くにある〈偉大なる熊神の教団〉の支部を壊滅させてほしいとの事。
メメコレオウスの言によれば、悪名高きベア・カルトの地下墳墓などとは及びもつかぬほどの小規模な拠点だそうだ。
支部にいる教団員は20名ほど、うち半数は既にバラクたちが血祭りに上げている。
場合によっては追い払うだけでも構わないが、あの連中はカザン帝国にも公然と反旗を翻す不逞の輩だ。この際、徹底的に痛い目に遭わせてやるのも良いだろう。
脅威予測)中
報酬)中・ep5から継続して事件解決した者は報酬増

B:
ガガック兵長の話は続く。
シャンキナルの森の南端・商業都市コーストとの国境に近い集落から、ここ1ヶ月あまり音信が途絶えている。
何度か砦から伝令を出したが、先日ようやく帰還した1人はうわ言のような言葉を残して息絶えた。
「屍人の軍勢がやってきた」と言い残して死んだ伝令が握り締めていたのは、ボロボロになった軍旗の切れ端。そこに記された紋章が今回の事件でヘルトが持ち帰ったものと一致したのだ。
伝説の屍人使いマリオナルシス……この件、必要あらば西方エルフとも協力し、真相を確かめてくるのだ。
脅威予測)大・ただし戦闘ではなく調査報告を優先せよ
報酬)中

C:
〈大断崖〉手前の盆地の古代帝国時代の塔について、探索を継続する。
無敵の万太郎たちの報告では、現在到達している2階は怪物めいた騎士が守る広間以外は概ね探索済みとの事。
各自、慎重を期しつつ調査を継続せよ。赴くものはどの程度で帰還するかの自分なりの指針を申告しておくこと。
脅威予測)未知数
報酬)莫大

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【作戦会議室・峡谷の山猫亭】

https://www1.x-feeder.info/FTGAME/

出撃前に相談をしたり、雑談や交流ができるチャットルームです。
PC・スマホ・携帯から閲覧/書き込みできますので、ぜひご活用下さい!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【参加方法】

https://jp.surveymonkey.com/r/Q6LB2G3
 *今回からURLが変わっています。ご注意を。

参加フォームに下記を記入し、送信して下さい。
・キャラクター名
・今回選択する事件
・(任意・自由筆記)事件への対応や購入した商品、キャラ設定(年齢・性別・性格・生い立ち・風貌・特徴・口癖など)
・プレイヤー名・メールアドレス
 *投稿内容の詳細確認などが必要な場合にこちらからご連絡をする場合があります。

【参加締切】
配信日の2週間後を締切とします。
締切を過ぎますと次回は「待機」となります。

■今回の締切:6/9(日)24時まで

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

■今日の新聞に対するご感想はコチラ!
ぜひ、お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m

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2019年4月14日日曜日

T&T読者参加企画『カザン帝国辺境開拓記』 ep.4 No.2284

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T&T読者参加企画『カザン帝国辺境開拓記』 ep.4

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from 水波流
月イチペースでお送りする、読者参加企画。
今回は16名の方のご参加を頂いております。途中参加ももちろん大歓迎です!

今回も長文になってしまいましたので、パソコンでご覧頂くのを推奨いたします。
もし携帯電話などで受信し、途中で切れたりしている場合は、下記バックナンバー保管庫からご確認をお願いたします。
https://ftnews-archive.blogspot.com/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

事件の結末

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■事件A:4名出撃
魔術師イーゼルヴァンの追加依頼により、<シャンキナルの森>の奥地にある妖精が住まうという泉の水を採取せよ。
前回の遺跡探索により、西方エルフの森林警備隊の動きが活発になっているようだ。正面から事を構えるのは避けるように。
脅威予測)小・ただし森林警備隊に注意せよ。
報酬)中

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴

「ここが妖精棲う泉……」
「気を抜くな。何がいるのかわからん」
 シャンキナルの森の奥の奥。茂みをかき分け、踏み分け道を進み、ようやく辿り着いた泉は、聞いていた様子とは裏腹にどんよりと濁った空気の中に、何か不穏な気配が漂っていた。
「とにかく、用事を済まそうではないか」
 ドワーフの戦士クリフが気を取り直してそう口にすると、背中に負ってきた樽を地面に下ろした。その時。
 一行の足元に1本の矢が風を切って飛来した。
「……やれやれ、ここまでは上手くいったってのに。面倒なのに見つかったな」
 エルフの青年マロウズが渋面を作りながら背後を振り返った。そこには完全武装の西方エルフ森林警備隊が居並んでいた。
「誰かと思えばまた貴様らとはな。性懲りも無く、今度は水のあるじの泉を荒らしに来たというわけか」
 隊長格のエルフが1歩踏み出しながら腰の剣を引き抜いた。そのまま左手で配下に指示を出すと、エルフたちは水辺を背に散開した。
「シャンスでの借り、返させてもらおう」
 囲まれた体の一行であったが肩を寄せ合いつつ顔を見合わせた。
「多勢に無勢だな……」
「なに、奥の手はあるさ」
 呟くマロウズにカエル人サマが不敵な笑みを浮かべて目配せを交わした。
「かかれ!」


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【戦闘】
PC:マロウズMR30、クリフMR20、サマMR20、エミリアMR20防5
西方エルフ森林警備隊:隊長MR50、隊員MR30*4

 *クリフ、サマ、エミリア、竜の牙使用。MR30スパルトイ*3召喚。
1ラウンド:PC【176】 VS 敵【150】 /敵側に26ダメージ!(隊長44、隊員A25、B25、C25、D25)

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


「ほっほう。魔術師殿の品はさすが頼りになる」
 クリフがあごひげをひねりながら嬉しそうに独りごちた。
 気勢を削がれる形になった西方エルフは二の足を踏み、両者は互いに構えを取ったままジリジリと見合う形となった。
 とその時、エルフたちの背後の泉の水面がゴボゴボと泡立った。刹那、水辺に背を向けていた1人のエルフが突如、引きずり込まれるように姿を消した。
「なんだと!?」
 驚きの声を上げる隊長の前に、魚の尾に藻のようなたてがみを持つ奇怪な馬と、緑色の髪と緑色のぎらつく目をした美しい娘が次々に水中から姿を現した。
「水棲馬に……水妖……ルサールカか!」
「ちくしょう、何が妖精じゃい。魔物ではないか」
「来るぞ!」


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【戦闘】
PC:マロウズMR30、クリフMR20、サマMR20、エミリアMR20防5、スパルトイMR30*3
魔物:水棲馬MR50*2、水妖ルサールカMR45*2

1ラウンド:PC【186】 VS 敵【185】 /敵側に1ダメージ!(水棲馬A49、B50、水妖ルサールカA45、B45)

西方エルフ森林警備隊:隊長MR44、隊員MR25*3
魔物:水棲馬MR50、水妖ルサールカMR45*2

1ラウンド:エルフ【116】 VS 敵【127】 /エルフ側に11ダメージ!(隊長42、隊員A22、B22、C22)

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


「くそっ、なんだというのだ、こやつらは」
 クリフが防戦しながら口にした。水辺から現れた怪物は、西方エルフと一行、どちらにも襲いかかってきた。
「おい、一時休戦だ。あたしらは7、お前らは4。手を組みさえすればまだなんとかなる」
 赤毛の盗賊エミリアが目の前の魔物に目を配りながら、エルフたちに呼びかけた。
「…………」
「ギルサリオン隊長。恐れながら、いまは彼奴らに構っている場合では」
「…………」
「き、来ます!」


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【戦闘】
PC:マロウズ30、クリフ20、サマ20、エミリア20防5、スパルトイ30*3
魔物:水棲馬A49、B50、水妖ルサールカA45、B45

2ラウンド:PC【174】 VS 敵【178】 /PC側に4ダメージ!(マロウズ30、クリフ20、サマ20、エミリア20、スパルトイA29、B29、C29)
 *エミリア《そこにあり》の呪文石を使用。

西方エルフ森林警備隊:隊長42、隊員A22、B22、C22
魔物:水棲馬C50、水妖ルサールカC45、D45

2ラウンド:エルフ【116】 VS 敵【130】 /エルフ側に14ダメージ!(隊長37、隊員A19、B19、C19)
 *増援:水のあるじヴォジャノーイMR200

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


「鎮まれ、鎮まりたまえ!水のあるじヴォジャノーイともあろう御方が、なぜ斯様な振る舞いをされるか!」
 隊長ギルサリオンが血まみれになりながら、泉に向かって懸命に呼びかける。

《水が穢された。我の水が穢された》

「おい、あれを見ろ!」
 エミリアが泉の淵を指差した。《そこにあり》の魔法の光によって淡く輝き、水辺の杭に豚鬼の生首が晒されているのが見えた。滴る鮮血が泉の水をどす黒く濁している。
「オークの血で泉を穢したというのか……なんと卑劣な……!」
 ギルサリオンが怒りも顕に歯噛みした。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【戦闘】
PC:マロウズ30、クリフ20、サマ20、エミリア20防5、スパルトイA29、B29、C29
西方エルフ森林警備隊:隊長37、隊員A19、B19、C19
魔物:水棲馬A49、B50、C50、水妖ルサールカA45、B45、C45、D45、水のあるじヴォジャノーイMR200(静観)

3ラウンド:PC+エルフ【182+99=281】 VS 敵【305】 /PC側に24ダメージ!(マロウズ28、クリフ18、サマ18、エミリア20、スパルトイA26、B26、C27、隊長35、隊員A17、B17、C17)

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


「エルフよ。貴様、祓の言霊は唱えられるか」
 ギルサリオンが不意にマロウズの目を見つめて問いかけた。
「一応は、な」
「……よし、同調してくれ。頼む」
 マロウズはうなづくと、ギルサリオンの紡ぎ出す上位エルフ語の詠唱を追いかけて言葉を重ねていった。

………………
天と地に御働きを現し給う水のあるじ
御祖の御使いにして
一切を産み一切を育て
萬物を御支配あらせ給う
王神よ
………………


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【戦闘】
PC:マロウズ28(詠唱)、クリフ18、サマ18、エミリア20防5、スパルトイA26、B26、C27
西方エルフ森林警備隊:隊長35(詠唱)、隊員A17、B17、C17
魔物:水棲馬A49、B50、C50、水妖ルサールカA45、B45、C45、D45、水のあるじヴォジャノーイMR200(静観)

 *サマ《イーゼルヴァンの黒き夢》詠唱。水棲馬C、昏睡。
 *クリフ《イーゼルヴァンの黒き手》詠唱。水妖ルサールカに10魔法ダメージ!クリフ10回復。
4ラウンド:PC+エルフ【133+69=202】 VS 敵【256】 /PC側に54ダメージ!(クリフ20、サマ12、エミリア19、スパルトイA20、B20、C21、隊員A11、B11、C11)

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


「イーゼルヴァンの名において命ずる《眠れ》!」
 カエル人サマが水掻きのついた手で指差すや否や、水棲馬は漆黒の靄に包まれ、どうと倒れた。
「イーゼルヴァンの名において命ずる《朽ちよ》!」
 戦士クリフのグレムリンの腕が掴んだ水妖は漆黒の靄に包まれ、激しく身悶えした。
 二人のエルフの詠唱は続く。

………………
一二三四五六七八九十の
十種の御寶を
己が姿と変じ給いて
自在自由に天界地界人界を治め給う
王神よ
………………


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【戦闘】
PC:マロウズ28(詠唱)、クリフ20、サマ12、エミリア19防5、スパルトイA20、B20、C21
西方エルフ森林警備隊:隊長35(詠唱)、隊員A11、B11、C11
魔物:水棲馬A49、B50、C50(昏睡)、水妖ルサールカA39、B39、C39、D45、水のあるじヴォジャノーイMR200(静観)

5ラウンド:PC+エルフ【130+64=194】 VS 敵【253】 /PC側に59ダメージ!(クリフ13、サマ6、エミリア17、スパルトイA13、B13、C14、隊員A5、B5、C5)
 *サマ、奇跡的な回復薬を使用。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


………………
諸々の禍事・罪・穢
愚かなる心の数々を
戒め給いて
祓え清め守り幸へ
………………


 気づくと不思議に静かだった。先ほどまで激しい戦いが行われていたとはまるで思えぬほどの静寂が辺りを取り巻いていた。
 水棲馬や水妖の姿はもはやどこにもなかった。目をやると、いつの間にか泉の水も澄み渡り、妖精の棲うという異名にたがわず、浄化されていた。そして水辺には先刻姿を消したはずのエルフが倒れ伏していた。
「去ってくれたか……」
 ギルサリオンが力なく膝をついて言葉を漏らした。その傍らでマロウズもまた力を使い果たした様子で放心していた。そこへ仲間達が駆け寄ってきた。
「マロウズ、無事か?」
「ああ……そっちこそ無事で何よりだ」
 安否を気遣うエミリアの言葉にギルサリオンが眉をぴくりと動かした。
「マロウズ……」
 ギルサリオンは立ち上がるとマロウズの方へ歩を進めた。
「……どうも気になっていたのだ。貴様もしや、エルダーリーフ氏族の者ではないのか」
「さぁな」
「銀の河ケレブスィールの末裔、悠久の長イズレンディアの末の息子、マロウズ・エルダーリーフ」
「知らんな。そんな名は」
 マロウズは軽い口振りとは裏腹に射すくめるような目でギルサリオンを見やった。
「……そうか。まぁ良い」
「…………」
「馴れ合いはここまでだ。次に森で見かけたら、その時は容赦せんぞ、帝国人」
 ギルサリオンはそう言うと配下のエルフに身振りで指示をし、一行に背を向けた。その背中にマロウズが声をかけた。
「隊長……おかしいとは思わんか。なぜこのような奥地の泉が穢されたか」
 ギルサリオンはそれには答えず、配下とともに森へ姿を消した。マロウズはそれを見送りながら、誰に言うともなしに小さく呟いた。
「……何かが、起ころうとしているのか?」


∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
☆戦果
"片耳の"マロウズ(年齢不詳のエルフ)
クリフ(片腕がグレムリンの腕のドワーフ)
サマ(カエル人) →使用済み:奇跡的な回復薬
エミリア(赤毛の盗賊) →使用済み:《そこにあり》の呪文石

→魔術師イーゼルヴァンが君たちを出迎える。
「またしてもやってくれたな諸君。今回の報酬はそれぞれ金貨40枚だ。
ああ、うむ、私の魔術を≪教え≫てほしいならば、諸君らは特別に金貨60枚で構わんぞ。

■金貨60枚を払うなら、下記から1つを選択して下さい。
・≪教え≫:≪イーゼルヴァンの黒き手≫(敵1体にダメージを10点与え、自身を10点回復する/1事件に1回使用可能)
・≪教え≫:≪イーゼルヴァンの黒き礫≫(敵3体にダメージを6点ずつ与える/1事件に1回使用可能)
・≪教え≫:≪イーゼルヴァンの黒き夢≫(敵1体を確実に眠らせる/1事件に1回使用可能)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
■事件B:9名出撃
ナルン村より急報が入った。ゴブリン山賊団が村に向かって進軍しているらしい。
どうやら前回の祭器奪還の報復のようだ。リーダー格のゴブリンを先頭にゴブリン10体ほどが狼の群れを従えているらしい。
こちらも人数を揃えて対抗する必要がある。
脅威予測)中
報酬)中

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴

「女、子ども、年寄りは寺院に向かえ!なぁに、心配はいらねえ。青カブトムシ様が助けてくれるさ!」
 慌ただしく人々が駆け巡るナルン村に大声が響き渡った。主だった指示を出しているのは大男バラク。そして……
「男手は俺についてこい。柵の守りを固める」
「弓の心得のあるものは集まれ。策を伝える」
 大剣を背負った盗賊ソーグ、東洋風の戦士デュラルの3人であった。
「さぁみんな!準備はアニキたちに任せて、行こう!」
 場違いなほどに明るい様子で声を張り上げているのは、東洋風の少女シャオリンである。寺院に向かう村人を先導し、手際よく避難を進めていた。


 ヘルトは柵の補強のために集まった村人を前に、無口な普段からうって変わって熱のこもった声で語りかけた。
「……奴らも相当に祭器にはご執心らしい。我々も全力で戦う。村を守るため、どうか皆の力を貸して欲しい」
 深々と頭を下げたヘルトを前に、集まった村人たちが顔を見合わせた。
「旦那、頭を上げてくだせえ。力を貸してもらってるのはこっちの方でさぁ」
「ここは儂らの村なんだ。もちろん全力を尽くしますぜ」
「そうと決まれば急いで作業にかかろうじゃねいか!」
 村人たちの士気は、高い。それだけが救いと言えた。


「真正面からやりあうなんてのはボクの性分じゃないんだけどね……」
 柱にもたれかかった軽薄そうな男ポルが、投げナイフを弄びながら小さく呟いた。
「下らないこと言ってないで手伝ったらどうだ」
「はいはいっと」
 頭上から投げかけられた声を受けて、ポルは肩をすくめると、見張り櫓の梯子を軽快に登って行った。


「いいか、カーモネギー。命を無駄にするなんてのは蛮勇さ。命を賭す価値が有るかどうかを見極めるのが勇気ってもんよ。もちろん俺は死ぬつもりはないけどな」
 泥棒のニンツがブーツの紐を結び直しながら、背後の盗賊カーモネギーに語りかけた。
「ニンツの兄貴……そうだな。俺も怖いなんて言ってられねえ。俺が逃げ出したら誰があの子供たちを守るんだ」
「行くぞ。後ろは任せた」
 ニンツは立ち上がると、毅然とした表情のカーモネギーを見やってニヤリと笑った。


「ちっ……もぬけの殻か」
 薄暗い洞窟を忍び歩きながら、アンドレアは小さく舌打ちして呟いた。ゴブリンたちのアジトを抑え退路を断つため、単身潜入を試みた迄はよかったが、宝物庫はおろか生活用品に至るまで慌ただしく掻き集めて引き上げられた形跡があった。残っているものはおよそ価値のないゴミのようなものばかり。
「やれやれ……奴らも必死のようだな。だがまぁ、ここをまた使わせるわけにはいかんしな」
 アンドレアは村から持参した油をアジト中に撒き散らすと、手早く火を放って脱出した。


「おいでなすったか……第一陣は狼と雑兵。一丁前に波状攻撃でも仕掛けてこようってのか」
 柵越しに雑木林の向こうを覗き見ながら、バラクが呟いた。
「気を抜くな。背後に何が控えているか得体がしれん」
 隣で大剣を構えたソーグが戒めた。
「へっ、構いやしねえ。何であろうと蹴散らすまでのこと」
「気が早い。初手は俺たちの仕事じゃない」
「んな事ぁ、わかってるさ」


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【戦闘】
PC:デュラルMR30、弓兵MR5*5
ゴブリン山賊団・第一陣:ゴブリンMR20*3、狼MR15*6

射撃:PC【64】/敵側に64ダメージ!(ゴブリンA20、B20、C20、狼A4、B4、C4、D4、E5、F5)

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


「当てようなどと思わなくていい、気負うな!真正面に向けて斉射三連!」
 デュラルの号令のもと、家の屋根に登った猟師たちによる即席弓兵隊が、雑木林から先行する狼の群れに弓を射かけた。うち何本かは命中し手傷を負わせることに成功した。
「よっしゃあ上出来だ! 後は俺たちに任せろ」
 猟師たちが屋根から飛び降りて逃げ出す中、漆黒の大斧を構えたバラクをはじめとする戦士たちが、手負いの獣にとどめを刺しに駆け出した。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【戦闘】
PC:バラクMR40防5、ヘルトMR40防5、ソーグMR30防5
ゴブリン山賊団・第一陣:ゴブリンA20、B20、C20、狼A4、B4、C4、D4、E5、F5

 *ソーグ《死の刃》の呪文石を使用。
1ラウンド:PC【140】 VS 敵【110】 /敵側に30ダメージ!(ゴブリンA17、B17、C17、狼A1、B1、C1、D1、E1、F0)
2ラウンド:PC【108】 VS 敵【93】 /敵側に15ダメージ!(ゴブリンA13、B14、C14、狼全滅)
3ラウンド:PC【105】 VS 敵【51】 /敵側に54ダメージ!(敵全滅)

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


「どうしたどうしたぁ!俺を殺したいならこの倍は連れてきな!」
「調子に乗ってる場合じゃないぞ、バラク。次の奴らはちょっと手強そうだ」
「……いったいどれだけいやがるんだか」
 第一陣を蹴散らした戦士たちの目に、雑木林から進軍してくる重武装のゴブリンたちの姿が映った。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【戦闘】
PC:バラクMR40防5、ヘルトMR40防5、ソーグMR30防5、デュラルMR30(射撃)
ゴブリン山賊団・第二陣:重装ゴブリンMR30防5*5、狼MR15*4

1ラウンド:PC【145】 VS 敵【194】 /PC側に49ダメージ!(バラク28、ヘルト29、ソーグ19)
 *奇襲:ニンツ、カーモネギー、ポル【74】/敵側に74ダメージ!(重装ゴブリンA27、B27、C27、D27、E27、狼A6、B6、C5、D5)

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「間抜けめ、正面に気を取られすぎだ」
 ニンツが短剣を手に、すれ違いざまにゴブリンを切り裂きながら駆け抜けて行った。直後、藪から矢弾が飛来した。厳しい顔つきで弓を引き絞ったカーモネギーと対照的にヘラヘラと笑いながらポルが立ち上がった。
「さぁさぁみなさんお立ち会い。『豪華な七人』って劇はご存じで? 実は、ジェイムス小判って役で出演してたんですよ。あれ、知らない? ボクの故郷では大人気だったんですけどねぇ。役作りを兼ねて猛特訓した投げナイフ。まぁ見ててくださいよ……そらよっと!」


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【戦闘】
PC:バラク28防5、ヘルト29防5、ソーグ19防5、ニンツ30防5、カーモネギー30防5、ポル20、デュラル30(射撃)
ゴブリン山賊団・第二陣:重装ゴブリン防5/A27、B27、C27、D27、E27、狼A6、B6、C5、D5

2ラウンド:PC【198】 VS 敵【188】 /敵側に10ダメージ!(重装ゴブリンA27、B27、C27、D27、E27、狼A5、B4、C4、D4)
3ラウンド:PC【199】 VS 敵【180】 /敵側に19ダメージ!(重装ゴブリンA27、B27、C27、D27、E27、狼A2、B2、C2、D2)
4ラウンド:PC【201】 VS 敵【187】 /敵側に14ダメージ!(重装ゴブリンA27、B27、C27、D27、E27、狼全滅)
5ラウンド:PC【191】 VS 敵【138】 /敵側に53ダメージ!(重装ゴブリンA22、B22、C21、D21、E21、狼全滅)

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「悪鬼を放てい! 皆殺しにしてくれるわ」
 着飾った様子の首領格のゴブリンが怒声を上げた。直後、首に鎖を巻きつけられた巨体の怪物が乱戦になだれ込んできた。
 戦況は刻々と変化し、どちらが優勢かは誰にもわからなくなっていた。


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【戦闘】
PC:バラク34防5、ヘルト29防5、ソーグ19防5、ニンツ30防5、カーモネギー30防5、ポル20、デュラル30(射撃)
ゴブリン山賊団・第二陣:重装ゴブリン防5/A22、B22、C21、D21、E21、オーガーMR80

6ラウンド:PC【197】 VS 敵【204】 /PC側に7ダメージ!(バラク34、ヘルト29、ソーグ19、ニンツ30、カーモネギー30、ポル19)
7ラウンド:PC【181】 VS 敵【192】 /PC側に11ダメージ!(バラク34、ヘルト29、ソーグ19、ニンツ30、カーモネギー30、ポル17)
8ラウンド:PC【202】 VS 敵【202】 /両者ダメージ無し
9ラウンド:PC【194】 VS 敵【203】 /PC側に9ダメージ!(バラク34、ヘルト29、ソーグ19、ニンツ30、カーモネギー30、ポル16)
10ラウンド:PC【194】 VS 敵【198】 /PC側に4ダメージ!(バラク34、ヘルト29、ソーグ19、ニンツ30、カーモネギー30、ポル16)
 *増援:首領ゴブリンMR40防5、重装ゴブリンMR35防5*2
11ラウンド:PC【195】 VS 敵【302】 /PC側に107ダメージ!(バラク20、ヘルト15、ソーグ6、ニンツ17、カーモネギー17、ポル1)

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「さすがにまずいな」
「ああ……覚悟を決めるか」
 全身を返り血と流血で染め上げたバラクとソーグが背中合わせで荒い息をつきながら言葉をかわした。
「死にたくないんだけどねぇ、ボク」
 ずたずたに切り裂かれ、かろうじて生き延びているという体のポルが珍しくうなだれながら呟いた。
「へっ、そんなへらず口が叩けるならまだ死なねえだろ」
「ニンツの兄貴……」
 全員が戦意を喪失しつつあった。その時。
「すまない、遅くなった」
「アニキたち!助けに来たヨ!」
 アンドレアとシャオリンに率いられて、先端を尖らせた簡易な投げ槍や大ぶりの石ころを手にした村人たちが、震える手足を引きずりながら戦場に姿を表した。
「戦士さまたちだけに戦わせるな!」
「儂らの村は儂らが守るんじゃあ!」
 村人は口々に叫びながら、ゴブリンの群れにめがけて投擲を開始した。


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【戦闘】
 *増援:アンドレア、シャオリン、村人10名
 *ソーグ→自分とポルに奇跡的な回復薬を使用。カーモネギー、奇跡的な回復薬を使用。 

PC:バラク20防5、ヘルト15防5、ソーグ16防5、ニンツ17防5、カーモネギー27防5、ポル11、アンドレア45、シャオリン30、デュラル30(射撃)
村人:MR5*10(投槍・投石)
ゴブリン山賊団・最終隊形:首領ゴブリン40防5、重装ゴブリン防5/A22、B22、C21、D21、E21、F35、G35、オーガー80

 *ソーグ、ヘルト《死の刃》の呪文石を使用。
 *シャオリン《死の刃》詠唱。
 *ポル《イーゼルヴァンの黒き礫》詠唱。重装ゴブリンA、B、Cに6魔法ダメージ!

12ラウンド:PC+村人【318+63=381】 VS 敵【306】 /敵側に75ダメージ!(首領ゴブリン37、重装ゴブリンA19、B19、C18、D18、E18、F32、G32、オーガー69)
 *増援:村人+10名
13ラウンド:PC+村人【229+69+72=370】 VS 敵【278】 /敵側に92ダメージ!(首領ゴブリン32、重装ゴブリンA14、B14、C13、D13、E13、F27、G27、オーガー57)
 *増援:村人+10名
14ラウンド:PC+村人【242+61+60+62=425】 VS 敵【278】 /敵側に147ダメージ!(首領ゴブリン21、重装ゴブリンA3、B3、C2、D2、E2、F16、G16、オーガー38)
15ラウンド:PC+村人【241+68+70+62=441】 VS 敵【195】 /敵側に246ダメージ!(敵全滅)

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「勝った……」
「勝ったぞぉぉぉぉ」
 村人たちの大歓声を櫓の上から見守りながら、デュラルがそっと呟いた。
「勝ったのは俺たちじゃない……農民たちだ」


∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
☆戦果
冬の嶺の炎=バラク=ヘルムハート
ヘルト →使用済み:《死の刃》の呪文石
ソーグ →使用済み:《死の刃》の呪文石×2 、奇跡的な回復薬×2
コソ泥のニンツ
カーモネーギー →使用済み:奇跡的な回復薬
ポル・ポタリア
デュラル・アフサラール
シャオリン
アンドレア

→ナルン村の新たな英雄として、改めて一行を称える大宴会が催された。
宴もたけなわの頃、青カブトムシ寺院の司祭により祭器の由来が語られる。
古代・魔術師戦争時代の帝国では青カブトムシは雨季の象徴であり、転じて豊穣の雨をもたらす存在として崇められていた。
青カブトムシは「豊穣」「再生」「復活」のシンボルとされ、その意匠は彫刻、印章、護符、装身具などに用いられ、特に彫刻は各地の青カブトムシ寺院の祭器として信仰の対象とされたのだという。

「これは想像に過ぎませんが……最近ゴブリンどもの本拠地たる〈大沼地〉に日照りが続き、干ばつが進んでいるとか。奴らもしや、青カブトムシに恵みの雨を願おうとしたのではないでしょうか……」


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
■事件C:3名出撃
〈大断崖〉手前の盆地の古代帝国時代の塔について、前回の探索隊から有力な情報が持ち帰られた。
魔術師戦争時代の遺跡には、強大な力を持つ魔法の品物が保存されている事も多い。
各自、慎重を期しつつ調査を継続せよ。赴くものはどの程度で帰還するかの自分なりの指針を申告しておくこと。
脅威予測)未知数
報酬)莫大

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴

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【戦闘】
PC:万太郎MR30防5、ヴェルサリウス27世MR30、へーじろーMR20、戦士アマルガンMR35、魔術師インディMR15
ソウルサッカー MR50/110、MR110

 *魔術師インディ《これでもくらえ!》詠唱。ソウルサッカーAに15魔法ダメージ!
1ラウンド:PC【117】 VS 敵【152】 /PC側に35ダメージ!(万太郎28、ヴェルサリウス27世23、へーじろー13、戦士アマルガン28、魔術師インディ8)
 *ヴェルサリウス27世《イーゼルヴァンの黒き夢》詠唱。ソウルサッカーB、昏睡。
2ラウンド:PC【104】 VS 敵【52】 /敵側に52ダメージ!(A9、B84)
3ラウンド:PC【107】 VS 敵【56】 /敵側に51ダメージ!(A0、B58)
 *昏睡したソウルサッカーBにとどめ。敵全滅

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「……さてと」
 魔術師戦争時代のものと思しき壁画を前にして、万太郎が仲間を振り返った。一人を除いて、不可思議な文字と文様で描かれている長大な壁画に圧倒されていた。
「ここから先は俺もわからないしな」
「考え込んでも仕方ねえ、早く行こうぜ」
 いつも通り落ち着きのない様子のへーじろーがそう促した。
「《鬼火》出でよ。」
 万太郎が雇い入れた魔術師インディが、杖の先から淡い光球を呼び出す。
「俺が先に立とう」
 同じくへーじろーが雇い入れた戦士アマルガンが斧を構えて光球に照らされる階段を先行した。
 後ろに続きながら、緊張を紛らすかのように万太郎はへーじろーに話しかけた。
「前回あれだけの大怪我を負って、よくまた来る気になったよな。そんなにお宝が欲しいのかい?」
 へーじろーはしばらく無言で足を進めたが、やがて万太郎が自分が投げかけた質問を忘れかけた頃に、独り言のように語り始めた。
「俺は海辺の村の出身でな。……貧乏な村だったよ。村一番の漁師だった、うちの爺さんの取ってくる獲物だけが家族の食い扶持だった。ある朝、漁に出た爺さんが夜になっても帰らなかった。それで終わり。ドボン、さ。しばらくして俺は村を出たんだ。山のような金貨を手に入れるまで、村には帰らねえつもりでな。……へっ、そんなもんいつになるかわかりゃしねえけどな」
「…………」
「……おい、広間のようだ」
 戦士アマルガンと歩を並べて進んでいたヴェルサリウス27世が振り返ってそう伝えてきた。


 淡い光球では端まで見通せないほどがらんと広い部屋の入口に立ち尽くし、一行は先へと続くであろう暗い通路を視界に入れつつ逡巡していた。
 もちろん、手ぶらで帰るわけには行かない。今にも1歩を踏み出そうとしていた万太郎の耳に、微かになにかが聞こえた気がした。
(………………)
「ん……?」
 やはり、なにかが聞こえた気がした。
(………………)
「どうしたよ」
「しっ、静かにしてくれ」
 万太郎は手で仲間を制し、耳をそばだてた。
(…………か?)
(…………るか?)
(……捧げるか?)
「捧げるだと?いったいなにを」


「こりゃあ……なんだ」
 背後からへーじろーの声が聞こえた。
 壁面の窪みに台座が設けられており、そこに直立していたのは2体の等身大の木製人形だった。その肌は人と見紛うほどによく磨かれ、しかし確実に木で出来ていた。
「気味が悪いな、まるで生きてるみたいだ」
 ヴェルサリウス27世が普段の淡々とした調子は変えず、しかし幾分か神妙に口にした。
「ソナン・イエにいた頃に、聞いた事がある」
 万太郎がボソリと呟いた。
「これは……ミラードールと呼ばれる太古の魔具だ。白の大魔術師ニン=ドゥルジエル=ニンが作り上げた作品で、人の血肉を分け与える事で、あるじの意のままに動き出すらしい」
「意のままに……って言われてもな」
 一行は人形を遠巻きにしつつ、顔を見合わせた。
「どちらにせよ、ここに置いておくには過ぎた代物だわな」
「とは言えこんなものを担いで探索もできん。引き上げ時に持ち帰るとしよう」
「……爺さんが言っていた。海がその気にならなきゃ獲物は取れない、ってな」
 へーじろーが暗闇に消える通路の先を見つめながら呟いた。


 続く部屋は、謁見の間とでも言うべき広間であった。昔は豪奢であったのだろう、薄汚れた天鵞絨が壁や床に垂れ下がり、当時の謳歌の名残を見せていた。
 部屋の正面に位置する壇上には玉座めいた椅子がしつらえられており、そこに剣を手に俯きぎみに座り込んでいる騎士の甲冑が設置されていた。
「やったぜ、お宝か」
「いや、待て……なにか……変だ」
 鎧兜の下に赤紫の眼光がぎらりと光るや否や、広間に曇った声が木霊した。
「我は覇王ガイウスが麾下、壱の騎士アンブロシウス」
 甲冑が軋みを上げながら立ち上がった。
「偉大なる陛下の領土に踏み入る愚か者め。裁きの鉄槌を受けよ」


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【戦闘】
PC:万太郎MR28防5、ヴェルサリウス27世MR23、へーじろーMR13、戦士アマルガンMR28、魔術師インディMR8
壱の騎士アンブロシウス MR200防10

 *魔術師インディ《これでもくらえ!》詠唱。壱の騎士アンブロシウスに15魔法ダメージ!
1ラウンド:PC【122】 VS 敵【165】 /PC側に43ダメージ!(万太郎24、ヴェルサリウス27世15、へーじろー5、戦士アマルガン19、魔術師インディ0 VS 185)
 *魔術師インディ、死亡。ヴェルサリウス27世→へーじろーに奇跡的な回復薬を使用。
2ラウンド:PC【92】 VS 敵【166】 /PC側に74ダメージ!(万太郎1、ヴェルサリウス27世2、へーじろー1、戦士アマルガン0、魔術師インディ0 VS 185)
 *戦士アマルガン、死亡。

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「無理だ!今の俺たちで勝てる相手じゃない。撤退を……」
「しかし、こいつは逃がしてくれそうもないがね」
 手負いの万太郎とヴェルサリウス27世が体勢を立て直しながら顔を見合わせた。
「……爺さんが言っていた。銛は獲物の目を覗き込めるくらい引き寄せてから放て、ってな」
 横に並ぶへーじろーがそう呟き、額から流れる血を拭うと、戦士アマルガンの獲物であった斧を拾い上げた。
「俺らの集落ではな、役割を悟ったものは自分の意志で姿を消すんだ」
 言葉を紡ぎながら、へーじろーは1歩足を踏み出した。
「へーじろー!」
「さぁ来い、怪物。俺が相手だ」
 そう言い放つとへーじろーは万太郎とヴェルサリウス27世を後ろに押しやった。
「走れ、万太郎!奴の覚悟を無駄にするな」
 ヴェルサリウス27世が先に走り出した。万太郎も急ぎ後に続きつつ、もう一度だけ背後を振り返った。
 斧を振りかざして不死の怪物に立ち向かう背中が見えた。
「ウォーーー」


∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
☆戦果
無敵の万太郎(東洋風の戦士)→撤退。入手:ミラードール。
ヴェルサリウス27世(カエル人)→撤退。入手:ミラードール。使用済み:奇跡的な回復薬
へーじろー(落ち着きのない男)→消息不明。新キャラクターを作成して下さい。

→ミラードールは自らの血肉を捧げることで、魂を与えることができる。もし売却したいなら代わりに金貨100枚を入手する。
・ハンタードール→MRを10捧げる。MR35、先制攻撃可能
・ウィザードドール→MRを10捧げる。MR15、《死の刃》《開け》《そこにあり》《鬼火》
・バードドール→MRを10捧げる。MR30、飛行可能

「我の魂も、体も、あなたによって生まれた。我があるじよ。どうぞお見知りおきを」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
☆ランキング
1位:
無敵の万太郎 +ミラードール →(所持品:金貨20枚。高品質な武器【ソナン・イエの槍】、高品質な防具【アーミング・ダブレット】、《開け》の呪文石)
ヴェルサリウス27世 +ミラードール →(所持品:金貨0枚。高品質な武器【超小型単弓】、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石、呪文:《イーゼルヴァンの黒き夢》)

3位:
冬の嶺の炎=バラク=ヘルムハート +金貨50枚 →(所持品:金貨50枚。黒き大斧、高品質な防具【革鎧】、《そこにあり》の呪文石)
ヘルト +金貨50枚 →(所持品:金貨55枚。高品質な武器【シュヴァイツァー・サーベル】&【カッツバルゲル】、高品質な防具【メイル・アーマー】、保存食*1、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石)
ソーグ +金貨50枚 →(所持品:金貨55枚。高品質な武器【グレートソード】、高品質な防具【レザーアーマー】、《開け》の呪文石)
コソ泥のニンツ +金貨50枚 →(所持品:金貨65枚。高品質な武器【良い短剣】、高品質な防具【硬い皮鎧】)
カーモネーギー +金貨50枚 →(所持品:金貨65枚。高品質な武器【ショートボウ】、高品質な防具【革鎧】)
デュラル・アフサラール +金貨50枚 →(所持品:金貨125枚。高品質な武器【弓】、奇跡的な回復薬)
シャオリン +金貨50枚 →(所持品:金貨50枚。高品質な武器【鉄扇】、《そこにあり》の呪文石、呪文:《死の刃》)
ポル・ポタリア +金貨50枚 →(所持品:金貨100枚、呪文:《イーゼルヴァンの黒き礫》)
アンドレア +金貨50枚 →(所持品:金貨85枚。黒き剣、高品質な武器【鞭】)

12位:
"片耳の"マロウズ +金貨40枚 →(所持品:金貨50枚。黒き短剣、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石)
クリフ +金貨40枚 →(所持品:金貨55枚。奇跡的な回復薬、竜の牙、呪文:《イーゼルヴァンの黒き手》)
サマ +金貨40枚 →(所持品:金貨45枚。奇跡的な回復薬、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石、竜の牙、呪文:《イーゼルヴァンの黒き夢》)
エミリア +金貨40枚 →(所持品:金貨40枚。高品質な防具【ブレストプレート】、《そこにあり》の呪文石×1、奇跡的な回復薬、竜の牙)

■消息不明
へーじろー

■砦にて待機(今回投稿無し)
アクロス →(所持品:金貨50枚)
ヤスヒロン →(所持品:金貨50枚)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
☆ザルダック商店
金貨を入手している場合、買い物をしても構わない。自由筆記欄に記載すること。
商品は変わる場合があるので、次回以降に残しておくこともできる。

<商品リスト>
・高品質な武器 金貨30枚 MR+10/好きな武器タイプを自由筆記に記載下さい
・高品質な防具 金貨30枚 防御点+5/好きな防具タイプを自由筆記に記載下さい
・奇跡的な回復薬 金貨10枚 ダメージ10点回復/1回限り
・《これでもくらえ!》の呪文石 金貨15枚 魔法攻撃ダメージ20点/1回限り
・《死の刃》の呪文石 金貨15枚 1ターンのみダメージ2倍/1回限り
・《開け》の呪文石 金貨10枚 鍵開け/1回限り
・《そこにあり》の呪文石 金貨10枚 隠されたものを感知する/1回限り
・雇い人(戦士L1) 金貨50枚 MR35/1事件限り
・雇い人(盗賊L1) 金貨50枚 MR20・《開け》《そこにあり》/1事件限り
・雇い人(魔術師L1) 金貨50枚 MR15・《これでもくらえ!》/1事件限り

☆訓練場
金貨を使用して、ガガック兵長に特別訓練をつけてもらえる。自由筆記欄に記入すること。
支払い可能であれば複数回選択しても構わない。

・戦闘訓練:金貨100枚/基本MR+10
・魔術訓練:金貨50枚/ザルダック商店で扱っている呪文石から1つ選択。今後1事件に1回使用可能に。(呪文石との併用可)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【ルール】
・PCはカザン帝国の辺境開拓軍の戦士です。
・毎回、「事件」が更新されます。どの事件を解決に向かうか選択して下さい。
・同じ事件に向かったPCが多ければ、解決しやすいですが報酬も少なくなります。逆に1人だと報酬は総取りですが、失敗の可能性も高くなります。
・トロールワールドは無情です。運が悪ければあっけなく死ぬでしょう。死んだときは死んだときです。新たなPCで1から出直して下さい。
・事件の処理はシンプルにモンスターレートで行います。(PCも一律でMR表記処理)PCの初期戦闘力はMR20(3D6+10)です。
・事件を解決したら、報酬がもらえます。報酬はカザン帝国への貢献度として、順位付けされます。順位によっては特別報酬がもらえることもあるでしょう。
・報酬を使って装備を購入したりすることもできます。商品は毎回変わるので使うか、貯めるかは判断のしどころでしょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【未解決事件】
A:
魔術師イーゼルヴァンより、探索の依頼が入った。
やぁ諸君。いつも世話になっておるな。今回は1つ、お使いを頼まれて欲しいのだよ。
コースト街道の南に我が師、黒のモンゴーが以前研究室として使っていた遺跡があってな。最近その近隣を悪名高きベアカルトの教団が拠点にしていると耳にしたのだ。
もはや不要のものとはいえ、師の研究室を荒らされるのは気分のいいものではない。書物や品物を引き上げてきて貰いたいのだ。
脅威予測)中
報酬)中

B:
ナルン村より、戦で不足した食料品を賄う為、〈シャンキナルの森〉にて丸々獣狩りを依頼したいとの相談があった。
丸々獣は古代ポロメイア王国で使役されていた生物で、家畜化した猪が逃げて野生化したものだ。
森のなかでの生活に適応し、樹上生活を営んでおり、獰猛で大変危険である。注意して任務に当たるように。
脅威予測)小・ただし森林警備隊に注意せよ。
報酬)小

C:
〈大断崖〉手前の盆地の古代帝国時代の塔について、探索を継続する。
魔術師戦争時代の遺跡には、強大な力を持つ魔法の品物が保存されている事も多い。
各自、慎重を期しつつ調査を継続せよ。赴くものはどの程度で帰還するかの自分なりの指針を申告しておくこと。
脅威予測)未知数
報酬)莫大

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【作戦会議室・峡谷の山猫亭】

https://www1.x-feeder.info/FTGAME/

出撃前に相談をしたり、雑談や交流ができるチャットルームです。
PC・スマホ・携帯から閲覧/書き込みできますので、ぜひご活用下さい!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【参加方法】

https://jp.surveymonkey.com/r/5RDQZP7

参加フォームに下記を記入し、送信して下さい。
・キャラクター名
・今回選択する事件
・(任意・自由筆記)事件への対応や購入した商品、キャラ設定(年齢・性別・性格・生い立ち・風貌・特徴・口癖など)
・プレイヤー名・メールアドレス
 *投稿内容の詳細確認などが必要な場合にこちらからご連絡をする場合があります。

【参加締切】
配信日の2週間後を締切とします。
締切を過ぎますと次回は「待機」となります。

■今回の締切:4/28(日)24時まで

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

■今日の新聞に対するご感想はコチラ!
ぜひ、お叱りなど一言ご意見ください。m(_ _)m

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2019年3月17日日曜日

T&T読者参加企画『カザン帝国辺境開拓記』 ep.3 No.2256


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

T&T読者参加企画『カザン帝国辺境開拓記』 ep.3

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
from 水波流
月イチペースでお送りする、読者参加企画。
今回も17名の方のご参加を頂いております。途中参加ももちろん大歓迎です!

最初に前置きなのですが、前回の倍近い長文になってしまいました。パソコンでご覧頂くのを推奨いたします。
また携帯電話などで受信し、途中で切れたりしている場合は、下記バックナンバー保管庫からご確認をお願いたします。
https://ftnews-archive.blogspot.com/

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事件の結末

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■事件A:8名出撃
魔術師イーゼルヴァンの依頼により、<シャンキナルの森>のエルフの遺跡に自生する果実を採取せよ。
遺跡にはどんな脅威が潜んでいるかわからない。奥地にある西方エルフの都にも誤って近づきすぎないよう注意せよ。
果実の数だけイーゼルヴァンより報酬が支払われることになる。各自張り切って調査をするように。
脅威予測)中・戦闘は回避できぬ場合を除いて得策ではない
報酬)大

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴

 昼なお暗い森の奥の更なる奥地。苔むし経年風化が見られる石壁が続いている。壁面に絡みつく蔦は何層にも重なり、長らく人の手が入っていない場所なのは明らかである。
 深い森は不気味なほどに静謐さが漂い、鳥の声が遠くでかすかに聞こえている。
 と、そこへ武装のたてるガチャガチャとうるさい音が聞こえてきた。角を曲がって走り込んできた2人の男は背中合わせになりながら、荒い息で悪態をついた。
「ちくしょう、やっとエルフどもを撒いたと思ったら今度はこれか」
「まぁそう言うなよ。あいつらに捕まるよりはマシだろ」
「聞いてないんだよ、古代樹とやらが襲ってくるなんて話はな!」
 大声をあげる大男を、もう1人のエルフの男が手で制し、唇に指を当てて口を閉ざさせる。刹那の静寂の中、彼らのやって来た方角から複数の足音が聞こえてきた。
 2人は武器を手に持ち直し、警戒を強める。
 束の間の緊張ののちに、角を曲がって姿を見せたのは2人のカエル人とドワーフの戦士だった。
「バラク、マロウズ、無事か?」
「……お前らか。脅かすなよ」
 バラクと呼ばれた大男が剣を下ろすと、右のカエル人ーサマがゲロゲロと喉を鳴らしながらからかうように笑った。その横で左のカエル人ーヴェルサリウス27世が口を開く。
「西方エルフたちじゃなくて良かったじゃないの。2人であれだけの人数に囲まれたら一巻の終わりだからねぇ」
 左手が妖魔グレムリンの腕になったドワーフの戦士が、マロウズと呼ばれたエルフにちらりと目をやりながら言葉を続けた。
「森林警備隊はしつこいぞ。ま、エルフのお前さんには言うまでもなかろうがの」
「……やれやれ、引退したつもりだったんだけどね」
 マロウズはため息をつきながら、遠くへ目をやる。首を傾げた事でふと、右耳のえぐられたような激しい古傷が目を引いた。
「で、残りの連中は?」
「わからん。お前らと一緒かと思っていたが……」
「やられちまったんじゃあねえだろうな? 古代樹か、西方エルフに」
 バラクが真面目とも茶化しとも取れるような調子で呟いた。
「ひどい言われようだね」
 背後から不意に掛けられた声に、全員が武器に手をやりつつ振り返った。
「いい話があります」
「見つけたよ」
「そう、ボクがね」
 口々に軽口を叩きながら、三人の男女が姿を現した。
「アンドレア、エミリア、ポル。よかった、とにかく全員無事か」
 マロウズが安堵の表情で出迎えた。

***

 アンドレアたち別働隊が見つけてきた古代樹を前面に見渡せるバルコニー。
「人間、私が右の枝を狙う。お前は左を撃て」
 ヴェルサリウス27世が自慢の超小型単弓で狙いを定めながら、傍らのエミリアに指示を出す。
「偉そうに」
「ボクもかい?」
「3、2、1、放て!」
 襲いかかってくる古代樹の枝に向けて、ヴェルサリウス27世の弓が放たれ、それに呼応するようにポルとエミリアの投げナイフが飛び去った。
「バラク!飛べ!」
「おう!」
 バルコニーからアンドレア、マロウズ、バラクが勢いをつけて飛び降り、枝に掴まると手当たり次第に体ごと揺さぶった。
「ケケケ、こりゃ大漁だぜぃ」
「ククク、まったくだわい」
 古代樹の根元で、次々に落ちてくる黄金色の果実をサマ、クリフが広げた布で受け止めていた。上空からバラクの怒声が響き渡る。
「欲出すんじゃねえぞ。引き際が肝心だ。調子に乗って各個撃破されましたじゃ笑い話にもならねぇからな!」

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【戦闘】
PC:MR30*2(ヴェルサリウス27世、アンドレア)、MR20*6(バラク、マロウズ、クリフ、サマ、エミリア、ポル)
古代樹/本体:MR100 + 枝A・B・C:各MR30

1ラウンド:PC【180】 VS 敵【177】 /敵側に3ダメージ!(100・29・29・29)
2ラウンド:PC【181】 VS 敵【168】 /敵側に13ダメージ!(96・26・26・26)
3ラウンド:PC【177】 VS 敵【182】 /PC側に5ダメージ!(ヴェルサリウス27世29、アンドレア29、バラク20、マロウズ19、クリフ20、サマ20、エミリア19、ポル20)
4ラウンド:PC【183】 VS 敵【157】 /敵側に26ダメージ!(88・20・20・20)
 *枝D・Eが増援。
5ラウンド:PC【188】 VS 敵【221】 /PC側に33ダメージ!(ヴェルサリウス27世25、アンドレア25、バラク20、マロウズ15、クリフ16、サマ16、エミリア15、ポル16)
 *PC側逃走。
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「まぁ、思ってはいたんだよね。そう上手くはいかないって」
「とは言え、最悪のタイミングだがな……」
 遺跡の出口で待ち構えていたのは、完全武装の西方エルフ森林警備隊だった。
「帝国の犬めが。神聖なシャンスを荒らしおって。長老の元で申し開きをするが良い」
 隊長格のエルフの号令とともに、隊員たちが剣を抜いて構える。じりじりと包囲の輪を縮めるエルフたちを尻目にバラクがずいと一歩前に出た。
「みんな、全員バラバラに逃げるんだ。こっちのほうが人数も多いし、一対一なら俺たちだってそう簡単にやられはしない」
 バラクは話しながらどんどん前に進んでいく。
「なぁに、俺は体力には自信があるし、防具もある。ついでに回復薬もあるからな。おいおい、そんな顔するんじゃねえよ、勿論俺だって逃げるさ、尻尾を巻いてな」
「捕らえよ!」
「行け!砦で会おうぜ!生きてりゃな」
 そう言うとバラクは右手の剣と左手の斧を滅茶苦茶に振り回しながら、隊長格のエルフに突っかかっていった。それを見て他の全員も手近な隊員に飛びかかり、その勢いのまま森へと駆け出していった。


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【戦闘】
PC:ヴェルサリウス27世25、アンドレア25、バラク20、マロウズ15、クリフ16、サマ16、エミリア15、ポル16
西方エルフ森林警備隊:隊長MR50、隊員MR30*4

1ラウンド:PC【183】 VS 敵【191】 /PC側に8ダメージ!(ヴェルサリウス27世24、アンドレア24、バラク20、マロウズ14、クリフ15、サマ15、エミリア14、ポル15)
 *PC側逃走。
 *アンドレア、エミリア逃走成功

【個別戦闘2】
バラク:MR20/20 VS 隊長:MR50
 1ラウンド:PC【22】 VS 敵【45】 /PC側に23ダメージ!防具軽減5(バラク2)
  *バラク、奇跡的な回復薬を使用。
  *バラク逃走成功。

【個別戦闘3】
ヴェルサリウス27世:MR24/30 VS 隊員A:MR30
 1ラウンド:PC【24】 VS 敵【27】 /PC側に3ダメージ!(ヴェルサリウス27世21)
  *ヴェルサリウス27世逃走成功。

【個別戦闘4】
マロウズ:MR14/20 VS 隊員B:MR30
 1ラウンド:PC【23】 VS 敵【26】 /PC側に3ダメージ!(マロウズ11)
  *マロウズ逃走成功。

【個別戦闘5】
サマ:MR15/20 VS 隊員C:MR30
 1ラウンド:PC【20】 VS 敵【29】 /PC側に9ダメージ!(サマ6)
  *サマ逃走成功。

【個別戦闘6】
ポル:MR15/20 VS 隊員D:MR30
 1ラウンド:PC【17】 VS 敵【21】 /PC側に4ダメージ!(ポル11)
  *ポル逃走成功。
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☆戦果(登場順)
冬の嶺の炎=バラク=ヘルムハート(大男)→果実1つ入手。使用済み:奇跡的な回復薬
"片耳の"マロウズ(年齢不詳のエルフ)→果実1つ入手。
クリフ(片腕がグレムリンの腕のドワーフ)→果実2つ入手。
サマ(カエル人1)→果実2つ入手。
ヴェルサリウス27世(カエル人2)→果実1つ入手。
アンドレア(人の良さそうな男性)→果実1つ入手。別働隊探索時に《開け》《そこにあり》の呪文石を使用。隠された宝物を発見・入手。宝石(金貨30枚相当)
エミリア(赤毛の少女)→果実1つ入手。別働隊探索時に《開け》《そこにあり》の呪文石*3を使用。隠された宝物を発見・入手。エルフの宝冠(金貨40枚相当)、宝石(金貨20枚相当)
ポル・ポタリア(軽薄そうな男)→果実1つ入手。


→魔術師イーゼルヴァンが君たちを出迎える。
「よくやった諸君。約束通り、果実1つにつき魔法の品物を1つ進呈しよう。
我が師、黒のモンゴーより賜りし黒き武具は各種1つずつしか無いので欲しいものは早めにな。
欲しい物がない奴には特別に私の魔術を≪教え≫てやってもよい。
金貨で支払ってほしいのなら、80枚をくれてやろう。

■下記から1つを選択して下さい。
・黒き剣(MR+15、ダメージを与えた場合、自身を2点回復)
・黒き短剣(MR+10、ダメージを与えた場合、自身を3点回復)
・黒き大斧(MR+20、ダメージを与えた場合、自身を1点回復)
・竜の牙(MR30スパルトイを召喚/1事件に1回使用可能)
・≪教え≫:≪イーゼルヴァンの黒き手≫(敵1体にダメージを10点与え、自身を10点回復する/1事件に1回使用可能)
・≪教え≫:≪イーゼルヴァンの黒き礫≫(敵3体にダメージを6点ずつ与える/1事件に1回使用可能)
・≪教え≫:≪イーゼルヴァンの黒き夢≫(敵1体を確実に眠らせる/1事件に1回使用可能)
・金貨80枚


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■事件B:5名出撃
ナルン村の村長の依頼により、奪われた青カブトムシ寺院の祭器を取り戻してほしい。
村を襲ったゴブリン山賊団はおよそ15体の集団だったらしいが、西の山に住み着いていた連中はどうやらこの山賊団の別働隊だったようだ。斥候に調査させたところ、〈大沼地〉にある洞窟に潜んでいるのを確認した。
殲滅が難しければ、潜入し祭器を取り戻すだけでも構わない。
脅威予測)中
報酬)中

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「何人見かけた」
「10人はいたかな」
「よし……ようやくチャンス到来でござるな」
 ゴブリン山賊団の根城たる洞窟を望める丘に姿を隠した5人組が、それぞれ武装の確認をしつつ頷きあう。斥候役のコソ泥改め泥棒のニンツの報告によると、山賊団はリーダー格に率いられ、狩りか略奪だかに出かけた様子だった。根城に残っている人数は、ほぼ彼らと同数と見られる。
「確認しとくぞ、目標は青カブトムシ寺院の祭器。最優先でそれを探索する。見つかればすぐに撤退、それでいいな?」
「祭器ってのが持ち運びやすいといいんだけどなぁ」
 盗賊風の二人、カーモネギーとニンツが言葉をかわす。東洋風装束の少女が元気そうな様子で付け加えた。
「アタシが聞き込んだところによると、でーっかいカブトムシの彫刻らしいヨ」
「でーっかい、ね……」
「こーーーんな」
 シャオリンは両手で犬か豚かと言わんばかりの大きさを表す。それを見て、カーモネギーがため息を付いた。
「重そうだな……」
「やはり拙者の燻りだし策で行くのがよかったのではござらんか?」
「……正面には扉。裏口も1箇所、空気穴も万全のようだ。燻り出すほど木を燃やしてる間に出かけた奴らに戻ってこられては、人数の少ない我々が不利だ」
 普段は無口な戦士、ヘルトがめずらしくなだめるように口を挟んだ。
「闘いはやっぱまだ少し怖いんだ…」
「俺は足の速さには自信があるんだぜ? なにせ生活がかかってっからな!」
 盗賊二人が悪びれた様子で口にした。
「ようしデュラルのアニキ!アタシとアニキで蹴散らしちゃおう!」
 不穏な空気を吹き飛ばすようにシャオリンの声が轟いた。

***

 正面の見張りをデュラルの弓で倒した後、盗賊二人が扉を開けて侵入する。見張りの交代時間になれば侵入がバレることは必定のため、時間は限られていた。雑然とした生活感のある洞窟を忍び足で潜行しつつ、枝穴を見つけてはこっそりと覗きに向かうのを繰り返すこと数回。幸運にも根城の居残り組に気取られることなく、5人組は宝物庫を探り当てた。
「うわ……ちょっとこれは、重すぎ……」
 前評判どおりでーっかい、カブトムシの石材彫刻は見た目に反することもなく、そのままの重量であった。二人がかりであれば運ぶ事はできるが、機敏に持ち歩くということは不可能な代物である。
 順調なのはそこまでだった。残念ながら、脱出の通路上で夕飯のシチュー鍋を抱えたゴブリンに出くわすことになった。大鍋をぶちまけながら奇声を上げるゴブリンを慌てて仕留めたが、その頃には洞窟内に足音と獣の唸り声が木霊していた。


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【戦闘】
PC:MR40(ヘルト)、MR30*3(ニンツ、デュラル、シャオリン)、MR20(カーモネギー)
ゴブリン:MR20*3 + 狼:MR15*5

1ラウンド:PC【147】 VS 敵【150】 /PC側に3ダメージ!(ヘルト39、ニンツ29、デュラル30、シャオリン29、カーモネギー20)
2ラウンド:PC【138】 VS 敵【136】 /敵側に2ダメージ!(20・20・20・14・14・15・15・15)
3ラウンド:PC【135】 VS 敵【123】 /敵側に12ダメージ!(19・19・19・13・12・13・13・13)
4ラウンド:PC【149】 VS 敵【133】 /敵側に16ダメージ!(17・17・17・11・10・11・11・11)
5ラウンド:PC【145】 VS 敵【117】 /敵側に28ダメージ!(14・14・14・7・7・7・7・7)
6ラウンド:PC【150】 VS 敵【103】 /敵側に47ダメージ!(9・8・8・1・1・1・1・1)
 *ゴブリン逃走。狼全滅。
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「くそっ、まずいぞ。逃げられちまった」
「本隊が戻ってくる前に急いでこの場を離れるでござる」
「いや、だから、これ重いんだよぉ」


∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
☆戦果(登場順)
コソ泥改め、泥棒のニンツ(斥候役)
デュラル・アフサラール(東洋風の戦士)
カーモネーギー(臆病な盗賊)
シャオリン(黒髪の少女)
ヘルト(無口な戦士)

→ナルン村の青カブトムシ寺院まで、祭器カブトムシ像を返還した。
村をあげての盛大な歓迎会が催され、5人組は村の英雄ともてはやされた。しかし……。


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■事件C:4名出撃
〈大断崖〉手前の盆地の古代帝国時代の塔だが、1度の調査で調べきれるものでは無いということははっきりした。
古代魔術や怪物を相手どるには慎重さが必要だが、秘められた財宝を考えるに更に調査を行う価値はある。
赴くものはどの程度で帰還するかの自分なりの指針を申告しておくこと。
脅威予測)未知数
報酬)莫大

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴

 薄暗い石畳の通路を甲高い足音とともに進む4人の男の姿があった。通路はいつまでも続くかに思えたが、やがて広間に辿り着いた。
 先頭を歩いていた東洋風の装束に身を固めた戦士が、訛りの強いカザン語で大剣を背負った盗賊風の男に話しかける。
「ここだよ。あんたも覚えてるだろ」
「ああ、俺が来たのはここまでだ。お前はこの先まで行ったんだよな」
「と言っても、1部屋だけなんだけどな」
 二人は足元に散らばる石像の破片を蹴飛ばしつつ、後ろの二人ー背の低い若者と落ち着きの無い男を見やった。
「4人でどこまでいけるかわからないけど、この先に何が待っているのかを調べたいんだ」
「同感だ。探索用の準備はしてきたつもりだからな」
 二人の会話に割り込んで、落ち着きのない男がせっかちそうな声を上げた。
「準備してきたのはお前らだけじゃないんだ。はやく行こうぜぇー」


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【戦闘】
PC:MR30*2(ソーグ、万太郎)、MR20*2(アクロス、へーじろー)
サソリ MR5*10 + 大サソリ MR30

1ラウンド:PC【105】 VS 敵【104】 /敵側に1ダメージ!(5・5・5・5・5・5・5・5・5・4・30)
2ラウンド:PC【100】 VS 敵【99】 /敵側に1ダメージ!(5・5・5・5・5・5・5・5・4・4・30)
3ラウンド:PC【100】 VS 敵【101】 /PC側に1ダメージ!(万太郎/防具で軽減)
 *ソーグ《死の刃》の呪文石を使用。
4ラウンド:PC【130】 VS 敵【81】 /敵側に49ダメージ!(1・1・1・1・1・1・1・1・0・0・21)
5ラウンド:PC【92】 VS 敵【64】 /敵側に28ダメージ!(0・0・0・0・0・0・0・0・0・0・1)
6ラウンド:PC【95】 VS 敵【17】 /敵側に78ダメージ!(敵全滅)
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「やれやれ。ひどい目にあったもんだ」
「まさかあれだけのサソリが生き残っているとは……餌については……考えたくないが」
「俺の《そこにあり》の呪文石はさっきの一つきりだが、どうやらハズレを引かされたみたいだな」
 ソーグは肩をすくめた。バラバラになった木製人形の転がる広間には、大量のサソリの死体が転がっている。
「こんどこそ、お宝の隠し場所のはずだぜぇ……《そこにあり》!」
 へーじろーの呪文石が発光とともに砕け散ると、隠された扉が淡く光り輝いた。
「更に先か……行こう」

***

「ビンゴぉ!お宝だぜぇ!」
「待て!何かいる!」
 隠し部屋の宝箱を目にし、踊りこんだへーじろーをソーグが静止した。
 暗闇に羽ばたく羽音が聞こえる。目を凝らすと薄闇におぼろげな姿が浮かんでいた。
「蛇の体、コンドルの翼、蛟の頭……こいつはまさか」
「ソウルサッカーだ!」


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【戦闘】
PC:MR30*2(ソーグ、万太郎)、MR20*2(アクロス、へーじろー)
ソウルサッカー MR110

1ラウンド:PC【97】 VS 敵【109】 /PC側に12ダメージ!(ソーグ、万太郎/防具で軽減。アクロス、へーじろー/3ダメージ)
2ラウンド:PC【107】 VS 敵【89】 /敵側に18ダメージ!(残り92)
3ラウンド:PC【103】 VS 敵【94】 /敵側に9ダメージ!(残り83)
4ラウンド:PC【109】 VS 敵【81】 /敵側に28ダメージ!(残り55)
5ラウンド:PC【106】 VS 敵【67】 /敵側に39ダメージ!(残り16)
 *ソウルサッカー増援1匹襲来。
6ラウンド:PC【96】 VS 敵【140】 /PC側に44ダメージ!(ソーグ24、万太郎24、アクロス6、へーじろー6 VS 16・110)
 *ソーグ→アクロス、万太郎→へーじろーに奇跡的な回復薬を使用。
7ラウンド:PC【90】 VS 敵【148】 /PC側に58ダメージ!(ソーグ14、万太郎14、アクロス2、へーじろー2 VS 16・110)
 *万太郎《そこにあり》の呪文石を使用。ソウルサッカー逃走
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「なぜ《そこにあり》を使ったんだ……?」
「ソナン・イエにいた頃、年嵩の戦士に聞いたことがあったんだ。ソウルサッカーは自分の姿を恥じていて、それを露わにされるのを何より嫌う、と。一か八かだったんだけど、うまく行ってよかったよ」
「あいつに捕まっていたら、脳髄から魂を吸われるところだった……思い出してくれて助かったよ」
「それにしてもこれは……」
 彼らの前には長大な壁画がそびえていた。不可思議な文字と文様で、この塔らしきものが描かれている。
「魔術師戦争時代のもの……じゃないですか……?」
 後方からアクロスの声がした。
「そうなのか? 俺には読めんが」
「上位エルフ語は昔、嫌々ですが勉強させられましてね。少しなら……わかります」
 眉をしかめて壁画の文字に食い入るアクロスに残りの3人が羨望の眼差しを向けた。
 そこには、こう書かれてあった。

……
太古、天に上らんとした不遜な王がいた。
王は宮廷魔術師の進言に従い、天まで届かせるために自らの国の中央に巨大な塔を建造した。
塔はその見た目にそぐわず、内部は無限に続くかのように階層が積み上がり、人々は邪悪な魔術によって直接天界に繋がろうとしているのだと噂した。

やがて塔が完成した。
国を挙げて王と宮廷魔術師を含めた7人の英雄が天に向けて派遣された。
人々は王の帰還を心待ちにした。
しかし時は過ぎ、更に時は過ぎようとも、王たちは帰還しなかった。
国は乱れ、人々が王の存在を忘れかけた頃、塔から不気味な悪鬼の軍勢が現れた。
人々は神にならんとした不遜な王が悪鬼に姿を変え、闇の軍勢を率いて都を襲ってきたのだと噂した。

国は荒れ、全土に悪鬼の影響が広まりつつあった時、歴史上に残されている最古の大魔術師ニン=ドゥルジエル=ニンがこの地を訪れた。
大魔術師は激しい戦いの末に悪鬼の軍勢を打ち負かしこの世界から追い払うと、塔を封印した。
しかし神にも等しい力を持つと言われた大魔術師でさえ、解き放たれた何万何十万という悪鬼を世界から駆除することはできなかった。
悪鬼らは素早い新陳代謝と醜悪な外見、野蛮な心根を持ち、繁殖に優れていた。
歪めたエルフから生み出されたと言われるこの新しい生き物はやがて「ウルク」という名で呼ばれる事となった。
……

 アクロスが壁画の物語を読み終えた後もしばらく、その場は沈黙が支配していた。重い空気を受け止めつつソーグが口を開く。
「……ここら辺りが潮時だ。引き返そうぜ」
「そうだな。1度、帰ろう。これ以上進むには俺たちだけじゃ荷が重い」
 万太郎の言葉に、傷だらけになった後ろの2人も無言でうなづいた。
 壁画の横には彼らをあざ笑うかのように、暗闇へと続く上り階段が口を開けていた。

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴

☆戦果(登場順)
ソーグ(大剣を背負った盗賊)→使用済み:奇跡的な回復薬、《死の刃》の呪文石、《そこにあり》の呪文石
無敵の万太郎(東洋風の戦士)→使用済み:奇跡的な回復薬、《そこにあり》の呪文石
アクロス(背の低い若者)
へーじろー(落ち着きのない男)→使用済み:《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石

→隠し部屋で財宝を発見した。
宝石2つ(金貨50枚相当*2)宝冠(金貨60枚相当)金貨40枚。
財宝を入手し、一時帰還。塔はまだまだ先がありそうである。

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☆ランキング
1位:
エミリア +金貨60枚、イーゼルヴァンの報酬 →(所持品:金貨60枚。)

2位:
アンドレア +金貨30枚、イーゼルヴァンの報酬 →(所持品:金貨35枚。高品質な武器【鞭】)

3位:
"片耳の"マロウズ +イーゼルヴァンの報酬 →(所持品:金貨10枚。《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石)
ヴェルサリウス27世 +イーゼルヴァンの報酬 →(所持品:金貨10枚。高品質な武器【超小型単弓】、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石)
クリフ +イーゼルヴァンの報酬*2 →(所持品:金貨15枚。奇跡的な回復薬)
サマ +イーゼルヴァンの報酬*2 →(所持品:金貨5枚。奇跡的な回復薬、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石)
冬の嶺の炎=バラク=ヘルムハート +イーゼルヴァンの報酬 →(所持品:金貨0枚。高品質な防具【革鎧】、《そこにあり》の呪文石)
ポル・ポタリア +イーゼルヴァンの報酬 →(所持品:金貨50枚)

9位:
アクロス +金貨50枚 →(所持品:金貨50枚。)
ソーグ +金貨50枚 →(所持品:金貨55枚。高品質な武器【グレートソード】、高品質な防具【???】、《開け》の呪文石)
へーじろー +金貨50枚 →(所持品:金貨80枚。)
無敵の万太郎 +金貨50枚 →(所持品:金貨70枚。高品質な武器【ソナン・イエの槍】、高品質な防具【アーミング・ダブレット】、《開け》の呪文石)

13位:
コソ泥のニンツ +金貨35枚 →(所持品:金貨45枚。高品質な武器【良い短剣】)
デュラル・アフサラール +金貨35枚 →(所持品:金貨75枚。高品質な武器【弓】、奇跡的な回復薬)
カーモネーギー +金貨35枚 →(所持品:金貨55枚。高品質な防具【革鎧】)
シャオリン +金貨35枚 →(所持品:金貨50枚。高品質な武器【鉄扇】、《そこにあり》の呪文石)
ヘルト +金貨35枚 →(所持品:金貨35枚。高品質な武器【シュヴァイツァー・サーベル】&【カッツバルゲル】、保存食*1、《死の刃》の呪文石、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石)

■死亡
なし

■砦にて待機(今回投稿無し)
ヤスヒロン→(所持品:金貨50枚)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
☆ザルダック商店
金貨を入手している場合、買い物をしても構わない。自由筆記欄に記載すること。
商品は変わる場合があるので、次回以降に残しておくこともできる。

「呪文石は品薄でね。値上げしたよ。おいおい、文句言いなさんなよ、買い込んだのはお前さんらだろうに」

<商品リスト>
・高品質な武器 金貨30枚 MR+10/好きな武器タイプを自由筆記に記載下さい
・高品質な防具 金貨30枚 防御点+5/好きな防具タイプを自由筆記に記載下さい
・奇跡的な回復薬 金貨10枚 ダメージ10点回復/1回限り
・《これでもくらえ!》の呪文石 金貨15枚 魔法攻撃ダメージ20点/1回限り
・《死の刃》の呪文石 金貨15枚 1ターンのみダメージ2倍/1回限り
・《開け》の呪文石 金貨10枚 鍵開け/1回限り
・《そこにあり》の呪文石 金貨10枚 隠されたものを感知する/1回限り
・雇い人(戦士L1) 金貨50枚 MR35/1事件限り
・雇い人(盗賊L1) 金貨50枚 MR25・《開け》/1事件限り
・雇い人(魔術師L1) 金貨50枚 MR15・《これでもくらえ!》/1事件限り

☆訓練場
金貨を使用して、ガガック兵長に特別訓練をつけてもらえる。自由筆記欄に記入すること。
支払い可能であれば複数回選択しても構わない。

・戦闘訓練:金貨100枚/基本MR+10
・魔術訓練:金貨50枚/ザルダック商店で扱っている呪文石から1つ選択。今後1事件に1回使用可能に。(呪文石との併用可)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【ルール】
・PCはカザン帝国の辺境開拓軍の戦士です。
・毎回、「事件」が更新されます。どの事件を解決に向かうか選択して下さい。
・同じ事件に向かったPCが多ければ、解決しやすいですが報酬も少なくなります。逆に1人だと報酬は総取りですが、失敗の可能性も高くなります。
・トロールワールドは無情です。運が悪ければあっけなく死ぬでしょう。死んだときは死んだときです。新たなPCで1から出直して下さい。
・事件の処理はシンプルにモンスターレートで行います。(PCも一律でMR表記処理)PCの初期戦闘力はMR20(3D6+10)です。
・事件を解決したら、報酬がもらえます。報酬はカザン帝国への貢献度として、順位付けされます。順位によっては特別報酬がもらえることもあるでしょう。
・報酬を使って装備を購入したりすることもできます。商品は毎回変わるので使うか、貯めるかは判断のしどころでしょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【未解決事件】
A:
魔術師イーゼルヴァンの追加依頼により、<シャンキナルの森>の奥地にある妖精が住まうという泉の水を採取せよ。
前回の遺跡探索により、西方エルフの森林警備隊の動きが活発になっているようだ。正面から事を構えるのは避けるように。
脅威予測)小・ただし森林警備隊に注意せよ。
報酬)中

B:
ナルン村より急報が入った。ゴブリン山賊団が村に向かって進軍しているらしい。
どうやら前回の祭器奪還の報復のようだ。リーダー格のゴブリンを先頭にゴブリン10体ほどが狼の群れを従えているらしい。
こちらも人数を揃えて対抗する必要がある。
脅威予測)中
報酬)中

C:
〈大断崖〉手前の盆地の古代帝国時代の塔について、前回の探索隊から有力な情報が持ち帰られた。
魔術師戦争時代の遺跡には、強大な力を持つ魔法の品物が保存されている事も多い。
各自、慎重を期しつつ調査を継続せよ。赴くものはどの程度で帰還するかの自分なりの指針を申告しておくこと。
脅威予測)未知数
報酬)莫大

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【参加方法】

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参加フォームに下記を記入し、送信して下さい。
・キャラクター名
・今回選択する事件
・(任意・自由筆記)事件への対応や購入した商品、キャラ設定(年齢・性別・性格・生い立ち・風貌・特徴・口癖など)
・プレイヤー名・メールアドレス
 *投稿内容の詳細確認などが必要な場合にこちらからご連絡をする場合があります。

【参加締切】
配信日の2週間後を締切とします。
締切を過ぎますと次回は「待機」となります。

■今回の締切:3/31日 24時まで

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

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2019年2月3日日曜日

T&T読者参加企画『カザン帝国辺境開拓記』 ep.2 No.2214

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T&T読者参加企画『カザン帝国辺境開拓記』 ep.2

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
from 水波流
月イチペースでお送りする、読者参加企画。
今回も16名の方のご参加を頂いております。感謝!
途中参加ももちろん大歓迎!
さて第2回の結果発表はいかに……!?

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事件の結末

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
■事件A:6名出撃
東の〈シャンキナルの森〉の魔術師は徴税に応じなかった。しかもかなりの実力者らしい。
こうなっては力押しではなく、交易相手として改めて交渉に当たるほうが得策であろう。
砦に不足しているのは魔法の品々だ。相手が金銀と交換に応じるならばそれもよし。
脅威予測)力押しは得策ではない(魔法に注意せよ)
報酬)小

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
「よう、イーゼルヴァンさん、まずはこないだはオレの命を助けてくれてサンキューな!」
 魔術師の部屋に豪放磊落なガナリ声が木霊した。黒いローブの老人は額に手をやりつつ、眼の前に居並ぶ集団を見やった。
「君もなかなか懲りない男だね。後ろのドワーフ、それからそこのカエル人もこないだと同じ彼なのかね? どうもカエル人の見分けはつかなくて……違っていたら申し訳ないんだが」
「いいえ、仰る通りです。サマと申します。先日は失礼をいたしました」
 直立したカエル人の戦士が礼儀正しく敬礼を返した。(カエル人は人間のように頭を下げる事ができないため、これが最大限の礼にあたる)その隣でドワーフの戦士も居住まいを正している。
 魔術師イーゼルヴァンは更に後ろに並ぶ新顔連中にもチラリと目をやると、先頭の大男に顔を戻した。
「……で? 今日はまた、何をしに来たのかね」
「そう!それよそれ!……いや、すまねぇ。田舎の出なんでどうも敬語が苦手でな」
 大男バラクは頭をかきながら、言葉を選びつつ話し直した。
「んでよ、本題なんだが、砦の隊長さんはあんたの言うとおり、対等な相手として取引をしたいらしい」
「ほう」
「これが隊長からの手土産で、こっちはオレからの分だ。あんたにやれるようなご立派な物は持ってねーが。このお守りはなかなか御利益があるぜ。なにせオレがまだ死んでねぇ」
 バラクはニヤッと笑いながら、金貨の入った袋と木彫りの彫像を机の上に置いた。それを目にするとイーゼルヴァンもニヤリと笑みを返した。
「まぁそういう悪びれない態度は嫌いではないがね。……それでは取引といこうか」
「お待ちかね!交渉事ならボ・ク・にお任せなんだよねっと」
 後ろに控えていた軽薄そうな男が前に躍り出てきた。

「ボクなら失敗作でも売ってみせるからさ。売り上げの2%回してくれない? ダメ?」
「……もうよい」
「え〜? 嘘だと思ってる? 今なら金貨5枚だけど、明日には3枚になっちゃうよ?」
「話にならん」
「あ、そう……。じゃ、僕の仕事はここまでだね。そゆことで」
 長々と弁舌を奮ったポル・ポタリアは手をひらひらと振ってまた後ろに下った。
「諸君らの砦がほしいのは魔法の品々、そうであろう」
 魔術師イーゼルヴァンは5人に順番に目をやりながら、話を続けた。後方にいる盗賊風の赤毛の少女は小首を傾げた状態で髪をいじっている。
「金貨なぞ、これ以上あってもこの私には何の役にも立たん。……ああ、まてまて、話はここからだ。そこでだ、諸君に1つ頼み事をしよう。見事、やり遂げてくれれば所望の品をくれてやろうではないか」
 5人は顔を見合わせた。魔術師の依頼?
「そこのエルフは知っておるかもしれんが、このシャンキナルの森の奥地へ向かえば、西方エルフの勢力圏に入る」
 後方に控えていた年齢不詳のエルフ、"片耳の"マロウズは鷹揚に頷いた。
「西方エルフの都の手前に遺跡があるのは知っているかね? その遺跡に自生する果実を取ってきてもらいたいのだよ。私の魔術の研究には非常に重要な材料になるのでね。1つ取ってくるごとに魔法の品を1つくれてやろう」
 5人が息を呑む音がお互いの耳に聞こえた。 

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
☆戦果(登場順)
冬の嶺の炎=バラク=ヘルムハート(大男)
サマ(カエル人)
クリフ(ドワーフ戦士)
ポル・ポタリア(軽薄そうな男)
エミリア(赤毛の少女)
"片耳の"マロウズ(年齢不詳のエルフ)

→交渉成功+新たな依頼を持ち帰ったため、報酬あり。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
■事件B:5名出撃
西の山のゴブリン共だが、斥候からの情報では少なくとも5匹以上いるらしい。
こちらも同数以上でかかれば駆逐することができるはずだ。
脅威予測)小(ただし人数に注意せよ)
報酬)中

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
 山の中を男たち3人が走っている。時折後ろを振り返っては、追跡してくる怪物たちを見て慌てて走る速度を上げていた。後を追う怪物-ゴブリンたちはてんでバラバラの装備で、錆の浮いた剣や斧を手に、薄汚れた革鎧を身にまとっていた。
「ちくしょう、奴ら足が速い」
「間に合うか?」
「わからん!」
 やがて目の前に開けた空き地が見え始めた。いよいよ、追いつかれる……。

「ようし、かかった!放て!」
藪の奥から矢が飛来した。それに呼応して、逃げていた男3人が反転して迎え撃つ体勢に切り替わった。
広場に誘い込まれた形になったのはゴブリンたちの方である。
「汚物は消毒だー!ヒャッハー!!」
大声をあげて、男が剣を抜いて飛びかかった。

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
PC:MR20+10*2(ソーグ、デュラル)、MR20*3
ゴブリン:MR10*5

奇襲・飛び道具:デュラル【30】→ゴブリン1体死亡、アンドレア【24】→ゴブリン1体死亡
1ラウンド:PC【112】 VS 敵【32】 /敵側に80ダメージ!(ゴブリン全滅)

☆戦果(登場順)
コソ泥のニンツ(囮役)
ソーグ(囮役)
へーじろー(ヒャッハー)
アンドレア(待ち伏せ役)
デュラル・アフサラール(待ち伏せ役でござる)

→大勝利・生還

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
■事件C:1名出撃
砦に食料品が不足している。
近隣のナルン村へ行き、食料品を手に入れよ。
それ以外にも村に用事のある者は合間の時間に自由に行って構わない。
脅威予測)戦闘は回避すべし
報酬)小

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
「……んで、つまり食料品を買い付けたいって、そういうことなんだな?」
「………」
「ほしいのは、どいつだい? ああ、これと、これね?」
「………」
「全然しゃべらないんだからなぁ、もう。無口な旦那だよ……はいよ。少しオマケしておいたよ。あんた食いっぱぐれそうだからな」
「……感謝する」
「ところで旦那。あんた、そんな凄そうな剣を下げてるってことはちょっとは名のある戦士さまなんだろ? 実はちょいと頼みたいことがあるんだよ。帰りがけに村長のところに寄っていってくれねえか?」
「………」
 戦士ヘルトは小さく頷くと商店を後にした。
「おおい!旦那!頼んだよ!」

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
☆戦果(登場順)
ヘルト(無口な戦士)→交渉成功+新たな依頼を持ち帰ったため、報酬増。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
■事件D:4名出撃
〈大断崖〉手前の盆地の古代帝国時代の塔だが、前回の探索では1階層も調べきれていない。
慎重さは必要ではあるが、更に調査を行う価値はある。
古代魔術や怪物には引き続き注意を怠らぬように。
脅威予測)未知数
報酬)莫大

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
「万太郎アニキ!こっちで良いアルか?」
「ああ、うん、そう……そうなんだけど、こりゃちょっとまずいんじゃないかなぁ……前回よりも人数少ないし」
「大丈夫大丈夫!アタシとアニキのソナン・イエ殺法でガツンとやっつけちゃおう!」
「いや、そういうこと言ってた人は全員死んじゃったから」
 黒髪の少女と槍を手にした戦士が軽口を叩きながら石畳の通路を進んでいる。二人とも東洋風の装束に身を固め、訛りの強いカザン語を話している。後ろにはカエル人と人間の若者が続いていた。
 総勢4人。前回の探索から継続しているのは、先頭の男、無敵の万太郎ただ1人。前回が7人だった事を考えると不安がよぎるのも無理はなかった。
 やがて4人は壊れた石像の破片の散らばる広間にたどり着いた。
「前回はここで俺は引き返したんだ。だからこの先がどうなっているかはわからない」
「冒険者なら目指すのは一攫千金。先へ進もうではないか」
「それでええんちゃう?」
「行くアル!」
 4人は空元気ではあるが、士気を上げて先を見通せない薄暗い通路を進むことにした。せめて1つくらいは宝を見つけて帰りたい……。

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
PC:MR20+10(万太郎)、MR20*3

ウッドゴーレム:MR80
1ラウンド:PC【94】 VS 敵【64】 /敵側に30ダメージ!(残り50)
2ラウンド:PC【85】 VS 敵【66】 /敵側に19ダメージ!(残り31)
3ラウンド:PC【85】 VS 敵【45】 /敵側に40ダメージ!(敵全滅)

ウッドゴーレムの守っていた財宝を発見した。
宝石2つ(金貨50枚相当*2)金貨100枚

☆戦果(登場順)
シャオリン(黒髪の格闘少女)→財宝を入手。撤退を主張し、帰還。
無敵の万太郎(東洋風の戦士)→財宝を入手。撤退を受け入れ、帰還。
ヴェルサリウス27世(一攫千金のカエル人)→財宝を入手。撤退を受け入れ、帰還。
カーモネーギー(臆病な盗賊)→財宝を入手。撤退を受け入れ、帰還。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
☆ランキング
1位:
ヘルト +金貨50枚、保存食*1 →(所持品:金貨50枚。高品質な武器【シュヴァイツァー・サーベル】、保存食*1)
シャオリン +金貨50枚 →(所持品:金貨50枚)
無敵の万太郎 +金貨50枚 →(所持品:金貨70枚。高品質な武器【ソナン・イエの槍】)
ヴェルサリウス27世 +金貨50枚 →(所持品:金貨50枚)
カーモネーギー +金貨50枚 →(所持品:金貨50枚)

6位
コソ泥のニンツ +金貨40枚 →(所持品:金貨40枚)
ソーグ +金貨40枚 →(所持品:金貨40枚。高品質な武器【グレートソード】、《死の刃》の呪文石、《開け》の呪文石、《そこにあり》の呪文石)
へーじろー +金貨40枚 →(所持品:金貨40枚)
アンドレア +金貨40枚 →(所持品:金貨45枚)
デュラル・アフサラール +金貨40枚 →(所持品:金貨40枚。高品質な武器【弓】、奇跡的な回復薬)

11位
冬の嶺の炎=バラク=ヘルムハート +金貨25枚 →(所持品:金貨35枚。奇跡的な回復薬)

12位
サマ +金貨20枚 →(所持品:金貨25枚)
クリフ +金貨20枚 →(所持品:金貨25枚)
ポル・ポタリア +金貨20枚 →(所持品:金貨50枚)
エミリア +金貨20枚 →(所持品:金貨20枚)
"片耳の"マロウズ +金貨20枚 →(所持品:金貨20枚)

■死亡
なし

■砦にて待機(今回投稿無し)
ヤスヒロン→(所持品:金貨50枚)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
☆ザルダック商店
金貨を入手している場合、買い物をしても構わない。自由筆記欄に記載すること。
商品は変わる場合があるので、次回以降に残しておくこともできる。

<商品リスト>
・高品質な武器 金貨30枚 MR+10/好きな武器タイプを自由筆記に記載下さい
・高品質な防具 金貨30枚 防御点+5/好きな防具タイプを自由筆記に記載下さい
・奇跡的な回復薬 金貨10枚 ダメージ10点回復/1回限り
・《これでもくらえ!》の呪文石 金貨10枚 魔法攻撃ダメージ20点/1回限り
・《死の刃》の呪文石 金貨10枚 1ターンのみダメージ2倍/1回限り
・《開け》の呪文石 金貨5枚 鍵開け/1回限り
・《そこにあり》の呪文石 金貨5枚 隠されたものを感知する/1回限り
・雇い人(戦士L1) 金貨50枚 MR35/1事件限り
・雇い人(盗賊L1) 金貨50枚 MR25・《開け》/1事件限り
・雇い人(魔術師L1) 金貨50枚 MR15・《これでもくらえ!》/1事件限り

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【ルール】
・PCはカザン帝国の辺境開拓軍の戦士です。
・毎回、「事件」が更新されます。どの事件を解決に向かうか選択して下さい。
・同じ事件に向かったPCが多ければ、解決しやすいですが報酬も少なくなります。逆に1人だと報酬は総取りですが、失敗の可能性も高くなります。
・トロールワールドは無情です。運が悪ければあっけなく死ぬでしょう。死んだときは死んだときです。新たなPCで1から出直して下さい。
・事件の処理はシンプルにモンスターレートで行います。(PCも一律でMR表記処理)PCの初期戦闘力はMR20(3D6+10)です。
・事件を解決したら、報酬がもらえます。報酬はカザン帝国への貢献度として、順位付けされます。順位によっては特別報酬がもらえることもあるでしょう。
・報酬を使って装備を購入したりすることもできます。商品は毎回変わるので使うか、貯めるかは判断のしどころでしょう。

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【未解決事件】
A:
魔術師イーゼルヴァンの依頼により、<シャンキナルの森>のエルフの遺跡に自生する果実を採取せよ。
遺跡にはどんな脅威が潜んでいるかわからない。奥地にある西方エルフの都にも誤って近づきすぎないよう注意せよ。
果実の数だけイーゼルヴァンより報酬が支払われることになる。各自張り切って調査をするように。
脅威予測)中・戦闘は回避できぬ場合を除いて得策ではない
報酬)大

B:
ナルン村の村長の依頼により、奪われた青カブトムシ寺院の祭器を取り戻してほしい。
村を襲ったゴブリン山賊団はおよそ15体の集団だったらしいが、西の山に住み着いていた連中はどうやらこの山賊団の別働隊だったようだ。斥候に調査させたところ、〈大沼地〉にある洞窟に潜んでいるのを確認した。
殲滅が難しければ、潜入し祭器を取り戻すだけでも構わない。
脅威予測)中
報酬)中

C:
〈大断崖〉手前の盆地の古代帝国時代の塔だが、1度の調査で調べきれるものでは無いということははっきりした。
古代魔術や怪物を相手どるには慎重さが必要だが、秘められた財宝を考えるに更に調査を行う価値はある。
赴くものはどの程度で帰還するかの自分なりの指針を申告しておくこと。
脅威予測)未知数
報酬)莫大

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【作戦会議室・峡谷の山猫亭】

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出撃前に相談をしたり、雑談や交流ができるチャットルームを作成しました。
PC・スマホ・携帯から閲覧/書き込みできますので、ぜひご活用下さい!

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【参加方法】

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参加フォームに下記を記入し、送信して下さい。
・キャラクター名
・今回選択する事件
・(任意・自由筆記)事件への対応や購入した商品、キャラ設定(年齢・性別・性格・生い立ち・風貌・特徴・口癖など)
・プレイヤー名・メールアドレス
 *投稿内容の詳細確認などが必要な場合にこちらからご連絡をする場合があります。

【参加締切】
前回まで締切があいまいでしたので、今後は配信より2週間後を締切とします。
締切を過ぎますと次回は「待機」となります。

■今回の締切:2/17日 24時まで

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2019年1月6日日曜日

T&T読者参加企画『カザン帝国辺境開拓記』 ep.1 No.2186

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T&T読者参加企画『カザン帝国辺境開拓記』 ep.1

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from 水波流
ついに始まりました、読者参加企画。
なんと17名の方のご参加を頂いております。感謝!
もちろん途中からでも参加OKですよ!
記念すべき第1回。はてさて、どんな冒険になりましたやら……。

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事件の結末

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
■事件A:5名出撃
東の〈シャンキナルの森〉にカザン帝国に従わず隠れ住む魔術師がいるらしい。
おとなしく財宝を渡せばよし、従わずば殺しても構わない。魔術師は脅威だが相手は一人だ。数でかかれば恐れることはない。
脅威予測)中(魔法に注意せよ)
報酬)大

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
「面白いことを言うね、君たち。……一つ確認しておきたいのだがね。諸君は無論、私が"漆黒の手のイーゼルヴァン"と知って、金を出せと言っているのだろうね?」
 黒いローブを身に纏った老人が、椅子に腰掛けたまま億劫そうに、立ち並ぶ武装集団に声を投げかけた。それを聞いて、前列にいたカエル人とドワーフの戦士がチラリを顔を見合わせる。言葉の丁寧さと裏腹に老人の眼光は徐々に鋭くなり、剣呑な空気を漂わせていた。
(だから寝込みを襲ってやっちまおうと言ったんじゃい)ドワーフ戦士が内心で毒づいた。説得案になど乗るのではなかったと。
 重い空気を感じつつ、前の二人を押しのけ2mを超える赤毛の大男がズイと前に出た。大男はわざとらしく手をパンパンと鳴らして注目を集めながら口を開いた。
「まぁこんな話じゃダメだよな。すまなかった。次は俺たちの話を聞いて貰えるか?」
「そう。もっといい話があります」
 大男の後ろから、人の良さそうな笑みを浮かべた優男が続く。優男が口にしたのは、要約するとこうだ。何らかの魔法の品2つと金貨か宝石をくれれば、軍には貴方を殺害したと報告する。そうすれば軍はもう追跡しない。平穏が手に入る。俺たちを殺しても次はもっと多くの兵隊が来ることになる。面倒事が増えるだけだ、と。
 老人は優男の話を最後まで聞くと、フンと鼻を鳴らした。
「くだらん提案はそれで終わりかね? なら答えはこうだ。《行っちまえ》!」

 突如投げつけられた魔法の言葉を受け、恐慌状態となった3人が我先にと扉から駆け出していった。
 残されたのは終始無言だった5人目の男と、件の大男の二人だった。大男は「説得はダメだ!突っ込め!」と叫び、次の魔法の詠唱の間を与えないよう魔術師に飛びかかった。魔術師は手元の杖で防戦してくるが、男たちは激しく切りつけ手傷を負わせた。
「愚か者め。《これでもくらえ!》」
 魔術師の右手から衝撃波が疾り、男が吹き飛ばされた。男は部屋の向かいの壁にぶつかると、くぐもった呻き声とともに大量の血を吐き出して絶命した。
 魔術師は息を整えると杖を大男に向けた。大男はその視線に射すくめられ、動くことができなかった。動けば、やられる。自分の剣はあの魔術師に傷を与えることはできるだろう。しかし死ぬのは確実に自分だ。

 沈黙の時間が流れた。
 魔術師は杖を構えながら、手近な棚の上から何かを取り上げ、大男に近づいた。
「殺すのは容易い。しかし君の言ったとおり、何度も来られても迷惑なのでね。君に伝令になってもらおう」
 素朴な首飾りが大男の首にかけられ、淡い光を発した。
「砦に戻って豚鼻のガガックとやらに伝えよ。徴税には応じぬ。しかし対等の立場であれば交渉には応じよう。次は手土産を持参せよ、とな」
 魔術師は言葉を区切ると杖で大男の肩をグイと押した。
「さあ行け伝令よ、一言一句違わず伝えられねば、その首飾りがお前の首を絞め殺すであろう」

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
PC:MR20*5
魔術師:MR40(L3魔術師)

ターン1:逃走(クリフ、サマ、アンドレア)
バラク、コキア【46】 vs 魔術師【34】 /魔術師に12ダメージ!(魔術師残り28)
ターン2:バラク、コキア【35】 vs 魔術師【30】 /コキアに30魔法ダメージ!、魔術師に5ダメージ!(コキア死亡。魔術師残り23)
ターン3:バラク降伏

☆戦果(登場順)
サマ(カエル人)→逃走。生還。
クリフ(ドワーフ戦士)→逃走。生還。
アンドレア(優男)→逃走。生還。
冬の嶺の炎=バラク=ヘルムハート(大男)→降伏。砦にて兵長に報告を行うと首飾りの呪いは解けた。
コキア(終始無言だった男)→死亡

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
■事件B:2名出撃
西の山にゴブリン共が住み着いているらしい。
どうやら旅人を襲っては小銭を溜め込んでいるようだ。下等なゴロツキどもに金など不要。我々が漁夫の利を頂くのだ。
脅威予測)小(ただし人数に注意せよ)
報酬)中

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
「ちくしょう、こんなはずじゃなかったのに!」
「ニーン、こっちだ!早くこい!」
 藪の裏に走り込んだ二人の若者が、荒く息をつく。
「ゴブリンってのは低級な妖魔だって言ってたじゃないか!」
「簡単な話。俺たちがもっと低級だってこと」
 幼馴染のニーンのついた悪態に、"猫足の"デイツが答えた。
 地元の小作人の次男坊と粉挽き小屋の三男坊というこの幼馴染コンビが選んだのは、一番簡単そうな任務であるゴブリン退治。しかし素人二人では、たかだか5匹のゴブリンにもまるで歯が立たなかった。
 たちまち大小の傷を負って転がるように逃げ出した二人を、歴戦の山賊であるゴブリンたちは見逃さない。
「ぐはっ」
 隣りにいたデイツの腹を突き破って、槍の穂先がきらめいた。
「デイツ!デイツー!」
「ニーン、お前……生まれ変わったら、もう少しスマートに歩けよ……」
 幼馴染の最後の言葉を耳にしたとき、ニーンもまたズタズタに切り裂かれていたのだった。

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
PC:MR20*2
ゴブリン:MR10*5

1ラウンド:PC【40】 VS 敵【53】 /PC側に13ダメージ!(残り14、13)
2ラウンド:PC【39】 VS 敵【60】 /PC側に21ダメージ!(残り3、3)
3ラウンド:PC【26】 VS 敵【51】 /PC側に25ダメージ!(全滅)

☆戦果(登場順)
小作人のニーン→死亡
"猫足の"デイツ→死亡

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
■事件C:3名出撃
南の〈大沼地〉のはずれにリザードマンの集落があるらしい。
温和な部族のため、交渉ができるはずだ。今後のためにも交易の可能性を探りたい。
脅威予測)戦闘は回避すべし
報酬)小

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
「何か良く解らないけど、トカゲちゃんと仲良くなればいいんでしょ?任せてよ!ボクはトカゲちゃんの相手は得意なんだよ。なんせ昔飼ってたからね!夢の中でだけどさ」
 朝一番にレックス砦を立ち、午後を過ぎ、リザードマンの集落が今にも見えようかいうところまできた頃。いかにも軽薄といった風情の中年男が、同行する二人を振り返りながら、大げさな身振り手振りを交えながら大声でまくしたてた。
「ポルどの。トカゲ呼ばわりするのは先方に失礼でござる。交渉というのは誠実に行うのが肝要。拙者、リザードマン殿たちの好物を用意し申した。ここはお任せあれ」
 中東風のターバンを巻き曲刀を腰から下げた褐色の肌の剣士が、奇妙な言葉遣いで切り返した。もう一人の落ち着いた戦士風の男もそれを聞きつつ鷹揚に頷いている。
「ヘイヘイヘイ。いいよいいよ。じゃあキミにお任せしちゃうよ。こりゃあ楽でいいや!ありがとうね!」

「フーム。コレはウマい。ヨイものをもっているナ、ニンゲン」
「かたじけのうござる」
 穏便に集落に迎えられた3人は、交易の提案を持ちかけ、リザードマンの代表格の何匹かと机を囲んでいた。机の上には、チーズと卵を使った保存の効く食料が並んでいた。
「こちらはこれに加え、砦の備蓄から葡萄酒を用意できる。代わりと言ってはなんだが、金銀や装飾品があれば対価として貰い受けたい。どうだろうか」
 件の落ち着いた男が重ねて切り出す。
「良いダロウ。コチラとしても依存はナイ。定期的にやり取りをしてイコウではないカ」
 シューシューと舌なめずりをしながら、リザードマンの代表格がそう口にするのを聞き、男達はほっと胸を撫で下ろした。

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☆戦果(登場順)
ポル・ポタリア(ボク)→交渉成功
デュラル・アフサラール(拙者)→交渉大成功
ヘルト(落ち着いた男)→交渉成功

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■事件D:7名出撃
北の〈大断崖〉手前の盆地を抜けたところに古代帝国時代の塔が手つかずで残っているらしい。
古代の魔術は危険ではあるが、莫大な報酬も期待できる。行ってみる価値はあると思うが。
脅威予測)未知数
報酬)莫大

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 カツンカツン……。
 石畳の床に複数の足音が木霊していた。
 先頭は松明を片手にした東洋風の戦士。横に並ぶのはカエル人の戦士にドワーフの戦士。その後ろに更に4人の男が続いている。皆、一様に薄汚れた粗末な武装に身を固め、やや消耗した様子で言葉少なげである。
 やがて広間にたどり着き、東洋風の戦士が意見を問うような様子で後ろを振り返った。大剣を背負った盗賊風の男が、目を細めて広間の様子を伺う。松明で照らされた広間には、翼を持つ異形の怪物の石像が立ち並んでいた。
 全員が緊張に身を固くし、武器に手をかける。この手の石像は十中八九……。
「来るぞ!」

 寄せ集めの集団ではあったが、数の力でなんとかガーゴイルを倒すことができた。全員が肩で荒い息をつく。足元の粉々になった石像の奥に目をやると、女神像を祀る祭壇のようなものが見え、供物であろうか貴金属の光が煌いていた。
「ヒャッハー!!」
 奇声を発しながら後衛の男が走り込んだ。
「一攫千金だぜェェェ!」
「ま、待て。慎重に……」
 盗賊風の男の静止の声より早く、祭壇にそびえる女神像の両目から放たれた電撃が迂闊な男に飛来した。
「ウボァー」
 消し炭が床に転がった。

「ちくしょう。何階建てなんだこの塔は。まだ上に上がる階段すら見つけられてないってのに」
「やってられん。もう俺は帰るぞ」
「いや待て。慎重に探索すれば……」
「ゆるく行こうよー」
 所詮は即席で集まった烏合の衆。前進するも後退するもリーダーシップを欠き意見がまとまらない。そして今や6人になった集団の背後の暗闇から、更に何ものかが近づいていた……。

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PC:MR20*7
ガーゴイル:MR35*4
1ラウンド:PC【132】 VS 敵【134】 /PC側に2ダメージ!
2ラウンド:PC【144】 VS 敵【129】 /敵側に15ダメージ!(残り31、31、31、32)
3ラウンド:PC【143】 VS 敵【110】 /敵側に33ダメージ!(残り23、23、23、23)
4ラウンド:PC【142】 VS 敵【100】 /敵側に42ダメージ!(残り12、12、13、13)
5ラウンド:PC【154】 VS 敵【87】 /敵側に67ダメージ!(敵全滅)

PC:MR20*6
ゼラチナス・キューブ:MR45*3
1ラウンド:PC【130】 VS 敵【123】 /敵側に7ダメージ!(残り42、43、43)
2ラウンド:PC【122】 VS 敵【121】 /敵側に1ダメージ!(残り41、43、43)
3ラウンド:PC【106】 VS 敵【116】 /PC側に10ダメージ!(残り41、43、43)
4ラウンド:PC【117】 VS 敵【105】 /敵側に12ダメージ!(残り37、39、39)
5ラウンド:PC【126】 VS 敵【112】 /敵側に14ダメージ!(残り32、34、35)
6ラウンド:PC【111】 VS 敵【100】 /敵側に11ダメージ!(残り28、30、32)
7ラウンド:PC【130】 VS 敵【96】 /敵側に34ダメージ!(残り16、19、21)
8ラウンド:PC【114】 VS 敵【87】 /敵側に27ダメージ!(残り7、10、12)
9ラウンド:PC【114】 VS 敵【66】 /敵側に48ダメージ!(敵全滅)

PC:MR20*3
ウッドゴーレム:MR80
1ラウンド:PC【71】 VS 敵【80】 /PC側に9ダメージ!
2ラウンド:PC【63】 VS 敵【61】 /敵側に2ダメージ!(残り78)
3ラウンド:PC【50】 VS 敵【71】 /PC側に21ダメージ!(残り78)
4ラウンド:PC【45】 VS 敵【71】 /PC側に26ダメージ!(PC全滅)

☆戦果(登場順)
無敵の万太郎(東洋風の戦士)→2戦目の後、仲間割れになり帰還
ヴェルサリウス26世(カエル人)→3戦目で死亡
ヤスヒロン(ドワーフ戦士)→2戦目の後、仲間割れになり帰還
ソーグ(盗賊風の男)→2戦目の後、仲間割れになり帰還
へーたろー(ヒャッハー)→1戦目の後、罠にかかり死亡
TRAVIS(ゆるく行こうよ)→3戦目で死亡
ルイン・ウォルカ(終始無言)→3戦目で死亡

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☆ランキング
1位 無敵の万太郎 +金貨50枚
   ヤスヒロン +金貨50枚
   ソーグ +金貨50枚
4位 デュラル・アフサラール +金貨40枚
5位 ポル・ポタリア +金貨30枚
   ヘルト +金貨30枚
7位 冬の嶺の炎=バラク=ヘルムハート +金貨20枚
8位 クリフ +金貨5枚
   サマ +金貨5枚
   アンドレア +金貨5枚

■死亡
コキア
小作人のニーン
"猫足の"デイツ
ヴェルサリウス26世
へーたろー
TRAVIS
ルイン・ウォルカ

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☆ザルダック商店
金貨を入手した場合、買い物をしても構わない。商品は変わる場合があるので、次回以降に残しておくこともできる。

<商品リスト>
・高品質な武器 金貨30枚 MR+10/好きな武器タイプを自由筆記に記載下さい
・高品質な防具 金貨30枚 防御点+5/好きな防具タイプを自由筆記に記載下さい
・奇跡的な回復薬 金貨10枚 ダメージ10点回復/1回限り
・《これでもくらえ!》の呪文石 金貨10枚 魔法攻撃ダメージ20点/1回限り
・《死の刃》の呪文石 金貨10枚 1ターンのみダメージ2倍/1回限り
・《開け》の呪文石 金貨5枚 鍵開け/1回限り
・《そこにあり》の呪文石 金貨5枚 隠されたものを感知する/1回限り

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【ルール】
・PCはカザン帝国の辺境開拓軍の戦士です。
・毎回、「事件」が更新されます。どの事件を解決に向かうか選択して下さい。
・同じ事件に向かったPCが多ければ、解決しやすいですが報酬も少なくなります。逆に1人だと報酬は総取りですが、失敗の可能性も高くなります。
・トロールワールドは無情です。運が悪ければあっけなく死ぬでしょう。死んだときは死んだときです。新たなPCで1から出直して下さい。
・事件の処理はシンプルにモンスターレートで行います。(PCも一律でMR表記処理)PCの初期戦闘力はMR20(3D6+10)です。
・事件を解決したら、報酬がもらえます。報酬はカザン帝国への貢献度として、順位付けされます。順位によっては特別報酬がもらえることもあるでしょう。
・報酬を使って装備を購入したりすることもできます。商品は毎回変わるので使うか、貯めるかは判断のしどころでしょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【未解決事件】
A:
東の〈シャンキナルの森〉の魔術師は徴税に応じなかった。しかもかなりの実力者らしい。
こうなっては力押しではなく、交易相手として改めて交渉に当たるほうが得策であろう。
砦に不足しているのは魔法の品々だ。相手が金銀と交換に応じるならばそれもよし。
脅威予測)力押しは得策ではない(魔法に注意せよ)
報酬)小

B:
西の山のゴブリン共だが、斥候からの情報では少なくとも5匹以上いるらしい。
こちらも同数以上でかかれば駆逐することができるはずだ。
脅威予測)小(ただし人数に注意せよ)
報酬)中

C:
砦に食料品が不足している。
近隣のナルン村へ行き、食料品を手に入れよ。
それ以外にも村に用事のある者は合間の時間に自由に行って構わない。
脅威予測)戦闘は回避すべし
報酬)小

D:
〈大断崖〉手前の盆地の古代帝国時代の塔だが、前回の探索では1階層も調べきれていない。
慎重さは必要ではあるが、更に調査を行う価値はある。
古代魔術や怪物には引き続き注意を怠らぬように。
脅威予測)未知数
報酬)莫大

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【参加方法】

https://jp.surveymonkey.com/r/5RDQZP7

参加フォームに下記を記入し、送信して下さい。
・キャラクター名
・今回選択する事件
・(任意・自由筆記)事件への対応やキャラ設定(年齢・性別・性格・生い立ち・風貌・特徴・口癖など)
・プレイヤー名・メールアドレス
 *投稿内容の詳細確認などが必要な場合にこちらからご連絡をする場合があります。

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